10/01/22 04:40:54 VDl44vCb
>>378
素直な感想を言うと、とてもすらすらと楽しく読めました
・能力の引きについて
主人公の能力の引きについては、早々に披露の場がありそうな事から予測して
早期(括りとしては第一章内部とか)にバレがあるなら許容できるだろうな、という感覚です
内容的に見ても、序文から匂わせている事からしてもクライマックスに置くには向いていないでしょうし
そこまで引っ張ったら逆に拍子抜けしてしまう可能性の方が高いでしょう
基本的な部分だけ明かして、最後に応用を持ってくる、とかならありきたりですが面白い気もします
・続きがあれば(ry
意図せず自然に文を追っていたので、読ませる文章なんだなと思います
続きも気になりましたが、これは後に述べる理由からそこまで強いものではありませんでした
・文章が破綻していないか
推敲すれば直るだろうなという程度の誤字がある程度で、水準は相当高いんだろうなと思います
・気になったところ
一言で言うと、文章に遊びが少ないのが気になりました
幸人に連れて来られたカチューシャとの、それまでの経緯を話す場面が特にそうで
淡々としすぎている感が拭えません
状況や言葉を整理してから説明したような、不自然な感じが少々ありましたので
少しは言葉に詰まるくらいにした方が活きた会話になると思います
一人称であるのに陽介の語りにも起伏が少ないので、あまり一人称であるメリットも感じられませんでした
たしかヤーとトゥイはロシア語だったと思いますが
そういう事を余談として語るような余裕を入れてもいいかもしれません
知らない人からすれば外国語だと気付かず、造語なのかなと思ってしまうくらいの認識度だと思いますし
その後に出身地についての語りがあるのかもしれませんが、それ自体は引っ張るほどのネタでもないでしょう
晒された中での中盤以降は、普通の掛け合いのようになっていましたが
それまでと綺麗に区分けされていて、やはり多少の違和感を覚えます
説明フェイズと通常フェイズ、という感じではっきりしすぎていて、展開が性急だと感じる人も少なくないんじゃないかなと
凄く地力を感じる文章でしたので、もっと気楽に書かれた方がいいかもしれません
と、まあ色々書きましたが面白かったです