07/09/10 20:24:15 6QABse/M
>471
それも一理ある。
ただ、戦闘場面にはスピード感も必要だと思う。
俺は、描写では「一瞬」とされていても、読者がイメージする戦闘のスピード感は
読者の読む速さにある程度比例するんじゃないかと思ってる。
処理すべき情報が多くなると、濃密感は増すし、誤解も少なくなるが、
何かモタついてるなって印象を持たれないだろうか。
結局、多くてもダメ、少なくてもダメで、適量ってことなんだろうが。
473:454
07/09/10 20:24:27 KZdv1Phy
>>471
済まん。異論はない。
不必要な部分は徹底的に削るべきだが、緊張感を出すために必要な描写は残すべきだ。
俺も>>461再改稿してみようと思う。
474:この名無しがすごい!
07/09/10 20:59:55 SUp7ZjDC
>>471
俺も>>472と同じでスピード派だな
戦闘描写と日常描写は書き方を変えるべきだと思う
日常描写は多少多いぐらいの情報量でいいけど戦闘は速度命だから最低限の描写があればいい
極端な話うだうだ描写して雑魚を倒すのに一貢も二貢も使ってたら読者はなにこの雑魚主人公?と思いかねないよ
475:461
07/09/10 21:14:26 KZdv1Phy
んで、改稿。
心理描写を書き加えて、ついでに主人公に死亡フラグをつけてみた。
クレアは眠らされているし、ナディに召還させてる暇もない。―敵には護衛が3人いるのに、戦える味方はあたし一人だ。
(もう駄目かもしれない)
―あまりに絶望的な状況に、ついそんな弱音を吐きたくなる。
「おや? もしかして戦うつもりですか?」
魔導師は小馬鹿にしたかのように嘲笑う。あたしたちのことなど、きっと狩りの獲物ぐらいにしか思っていないのだろう。その態度からは厭味なくらいの余裕が感じられる。
「ナディ、あなたは逃げなさい」
私は、ナディに命じた。
が、震える手で杖を握りしめたまま、ナディはその場を動こうとしない。
「逃げろって言ってんのが分からないの? あなたがいると足手まといなの」
強く、―ほとんど怒鳴りつけるように私が繰り返すと、ナディは一瞬、泣きだしそうな顔をしてから、踵を返して駆けだす。
「逃がすわけにはいきませんね」
そう言って魔導師が「睡魔」の呪文の詠唱を始めたのと、その護衛が一斉に白刃を抜くのが同時だった。
もしその魔法に抵抗できなければ、私は眠らされている間に容赦なく斬り殺されてしまうだろう。
(ごめんね、もう会えないかもしれない)
遠ざかってゆくナディの足音に心の中で謝りながら、私は残された最後の武器であるショートソードを構える。
やっぱ文が長いと読みづらいよなあ。
結局、俺の状況描写能力が足りないだけなんだろうが…。
476:461
07/09/10 21:17:13 KZdv1Phy
>>475
つーか、描写以前に時制を間違ってる箇所があるな。…むうう。
477:471
07/09/10 21:20:18 wLdmaiq+
できたよー。
更新の仕方が分かんなくて困ってた。
前にも話題に出たなーと思ってスレ遡ってみたがよく分からなかった。
前スレだったっけ?
URLリンク(wannabee.mine.nu)
まあ下手くそなんで「こういう方向はどうよ?」程度の参考くらいでお願いしますw
478:461
07/09/10 21:21:49 KZdv1Phy
>>475
つーか、最初のほう「あたし」になってるな。推敲しろ俺。
479:461
07/09/10 21:28:57 KZdv1Phy
>>477
おお、上手いなw
>> 後ろでへたりこんでいるであろう
なるほど、一人称で主人公が見えない部分を描写するには、「であろう」 を使えばいいのか。
勉強になったぜ。
480:この名無しがすごい!
07/09/10 21:30:57 aPEagA5R
>>477
上手いな。参考になった。
481:この名無しがすごい!
07/09/10 21:52:16 aPEagA5R
書き忘れ。重箱の隅を突くようで悪いが。
秒だのメートルだのはファンタジーではアウトではないだろうか?
この場合、歩数を距離、時間は体感時間でいいと思う。直後とか、少しして、とか。
というか、俺は一人称が苦手なんだあああああああああああ!
482:この名無しがすごい!
07/09/10 21:58:42 7RFR2bJb
>461も>471も上手いなぁ。何か心が折れそうになるわ。
二人に触発されて、俺も改稿してみたぜ。一応晒す。
「だから言ったでしょう。我々は裏切り者と紛い物を殺すことさえできればいいと」
黒ローブの男は淡々と言う。
「それはあなたたちの理屈。こちらが従わなければならない理由はありません」
唯一残ったブロンズソードを構え、私は黒ローブの男に言葉を返す。ありったけの自制心を動員し、
出来る限り平然としている風を装う。
魔法が使えない今は相手が優位だ。虚勢でも何でも、有効な打開策が見つかるまで、とにかく今は
時間を稼がなければならない。
『さっさと起きなさいよっ!』
"睡眠"を食らって呑気に寝こけているクレアを蹴り飛ばしたい衝動にかられるが、もちろんその程度
で起きるはずもない。
「さて、そろそろその女を……」
考えをまとめる時間くらいくれたっていいでしょうに。せっかちな男は女にモテないわよ。ああもう、仕
方が無い。
「ナディ! 逃げなさい!」
へたりこんだままのナディアに叫ぶ。クレアは戦闘続行不能、自称ナディアの保護者であるティーナ
は不在、得物はブロンズソード一振りだけときては、他に方法が無い。ナディア本人に戦わせるなど論
外である。召喚魔法にはもともと時間がかかるが、発動までのんびり待っていられるような状況ではな
いのだ。
「やれやれ、仕方ありませんね」
男はわざとらしく溜息を吐くと、口中で呪を紡ぎ始める。
「させない!」
無茶を承知で突進するが、急進派の連中が素早く間に立ちふさがる。
「邪魔するなぁっ!」
言葉遣いに気を配る余裕はもう無い。ブロンズソードを振るって男たちを斬り伏せる。一人斬るごとに
どんどん斬れ味が鈍っていく。
男との距離は縮まらない。
腕が重い。髪の毛の重みさえ鬱陶しい。こんなことなら、ティーナにもっとちゃんと体術を教わっておけ
ばよかった。
男の呪が完成しつつある。魔力収束反応がチリチリと肌を刺激する。
もう息が続かない。身体がいうことをきかなくなりつつある。
「大した奮戦振りでしたが、無駄でしたね、リリーナ・アルミリオン」
男が嘲弄する。呪は完成してしまった。もういつでも発動できる状態にあるのだ。
私は間に合わなかった。
私にもわかるほどの莫大な魔力が集まっている。絶望に染まりつつあった意識を、わずかな違和感が
刺激する。私にもわかるほどの魔力?
「ぬうっ!?」
「!」
"睡眠"にそんな馬鹿げたレベルの魔力収束は必要無い。男も驚きの声をあげる。何が起こっているの
かわからないのだろう。私だってそうだが。
いや、これはまさか。
「精霊の轟く雷鳴!」
目も眩むほどの閃光と衝撃。熱。そして、全てが破壊し尽くされたことを証する轟音。
これほどの雷撃呪を扱える魔術師を、私は一人しか知らない。
「…少し遅れたようね」
「遅すぎ、です」
樹間から姿を現したのは、魔術師ティーナ・バーデン。なぜか、怒りを孕んだ表情でそこに立っていた。
483:この名無しがすごい!
07/09/10 22:04:18 dcIis2R1
>>438
描写に味があって好きですよ。すらすら読めるし。
ただ、散々既出だけど名前持ちが多すぎる印象。空鐘とかの大長編ファンタジーみたい。
シリーズもので総勢何十名という登場人物になるのは仕方ないとして、投稿作ならもうちょっとスケール小さくしないと書ききれない気が。
時代劇っぽい西洋ファンタジーは珍しいと思うので、頑張って。
>>445
大人気だなー。
という訳で、俺も改稿してみました。
タイミング的に>>477の人が先に上手いことやっちゃった後だけど、書いちゃったから晒すんだぜ。
URLリンク(wannabee.mine.nu)
一人称がメインでピンチなシーンだと、主人公の焦りとか恐怖とか、そういうの混ぜたほうが好きです。
484:461
07/09/10 22:10:07 KZdv1Phy
全くだな。
つーか、471は俺よりレベルが数段上だ。(心は折れんけどなw)
そして、482も上手い。
>>目も眩むほどの閃光と衝撃。熱。そして、全てが破壊し尽くされたことを証する轟音。
「熱。」の一文に感動したぜ。
そうだよな。
論文じゃねえんだから、一文、一文、律儀に文章を完結させなくてもいいんだよな。
482も、471も、「名詞言い切り」を効果的に使ってる。
うーん、まだまだ俺は修行が足らんぜ。
485:この名無しがすごい!
07/09/10 22:10:17 RfrlxFXT
URLリンク(wannabee.mine.nu)
流れに便乗して>>445を俺も改稿してみた。
テンポを重視して一文を短めに。ほんとにテンポが良くなってるかは知らないぜ。
>>481
俺の感覚だと、メートルは微妙だけど秒はアリかな。
486:この名無しがすごい!
07/09/10 22:19:49 wLdmaiq+
なんか幾つも改稿を見てたら「簡潔に~」とか「描写を~」とかどうでも良くなってきたw
多分こんな感じのシーンでは、
いかに主人公がピンチであるかを書いて状況を叩き落し続け、
(どの改稿でも同じシチュだからピンチ度は同じ。しかしより焦ってる感、状況悪化感の出てるものほど盛り上がる。描写の過多は関係無しに)
それを以下に手早く上まで引き上げるかが大事なのではないか、と思った次第。
>>482がその傾向が強くて盛り上がる。
>>483もいい線いくが、ナディアがへたり込んでる辺りで盛り上がりがピークになってしまっているのでティーナ出現までに少しだけだれてしまう。
487:この名無しがすごい!
07/09/10 22:24:50 WLbpg+zW
>>477から情景無視して、スピード感というのを意識して改稿してみた。
中略
「……ふむ。そういう態度に出るのならば仕方がありません。あまり荒事は好みではないのですが……」
私に抵抗の意思ありと見て取った男は、呪を紡ぎ始める。急速に集まっていく魔力が、肌を刺すように刺激する。
「―させる、かぁああああ!!」
男の詠唱を止めるべく、一気に距離を詰める。
が、その間に群がるは急進派の連中。
「このっ……狂信者どもがぁああっ!」
目の前の1人を切り捨てた。
僅かな距離が縮まらない。
呪文の詠唱が終わりに近づく。
「ちくしょおおおおお!!」
叫びながら、剣を振るう。
「無駄ですよ、リリーナ・アルミリオン」
魔術師の死刑宣告。
それでも、無我夢中に腕を、脚を動かす。
後、……三歩。
男の口が動く。
睡み―ゴオオオオオォォォォォォォォォォンン!!
その時、轟音が鳴り響いた。
私の目の前を、狂信者どもごと薙ぎ払ったのは雷の嵐。
後に残るは直線状の黒焦げ。
「今のは、精霊の轟く雷鳴?」
私はその見慣れた魔力の発射口と思しき方向に身体を向けた。
果たして、そこに立つのは疲弊しきった女魔術師の姿。
「……遅れたわね」
「遅すぎよ」
それは自称ナディアの保護者、ティナ・バーデンその人であった。
488:461
07/09/10 22:28:01 KZdv1Phy
どーでも良くはないと思うぜ?
>>485も>>483も、みんなして俺よりレベルが高いのは気に入らんがw
すくなくとも一文一文を簡潔に書ければ、展開が間延びするのは防げるだろう。
489:461
07/09/10 22:35:29 KZdv1Phy
>>487
あ、>>471のほうがいい。
多分、「距離が縮まらないで焦ってるシーン」では、描写を削っちゃだめなんだと思う。
490:この名無しがすごい!
07/09/10 22:47:57 wLdmaiq+
しかし凄い伸びようだなw
晒した本人が見たらさぞ驚くだろうてw
改稿した本人が言うのもなんだが、秒はともかくメートルは無しかなーとも思う。
インスタントな改稿なんで、その辺は許して欲しいw
あと、誰かが最初「私」と「あたし」を間違えたとか書いてたが、
このキャラだと俺はむしろ「あたし」の方があってると思った。
罵倒語が多く、あんまり上品そうなイメージがない。
491:この名無しがすごい!
07/09/10 23:11:58 aPEagA5R
>>490
確かにな。スラング全開の主人公になれば特徴も出る。俺も似たような主人公を書いているんだが一人称は「あたし」だな。
思うに>>445はファンタジーに向いていないような気もする。
なんとなくだがバトルシーンを修正、改稿している最中、魔法という世界観一部の作りこみが甘い気がした。
どことなくありふれた魔法のイメージがある。もう少し飛び抜けた世界観が欲しい。
呪文を詠唱して魔法が発動するパターンは王道のような気がするが、道具に仕込んでいてもいいような……
召喚魔法の発動が遅いとかFFじゃあるまいし
492:この名無しがすごい!
