07/09/11 03:42:05 Gt99ch32
>>522
主人公が人形に見える。
物語が彼に都合がいいのか、彼が物語に都合がいいのかはさておいて、読んでて不自然さを
感じた。
やたら客観視というか冷めた説明上手な奴で、物語の進行を望んでいて、他の乗客たちは
みんな死ぬか意識不明なのに一人だけほぼ無傷で、パニックにもならず事態を把握して死体を
見ても平然としていて、不審者の持ち物にまで細かい感想を述べる余裕がある。素敵すぎ。
だいたい遠くで誰かが剣を振り上げた時に、
>>なっ、この距離で!?
なんて危機感抱く一般人はいない。何のつもりだ? くらいがせいぜいじゃないかな。
>>二度の衝撃の正体は風!?
とか分析してるのも、説明的過ぎる。両者の剣の印象も直感の癖に正解っぽいし。
現実からいちばん乖離してるのは主人公なので、もう少し人間味があるといいと思う。
やたら小難しい思考をするのにら抜き言葉を使ったところはちょっと笑ったけど。
バスの風景の描写も、静止画を見せられているように感じる。そう下手じゃないだけによけい
寒々しい。
難しげな単語を使っているがすべっているところが多々ある。例えば、
>>幻想と現実が同意だった時代
「同意」より「同義」を使うべき。
>>現実の埋葬者たる畏怖と、幻想の体現者たる憧憬
「たる」の用法が変。
>>時折それが転嫁し世界への怒りと変わる。
「時折それが世界への怒りへと転嫁される」
などなど。思い込みだけでなく辞書の活用も考えることを薦める。
あと句読点の使い方は、本人にしか分からない法則性でもあるんだろうか。
なぜ読点で文を区切ってるんだ?
主人公、こういう性格でいくのなら、もっと前振りがいると思う。
世界観の方は評価できるほど材料がないが、ガラティーン氏の名前が無国籍風なのに
技名が英語なのは当然理由があるのだろう。
投稿するならかなり手入れしないとダメなんじゃないかな。