07/07/06 17:25:11 x/dCPVc9
あ、それと>>246から地図が見られなくなっていて不便です。スレ主がいたらすぐにでも直して欲しいです。
521:この名無しがすごい!
07/07/06 17:32:44 5V0AMWCb
投下乙
なんかロワらしくなってきたな。GJです。
フルメタ勢は、主人公、ヒロインとも、災難だな。
ただ。宗助じゃなく宗介では?
あと、地図なら>>480にあるよ。
この後を考えているなら、書いちゃっていいと思うが……自己リレーかな。
自分はいいと思うけど、ほかの人はどう?
522: ◆RlEzE8fV4E
07/07/06 20:49:21 rumVXzOF
>>520GJ
ああ、かなめも宗介も和樹もついてない。
ごめん、作品投下しちゃって。
523: ◆8yz2qqMNbQ
07/07/06 20:55:58 VQS8K4a0
>>521あ、見落としてました。ありがとうございます。あと、宗介の名前間違えてたorz。
まさかフルメタを間違えるなんて……名前の確認は必ずするべきですね。
>>522いえいえ。ちょっと無理のありそうな展開だったのでかえって助かりました。
……ちょっとくらーい方向に進みすぎたのかも……まあ、バトロワですしこのくらいでいいですよね。
あと、ちょっと忙しくなるので今度出せるのがふた月ぐらい空きそうなので、その間に誰か書きたい人居るのかなーっていうことです。
524: ◆8yz2qqMNbQ
07/07/07 15:14:11 Vvwx+mmb
えーと、時間がないはずなのに何故か書けてしまったので続きを投下しようと思います。
というわけで、千鳥かなめ、式森和樹、神凪煉を予約します。
525:傷持ち同士の出会い ◆8yz2qqMNbQ
07/07/07 15:26:25 Vvwx+mmb
「るぅわぁああああ!」
もはや人のものとは思えないおたけびを後ろに聞きながら、千鳥かなめは必死で逃げていた。
かなめは自分の足に自身がある方だが、ここが森の中というのが災いした。かなめは木々や草花を避けなければならないが、後ろの少年はそれらを無視して直線で突っ込んでくる。
足の速さは互角でも、それが響いてじりじりとかなめは距離を詰められていた。
朝っぱらからずっと走り詰めというのが足にきつい。かなめは自分の頭に霧がかかってるような感覚で、周りもろくに見えていなかった。
そのせいか何かに蹴躓いて転び、少年も立ち止まった。少年は興奮した様子でどこからか拾った枝を手に持っている。
再び立ち上がるだけの力は残されていない。少年が一歩ずつ近づくのを、ぼやけた視界で確認するのがせいぜいだった。
ははっ、あたしの人生こんなものなの。この上なく、くそったれな人生だったわ―!
せめて最後だけでも強がって見せようと、不敵な笑みを作った。すると、少年は何かの罠があると勘違いしたのか、足を止めた。
その瞬間であった。
少年の周囲に炎が生まれた。炎は爆ぜながら少年を囲み、次第にその強さを増していく。
「な、うわt―」
少年の声は最後まで聞こえなかった。その火柱は数秒の間、轟音を撒き散らし、逆巻くように暴れた後に掻き消え、後には首輪だけが残された。
あまりの非現実的な展開に、かなめの背筋が凍りつく。冷や汗が全身から吹き出て、震えで足に力が入らない。
恐怖で敏感になった聴力が、草の擦れあう音を聴いた。誰かが近づいている音だ。
かなめは腕の力で上半身を起こし、ザックからスタンガンを取り出して後ろ手に隠した。 そして音のする方をむいて、気を張り詰める。
音が間近に迫り、スタンガンの電源をONにしたとき、
「姉さま!」
可愛らしい声で意味不明な言葉が響き、かなめの注意が一瞬逸れた。その瞬間に草むらから飛び出した影は勢い余り、かなめを押し倒してしまった。
「ちょっとまっ、何? 何なの!?」
押し倒されたかなめは慌てて飛びついてきた誰かを引き離し、その顔を真っ向から見た。
かなめの目前には十二、三歳ぐらいの、少年がいた。
思わず抱きしめそうになる可愛らしい顔立ちだがそれを自制して、かなめは問う。
「あなた、誰?」
目の前の少年は耳を真っ赤にしたまま、搾り出すような声で言った。
「僕は……神凪煉と言います……」
526:この名無しがすごい!
07/07/07 15:29:39 LGFW3CN7
527:傷持ち同士の出会い ◆8yz2qqMNbQ
07/07/07 15:38:44 Vvwx+mmb
【F-5/森/一日目/午前/】
【千鳥かなめ】
[状態]肉体的には軽度の疲労(10~15分の休憩必須)精神的にはやや不安定
[装備]特に無し
[道具]二十万ボルトのスタンガン@フルメタル・パニック アルミ合金製の手錠@フルメタル・パニック
[思考]
基本:とにかく生き残る
1.目の前の少年とコミュニケーションをとる
2.知り合いと合流する
【神凪煉】
[状態]健康。しかし精神的に不安定
[装備]未確認
[道具]未確認
[思考]
基本:フィブリゾを倒す
1.目の前のお姉さん(千鳥かなめ)に抱きついてしまった言い訳をする。
2.兄さまや姉さまと合流する
3.強くて正義感のある人と手を組む
【式森和樹@まぶらほ 死亡】
【残り41名】
備考:前の話と矛盾するところがありますが、前話は生きていた頃の癖で避けていた。今話はかなめを追うことに夢中だったでお願いします。
528:この名無しがすごい!
07/07/07 16:46:35 LGFW3CN7
投下乙。かなめと綾乃って背格好は似てたよな。
にしても、煉とかなめが組んでも不安定さに拍車をかけるしかないない罠。
529: ◆8yz2qqMNbQ
07/07/07 22:16:47 kbSABMbc
備考の補足……上の備考は式森和樹が森の木を前話ではかわして進み、今話では直進して進んでいる矛盾についてです
>>528ちょっとそれも狙ってみました。にしても、こんなかなめたちの続きを書いてくれる人は居るのだろうか……
530: ◆piSiuVSjuA
07/07/07 22:28:46 uJ37mkPV
>>503 >>510
お心遣いに感謝します。
>>529乙。
かなめたちの方は、これで一安心ですね。
では投下します。
531:再会――サイカイ―― ◆piSiuVSjuA
07/07/07 22:30:10 uJ37mkPV
F-6の森で支給品を確認したアザリーは、その中にあるルールブックに目を通していた。
フィブリゾという子供が始めた、この殺し合いとやらのルールが載っている本だ。
―そこには二十四時間ルールや禁止エリアなど、首輪に関することが多く書かれていた。
アザリーはなんとなく自分の首輪に触れてみた。自分の首に巻かれているので調べづらいが、それでも全く構造がわからない。
キエサルヒマでもトップクラスに入る魔術師の彼女が理解できないのだから、おそらくあの炎使いのように音声魔術ではない他の―それも複数の魔術が組み込まれているのだろう。
爆発すれば、精神体といえど、ただではすまない威力がありそうだ。
もっとよく調べてみたいが、あんまり乱暴に扱うと初めに死んだ男のようになる可能性もある。
とりあえず首輪をよく調べるためにも、二十四時間ルールを阻止するためにも、最低一人は殺す必要があるだろう。運よく首輪付きの死体を見つけられればいいが、確率は低そうだ。
(ともかく、先に名簿を見るべきかしら?)