07/09/10 23:13:26 IjudOwTE
【アドレス】 URLリンク(wannabee.mine.nu)
【ジャンル】 青春群像劇
【タイトル】 メメントモリ 僕たちは明日死ぬ
【評価基準】 続きは読みたいか 技術的なこと等 目に付いた言は何でもお願いします
【改稿】 有りです
初めてなのでお手柔らかにお願いします
493:この名無しがすごい!
07/09/10 23:23:30 aPEagA5R
>>492
アラビア数字は漢数字に直そう。1991年は一九九一年と直すとか。縦書きにしたときすんごくみっともない。
それはそうと主人公がテレビ見て、登校する場面は欠伸が出るほど面白くない。
冒頭の引きがいまいち。テレビのコメンテーターへの主人公の反応が面白いか?
幸い、主人公の一人称がひょうきんな性格が好みなので完走できたが、この場合死の場面から書いてカットバックするという手法が最適と思えた。
頼 む か ら 重 要 な 場 面 を 最 初 に 提 示 し て く れ
494:この名無しがすごい!
07/09/10 23:33:12 aGKRB0I6
数字の扱いは人によってルールが違うから押しつけるのは無意味だろ。
>>492の場合、単位が漢字かカタカナかで漢数字orアラビア数字の切り替えを基本に、
年号、時間は特例でアラビアに統一しているように見えるが。
プロでも珍しくないぞ、このルール。
好みで言わせてもらえば、アラビア数字二桁は半角縦中横にして欲しかった気がするけど。
495:この名無しがすごい!
07/09/10 23:35:30 aPEagA5R
>>494
無知なばかりですまん。
496:この名無しがすごい!
07/09/10 23:37:07 wLdmaiq+
>>492
青春群像劇って書いてあるだけでやる気が三割増しw
お望みどおり評価は少々甘めになるでしょう。
初めてってわりには随分文章がこなれている印象。
(キャラの性格もあるんだろうが)多少冗長ではあったが普通に最後まで読み進められた。
とりあえずもう少し簡潔にしてもいいんじゃないかな?
冒頭のテレビのシーンはもう少し短く出来るはずだし、陽一に説明を頼むまでも無駄が多い。
その上で余計な茶々まで入るから人によってはのらりくらりの展開にイライラすることもあると思う。
設定はなかなか素敵。
いかにも『ぼくらの』『バトル・ロワイヤル』的なドラマが待っていそう。
死に様を通してそれぞれの生き様を魅せるのは王道だよね。
で、この設定がその王道にいい感じのスパイスを与えそうな予感を覚える。
台詞で五人の友人の性格を端的に書いていたのは好印象。
当然一人二つの台詞じゃ人柄はつかめない。
しかし表層は曖昧ながらつかめるので、
「表面上はこうだけど、実は……」
見たいな手法も可能。って言うか必然的にそうなるからそれが良いヒキになる。
うーん。全体見て本を読みなれてる人なのかな、と思った。
上手いパターンを本能的に分かってるっぽい。
あとはそれを読者に向けたものとして加工する技術。
面白い部品を見つけてきて、並べるまではできてるのだから、あとは読者を意識して文を書くだけ。
具体的に言うと引き延ばさずに相手が欲しいものをさっと目の前に提示してやれって事。
多分書き続ければガンガン成長する人だと思う。
頑張ってください。
497:この名無しがすごい!
07/09/10 23:41:39 KZdv1Phy
>>492
「ふむ、要領を得んな。」 ←このセリフは味があっていいなと思う。
しかしながら、俺は未だかつて一度も記者が「どう責任を取るつもりだ」だの「自業自得だろうが」だのと暴言を吐いている記者会見にはお目にかかったことがない。
おそらくこれは被害者の誤字であろう。
498:この名無しがすごい!
07/09/10 23:42:06 SUp7ZjDC
>>492
悪い
三行で読むのを~っていう奴は俺嫌いなんだけど、これは二行読んでから斜め読みに移行した
それぐらい辛い
はっきり言って無駄な描写が大杉て>>445と逆の意味で無理
描写はもっと簡潔に
あと説明台詞の是非はともかく、説明するキャラの色が出てないから説明のための台詞って感じがする
499:この名無しがすごい!
07/09/10 23:56:11 OddYLVi9
【アドレス】URLリンク(wannabee.mine.nu)
【ジャンル】国内歴史ファンタジーになる予定。
【タイトル】魂のことばはどこへ(未決定)
【評価基準】とある新人賞に応募するために書いていた冒頭のみです。
書いてて『俺キモくね??』虚無感に襲われだしたので、
冒頭全書き直しをしようと思ってます。
まだジャンルとタイトルに一致する場面書いてないので、
とりあえず文章と、冒頭のつかみとしてはどうかな?というのを聞いたいです。
あ、縦書きに変換して読むことをおすすめします。
【改稿】 どぞどぞ。
500:この名無しがすごい!
07/09/11 00:05:16 Yzapf6L1
>>499
個人的な話だがスパイなのか諜報員なのか統一した方がいいと思った(ルビでスパイもあり)。
ジャンルは好みじゃないんだがな、硬い文体だな。ラノベでも通じるのか俺にはちょっと疑問なので保留。
冒頭としてはいいんじゃないか? 全文読んだけれど描写や説明が多すぎるので少し省けばスマートになりそう。
501:499
07/09/11 00:10:07 65aAj5hn
>>500
スパイの中に諜報部員とか謀略員が含まれるから、統一して書くのが
難しいんだよね。だけどスパイ関係とかに詳しくない人から見たらそれも気になるのだから
一考の余地ありか・・・ ありがとず。
502:この名無しがすごい!
07/09/11 00:52:19 /ZpzvVw6
【アドレス】URLリンク(wannabee.mine.nu)
【ジャンル】不明
【タイトル】クロス
【評価基準】これラノベ?
【改稿】可
503:502
07/09/11 00:54:06 /ZpzvVw6
書き忘れました。長編冒頭です。
504:445
07/09/11 00:54:47 V0yQJKJp
意見ばかりか、たくさんの改稿ありがとうございました
これを投稿作に生かせるように頑張ります
あと、自分でも少し改稿してみたのでよかったら見てやってください
URLリンク(wannabee.mine.nu)
505:この名無しがすごい!
07/09/11 01:02:12 GO8s3cLR
>>502
ラノベかどうかは知らないが、二行以上読めない。
>>504
これは何処が変わったんだ?
小説の描写は着眼点に左右されるから、そこが変わらないと何したって一緒。
506:463
07/09/11 01:07:01 9nacxjjh
>>445 の設定だと魔法を使える奴は魔力反応を察知できるみたいなんだよな。
ティーナは黒ローブの睡眠の魔術反応を察知してやってきたという設定で
「だから貴方は二流なのよ。魔法さえ使わなければ見つからなかったのに」
「「ティーナ」」
てネタを思いついてプロット作っていたら次の晒しが着てた。
俺の執筆速度遅すぎ。
>>492
いくら一人称でも、話し言葉そのままはきつい。
日本語っていうのは話し言葉と書き言葉の文法が違うんだ。
だから会議の議事録を取る仕事なんかが成立するし、音声データ書き起こしも専門技能だ。
その辺を気をつけないと、読むのがだるいという人が出てくる。
後、薬害とか現実の資料がある分野だし、ショートショートとかでも似たようなネタが結構あるけど、参考資料はいくつ位読んだ?
資料を読み込んだ人にしては一般論が多くて独特の視点や目を引く台詞が少ない気がする。
もしちゃんと調べているならば、それを早い段階で出した方がいい。
少なくてもテレビをつける前に出さないと辛い。
何も興味を引く点が無いところで、あのイライラするニュースが来ると脱落する人が多いと思う。
>>499
文章力はあるが取材不足と推敲不足が目に付く。
ぱっと見た感じで5箇所ぐらいはミスがある。
3点リーダーは二個まとめて使うのが慣例
…でも・・・でもなく"……"が正しい。
>年代もののジュークボックスらしき筐体が鎮座していた。旧鹿鳴館時代の払い下げ品だろうか。
鹿鳴館が迎賓館として使われていた時期は1883年から1889年まで。
この時期を鹿鳴館時代という。
ジュークボックスを音楽鑑賞用の道具として販売開始したのは1906年。
鹿鳴館時代のジュークボックスは無いはず。
>空虚だった学生期間を終えるころ
その後防衛大に行くんだから、学生期間は続くはず。"高校時代が終わるころ"?
>十種競技でインターハイを制した
10種競技のインターハイは無いはず。高校男子は八種競技。
>優秀な成績を修めていたものの、千草は卒業時に幹部候補生として任官することを辞退した。国家への背徳行為だと教官に罵倒され、殴打されても考えを変える気は毛頭なかった。
防大は卒業後に何年か自衛隊に勤務する事を条件に、学費免除と給料が出ているわけだけど、任官拒否をするとその分を返還しないといけない。
結構高いぞ?余裕がある家庭以外は厳しい。そこを明記しないと違和感がある。
507:461
07/09/11 01:14:14 KHbMpRjK
>>504
おかげで色んな人の改稿を見ることができて、とても勉強になったぞ。
おたがい頑張ろうぜ。
508:この名無しがすごい!
07/09/11 01:14:54 LtumcgSR
○行で読むの止めたとか言う奴って釣りで比較的上手いプロの作品晒しても一次落ちレベルとか言いそうだよなと思う昨今
>>502
さらっと読んでみた感想
無駄な描写が多すぎる
黒田はなかなか面白い性格だと思うんだけど、比喩表現がボリュームありすぎて読む時の勢いが削がれる
もうちょっと削ってもいいんじゃない?
509:この名無しがすごい!
07/09/11 01:24:29 EvuCyMly
>>499
一つ質問。
主人公は選民思想はいったエリート様なん?
まぁ、展開次第でアリだからちょっと確認だけ。
それより気になったのは、インターハイを制するような有名人を諜報とかにつかうんかなーと言う疑問。
510:この名無しがすごい!
07/09/11 01:29:49 LtumcgSR
>>504
雰囲気変わりすぎワロタwwwww
でも今度はちょっと説明語りが入っちゃってる
他は意見聞かないとわからないけど俺はちょっと受け付けないかな
511:この名無しがすごい!
07/09/11 01:33:43 y0lygFs3
>>502
冒頭の天才語りの時点で、一瞬りすふの人かと思ってしまった。失礼。
冒頭にしては語りがちょっとまだるっこしいかな、と。
どうせなら、周囲の人間が皆涙を流していて「なんだよこれ!?」な場面から始めるほうが掴みとしてはいいのではないかと。
>>504
ダッシュ(―)をマイナス(-)にする癖があるみたいだけど、なんで?
あと、改稿後のほうが作中用語増えて訳わからん度が増してるよ。
作中の設定だと、
私=リリーナとクレアは魔導師で、ローブ男の同職
ナディアは召還士、ティーナは魔術師で双方とも魔導師から嫌われている
っぽいけど、それをこの戦闘シーンで語らせる意味はあるのかと疑問に思った。
最後にまぁ、言っていいもんかアレなんだけど……「轟く精霊の雷鳴」て、キャラに叫ばせる魔法の名前として微妙な気がする。語呂が悪いというか。
だから俺の改稿じゃ意図的に少し変えたんだけども。まぁ、このへんは完全に好みの問題なんで話半分に聞いて。
512:この名無しがすごい!
07/09/11 01:35:34 LtumcgSR
あと魔法と魔術は別物?
もし別物だと設定にオーフェン臭がする
513:この名無しがすごい!
07/09/11 01:42:18 KHbMpRjK
>>502
具体例がニュートンとアインシュタインだけじゃ弱い気がする。
古今東西無視していろんなものを取り込んでみたら?
ex.
エジプトのピラミッドは俺の墓だし、ミロのヴィーナスを彫ったのも、源氏物語を書いたのも、活版印刷を発明したのも、Wind○wsXpを開発したのも実は俺だ!
ぐらいの勢いで。
514:この名無しがすごい!
07/09/11 01:45:05 GO8s3cLR
>>508
行読み感想が嫌いなのは分かったから、感想への感想をやるならラ板でやれよ。
「アイツの感想はクズ、俺の感想は最高」って言いたいのか?
515:この名無しがすごい!
07/09/11 01:50:33 LtumcgSR
>>514
いや?なに無駄なことやってるのかなって思っただけだが?
自分の感想が上等だなんて思ってないけどニコニコ動画なんかでよくある「つまらん」をわざわざ言うために見る奴と全く変わらないなと思っただけ
だからプロの文章でもいちゃもんつけるだろうなという予想
516:この名無しがすごい!
07/09/11 01:54:00 EMyiqNfA
読めなかった、という感想なんだろう。
まさか読めないって言うためだけに読んでると思いこんでないよな?
517:この名無しがすごい!
07/09/11 01:54:45 KHbMpRjK
>>513の追記。
クレオパトラは実は俺の妻だったし、ナスカの地上絵は俺の偉業をたたえて描かれたし、
アトランティスを沈めたのは俺の仕業だし、イースター島のモアイは俺の横顔だ。
ぐらいハジケても構わんだろ。ラノベだし。
518:この名無しがすごい!
