【涼宮ハルヒ】佐々木とくっくっ part27【変な女】at BOOKALL
【涼宮ハルヒ】佐々木とくっくっ part27【変な女】 - 暇つぶし2ch2:この名無しがすごい!
07/12/29 19:54:25 nFc7LAN3
僕からの追加のお願いだ。
・リンクを貼るときは直リンは禁止してくれると僕も助かるよ。
・荒らし、それに反応する人への対応は無視するのが一番と昔から決まっているんだ。
・次スレは立候補した人が責任を持って立ててくれたまえ。
 ただし、無理な場合はその所信表明を行い、次なる立候補者を集うべきだね。
・次スレへの誘導リンクが貼られるまでは今まで通り書き込みは控えるのが最良の手立てと僕は思う。

あと、SS保管庫の中の人からこんなコメントをいただいている。
判断はみんなに任せるよ。くれぐれもこれで争うことの無いようにしてくれたまえ。
201    wiki [ sage ]  2007/08/26(日) 09:33:29 ID:lc10YmQU
 どーもwikiの中の人です。
 タイトルにSSってつける件ですが、個人的にはなくても無問題です。
 SSかどうかはみればわかるし。
 今までどおりでOK。
 それよりも、SSにはタイトル(名前欄でも文中でも)と長編なら通し番号をつけてもらえるとありがたいです。
 あと、未完成ならそれがわかるようにしてもらえるとなおよし。

3:この名無しがすごい!
07/12/29 19:57:36 YnlfmpFn
移転初一桁GET

4:この名無しがすごい!
07/12/29 20:02:42 abKqIvpS
記念
能登かわいいよ能……間違えた
佐々木かわいいよ佐々木

5:この名無しがすごい!
07/12/29 20:05:37 wDNXA7xE
             -‐ '´ ̄ ̄`ヽ
             /         \
         / / / .ィ ./ヽ.Y l .', ヽ     
        ,' ! -/7'Y /|' "´ヽ|. !!i '  くっくっくっ
        !  !.ト●    ● ! !ノ、i !  僕は新世界(文芸書籍サロン)の神になる! 
        ,'' l l l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ l丿 ! 
        /⌒ヽ!;!l|ヘ       j /⌒i/  
      \ / | l>,、 __, イァ/  /!ノ´  
.        / /| | |___|{ヘ、__∧
       `ヽ<.| |         彡'


6:この名無しがすごい!
07/12/29 20:08:13 VnB7F2KL

       世界をおとなしくする佐々木団をよろしく~!
                                       なぜ 俺はここに?
     ,、- ー-.、     , -‐- 、、      , -‐- 、     , -‐- 、      ,. ‐-ー-.、
.    ン,彡ヽンミゝ.  〃   ; ヽヾ.    ,'::;〃i::iヾヾ    ,'. /  ト、 ヽ    ノ /  u  ヽ
    バ〈〈゙`"〉〉〉 .ハミ((メノリ从))    .ハ {;;l;;l;;|;j;;i;}l   i. ((从ソ 从〉    ノハハハハハ !
    イj(广 广ル  | i(| ┃ ┃ |!|.   /((::!┯ ┯l!|   l. (|┳ ┳i!l    !|─ ─ ,iリ)!
.    Ni、 -,ノ  .| トリ、'' ヮ''ノl'!|  i:::l::ヾヽ - ノ八   ハNiヘ  ー ノハ!   ’ 、 - ,ノル´
.    <'j´ ̄`i〉   レ゙⊂i__{\}_iつリ  !:::l::⊂リ{介}リつ:i   ⊂)"ー'゙iつ    ⊂i゙|†'|´{つ
      ゙l¨´!゙¨!      ノ_/__l_jヽ.   |:::|:::::i::く/_|_j〉::i::::|  .  /ュュュュゝ.       i´T `i
.    〈__八_,〉     `~(__i_)~´ .ノ;;;l;;;;;i;;;;;(__i_);;;;;i;;リ.     〈__八_,〉.     〈_,八__〉

7:この名無しがすごい!
07/12/29 20:08:36 RHFq5x6x
いちおつ

8:この名無しがすごい!
07/12/29 20:10:36 BF6IUw60
ふん、>>1乙、とでもいっておこうか

9:この名無しがすごい!
07/12/29 20:14:13 kEcMFcRe
>>1

10:この名無しがすごい!
07/12/29 20:19:07 wRexZO1w
10get!

11:この名無しがすごい!
07/12/29 20:19:34 kkp2K2Xb
>>1乙なのね

12:この名無しがすごい!
07/12/29 20:20:48 qZ4n1I69
>>1乙です

13:この名無しがすごい!
07/12/29 20:25:51 kkp2K2Xb
>>5
佐々木さん。今の神はゼロの使い魔なのです。

14:この名無しがすごい!
07/12/29 20:38:28 l67WGhuN
1乙アッー!

15:この名無しがすごい!
07/12/29 20:57:47 4UQj5fym
移転したがっていたのはポンジー職人ですか。

哀れ佐々木スレ

16:この名無しがすごい!
07/12/29 21:15:09 0rr9jpC3
こっちは佐々木団スレにして引き続き建てたらいいんじゃないか?

17:この名無しがすごい!
07/12/29 21:43:19 D3/r77UA
避難所で結論でたんでなかったの? いや、俺はみてねえけど。

18:この名無しがすごい!
07/12/29 22:09:40 ZFvssEhF
さて、唐突だが「ポンジー」とはいったい何者なんだろうね。
彼は、自分の名前について「藤原」とでも呼べばいいといっている。
さらに彼は、自分自身について「未来人」と称している。
そんな能力、作中には一切登場していないし、あやしいものだがね。

さて彼の初登場は、涼宮ハルヒシリーズ7冊目『涼宮ハルヒの陰謀』だ。
単行本では289ページ目で、パンジーの咲く花壇に登場したそうだ。
彼の初セリフは「捜し物はこれか?」というキョンへの質問だ。
しかもその直後に、1ページまるまる使ってイラストまで出てきている。
自称「超能力者」が聞いたら、なんと羨むことだろう。

でだ、彼は「名前など識別信号に過ぎない」といっているんだ。
つまり、僕たちは彼のことを、好きに読んでいいわけだ。
そう。「藤原」でもいいし、初登場の場所にちなんで「パンジーくん」でも
かまわないわけだ。ちなみに僕は彼のことを、「ポン...

アッー!

19:この名無しがすごい!
07/12/29 22:10:11 ZFvssEhF
やべ、落とす場所間違えた。こっちじゃなかった。

20:この名無しがすごい!
07/12/29 22:17:26 kkp2K2Xb
>>18
誤爆は止めましょう

21:この名無しがすごい!
07/12/29 22:29:31 wcZjZO8e
引っ越ししたから、もうあの板違いだ削除以来だとピーピー煩い自治気取りも来ないのか
なんだか寂しいな

22:この名無しがすごい!
07/12/29 22:45:02 pIvQPosk
引っ越し&スレ立て乙
ここの板の人達も佐々木さんをどうぞ宜しく


23:この名無しがすごい!
07/12/29 23:00:58 D3/r77UA
新刊出てくれればもっとよろしくできるのにねえ(つД`)

24:この名無しがすごい!
07/12/29 23:05:22 X2yNz/wY
>>4
おまえ…もしかしてocnか?!

25:この名無しがすごい!
07/12/29 23:09:44 uhMH0Ra1
ocnは18日くらいに解除されたぞ

26:この名無しがすごい!
07/12/29 23:27:29 X2yNz/wY
知ってるよ、俺もocnだからな。

27:この名無しがすごい!
07/12/29 23:28:27 t56987uL
>>21
もうずっと居なかったろw忘れてたわ

28:この名無しがすごい!
07/12/29 23:31:03 uhMH0Ra1
>>26
そうか、ゴメソ

29:この名無しがすごい!
07/12/29 23:43:33 JxMY0StX
新刊発売は2月か、、、
待ちきれん

30:この名無しがすごい!
07/12/29 23:52:00 luL+uTdS
投下していいのかな?かな?

31:この名無しがすごい!
07/12/29 23:53:31 Ca9lYf8B
なんでレナ口調w

32:この名無しがすごい!
07/12/29 23:56:07 abKqIvpS
ダメだッ!(嘘だ)

33:この名無しがすごい!
07/12/30 00:01:05 XmmJcUd3
>>30
早く投下するんだ

34:この名無しがすごい!
07/12/30 00:01:36 bhEc9zRR
なんかお引越し先で初投下って緊張するな

35:この名無しがすごい!
07/12/30 00:05:51 bhEc9zRR
>>30です。んじゃ投下します
佐々木×ハルヒで悪いね。レズじゃないよ

36:この名無しがすごい!
07/12/30 00:05:59 ALMfgSLf
早く筆を下ろすんだ!

37:Best Friend
07/12/30 00:07:30 bhEc9zRR
「真実なんてのはいい加減なものよ。だって真実は建前が無いと成り立たないのよ。建前が無いと、真実は価値を失ってしまうの」
 夜を泳いでいる小さなバー。
その中で彼女は一言、そんな言葉を叫び散らかして、飲み掛けのビールが入ったジョッキをテーブルに勢い良くたたき付けた。
中身のビールが少し飛び散り、はじけ飛ぶ。それが僕の顔につく。冷たい。
 周りを見渡す。別に、彼女が大きな声で叫んだからって、周りの誰かが彼女に注目したりする事は無さそうだ。
この店にいる人々は、それぞれが勝手にお酒を飲んで、勝手に叫び散らして、勝手にお酒をこぼしている。
 何故なら、ここはそういう場所だからだ。
彼女も彼女なら、僕も僕だ。
僕達はお互い、お酒を飲んだりお酒に飲まれたりしても、法律的には許されるくらいの歳を重ねてきた。
しかし僕は煙草を吸わない。彼女もだ。 
 ちなみに、ここのお店は彼女が教えてくれた。程よくうるさくて、程よく熱気的である。
僕は彼女の話を程々に聞き、そして程々に聞き逃しながら、クラッカーを摘みながら白ワインを飲んでいた。

38:Best Friend
07/12/30 00:08:23 bhEc9zRR
 

 彼女との仲が深まったのは、何てことのない事がきっかけだったと思う。
高校生二年目に突入したばかりの春、僕はあの駅前で「彼」と再会した。
そしてそれと同時に、今僕の隣にいる彼女と初めて出会った。
彼女の事は、噂には聞いていたし、初対面な気もしなかった。
正直な話、僕の耳に届く彼女の噂は、あまり良い物とは言えなかった。
 奇人変人で、絶世の美女。一言で言ってしまうならば、それが彼女だ。
もちろん、それが彼女の全てだと言い切ってしまっている訳では無い。
僕には言い切ってしまうだけの資格も権利も無いし、もちろん僕以外の、他の誰にでも、そんな資格やら権利など、持ち合わせてはいないだろう。
 しかし、実際に彼女と会って、腹を割って話してみると、これが意外と、価値観や世界観が、僕と似てしまっているのだ。
初めて二人きりで会話を交わした時の事を思い出す。
彼女は僕に対して敵意剥き出しだった。無論、僕が「彼」の元同級生だという事で、警戒反応を示したのだろう。
まあそれを言うなら、僕だって彼女に敵意を向けたりしなかったのか?と聞かれれば、そうじゃない。僕だって彼女を敵視したさ。もちろん。
 僕と彼女の間に挟まれて困っている「彼」の顔が、ふと頭に浮かぶ。
そういえば、最近会ってないな…。



39:Best Friend
07/12/30 00:09:12 bhEc9zRR


「ちょっと佐々木さん?聞いてる?」
顔を真っ赤にしている彼女が隣にはいた。お酒臭い。何杯飲む気なんだよまったく…。
「聞いてなかったわ。で?なんの話だっけ?」
僕は話を聞いていなかった事を正直に白状する。何故なら彼女に嘘をついたところで、それはまるで無駄な行為なのだ。
彼女の勘や観察能力は恐ろしいまでに鋭い。
「ねえ、私って佐々木さんのなんなのかしら?」
不意に彼女は僕に問う。彼女は酔うと、急にムードがシリアスになり、女になる。それも少し色っぽく。
っというか、急にこの娘は何を言い出すのだろうか。僕にとっての貴方?そんなの、女友達でファイナルアンサーだ。
「私は佐々木さんの親友にはなれないのね…」
…駄目だ。相当酔ってるぞこれは。彼女はこの後自分の家に帰れるだろうか?
またいつものように僕が送ってあげないといけないのかもしれない。まったく



40:Best Friend
07/12/30 00:10:42 bhEc9zRR


「いいわよもうっ!私には親友なんていりませんよーっだ!おらビールおかわり!」
「ま、待て!自棄になるな!すみません!おかわりいりませんから!」
「なによ佐々木!私は飲むの!飲ませてよ!何もかも忘れたいのよぉ!」
「す、涼宮さん!わかったから!わかったからもうそろそろ帰りましょう?それと、…貴方は私の親友よ?」
「う、…うるさいうるさい!取ってつけたように言わないでよぉっ!」
「ああん…もうっ」

 飲みに来ると、いつもこんな感じだ。彼女はなにかと言うと、色んな物に文句をつける。
それが今日はたまたま僕だった。
でも別に、そんな彼女の面倒を見るのが辛い訳じゃない。むしろ楽しい。
僕がこんな感じにはしゃぎ回れるのは、彼女といるときだけなのだから。
それに、今日はこんな感じだけど、逆に僕がお酒を入れすぎて、今の彼女のように泥酔してしまう事だって多々ある。
それは、僕の周りで嫌な事があったり、悲しい事があったり、辛い事があったりすると、僕はすぐに彼女の携帯に電話する。そして僕の部屋に呼び出す。
すると彼女は嫌々ながらも来る。僕は飲む。飲みまくる。そして、酔う。酔ってしまう。自分が呼吸している事すらも忘れてしまう程に。
すると彼女は、僕の世話をしてくれる。ベッドに連れて行ってくれて、後片付けをしてくれて、或るいは泊まっていってくれたりもする。
 確かに、彼女は僕の親友だと言ってしまって良いのかもしれない。
だがそれと同時に、僕と彼女とはライバルでもあるのだ。お察しの通り、
僕と彼女との真ん中には常に「彼」がいる。