彼女の知り合い―ーキリランシェロやティッシがいるかもしれない。
そう思いつつ、アザリーが名簿を手にとったとき、木々の擦れ合う音と共に一人の少女が姿をあらわした。
妙な服を着ているから、おそらくキエサルヒマ大陸のものではないだろう。少女はアザリーを警戒するように手に持った銃を向けていた。
「わたしは、テレサ・テスタロッサ。こんな殺し合いに乗る気はありません。……あなたはどうですか?」
「……」
少女―テッサは警戒するような口調で言った。
アザリーは、そんなテッサを見ながら考える。ここで乗っていないと答えるのは簡単だろう。
だが見たところ、このテレサという少女はそんなに身体能力がありそうでないし、構成を編んでいないところから、おそらく魔術も使えない普通の少女だろう。
友好的な人に合わない限り、こんな殺し合いの中で生き残るのは難しそうだ。
(とすると……)
テレサという少女には悪いが、首輪を調べるために死んでもらおう。
アザリーは魔術の構成を編みながら、安心させるような笑みを浮かべた。
「わたしも乗っていないわ」
「……本当ですか?」
答えるのに少々間が空いたせいか、テッサは疑うように聞いた。だが、やはり魔術師ではないのか構成に気づいた様子はない。
「もちろん嘘」
その声を媒体にして魔術を放つ。
瞬間、熱波と衝撃波が周りの木々を巻き込み、テッサを襲った。
532:再会――サイカイ―― ◆piSiuVSjuA
07/07/07 22:31:27 uJ37mkPV
警戒していたとはいえ、魔法という予想外の攻撃に、テッサは反応できずそのまま飲み込まれた。
―かに見えたが。
砂煙がさった後、そこにテッサの姿はなかった。あわてて周囲を見回すが、姿どころか気配すらない。
(逃げられた……?)
テッサが魔術を使ったようには見えなかった。驚いた顔をしていたから、彼女が使った力で防いだというわけではあるまい。
完全に不意をついたはずだ。
だとすると、テッサが無意識に発動した力か、あるいは危険を回避できる支給品の仕業だろう。どっちにしろ、この辺りにはいなさそうだ。
アザリーは暫く考える。テッサはアザリーがこの殺し合いに乗っていると思っているはずだから、放っておくと後々厄介になりそうだが……。
どこに行ったのかもわからない相手を探すのはあまり効率的とはいえない。
アザリーは自分の手に目を向ける。
(とりあえず、名簿でも読もうかしら?)
握られていた名簿をぱらぱら見ると、信じられない写真を発見した。
チャイルドマン。
彼女が殺した、かつての師。
その彼が載っていた。―死んだはずのかれが……。
あの少年は、人を生き返らせることが出来ると言っていたが、
本当のこと……なのだろうか?
533:再会――サイカイ―― ◆piSiuVSjuA
07/07/07 22:32:09 uJ37mkPV
テッサは先ほどと同じような森の中にいた。
天人の緊急脱出用装置。
それを支給された彼女は、その道具の効果により、危険が迫ったときに自分から一番近い知り合いの元へ飛ばされた。
―そう、自分から一番近い知り合い。
すなわち、変わり果てた相良宗介の元へと……。
テッサの目に写ったのは、木が突き刺さった首から血を流し、腹部にも剣を突き刺したままで死んでいる相良宗介の姿だった。
その目は何かを睨むように見開かれていた。
「サガラさん……?」
テッサは呆然と呟いた。
信じられなかった。あの宗介―ASを操る『ミスリル』屈指の傭兵で、何よりも大切な友人。そして、密かに想っていた彼―が、死んでいる?
テッサはその事実を、ぼんやりと知った。
再会―サイカイ―#フランベルジュ
【F-5/森/一日目/朝】
【アザリー@魔術師オーフェンはぐれ旅】
[状態]:精神体。魔術を使ったことでやや精神的疲労。
[装備]:
[道具]:支給品一式。確認済み支給品×2
[思考]:
基本:ゲームからの脱出
1:知り合いを捜す……?
2:首輪を手に入れ、解析する
3:テッサをどうにかする?
【テレサ・テスタロッサ】
[状態]:放心状態
[装備]:銃
[道具]:黒い卵(天人緊急用転移装置)@魔術師オーフェンはぐれ旅
[思考]:
基本:???
534: ◆piSiuVSjuA
07/07/07 22:34:12 uJ37mkPV
投下終了。
なんか◆8yz2qqMNbQさんと被るようなネタですが……。
せっかく書いたので投稿。
かなめは……うん。逃げていたし、宗介から離れていたって事で頼む。
……ダメかな?
あと、天人の装置は、名前うろ覚え。まちがってるかも。
535:この名無しがすごい!
07/07/07 23:37:40 QTt+DkJy
正直、もう幽霊はやめて欲しいのが自分の本音
536:この名無しがすごい!
07/07/07 23:51:46 PAvM99vW
投下、乙。
>>535
まあ、幽霊もどきだし。
ちょっと物理攻撃が無効な程度・・・ってやっぱかなり強いな。
537:この名無しがすごい!
07/07/08 00:27:11 83XM6Mnn
投下乙。
卵は問題ないと思う。テッサは精神的に追い詰められて、アザリーは厄介なことになったなぁ。
黒魔術と白魔術が使えてなおかつ精神体のアザリーって倒す手段はほとんどないんじゃなかろうか?
無謀編一巻の『てめえら、とっとと金返せ!』の『いいから死人は黙ってろ!』だと精神体の魔術士同士でも
お互いを傷つけることすらできなかったし、長編でも黒魔術を無効化してたような気がする。
なので、肉体を持った状態がいいかと思う。
和樹が幽霊で通ったのはその状態が一番弱かったからだろうし。
538: ◆piSiuVSjuA
07/07/08 00:28:31 PSSk21bf
>>535-537
それじゃあ、別に精神体じゃないといけなってわけでもないし、
>爆発すれば、精神体といえど、ただではすまない威力がありそうだ。
これを
>爆発すれば、死んでしまうほどの威力だろう。
に変えて、状態欄から精神体を消すことにします。
あと、魔術師じゃなくて魔術士だった。
修正版として、投下したほうがいいでしょうか?
539:この名無しがすごい!
07/07/08 00:33:33 qJoGUiTE
修正するならそうしたほうがいいと思う。
いちおうけじめとしてね。
投下乙でした。
540: ◆piSiuVSjuA
07/07/08 00:51:35 PSSk21bf
それじゃあ、修正版投下。
修正いるところだけでいいよね?
541:再会――サイカイ――修正版 ◆piSiuVSjuA
07/07/08 00:52:23 PSSk21bf
F-6の森で支給品を確認したアザリーは、その中にあるルールブックに目を通していた。
フィブリゾという子供が始めた、この殺し合いとやらのルールが載っている本だ。
―そこには二十四時間ルールや禁止エリアなど、首輪に関することが多く書かれていた。
アザリーはなんとなく自分の首輪に触れてみた。自分の首に巻かれているので調べづらいが、それでも全く構造がわからない。
キエサルヒマでもトップクラスに入る魔術士の彼女が理解できないのだから、おそらくあの炎使いのように音声魔術ではない他の―それも複数の魔術が組み込まれているのだろう。
爆発すれば、死んでしまうほどの威力だろう。
もっとよく調べてみたいが、あんまり乱暴に扱うと初めに死んだ男のようになる可能性もある。
とりあえず首輪をよく調べるためにも、二十四時間ルールを阻止するためにも、最低一人は殺す必要があるだろう。運よく首輪付きの死体を見つけられればいいが、確率は低そうだ。
(ともかく、先に名簿を見るべきかしら?)