07/09/11 02:06:09 LtumcgSR
>>516
そうは思っていないけどそう見える
わざわざ口に出して言うべきことじゃない
正に便所の落書きスレの無駄遣い
519:この名無しがすごい!
07/09/11 02:11:56 GO8s3cLR
だから「アイツの感想はクズ」って言いたいだけなんだろ。
520:この名無しがすごい!
07/09/11 02:13:28 A+gPjs5B
どっちもお互いの主張を聞き流すか、対話する余地なさそうだからもうやめとけ
もしくは校舎裏に行け
521:この名無しがすごい!
07/09/11 02:18:36 Gt99ch32
人によって感想のスタンスが違うのはもうしょうがないな
522:この名無しがすごい!
07/09/11 02:36:04 KZv0pJLc
【アドレス】 URLリンク(wannabee.mine.nu)
【ジャンル】 伝奇バトル
【タイトル】 魔剣士物語
【評価基準】 目に付いたことなんでもあげてください
【改稿】可
けちょんけちょん貶される類のものですが、よろしくお願いします
523:この名無しがすごい!
07/09/11 02:48:50 KHbMpRjK
>>522
・無理に難しい単語使ってる気がする。
・それから読点が多すぎる気がする。
524:この名無しがすごい!
07/09/11 02:54:16 GO8s3cLR
>>522
>彼らは喪われたはずの魔力を持ち、
まで読んだ。
まず空白が多すぎるというか、無駄な改行が目に付く。
こういうレイアウトを狙っているのかもしれないけど、視線誘導を考えた方がいい。
一行目から「で、結局何が言いたいの?」といった個性も何もない書き方をしている。
ラノベの冒頭第一行目は小説の第一印象を決める。ここでコケてたら後がどんなに良くても読まれない。
525:この名無しがすごい!
07/09/11 02:58:19 rNLuk8O1
>>522
「邂逅」より後のセリフと状況の描写が、全部嘘っぽくて白々しい。
個人的には最初二行をもうちょっとかっこよくて重みがありそうだけど読みやすい文章にしてほしいかな。
526:この名無しがすごい!
07/09/11 02:58:20 Df8tCaWo
>>522
なんか無駄に難しい単語使ってないか。
それとせりふを途中で切るなら線か点か空白か入れたほうがいいと思う
あとタッタってのは人種か何か?
527:この名無しがすごい!
07/09/11 03:34:23 hKb600lZ
>>499
こういう話大好きなので応援の意味でささやかに前半改稿。
URLリンク(wannabee.mine.nu)
文章の視点をもっと千早氏に寄せてみました。それだけ。
528:この名無しがすごい!
07/09/11 03:39:53 9nacxjjh
>>522
文章は普通に読めるし楽しめる。
だけど奈須きのこ辺りのバトルシーンの文体”だけ”の影響を受けすぎだと思う。
彼らは日常描写と戦闘描写を使い分けているけど、>>522はその切り替えの部分が無い。
ずっと硬い言葉が続くと疲れてしまう。
バトルシーンはカッコイイ漢字が乱舞するが、日常シーンは平易な言葉で書く。
その辺のメリハリが大事だと思う。
やりにくいならば、場面場面の緊張度に合わせて漢字率をj変化させるべきじゃないかな。
以下気になった点。
鍵括弧の次の行は一文字空ける方が一般的だと思う。
>「白川町」と、自宅のある「斉木町」の二つの市をバスで往復し
二つの市? 白川市白川町と斉木市斉木町ということ?
>イヤ問題ないかな、バスにはタッタ三人しか乗客がいないし
他の文では結構難易度が高い漢字を使用しているのに、イヤやタッタがカタカナだと浮いてる気がする。
なんか違和感がある。
529:この名無しがすごい!
07/09/11 03:42:05 Gt99ch32
>>522
主人公が人形に見える。
物語が彼に都合がいいのか、彼が物語に都合がいいのかはさておいて、読んでて不自然さを
感じた。
やたら客観視というか冷めた説明上手な奴で、物語の進行を望んでいて、他の乗客たちは
みんな死ぬか意識不明なのに一人だけほぼ無傷で、パニックにもならず事態を把握して死体を
見ても平然としていて、不審者の持ち物にまで細かい感想を述べる余裕がある。素敵すぎ。
だいたい遠くで誰かが剣を振り上げた時に、
>>なっ、この距離で!?
なんて危機感抱く一般人はいない。何のつもりだ? くらいがせいぜいじゃないかな。
>>二度の衝撃の正体は風!?
とか分析してるのも、説明的過ぎる。両者の剣の印象も直感の癖に正解っぽいし。
現実からいちばん乖離してるのは主人公なので、もう少し人間味があるといいと思う。
やたら小難しい思考をするのにら抜き言葉を使ったところはちょっと笑ったけど。
バスの風景の描写も、静止画を見せられているように感じる。そう下手じゃないだけによけい
寒々しい。
難しげな単語を使っているがすべっているところが多々ある。例えば、
>>幻想と現実が同意だった時代
「同意」より「同義」を使うべき。
>>現実の埋葬者たる畏怖と、幻想の体現者たる憧憬
「たる」の用法が変。
>>時折それが転嫁し世界への怒りと変わる。
「時折それが世界への怒りへと転嫁される」
などなど。思い込みだけでなく辞書の活用も考えることを薦める。
あと句読点の使い方は、本人にしか分からない法則性でもあるんだろうか。
なぜ読点で文を区切ってるんだ?
主人公、こういう性格でいくのなら、もっと前振りがいると思う。
世界観の方は評価できるほど材料がないが、ガラティーン氏の名前が無国籍風なのに
技名が英語なのは当然理由があるのだろう。
投稿するならかなり手入れしないとダメなんじゃないかな。
530:この名無しがすごい!
07/09/11 05:11:10 2FJKaSU+
>>527
ブギーポップの脇役達のやりとりみたい。
直後に千早が消されるか改造でもされそうな雰囲気w
531:496
07/09/11 07:13:18 WWeX6Omk
感想書いて寝て起きたらまた大量の新しい晒し。
>>499とか埋まる埋まるw
とりあえず晒しまとめもかねてそれぞれ一言。
>>499
文章力は結構あると思うが、それに任せて硬い文章で淡々と進めているところがいただけない。
いわゆるヒキがない。すらすら読めたがすらすら読めただけだった。
もう少し読者サービスを考えてみてはどうだろうか?
>>502
>>513の意見に同意。
あと、「街中の人間が泣いていた」ってシーンを見せるのがここのキモだと思うのだが、その癖に退屈に引っ張りすぎ。
電車でのエピソードを簡略化(両親が云々、佐藤の性格は云々はあとででもいい)し、
おっさんが泣いてる>周囲のほかの人も泣いてる>街中が泣いてる>あれ? 俺も泣いてる?
みたいに段階を踏んで盛り上げて欲しい。
>>504
正直悪化してるぞ。
説明としての説明が読み手の邪魔をしてる。
足さなければいけないのは設定ではなく、むしろ状況と心情の描写。
ティーナの性格がどう、とか始祖魔導師がどう、とかはこの戦闘では全く要らない情報。
読者が欲しがる情報を考えてそれを書き、そこ意外は書くにしても薄く書くべき。
>>522
一番の欠点は>>529の言うとおり、主人公が無機質な事。
場面場面がぶつ切り過ぎ、ヒキを持ったシーンの終わりを意識したほうがいい。
アニメやドラマのCM前なんかは凄く参考になる。
きのこ風と呼ぶには迫力が足りない。
戦闘シーンでの仰々しくもケレン味のある文章がきのこ氏のウリ。
これは単語に限った事ではなく、文体のタメと開放の上手さも含まれる。
もっとハッタリを効かせるべき。
532:この名無しがすごい!
07/09/11 11:55:22 3yR9z4wK
>492
総合的に見て、文章に大きな難は無い。ただ、誰かも指摘してたが、読点区切りは気になる。
それから、「とやら」が多い。
あとは、目に付いたところをいくつか。
・きちんとした日付を入れるなら、そこから始めればいいと思う。
・薬害が問題になるんだなと推測できる書き出しだけに、
一人称とはいえ、地の文で「副作用無し」、「臨床試験でも問題無し」は違和感あり。
そういう触れ込みだったってことにして欲しい。実際の薬害でも、概ねそうだし。
・新薬だと思われる製品のお値段が据置ってのはどういうこと? 比較対象が無いでしょうに。
・後身× → 後進 又は 後発○。
・コメンテータの言葉は、引き写しでいいから、ちゃんと体系的かつ理論だったものにして欲しい。
適当にそれっぽい言葉を並べただけで済ませてしまうと、作者の無知を疑われるか、
読者を馬鹿にしてると思われるかのどちらかだと思う。
・「ま、録画だけど」だけで十分。
・主人公は説明が下手、だけで理由として十分。「メンドイ」不要。下手な説明が面倒なのは聞く方。
説明下手を説明する様が冗長で要領を得ないのは○。本当に説明下手だな、と納得できる。
・言葉の意味を辞書で確認してから表現するようにして欲しい。
・最大の課題は、死を避けられない設定なら、どれだけ彼らの生を輝かせることができるか、
特効薬なりが見つかる設定なら、それをどう具体的、合理的に説明し、受け容れさせるか。
>499
好みの分かれる文体だが、十分及第点以上の出来。
自分で読み返せば、必ず手を入れたくなると思うが、
そのとき、説明か読み易さかで迷ったら、読み易さを選んで欲しい。
後は、ストーリーだね。
>503
ラノベだね。ラノベ以外の何物でもありはしないね。意外とハヤカワにはありそうだが。
当たり前の読みをルビにするのはむしろ不快で、大した効果は無い。
>504
改稿もさしたる進歩は見られないが、他人の改稿案から引っ張ってきたような感じがしないのは○。
潔くて良い。ただ、邪気眼度が増したような気がするのだが。
>522
晒すときは、空元気でも自信を持って晒すといいぞ。
出来が悪いという思いがあるとするなら、自分の努力だけでまだ向上できる余地があるってことだ。
晒すのは、人事を尽くしてからでも遅くない。
感想としては、ラノベというより、漫画原作的な印象を受けた。
君の作品もそうだったが、最近は意図的に邪気眼風を狙うのが流行りなのだろうか。
533: ◆ccqXAQxUxI
07/09/11 16:59:35 yLIKVYo9
>>522
いくらか好意的に、もともと非日常を待ちわびていて、だから心も体も
自然とそういう非常事態にこそ溶け込むものとしてくみ上げられていた、と
想像した。
ということで、主人公のそういう意味での「変人」気質が
日常と齟齬を生んでいる描写を描くと、だいぶ違ってくると思う。
平和ボケの日本に、常在戦場を謳った宮本武蔵をそのまま放り込めばただの馬鹿だろう。
そういう無駄な鋭さを自嘲する主人公を置いて、それから
バス襲撃の状況に異常になめらかに対応する自分を主人公がどう思うか、と
たとえば(あくまでもたとえば、ね)こういう流れを想定してはどうか。
とにかくこの異常な対応力を、いかに読み手の価値観とうまく相対化するか。
それだけで主人公の輪郭が立ってくると思われ。
534:499
07/09/11 20:16:43 65aAj5hn
>>499を書いたものです。アドバイス下さった方々ありがとうございます。
>>506さんに指摘された考証不足の部分は、見た瞬間に背筋凍りました(--;。
特に、十種競技がインハイでないのは全く知りませんでした・・・
>>509さん、この千草のキャラは、エリートではありますが、選民思想というよりは、
極度な愛国主義者という設定で書き進めていくつもりでした。
先を書いていないのでそこまで推しはかれる材料はないですが。
>>527さん、
ラノベスレでこの手の話が好きという人がいただけでも救われます。この線でラノベ系の新人賞に
投稿する意欲が復活した気がします。改稿もスマートですね。
その他意見下さった方々ありがとうございます。
以前、歴史ファンタジー小説で某一般系新人賞に投稿して3次選考に残ったのですが、
時代考証の不備が発覚して落選してしまいました。
出版社の方から次の作品を期待してるという優しい言葉をいただいたのですが、考証不備恐怖症に陥り、
ラノベならある程度想像の世界で書けるかな?と思った矢先に考証不備発覚w(しかも数行しか書いてないのに・・・)。
正直落ち込みましたが、公表してよかったです。自分の弱点がわかりました。
あと、文章はラノベとしてはかたいでしょうか?
あまり柔らかくしすぎると、既存のラノベ作品と似通ってしまいそうでちょっと心配なのですが・・・
535:この名無しがすごい!
07/09/11 20:25:50 EvuCyMly
一般は審査員は考証のプロだが読み手はそれほどでもなかったり。
ラノベは、審査員は多少のことには目をつぶるけど、読み手の一部に過激なマニアがいて、徹底的なアンチ活動に進んでしまうこともあったり。
どっちにもいえるけど考証をいい加減にやるとアウト。かといって頭でっかちにがちがちでもアウト。
536:この名無しがすごい!
