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【ジャンル】長編SF
【タイトル】とつげきせよ! 歩兵ちゃん
【評価基準】項目は任意でお選びください
・総合評価(100点満点)
・どこまで読めたか
・良かったところ
・悪かったところ
・キャラクターは魅力的か
・ストーリーは破綻していないか
・文章力は水準に達しているか
・矛盾点、説明不足、意味不明な箇所など
【改稿】 ○
【あらすじ】※ネタバレあり 応募時のまま
未開発の大地〈大陸〉で、〈内地〉からの移民が正体不明の怪物〈蟻〉に遭遇してから十年後。
〈大陸〉に戻ってきた熟練の軍人「軍曹」は、人造歩兵と呼ばれる新兵器の教育を命じられた。
低コスト化の代償で五歳児程度の外見と知能しか持たない人造歩兵らを、軍曹は試行錯誤の末に
一人前の兵隊へと仕立て上げる。
その後、新任士官「少尉」の指揮の元、軍曹と歩兵たちは実験部隊「第一小隊」として〈大陸〉
各地を回ることになる。彼らの活躍によって、軍部は人造歩兵の量産化を決定するが、それでも
戦局は悪くなる一方だった。
あるとき、陥落した戦線から逃げ延びた第一小隊は、〈農場〉と呼ばれる基地に辿り着く。戦
線から離れ、敗残兵を集めて田畑を耕し、戦地とは思えないほど平和な生活を営む〈農場〉の正
体は、実は中佐による独裁国家だった。ひとりよがりな論理を振りかざす中佐に対し、第一小隊
は歩兵たち自身による否を突きつけ、脱出を図る。
数月後。周囲を〈蟻〉たちに包囲され、小さな砦に閉じ込められた兵士たち。そこに第一小隊
の姿はあった。負傷者の増加や食糧の不足で荒んだ現状を打開すべく、軍曹は〈蟻〉たちの間を
潜り抜け、食糧プラントへ辿り着く。だが軍曹はそこで、「大規模空爆で決着をつける、兵士ら
はただちに脱出せよ」という通信を受ける。彼らの戦争は、終わったのだ。脱出艇に乗り込む支
度をする士官たち。だが、人造歩兵たちに帰る場所はない。苦悩の末、軍曹は歩兵たちと運命を
共にすることを決意する。
最後の朝。夜明けとともに空爆が開始される。大地を揺るがす爆音の中、軍曹は人造歩兵たち
に最後の突撃命令を出す。乱戦の中で怪我を負った軍曹は、戻ってきた少尉によって救われる。
死の間際、軍曹はまだ見ぬわが子へ手紙を書く。結局最後まで、自分の意志で歩くことが叶わ
なかった彼は、わが子に「歩(あゆむ)」と名をつける。自分の意志で歩いて欲しい、という願
いを込めて。
【コメント】
ガガガ二次落選作です。長いですが、そのまま晒させていただきます。
これからの成長につなげたいので、酷評をお待ちしています。