彼女の知り合い―ーキリランシェロやティッシがいるかもしれない。
そう思いつつ、アザリーが名簿を手にとったとき、木々の擦れ合う音と共に一人の少女が姿をあらわした。
妙な服を着ているから、おそらくキエサルヒマ大陸のものではないだろう。少女はアザリーを警戒するように手に持った銃を向けていた。
「わたしは、テレサ・テスタロッサ。こんな殺し合いに乗る気はありません。……あなたはどうですか?」
「……」
少女―テッサは警戒するような口調で言った。
アザリーは、そんなテッサを見ながら考える。ここで乗っていないと答えるのは簡単だろう。
だが見たところ、このテレサという少女はそんなに身体能力がありそうでないし、構成を編んでいないところから、おそらく魔術も使えない普通の少女だろう。
友好的な人に合わない限り、こんな殺し合いの中で生き残るのは難しそうだ。
(とすると……)
テレサという少女には悪いが、首輪を調べるために死んでもらおう。
アザリーは魔術の構成を編みながら、安心させるような笑みを浮かべた。
「わたしも乗っていないわ」
「……本当ですか?」
答えるのに少々間が空いたせいか、テッサは疑うように聞いた。だが、やはり魔術師ではないのか構成に気づいた様子はない。
「もちろん嘘」
その声を媒体にして魔術を放つ。
瞬間、熱波と衝撃波が周りの木々を巻き込み、テッサを襲った。
542:状態欄修正版 ◆piSiuVSjuA
07/07/08 00:53:20 PSSk21bf
【F-5/森/一日目/朝】
【アザリー@魔術士オーフェンはぐれ旅】
[状態]:魔術を使ったことでやや精神的疲労。
[装備]:
[道具]:支給品一式。確認済み支給品×2
[思考]:
基本:ゲームからの脱出
1:知り合いを捜す……?
2:首輪を手に入れ、解析する
3:テッサをどうにかする?
【テレサ・テスタロッサ】
[状態]:放心状態
[装備]:銃
[道具]:黒い卵(天人緊急用転移装置)@魔術師オーフェンはぐれ旅
[思考]:
基本:???
543: ◆piSiuVSjuA
07/07/08 00:54:39 PSSk21bf
投下終わり。
一応これでいいと思います。
手間取らせてすみませんでした。
544:この名無しがすごい!
07/07/08 00:56:13 TyI1vzRo
乙!
545: ◆8yz2qqMNbQ
07/07/08 11:06:30 Ihpbri/Z
乙です。テッサまでこうなるとは予想外でした。
結構近めの位置に居るかなめとテッサですが、出会うことはあるのですかねー。
私はもう本当に書く時間が取れないので誰か書いて欲しいところなんですけども……
546:黒と赤の出会い ◆C1dQCs0jaw
07/07/09 23:17:10 tBBLLDCR
出会ったのは偶然にして、突然。
「さて・・・いきなりですみませんが、貴方はこの殺し合いに乗ったのでしょうか、クラウ・クロム元帥」
漆黒の長髪、冷たい瞳をした男―ミラン・フロワードは、相対した目の前の男に向かって、そう言い放った。
「あぁ? ・・・てめぇ、この俺がこんなふざけた殺し合いに乗ると、本気でそう思ってやがるのか?」
ミランと相対した、赤髪赤眼の筋肉質な男―クラウ・クロムは、眉を吊り上げ犬歯をむき
出しにしながら答えた。
「はい、愛しいノア・エン嬢の下に戻る為、私達を皆殺しにするのではないかと、疑っております」
二人はローランド帝国に所属する軍人である。
お世辞にも仲が良いとは言えず、どちらかと言えば犬猿の仲と言ってよいだろう。
だが、お互いに相手の性格、力量、そう言った諸々の事柄を大体は把握している。
(・・・さて、どうでます)
ミランは、クラウが何時襲い掛かってきても対処できるよう、腰に下げた剣を握り、ほん
の僅かな挙動も見逃さぬよう、注視した。
正直な話、自分が目の前の男と戦って勝てる確立は、現在三割程度と考えている。
黒叡の指輪―自らの影から漆黒の獣を無数に呼び出し、操る事ができる強力な武器。
それが今手元に無い。それだけで、自分の戦闘能力はかなり低下している。
これさえあれば、目の前の男に決して遅れをとる事は無いのだが。
互いの魔法の技量は互角、格闘能力は相手が上。
自分の支給品は、当たりではあるがなれない武器で戦って勝てるほど、眼の前の男は甘く
ない。彼の支給品も当たりであると考えた場合、アドバンテージは無いものと考えていい
だろう。
そして何よりも厄介なのは、魔方陣の刺青を施された彼の右腕である。
547:黒と赤の出会い ◆C1dQCs0jaw
07/07/09 23:18:12 tBBLLDCR
かつて、ティーアという魔眼の持ち主に食いちぎられた筈の右腕が、何故か元に戻ってい
るのだ。
かつて、近隣諸国から恐れられた彼の右腕が。
だが、彼を見つけてしまった以上、リスクを犯してでも接触する必要があった。
もし彼が、この殺し合いに乗っていたら、自分の目的を妨げる強大な敵となる。
早急に排除する必要があるのだ。
しかし、殺し合いに乗っていなかったら?
それは、とても心強い味方を得る事になる。
ある程度、相手の性格などを把握しているからこそ、まったくの赤の他人より信用できる。
仲間を増やし、利用し、場合によっては裏切りもする。
自分は死ぬわけにはいかない。
自らの主であるシオン・アスタールを生き残らせる為にも。
【F‐7/森/一日目/朝】
【ミラン・フロワード@伝説の勇者の伝説】
[状態]:健康、警戒
[装備]:コクルトの剣 @魔術師オーフェンはぐれ旅
[道具]:支給品一式。支給品(本人は確認済み)
[思考]:
基本:シオン・アスタールを脱出させる、出来なければ優勝させる。
1:クラウが殺し合いに乗っていたら殺す。
2:殺し合いに乗っていなければ、自分に協力させる。
3:1が無理なら逃げる。
4:シオン・アスタールを探して合流する。
548:黒と赤の出会い ◆C1dQCs0jaw
07/07/09 23:19:18 tBBLLDCR
【クラウ・クロム@伝説の勇者の伝説】
[状態]:健康、ミランに対しての怒り、戸惑い
[装備]:未確認
[道具]:未確認
[思考]:
基本:生き残る。
1:ノア・・・俺はこの殺し合いに―
備考:クラウの右腕は、呪詛義手ではありません。
クラウが殺し合いに乗るかどうかは、次の書き手さんにお任せします。
549:この名無しがすごい!
07/07/09 23:36:39 sQuTJBTG
投下乙。
二人ともよく知らないけど続きが気になる。
550:この名無しがすごい!