41:Best Friend
07/12/30 00:11:31 bhEc9zRR

 僕が「彼」と出会って、そして恋に落ちたのはもう何年前の事だろう?
指折り数えてみる。そして認識する。もう、こんなに昔の事なんだ。
 そうだ。と、僕は思う。今目の前にいる彼女が、「彼」に恋したのは、一体いつ頃の事なのだろう?
「ねえ、涼宮さん」
「なによ?」
彼女は幾らか落ち着いたのか。静かになっていた。
僕は問う。
「貴方はいつ頃、彼に恋したの?」
彼女は僕の質問を聞いて、ぼんやり天井を見上げる。
綺麗な横顔だ。僕が女でなかったら、今この場で襲ってしまっているかもしれない。
 彼女は答える。
「多分、最初からよ」
言い終えて彼女は、静かにビールを飲む。そこに存在している想いを手探りで確かめるように。
最初から。最初?最初って何?彼女にとっての最初は、一体いつ頃?
 彼女は言う。
「答えなんて、きっと存在しないわ。どこにもないの。私の中にも、歴史の教科書にだって、きっと載っていないわ」
そう言って彼女は独り微笑む。
 彼女は悟っているらしい。


42:この名無しがすごい!
07/12/30 00:12:21 YDD8mYOQ
前スレちゃんと埋めてってね皆さん

43:Best Friend
07/12/30 00:13:24 bhEc9zRR

『恋に落ちた時期なんて、どうでもいい。大事なのはそこじゃない』
彼女は僕に無言でそう告げているようだった。
僕は一人納得する。納得して、そして白ワインをクラッカーと一緒に口元に放り込む。
『恋に落ちた時期なんて、どうでもいい。大事なのはそこじゃない』
私は頭の中で繰り返す。大事なのは、そこじゃない。
では、本当に大事なのは、一体なに?恋をした時期は、大事ではない。それはわかった。
じゃあ本当に大切な事は?優先すべきものは?なに?一体、それってどんなもの?
 私は思わず頭を抱える。
すると彼女は静かにビールジョッキから手を離す。そして言う
「ねえ、大切な事は、目には見えない。この言葉知ってる?有名よ」
「星の王子さま」。僕は即答する。
「そう、大切な事は、目には見えない。なら、頭で考えてみる?」
僕は答えない。答える術を持ちあわせていない。
 彼女は続ける。
「目には見えないんだから、頭で考えても無駄よ。まるで無駄。大切な事っていうのは、そういうものじゃない」
僕の頭にはぬめり気のある疑問だけが残る。では、なぜ?
「なぜ私達は、いつまでも何かに対して、悩み続けるのだろう?」
僕は、問う。彼女に対してではなく、自分自身に対して。
「怖いからよ」。彼女は言う。「怖くてしょうがないから、私達は悩むの」
彼女の横顔は、とてもクールだった。煙草がよく似合いそうな、そんな女性。

 でも彼女は煙草を吸わない。僕もだ。


44:この名無しがすごい!
07/12/30 00:14:06 XmmJcUd3
支援

45:Best Friend
07/12/30 00:14:15 bhEc9zRR
「一体私達は、なにをそんなに怖がっているのだろうか?」
僕は前方だけを静かに見据えながら、疑問を投げかける。
「さあ?」
と、彼女は言った。
「そんなこと、わからないわ。各々で違うのよ。何に怯えているのかなんて」
彼女は僕の目を見つめる。彼女の瞳は綺麗に潤んでいた。
「貴方ならわかるでしょう?」
彼女は僕を見つめながら言う。僕も彼女を見つめる。
「わかっているはずよ。佐々木さん。貴方はとても、かしこいんだから」
そう言って彼女は僕と同じ、白ワインを頼んだ。
 夜はまだ永い。
僕は彼女のその横顔に、どうしようもなく見惚れてしまっている。
普段は決して見せないような、優しさに満ちた微笑を、彼女は僕に向けた。

 朝焼けはまだ遠い。

46:この名無しがすごい!
07/12/30 00:15:39 XmmJcUd3
支援

47:この名無しがすごい!
07/12/30 00:16:48 bhEc9zRR
以上です。佐々木とハルヒの友情物が書きたかったんだけど何か中途半端になっちまった
とにかくハルヒを格好良く、そして出来る女っぽく書いてみたかったんです。どーもすみませんね


48:この名無しがすごい!
07/12/30 00:18:18 XmmJcUd3
>>47
GJ
ところで、引越しネタはこのスレに投下が良いのかな?それとも旧スレが良い?

49:この名無しがすごい!
07/12/30 00:30:43 BTO6EbVI
>>47
なんか昔の村上春樹みたいな雰囲気で個人的にツボだ
ただ賛否がはっきり分かれそうな作品だな。
佐々木に萌えを期待してる人にはあんまり受けなそうだ。
でも自分はこういうの好きっす。
GJ

>>48
ここでいいんじゃね?

50:この名無しがすごい!
07/12/30 00:36:38 vQ/RA0cA
まあハルヒを叩くのがこのスレ住人の基本だからなw

51:この名無しがすごい!
07/12/30 00:43:15 C9YUy3lW
前スレ埋めようぜ

52:この名無しがすごい!
07/12/30 00:59:08 Yb/EfSNh
>>50
一体何を見てきてそう言い放つかな

53:この名無しがすごい!
07/12/30 01:02:28 vQ/RA0cA
>>52

今までずっとハルヒを落とす、佐々木を持ち上げるってやってたじゃん。

54:この名無しがすごい!
07/12/30 01:15:11 QZRpBsxT
佐々木を持ち上げるためにハルヒをおとす必要なんてないし、実際そうじゃないSSだって存在してるわけで。
ずっとやってた、というのは>>50の主観でしかないな。

55:この名無しがすごい!
07/12/30 01:38:15 XmmJcUd3
>>53
47の素晴らしい友情ものの後で言うものじゃない。
47はちゃんとGJ受けているから、ここの住人がハルヒ叩くのが趣味では無い。

56:この名無しがすごい!
07/12/30 01:39:20 z0KQJiZ6
スルーすれば解決

57:この名無しがすごい!
07/12/30 01:44:16 CGfPCvby
移転乙しにきたら前スレも埋めずに平常営業中とはね
さすが佐々木スレだよ

58:この名無しがすごい!
07/12/30 01:53:23 WD8rKt+2
  さて
  移転して本当に問われるようになったのは、
  住人の スルー耐性だね
  タダノイイガカリ ヲ イカニ ナガスカ
                  明らかに 住人のものでないレスは、
                   相手せず 無視するようにしような
       , -‐- 、.     ,. ‐-ー- 、 ソレ ガ キャラスレ ッテ モノダ
      ,'. /  ト、 ヽ.   ノ /    ヽ
.      i. ((从ソ 从〉  ノハハハハハ !
      l. (|┳ ┳i!l   .!|─ ─ ,iリ)!
     .ハNiヘ  ー ノハ!.  ’ 、 - ,ノル´
.        {iつ旦O    O旦と'!}
.       とくュュュュ〉    〈_.〈__,i'つ

59:この名無しがすごい!
07/12/30 02:00:48 9XfakPfV
佐々木って変な女だからまんこも変な味がしたり変な臭いがしたりするの??



60:この名無しがすごい!
07/12/30 02:06:47 XmmJcUd3
>>57
埋めはポンジーファンがやる。佐々木ファンは関係ない。両方兼ねている連中もいるけど。

流れ変えるためにSS投下します。

61:ss佐々木の引越し1/4
07/12/30 02:09:38 XmmJcUd3
「引越し?」
佐々木はSOS団+佐々木団+その他のメンバーの見守る中、爆弾発言をした。
「そう、僕は引越しをする。関東の方に。父親が東京本社に転勤するのでね」
そう言った佐々木の顔は強がっているものの、今にも泣き出しそうなのが俺には痛いほどわかった。
「そうか、寂しくなるな」
今までみたいにちょくちょく会うことは無いのか。そう考えると、佐々木と全く会わなかった高1期間がうらめしい。
いつでも会えると思っていたから、結局1年も会わなかったんだな。

「・・・そう」
無表情な長門は、相変わらず何を考えているかわからないな。
「そうか、佐々木さん引っ越すんだ、寂しくなるわねー」
言葉とは裏腹に、にやけ面のハルヒがいた。少し嬉しそうだ。佐々木と性が合わないのはわかるが、性格悪い人みたいだぞ、ハルヒ。
「残念なのね」「わたしも」「そうね」
どことなく阪中とミヨキチと喜緑さんも嬉しそうだな。なぜに?Why?
「せっかくお友達になれたのに、残念です。えーん」
朝比奈さんは本当に残念そうだ。佐々木が、ハルヒのセクハラを何度か防止してくれたから当然か。
「めがっさ残念だけど、ちょっと嬉しいかなっ。ハルにゃんもそう思っているよねっ」
「いえ、あたしはそんなことは、、、」

「キョン、鶴屋さんのように正直な方が良いとは思わないか?くつくつ」
「馬鹿言うな。俺は佐々木がいなくなって胸が張り裂けそうだ」
「僕も同感です」
おい、古泉。お前は佐々木に惚れているような気がするが、気のせいか?
「お別れ会を開くべきだな」
残念そうに谷口が言った。
ナンパ野郎の谷口は、佐々木にあからさまなモーションかけやがってむかつくんだ。佐々木は誰にでも優しいんだ、勘違いするな。何が『お前には涼宮がいるだろう』だ。
「佐々木さん」グスグス
国木田女々しいぞ。一応男だろ。お前

「急で悪いが明後日には出発だよ。その暇も無い。僕も今から家に帰って引越しの準備だ」
「――お別れ会――できない・・・」
「残念です、うっうっ」
(なあ、橘は佐々木を追いかけて転校しないのか?)
(私はこれから、涼宮さんの観察が主な仕事になりますから。九曜さんや藤原さんも同じです)

「ふん、二度と会えなくなるわけじゃないのに。大げさなんだよ」
「藤原さん、涙、涙」

62:ss佐々木の引越し2/4
07/12/30 02:11:42 XmmJcUd3
「じゃ、僕はこれで」
「俺はこれから佐々木の引越しの手伝いがしたい。是非させてくれ」
「あたし達も佐々木さんの手伝いをするわよ」
「・・・有機生命体の有性生殖は私が阻止する」
「もちろん僕達も手伝うよ」
全員が全員『これ以上、佐々木といちゃいちゃさせないぞ』と思っているような気がした。


俺達は夕方まで佐々木の引越しの手伝いをした。
「向こうの家ってどんな感じなんだ?」
「社宅で、かなり古いらしいけど、今の家より広くて、僕達だけでは広すぎるみたいだよ」
こんな会話なんかをしながら引越しの手伝いをした。
「キョン、だべってないでちゃんと仕事しなさい。あんたが手伝うって言ったのでしょう」
「よく見ろ。仕事はちゃんとしているぞ」
もう慣れたが、視線が痛い。男子の視線も女子の視線も。

「高校は、向こうの公立校の進学クラスに編入したよ。北高の進学クラスと同じくらいのランクのはずだよ」
古泉と同じようなものか。

「僕は高校卒業まではあっちにいるんだ」
「それで、お前は大学をどこにするつもりだ」
「いや、まだ決めてはいないよ」
「大学決めたら教えてくれ」
そうだ、佐々木と同じ大学に行くためにはもっと勉強しないとな。

『おい、キョン』
『何だ谷口、それに国木田もか』
『お前には涼宮がいるだろう』
『何度も言うが、俺とハルヒはそんな関係じゃないぞ』
『お前がそのつもりでも、涼宮はお前にベタ惚れじゃないか。涼宮の気持ちに応えて正式に付き合ってやれよ』
『お前こそハルヒに未練があるんじゃないのか?中学時代告白しなかったのか?』
『俺はお前と違って涼宮は好みじゃない』
『僕、涼宮さんはずっと前にキョンに会っているように思うのだけど、キョンは覚えていないの?』
国木田。お前、カンの鋭い奴だな。

「僕の所は、これからは、これまで以上に両親共に帰りが遅くなり、休日出勤も増えるので、正直寂しいよ」
俺にはその経験無いな。ずっとマイシスターがいるから。

「明後日は朝11時出発だな、佐々木。見送りに行くよ」
「キョン、明後日は、不思議探索・・」
「何か言ったか?ハルヒ」
「いえ、あたし達も見送りに行くわよ」

63:ss佐々木の引越し3/4
07/12/30 02:13:14 XmmJcUd3
そして、古泉といっしょに帰る俺。正直、こんな寂しそうな古泉は初めてみた。
「なあ、ハルヒ達は佐々木が嫌いなのか?それから、お前達は最近俺を嫌っているような気がするが」
古泉、お前は佐々木に惚れているのか?というのは聞かなかった。聞かなくても、大体わかるからなー。

「鈍いあなたでも気がつきましたか。概ね、その通りですね。両方ともあなたが原因ですが」
「どういうことだ?」
「言って良いですか?」
「迷わず言って欲しいな」
超能力者はしばしの沈黙の後、言った。

古泉の言葉は、俺の想像範囲外だった。というよりも、想像していたものとほぼ同じだが、規模が違っていた。
「その理由は、今日いたメンバーの女性陣は、全員あなたに恋していて、最大のライバルがいなくなってほっとしているのですよ。
あなたが佐々木さんに特別優しいのは皆の一致した意見ですし。
さらに言うと、男性陣は全員、佐々木が好きなんですよ。あなたも佐々木さんも魅力的な人ですから」
俺は佐々木を特別扱いした覚えは無いが。それに、
「全員?」
「そう、全員です」
「ハルヒと長門はもしかしたら・・と思っていたが、喜緑さんや鶴屋さん達まで?」
「そう。例外なく全員です。さらに言うと、情報連結解除された朝倉さんも、その他にも何人か、全員挙げましょうか?」

「いや、いい。まさか、そんなエロゲーそのままのような状況が」
「事実です。機関と橘さんの組織の情報収集の結果ですから」
おいおい、もしかして盗聴とかもしたのか?物騒な話だな。
「谷口あたりはハルヒに未練があると思ったが」
「それは、あなたが佐々木さんをずっと好きだから、自分に当てはめてそう思うだけです。
中学時代のあなたと佐々木さんの仲と、涼宮さんと谷口さんの仲が同じだと思ってましたか?」
同じはずは無いな。そんな当たり前のことに気付かなかったとは。

超能力者は溜息をついた
「あなたがもっとはっきりしてくれれば良かったのですが」
「俺の責任か?」
「いえ、涼宮さんに優しくするように、ずっと言っていた僕にも責任の一端があります」

「それで、佐々木は俺をどう思っている?」
「さあ」
「さあじゃない。知っているだろう」
「聞いてどうします?僕の言葉で行動を変えますか?僕が本当のことを言うとは限らないのに」
佐々木が俺に恋していたら告白し、そうじゃなければ告白せず友達として付き合う。それはある意味、卑怯かな?でも、聞きたい
「お前の話の真偽は俺が判断する。それに、どっちにしろ俺は佐々木に告白する。聞かせろ」
その時、古泉は初めて悪戯っぽい顔を見せた。
「禁則事項です」
最近はやっているな。それ

64:ss佐々木の引越し4/4
07/12/30 02:15:12 XmmJcUd3
「俺はどうしたら良い?」
「いつもと同じです。あなたの好きなように」
好きなようにか。今まで好きで世界を選んだ覚えは無いのだが。
「すいません。好きで選んだわけでは無かったですよね。あなたは自分のことより僕達のことを考えてくれる人ですから。だからこそ・・・」


古泉、そうでもないぞ。
閉鎖空間で二人きりになったのが佐々木だったら、崩壊する世界をそのままにして二人きりの世界に行ったかもしれない。
佐々木となら、終わらない夏を終わらせようとしなかったかもしれない。いや、確実に終わらせなかっただろう。
消失世界で元の世界のままの佐々木に会ったら、元の世界に帰らなかったかもしれない。
雪山の山荘に佐々木がいれば、帰りたいと思わなかったはず。
俺はハルヒのブレーキとなった。しかし、佐々木のブレーキとなる自信は無い。
もしかして、古泉、それが佐々木を神としてはいけない理由か?