07/09/11 20:36:43 Sbg/hJHD
というか、499はこのスレで感想をしなければならん人間だろww
537:506
07/09/11 21:22:08 9nacxjjh
>>499=534
プロットの段階で読む資料を10冊増やして、下書きの段階でチェックする百科事典を2冊増やすべき。
それが出来れば、俺が>>506で指摘したレベルの考証ミスは無くなる。
とりあえずCDROM版「平凡社世界大百科」と「ジャポニカ」位は執筆PCに入れておくべきだな。
538:この名無しがすごい!
07/09/11 21:30:52 Yzapf6L1
>>534
無理にラノベを書いているように思えるぞ。お前の文体や時代設定は一般向けだ。
考証不足が直れば十分に食っていけると思う。
539:この名無しがすごい!
07/09/11 21:42:59 EvuCyMly
>>534
まーなんだ、やっぱ一般でがんばりなよ。
主人公も、かなーり選民思想ツーか、エリート主義全開にもってて良いと思うよ。
エリートで熱心な愛国者の行き着く先なんだから。
それに、県庁の星みたいに最初は鼻持ちならねーエリートが、下の連中とつきあううちに下の側にたつって話しも受けるんだし、半端にいい人ぶるよりは良いさ。
540:この名無しがすごい!
07/09/11 21:56:19 EwrAdF0B
>>499
これは資料を調べた上での指摘ではなく、
単に疑問に思った点なので、的外れだったらすまん。
1)任官拒否したからといって殴打されるのか?
きょうび体罰は相当問題になりそうな気が。
2)千草が自衛隊を見限った理由がいまいち。
専守防衛だろうとなんだろうと戦闘訓練は戦闘訓練だし、座学が意味ないというのは短絡過ぎる。
あと防大の学生馬鹿にしすぎじゃないか?
これだと千草のエリートっぷりと愛国心を示す描写(だよな?)のはずなのに、
「間違ってるのは社会の方だ」と言い張る中学生の言い訳にしか見えん。
あと、文章はよく書いてると思うけど、いまいちメリハリを感じないな。
たとえば
「おそらく黒のスーツとシャツの内側には引き締まった筋肉が維持されているだろう。」
という描写があるけど、これは
「体格は良い。」の一言で済むんじゃないか?
541:499
07/09/11 22:25:13 65aAj5hn
>>537
実は歴史に関する資料は一冊も持ってません。持ってる辞典も英和と国語辞典だけです。
いつも、ネットと今まで読んだ本の記憶だけを頼りに書いてます。
8割が記憶で書いてるので、資料に目を通さないといけないですねえ・・・
>>538>>539
私も自分の作風は一般向けだと思うのですが、あえてラノベに挑戦したいと思ってます。
それは、おそらく自分の得意分野で書いている作家がラノベ界には少ないことと、
一般書籍に福井晴敏と垣根涼介の2人がいる以上、自分が歴史ファンタジーを書いても、
一般新人賞の公募で最終選考に残るのは間違いなく無理だろうと感じているからです。
私が歴史ファンタジーを新人賞に応募した時期と、福井さんがTwelveY.Oを執筆した時期が
ほとんど一致していて、こんな人に勝てるかと白旗を挙げました。
次の作品は投稿ではなく、連絡をいただいた出版社の方に直接見てもらおうとも思いましたが
自分の作品が馬鹿みたいに思えてやめました。
その後垣根さんのワイルド・ソウルを読んで、一時期は執筆することすらあきらめてました。
そして、ラノベなら書けるかな?と思って、ラノベには縁が遠いであろう株式の絡んだ経済系
ファンタジーを書こうと決意して、参考としてあまり読んだことのないラノベを乱読していたら、
狼と香辛料が電撃で銀賞をとってて本気でorzしました。
プロットも良い形でまとまってたので、この時の悔しさときたらほんとに・・・(怒
噛み砕いて言ってしまえば、なるべくニッチなエリアで勝負したいということです。
和製歴史ファンタジーとして成功しているラノベ作品を私は知らないです(ほんとに知らないだけかも・・・)。
逃げてるわけじゃないんです。戦略です(^^;。
長々と失礼しました。色々疲れてて自分の不遇をまき散らしたかったのです・・・
542:この名無しがすごい!
07/09/11 22:34:36 Yzapf6L1
>>541
歴史小説を書くときにプロットの前に何十冊も本を借り、あまつさえ一つのレポートを作る俺への挑戦か?
古代物を書き始めようと思った時は本屋で十冊近く専門書を買ったぞ。無論、図書館に足通いして三ヶ月近くみっちり勉強した。
せ め て 高 校 の 教 科 書 と か 読 ん で く れ
543:この名無しがすごい!
07/09/11 22:44:40 Qk4UNUoO
>>541
和風はダメだ。
ラノベではまず成功しない。
中華風がなんとかやれる程度。
あと、おまえ、「一般じゃ通用しなくてもラノベならチョロいもんさ」
とか思ってるだろ。
いるんだよね。
小難しいことを書き散らしたら読者がありがたがってくれる一般と、
小難しいこと書いたら速攻で捨てられるラノベと並べて、
「わーラノベって簡単だから書くの楽そう♪」とか勘違いするヤツ。
544:この名無しがすごい!
07/09/11 22:45:24 65aAj5hn
>>542
すごいですね(^^;。私はプロットはガチガチに作る方ですが、それでもほとんどが妄想の延長で、
史実に関しては記憶以外全無視ですよ。wikiと記憶だけが友達です。
あと、申し訳ないのですが、工業高校出身なので、歴史の知識も中卒レベルと
思ってくれて間違いないです。教科書ももちろんありません・・・
545:この名無しがすごい!
07/09/11 22:55:51 EwrAdF0B
>>541
ということはやはり自衛隊とか防大とか調べずにてきとーに書いたな?
あと歴史ファンタジーがどういうジャンルかいまいちわからんが、
「陰陽師」(夢枕獏)
「陰陽ノ京」(渡瀬草一郎)
あたりは紛れもなくラノベで歴史ネタ。
それと仮想戦記全般。
546:この名無しがすごい!
07/09/11 23:01:36 y0lygFs3
>>544
うーん。作品への感想でなく執筆スタンスに対する感想はスレ違いも甚だしいのを承知の上で言わせてもらいたい。
仮にも歴史、しかも日本が舞台なのに、資料が記憶とwiki(ウィキペディアの情報は怪しいのも多い)だけというのは、いかがなものだろう。
それって、一般の新人賞に投稿した時に指摘された「考証ができてない」そのものずばりだよね?
ファンタジーと銘打てばなんでも許される訳じゃないし、ラノベ読者には間違った知識を書けば猛烈に突っ込んでくるミリオタ読者とかもいる。
自衛隊三部作を書いた有川浩も、ちゃんと自衛隊に取材したそうだよ?
あと、学歴は関係ない。作者がきちんと調べるか調べないか、それだけだ。
547:この名無しがすごい!
07/09/11 23:08:56 WWeX6Omk
>>541
むかつく。
なまじまともな文章書けて、編集から声かかるような実力もあるって事に、余計むかつく。
俺は歴史ファンタジーなんて読まないからそのジャンルにどんな魅力があるのか分からん。
だが、福井だか垣根だか知らないが、そんな他人にアイディアを先越されたくらいで諦めるなよ。
そのジャンルが好きならそいつら倒してみせるぐらいの意地を見せろよ。
先に出版されてるのがなんだ? ジャンケンは相手の手を見てからの後出しの方が有利なんだぜ?
それで次は「ニッチなジャンル狙いのラノベなら下調べなしでいけそうだ」か?
「狼と香辛料」を読んだのなら分かるだろう?
あれが巷で高い評価を受けてるのは何も経済ってニッチなジャンルに手を出してる事ばかりが理由ではないと。
ロレンスとホロ、二人のたわいない会話に、どれほどの経済の匂いがある?
「経済シラネ。でもホロ萌え」な読者が何人いると思ってる?
その上で支倉凍砂は山ほどの資料本を読んでんだぞ? 本人の日記を見てみろ。
おまいさんのやってるのは「逃げ」だよ。間違いなく。
「ニッチな市場で戦いたい。戦略です」なんて、体の良い逃げ口上だ。
単純でもいいんだよ。王道でもいいんだよ。
読む人間は設定なんて読んでない。「物語」を読んでるんだ。
面白い、泣いて笑って笑って泣ける話を求めてるんだよ。
それは必ずしも多くの下調べを必要とするものとは限らない。
でも、おまいさんのやろうとしている、やろうとしたジャンルはどれも「勉強」が必要なものだろ?
だったら勉強から逃げるな。一ページ書くうちに資料本を百ページ読め。
それがイヤならボーミーツガールの学園モノでも書いてろ。このジャンルならそんなに調べ物はいらない。
でもお前は今まで書いてきたジャンルが好きなんだろ? それを書きたいんだろ?
だったら今すぐ一般に帰れ。
「歴史ファンタジー」の席が二つしかないんなら、福井か垣根をぶっ倒してその席を奪い取って来い。
俺はボーミーツガールの学園モノを書き続ける。
お前は低俗なジャンルと思うかも知れんが、俺にとっては一番魅力的なジャンルだからだ。
長々と失礼した。
おまいさんほどの実績があるんなら、「作家」って職業はそんなに遠い所にある訳じゃないと思う。
だから頑張ってくれ。本当に作家になりたいと心から思うのならば。
548:522
07/09/11 23:09:27 KZv0pJLc
批評してくださった皆さんありがとうございました
皆さんの意見を元に全体的な文体の見直しと
533さんの指摘のように主人公が落ち着きすぎてる訳
もしくは日常的に落ち着きすぎてる描写を前半に入れたいと思います
改稿したらまた晒すと思うのでその時もできればよろしくお願いします
549:この名無しがすごい!
07/09/11 23:10:38 65aAj5hn
>>543
中華は十二国記の天下ですね。そこには手は出せません。
あと、ラノベに関して、一般より下に見てることは一切ないです。
一般はだめだからラノベでということではなく、自分の得意分野がラノベにいないから
そこに踏み込みたいということです。
私が読んだ数冊の中での意見ですが、狼と香辛料の経済小説というアイディアと
情景描写は秀逸ですし(特に、そこにあるものを書く力はこの人は天才だと思う)、
有川さんの作品もラノベの域とはいいがたいです。まず、この二人ほどうまく書ければ
小説書くの楽しいだろうなと思います。
小野さんはもともとがラノベ作家ではないのではぶきますが、いうまでもなく筆力は別格ですね。
ラノベを書きたいと思わせたのが、ありきたりですがハルヒというキャラです。
自分が世界を動かす力を持っているのに、それに本人が気づいていない。
そういう突飛な世界を自由に書けるというふところの広さに興味があるんです。
550:この名無しがすごい!
07/09/11 23:19:46 zGilizWD
荒れるばかりだからもう書き込むな
551:この名無しがすごい!
07/09/11 23:25:11 yxwFjb2H
スタンスがどうとかより書いたものが全てだと思うけどなー
実際、労力と結果が結びつくとは限らない世界でしょ
今回は指摘された箇所が修正できる範囲だったんだから良かったじゃん
552:この名無しがすごい!
07/09/11 23:28:57 Yzapf6L1
>>549
ぶ ち ぎ れ た
おまいさんは十二国記以上の小説を書く意欲はないのか?
ファンタジーにどれだけ考証が必要なのか知っているのか?
歴史じゃないぞ。ファンタジーだぞ。俺はそいつのために五十冊の本を買ったんだぞ。
もう明らかな逃げじゃないか。それでもここで「世界観の造形が甘い」と抜かされても書こうとしているんだ。
今書いているスペオペだって衛星放送のドキュメンタリーを見て、
暗黒小説を読んでハードSFを目指している。
断言しよう。俺にはSFを書く才能はない。
ファンタジーだってこてんぱんにされても、
五年以上付き合っている小説はまた書き直してここに晒すつもりだ。
軍隊の知識が不足しているから専門書を熟読し、頭に叩き込むつもりだ。
ウィキペディアだって俺が読むよりも書いている方が多い。
それがなんだ? 記憶とウィキが友達だと? ふざけんな!
俺の書いている小説だって二十年前に素晴らしいスペオペがあったんだ。
応募先には二巻で終わった続きが読みたいスペオペがある。
それが有名小説があるから書かないだと?
作家になったら嫌と言うほど勉強する毎日が待っているんだ。
作家のブログを読め。一体どれだけの参考文献があるのか知っているのか?
お前に足りないのは勉強しようとする姿勢だ。工業高校出身とかそんなもん話にならん。
少なくとも今のお前の状態で作家になっても十年経たずに消滅するね。勉強しろよ。
553:この名無しがすごい!