07/07/10 00:29:30 M/9ras93
【フルメタルパニック】9/10 ●相良宗介 △クルツ・ウェーバー ○テレサ・テスタロッサ △メリッサ・マオ ○大貫善治 △椿一成 ○林水敦信 ○千鳥かなめ ○ガウルン △アンドレイ・カリーニン
【魔術士オーフェンシリーズ】 7/7 △オーフェン ○アザリー ○コンスタンス・マギー ○マジク・リン △クリーオウ・エバーラスティン △チャイルドマン △ジャック・フリズビー
【まぶらほ】6/7 ●式森和樹 △リーラ ○仲丸由紀彦 △宮間夕菜 ○神城 凜 △山瀬千早 △松田 和美
【伝説の勇者の伝説】6/6 △ライナ・リュート △フェリス・エリス ○ミラン・フロワード △シオン △ミルク・カラード ○クラウ・クロム
【スレイヤーズ】6/6 ○ゼルガディス ○リナ・インバース ○ガウリイ △アメリア △ミルガズィア △ルーク
【風の聖痕】3/3 △八神 和麻 △神凪 綾乃 ○神凪 煉
【ザ・サード】2/2 ○火乃香 ○パイフウ
【それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ】2/2 ○山本洋子 △白鳳院綾乃エリザベス
【残り41名】
●は死亡者、△は未登場。
未登場者は20名。
地図は>>480。>>411から主人公性に関する話題あり。
551:この名無しがすごい!
07/07/10 12:41:35 xRizWJfp
>>548乙。
ミランは狡賢そう。
552:この名無しがすごい!
07/07/13 01:44:57 Km47scKE
保守。
そして、なんか話題ない?
と聞いてみる、
553:この名無しがすごい!
07/07/13 01:50:39 oPcuAXUT
なんとか明日か明後日には投下できるんじゃないかなぁ……と、消極的予告
伝勇伝はキャラ出るの遅かったけど意外に書ける人は少ないのかな
書き手少ないのはまぁ目を瞑るとして伝勇伝のキャラがここまで引っ張られたのは意外だった
554:昼ねマスター動く? ◆C1dQCs0jaw
07/07/15 10:10:17 cd3PV0Io
猫背の長身痩躯。黒髪に黒の瞳。
一見何処にでも居そうな青年。
しかし彼の表情は、この殺し合いの場にあまりにもそぐわない。
緊張感も無ければ焦燥感も無い。かといって、悲壮感がある訳でもないし、殺人に走る狂気も見受けられない。
あくまでもだるく、面倒くさそうで、その上寝むそう。
そう彼の表情からはやる気がまったく感じられなかった。
そこにベットと枕さえあれば、何時でも夢の世界に旅立てる程に。
「・・・で、こんな物で俺に一体どうしろと・・・」
一人の青年―ライナは疲れた声で呟いた。
ライナはこの場所に送られてから、まず自分のザックの中身をあさった。
単純に眠いから、枕でも入ってないかと期待してのことだ。
・・・ある意味現実逃避でもあるが。
当然の如く、期待に反して枕など入っていなかった。
ただし、出て来たものは、ライナの想像を絶する物だった。
一つ目の支給品、それはかなりいや、確実に見覚えのあるものだった。
共に旅をしてきた、自分の相棒と呼べる剣士―フェリスの愛用していた茶道具一式。
二つ目の支給品もやはり見覚えがあった。
ライナ自身もフェリスによって、何度も買いに行かされた、ウィニットだんご店『おすすめ詰め合わせセット四番』だ。
それも一箱ではない、その数約百という、どうやってこのザックの中に入っていたのか不思議な程の量が入っていたのだ。
555:昼ねマスター動く? ◆C1dQCs0jaw
07/07/15 10:11:08 cd3PV0Io
「・・・まあ、フェリスがいたら喜びそうだけどよ」
ライナは、黙々と嬉しそうにだんごを食べるフェリスの姿が、容易に想像できた。
「・・・で、こんな物で俺に一体どうしろと・・・」
自分の支給品に眼を移し呟く。
殺し合いの場に放り出されたのだから、剣なり毒薬なり戦闘に使えるものが支給されるのが普通だ。
しかし、ライナに支給されたのは、茶道具一式とだんごセット×100。
「ありえねぇぇ、まじでありえねぇぇぇぇぇぇぇ!! なんで殺し合いで武器が支給されないの? いや・・・真面目に支給されてもそれはそれで困るけど」
いわゆる外れ(誰かにとっては大当たり?)と言うやつである。
「くそっ・・・フィブリゾだっけ、武器を支給する気がないなら、せめて高級ベッドと安眠枕
を支給しろよな。それならどこでもぐっすり眠れるのによぉ」
もともと少ないやる気が、急激に無くなっていくのをライナは感じた。
「寝るか・・・」
そう言うやいなや、ゴロンと横になり瞳を閉じる。
こんな時でも寝ようとする、彼の睡眠欲はある意味異常ともいえた。
瞳を閉じて1秒・・・2秒・・・
いつもならすぐさま夢の世界に旅立てるが、なぜか彼は眠る事が出来なかった。
「・・・だめだ、気になって眠れやしねぇ」
参加者に一堂に集まったあの場所には、シオンやフェリス、ミルクさえいた。
あと、見覚えのある赤毛の筋肉馬鹿もいた様な気がした。
四人とも、そう簡単に殺される様な人間ではない。
そんな事はとっくに判ってる。
556:昼ねマスター動く? ◆C1dQCs0jaw
07/07/15 10:11:43 cd3PV0Io
それなのに不安が付きまとい、離れない。
仕方が無いのでザックをあさり、名簿を取り出す。
「大体、こんな殺し合いに本気で乗る様な馬鹿が・・・」
いた。
ライナは名簿の中から、その名前を見つけた。
ミラン・フロワードの名前を。
ミラン・フロワード。その男と出会ったのは、ネルファという国を訪れた時の事だ。
ちょっとした経緯から、この国の孤児院で世話になっていたある晩の事だ。
突如現れたミランは、その孤児院を仕切っている青年が邪魔になると言う理由で、青年を頼る子供達諸共、皆殺しにしようとしたのだ。
その時は、フェリスと二人がかりで何とか撃退したのだが・・・
次、戦う事になったら勝てる保障など何処にも無く、むしろ負ける確率の方が高い。
いや、フェリスの居ない現状では、勝ち目すらない。
当然、フェリス達が一人で戦っても勝てる相手ではない。
あの男なら、この殺し合いに乗るだろう。
もし、あいつとフェリス達が遭遇したら…
殺される
フェリスが、シオンが、ミルクがミラン・フロワードに殺される。
その光景をライナは簡単に想像でき・・・
それを、首を思いっきり横に振ることで打ち消した。
「えぇっと、もしかして島中歩き回ってフェリス達を探す、そんな面倒臭い事しなきゃなんないの? ただでさえ、シオンの馬鹿に付き合わされて、5日間徹夜で事務仕事した後なのに?」
557:昼ねマスター動く? ◆C1dQCs0jaw
07/07/15 10:12:29 cd3PV0Io
面倒臭い事は嫌いだ。
できればこのまま昼寝でもしていたい。
でも
フェリスが死ぬ。
シオンが死ぬ。
ミルクが死ぬ。
それは面倒臭い事よりも、もっと嫌だった。
ザックから地図を取り出し、広げる。
現在地を確認して、人の集まりそうな所を探す。
一番近いのはG-5の町。
先に見える森の、さらに向こう側だ。
「俺が行くまで死なないでくれよ・・・」
そしてライナは歩き出した。
ライナは知らない。
ミランがシオンの部下である事を。
すでに、ミランがシオンを生き残らせる為に、行動を開始している事を。
558:昼ねマスター動く? ◆C1dQCs0jaw
07/07/15 10:14:07 cd3PV0Io
【E‐5/平原/一日目/朝】
【ライナ・リュート@伝説の勇者の伝説】
[状態]:睡眠不足、疲労、眠い、ダルイ、面倒臭い
[装備]:なし。
[道具]:支給品一式。だんごセット(100/100) @伝説の勇者の伝説
茶道具一式@伝説の勇者の伝説
[思考]:
基本:シオン達に探し出す。
1:シオン達を探しだして合流する。
2:ミランを警戒する。
3:安眠枕と高給ベットで眠りたい。
559:この名無しがすごい!