「もしかして、佐々木の急な引越しはハルヒか長門のパワーか?」
「違う、と言ったら信じてくれますか?」
さっきから古泉が言葉を濁しているのは、本当のことを言いたくないためなのか、嘘を言いたくないという良心なのか、それとも本当のことを俺に信じさせる自身が無いためか。
「さあな。でも、仮にハルヒパワーだとしてもこの程度では怒らないつもりだ」
何故って、良いこと考えついたからな。ちょっと寂しくなるけど。
「そうですか、僕としては予想外の言葉です。ということは佐々木さんをあきらめるということですか?」
「その逆だ。その代わり、多分お前達機関と橘の組織に頼み事をすると思う。
覚悟してくれ、俺の最初のお願いだ。俺の最後のお願いになるかどうかは自信が無いが。いや、違法なことではないから安心してくれ」
「いえ、もっと頼ってくれても良いのです。あなたにはもっと僕達を頼ってほしかったですから」


ずっとあこがれていたハルヒの行動力。それが中学時代の俺にあれば、どうなっていたのだろうか。
中学時代にはすでに佐々木と正式に付き合っていたと思う。
ハルヒとも会うことは無く、変態超能力者や癒し系の未来人、無口な宇宙人とも友達にはならなかったかも。逆に、それでも友人としてハルヒに接したのだろうか。
朝倉刺されるというトラウマも経験することは無く、平穏無事に時を過ごせたのかもしれない。
それとも、高2の段階でツインテール超能力者やいけ好かない未来人や髪の長い宇宙人に会ったのだろうか。
その方が良かったのかもしれないし、今の方が良かったのかもしれない。いや、どっちでも同じだ。佐々木がいれば。
ずっと消極的だった俺。でも、今の俺はハルヒに感化されたのだろうか。すごく積極的だ。
高鳴る鼓動と共に、俺は佐々木の家に走り出した。
佐々木に告白して、佐々木といっしょに転校し、佐々木の家に同居させてくれるように頼み込むために。

(終わり)


65:この名無しがすごい!
07/12/30 02:17:46 XmmJcUd3
このキョンと佐々木さんはモテ杉かな。それに、佐々木さんの出番はあまり無かった。
たまにはこんなの有っても良いと思うので、後悔はしてない。

66:この名無しがすごい!
07/12/30 02:18:43 C9YUy3lW
すごくGJなのです。
そして前スレ埋め完了なのです。

>>1乙!

67:この名無しがすごい!
07/12/30 02:23:37 vQ/RA0cA
>>54
主観か。確かにそうかも。それ系が嫌いだから目に付くのかもね。
>>66
いくらなんでも一人で10レス以上使って埋めるとかどうよ?

さて荒らし扱いされてるしもう消えるわ。

68:この名無しがすごい!
07/12/30 02:26:53 UMCqHapo
>>65
GJ!ターゲット一点集中かよw

69:この名無しがすごい!
07/12/30 02:39:50 dm/JwDrD
「ああ、そのダンボールはそこに置いたままで構わない。
 …さてと。一応これで全部かな。ふむ、僕はあまり物を持たないほうだと思っていたんだけど、
 こうして見るとその認識を改めないといけないかもしれないね。
 しかし、本当に君に来てもらって良かった。男手があるのと無いのとでは全く違うからね。
 取り敢えず荷物はこのままでいい。この状況では食事もできないし、散策も兼ねて外食にしようか。
 
 …この荷物の片づけを手伝う? キョン、君は分類上女性である僕の私物をそんなに見たいのかい?
 例えば僕の下着やらを片付けるとして、君はそれを顔色も変えず淡々と箪笥に詰めてくれるとでも?
 流石にそれは困るな。君が僕をどう認識しているかという事と、君がその年齢にも関わらず所謂枯れた状態に
 なっているという事の二重の意味でね。
 
 …くっくっく、そんなに慌てて弁明しなくてもいいよ。君に他意が無いことはこの僕が一番知っている。
 まあ、他の女の子に対しては、そういう事を言わないほうがいいと忠告しておこう。
 
 さて、今度こそ食事をしに行こうか。このあたりで安くて美味しい店はどのあたりにあるんだろうね。
 食事が済んだら、近所の人達への引越し蕎麦を買っていこう。本当は事前に準備するべきなんだけど、
 如何せん急な事だったからね。ああ、引越しの際に何故蕎麦を配るのかというと…、ああすまない、その話は
 食事の間にすることにしよう。今はいい店を探すのが先決だ。
 
 それはそれとして、ご近所に挨拶に行くときは頼りにしているよ。…何故って、女の一人暮らしは何かと無用心だ。
 僕があの部屋に一人で住んでいる事が広まったら、何かと無用なトラブルが起きるかもしれないからね。
 …そんな顔をしないでくれ。その為に君と一緒に回ろうと言っているんじゃないか。
 別に馬鹿正直に一人暮らしをしていますと言う必要なんて無い。僕と君とで挨拶に行けば、普通は二人で
 越してきたと思うはずさ。それに実際、君は時々僕の部屋に来てくれるんだろう?
 
 …わかってるさ。万一彼氏なんかができたら、一番最初に君に報告するよ。
 だからそれまでは、このスペアキーは、君に預かっていて欲しい
 そうして、時々でいいから、君の都合のいい時には、ここに来て欲しい

 …寂しくない、不安なんて無い、なんて言ったら確かに嘘になる。
 一人暮らしなんていうのは、遅かれ早かれ誰もが経験することさ。
 人はね、一人でも生きていけるようにできているんだよ。
 …それとも、君が僕と一緒に暮らしてくれるとでも言うのかい? それはまるでプロポーズだね。
 …くっく、分かっているよ、冗談だ。だからこれからも頼むよ、『親友』」
 
 佐々木さんは引っ越しで少し不安になっているようです。

70:この名無しがすごい!
07/12/30 02:45:38 owiBctDe
>>1
乙。初めて来る板だが、受け入れに感謝しないとな

>>65
男女それぞれに向けた恋愛ADVの異なる世界がある日無理矢理ドッキングし、
その合成された平行宇宙で出逢った二人の主人公が、キョンと佐々木だったんだよ!
ΩΩΩ<な、なんd(ry

>>69
こちらも乙。今回は早いなw

71:この名無しがすごい!
07/12/30 02:52:31 dm/JwDrD
というか>>1乙を忘れていたので>>1乙。
ササッキーの隣に引っ越したいよササッキー。

>>70
最後の一文が紛らわしすぎてスマソ。自分はいつもの人じゃないです。
投下しちゃってから気づいたよ。

72:この名無しがすごい!
07/12/30 03:04:32 C9YUy3lW
>>67
いや、ちょっと待て!
それ、俺じゃないぞ!
勝手に決めつけないでくれ…
前スレ埋め完了と報告しただけなのに…orz

ごめん、スレ汚しスマソ
おやすみなさい

73:この名無しがすごい!
07/12/30 03:12:34 XmmJcUd3
>>69
GJ
お休み佐々木さん


74:この名無しがすごい!
07/12/30 03:30:48 IB3gVnHQ
まあ、わかっちゃいたことだが、
先にGJな61とか69を見てしまうとどうなのよ自分。

でも落とす。とりゃ。

佐々木さんの、お引越しの巻

「キョン、僕は引越しをするよ。こちらでは当面会えなくなる。いや、もう戻らないかもしれない」
ある日突然、平然とした顔で佐々木は爆弾発言をぶちかました。
ちょっと待て佐々木。引越しっていつ?
「もう準備が出来たようだから、今すぐにでも。こういうものはだらだらしても仕方ないからね」
いきなり引越しって、学校とかそのほか諸々どうするんだ。
「まあ、そのあたりは大丈夫だよ。何とかなるから。
 ……ああすまない、ちょっと準備があるので」
そういい残すと佐々木はきびすを返し、振り返ることなく駆けていった。
ちょっと待て佐々木。新しい連絡先も聞いてないぞ。
待て、待ってくれ佐々木。

確かに中学卒業後、一年間連絡もとらなかった俺だ。
でも心のどこかで、いつでも佐々木には会える、そんな風に思ってもいたんだ。
それをこんな形で、突然サヨナラってのは。
なんだろう、動悸が止まらない。足元がガクガクする。
胸の奥がぽっかり空いて、師走の風が吹き抜けるような錯覚に襲われる。
こんな気分、ハルヒたちが消失した時以来だ。
知らぬうちに足が駆け出す。
俺はまだ、お前に伝えてないことがたくさんあるんだ、佐々木!

角を曲がると、いきなり人にぶつかる。
よく見ると、おい、佐々木じゃないか。
「すみません、ってキョン? ああ、言い忘れてたんだけど……」
佐々木!
「ち、ちょっとキョン!」
倒れたまま、自然に佐々木を胸にかき抱くような体制になる。
頭の中は、こいつをこのままいかせちゃならない、それだけだった。
「佐々木、行くな!」
「キョン!? あの、僕にも心の準備とか今日は引越しなんで汚れてもいいものしか着てないとか……」
佐々木の言葉が半分くらいしか耳に入らない。
「俺たちは親友だろ、確かに一年も連絡を取らなかったのは悪かったけど、
俺はこんな形でお前と別れたくなんかないぞ!」
腕に思わず力がこもる、鼻先を掠めた佐々木の髪は、ほのかな汗と、フローラルの良い香りがした。
「い、いや、あのねキョン、ちょっと落ち着いて」
落ち着いてなんていられるか。
「あの、だからね。ちょっと我が家がリフォームなんで、その間しばらくすぐ近くの家に引っ越すんだよ。
 歩いて1分くらいの。 電話番号は変わらないから、と言い忘れたから戻ってきたんだけど……
 なんならこのまま君の家に永久に引越しをするのも僕としてもやぶさかでないというかその……」
……え?
「……あと、あちらの方で、涼宮さんを始めとするするSOS団の皆さんが凝視してるんだけど、
 できたら場所を替えて二人きりの場所に移ってくれた方が僕としては好ましいな」
……なんですと?

「……キョン、説明してもらおうじゃないの」
「……き、キョンくん、あわわわわ」
「……不潔」
ピルルルル
「……はい、もしもし。ああやっぱり出ましたか。それも群れで。
 ……すぐ戻ります。ええ、死ぬときは皆一緒です」

……佐々木、これからはもう少し、誤解のない表現で重大事項は伝えてくれ。
いやマジで。お前のおかげで、SOS団の男性陣は重傷者2名だ。
                                      おしまい

75:この名無しがすごい!
07/12/30 03:31:39 IB3gVnHQ
おまけ

橘「たまには『いやー(ry』を他人が発するを見れていい気味なのです」
佐「そう言えば、2期の内容次第では、橘さんと藤原くんは、
  元の方にきちんと居場所ができるわけだね」
ポ「見込みは薄いが、そうなれば、まあ一足先にアニメデビューってわけだ」
佐「……キョンたちと同じ所に残れるわけだね」
ポ「そ、その冷たいまなざしは何なんだ?」
橘「さ、佐々木さん、落ち着いてくださいなのです!」
九「--私は、一緒にお引越し……」
佐「……キョンと一緒なんだねえ」

橘「久々にイヤー! 群れなす神人が(ry」

76:この名無しがすごい!
07/12/30 03:34:27 0K3/bXEs
>>1&SS投下乙
今更ながら佐々木の声優は
皆川純子あたりが良さそうだと思った今日この頃

77:この
07/12/30 03:37:58 OEimCuIR
プー

78:1
07/12/30 04:21:01 ALMfgSLf
このスレって俺が立てたんだぜ。
どんな連中がフライングするかって様子をみる為にさ。

79:この名無しがすごい!
07/12/30 04:28:59 CTXHAuZi
フライング?

80:この名無しがすごい!
07/12/30 04:34:03 MC9iX4Ev
>76
浅川悠に一票。

81:この名無しがすごい!
07/12/30 04:43:09 l4yFX8BZ
KIDじゃないんですから

82:この名無しがすごい!
07/12/30 09:31:25 XmmJcUd3
>>74
GJ

しかし、休みのせいかvipに変なスレが乱立している。ハルヒ関連で30以上って一体。
一番しょうもなさそうなスレ:涼宮ハルヒ◆SOS.qsdY7g(キチガイ)はいつ寝るの?(8)

83:この名無しがすごい!
07/12/30 09:43:44 ACbh+UWN
>>80
一緒に酒飲みてぇ

84:この名無しがすごい!
07/12/30 10:15:06 rXsoGyC1
お、しっかり移転してる

>>1乙!