07/09/11 23:34:11 yxwFjb2H
ID:Yzapf6L1 はピンポンで言うところのアクマだな。良い味出てる。
554:499
07/09/11 23:37:13 65aAj5hn
ひとつ書いている間にたくさんのご意見が(^^;。
>>545
自衛隊とか防大は、高校の頃に、どこかの出版社がまとめて自衛隊とか戦争系の資料を文庫で
発行していて、それを読んだときの記憶がもとです。
併記されてる作品は、私が思い描いている作品とはちょっと違います。
>>546
考証の下手さはしっかりしないといけないですね。考証ミス恐怖症は手癖のようなものなので。
例を挙げると、1+1=2であることは間違いないので特に下調べせずに書く。自分の記憶では
間違いなく2だ。だけど、それが実は2ではなかった。こうなると、1+1ですら調べなくては
ならないのか?という圧迫感にとらわれるんです(わかりにくいですね。雰囲気で感じ取ってもらえれば)。
>>547
まず前提に誤解があります。私は自分でまともな文章が書けてるとは思っていません。無能です。
そうでなければ、このスレで公開することもなかったと思います。
だから、先達の作品と同じ舞台で勝負しても勝てるわけがないと思うのです。
逃げとニッチな居場所探しは言い方の違いでしかないかもしれませんが、生き残る
可能性を探すという意味では意味合いが違ってきます。
このスレに公開したおかげで、今後は資料と格闘しながら書かなければならないと実感しました。
学園モノを書くのも、先達を超える作品を作る自信があれば全然OKだと思います。
ただ、私にはその才能も実力も備わってないので学園モノは書けないというだけなのです。
555:この名無しがすごい!
07/09/11 23:41:59 EvuCyMly
よし、歴史小説大好きなおいちゃんが、ラノベ向きと勝手に思ってるやつあげちゃうよ。
主人公は陰陽師の血を引く帝国陸軍将校。
予知能力により、大東亜聖戦がおこり、日本の敗北に終わり、戦後日本が退廃した拝金主義国家に堕落する事を知る。
このままでは国が腐ると憂いた主人公は、同志を募り、史実とは違う226事件を引き起こす。
式神化し、銃弾が一切通じないクーデター軍兵士。主人公の呪詛により次々と戦闘不能となる討伐部隊。
かくて、日本は主人公一派の支配するところとなる。
どう見ても魔王な石原完爾。地獄から甦った永田鉄山。そういった冥府魔道な連中と共に史実とは違う道を歩み始めた鬼道立国日本。
やがて、運命の日米開戦を迎える。
ハワイ、そしてフィリピンにつぎつぎと降下する皇軍神兵たち。その姿に米兵は恐怖する。
一人万殺の決意高き兵士たちは、みな生きたまま護国の鬼となり殺戮の荒野を突き進む。そして、その戦闘を進は、もはや人ではなくなった主人公。
一方ただやられるだけに思えたアメリカであったが、カリブ海で発見した古代遺跡。そこにあった深き者どもの遺物の影響により、東海岸の全住人が深き者として覚醒する。
西海岸全域を殺戮し尽くした日本軍と、同胞であった者たちを喰らいながら西海岸へとひた歩く深き者どもの決戦が今始まる!!
欧州戦線も大変だよ♪
556:この名無しがすごい!
07/09/11 23:44:09 LtumcgSR
つか、自衛隊への取材とかもしろよ
確か前に新人賞スレで自衛隊に取材したいけどどうすればいい?って聞いてた人もいたぞ
それぐらいやる気ある人もいるのにwikiと記憶が友達ってふざけてんのか?
考証不足と言われたのにきちんと調べないんじゃ、いいとこ劣化ペンCになるだけ
557:この名無しがすごい!
07/09/11 23:45:49 65aAj5hn
>>552
おっしゃっている部分の弱さが今回作品を晒してみて再認識できたのは幸運でした。
考証作業に全精力を注がねば。
558:この名無しがすごい!
07/09/11 23:46:59 Qk4UNUoO
>>555
帝都物語のほうが面白そう。
559:この名無しがすごい!
07/09/11 23:47:55 Yzapf6L1
>>555
パパ書いて。マジで読みたい。
560:この名無しがすごい!
07/09/11 23:48:39 NSIMTJhH
>>557
……お前さん、何故不評買ってるのか解ってないだろ?
561:この名無しがすごい!
07/09/11 23:48:51 EvuCyMly
>>558
あたりまえだ。面白そうでなくて、「面白い!!」だ。力強く断言しなくちゃ。
562:この名無しがすごい!
07/09/11 23:49:09 gxdKAlS3
>>544
知識が無いからこそ、資料に当たるんだよ。
大学の博士課程出てるような奴が自分の専門分野で書くなら
要らないかもだけどさ。
けど、wikiと本を組み合わせるとけっこう効果的に調べられると思う。
さて、>>499を読みました。
文章はかなり上手いと思う。
ただ、ラノベを数冊でも読んだなら、色の違いって解るでしょ?
こういう文章読む中高生も居るだろうけれど、
こういう文章読みたい人は、講談社ノベルスとかの棚に行くんじゃないかな?
結構な実力者みたいだけど、もし、ラノベでデビューできたら
ラノベレーベルで次の作品を書くことになる訳で、
考証への批判が少ないって理由でそれを選んで納得できる?
ええと、防大云々は、確かにツッコミ所あるけど、
フィクションとしては多少目をつぶっても良いかな、と思うよ。
だから、ここからはアドヴァイスじゃなくて駄文だけど、
実際の防大生及び自衛隊員は、折角国防の為に備えてるのに活躍の場が無くて、
例えば先のイラクへの派遣とかも、志願者が山となったらしい、と。
そんなナマケモノの集いじゃないんですよ。
結構、厳しいし。体育会系の部活やるの義務だし。半年で逆三角形の体手に入れられるし。
けど、休日の豪遊は金あるから女侍らす奴も居る。
563:537
07/09/12 00:00:34 SqO1NSM6
>>554
その勝てないと言っている福井晴敏がバイブルにしているラノベが存在すること。
福井がラノベレーベルから本を出していること。
メディアワークス系で連載を持っていること。
そのへん知っているんだろうか?
ラノベに来ても福井からは逃げられない。
564:この名無しがすごい!
07/09/12 00:04:55 3ReWQ6Rz
今、力のある人は垣根を簡単に乗り越えるからのぅ。
負けたからといって勝負するのを放棄すれば、一生逃げ続けて最後は引きこもることになる。
朝松健や荒俣宏に立ち向かおうという暴挙。これはこれでアホすぎるがなっ!!
565:449
07/09/12 00:06:18 2+bSP9WN
>>555
カオスですねえ(笑。何か戦記ノベルス作家が食指を伸ばしそうな感じですが、
私の考えてる作品とはちょっと違ってます。
>>556
wikiと記憶だけが友達って言い方がまずかったかな。ここで批判食らってますね。
まず前提として、私が考証ミス恐怖症であるということです。
私は記憶作業には多少なり自信があったで、政治の知識も戦争の知識も、私の中では
1+1=2と変わらないものなのです。だから資料の類も必要としていませんでした。
で、得意満面に戦時中の知識をとくに調べもせずに書きました。1+1=2と思ってるから当然です。
ところがどっこい、戦時中の知識は誤りだった。1+1=2ではなかったのです。
こうなると、どのレベルから調べなければならないか不安になるんです。
自分の記憶があいまいになってきている。それが全て。
記憶に頼るな。考証作業をしろというのがこの一連の流れで学んだことです。
566:492
07/09/12 00:09:28 PXAqVVTa
>>493、494、496、497、498、506、532さん批評ありがとうございます
文章に無駄が多すぎるという意見が多かったので
もう少し削ってみます
567:496
07/09/12 00:20:00 F/qqW8uU
>>566
あーゆう群像劇は大好物なんで期待してるぞ。
もしも連作短編形式なら、完成した折にぜひ一部晒してくれ。
友人コメントの中で一番最後の
「う~ん、それはこういうことかな― (以下僕のより数倍はわかりやすい説明が続く)」
のキャラが好みっぽくて気になってるのでコイツを希望w
568:449
07/09/12 00:27:42 2+bSP9WN
1個書いている間に次々と意見がw。文章の訓練を受けてる気分になってきましたwww
>>562
ラノベも数冊読んで、シャナの人と、有川さんと、狼と香辛料の文章は少し固めで
自分と似ているなとは感じました。
でも、それでいけるかな?と思ったのではなく、福井さんがTwelveY.Oで江戸川乱歩賞を受賞
されたときに、ああ、この手の作品でも作品が独創的ならば、新人でも受賞させてくれるんだなと
そのとき思いました。
ラノベの審査員の方が同じような対応をしてくれるかは不明ですが、やってみる価値はあると
考えてます。
>>563
ターンAガンダムの小説だったかな?のことでしょうか?立ち読みで読みましたが、
文体と内容は亡国のイージスやYO,川の深さはに比べると手を抜いたな?という印象でした。
メディアワークス連載は初耳ですね。内容がわからないのでなんともいえませんが今度
チェックしておきます。
>ラノベに来ても福井からは逃げられない。
炎の中、なのはに向かって『悪魔め』とつぶやくヴィータの心境ですよ・・・(知らない人置いてきまっせ)
ラノベでは手加減してね福井さん♪
>>564
今は彼らと戦う道を避けてゆくしかないんです。それだけの実力がないことは重々承知して
いるんです。いつか闘えるほどの筆力がついたとき、そのときに挑戦しなければなりません。
実力をつけるために考証を怠らないようにすることを学べただけでも、レベルが4になりました。
垣根は95、福井は122ってところでしょう(笑。
569:この名無しがすごい!
07/09/12 00:34:27 rnUDZ835
>>565
だからラノベでも状況は同じだと言ってるんです。
どう好意的に解釈しようとしても「ラノベなら考証いらないから楽だよね」
って言っている風にしか聞こえません。
どの程度舞台背景に考証を反映させるかは人それぞれだし
考証なんていらねぇ!矛盾なんて力で押し切ってやる!って作品もあるけど
それは一般も同じでしょう?
考証が苦手ならしなけりゃいいし、作品が面白ければ何でもいいけど
その「ラノベに逃げてきました」っていう態度が反発を買っている、って気がついてますか?
もう一つ。仮にラノベに逃げてきてない、見下してないとしたらラノベで何がしたいの?
何で「ライトノベル」っていうジャンルを選んだの?
この問いに自分なりの答えを持たずにラノベに足を踏み入れようというなら
一般に帰ってください。少なくとも口を閉じてください。不愉快です。
喋るごとに「ライトノベルが書きたい」って努力している人間の矜持を逆撫でしてますから。
570:この名無しがすごい!
07/09/12 00:35:54 F/qqW8uU
>>568
……お前、意外と良い奴だな。
ちょっと誤解してた。
普通にアドヴァイスすると、もう少しポジティブになってもいいと思うよ?
あと、運が良ければレベル4でラスボスも倒せるのが人生ってゲームらしいんで、気にせず突っ込んでみたら?
このレスに対する返信は要らない。
個別レスで荒れて怒る人もいるだろうし。
あと最後に。
あんな硬い文体の癖になのはとか見てんじゃねぇよw吹いたw
571:この名無しがすごい!
07/09/12 00:37:54 ZD+n1L31
>>499
まあラノベと冠したスレに来たんだからラノベ基準で評価するしかなかろう。
文章が硬いというか、あんま練れてないね。
漢字熟語でごまかしてる。提示がこなれてない。
「入りたまえ」
扉の向こうからかけられた声に、千草雅人は身が凍った。
5号館最上階の公務室の扉をノックしようとしていた右手を静かにおろす。手には、汗が握りこまれていた。
厚生労働省幹部が行き来する廊下には羊毛の絨毯が敷きつめられており、千草の足音を完全に吸収していたはずだ。
常人、この霞ヶ関合同庁舎に出入りする官僚たちが、気配を殺しながら行動するよう習慣づいている千草の気配を重厚な壁と鋼板製の扉ごしに感じとれようはずもない。
それをいともたやすく……「入りたまえ」一声で、千草は、扉の向こうにいるであろう相手の手強さを実感した。
そして思った。
おもしろい。
自分の相手は、これくらいでなければ。
心が沸き立つのを感じつつハンカチで手をぬぐい、軽く呼吸を整えてやや動揺した心を落ち着かせる。
彼の訓練された心身は、すぐに平常を取り戻した。
「失礼いたします」
千草は、すっかり汗の引いた手を把手にかけた。
改稿してみたけど、情報が圧倒的に足らね。というかいろいろ足らん。
千草は、相手に悟られてどう思ったわけ。
萎縮したのか? やる気出したのか?
それとも感情を見せないハードボイルド系のキャラなのか?
後段見ると冒険好きなキャラのようだから、面白いと思うのかもとこうしてみたけど。
千草中心で追ってるんだから、読者に千草の心情を伝えないと入りにくいのでは。
感情動かないならそれでもいいから、もうちょっとメンタル面の描写があったほうがいいような。
もっと言うと、声をかけられたのなら、ドア越しに気配察されたと思うより、
「廊下に監視カメラでもあったのか?」と思うんじゃなかろうか?
いきなり鉄の扉ごしに察知されたとは思わないだろ。相手が虎眼先生みたいなのじゃあるまいし。
あと、物音も通らない厚い鋼鉄の扉なのに中からの声が通るのなんでだろうとか。
そういうところでツッコミどころがいっぱいあるんですが……
なのはと戦う心配する前に、まずユーノあたりに魔法の使い方を学んだ方がいいんじゃなかろうか。
572:499
07/09/12 00:47:10 2+bSP9WN
>>570
じゃあ、499として最後の返信レスをあなたにさせてください。
私はテレビはアニメ観賞にしか使いません。最近ではらきすたの1話~23話までを
延々ループさせてます。執筆に疲れたらニコニコで苺ましまろとなのはシリーズの
2NDまでを見ます(3rdはダメ!!)。
特に集中したいときはテレビを消して、水樹奈々のCDを延々ループです。
このような環境下で、>>499のような私の作品は作られているのです。
(あ、ウミショー忘れてた。静岡たんハァハァ・・・)
573:この名無しがすごい!
