09/11/21 02:04:15 2125rm8u
>>445
○面白いか、面白くないか
→残念だけどつまらない。
○途中で挫折しなかったか、したとしたらどのへんか
→挫折はしないけれど、かなり読み飛ばし気味。
○文章の問題点
技術を凝らし、文章を硬くさせる事で、世界観というか雰囲気を表現しよう
としてるのは分かるんだ。ただ、今時の読者向けでこれは辛い。
後はここまでの間に地名云々など、説明内容が多すぎる。
ただ最大の問題は『文章に繋がりが感じられない』こと。
時間軸を乱暴に飛ばしすぎ。アンズの態度の変化をなぜ書かないの?
どうして六人ばかり斬り殺したという、旅の様子を書かないの?
なんで冒頭の戦闘シーンがあっさり終わるの?
物語として必要な『要素』はある。だけど、物語を盛り上げる為の『場面』
になってない。だから『プロットの延長線上』みたいな文章に見える。
硬い文章がなおさら、そんな風に思わせる。ちゃんと「小説」に仕上げて。
○ほかなんでも
坊主が主人公向きの性格じゃないと、自分は思う。
三人組にコケにされて、黙ってされるまま耐えてるのとか。
別に耐えてるのは良いんだよ。耐えるなと言ってる訳じゃない。
だけど怒りに関する描写が、あまりに淡白。キャラもそうだけど、文章が淡白すぎ。
歯軋りの音。爪が食い込む程に拳を握る仕草。無言の『……』の間一つ。
相手に対する怒りの心境。唇をかみ締める。やけくそ気味に大きく息を吐く。
起き上がる時に水面を強く叩く。腰の刀をジッと見つめる。などなど。
もうちょい書けないかな。これで読者の共感を得るのは無理。
男主人公を描くなら、読者との一体感を得られる熱血系が一番有利なのは言うまでも
ない。一概に全部そうしろと言うつもりは、さらさら無いけど。
だが、顔面ぶん殴られて怒りが表に出ない主人公に共感は持てん。
でも杉井光の『火目の巫女』があるから、別にラノベ向きじゃないとは言わんよ(俺はね)
文章力は結構あると思う。読者をもっと意識して書こう。
読んでいて『疲れる文章』を書いちゃダメ。全編このノリで200ページ以上、読者が
耐えられると思っちゃいけない。頑張れ。