85:この名無しがすごい!
07/12/30 14:50:35 eoJPgevP
>>1
26スレは小ネタ56に長編4か。すごいな。

86:この名無しがすごい!
07/12/30 16:12:13 e7ALucVp
確認乙です。

関係ないけど、文書板のIDってアルファベット率高いなあ

87:この名無しがすごい!
07/12/30 18:34:32 vGIyGYEs
まずは>>1乙です。
板移って過疎るかなーと思ったが別にそんな事はなかったぜ。
ところで長編らしきものを投下したいんですが、よろしいでしょうか?

88:この名無しがすごい!
07/12/30 18:40:18 6RuESNi5
カモーンщ(゚Д゚щ)

89:キョン佐々の憂鬱1
07/12/30 18:46:07 vGIyGYEs
こう言ってしまってはなんだけれど、私は宇宙人や未来人や異世界人や超能力者が日常にふらりと現れることを望んでいたかもしれない。
このありきたりな日常世界に幸あれとは常日頃から思っていたけれども、
それでもやはりある日突然信じていた価値観が一変するほどの大事件に巻きこまれたい、
そんなふうに思わなかったと断言したらそれは嘘だと確信できる。

例えばこんなのはどうだろう?
実は公に出来ない政府の秘密組織が宇宙人や超能力者の存在を隠蔽しているのだ。
そして学校帰りの私は偶然にも彼らと出会ってしまい、元の生活とは別れを告げる。
もちろん私自身にそういった不思議的価値はないから自ずとサポートの方に回るんだろう。

ある日突然事故に遭って頭を打つとかはどうだろう?
今まで使われなかった脳の一部が繋がって超能力に目覚める。
そして他にも目覚めた人たちがいて私の元に集まってくる。そして世の中を正すために行動していく。
なんと漫画的アニメ的な世界のすばらしい事だろう。

それがはたして現実に起こりうるのか、と聞かれても私は根拠を持って肯定するだろう。
宇宙人、確かに人類のように知的生命体が惑星に生まれる確率は限りなく低い。
けれどもこの果てしなく広大な宇宙空間には確実にそのような惑星が存在している。
彼らが私たちより遥かに進んだテクノロジーを持っていて、
同じく知的生命体の私たちに接触を試みる可能性はゼロとは言い切れない。
未来人、フランク・ティプラーという名の物理学者が過去への時間移動が現在のテクノロジーでも可能な事を証明してみせた。
しかも予算さえ考えなければ確実に成功しうる方法でだ。
エネルギー保存則の問題はまだ残っているけれど、
未来で起こった大惨事を回避する為に過去と接触を試みる可能性だって否定できない。
そんな話を私は友人にしてみたのだけれど、このように返された。

「それがわたしたちの日常に起こるものなの?」

私は愕然としてしまった。
確かに宇宙人未来人は可能性としてはあり得る話だけれど、それを本当に目の当たりに出来るとはまた別問題だ。
それは宝くじで一等を当てるよりも低い確率なのだから。
夢と実際の可能性は別物、けれど可能性と現実もまた別物。
そんな事が起こるはずがない、けれどちょっとは起こってほしい。
それが成長した私の考えになっていった。
中学を卒業する頃には私も親友と呼べる人物に出会って日常世界にも物語的面白さがあるんだと知る事ができ、
別にそんなSFやファンタジーの要素が関係しなくてもいいやと思えるようになった。
だから私はこの平穏だけど面白い世界を精一杯生きようと思っていたところ―、


凉宮ハルヒと出会った。

90:キョン佐々の憂鬱2
07/12/30 18:49:56 vGIyGYEs
私は実は県内でも有名な私立進学校の入試に受かっていた。
妙な話ではあるけれど、偏差値もそこそこの県立高校に通う事にした。
大学はともかく高校は多少良い環境にあればどこに行っても同じだと私は思う。
大学受験勉強なら教科書の内容をしっかりと把握して応用と演習を繰り返せばいい。
授業が退屈なら自分で進めればいい。
せっかく高校に通うのだから勉強以外で高校生活でしか出来ない事をしたい、そう思ったからだ。

……いや、よそう。
そんな事でごまかしたところで自分の正直な気持ちは偽れない。
私の本音は勉強になんかに存在しない。そう、私は―。

さて、そんなわけで入学式前後であたりを見渡してみると、
同じ中学から来ている人たちがかなりの数にのぼっていて、
うち何人かは昼休みに話し合った友人たちもいたから緊張する事はあまりなかった。
けれども友人たちが私を一目見るなり、
「うそ、なんでここにいるの?」
と目を見開いて指差してきたのには驚いた。
どうやら友人たちの中では私は私立校に進学していた事になっていたらしい。
そう考えるのが普通だろうけれど、いささか心外だ。
決まりきった校長先生や来賓の方々の祝辞が終わってようやく私は配属された一年五組の教室に足を運んだ。

席は出席番号順で男女交互に並んでいるらしく、所定の席に腰を落ち着けた。
「む、おまえと同じクラスだったのか」
本を読もうかと鞄の中を探っていたら、聞き慣れたどこかだるそうな、けれど明瞭な声が私の耳をくすぐった。
もちろんそれを無視する事は当然、無碍にする事もできるはずもないから、
「そうだね。これを偶然と呼ぶべきなのか必然と呼ぶべきなのか、そこはさすがに判断に迷うけれどね」
私はくっくっと笑いを浮かべながら彼の瞳を見つめる事にした。
キョン、とあだ名されている彼は私と同じ中学の出身で、塾も一緒だった友達だ。
彼は肩をすくめながら背負った鞄を私の後ろの席に置く。
どうやら彼が私の後ろらしい。
「それにしても、まさか本当におまえがこの学校に進学するとは驚いたぞ。
 おまえだったらここより上の偏差値誇ってる滑り止めだって受かっててもおかしくなかったのに」
「さすがに高校一年目から授業と予備校で息の詰まった生活を送るのはごめんだったからね。
 僕は君が思っているよりもずぼらだったらしい」
キョンと同じように肩をすくめてみせる私に対して彼はあきれたように頭を抑える。
「つまりなんだ、実は本命私立も受かってたのにそれを蹴ってここに来たって言うのか?」
「そうなるね。けれど別に不思議な事じゃないと僕は思うんだ。
 現に国木田だって同じ選択肢を選んでいるようじゃないか」
「俺にはさっぱり分からん。行けるところに行った方がいいと思うんだがな」
キョンは同じく中学をともに過ごした国木田の方をちらりと見てまた首を傾げる。
「行けるところに行ったからこそ、ここに至ったとは考えてくれないのかい?」
さらに語ろうとしたところに担任の青年教師がドアを開けて教室に入ってきたので、私は話を切り上げてそちらに集中する事にした。
彼は一通りの自己紹介とハンドボール部の宣伝を行った後、典型的な展開と言ってはなんだけれど、自己紹介をしようと発言した。
一言だけにも関わらず聴いていると実に面白い。
クラスに早く馴染もうとする者、当たり障りのない発言ですます者、高校生活に望む夢を語る者。
まさしくその人のすべてを表していると言ってもいい。
私もなるべく簡素に自分を表す言葉を述べ、暖かい拍手を送られた。
キョンもまた彼らしい台詞を述べて終了する。
次の女子が立ち上がるが、キョンは私、つまり前方を眺めたままで後ろを振り向く気はないらしい。
いくら体をよじらなくてはならないからって、それはないだろうと密かに思うけれど、
それを私が指摘するほどキョンは分からずやではない。

91:キョン佐々の憂鬱3
07/12/30 18:53:39 vGIyGYEs
「東中学出身、凉宮ハルヒ」
彼女はどうして不機嫌なのかは分からないけれど、まるでクラス全員が敵のように口を固く結んで眼を鋭くしていた。
けれどもそれを補って余りあるほど彼女の容姿……いや、美貌は整っていた。
気と意志の強い女子、これなら絶対にクラスの人気者になるだろうと思わず確信していたけれど、
「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」
さすがのキョンも振り向いた。
凉宮さんはクラス全員の視線を全く意にも介さずに受け止め、
ゆっくりと教室全体を見渡して、憮然としたまま着席した。
おそらく全員の頭には今の発言にどのような反応を示せばいいのか困っていたところだろう。
担任の岡部先生も例外ではない。
何人かはそれを平然と受け止めたりあきれかえったりしていたようだけど、
後から聞いた話では彼女と同じ東中学出身の生徒だったらしい。
だけど私はそれに衝撃を受けてしまった。
今、この場で、あのような発言を行った凉宮ハルヒの存在に。
彼女はどれほど自分を貫き通す固い意志を持っているのだろう。
他人から白い眼で見られようとも嘲笑されようとも、決して自分を変える事がない。
世界はそれこそ個人の意志で回っていると断言しているかのように。
それはきっと理論と常識で武装してきた私が持っていない強さ。
「よろしく、凉宮さん」
気がついたら私は彼女に拍手を送っていた。
最大限の賛辞ではなく、他の生徒の時に誰もが送っていた暖かいものだ。
それで白くなっていた時が再び刻みだしたのか、他の生徒からもまばらに拍手が送られる。
岡部先生もためらいがちに次の生徒を指名する。
凉宮さんは送られた拍手に反応を見せず、面白くなさそうに腕を組むだけだった。

再びそういった非日常的な事柄に興味を持った私は予習そっちのけで図書館に通いつめ、
必要なら本屋にも赴いて自腹をはたいた。
深く考えれば考えるほど少女時代に思いを馳せた記憶が鮮明によみがえってきて、自然と笑みがこぼれる。

92:キョン佐々の憂鬱4
07/12/30 18:55:08 vGIyGYEs
数日後、ようやくある程度まとめられた私は凉宮さんと話し合おうと意気揚々と学校に赴いた。
「しょっぱなの自己紹介のアレ、どのへんまで本気だったんだ?」
そして教室に入ってくるなり視界に飛び込んできたのは、
さりげない笑みを満面に浮かべたキョンが凉宮さんとの会話を試みようとしているところだった。
「あんた、宇宙人なの?」
彼女は不機嫌のまま大まじめな顔で返事した。明らかに雲行きが怪しい。
他のクラスメイトもキョンの成り行きを固唾をのんで見守っている……ような気がする。
「……違うけどさ」
「違うけど、何なの?」
座っているのにたじろぐキョン。この展開はまずい。いつもの聡明さがキョンにはない。
「……いや、何も??」
「強い意志を持っていて立派、そんなふうに思ったのよ」
だから私も彼と凉宮さんとの会話に参加する事にした。
凉宮さんはキョンのそばに椅子を持ってくる私を凝視する。
「なによそれ?」
「だってそうでしょう?」
私は自己紹介の時に彼女から感じた印象を素直に語った。
キョンはツチノコを発見したような驚いた表情を私に見せてくるけれど、
彼女の顔には「それが何?」がありありと書かれていた。
「子供の頃誰もが思っていた、けれどほとんどの人にとっては色褪せてしまった記憶。
 自分で自分を妥協させてしまった人ばかりの中で、あなたはそれを捨てる事なく心の中で輝かせ続ける。
 とても素敵で立派な事だと思うわ」
「それで?」
「あなたに触発されて私も少し文献をあさってみたのよ。良ければ少し語り合わない?」
私はおもむろに鞄の中から数冊の本を取り出して凉宮さんの机の上に並べてみた。
それに顔をしかめたのはキョンだった。
「おまえ、こんなのばっかこの数日読んでたのか?」
「ムー大陸とか月到達NASA陰謀説とかの文明よりはよほど文明的だと思うけれど?
 心配しなくてもこれらは全部科学的根拠を伴ったものばかりだよ。
 トンデモ科学じゃない事は僕が保証する」
私が持ち出したのはいずれも物理学者や生物学者が大まじめに語っている文献ばかり。
それが現在別の学者に否定されているものでもとりあえずは持ち出してみた。
以前調べた事があるから、そこから更に掘り下げるのは意外と簡単な事だった。
さすがの凉宮さんもこれには面食らったらしく、私の方に視線を移していた。
「私の材料はこんなような知識しかない。できれば凉宮さんの考えを聞きたいと思っているの。
 よければ教えてくれないかし―」
そんなわりといい時に限って岡部先生は早くに教室に表れた。まだ予鈴もなっていのに。
本鈴がなるまでめげずに話そうと思ったけれど、既に凉宮さんの興味は削がれてしまったらしい。
私は空気を読めない担任に若干のいらだちを覚えながら、自分の席に戻る事にした。

93:キョン佐々の憂鬱5
07/12/30 18:57:21 vGIyGYEs
そんな私やキョンの他にも凉宮さんと会話をしようと試みるクラスメイトは何人もいた。
まずは昨日のドラマとか無難な話題から入ろうとするけれど、たいていはそこで撃沈される。
琴線に触れない限りは彼女は意にも介さないらしい。
あからさまに不機嫌をあらわにするのだから、話した側にとってはたまらないのだろう。
次第に彼女から人は遠ざかっていった。
ただ私にとって嬉しかったのは、そっけないけれど私の話を聞いてくれるところだった。
まだ一方的に私が話しているだけで会話は出来ていない。
けれど、話題さえ選べばいつか無難な会話程度なら交わせると結論できるまでにはなっていた。
しかしいつまでも彼女だけに関わっているのが私の高校生活だと聞かれれば、そうではないと答える。
「おまえ、谷口から高評を受けてるぞ。なんでもAAらしい」
「それは光栄だね」
放課後でのキョンとの会話もその一つだ。
谷口くん、凉宮さんと同じく東中出身。席が近いからキョンや国木田と一緒に食事をとる事が多い。
一件軽そうに見えるけれど、あの手の人は芯がしっかりしていると私は思う。
「僕がAAだったなら朝倉さんはきっとSSSぐらい行ってるんだろうね」
「それは自分を卑下し過ぎだろ。朝倉さんは一つ上のAA+、ほぼおまえと差なんてないぞ」
「意外だよ、朝倉さんの一つ下なんて。僕を高くみすぎて逆に困るよ」
「なんでも凉宮ハルヒに話を合わせようとする不思議なやつ、そんな理由でランクが下がってるらしいが」
どうやら東中出身の生徒には凉宮さんの印象は芳しくないらしい。
しかし彼女と関わる事でその人物の評価まで下がるのは凉宮さんにとってこの上なく失礼だとは思うけれど、
それを正しておこうとは思わなかった。
「ところでキョン、君は部活動の仮入部期間をどのように使うつもりだい?
 ゴールデンウィークまでに決めておかないと入部の機会を逸してしまうと思うんだけれど」
「あいにく俺は万年帰宅部、高校受験からの脱却の余韻をそのままに過ごすさ」
「それは残念」
別に部活動をやるやらないは個人の自由だけれど、やった方が思い出や出会いが広がると思う。
けれど逆に自分の時間を取りたいのだったらキョンのように帰宅部を選択するのもありだろう。
「それでおまえはどうするつもりだ?」
「僕はとりあえず全部に仮入部してみるよ」
「全部……マジか?」
キョンのあきれたような口調と表情に私は少しむっと来た。
「今までの嗜好にとらわれずに新たな一面を発見できれば、と思うんだ。
 今までやった事のないものも挑戦してみるよ」
「そうか。がんばれよ」
素っ気ない言葉でキョンとの放課後の会話は終了する。
真っ先に教室から出て行った凉宮さんの行方を気にする人は既に誰もいなくなっていた。
それを少し寂しく思いながら私は鞄を持って部活巡りを始める事にした。