07/09/12 01:45:21 1ALPdhZB
ノリ遅れちゃったので独り言。
ラノベにその分野の作家が少ないのは、
単に人気がないからorz
574:この名無しがすごい!
07/09/12 02:16:15 /Hxz+8//
とりあえず、長文でレスの応酬してるやつ、意気込みがあって良い感じだぜ。
それに、まあなんだ・・・こっちも励まされるよ。
575:この名無しがすごい!
07/09/12 02:22:52 E9POj1fW
URLリンク(wannabee.mine.nu)
本人は見てないと思うけど、他の参加者のために晒す。>>499の改稿。改稿というか、完全に別物だけど。
なんか文章うまいとか言ってる人がいるけど、原文はそうとう下手な部類に入る。「なんのために書いたのか」
わからん無駄な部分が多すぎて読めない。情報提示の順番も下手。もう二行目からずっこける。
>霞ヶ関、中央合同庁舎5号館最上階に構えられた公務室の前に辿りついた瞬間の出来事だった。
こう、いかにも「まず場所がどこか提示したいから無理矢理つけた」感漂うクソ長い修飾語。よろしくない。
他にも、
>本革のビジネス用に特注で仕立てられたソファーセットと、
修飾語の順番がそもそもおかしいんだけど、それ以前になんで「ビジネス用に特注で仕立てられた」なんて
書くのか。そんなことが一目でわかるほど重要なことなのか?
他にも色々あるけど割愛。
改稿があまりにも(ryすぎるのはわざとだと思っていただきたい。μフィールドとかいうわけのわからない
設定を持ち出したのは、「千草が部屋の中を索敵したことを乃木が見抜いた」というわかりづらい事実を、
くっきりと読者に伝えるため。もちろんもっと現実的な方法でやってもかまわないが、とにかく原文では
お互い勘でものを言っているようにしか見えないので、非常に印象が薄い。千草の特殊諜報員っぽさも、
乃木のすごさもさっぱりわからない。エピソードで手抜きしないこと。
576:この名無しがすごい!
07/09/12 03:10:31 mOpvUHXN
>>575
改稿後のほうが読みやすくなってるな。
やっぱり一つの文にある核……というか伝えたいことは、一つの方がいい。
個人的には、瞬間の思考が
>>―μフィールドを察知された?
のように理路整然としてるのには違和感を覚えるけど、どうなんだろう。
あと乃木が「そう」と主人公のモノローグに返答してるのはもはや読心術の域だろう。
主人公は乃木に対する不審を見抜かれたことに恐れ入ってるが、こっちのほうが驚くところ
のような気がする。
主人公の諜報員ぽさというのは、
・普段から足音を殺す
・監視カメラの位置は把握済み(改稿版のみ)
・まず人影をチェック(諜報員ぽい……かな:改稿版のみ)
・上司の部屋でも安全確認
・バレた仕掛けは無意識に後始末(設定上改稿版のみ)
他にもあるかもしれないがこんなところか。
>>きみは優秀な諜報員だと寺沢に聞いているが、もう少し表情を柔らかくした方がいい。
このセリフで思ったが、内心の動揺はまったく顔に出さない方が諜報員ぽいし、見破られた
時の衝撃が大きいと思う。
顔に出たとは書いてないけど、出てないとも書いてないので、一応。
改稿後の乃木は勲章を髪留めにしてるのがとてもいい。
どうしても60過ぎの爺さんの経歴より、18のお嬢さんのそれの方が興味深く感じてしまう
のは、男の性か……
577:この名無しがすごい!
07/09/12 03:26:20 E9POj1fW
のぎのぎは俺の嫁なんでおさわりはなしでお願いします。
578:この名無しがすごい!
07/09/12 03:35:26 SqO1NSM6
>>575
上手いな。
原作者へのアドバイスと娯楽性のバランスが絶妙。
即興でこれが書けるセンスに嫉妬しそうだ。
579:この名無しがすごい!
07/09/12 04:10:40 OHpnAUXh
>>575のがラノベ文法に忠実と言うか誇張したパターンだね。
それを思った通りに操れるのは尊敬する。
>>499と読み比べて575をハァ?と思ってしまう人にはラノベ書きは向いてないw
580:この名無しがすごい!
07/09/12 04:31:16 E9POj1fW
真夜中に間違ってageちゃったよごめん。
ラノベ文法を使うかどうかの前に、それを「なぜ使うのか」の方が重要なんよ。
登場人物を魅力的に、なおかつその特徴をわかりやすく読者に伝えなければいけないのは、ジャンルがどうとか
いう以前にあらゆるエンタテインメント物語の基本だから。
読者層が若くないと、特殊能力とか美少女といった手段はあまり許容されない。でも、許容されないからといって
登場人物が魅力なしだったり特徴なしだったりしていいわけじゃない。六十の親父でもいいが、それならちゃんと
六十の親父のすごみを描く。いらん経歴書いてる場合じゃない。499にはそういう考え方が欠けている。
俺には六十の親父のすごみを描く方法は思いつかなかったから遠慮無く美少女にしたけどな!
581:この名無しがすごい!
07/09/12 06:20:20 E9POj1fW
URLリンク(wannabee.mine.nu)
続いて>>522。これはちょっとどうしようもないレベルなので、たぶんやりたかったであろうことを
勝手に読み取ってほとんどオリジナルで書き直した。
根本的に描写というものがわかっていないっぽいので、少し丁寧に。まず、原文でしつっこいくらいに
日常がどうのといっているので、たぶん「平凡な日常に倦んでいる主人公」というものを最初に書きたいのだと
読み取った。ところで、文中で主人公に「俺って日常が退屈なんだ」と語らせても、ため息をつかせても、
読んでいる方は「こいつは退屈しているんだな」とは思ってくれない。「退屈しているやつにありがちな行動」を
させて、はじめて読んでいる方にその退屈さが伝わる。これを描写っていう。
で、今回は部活をやめたとか将来の選択肢がないとかネットにはまり始めたとかいうエピソードを入れてみた。
ただしこのワンシーンの短さで「日常に退屈してる」なんてことを描写するのはかなり難易度が高い。
い、言い訳じゃないんだからねッ?
あとは、自分で書いたせりふを読み直して、「人間こんなこと口にするだろうか?」といちいち考えること。
怪我してるかもしれないときに「ダメージは?」なんて口に出して言うやついるか? 「こいつはそういう変なことを
口に出して言ってしまうタイプなのだ」みたいな設定は要らないから。意味がない。自分がその状況に置かれた
ときに、いったいどんな言動をとるか、よく考えればこんな変なことを書かないはず。
582:この名無しがすごい!
07/09/12 07:15:42 HhmeU3zS
まァこれだけ語れて文章もそれなりに磨き込んでるヤツでも
ワナビやってるってことは、賞取ってデビューするには
文章力以外にも何かが必要なんだろうね。
583:この名無しがすごい!
07/09/12 07:33:03 6xuu+x8I
何か499の登場で一気にスレの空気変わってんな。
あんま努力もせずに小説書いて新人賞の候補まで行ったのが相当反感食ってるけど、才能ある人間って案外そんなもんじゃんて気もする。
多分筆が天職なんだよ499は。だから記憶だけで書いても3次まで残った。このスレの住民(俺含め)とは次元の違う場所でやりとりしてる気がしてならん。
ラノベに逃げてきた感じはするのは非常にむかつくがな。お前が嫌われるのは、既存作家と戦う意思があまりにも薄いことだ。
584:この名無しがすごい!
07/09/12 08:58:24 V9hfOsMg
まあ資料五十冊読み込んで満足しちまうよりは考証不足で豪速球投げる方がいいわな。
585:540=545
07/09/12 09:32:06 MMIPuO1u
その豪速球がデッドボールになったらお話にならんよ。
まあ本人は名無しに戻ったみたいなんで最後に書き捨てておく。
俺は>>499が逃げを打ってラノベに来たからって、「あっそう」としか思わん。
個人的な好みで言えばどうかとは思うが、あくまでも好みのレベル。
腹の中で思ってる分には構わんよ。
問題はもっと実務的なところだと思う。
たとえばそれは、防大を踏み台にするのに、
非論理的な内容(防大学生は馬鹿ばっか)を、昔読んだ怪しい本の記憶を真に受けて書いてしまうというあたり。
常識的な内容までいちいち資料を精査する必要はないが、
資料精読が必要かどうかを判断できていないようにみえる。
ラノベか一般か、という以前に歴史物というジャンルに向いてない。
この際、歴史とかやめた方がいいんじゃないだろうか。
586:この名無しがすごい!
07/09/12 09:58:21 GOizAsGl
>>575
率直な感想を述べるわ。
吹いたwww
587:この名無しがすごい!
07/09/12 10:41:06 V9hfOsMg
比較対象の俺らの球なんか遅い大暴投やワンバウンドの山なりボールだ。
ならばデッドボールでも豪速球投げられればお話になるさ。
防大をコケにしたのが軍ヲタの琴線に触れちまったみたいだが、はっきり言ってどうでもいいな。
歴史物と称するのを止め、作品世界を左巻きで若干科学進歩が早い世界と設定すれば差し支えない。
そんなことより>>499には美少女分と文章の平明さが足りない。これは致命的だ。
ということを、>>575を読んでいたく実感した。
588:この名無しがすごい!
07/09/12 10:56:32 BVCbU7wW
>>575
「上手い、上手いが―それはもはや改稿とは言えん」
雅人の頬を冷や汗が伝った。
個人的には「公務室」ではなく、「執務室」にしたほうが雰囲気が出るのではないかとも思える。
589:連レスすまんが。
07/09/12 11:04:42 BVCbU7wW
「室内の盗聴器や小型カメラを察知するのは、そもそも《索敵》といえるのか?」
そんな疑問も頭をよぎる。
もしかしたら《探知》とか《探査》とか、もうすこし状況にあった形容が存在するかもしれない。
590:この名無しがすごい!
07/09/12 11:08:44 PAWTWVwA
>575
うむ、確かに硬めのラノベってのはこんな感じの文章だな。
乃木、25歳くらいにしとけばほぼ完璧だったろうに、なぜに女子高生。
いや、それとも「これでも二十代なんだがなぁ。見えんか?」と嘆息させるか。
つか、知らないはずがないよな、実際には。絶対話の種になるって。
>581
いきなり明美殺すか…。しかも、原因主人公だし。
殺しちゃえば確かに骨格には影響しないが、紙の上とはいえ、なぁ。
フィクションの死は出来るだけ演出してあげたい派の俺はダメなのだろうか。
591:この名無しがすごい!
07/09/12 11:09:24 zBc7clCx
>資料より勢い
読者が言うならともかく書き手が言ってるならただの怠慢
資料にあたりたくないなら考証の必要の無い舞台を使え
592:この名無しがすごい!
07/09/12 11:28:05 BVCbU7wW
>>581
「上手いな…」
俺は素直に感心した。その状況描写の巧みさには目をみはるものがある。
ただ、一つだけきがかりな点が残されているとすれば、「なぜ、明美は『せっかく一緒に』で不自然に言葉を切ったのか?」ということについてだ。
一連のセリフのその部分にだけ、俺は少し違和感を感じる。
593:499
07/09/12 11:59:15 2+bSP9WN
うはww まだこの流れが続いておりましたか。。。
私としては>>572で終わったつもりですので、なるべくなら他の方の作品の
感想に心血注いでいただけたらと思います。
改稿はガンガンしてもらって構いません。女っ気がないのは私の作風ですので、
美少女戦士にでもなんでもしちゃってください。
うまく差し込む技術があるなら、私だって、かがみやフェイトたんや静岡さんや
コッポラやハマーDやちゅるやさんみたいな萌えキャラも作品に加えたいですよホントに。
594:この名無しがすごい!
07/09/12 12:01:43 SqO1NSM6
>>581
>小学校に入る前からの幼なじみだから、もうほとんど兄妹同然で、中学に上がっても同じクラスなもので毎日の登下校でこうして顔をつきあわせることになる。
人が少ないこの町では、クラス替えなんてものは無い。
なんて一文を入れたほうがいいな。
状況の変化が無いほうが倦怠感を強調できるはず。
595:この名無しがすごい!
07/09/12 12:12:13 8Vh9n/uP
ちょっと突っ込まれる可能性のある設定のところだけwikiなりで調べるぐらい
ま、歴史モノならちったあ調べればいいんでね。花の慶次とかだって設定めちゃくちゃじゃん
突っ込まれるの恐れてたらライトノベル書けないと思うんだがな
いちいち「ぶちぎれた」とか、荒らすようなことは言わんでいいと思う
596:この名無しがすごい!
07/09/12 12:38:46 GOizAsGl
いざとなったら歴史を捏造するくらいの気迫は欲しい。
597:この名無しがすごい!