07/07/15 10:52:33 IsFuBuIh
GJ!
しかしライナ被ったw
シンクロニティってあるのかもw
悔しいんで俺もプロットだけ投下
支給品がホーロー鍋だった
↓
複写眼(アルファ・スティグマ)で調べる
↓
でもただの鍋
↓
説明書があった
↓
やっぱりただの鍋
↓
きれる
↓
気を取り直してもう一つの支給品を出す
↓
大量の箱だった
↓
中身はだんごだった
↓
開けても開けてもだんごだんごだんご
↓
また説明書があった
↓
「フェリスの大好物、ウィニットだんご店のだんご」
↓
きれる
↓
やる気無くなってベッドで寝転ぶ
↓
他の参加者登場
560:この名無しがすごい!
07/07/15 12:57:24 DlOTLuiG
GJ!
ついにライナがきたか!
561:この名無しがすごい!
07/07/16 19:32:43 p0T5lFsb
投下乙。
なんか不安定な主人公だ。
562:この名無しがすごい!
07/07/16 22:23:55 Qog08vIp
女に振り回される主人公という点なら、グロ魔術士も負けてないぜ
563:風メグリ黄泉カラノ帰還者 ◆C1dQCs0jaw
07/07/16 23:53:45 lIMRARtS
最愛の女性が死んだ時、俺の心は憎悪に染まった。
自分の心の赴くままに、復讐に走った。
あいつが死ぬ原因になった奴らを、殺して、殺して、殺しまくった。
仲間だった奴らを傷付けてまで、復讐を果たそうとした。
けど結局は最後の最後で、復讐を達成する事は出来ず、俺はその町から逃げ出した。
全てを忘れるつもりだった。
だけど、忘れる事なんて出来なかった。
気が付けば、今度は人を恨んでいた。
この世界を恨んだ。
全てのものを滅ぼしたくなった。
そして、俺の中に封じられたあの野郎と出会い、そいつを受け入れた。
俺は世界を滅ぼす魔王になった。
そこまで行ったのに、俺は判らなくなっちまった。
この世界が在ったから、最愛の人に会えた。
この世界が在ったから、あいつ等とも出会えた。
こんな世界は滅ぼすべきか、それともそうじゃないのか・・・
その審判をあいつ等に任せた。
つまり、俺が勝って世界を滅ぼすか、あいつ等が勝って俺が滅びるか。
あの野郎も、あいつ等と戦いたがってたしな。
当然の事ながら、あいつ等はそんな審判を断った。
そりゃそうだ、俺が逆の立場だったとしてもそんな事には頷けねぇ。
幾らか話をした所で、あいつ等の方が折れてくれた。
こんなくそったれな、俺の我侭にあいつ等は付き合ってくれた。
自分の心を押し殺して、それでも俺と戦ってくれた。
あいつ等との戦いの中でわかった事がある。
俺は人が憎かった訳でも、世界が憎かった訳でもねぇ。
564:風メグリ黄泉カラノ帰還者 ◆C1dQCs0jaw
07/07/16 23:54:38 lIMRARtS
結局俺は、あいつ等の手であいつの所に送った欲しかったわけだ。
そうして、戦いはあいつ等が勝ち。
俺はようやくあいつの元へ、逝く事ができた。
・・・・・・はずだった。
怒りに任せて手近な木を殴りつける。
それでも、この怒り収まらない。
「ふざけんじゃねぇぞ、フィブリゾの野郎・・・」
自分は死んでなくてはいけない。
自分はあの時、死んでなくてはいけないのだ。
でなけば、自分の心を押し殺して俺を殺した、リナの奴が報われねぇじゃねぇか。
このくそくだらねぇ殺し合いをぶっ壊して、フィブリゾの奴に一発かましてやる。
じゃないと、俺の気がおさまらねぇ。
正直な話、死者の蘇生ってのには少し心惹かれるものがある・・・
実際に俺が生き返ってるんだ、ミリ-ナを生き返らせるのもわけないだろう。
仮にもし俺が優勝して、ミリーナを生き返らせたとして。
あいつはそれを喜ぶだろうか?
ミリーナの事だ、絶対自分がどうやって生き返ったのか、問い質して来るに決まってる。
565:風メグリ黄泉カラノ帰還者 ◆C1dQCs0jaw
07/07/16 23:56:19 lIMRARtS
俺はきっと、その事を誤魔化したり、はぐらかしたりはできねぇ。
ミリーナが真実を知っちまったら、きっと俺の事を軽蔑するだろうな。
ただでさえ、リナとガウリィの旦那を、俺の無茶な我侭に付き合わせてでっかい借りを作っちまったんだ。
きっちり借りを返しとかねぇと、格好悪すぎてミリ-ナに顔向けできねぇ。
そうしてやっと、俺はミリ-ナの所に逝ける気がするしよ。
「待ってやがれよフィブリゾ、必ずぶちのめしてやるからな」
【C‐6/森/一日目/朝】
【ルーク@スレイヤーズ】
[状態]:健康、フィブリゾに対しての怒り
[装備]:未確認
[道具]:未確認
[思考]:
基本:殺し合いをどうにかして、フィブリゾをぶちのめす。
1:リナやガウリィを探す。
2:殺し合いに乗った奴は容赦しない。
566:この名無しがすごい!
07/07/17 00:23:07 ESPNl4+N
GJ
なんかかっこいいぜ。
567:綾乃二人 1/6 ◆/lwnXZmpmg
07/07/17 02:53:37 +iLw1JAk
神凪綾乃は深い森の中を彷徨っていた。
全身を怒りに震わせながら力強く歩を進める。
「何よ、なんだってのよ!」
彼女は荒れていた。
腰まで伸びた流麗な髪も怒りによって炎のように揺らめいている。
彼女の怒気に火の精霊が呼応しているのだ。
怒りの感情こそ炎術師の本質。
今、彼女は炎術師として最高の状態にあるといえた。
だが……
さっきは何もできなかった。
それどころかおびえてしまった。
そのことが綾乃はどうしても許せなかった。
最初の広間で叔父である厳馬が殺された時。
フィブリゾと名乗る少年の妖気に中てられた時。
破魔を司る神凪の、しかも宗家である自分がただの人のように動けなかった。
「恥だわ」
死ぬのはもちろん嫌だ。殺されるなんて尚更まっぴらである。
でも、それでもやらなくてはならないこととやってはいけないことがあった。
「ゲーム、とか言ってたわねあの糞ガキ!