94:キョン佐々の憂鬱6
07/12/30 19:02:35 vGIyGYEs
やはり体を動かすのは気持ちがいい。それを肌で感じる事が出来た。
バスケ、ラクロス、それから岡部先生のハンドボールにも行ってみたし、野球部にも足を運んでみた。
さすがに運動神経も抜群とは言えなかったから熱心な勧誘をしてくれた部は少なかったけれど、
それでも薦めてくれた先輩方には,
「考えさせて下さい。一応全ての部活を見て回りたいんです」
と無難に断っておいた。そこまで熱望はされていなかったけれど、後の方の部になってくると、
「まるで凉宮ハルヒだなぁ。あいつ変わってるよな」
と聞くようになっていった。驚いた事に彼女もまた全ての部活動を体験して回るつもりらしいのだ。

四月の半分もすぎたあたりでようやく体育部を終え、文化系の部に足を運ぶ事にした。
まずは私が最も興味がある文芸部に行こうとして、
「ん?」
「あら」
凉宮さんと遭遇した。
どうやらお互いに文芸部に行こうとしていたらしく、部室の前で鉢合わせになってしまったらしい。
しばらく静寂があたりを包む……そんな事はなく、凉宮さんは私をみかけなかったかのように部室の扉を開けたのだった。
「失礼します」
私も彼女の後に続いて部室の中に踏み込んで、一瞬立ち尽くしてしまった。
夕焼けに染まった橙色の光が窓辺から差し込み、
開け放たれた窓からそよぐ風がカーテンを優しく揺らす中、その少女は本を読んでいた。
絵画や写真にすれば賞すら夢ではないと確信できる一枚の映像がそこにはあった。
「ねえあなた、上級生は?」
その女子が上履きなどを確認して一年生だと判断したのだろう、
凉宮さんはあたりを見渡して上級生の鞄もない事を確認する。
「いない」
女子生徒は本から顔を上げるどころか微動だにせずに答えた。
思った以上に涼やかな声で、まるで風鈴を鳴らしたような印象を抱く。
「この部はわたし一人」
さすがにそれだけではなかったようで、付け加えるように彼女はつぶやいた。
「うそ。中学時代に調べた時にはちゃんと現三年生がいたはずよ」
凉宮さんは彼女に断りもなく棚に立てかけられた部員名簿に目を通す。
私もそれが気になったので後ろから覗き見る事にした。三年生が数人、二年生はゼロ。
どうやら状況から判断すると、三年生は夏を待たずに春で部を引退してしまったらしい。
どうりで部活紹介の時にも顔を見せなかった訳だ。部員で示し合わせて放り投げたのか。
「信じられない。なんて無責任なの」
凉宮さんは明らかに今目の前にいない上級生に向けて敵意を向けながら、
彼女は棚に立てかけてある本を一冊ずつ手に取って終わりの方を読んでいく。
「何をしているの?」
「あとがきを読んでるのよ。たいていはこれで著者が何考えて書いてたかが分かるから」
私の何気ない質問に凉宮さんはそれだけ答えて本を次々と積み重ねていく。
どんな本を文芸部の人たちが扱っていたのかをチェックしているようだ。

95:キョン佐々の憂鬱7
07/12/30 19:03:36 vGIyGYEs
やがて飽きたのか見切りをつけたのか、最後まで読まずに全部棚に戻していく。
「あんた、ここって本を読むだけ? それとも批評もするの?」
「知らない」
あくまでこの女子生徒は我関せずを貫くつもりらしい。
それにそもそもやる気のない三年から彼女が部活事情を聞いているとは思えない。
しかし部活風景を推理するにはこの棚ぐらいしか材料がないのは頭が痛いところだ。
「とりあえず読書、批評、それから創作もあるみたいじゃない」
「そうね。やろうと思えばいつでも羽ばたける部みたいね」
推察が終了してパイプ椅子と折り畳みテーブルを囲む女子三人。
あまりに味気ないので私がくんだ日本茶をテーブルに並べる。
私は我ながら上手く入れる事が出来たとお茶をすすってしみじみと感じた。
正直、間が持ちません。
「で」
静寂を打ち破って口を開いたのは意外な事に凉宮さんだった。
この時間からなら他の部に行く事も出来たはずなのに、彼女はそのまま腰を落ち着かせていた。
「続き」
「続き?」
あいにく見当がつかなかった上に凉宮さんはあさっての方向に視線を向けていたので、
私は思わず聞き返してしまう。
「この前の続き。恒星間移動の技術についてよ」
ああ、宇宙人が地球にやってくる前提になっている事ね。
思わず納得した私は新たに借りてきた文献をテーブルの上に並べて、
なるべく整理して語る事にしようとして、ふと気づいた。
そういえばせっかくこの場にいるのに私は本の女子生徒の名前を聞いていない。
「長門有希」
伺ってみると彼女は平坦な声を紡ぐのみだった。

文化系部の中にはかなりの優秀な成績を収める部活も多々あって、軽音楽やコンピュータ研究には驚かされた。
この調子で行けば軽音楽は文化祭で演奏すれば一番人気になるだろうし、
コンピュータ研究のパソコンは決して安くない一台数十万規模もするハイスペックなもの。
大学の研究に使ってもおかしくないものまであった。
そうしてゴールデンウィークが終わる頃には私と凉宮さんは全ての部活を体験し終えていた。
涼宮さんと出会ったのは文芸部だけだったけれど、それでも鉢合わせできたのは私にとっても少し嬉しい事だった。
案の定凉宮さんはどこにも入部する事は無かった。
超常現象研究会を始めとした同好会を含めて彼女の興味をそそる部活動はなかったようだ。
ちなみに私は週三回の某運動部に入る事にした。
それ以上だと勉強に支障をきたすし自分の時間が取れない。
だけどそれ以下だと部活動の意味がないと思ったからだ。

96:キョン佐々の憂鬱8
07/12/30 19:08:06 vGIyGYEs
唐突にではないけれど、たぶんきっかけがあったとしたら曜日によって変わる髪形についてキョンが指摘した事だろう。
涼宮さんは長くてつややかだった髪を惜しげもなく切った。そしてホームルーム前の時間でキョンと涼宮さんは会話をし始めたのだ。
ある日は部活動について、またある日は中学時代について。
一度は涼宮さんの方が積極的に答えていたところで空気が読めてない岡部先生に折られもした。
私も私で二人の会話に参加もした。けれど他の女子とも関係を築いていった。
その中には東中出身のこもいて、涼宮さんの過去話を詳しく聞く事もできた。
どうやら今までの一ヶ月近くより壮大な事をしてきたらしい。平凡を歩んできた私にはとても考えられないものばかりだった。
「俺、涼宮が人とあんなに長い間しゃべってるの初めて見るぞ。おまえ、一体何を言ったんだ?」
「驚天動地だ」
とある休み時間。谷口くんが例によって不在の涼宮さんの席を指差しながら難しい表情を浮かべてキョンに語りかけた。
それはそうと谷口くん、魔法って言い方はいささか不適格だと私は思うのだけれど。
あっさりと返答するキョンにあくまで納得しそうに無い谷口くん。その後ろから国木田がひょっこりと顔を見せてくる。
「昔からキョンは変な女が好きだからねぇ」
国木田、そのちらりとのぞいた視線は私に対するあてつけなの?
「キョンが変な女が好きでもいっこうに構わん」
猛烈に構う。嗜好は確かに人の勝手ではあるけれど、主に女子が非常に困ると思う。
本人は気がついてないようだけれど、意外にキョンは人気があるのだから。
「俺が理解しがたいのは、涼宮がキョン相手にちゃんと会話を成立させているところだ。納得がいかん」
「あたしも聞きたいな」
と、朝倉さんは朝顔のような素朴な笑顔でキョンの前にやってくる。
「あたしがいくら話しかけても、なーんも答えてくれない涼宮さんがどうしたら話すようになってくれるのか、コツでもあるの?」
「解らん」
キョン、考えるフリをして首を振っても私にも国木田にも丸判りだと思うよ。
けれどきっとキョンが熟考しても朝倉さんの望んでいる答えにはたどり着かないと確信できる。
キョンはそういったものを意識せずにさりげなく行うのだから。
「そういったもんに関してはおまえの方がうまく説明できるだろ」
「えっ? 私?」
端の方にいた私にいきなり話題を振られても困惑するばかりだ。キョン、いくらなんでもそれはひどいよ。
私の思いをよそに朝倉さんをはじめこの場にいる……いや、なんだかクラス全員の視線が私に集中している気がする。
若干引きつるけれど、すぐに気を取り直して少し考えてみる。
「そうね……。一つの事実としては、彼女にとって退屈な話は論外。社交辞令でも聞こうとしないで門前払いだとおもう。
 それから私達の方から自己主張するような会話もよほど興味をそそらない限り成立してない。
 キョンと涼宮さんとの会話を第三者の立場で聞いてみると、二人の会話で共通している点が一つ」
「涼宮さんの主張を真剣に受け止めつつ、それに答える事のできる会話を彼女は望んでいる?」
「と私は思っているけれど、どうかしら」
それでも涼宮さんはイエスマンを望んでいない。ある程度反する主張をする人物が最適だと考えられる。
そういった点でもキョンは涼宮さんにとって現時点で一番の相手だと言える。
「だからあなたと涼宮さんは会話できてるのね。あたしも見習わなくちゃ」
「そうとも言い切れない。私も会話をするとある程度しゃべってしまう方だから、タイプが涼宮さんと一緒なのよ。
 時を刻んでいけば意気投合できるかもしれないけれど、現時点ではまだおせっかいな女子その二にすぎないと思うわ」
中学時代キョンとの議論ではいつも私から話題を切り出して、それにキョンが意見をする。そんな事が結構多かった。
だから私と涼宮さんは意外と近いのかもしれない。

97:キョン佐々の憂鬱9
07/12/30 19:10:13 vGIyGYEs
「ふーん。でも安心した。友達ができたのはいいことよね」
おせっかいな女子その一こと朝倉さんが自分のことのように嬉しそうに笑顔を見せた。
多分男子が真正面から拝めば半分は心惹かれるほど魅力にあふれている。
首をかしげるキョンに朝倉さんはお願い、と白くて繊細な指を絡ませて両手まで合わせた。
キョンは呆気に取られたらしく、「あー」や「うー」しか言葉にできていない。
朝倉さんはそれを肯定と受け取ったのか、ケーキを前にしたおとなしめの女の子のような笑顔で私の腕を引っ張る。
「ねえねえ、その話詳しく聞かせて」
私は女子の輪に入るなり今の話題がふられた事にはたじろぐしかなかった。
朝倉さんはともかく彼女達はあっさりと涼宮さんとのコミュニケーションをあきらめた人たちだ。
なんだか、テストの過去問を持ってる優等生にねだるみたいだ。

いつまでも出席番号順での席ではさすがになかったらしく、席替えが行われる事になった。
主に近所から輪が広がっていくものだから、クラス全体の事を考えれば月一でも私はいいと思う。
けれどもせっかくキョンと涼宮さんとの会話に参加する機会がなくなると思ったら少しさびしい気持ちを抱く。
席の近さという利点をのぞいたらキョンが涼宮さんと会話を続ける理由があまりない。
どうなるんだろう、と悩んでいたけれど、実際は杞憂だった。
窓辺の後ろから二つ目にキョンは位置し、涼宮さんはその後ろ、教室の角に位置した。
私の席が涼宮さんの隣になったのを合わせて、偶然とは恐ろしいものだと正直思う。
「あー、もう、つまんない! どうしてこの学校にはもっとマシな部活動がないの?」
そしていつものように始まる早朝の会話。
涼宮さんは本当に憂鬱そうに高度が低いのかすぐに流れていく雲を眺め、幸せが抜けるほどの深いため息を漏らした。
それを指摘しようと頭を掠めたけれど、やめておく事にした。
「ないもんはしょうがないだろ。結局のところ、人間はそこにあるもので満足しなければならないのさ。
 凡人たる我々は、人生を凡庸に過ごすのが一番であってだな」
……その理論は夢を完全に否定したきわめて現実的な、しかしとても危険な考えだと思うけれど。
確かに努力と根性だけでどうにかなる世の中だったらどれほどよかった事か。
汗と涙の結晶が無駄に終わった例は数え切れないほどのはずだ。
偉大な成果に結びつく努力をする事にすら才能が必要な世界だ。
だから私達は平穏無事に暮らすしかない。日常生活万歳。そんなところだろう。
「うるさい」
涼宮さんは気分よさそうに演説しているキョンを一方的に切り捨て、あらぬ方向へと視線を向けた。
もうキョンの話を聞く気はないらしい。
当然だろう。その99%と1%の話で言うなら、涼宮さんには1%の何かだけが足りてないのだから。
99%の努力を行った彼女からすればこんな理不尽な事はないだろう。
認めたくないはずだ。このほのぼのとした日々がこの世界の全てだと。
そのように考える事で私も憂鬱になってきたので、気分を紛わすために次の授業の予習を始める事にした。

