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サンクチュアリ出版に関する論談への投稿
長いですが、たいへんいい文章なので転載せて頂きます
このようなものを書ける実力者がこの問題を見守っているのは心強い
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おもしろうてやがて悲しき鵜舟哉 【中村克さんに寄せて】
投稿者: 2cv 投稿日時: 2009/06/12 16:49:41
この春からの「パレード騒動」も、中村氏の「しばらくは論談に投稿しない」宣言により、ようやく終着駅が見えてきた
ようです。
このあいだにも足早やに季節は移ろい、梅雨明けの夏空も指呼の間でしょう。
題した「おもしろうてやがて悲しき鵜舟哉」は芭蕉。能の謡曲「鵜舟のかゞり影消えて、闇路に帰る此身の、名残りをし
さを如何にせん」を下敷きにした秀句ですが、この「最後のパレード」の終焉にも、祭りのあとの寂寥を感ぜざるを得ま
せん。
祭りの終わりはなににせよ寂しいものではありますが、今回の「パレード」の幕引きに、ことさらその感を強くするのは、
なにひとつ、そして誰一人にも、達成感や満足感がなかったことに起因するように思います。
「著者」とされる中村氏の落魄ぶりは、想像に難くありません。
何度も電卓をはじきいったん手にし掛けた高額の印税、ベストセラー作家としての名声と「市民活動家」としての新たな
キャリアのスタート、周囲から得られたであろう尊敬のまなざし…。それらは悉く灰燼に帰してしまいました。
同氏がその恨みを、紙メディアとしては第一報を報じた読売新聞に対して向けるのも、当然のことでしょう。(気持ちが
判らぬでもない…という意味であり、正しいとは言うつもりは髪一筋もありません。)
この「論談」にコメントを寄せられた投稿子の方々や、「2ちゃんねる」に書き込みをされた「ネット族」の皆さんも同
様です。
「盗用を認め謝罪すべき」という基本に立っての中村氏への真摯な多くのアドバイスは、最後まで何一つ聞き入れられま
せんでした。「聞き入れられなかった忠告」ほど虚しいものはありません。
東村山の議員さんも、そうかもしれません。
中村氏を取り込むことで膨らませた夢―「ベストセラー作家」による選挙応援や資金援助、さらには議員に立候補させ
て三人での会派づくり―も無に帰しました。
擁護することで得られるはずの共感も一切なく、東村山市議会が抱えるトンデモ議員の存在を全国に喧伝してしまうとい
う、大きな負の遺産が残ってしまいました。
ネットを通じ初めて彼らを知った東村山の有権者もけして少なくないでしょう。この先彼らと中村氏の関係は、醜い仲間
割れに変質していくような気がしますが、これは蛇足ですね。
(続く 1/3)