上等、そっちがそのつもりならあたしがそのゲーム盤をひっくり返してやるわ!」
ただ怒りにまかせて勝機もなにもなく言っているわけではない。
彼女を束縛する首輪を外す方法に心当たりがあるのだ。
神凪の炎は浄化の炎。
それは極めれば邪悪なる存在だけを燃やし、他のものは決して燃やさないという芸当もできるのだ。
その炎ならば首輪だけを焼き尽くし、少なくとも強制的に殺される恐れは無くなる。
だが……肝心の綾乃はその域まで達してはいなかった。
弟分である神凪煉が一度見せたことがあったがおそらく煉の炎では火力が足りない。
あのフィブリゾの力を上回る火力が必要なのだ。
ルールブックには無理に首輪を引き剥がそうとしても爆発するとある。
つまり一発勝負、一撃で首輪を焼き尽くせなければその瞬間に死が待っている。
失敗はできないのだ。
この策を実行するには綾乃と煉の成長が必要不可欠。
二人が浄化の炎を使いこなすことができれば……勝機はある。
なぜなら彼女たちには和麻がいるからだ。
世界で唯一、風の精霊王を契約を結び世界中の大気を統べる力を持った男。
神凪宗家の血筋にして煉の実の兄、八神和麻が。
綾乃たちの浄化の炎と和麻の浄化の風が合わされば相乗効果により、より強い力が発揮されることは過去の戦いが証明している。
その力なら必ずやあのフィブリゾの力を超えると綾乃は確信していた。
「だからちゃんと生き延びんのよ、和麻、煉……」
そうつぶやいた後彼女はようやく落ち着いた。
自分の方針が定まり、他のことを考える余裕が出てきたのだ。
怒りは収まらないが少なくとも表面上は冷静さを保つことが出来る。
他人の心配もいいが、それよりもまず自分が生き延びなくては話にならない。
綾乃は自分に支給されたアイテムを確認することにした。
ルールブックにはなんらかの道具が2つ支給されるとある。
神凪家の至宝、火の神器「炎雷覇」を身に宿す彼女に武器は不要ともいえるが
いつ何が役に立つかは分からない。
確認しておくにこしたことはないだろう。
568:綾乃二人 2/6 ◆/lwnXZmpmg
07/07/17 02:54:31 +iLw1JAk
そして綾乃がまず取り出したのは身の丈ほどもある巨大な大鎌だった。
まるで神話や伝説の死神が持つ鎌のようだ。
わずかに表面から冷気がただよってくる。
その鎌には説明書が付属していたので目を通してみた。
鎌の銘は「アイルクローノの鎌」。ルールフラグメ、というなんだかよくわからないものの一種らしい。
その能力は装備者の身体能力を大幅に引き上げ、切ったものを凍らせるというものだった。
確かに使いこなせれば非常に強力な武器となろう。
しかし……
「うっわーあたしと相性最悪だわ」
ただでさえ炎術師である綾乃に水系統である氷の能力は使いづらいものだろう。
だがそれだけではない。
この鎌は副作用として能力を使用している間は装備者の感情を凍らせてしまうという。
感情がそのまま力となる炎術師にとってはまさに最悪の能力といえた。
下手をすれば戦闘中はまったく炎術を使えなくなる可能性もある。
綾乃の本来の戦闘スタイルは剣であり、炎術だ。
武道を嗜む身としては長柄の武器も決して使えないわけではないが
その練度はやはり剣よりも数段落ちる。
身体能力が数段増すとはいえ、これは……。
「炎が通用しない敵に出会った時専用でしょうね、これは……」
アイルクローノの鎌は早くも特定の場面がくるまでお蔵入りとなってしまった。
そしてがさゴソともう一度ザックを漁り―ふと目が合った。
誰と? 森の木々の間からこちらをじっと見つめていた少女と。
「ぶっはっ」
綾乃は驚いて思わずザックを手放してしまう。
今の間抜けな声が目の前の少女に届かなかったようなのは幸運だったかもしれない。
綾乃が驚きで固まっていると少女はニッコリと笑いかけてきた。
年齢は綾乃と同じくらいか少し下だろうか?
体格は小柄で肩で切り揃えた黒髪が似合っている純和風の少女だった。
「驚かせてしまったようでごめんなさい、大丈夫でしたか?」
「え? ああ、いいのよ。気にしないで」
融和な雰囲気にどうやら危険な相手ではないようだと判断して
綾乃は取り落としてしまったザックを拾い上げた。
相手を不安にさせないようにこちらも笑いかけて挨拶をする。
「はじめまして、あたしは神凪綾乃。あなたは?」
「まあ! あなたも綾乃とおっしゃるのですね!
申し遅れました。私、白鳳院綾乃エリザベスと申します。奇遇ですね」
語尾にハートマークが付きそうな弾みで話す白鳳院綾乃エリザベス。
これには綾乃も驚いた。
「本当に奇遇ねえ……どちらも綾乃じゃ紛らわしいから白鳳院さんと呼んでいいかしら?」
「はい、お好きなように呼んでくださって結構ですよ。神凪さん、ああ最初に出会った人が
私と同じ名前だなんてこれはきっと運命ですね」
「は?」
楽しそうに笑う彼女を見て、綾乃は肩をコケさせた。
どうもこの白鳳院という少女はノリが変だ。
というより綾乃は目の前のこの少女に違和感を覚えて仕方がないのだ。
(どうしてかしら?)
どこか場違いに思えてならない。
そこまで思って気づいた。そう、「場違い」なのだ。
ここはあのフィブリゾという妖魔が用意した殺し合いをする世界なのだ。
なのに何故……「楽しそうに」笑えるのだ?
綾乃が先ほどしたようなその場を取り繕うような愛想笑いではない。
569:綾乃二人 3/6 ◆/lwnXZmpmg
07/07/17 02:55:25 +iLw1JAk
(状況を理解していないのかしら?)
そう思い、質問してみることにした。
「あの……白鳳院さん、あなた今の状況解かっているの?
あまりのん気に笑っていられるような事態じゃないと思うんだけど……」
「はい、殺し合い、ですね? 大変なことになりました。
自分がこんな夢を見るなんてちょっと信じられないですよね」
「はい? あ、あの……今なんて?」
「夢です。夢の中でこれは夢と気づくものを明晰夢というのでしたか……
しかし突然こんな場所に瞬間移動して魔法を使う人いて、その人がが小さなこどもに殺される、
なんて荒唐無稽な出来事が現実にあるはずがないでしょう?