98:キョン佐々の憂鬱10
07/12/30 19:13:50 vGIyGYEs
突然だった。
涼宮さんは睡魔に襲われていたキョンの襟首をわしづかみにすると、勢いよく引っ張ったのだ。
「何しやがる!」
たまらず拳を握り締めて立ち上がるキョンに対して見せた涼宮さんの反応は
―生涯忘れられないほどの、太陽のように輝いた満面の笑みだった。
「気がついた! どうしてこんな簡単な事に気づかなかったのかしら!」
涼宮さんは英国女王が所有する特大の宝石も色褪せるほどの輝きに満ちた眼差しをキョンに向けながら大声で言葉を放つ。
「何に気付いたんだ?」
「ないんだったら作ればいいのよ!」
「何を」
「部活よ!」
青天の霹靂だ、とキョンは考えているのだろう。
全クラスメイトは半口をあけたまま注目していたし、英語の先生は今にも泣き出しそうで無関係な私ですら申し訳なく思う。
授業中だと指摘されてようやく涼宮さんはキョンを開放し、着席する。
けれどもちろん興奮が冷めるはずも無い。目をらんらんと輝かせるままにキョンの背中を凝視していた。
多分教科書は広げているけれど、授業の内容は全く頭に入ってないに違いない。
「1%のひらめき……」
私は新たな道を切り開いた涼宮さんにそんな感想しか浮かばなかった。
99%の努力をしてきた者に1%のひらめきが舞い降りたんだ。
それがどのような結末になるかはわからないけれど、
人生振り返って一番輝いていた時期にすらなるのではないか、そんな考えが頭をよぎった。
そしてその相手に選ばれたのはキョンというわけだ。至極妥当な線ではある。
キョンにとっては頭痛の種になるかもしれないし、決して壊したくないかけがえの無い存在に変わるかもしれないけれど、
きっと彼にとっても大きなものをもたらすのではないだろうか。
そう思うと少し嫉妬すらしてしまう。
「おわぁっ!」
案の定授業終了を先生が告げた途端に涼宮さんは立ち上がり、キョンのネクタイを掴むと強引に引っ張り出した。
軽く悲鳴を上げるキョンなどお構いなし、早々に二人は教室を退場し―、
「へ?」
思わず間の抜けた声を漏らしてしまう。それほど意外だった。
気がついたらやっぱり半泣きの先生を眼の端に捉えながら、私まで涼宮さんに引っ張られていた。
涼宮さんは二人も引っ張っているのに廊下を全力疾走しそうな勢いで、私もキョンも倒れないように走るしかなかった。
「協力しなさい」
そうして屋上へ出る扉の前。涼宮さんはキョンのネクタイを掴んで一言目にそういった。
多分カツアゲと印象を受けたのは私だけではないはずだ。
「何を協力するんだ?」
「あたしの新クラブ作りよ。いい? 今日の放課後までに調べておいて。あたしたちもそれまでに部室を探しておくから。いいわね」
反論内容を構成するキョンを待っているほどの寛大さは今の涼宮さんの頭の中にはないらしく、
今度は私だけを引っ張ってその場を後にする。
軽妙な足取りのまま、どうやら彼女の行き先は決まっているようだった。

99:キョン佐々の憂鬱11
07/12/30 19:16:14 vGIyGYEs
「昼休みになったら文芸部にいきましょう。事情を考慮すればあの広さを有効活用しない手はないわね。
 あとは有希と交渉して万事解決よ」
廊下を歩きながら彼女は自論を力説する。
いや、と言うよりは今の発言が今後の前提条件になってる気がしてならない。
十割の確率でそうだろうけれど、刹那の可能性も考慮に入れて一応聞いてみる事にする。
「その交渉は私もするの?」
「あたりまえじゃない!」
涼宮さんは急に百八十度回転して私の真正面に立ち止まった。
そして先ほどキョンに見せたのと同等な輝きに満ちた強い眼差しで私の瞳を見つめる。
「もちろん協力するわよね、佐々木さん」
多分涼宮さんの中では私がどのような返答を行ったところでその結末は変わらないだろう。
キョン風に言うならば巻き込まれた、そのへんだろうか。
それでも私には選択肢がいくつも存在する事は確かだった。断固拒否する事もできただろう。
けれど、私は全く考える事無く返事をした。いや、考える必要が全く無かった。
「もちろんよ、涼宮さん」
私もまた満面の笑みで彼女の意志に答えた。

100:この名無しがすごい!
07/12/30 19:19:13 vGIyGYEs
これで終了です。
佐々木がもし進学先に北高を選んでたら、と考えて書いてみましたが……長すぎました。
なんだか若干ずれがあるかもしれません。全部自分の力不足です。
でも佐々木いいよ佐々木。

101:この名無しがすごい!
07/12/30 19:28:53 cekipBeV
>>100
 佐々木保管庫
 ハルヒ保管庫
 VIP保管庫
 エロパロ保管庫
一通り読んでから書いた方がいいよ。

102:この名無しがすごい!
07/12/30 19:52:57 owiBctDe
誰だお前は。

>>100
地の文がしっかり佐々木な雰囲気満載で堪能した。過度にデレずに余裕のある感じもいい

103:この名無しがすごい!
07/12/30 19:55:15 eoJPgevP
>>100
GJ

104:この名無しがすごい!
07/12/30 20:29:06 bB+Ow/bm
そもそも、何で板を移る事になったんだ?

105:この名無しがすごい!
07/12/30 20:29:56 HZgsvg3U
そもそもアニメに出てなかったからじゃね?

106:この名無しがすごい!
07/12/30 21:07:17 z/IhHcRj
>>100
これはイイ佐々木。仲良しな二人が特にいい。
日常ってあたりが実によく書けてると思った。

107:この名無しがすごい!
07/12/30 21:27:27 e7ALucVp
>>100長編乙です。
この展開だと笹の葉どうなるんだろ
さすがに二人とも連れてったら気付くだろうし

108:この名無しがすごい!
07/12/30 21:29:12 a8ki1iM3
どうしても思考実験の域を出ない危惧が。

109:この名無しがすごい!
07/12/30 22:04:43 eoJPgevP
佐々木さんが男装すれば良い

110:この名無しがすごい!
07/12/30 22:08:02 e7ALucVp
でも思考実験に名を借りて、自分にとって都合の良いように妄想を加えて具現化したのがSS。
だからガンガンやっておkではないかなと。

明日は早いので今日はもう寝ます、お休み佐々木さん

111:この名無しがすごい!
07/12/30 23:09:27 zdwfiMA2
>>100
GJ
佐々キョンで北高進学するssは今までにも何度かあったけど、
やっぱ好きだわこの設定w
続きも考えてるなら期待してるんで是非とも頑張ってほしいぜ

112:この名無しがすごい!
07/12/30 23:13:12 C9YUy3lW
>>100GJ!
佐々木視点なのが、また良い。続き待ってます!

113:この名無しがすごい!
07/12/31 00:13:55 6L6laWLp
>>100
>>101で出てる保管庫のssは大概読んでるけど、これは…すごいとしか形容できないだろ。
佐々木視点というのが良いね。取り巻きの描写も能く描かれていたからイメージしやすかった。

原作トレースを続けていけるギリギリの所までなぞってほしいです。
GJ!

114:この名無しがすごい!
07/12/31 01:22:41 pvU7H7tN
佐々木とハルヒが進学校で、キョンが北高校というのはどうだ?
俺書こうとしているけど行きずまっているので、誰か書いてくれない?

115:この名無しがすごい!
07/12/31 01:26:58 IK5BpHaQ
>>114
つ 言い出しっぺの法則

116:この名無しがすごい!
07/12/31 01:54:34 pvU7H7tN
このスレでのトンデモ妄想をまとめるとすごいことになりそうだな。
『佐々木さんとキョンは中学時代に結婚の約束をした』
『キョンの車は軽トラ』
『実は既に神能力持っている』
『佐々木さんの閉鎖空間の巨人は赤色』
『中の人は森永理科』
この他にも沢山ある

117:この名無しがすごい!
07/12/31 02:16:16 xaAiMpWj
誕生日だ
18禁解禁
佐々木さん祝ってください

118:この名無しがすごい!
07/12/31 02:45:56 ZTzES2FK
くっくっ十八歳になったのか。出来ることが一気に増えるね。
差し詰め明日ぐらいに、本屋やゲーム屋の18禁コーナーめぐりかい?
おっと、明日は大晦日か、何処の店も開いてないね。くっくっ
あ、そうそう。出来ることが増えたからって、タバコやお酒は駄目だよ。二十歳になってからだ。
そういえば、男子も十八歳で結婚が出来るようになるんだっけ。
キョンも早く十八にならないかな、そうなれば合法的にキョンと・・・って僕は何を考えてるんだ。
とっ、とにかく誕生日おめでとう





こんな事をするのは初めてだから、かなり変だが許してくれ

119:この名無しがすごい!
07/12/31 02:54:58 pvU7H7tN
『一人前の蕎麦定食』

中学時代の俺達は、塾に行く途中、蕎麦屋に寄って軽く食事することが多かった。
年蕎麦定食1人前を二人で分け合って。(店長がキョンの知り合いでなければ、荒らし認定されたと思う)
「一人前を二人で分けるなんて貧乏くさい事やめた方が良くないか?俺は別にかまわないが」
「僕はこれで十分だよ。君さえ良ければ、何も問題無いよ」
「いや、それだけでなく。クラスの連中にまた夫婦、夫婦と馬鹿にされるのだが。妹となら問題無いと思うが」
「僕は気にしないよ」
キョンは妹さん相手に時々こんな事をしているらしい。
本当は、気にしないというより、キョンと二人でそういうことをするのが好きだったのかもしれない。
子供の頃の幸せだったあの日、あれは遠い昔のよう。


去年の大晦日、君は涼宮さん達5人で過ごしたらしいね。楽しかったかね?
今年も、君はあの4人と過ごしているのかな?それとも涼宮さんと二人きりとか。
そんな大晦日の夜、偶然君に出会った。

「お前もお参りの帰りか?来年もよろしく」
「君はまた、SOS団か?」
「毎日、毎日大変だよ。明日も初日の出を拝むんだ。やれやれ」
そうか、明日も涼宮さん達と一緒か
「そうだ、キョン。昔よく行った蕎麦屋に行こう」
そこで昔のように蕎麦定食1人前を二人で分け合う僕達。
キョン、明日も早いのに僕に付き合ってくれるなんて、君は優しいんだね。
君は誰にでも優しいけど、本当は僕だけに優しくしてほしいんだ。

どうしたらキョンを独占できるのだろうか?
それに、未だに涼宮さんとも他の女の子とも恋人どうしにならないのは何故?
 ・
 ・
何だ、簡単なことじゃないか。ただ、必ず成功するとは限らない賭けなだけで
 ・
 ・
その夜、大晦日の晩、僕は溜め込んでいた溢れ出す思いを伝えた。
やらなくて後悔するよりやって後悔する方が良い。それとも、遅すぎてもやらないよりはまし。かな?

・・・・・・・・
僕達の行きつけの蕎麦屋で蕎麦定食1人前を二人で分け合うと、知り合った男女は恋人になり、別れたカップルもよりを戻し、離婚寸前の夫婦が再び愛し合う
こんな噂が世界中に流れたのは、僕の名前が変わった頃だったろうか、それとも僕達の二人目の娘が生まれた頃?
(終わり)

120:この名無しがすごい!
07/12/31 03:00:41 pvU7H7tN
>>118
佐々木さんGJ

119:少し早いけど大晦日ネタです。俺はこれが限界。

121:この名無しがすごい!
07/12/31 05:00:49 mBLGCjbA
>>119
シンプルでうめえじゃねえかよ

122:この名無しがすごい!
07/12/31 05:41:24 pLfEtaYy
>>119GJ。
ネタバレ避けるから書かないけど、某台詞がすごくいい。

123:Sasaki
07/12/31 10:18:37 UMPXRGp3
 君らは何人の脳内佐々木さんを抱えているだろうか?
俺は3人ほど居る。

 一人は佐々木SSを書いている時から居る「くっくっくっ、僕をどんな運命に逢わせるのかい?」と訊いてくる佐々木さん。
一人は頭が仕事脳の時にだけ存在する「僕ならばこの場合はこうするんだけど君は違うのかい?」と訊いてくる妙齢の佐々木女史。
あとの一人は行き付けの居酒屋にいる美絵という娘の事だ。

 美絵は背が高くエキゾチックな顔立ちをした娘で、長くて綺麗な髪をした娘だ。
彼女はいつも厨房の中にいて、目立たないけどいつも頑張って仕事をしている。
 ある日ホールに一度だけ出て来た時、俺はいつもの調子で少し男女間の湿っぽい話をしてみた。
その時彼女は顔を真っ赤にしてしまい、オロオロとなって仕事が手に付かなくなってしまった。
 ちょっと悪い事をしてしまったと思った。

 それ以降は彼女とは、カウンター席越しに厨房の彼女と話す事が多くなった。
彼女は20代後半で、今まで色んな仕事をしてみたけど、引っ込み思案の性格が災いしてあまりいい事が無かったそうだ。
 俺はそんな彼女に色んな話をして、こんな事をしてみたらどうだ?と俺なりに提案らしいことをしてみたりもした。
大抵、飲み屋の娘にそんな話をしても酔っぱらいの戯れ言として相手にされないのが普通だが、彼女は俺の言った事を忠実に試して
報告を逐一してきた。
 俺自身もそんな彼女の話をきいて、一層話に真剣味が増してきたのは仕方ないところだろう。
俺には社会的制約…嫁とかなんとかあるけれど、いい話し相手であり、お互い元気を与え合う間柄なのかも知れないと感じた。

 そんなある日、いつもの店に行くと美絵が居なかった。
どうしたのか他のメンバーに訊いてみると、今日は体調不良で休みだという。
 俺は他の子にメアドを聞き出すと(ご贔屓なのが超バレていた)美絵にメールを打っていた。

「早く元気になって、ポニーテールを見せてくれ。ささっき~よ」

 彼女の名字は佐々木だった。

 ゴールデンナインのポニーテールがよく似合う娘だ。
俺がポニーを薦めたのはここだけの秘密だ。


124:風邪
07/12/31 12:39:04 UMPXRGp3

 何もこんな時までしなくてもいいのにと思う事は無かろうか?
中学の頃、佐々木と一緒の塾に通っていた俺は、大晦日から元旦にかけて行われる特別冬期講習でそれを思った。
大晦日は家族と一緒に年越し蕎麦を食って、母親のお節料理の手伝いをしつつ(田作作りには自信あるぞ)、テレビの既得権を妹と争奪
戦を繰り広げつつ過ごしたりするのが普通じゃなかろうか?
 普段は勉強しない時間帯に勉強しても絶対身が入らないって!と佐々木に言ってみたら、君が思っている様な煩悩を断ちきる為の、
これは一種の儀式なんだよと、いつもの声を抑えた低い笑い声をあげた。

