07/09/07 12:35:10 TOzDuGCr
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大迷惑物語
保健室でコッコがヒットにいきなり迫るのはやり過ぎだと思う。違和感が拭えなかった。
コッコ、普通に告る→ヒット、やんわり断る→コッコ、なおも食い下がる→ヒット、理由を聞く
→コッコ、いい「音」が聞こえるから→ヒット、ヒく→コッコ、さらに迫る
てな感じの流れの末にあのシーンだったら、俺にも受け容れられたかも知れん。
間宮さん関係は、まずまず。
ただ、メタがやりたいなら、別の話でやるべき。この話はメタをやるには世界が完成されてる。
使うかどうも判らない設定の話とか、設定の話ばかりで疲れない?とか、
メタ部分が出てきて一気に気分が盛り下がった。
それから、重力の話はもう少し整理が必要だろうと思った。
中盤後半から終盤に至る流れ、特にラスト前のステージ上の遣り取りはとても良い。
修正した方がいいだろうなと思う部分はもちろんあるが、あの勢いは消したくない。
でも、チャゲアスはやめるべき。応募することを考えたら、例の協会が黙ってない。恐らく。
あと、ヒットの煙草は不要。どう絡められても、ヒットのキャラに全くそぐわない。
ラノベ内の高校生喫煙くらいで四の五の言いたくないが、これはこの話にとってマイナス要素。
こうした点を踏まえて、分量を今の三分の二くらいに圧縮すれば、いい作品になると思う。
非礼を承知で言うが、この話をこの程度の内容と文章のままで終わらせるのは勿体無さ過ぎる。
大銃撃物語
大迷惑物語と比較して、急激なレベルの上昇が認められる。
作話にしても、キャラメイクにしても、特に何か指摘したくなるようなダメな点は無い。
これに全く及ばないレベルの商業作品もある。本当に、皮肉ではなく、よく出来ている。
だが、それだけだ。読了後、まず「物足りない」と思った。
何が物足りないのか、それを具体的に指摘して挙げられればいいのに、とも思った。
ある意味、自分の力の至らなさを痛感させられた。
恐らく、作者の中で何かがこなれてなくて、伝えたいことが表現され切ってないんじゃないか。
推測で済まないが、その程度のことしか言ってあげられない。
と、読了直後は思っていたが、一部訂正する。
キャラメイクはちゃんとしよう。
柚木華音 → 長門有希(『ハルヒ』)
横田飛人 → 『僕』(戯言シリーズ)
騎士団の双子 → 金糸雀(『ローゼン』)、戯言シリーズの双子の暗殺者(惚れオチも同じ)
出砂(略 → 榎木津礼二郎(『京極堂シリーズ』)。
めぐみちゃん → 翠星石(『ローゼン』)
間宮さん → 京極堂(『京極堂シリーズ』)。このキャラだけは許容範囲。
俺はコッコちゃんだけは元ネタが判らなかったが。
独自のキャラメイクが結果として似てしまったわけじゃなさそうだよね?
パスティーシュ、パロディ、オマージュのラインを狙ったならいいけど。
そうなると、評価基準はガラッと変わる。
そうでないなら、せっかく文章力があっても、これでは台無し。