07/09/12 12:40:36 YuJkDqul
【アドレス】 URLリンク(wannabee.mine.nu)
【ジャンル】 幽霊
【タイトル】 『扉のむこう』
【評価基準】 なぜ、落ちた!?
【改稿】 可
今年の電撃一次落ちです。短編連作の一話目。
自分としては、この話の欠点は、『占い師』のパート
作品として一次で落ちたのは「幽霊物はありがち」
「なんか、『しにがみのバラッド。』に似てね?」
「ラノベで哲学・倫理学は×」
あたりだと認識していますが、どうでしょう?
598:この名無しがすごい!
07/09/12 12:50:01 jT22GDUk
全体的にポエムくさい
599:この名無しがすごい!
07/09/12 13:00:40 E9POj1fW
>>593
あんたほんと言い訳まみれだな。「女っ気がないのは私の作風」なんて堂々とよく言えるもんだ。
そういうことを言っていいのは、女っ気以外の魅力で成功している作家、要するに福本伸行とか
そのレベルだけだろ。べつにこの先もずっとそうしていくのは勝手だからそこはなにも言わないけど、
作風なんて言葉を使うなよ。素人がK1のリングに上がってボコボコにされて「俺の戦型は寝技
しか使わないんだ!」って言ってるようなもんだ。手も足も出なかっただけだろうが。
>うまく差し込む技術があるなら、私だって、
なんで身につけようとしないの?つうか作風なんじゃなかったのかよ。
ということで次は>>504。
600:この名無しがすごい!
07/09/12 13:27:27 V9hfOsMg
>>597
読点が多すぎる。
文体もライトノベルではなく児童文学のものだと思う。(語彙は難しいけど)
601:この名無しがすごい!
07/09/12 13:34:06 BVCbU7wW
>>597
決して悪くはないんだけど…、なんつーの?
魔法学の試験に国語の答案を出した感じだな。
そもそもモチーフ自体が、ライトノベル向きじゃない気がする。
602:この名無しがすごい!
07/09/12 13:38:25 x9Mk5U+E
>>596
歴史を捏造するには歴史の勉強が不可欠だろ。考証が嫌な作家なら考証をしない小説かけばいいんじゃねーの? に同感。
>>597
落ちたんだから全部晒せばいいのに……
ところでこれ前に晒したことなかったっけ? でなければ、どこかで読んだことがある印象を受けるこの作品は致命的。
存在率というのでライトタッチなSFを彷彿とする。なるどほねと思ったところが何箇所か。通らなかったのが残念だ。
さて主人公だが若干年齢が高くないか? と、思う。この手の主人公ならリバーズエンド級に中学生を狙ってもいいと思う。
確かに大学生が主人公の小説が入賞したこともあるけれど、それは数年も前の話。中高生が感情移入するには少々難しい主人公だと思う。
ライトタッチなんだけれどね。俺は買うけれど、一作ぽっきりの小説だと思った。もう少しインパクトが欲しい。
確かに大学生が主人公だった小説もあったのだが、それは
603:この名無しがすごい!
07/09/12 13:39:46 x9Mk5U+E
確かに大学生が主人公だった小説もあったのだが、それは数冊だったと思う。
書き途中で書き込んじゃったorz
604:この名無しがすごい!
07/09/12 13:43:51 BVCbU7wW
>>597
あと、最初の一文で落とされた可能性もあるぞ。
「バイト明け、僕は、いつも、朝寝坊」
これはいくらなんでも読点打ちすぎだろ。
「バイト明けの僕はいつも朝寝坊だ。」
これで済むところに3つも読点打たんでいいんじゃねーか?
605:この名無しがすごい!
07/09/12 13:52:14 zBc7clCx
「バイト明け やっぱり今日も 朝寝坊」と五七五で始めるんだ
606:この名無しがすごい!
07/09/12 14:12:03 HCqgRJ40
>>597
全体的に受けた印象は、地の文+台詞じゃなくてポエム+台詞ってこと
あと、最初の数行読んだ時点では「これなんて学校を出よう?」
最後に、句読点大杉でテンポが滅茶苦茶悪い
607:この名無しがすごい!
07/09/12 14:15:51 E9POj1fW
URLリンク(wannabee.mine.nu)
>>522の改稿。ただし原文からだと状況も人物もさっぱりなのでてきとうに付け加えた。
やっぱり描写の基本がわかっていないと思われるので、灰谷健次郎だったかの小説に書いてあった
「作文で書いていいこととだめなこと」を挙げておく。
○書いていいこと
・なにを見たか
・なにを聞いたか
・なにを嗅いだか
・なにを味わったか
・なにを触ったか
・なにを思ったか
×書いてはいけないこと
・なにをしたか
つまり、たとえば「ティーナが稲妻の魔法を使った」ときに、稲妻が走ったと本文に書いても読者には
伝わらない。そもそもいきなり稲妻が走ったときにそれを即座に稲妻だと認識する人間はいない。
その稲妻によって、リリーナの五感がなにを受け取ったか、そしてリリーナがなにを考えたのか、
それを書いてはじめて稲妻の魔法のすごさが読者に伝わる。これを描写っていう。
ただし小説では端折った方がいい箇所もあるので、「なにをしたか」をそのまま書くのが絶対に
だめだというわけじゃない。臨場感が必要ないところではさくっと進めてよし。
608:この名無しがすごい!
07/09/12 14:16:54 E9POj1fW
ごめん>>522じゃなくて>>504でした
609:この名無しがすごい!
07/09/12 14:22:49 SqO1NSM6
>>597
複線、ミスリード、回収という作業が出来てない。
読者を楽しませる意識が欠けていると思う。
>>575辺りを参考にするといい
例えば第1章。ここは、「葵は実は幽霊です」という事を読者に伝えるシーンだよな。
俺ならば、どうするかな……
最初は、主人公が誘拐犯やロリコン変質者か?とミスリードしつつ、幽霊複線を貼り、最後に回収という感じだろうか?
布団の中から幼い声が聞こえる。
「お兄ちゃん、おきて」
彼女の名前は葵。五歳のの時誘拐されて以来、この部屋に監禁されている女の子だ。
―以下エロゲ的テンプレ会話だから中略―
「おきて!」
"耳の中"で爆音が生じ、びっくりした僕はベットから転がり落ちた。
「頼むからもっと優雅に起こしてくれ。たとえばそう―目覚めのキスみたいなのを頼む」
床にぶつけた腰をさすりながら愚痴る僕に、葵は言う。
「無理だよ。わたし幽霊だし」
610:この名無しがすごい!
07/09/12 14:44:49 GOizAsGl
エロゲ的テンプレ会話と聞いたら黙っちゃおれん。
「ねぇ~お兄ちゃんったら~」
「むにゃ……後、五分」
「遅刻しちゃうよ~」
「走れば、間に合う」
「ご飯食べられないよ~」
「いらん」
「もう、早く起きてよ!」
「後、十分」
「増えてる!?」
「おやすみー」
「もう、起きないんだったら」
「だったら?」
611:この名無しがすごい!
07/09/12 15:17:34 tDXi9m2l
>>597
一次落ちなら内容うんぬんより
まず文に問題があると思う。
実際、描写が少なく場面が分かりづらい印象です。序盤は特に心理描写よりは情景描写を優先すべきかも。
参考にはならないかもだけど、個人的にはこうするかな?
バイト明けだった。ボクはいつも通り朝寝に浸ることにした。休日なんだし、ひとり暮らしなわけだから、それぐらいの贅沢は許されるはずだ、った。
「お兄ちゃん、どこかいこうよ」
……ムシだ、ムシ。
「お兄ちゃんってば!」
何とか相手にしないで寝ようとしたが、耳の側で大声を張り上げられたら安眠なんてできるわけがない。
「うるさいなぁって、うわっ!」
目を明けたら葵の首から上だけが、布団の上に立っていた。思わず仰け反り、布団から飛び出していた。
「えへへ、作戦成功っと」
「脅かすなって」
葵が、してやったりの顔をしながら首から下を生えるように、布団から現した。彼女が死んだ約十歳ぐらいの体が、軽く宙に浮いてるところで留まる。
白い顔は生まれつき(?)らしい。水色のワンピースは彼女のお気に入りなんだとか。
「だって今日は遊びに連れてってくれるって約束したじゃない!」
葵はとても幽霊らしくない、ふくれっ面で、恐怖からは遠く離れた雰囲気で言った。
612:この名無しがすごい!
07/09/12 15:20:57 x9Mk5U+E
>>611
うん。そっちの方がいいな。
だが、エロゲ的シナリオを彷彿とする。だから一次落ちなのか。
613:この名無しがすごい!
07/09/12 15:33:22 x9Mk5U+E
色々考えて改稿してみた。
バイト明け、やっぱり今日も朝寝坊。
いや、本当は目がさめていたんだ。けれど、外に出る気になれなかった。
何故って? そりゃ、暖かい布団の中でぬくぬくしている時間は幸せじゃないか。
「お兄ちゃん、どこかいこうよ」
そんな少女の声も無視。
二月の空気はまだ冷たいし。僕は頭まで布団をかぶった。外になんか出たくもない。
「嫌だ! 面倒!」
「お兄ちゃん!」
そう言った彼女の声はすぐ耳元から聞こえた。
煩わしげに目を開けると、布団の中、僕の眼前に彼女の青白い顔。
僕は「ぎゃー!」と、軽い悲鳴を上げて布団を放りだした
布団は、しゃがみこんだ少女を通過させて、地面にしぼむ。
水色のワンピースを着て、不機嫌そうな顔をしている彼女に僕はいう。
「脅かさないでよ」
「だって、私は布団にさわれないもん」
614:この名無しがすごい!
07/09/12 15:38:32 x9Mk5U+E
考えたら布団の中は暗いから、葵の顔が見えるのは不自然。
もう一回いじってみるかな。
615:この名無しがすごい!
07/09/12 15:55:18 mOpvUHXN
>>614
幽霊なら見えてもいい気がするが……そこの違和感も伏線になるだろうし
あとでバラせば筆が滑ったとも思われまい
616:597
07/09/12 16:11:58 YuJkDqul
>>602
一話分の感想、批評で十分ですよ。この部分の欠点が結局全編に当てはまりますし。
このスレに何か晒すのは生まれて初めてでございます。
なんとなくでも、似てるのはやっぱり致命的。
たくさんの感想ありがとうございます。
似たような感想あるので、レス番は返さずに
>ポエム
友人には言われたこと無い感想。ちょっと気をつけてみます。
はかなげな雰囲気出すのに失敗してそうなったのかも。
ポエムはあんまり書かないのになあ。
>児童文学
主人公が小学生に語りかける会話が多いので、
一人称の地の文も子供向けになっちゃいました。
改稿することがあったら気をつけます。
>句読点 というか、読点?
たしかにそうかも。これは、自分の書いた他の小説も見直してみないと。
改稿してくださった方々。
短い文章でもやっぱり作者の癖って出ますね。
俺じゃ絶対書けない文章かも。いや、ポエムな文ばっかり書いてる訳じゃないけど。
いいとこ盗むつもりで精読させていただきます。
>>614
布団の中って言っても真っ暗じゃないから顔くらい見えると思う。
617:この名無しがすごい!
07/09/12 17:06:03 x9Mk5U+E
>>616
彼女とのセクロスで昼間布団の中に潜り込んだが何も見えなかったと記憶がある。
第一、カーテンとか閉めているのならば部屋の中は薄暗い。幽霊だから見える伏線として使うか修正事項だろう。
ちなみに俺の悪い癖は「どこかで見たことがある」と見えてしまう文章を書くことと「筆が滑って余計なことを書くこと」だ。
もうネタは書き尽くされているんだ。どこまで斬新に魅せるかが勝負だと思う。頑張ろうぜ、兄弟。
618:この名無しがすごい!
07/09/12 17:09:45 33Yui+Ke
布団の中に顔、で呪怨かよ、と思ったのは俺だけか。
619:この名無しがすごい!
07/09/12 17:22:08 OHpnAUXh
URLリンク(wannabee.mine.nu)
ちょっと息抜き。みんなでやってみると面白いかも。
620:この名無しがすごい!
07/09/12 17:24:38 cgMciM8u
>>619
こ、これは…!
621:この名無しがすごい!
07/09/12 17:29:48 mOpvUHXN
>>619
甲子園の佐賀北の戦いをノベライズしたら面白いなとは思った
622:この名無しがすごい!
07/09/12 17:58:56 BVCbU7wW
>>621
全く関係ないが。
そのとき、ありえないことが起こった。敵のランナーが突如、塁を回りだしたのだ。
「回れ、回れ!」
相手ベンチの監督は必死で腕を回している。
たった今、三振に討ち取られたはずの敵打者は、一瞬、戸惑うような素振りをみせたが、それでも監督の指示に従い塁を廻り始める。
振り逃げか―?