 俺が行っていた塾はニュースの1シーンに出てくる様な、生徒や講師がハチマキを締めて雄叫びを上げるスパルタじみた風景とは無
縁なところで、生徒は勉強に関して最善の方法を自らで探し出し、講師は生徒の質問に答えて生徒の弱点を指摘する、ある意味では昔
ながらの寺子屋みたいな感じの塾だった。だから自分自身を上手くコントロールしなければ学習効果はまるで上がらないのだ。
 幸いな事ながら俺には講師がもう一人、隣に居る佐々木がよく面倒をみてくれるから、その点は問題が起こる事は無かった。

 さすがにこの時期になると受験の内容もほとんど把握しており、問題集を前のページから順に挑んでいき終わったら回答を参照し、正答率が低い部分を明らかにして、その部分を補強してゆく地道な行為を繰り返しつつ、春までの期限限定だからと脳味噌に頼み込み、
短期記憶の強要を行っていた時だった。
 紙と黒鉛が奏でる協奏曲の一部が欠けてるぞと思って隣を見遣れば、なんと佐々木の手が止まっているではないか。
こいつでも問題で考え込む事もあるんだなとその光景を見ていると、頭が前後左右に不自然に動いていた。

 ・・・おい、佐々木どうかしたのか?
俺の呼び掛けにワンテンポ遅れた感じで顔を上げて「何でもないよ」と微笑み返してきたが、顔が紅いし声がかすれているぞ。
「これくらいは大丈夫だから、君は気にせず勉強に打ち込んでくれ」とは言っているが、ちっとも大丈夫に見えない。
は前髪を手でたくし上げて額を佐々木の額に押し付けた。これ位しなければ意地になったアイツは動かないのは勉強済みだ。
 ・・・俺の額は冷たいだろ?逆にお前は熱燗みたいにアツアツだぜ。

 佐々木が言葉に窮している間に二人の勉強道具を手早く鞄に仕舞い込み、講師に佐々木の不調を伝え、手を引いて塾を後にした。
風が強くて寒い夜だった。俺は着ていたセーターとトレンチコートを無造作に佐々木に着せ、いつもの様に自転車の荷台に乗せた。
 昔の事を思い出す。今でも小さい妹がもっと小さかった頃の事だ。
今でこそミニ台風の様な奴だが小学校に上がる前後までは虚弱体質だった妹は、よく風邪になって医者のお世話になっていた。
その頃は恥ずかしい話だがウチの家計は苦しくて両親共に帰りが遅かったので、病気になった妹を負ぶったり担いだりして夜の病院へ
連れて行った事がある。その頃はアイツは「お兄ちゃん、ありがと」と言っていたな。
 俺は二人乗り以外の交通法規を遵守しつつ、当時の記憶にある休急診療をしている病院へと二本の足へ全力を強いて向かった。

 俺の正月は佐々木の看病と自習勉強に明け暮れる事になった。

 正月休みが明けてから学校で佐々木に話し掛けられた。
「休みの間は君には随分世話になった。僕なりにお礼がしたいんだけど何かリクエストはあるかい?」
 ・・・お前と一緒に寝て正月を過ごしたかった。それだけだ。

 おいそこ、何を笑ってやがる。
看病と勉強の二本立ては結構大変なんだぞ。

125:佐々木☆テクニック
07/12/31 13:13:02 UMPXRGp3
 遊びに言った帰り道での出来事だ。
大きな花を手にした可憐そうな少女の後ろ姿を見掛け、そんな娘だろうかと追い越し際にチラリと見てみたくなった。
その行為が少々オヤジじみているのは俺自身認める所ではあるが、健全なる青少年としてそんな気が起こるのは不自然ではあるまい。

 ・・・なんだ、お前だったのか。
「何だとはなんだい?会っていきなり随分な言い方ではないか」
その後、青少年のささやかな希望を見透かした佐々木に随分と皮肉を言われたのは言うまでもないだろう。
 ・
 ・
 ・
 ・
・・・その花束は何だ?お前は生け花もしているのか。
「ああ、これかい?家の近くに飾るんだよ」
・・・美化運動って訳か。殊勝な心掛けをしているな、お前。
「美化運動の一面も確かにあるかも知れないね。君は面白い物の見方をする。僕自身、気付かなかったよ」
・・・違うのか?本来の目的は何なんだ。
「これを近所の交差点に飾るんだ。
 そうすると車がスピードを落として静かになる。環境運動の1つの方法さ」
・・・そ、そうか。
「そのうちに花が増えたり地蔵が建ったりする時もある。
 人の心に花や地蔵が何かを訴える。君の言う通り確かに心の美化運動という側面があるね」
・・・わ、わかった。

「キョンも気をつけるんだよ。もっとも2人乗りの恩恵にあやかっている僕が言うのも変な話だけどね」

126:この名無しがすごい!
07/12/31 13:44:28 xaAiMpWj
>>118
どうもありがとう
感動した!GJ!!

127:この名無しがすごい!
07/12/31 13:56:35 pLfEtaYy
ID:UMPXRGp3
3連発GJ!

128:この名無しがすごい!
07/12/31 15:14:06 pvU7H7tN
>>123>>124>>125
どれも素晴らしい。GJ

佐々木さんの家の雑煮には何を入れるのだろうか。

129:この名無しがすごい!
07/12/31 15:32:04 UMPXRGp3
やっぱ餡餅だろう?

130:雑煮
07/12/31 16:14:35 UMPXRGp3
「キョン、雑煮には家それぞれの仕来りや伝統があるって事だけど、君の家の雑煮はどんな感じだい?」
―そうだな、煎り子で取った出汁を澄まし仕立てにして、切り餅と芹(せり)を入れて蒲鉾に柚を添えた感じだな。
「ほう、結構シンプルだね。お節料理でお腹一杯になった後を〆でさらりと頂くには良さそうだね」
―まぁ、そうだ。柚と芹の風味は食後の気怠い感じを整えるのに最高だな。因みに蒲鉾はなると巻きだ。
「考えただけで食欲が出て来そうだよ。今度、その雑煮の作り方を訊きに言っていいかい?」
―そうだな、お前が来るとお袋も喜ぶしな。いつでも来いよ。
「折角のご厚意、甘えさせてもらうよ」


―そんなお前の家ではどんな雑煮を食べるんだ?
「僕の家では煎り子を使うのは君の所と同じだが、白味噌仕立てなのがまず違うね。
 あとは丸餅、大根、牛蒡、人参、里芋、蓮根とか根菜類が多く入る感じだ」
―もしかするとお前の本籍は近江方面じゃないか?
「なんで判るんだい?キョン」




 その後、佐々木からの質問責めに遭ったが俺は終始はぐらかし続けた。
あいつから一本取り出来る事は滅多に無いからな。この位の事は許して欲しいぜ。


「お、お願いだキョン。僕は謎や疑問が判明しないと夜も寝られなくなるんだよ」

131:この名無しがすごい!
07/12/31 17:05:31 pvU7H7tN
>>130
おいしそうなネタGJ
佐々木さんの雑煮が食べたいよ。

132:この名無しがすごい!
07/12/31 17:11:51 6L6laWLp
>>130
雑煮で地域特定できる人もいるそうだしね~雑煮すげぇ
美味そうだ。GJ

133:この名無しがすごい!
07/12/31 17:30:26 DhhPToNL
>>130
続けてGJ!!

134:この名無しがすごい!
07/12/31 17:55:20 XTlBkvYd
東京行ったときにぜんざい頼んだらもちの上にあんこ塗りたくったものを出されて呆然としたことがある。

>>130
GJ!!

135:この名無しがすごい!
07/12/31 18:44:35 ZTzES2FK
関西だからどうせ、鰹と昆布の合わせ出汁かいりこ出汁。餅は円餅だろうな

136:この名無しがすごい!
07/12/31 18:53:32 ivFTHaX6
>>130
雑煮GJ

137:この名無しがすごい!
07/12/31 18:56:06 UFoxBOM/
SS投下の皆様GJ&お疲れさんです。
そして年末にも関わらず懲りずにここまで更新完了>@wiki

なんですが、前スレ最後の方のポンジー系SSの扱いは如何すればよろしいのか

138:この名無しがすごい!
07/12/31 18:56:57 Zf6b0MIn
変な空気。

139:この名無しがすごい!
07/12/31 19:12:21 ivFTHaX6
>>137
ありがとうございます。お疲れさま。
ポンジー系SSは、毎回ポンジー祭として全スレ一括で保管庫その他に保管されていると思います。

140:この名無しがすごい!
07/12/31 19:14:34 pLfEtaYy
過去スレではポンジー祭で一括りに纏めてあったよ>ポンジーネタ


141:この名無しがすごい!
07/12/31 19:30:01 UFoxBOM/
成程…
ジャンル「その他」の中身がそれらしいのでその中に入れてきますぜ

142:この名無しがすごい!
07/12/31 20:11:51 IK5BpHaQ
今年も後数時間。佐々木さんらしい年末の過ごし方とはどんなものだろうか



143:この名無しがすごい!
07/12/31 20:31:33 Yhy2a0tN
佐々木さんの年の瀬はキョンに想いをはせながら果てる。
こるに限るね















……ごめん

144:この名無しがすごい!
07/12/31 20:34:42 pvU7H7tN
願望:初詣の後、キョンに自宅まで送ってもらってキョンに乗る。
現実:初詣の後、キョンに自宅まで送ってもらう。キョンの自転車に乗って。

145:この名無しがすごい!
07/12/31 20:37:29 pvU7H7tN
>>142
すまん、初詣じゃなくて、大晦日か。
大晦日でも似たようなものだと思う。

146:この名無しがすごい!
07/12/31 20:46:46 UMPXRGp3
<妄想1>
・2年参りに出掛けた神社の境内で、キョンとふたりどんと焼きを前に語り合いつつ暖をとっている。

<妄想2>
・2年参りに出掛けた神社の境内で、キョンとふたり出店の屋台でストーブで暖をとりつつ、キョンが薦めた升酒を嗜んでいる。

今日は疲れた。
よければ誰か、SS仕立てにして欲しい。

147:この名無しがすごい!
07/12/31 23:12:29 v8a0nlH4
今年もあと40分ちょいだな。
来年こそ驚愕が発売されますように。

148:この名無しがすごい!
07/12/31 23:56:07 pvU7H7tN
キョンに自分家の大掃除を手伝ってもらう。その後、キョン家の大掃除を手伝う。

財布の金を使いつくしたキョンに対して、誰が年越し蕎麦を奢るか、ハルヒ達と口論する。

新年はキョンとまったり炬燵で寝て過ごす。

149:この名無しがすごい!
08/01/01 00:00:53 YPvz5n3G
キョン、今年も僕をよろしく頼むよ。

150:この名無しがすごい!
08/01/01 00:09:34 6eMSCkAc
佐々木さん。明けましておめでとうございます。

151:この名無しがすごい!
08/01/01 00:16:36 hI/DUtNU
浜田キョウコがキムタクに見えたよ、佐々木さん
あけましておめでとう

152:この名無しがすごい!
08/01/01 00:17:32 zPokaSZz
新年初の佐々木かわいいよ佐々木。

あけましておめでとうございます。佐々木さん。

153:この名無しがすごい!
08/01/01 00:22:43 VdwM3SWz
新年明けましておめでとう。
今年もよろしくお願いします。
あぁ、佐々木かわいよ佐々木。

154:この名無しがすごい!
08/01/01 00:25:14 KDAaor+2
さあ今年も佐々木漬けの一年と行こうか

明けましておめでとう
佐々木さん+お前ら今年も宜しく

155: 【吉】 【235円】
08/01/01 00:32:32 vcM3sfdJ
あけおめ
驚愕に出番あるといいな

156:この名無しがすごい!
08/01/01 00:44:49 tZoTPCMi
あけましておめでとうございます。
今年も皆様よろしくでござるよニンニン。
あと新刊が冬の間には出ますように。
そこで佐々木さんがハッピーになれますように。

157:この名無しがすごい!
08/01/01 00:46:27 wLfqrpAs
バカ、冬は二回あるんだぞ……。

158: 【1818円】 【大凶】
08/01/01 00:47:14 mSpvyEBb
あけおめ
さぁ佐々木初めと行こうか

驚愕が今年中に発売されますように
あと佐々木団の面々が驚愕で悲惨な目にあいませんように

159: 【凶】 【1196円】
08/01/01 00:57:30 xw2ZQOD8
おめおめ~
よろよろ~

160:この名無しがすごい!
08/01/01 00:59:26 uUg1b0N0
あけおめ
コミケでちょくちょく佐々木本見かけるようになってきたな
某サークルの佐々木本買ってきたよ

161: 【凶】 【235円】
08/01/01 01:02:24 lG7lPG//
あけおめ

162:この名無しがすごい!
08/01/01 01:20:59 tZoTPCMi
佐々木さん、あけましたねおめでたいですか?の巻

やあキョン。新年そうそう会えるとは何よりだね。
君も除夜の鐘をついてきたところかい。
君の煩悩は払えたかな。くっくっ。
ところでキョン、除夜の鐘は108つ。最近は皆それ以上つくけれど、
これが煩悩の数と同じだということは知っているね。
さて、では何故煩悩の数は108なのだろうかね。
僕も仏教にはさほど詳しくないのだけれど、
これは四苦八苦をそれぞれかけて、4*9=36、8*9=72、この両者を足した数で36+72=108
とも言われているそうだよ。
四苦とは「生老病死」の4者で、仏教では、生きることそのものがある意味での苦しみと考えていたのだね。
八苦とは、この四苦に足して、
愛別離苦(あいべつりく)
怨憎会苦(おんぞうえく)
求不得苦(ぐふとくく)
五陰盛苦(ごおんじょうく)
を足したもののことを言うんだ。
愛別は愛し合いながら別れる苦しみ
怨憎は憎む相手と出会う苦しみ
具不得は欲しいものが手に入らない苦しみ
五陰盛は色・受・想・行・識の5つで、
まあ簡単に言えば五感のようなもので、物事に執着する苦しみを言うそうだよ。