千年後の世界から宇宙戦争にスカウトされるよりもあり得ないことです」
「いや、あたしはそっちのほうがよっぽどあり得ないと思うんだけど……」
と、一応突っ込んだがようやく綾乃は理解した。
確かに普通の人ならこの事態を夢と思い込むのも納得できる。
というより普通はそうだろう。
自分だってこの出来事が全て夢ならばどんなにいいかと思う。
目を覚ましたら自分の部屋で、もちろん叔父の厳馬は殺されてなんていなくて……
でもそうではないことを綾乃は理解してしまっている。
今までの戦いの経験が、精霊術師としての本能が、あのフィブリゾのおぞましい妖気が「本物」であると
細胞全体で感じ取ってしまっている。
(認めたくないけど、これって現実なのよね……)
どうしたものだろう。
白鳳院にこれは現実だと説くか、勘違いさせたままにおくか。
綾乃はおせじにも口が上手いとは言えないし、下手に現実を説くと
相手をパニックに落としいれてしまうかもしれない。
かといって夢だと思わせたままだと思いもかけない行動を起こしそうだ。
なんかとんでもない事態を引き起こしそうな危険な予感を白鳳院という少女は沸々と感じさせる。
(やっぱ残酷かもしれないけどこれが現実なんだって教えた方がいいわよね……
もしパニックになったとしてもなんとか止めるしかない)
幸いにも近くに他の気配は感じない。
横槍が入らなければこの少女が暴れたところで簡単に取り押さえられるだろう。
(さてどうやって切り出すか……)
と考えていると先に白鳳院に話を切り出された。
「私、自分がどうしてこんな夢を見てしまうのか考えてみたんですよ」
「え? ええ……うん」
少し迷ったがとりあえず切り出す糸口が見つかるかも知れないと思い、
そのまま話をさせてみることにする。
「多分、私は……戦いたかったんです、全力で」
綾乃の背筋を悪寒が走りぬける。
邪魔なザックを放り捨てて瞬時に後方へと跳び、白鳳院との間合いをとった。
570:綾乃二人 4/6 ◆/lwnXZmpmg
07/07/17 02:57:17 +iLw1JAk
目の前の少女からは信じられない程の殺気がほとばしっている。
「白鳳院さん……あなた……」
「私の家は白鳳院流という古流武術を代々伝えています。私も例に漏れず。
しかしその力を発揮する機会に恵まれていませんでした。
宇宙戦艦での戦闘も楽しいですが、所詮は生か死かの緊張などないスポーツライクなものでしかありません。
同門の好敵手と期待していた翼さんとの手合いも正直もの足りないものでした」
白鳳院は悲しそうな表情を見せたかと思うと一転、綾乃の方をみて薄く笑みを浮かべる。
「でも神凪さんは違う。私には解かります……あなたはとても強い。
私の夢が生み出したのだから当然なのかもしれませんが、
生きるか死ぬかの死合いを演じることのできる本当に私が望んだ相手……クス」
小さく口元を歪めると両手をだらりと降ろし、自然体で立つ。
先ほどまで迸っていた殺気が消え、完全な無為となる。
「白鳳院流に構えはありません。どうぞいらしてください」
「……っ」
(隙が……ない、大したものね。でも!)
綾乃はこの展開に戸惑っていた。
無害な女の子と思っていた相手が突然、猛獣の如く牙をむいたのだ。
戸惑わない方がおかしいといえる。
だが、殺気をその身に受け戦闘状態に思考が切り替わることで落ち着きを取り戻した。
(白鳳院さん、かわいそうだけどあなたじゃあたしには勝てないわ)
精霊術師はその名のとおり精霊魔術を使うことができる。
綾乃の場合炎術師、つまり炎の精霊術を。
だが綾乃は術を、まして炎雷覇を使うつもりは全くなかった。
使えば殺してしまいかねないし使わずとも白鳳院を圧倒する自信があったからだ。
術師は術だけでなくその体術も常人の域を超えている。
和麻や厳馬を筆頭とした高位の術者同士の戦闘ならば
純日本建築の屋敷を素手の戦闘の余波だけでいともたやすく倒壊させるのだ。
綾乃はそこまでの領域に達してはいないが、それでも普通の人間など比較にならない身体能力を発揮する。
見たところ白鳳院は殺気や闘気は尋常ならざるが、その身体能力はあくまで普通の人間。
妖魔に侵された形跡も、精霊や気の力も感じない。
術無しでも神凪綾乃と白鳳院綾乃エリザベスとの間には獅子と子猫ほどの能力差があった。
(まず気絶させて、拘束してからゆっくりと説得させてもらいましょ!)
綾乃は地を蹴り、一足飛びに白鳳院の背後へと回り込む。
背後から首筋めがけて手刀を繰り出し――それで勝負は決まるはずだった。
だが白鳳院は綾乃の手刀が接触する瞬間、わずかに首を振り回避する。
(え?)
空ぶって思わず泳いだ右手が瞬時に白鳳院の左手によって極められ、
そのまま一本背負いの形に持っていかれてしまった。
力が強かろうがなんだろうが間接は普通の人間と差があるわけではない。
(まずっ、完全に極められてる……投げられなきゃ折れる!)
綾乃は自分からとび、受身を取りつつ地面に叩きつけられた。
次の瞬間には白鳳院は更に綾乃の腕を極めつつ顔面に膝を落としてくる。
綾乃は脱臼スレスレまで関節を強引に回して綾乃の極めから腕を引き抜き、
横に転がりながら落下してくる膝を回避した。
両者、再び間合いをあけて対峙する。
「フフ、それでこそです」
嬉しそうに笑う白鳳院とは対照的に綾乃の顔は引きつる。
(ヤバ……完全に見誤った、この娘……強い!)
パワーでは遥かに綾乃が圧倒している。
スピードでは遥かに綾乃が圧倒している。
反射速度、動体視力、その他五感能力も全て綾乃が白鳳院を上回っている。
それなのに……
(技量で完全に上をいかれてる!)
それに気配を察知する感覚も向こうは優れているようだ。
先ほどの交戦ではこちらの動きを完全に読まれていた。
綾乃と同じくらいの年齢だというのに何故こうまで技量に差がついてしまっているのか…
そこまで考える余裕は綾乃にはない。
事実を事実と受け止めて戦略を練らねばならなかった。
571:綾乃二人 5/6 ◆/lwnXZmpmg
07/07/17 02:58:20 +iLw1JAk
(持久戦に持ち込めば勝てる。でも相手の打撃はこっちには効かないけど関節技や締めを極められると
瞬殺される怖れもある。どうしよ……炎術つかっちゃおっか?)