そう気づいたが、何もかもがもう遅かった。
こちら側の選手はみなベンチに引き上げてしまっている。いまさら慌ててホームに戻ったところで間にあうはずもないし、だいたいインプレイ中のボールがどこにあるのかすら分からない。
状況は絶望的だった。敵のランナーは悠々と塁を廻り、一人、二人と本塁に帰還する。
野球規則ではワンバウンドの球でバッターを三振にとった後も、相手の打者にタッチしなければ、ランナーはアウトにならないと定められている。経験のある捕手なら誰もが知っているルールだ。当然、山田太郎もそんなことは知っていた。
しかし山田太郎は、己の不注意から最悪のミスを犯してしまったのだ。
山田がワンバウンドで捕球し、一塁塁審がスイングの判定をし…、その時点で打者は「スリーストライク」となる。…そこまではいい。だが打者は、山田がタッチするまでは「スリーストライク」であるにもかかわらず「アウト」にならないのだ。
そして三人目のランナー。―ついさっき三振にとられたはずの敵の七番打者がいま本塁に帰還した。
山田太郎は仮名。野球を知らん奴には何のことかさっぱりだろうしスルーしてくれ。
623:この名無しがすごい!
07/09/12 18:43:56 1bGuSRuL
>597を一部改稿してみた。
バイトの翌日は朝寝坊をすると決めている。
だから、目は覚めていたけれど、布団の外に出るつもりはなかった。
「お兄ちゃん、どっかいこうよ~」
うむぅ、なかなかに可愛らしいアピールだが、無視だ。人に勝つより己に克て、と偉大な先人も言って
いる。誰だったかは忘れたが。第一、二月の空気はまだ冷たい。僕は、頭まで布団をかぶった。
「お兄ちゃんてば!」
さっきよりぐっと声が近い。無視しようかとも思ったが、泣かれたりすると厄介だ。煩わしいが、仕方な
く目を開ける。
すぐ目の前に女の子の顔『だけ』があった。もう少し具体的にいうと、布団の、ちょうど僕の胸あたりの
ところから、女の子の顔が生えていた。
「うわっ!?」
僕は、軽い悲鳴を上げて布団から飛び出した。女の子はそのまま。今は布団から上半身が生えてい
る状態だ。少し不機嫌そうな表情をしている。
「お、脅かさないでよ」
一応、文句を言ってみる。
「だって、私、物に触れないもん」
女の子は不満気に言い返す。そりゃそうだ。なんたって本物の幽霊だもんなぁ。
ここで、僕が初めてこのコを見たときの話をしよう。
あれは、僕がこの部屋に越してきてすぐのことだ。まだ梅雨は明けていなかった。
ある夜、押入れから物音がするような気がした。ネズミ(最近は都会でも結構ネズミが出没する)か、
それともゴのつくアレでも出たかと思い、恐る恐る襖を開けると、そこにいた。ボロボロの服を着て、ガリ
ガリに痩せこけた女の子が一人、膝を抱えてうずくまっていた。伸び放題の髪の毛の隙間から覗く眼が
昏く澱んだ光を放っている。
「!?」
悲鳴は出なかった。目が合ったと思った途端、腰が抜けていた。
「おなかがすいたよぅ」
女の子はそう言った。か細く、消え入りそうな声で。何の抑揚も無く。
笑ってくれていい。その声を聞いたとき、僕は泣き出してしまった。怖かった。そこに籠められたありと
あらゆるネガティブな感情によって、僕という存在は徹底的に打ちのめされた。女の子がにじり寄って来
ようとするのを、どうすることもできずにただ見ていた。
そこから先は、実はよく覚えていない。気がついたら、二日だか三日だか経っていた。
夢だとは思わなかった。目の前で、あの女の子が大泣きしていたから。不思議ともう恐怖は無かった。
とりあえず女の子はそのままにして、這うようにしてシンクまで行き、蛇口から直に水を飲んだ。鉄錆臭
い味がした。生きてるんだな、と思ったら、急に涙が出た。僕は安堵のあまり号泣した。
その後、女の子から聞いたり、自分なりに調査したりした結果、次のような事実が判明した。
女の子の名前は葵。
五歳の時、この部屋の前の住人だった腐れ外道に誘拐され、押入れに監禁された。監禁中の様子に
ついて、僕は深く訊ねなかった。
監禁が始まって五年近くが経過した頃、そのクズが暴力事件を起こして逮捕、拘留され、しばらくこの
部屋に戻れなくなった。
既に体力、気力を相当消耗していた葵は、暗く狭い押入れの中で、誰にも知られることなく、ひっそりと
飢死した。
近隣住民から苦情が出て、ようやく警察は葵を発見することになるのだが、僕はこれ以上詳しく言いた
くない。
下衆野郎は再逮捕され、監獄送りになった。この国では、子供を誘拐して餓死させても、大抵の場合、
死刑にはならないそうだ。
「ねー、どっか行こーっ!」
葵の声が、僕を現実に引き戻す。見れば、布団の真ん中に立って、唇をとがらかしている。ごく普通の
十歳児だ。何だか嬉しくて、物凄く哀しくて、僕は笑った。葵は、急に笑い出した僕を見てぽかんとしてい
たが、すぐに一緒になって笑い始めた。
今、葵は笑うことが出来るようになった。あまりにも遅すぎたけれど。それを見られるのが僕だけだとす
るなら、僕にはきっと、それを守る義務がある。
「何処に行きたい?」
「えーっとねー」
何処にでも連れて行ってあげるよ。それが僕に出来る唯一の罪滅ぼし。
624:この名無しがすごい!
07/09/12 19:09:50 F/qqW8uU
>>597
とりあえず、文章力が足りてない。
大量の句読点の妨害があってなお、すらすらとは読めたのは素晴らしいが、
文章に温度がなく、無機質。
その場その場の状況や光景が、頭に浮かばない。
でも、これは取るに足らないことだと思う。
文章力が足りてないといっても基準から考えれば(俺脳内の上手い下手基準な。分かりにくいが感じてくれw)ほんの僅かなので、
内容さえ良ければどうって事はないレベルではあると思うし。
しかし、内容の方も盛り上がりに欠ける。
連作短編。仮にも短編を名乗るなら短いスパンでの盛り上げとオチへの着地をうまい事やらなきゃならない。
しかし物語はどうも長編の一部のようなまったり感だ。
他の人も言っているが『葵が幽霊』っていう最初のサプライズをもったいない感じで流している。
「葵は実は幽霊でした」ってオチで短編の一本目を終わらせてもいいくらいの大事なネタだよ。
それを冒頭で流してはいけないと思う。
本編のキモである事件の方も、盛り上げが足りない。
なんとなくだが、起転結って感じがした。
あっさり『扉』が開きすぎなので、開く前になにか一悶着欲しかった。
例えば『僕』のピンチとか。
ただ、転から結の流れはよかった。
夢に見ていた努力しなくていい楽園が突然与えられて、その上で嫌っていた努力を始める。
この皮肉っぽい展開には、これぞ短編の醍醐味だと唸った。
あと、気になったのは一話の分量。
僕と葵の紹介まで含めているのにこの短さはどうだろう?
一体前何話で、電撃換算で何ページだったんだい?
なんかおまいさんの原稿にはぶつ切りの話が大量に並んでいる予感。
短編が好きなんで感想にも力が入った。
なんかネタや状況を活かしきれてない感が全体的にするので、今後は練り込み、推敲にもう少し力を入れてみては?
最後に、電撃投稿おつかれさまでした。
625:この名無しがすごい!
07/09/12 19:15:22 F/qqW8uU
あ、スレ読んでて気になった事。
>>575の改稿は神がかっていると思った。
こいつぁすげー面白いラノベが始まりそうだ。
……ただ、その……これは改稿じゃありません……
でも他の改稿は切れ味がイマイチだったなー。なんか変形の形がきれいじゃない。
>>499の原文がラノベ臭という観点で見ると無臭だったからかな?
とにかく>>575の改稿と理論は一昨日の改稿ラッシュと合わせて参考にさせてもらおう。
626:この名無しがすごい!
07/09/12 19:39:57 4wqDDjwo
>>622
なんかプロジェクトXのナレーションが聞こえてきた
狙ったんだろうけど
627:この名無しがすごい!
07/09/12 19:41:17 YuJkDqul
>>624
全六話で、DP85
二話からがちょっと長いのだけど、たしかに、この話は短かったと思う。
この話はDP10位。
たしかに、書き直すなら、色々加えて倍くらいにすべきだと思う。
>起転結
俺、承が苦手なんだよね。
承ってのは、起をうけて広げるって感じなのかな?
そもそも、承の認識が甘いかも。ちょっと勉強してくる。
>ぶつ切りの話
短編連作なのだけど、最終話の伏線を一話から張ってて、一応は。
うーん、自分で言ってて言い訳に聞こえてきたよ。
>電撃投稿
すごく昔のことに思えるよ。
その後、電撃病にかかって掌編を応募したり、
hoの短編大賞が開催されずぐったりしたり。
心機一転、次回作がんばります。
628:622
07/09/12 19:48:52 BVCbU7wW
URLリンク(wannabee.mine.nu)
>>622を推敲してできるだけ分かりやすく書いてみたんだが…
どーも、いまいち分かりにくい文章になるんだよな。
単に文章力が足りないだけなのは分かってるが、自分ではどこを直したらいいか分からん。
誰か問題点を指摘してくれると嬉しい。
629:この名無しがすごい!
07/09/12 20:10:44 F/qqW8uU
>>627
おし。じゃあ俺も今年の短編賞の消滅に泣いた身として、去年の恥を晒してやんよw
上は以前避難所に晒したhp短編賞三次落ち。
下は同じ回のhp短編賞一次落ちだ。
今見返すといろいろ赤面ものだが、あえて晒させてもらう。
反面教師として参考にしてくれw
『家出、思い出』
URLリンク(wannabee.mine.nu)
『うたものがたり』
URLリンク(wannabee.mine.nu)
ガガガは短編募集ってもたぶん水増し要因なんだろうな……
まともなラノベ短編賞が欲しいぜ……
630:この名無しがすごい!
07/09/12 20:18:53 x9Mk5U+E
>>627
俺なら葵と絡む場面が増えるし、この設定で一から書き直すと分量は二倍になる。
ネタとしてはいいネタ使っているのになあと思うよ。
ちなみに葵が幽霊だとばらさなければ十分ミステリーになる。主人公の霊能力も自覚してなければ尚のこと。
文学少女シリーズでも読んだほうがいいと思う。
631:この名無しがすごい!
07/09/12 20:26:19 BVCbU7wW
>>629
上だけ流し読みしたが、上手いな。
ラノベっていうより、文学って感じがするのが厳しかったか。
ただ、最後まで主要キャラの「正体」を隠すネタは、
どうしてもキャラの描写が踏み込んだものにならないから、感情移入をしにくくなるのが痛いな。
632:622
07/09/12 20:30:18 BVCbU7wW
>>626
実は、テレビ(アニメ以外)見ない人なもんで、意味は良く分からんが…
何にせよ感想を頂けたのは嬉しい。ありがとう。
とりあえず、もっと的確な描写ができるよう数を書くしかないのかね…。
まあ、頑張るか。
633:この名無しがすごい!
07/09/12 21:06:55 E9POj1fW
>>629
上のみ。けっこううまいので書き直さず指摘だけ。オチのためとはいえ、最初に奏を見たときにまず出てくる
描写が「背中のリュック」なのはおかしい。普通顔から見る。しかも今回は頬が腫れてるんだから。情報提示の
順番はおかしいとそれだけで読者が混乱する。肌の色とか、目の感じとか、オチを伏せつつ書けることは
いくらでもあるはず。
それから、
>ドアの向こうから現われたのが僕だと分かると、
これは一人称で書いていい文章じゃない。ここだけ奏視点になっていて読んでいると頭がねじれる。
奏の母子家庭の話を出すまでの流れが悪い。「母親に殴られたと聞く」「え、なんで母親が殴るの? 普通父親でしょ?」
「ああそういえば母子家庭だっけ」ってだけの流れなのに、なんでこんなに行数を使うのか。
話が動いてからはだいぶいいんだけど、魔女さんが出てきたときに、まずおまえはだれだとか、どこから来たのかとか、
先に訊かないのはおかしい。流れ的に自己紹介は最後に持ってきたいのかもしれないけど、僕が疑問にも思わないのは
人間の思考として変。
>「……確かに、ちょっとはこの子を可哀想に思うからっていう所もあるけれど。でも、彼女を側に置く価値は実際あるんだよ」
これと次のせりふは、人間が口にするせりふじゃない。めちゃくちゃ浮いてる。あと、そもそも家出に一緒に連れていくという
僕の思考回路が唐突。話の都合に合わせている感じ。
そして僕がいきなり泣き出したり変な決心をしたりするところは意味がわかりません。なにがこんなに僕の心を動かしたの?
奏の寂しがりやなところを、僕は実感できてるかもしれないけど読者はさっぱり実感できないんだが。親父が死んだ
とこを実際に見たわけでもないし、奏がそれを見てなんらかの反応を示したところを見たわけでもないし。こういうのを
読者置いてけぼりっていう。
構成にはかなり難があるけど、根本的なところはいいと思うので書き直してみてはどうか。
自分なら、そもそもたった一晩の話にはしない(実際に奏の最初の願いが叶ってひどい目に遭うところが書けないので)。