09/10/24 10:52:49 k87wOw4K
>>273
寺内さんの見舞いに行く場面、「誤解」を「五階」とミスタイプしている箇所がある
その帰り道、名海が綾部にキレてみせるシーンがあるが、やや唐突で意味不明
身内云々は「人間が」という意味で、人外の名海からすればそうなるということなんだろうが、伝わりにくい
そもそも、自分から解決を図ろうとしていたのに、なぜキレる?
それと、この時点でして当然の思考を主人公がしないので、イライラが募る
・小野さんから「正しいおまじない」を教わり、寺内さんに伝えた翌日からその寺内さんが謎の奇病発症
・主人公はオカルトにどっぷり肩までつかってるわけで、そっち方面の知識はある程度はないと変
・首に髪を巻くだの、口を縫い付けるだの、ヒナゲシの種だの、いかにも呪い(まじない)然とした作法に疑念を抱け
・「本気の人だけ」とか、もうあからさまにライバルを排除しようとしているとしか思えない
・「信じてないと疑われるのが嫌」ですか? 小野さんの言が正しいなら、図書室には種本があるはずだ
種本があるなら、いつまでも人形をつけていることの方が「信じてない」ことになるはずだけどね
寺内さんが欠席した時点でここまで考えて、
思い当たる節として「正しいおまじない」と「小野さん」の件を名海に告げて当然だと思う(普通レベル)
どんでんがあるとすれば、小野さんは善意の人で真犯人に利用されていたというパターンだが、
事が呪いなので、可能性はさほど高くない(実際にそうだった)
・小野さんが倒れた
・その前日、藤本君が主人公にからんできた
・男がおまじないをしないとは限らない
これだけで、俺なら真っ先に藤本君を疑うがね(実際にそうだった。おまじない云々は違ってたが)
「誰に聞いてか」、「ところどこと」、「名海」とすべきところを「寺内」と誤記などなど。推敲不足
他にもちょいちょいおかしな感じなのだが、ギリギリの感じで通り抜けていって、読み物として成り立っている感じ
何の賞か知らないが、二次突破というのも頷けるし、そこ止まりというのも納得の出来
オチが弱いのと、全体に化物語の焼き直しテイストが評価を下げたとみた