07/09/12 15:17:34 tDXi9m2l
>>597
一次落ちなら内容うんぬんより
まず文に問題があると思う。
実際、描写が少なく場面が分かりづらい印象です。序盤は特に心理描写よりは情景描写を優先すべきかも。
参考にはならないかもだけど、個人的にはこうするかな?
バイト明けだった。ボクはいつも通り朝寝に浸ることにした。休日なんだし、ひとり暮らしなわけだから、それぐらいの贅沢は許されるはずだ、った。
「お兄ちゃん、どこかいこうよ」
……ムシだ、ムシ。
「お兄ちゃんってば!」
何とか相手にしないで寝ようとしたが、耳の側で大声を張り上げられたら安眠なんてできるわけがない。
「うるさいなぁって、うわっ!」
目を明けたら葵の首から上だけが、布団の上に立っていた。思わず仰け反り、布団から飛び出していた。
「えへへ、作戦成功っと」
「脅かすなって」
葵が、してやったりの顔をしながら首から下を生えるように、布団から現した。彼女が死んだ約十歳ぐらいの体が、軽く宙に浮いてるところで留まる。
白い顔は生まれつき(?)らしい。水色のワンピースは彼女のお気に入りなんだとか。
「だって今日は遊びに連れてってくれるって約束したじゃない!」
葵はとても幽霊らしくない、ふくれっ面で、恐怖からは遠く離れた雰囲気で言った。