さて、キョン。
先ほど君が涼宮さんたち一緒に除夜の鐘をついているのをずーっと見ていた僕は、
この八苦のどれだけに該当しただろうねえ。
さてさて、一度鐘をついたくらいでは、とても救われない程度に思えるのだけれど。

仏教は基本的に執着を断ち切り、悟りを得ることでしか救いは訪れないけれど、
僕はことこれに関しては、執着を断ち切る道を選ぶつもりは毛頭ないのだよ。
で、あれば、ここは神道の神様にでも、お賽銭を備えて神頼みでもする他に、
途はないかと思うわけだよ、うん。
先ほどから後ろで僕を睨んでいる涼宮さんに遠慮して、今から君を奪い去ろうとは
思わないけれど、後日お参りに付き合ってくれるくらいは、君に期待したいわけさ。
お礼に、とっておきの晴れ着姿くらいは、披露するつもりだよ。くっくっ。



佐々木はそう言って、いつものようにくつくつと笑う。
提灯の淡い光のしたで、その吐息が白い靄のようにたゆたう。
そんななかで、微笑む佐々木の笑顔は、これから皆で見る予定の
初日の出のように、澄んだ明るさを見せていた。
やれやれ、今年もよろしくな、佐々木。
                                    おしまい。

163: 【吉】 【1201円】
08/01/01 01:24:59 uSX10lOV
あけましておめでとうございます、佐々木さん。ついでにスレの皆さん

>>158-161
お前ら、ことごとく凶ばっかじゃねーかw

164:この名無しがすごい!
08/01/01 01:35:21 JPh9zl3Y
あけましておめでとうございます、佐々木さん。

165:この名無しがすごい!
08/01/01 01:42:24 JPh9zl3Y
>>162
新年早々GJ

166: 【大吉】 【1594円】
08/01/01 02:17:41 vgTjdO8p
今年初の
佐々木かわいいよ佐々木

そして、三分佐々木

167:この名無しがすごい!
08/01/01 02:19:47 J5oTpkun
そして初ss

168:この名無しがすごい!
08/01/01 02:20:02 tZoTPCMi
ざんねん

169:この名無しがすごい!
08/01/01 02:20:16 gt/n/P9I
>>166
させない。

170:この名無しがすごい!
08/01/01 02:37:07 vgTjdO8p
多いなww

171:この名無しがすごい!
08/01/01 04:44:45 6eMSCkAc
こんな時だけ湧いて出るな

佐々木団のおみくじの結果を見てきたよ
キョン:大凶
佐々木:極凶
九曜:大吉
橘:末吉
藤原:微小吉

172:この名無しがすごい!
08/01/01 06:17:02 v2MDjzZL
あけましておめでとう。
は、既に何人にも先行されてしまったようだね。なので、新年最初のおはようは私がもらうことにするよ、
おはよう、みんな。

173: 【大吉】   【445円】
08/01/01 06:22:55 v2MDjzZL
てす

174: 【1737円】
08/01/01 07:12:28 Ahc0MCDz
あけましておはようございます佐々木さん

175:この名無しがすごい!
08/01/01 09:07:20 rAuJENaX
あけおめことよろです。佐々木さん

176:この名無しがすごい!
08/01/01 11:09:46 YPvz5n3G
3分佐々木

177:この名無しがすごい!
08/01/01 11:11:17 448BkU+P
ss

178:この名無しがすごい!
08/01/01 11:32:08 7LYSbtOy
半日過ぎたがあけおめ!!

佐々木さん今年もよろしく!


179: 【大凶】
08/01/01 11:33:38 7LYSbtOy
おみくじこれでいいのかな?

180: 【大吉】 【943円】
08/01/01 11:46:55 McokWEFq
オメ佐々

181:【だん吉】 【467円】
08/01/01 11:57:16 7LYSbtOy
↑今年のキョンの運勢&お年玉

182:この名無しがすごい!
08/01/01 11:59:03 /M4nH/VC
>>181
お年玉はいいとして、だん吉ってw

183:この名無しがすごい!
08/01/01 13:03:57 v2MDjzZL
おめでた佐々木








……!?

184:この名無しがすごい!
08/01/01 13:08:19 0DCH+TXT
>>183を始めとする皆すまん。


185: 【大吉】
08/01/01 14:25:13 CCy2FCeb
くじはこれでいいのかな

186:この名無しがすごい!
08/01/01 15:09:46 YPvz5n3G
「キョン、今まで見てきた初夢の中に僕が登場した事ってあるかい?」

187:この名無しがすごい!
08/01/01 15:37:40 hI/DUtNU
「そういえば今年の初夢は橘と九曜がでてきたぞ」

188:この名無しがすごい!
08/01/01 15:54:42 a/6vD1+u
いy(ry

189:この名無しがすごい!
08/01/01 15:59:17 YPvz5n3G
「一般的に初夢は・・・(中略)1日から2日にかけてみる夢だから、君は一昨年暮れには宇宙的、未来的、超能力的な邂逅をしていたんだね」

190:この名無しがすごい!
08/01/01 15:59:54 v2MDjzZL
スマン、今のは軽い冗談だ。ホントは>>183-184という夢をみた。

191:この名無しがすごい!
08/01/01 16:07:09 v2MDjzZL
被ってたorz

192:この名無しがすごい!
08/01/01 16:07:56 YPvz5n3G
「そうかい、素直に白状してくれてホッとしたよ。
 僕の初夢は君と一緒に楽しいキョンパスライフを送ってる夢だ」

193:この名無しがすごい!
08/01/01 16:26:31 9s2QBsn5
今年こそ三分佐々木が成功しますように

194:この名無しがすごい!
08/01/01 16:28:02 xw2ZQOD8
>>193
キミには失望した

195:この名無しがすごい!
08/01/01 16:34:46 9s2QBsn5
>>193
新年早々だからネタにはしってしまった。今は大変後悔しています。

では本題。今年も投稿間隔が短くて面白いSSが書けますように。

196:この名無しがすごい!
08/01/01 17:26:47 CCy2FCeb
さて、年始が馴染んだ頃だし……

3分佐々キョン

「なぁ佐々木、これを見てくれ」
「そのPCをかい? これが話に聞く2ちゃんねるなのかな」
「ああ、その中のよく行くスレなんだが……」
「ふむ、流石にイチローはすごいね。3打数5安打なんて人間じゃないみたいだ」
「おっと間違えた……どれだったかな、これはキングカズだし、こっちの板はスレ移転でもう行かなくしな……おう、佐々木、これだ」
「3分佐々木、と書いてあるね。これはどういった意味合いの書き込みなんだい?」
「俺もよくは知らんが、こう書き込んで3分の間、違う書き込みがなかったらその書き込んだ人をお持ち帰りらしい」
「へぇ……」



カタタタタタタタタ
「3分キョン、と」

「あれ、2分でレスが」
「なら、1分ならどうかな?」

「59秒か……えぇい、反則臭いけど……3秒キョン、と」
「えぇ! 1秒でレスが!?」


「おっと…誤爆しちまった。知らんスレだが悪い事しちまったな」


197:この名無しがすごい!
08/01/01 17:56:14 AiZpHfEt
        ___
    /:::.::::::::::::::::::::::ヽ、
  ./::::::l´/::::/ ^^ ヘ、:::ヽ
  |::::::::|:::|ィ      Vレ
  |::::::_|:::レー   ー リ|   ,..、
  |::::fr|:::l -==   ==-ll _,ノ/`il  /
  |:::::ゞ|::| '''  r‐ァ ,ツイ´  ハ il   どうしてこっちに移転したにょろ?
  |:::::::::|::「`}T 云'I「{{:::{   V リ \
  |:::|:::::N::{`ヾ;;ー /ノ衣√`ヾノ
  |:::|::::|::::::ハ ヽ;; ヘ'イ乍}
  |:::|::::|::Vリ'ト、´  _Yア´
  |:::|::::|:::ルノ:.:.:ー(_uu/|
  从::::|::::/:.:.:.:li:.:.:.i:.:.|:::/
  `ヽ/:.:.:.:.:.li:.:.:.i:.:.|/

198:この名無しがすごい!
08/01/01 18:00:11 Wv44pA+Y
>>197
「宇宙的、未来的、超能力的な問題にキョンを巻き込みたくなかったの。
 僕だって本当は・・・・、キョンと同じ場所に居たかったよ!」

199:この名無しがすごい!
08/01/01 19:45:48 6eMSCkAc
>>196
これは、笑える小ネタ

200:この名無しがすごい!
08/01/01 21:36:12 JPh9zl3Y

     , -‐- 、
    ,'. /  ト、 ヽ
.    i.(从ノノ 从〉
    l. (|┳ ┳i!l  200ゲット
.   ハNiヘ  ー ノハ!   そして、保管庫更新乙
      {iつ旦と  
     とくュュュュ〉


201:この名無しがすごい!
08/01/01 22:09:16 rK817Ahy
正夢は、人に話すと実現しないそうだ。ということは、
佐々木さんに不利益になる夢を見たら…皆解ってるよな?

202:この名無しがすごい!
08/01/01 22:21:04 hI/DUtNU
話せばいいんだな?

203:この名無しがすごい!
08/01/01 22:33:08 CWjkkTPq
ササッキーが陵辱される同人ってまだない?
そろそろクルころだと思うんだが。

204:この名無しがすごい!
08/01/01 22:42:17 blDkW6EU
>>203
ねぇよw

今んとこ八割がた佐々キョンものだ。
で、残り二割位が佐々木団もの。

205:この名無しがすごい!
08/01/01 22:43:50 CWjkkTPq
ほのぼの日常路線ってことか。愛されてるなササッキー。いいことだ。俺的には残念だが。

206:この名無しがすごい!
08/01/01 22:44:30 hI/DUtNU
見てぇ!

207:この名無しがすごい!
08/01/01 22:54:23 wA324X63
URLリンク(www.girlscity.jp)

208:この名無しがすごい!
08/01/01 22:56:23 yUX3wNV7
>>207
ぉぃこら!!

209:この名無しがすごい!
08/01/01 23:20:23 hI/DUtNU
>>207ってなんの画像
見れん


210:この名無しがすごい!
08/01/01 23:29:41 S26QsNFx
ブラクラじゃないの?

211:この名無しがすごい!
08/01/01 23:37:44 hI/DUtNU
そうだったのか
ありがとう

212:この名無しがすごい!
08/01/01 23:42:05 v2MDjzZL
>>207
ファイルシーク通して見たら、エイを下から見た絵だった。
ネコの顔みたいだった

213:この名無しがすごい!
08/01/02 00:02:27 YR/L5bri
僕っ子がいいわけでわない!
良い娘が僕っ子なのDA!

214:この名無しがすごい!
08/01/02 00:10:19 YZFjE1q3
つまり佐々木は良い子とw

215:ss の人
08/01/02 00:14:43 X1fnJvUH
>213

佐々木はこれからが楽しみさ~

216:この名無しがすごい!
08/01/02 00:34:05 rh9PgBeS
僕っ子でありながら、体育会系ではなく、
むしろ安楽椅子探偵型の薀蓄魔人。
それでいて外見は、極端に女性的ではないが充分に美人。

色々な面でのバランスが絶妙な佐々木さんなのです。

217:この名無しがすごい!
08/01/02 01:19:52 aeEj1PVa
何度も言われてるような気がせんでもないがあえて言おう
佐々木は僕っ娘でありながら活発的ではなくむしろ
女版京極堂という感じなんだと

218:この名無しがすごい!
08/01/02 01:59:36 ZlG5VSsh
『寝正月』

団長殿が冬休みのスケジュールを発表した。
何何?不自然探索、団長様による俺の教育的指導の日、クリスマス会、合宿、大晦日の除夜の鐘、初日の出、初詣、コミケ、不自然探索、不自然探索、不自然探索。
教育的指導って一体何だよ。いい加減にしろ
「あのー、団長様。オフの日が無いのですけども」
「何言っているのよ、あんたがそんな不真面目だから不自然が逃げるのよ。
あんた少しは真面目にやりなさい。不自然探索はデートじゃないと何度言ったらわかるのよ」
そんなの判っているぞ
「すまんが、1月2日か3日のどっちかくらいはゆっくりさせてくれ。先約あるし」
毎日毎日そんなハードスケジュールなら、俺死んでしまう。少しは休ませてくれよ。俺は団長と違って普通の人間なんだよ。
「先約?休んで何するの?佐々木さんとデート?それともミヨキチちゃんとデート?」
「そんなんじゃない。佐々木と一日寝て過ごす約束なんだよ」
佐々木も勉強勉強で疲れていたから、一日くらいは、まったり寝正月を過ごそうということで話がまとまった。


え?皆さん目がいってますよ。Why?
「あんた、さっき何って言ったの?よく聞こえなかったけど」ビキビキ
「中学時代みたいに佐々木と一日寝て過ごす約束なんだよ。だから一日休ませてくれ」



永い沈黙が流れた。
「・・あなたはもう。私の部室に立ち入ることは許さない」
長門さん。何を怒っているのですか?すごく怖いです。
「あんた首。もう来なくて良いわ。そんなに佐々木さんと寝て過ごしたいなら、一生ずーっとそうしてなさい」
団長様がそう言うのならば、お言葉に甘えて・・・え?首?
「キョン君の不潔」
何で不潔なんですか?朝比奈さん
「佐々木さんを選ぶにしても、言い方というものが・・・」




「なあ、佐々木。ハルヒ達は何を怒っていたのか判るか?」
「僕と絶交して、永久に会わないと約束すれば、涼宮さんの機嫌が直るかもしれないよ。やってみるかい?
もちろん僕は、君と絶交されて生きていけるか自信が無いけど」
佐々木に会えないのは嫌だな。


佐々木との寝正月は途中から質が変わり、、、
あの時できた子供が男とだけ言っておこう。もちろん責任は取ったぞ。

(おしまい)

219:この名無しがすごい!
08/01/02 02:02:53 lBKVyAtW
何だそりゃ

220:この名無しがすごい!
08/01/02 02:26:47 r7ujXqsI
何人かの性格が黒化しているが文章的にはGJ

221:この名無しがすごい!
08/01/02 03:12:25 t4Ln5LaM
なんかあんまりなオチだが、ちょっと前の鶴屋さんAAが可愛すぎて気にならん


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