07/08/28 07:12:37 zmJPF5sB
>>114=80
なんかこのスレ的には評価が低いようだが、俺は高評価しているぞ。
地の文に味があっていい。
ただ、シーン毎に描写のブレがある気がする。
読んでてなんか落ち着かない。
なんていうか描写の基準が定まって無いんじゃないかな?
とりあえず、知り合いを一人イメージして、その人が喜びそうな小説を書いてみたらどうだろう?
執筆中、その人の写真を置いたりして、常に意識してみてくれ。
その人が好む事を書く。
興味がなさそうなところを省く。
描写も好みに合わせる。
そうすれば文章の基準が出来て、作者のテンションと関係無しに、描写が安定すると思う。
後、面白み、盛り上がりについて意見が出ているけど。
バトル物を避けていけば、どうにかなるんじゃないか?
いつの時代もふんわり系や淡々系の需要はあるんだ。
そっちを目指すのもありだぞ?
もし機会があったら、富士見ミステリー文庫から出ている早見裕司著『Mr.サイレント』というシリーズを読んでみて欲しい。
探偵物なのに、人が死なない、日常のささやかな事件を解決しているだけ。
主役の恋愛要素もあるけど、キスにもたどり着かない、何のアクションも起さず、ほのかな恋心を描写して終わる。
そんな地味な作品だけど、一定のファンがいるんだ。
事件の規模が小さくても、作者が世界を完全に把握しているならば、商業レベルでやっていけるといういい例だと思う。