綾乃の力では浄化の炎を完全に操ることはできない。
当てれば白鳳院に怪我をさせてしまうだろう。
(でも牽制なら大丈夫よね)
炎を使って白鳳院を追い込み、当初の予定通り当て身を食らわせて気絶させる。
術師でもない常人に炎術を使用するのはいささかプライドが傷つくが相手の力量と今の状況を考えると
無理をして余計なダメージを負うわけにはいかなかった。
この世界にはまだ殺し合いに乗る人物がいるかもしれないのだ。
ここで手負いになって動きを制限されるわけにはいかない。
「ごめんね! 省エネでいくから!」
綾乃の掌から金色の光が迸り、それは渦を巻いて灼熱の球と化す。
それを見て白鳳院の瞳が見開かれた。
「は!」
綾乃は火球を白鳳院目掛けてまっすぐに撃ちだす。
真正面から速度を加減した一撃。
さきほどの白鳳院の動きを見ればたやすく回避されるだろう攻撃だった。
だがそれでいいのだ。
回避させ、袋小路へと追い込むのが綾乃の目的なのだから。
しかし―白鳳院はその場から動こうとしなかった。
「バッ……死ぬ気!?」
綾乃が悲鳴を上げる。
だがそんな綾乃を見ると白鳳院はにっこりと笑った。
そして―叫んだ。
「おいでませ、炎雷覇!」
白鳳院が胸の前で祈るように手を合わせるとその手の間から紅蓮の粒子が舞い散った。
綾乃はそれを信じられない思いで見詰める。
それはまさしく自分の体内に仕舞われているはずの輝き。
白鳳院が胸の前で合わせた手を開くと、その手には紅と金に包まれた一本の剣が握られていた。
「まさか……本当に炎雷覇!?」
「はぁっっ!」
気合一閃、白鳳院の振るった炎雷覇によって綾乃の放った火球は一瞬にして消滅する。
綾乃はその光景をしばらく呆然と見ていたが、突如思い出したように叫んだ。
「出でよ、炎雷覇!!」
だがなんの変化も起きない。
綾乃の内にあるはずの炎の精霊王から下賜されし神器の鼓動を感じない。
「炎雷覇!!」
何度叫んでも無駄だった。
綾乃の中に……もう熱い猛りの象徴は存在しない。
「なるほど、この剣はもともと神凪さんの持ち物だったんですね。でも、今は私の力です」
「違う」
白鳳院の言葉に対して、自分でも驚くほどの重い声が出た。
そう、違う。
あれは、あの剣は綾乃が持つべきもの。
神凪宗家の嫡子、神凪綾乃が継承した秘宝なのだ。
「それは…… あ た し の だ ! ! 」
フェイントも何もない。
ただ怒りのまま、炎術師として正しき力を纏いて白鳳院へと駆けた。
小細工はない。ただ純粋なる力と速さを持って白鳳院へと迫る。
「ひ―」
白鳳院は綾乃の形相に怯えたのか、わずかに後退すると炎雷覇を振るい炎弾を撃ち出してきた。
他の精霊術師が生み出した炎ならいざ知らず神器である炎雷覇の炎に干渉できるほどの力は綾乃にはない。
まともに炎弾をその身に浴びてしまう……が
「な……めんなぁ!!」
炎術師には炎の加護がある。
神器の炎とはいえ、素人の使い手が放った炎に焼き尽くされる綾乃ではなかった。
綾乃の全身を包む炎を裂いて手を伸ばす。
「か・え・せ !」
572:綾乃二人 6/6 ◆/lwnXZmpmg
07/07/17 02:59:44 +iLw1JAk
白鳳院は明らかに恐怖の表情とともに炎雷覇をその場に放置して綾乃の視界から消える。
だが綾乃は白鳳院には構わずに地に落ちた炎雷覇に手を伸ばし……掴んだ。
(やった!)
綾乃の表情が歓喜に染まる……しかし。
からん、と音を立てて炎雷覇が再び地に落ちる。
(あれ?)
何故せっかく取り戻した炎雷覇を取り落としてしまったのかわからず、思わず綾乃は自分の手を見る。
そして―
(間接ってこんな風に曲がったっけ?)
そんなことを思った。
綾乃の右腕は肘の外側に向けて奇妙に折れ曲がっていたから。
刹那―綾乃の脳髄を激痛が灼いた。
「くぅあああああああああああああああああ」
「フフフ、その剣にこだわり過ぎましたね」
いつの間にか背後に回っていた白鳳院が綾乃の首に腕を回し極めに入っていた。
「あんたはぁぁっっ……!!」
炎雷覇は綾乃にとって身体の一部であり全てだった。
継承した時から常にともにあり、戦いの中でともに強くなっていった。
だからこだわった。こだわらざるを得なかった。
それを察した白鳳院によって炎雷覇は囮にされたのだ。
「さよなら 楽しかったですよ」
白鳳院が腕に力を込め、綾乃の頚椎が軋む。
(和…麻、れ……ん―)
綾乃は残った左腕を背後に回すが―全ては遅すぎた。
ごりん、と鈍い音を立てて頚椎は破壊され……綾乃は即死した。
全身の力が抜けた綾乃の身体を地に落とし、白鳳院は一息つく。
そして掌を握り、開きを繰り返して身体の感触を確かめる。
ダメージはない。
白鳳院は綾乃のザックと自分のザックを回収し、その場を去ろうとして……ふと目が合った。
無念に目を見開いたまま息絶えている綾乃に。
よろり、と白鳳院はふらつき、近くの樹に手を突いて身体を支えた。
顔を蒼白にして吐き気を堪えるように口元を手で覆う。
しばらく震えていたかと思うとぶつぶつと呟いた。
「違う…違う……これは夢 夢なのですから……私は誰も殺していない
そう、なんてことはないただの夢……」
そして白鳳院は再び顔を上げた。
「だから」
その顔には酷く陰惨な笑みが形作られていた。
【神凪綾乃@風の聖痕 死亡】
【残り40名】
【C‐6/森/一日目/朝】
【白鳳院綾乃エリザベス@それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ】
[状態]:健康
[装備]:炎雷覇(体内に収納)
[道具]:アイルクローノの鎌 支給品一式×2 未確認アイテム2個
[思考]:基本:夢の中で今までできなかった死合いを満喫する。
1:とりあえず人を探す。
[備考]:綾乃エリザベスは現状を夢だと思っています。
炎雷覇はフィブリゾの手によってその在り方に干渉を受け、
手にしたものを一時的な継承者と認めます。
573:この名無しがすごい!
07/07/17 03:00:34 +iLw1JAk
投下終了。
574:この名無しがすごい!
07/07/17 17:28:16 y1H7CGQM
投下乙~!
しかしまさか綾乃がマーダーになるとは思わなかった・・・。GJ!
575:この名無しがすごい!
07/07/17 21:19:46 xjIRCjgm
GJ
格闘家怖いよ挌闘家。なんていうか血生臭い。
ここで提案。全員登場したら支給品の詳細とかまとめてみない?
キャラは知っていてもアイテムが把握できなくて悩むことって多そうだし。
576:この名無しがすごい!
07/07/17 22:58:47 +iLw1JAk
いいですよ。
でも全員登場したら、か。
まだもう少し先の話ですかねw
577:この名無しがすごい!
07/07/19 20:37:10 JVu97q0Y
【マーダー】
ガウルン
ゼルガディス
仲丸由紀彦
白鳳院綾乃エリザベス
マーダー一人で九人殺害すればいい割合か。なんとなく不安定なのも多そうだし、
未登場なのもいるから優勝ENDも視野には入るかな?
ふと思った。ジャックフリズビーってなに考えてんだろ?
オーフェン読み直したら混乱した。
578:この名無しがすごい!
07/07/19 22:09:04 0btWuvei
確かにマーダーがまだ少ない感じはするね。
でもまだ期待株はいるし、ミランも簡単に転身するだろうし、全キャラ登場するまではまだ、ね。
579:この名無しがすごい!
07/07/20 16:09:45 DK+PtD6Z
まだまだこれから!
580:この名無しがすごい!
07/07/21 01:28:02 H5wbtyiZ
両方綾乃だから一瞬混乱するな
581:この名無しがすごい!
07/07/23 15:09:52 6rRZjrLp
あやのおおお
582:この名無しがすごい!
07/07/26 12:40:28 x/lbVpp3
ミルクと夕菜がお互い勘違いして、魔法合戦開始!そこにたまたま巻き込まれた第三者が死ぬ(伝勇伝とまぶらほキャラはこの状況に慣れているため、死なない)
勘違いは、ミルクは話の流れで、夕菜の探してる黒髪黒目普段は頼りないけどすごく優しい人がライナだと思って。夕菜はその逆でミルクが和樹を探してると思い……
こんなの思いついたんだけど、あまり詳しくなくて書けません…すみません。
583:この名無しがすごい!
07/07/28 00:36:19 B5B6jNS8
>>582
いくらギャグ話でもそれで死んでしまう参加者が微妙にかわいそうだ。
ふと思った。プロットはあるけど時間がなくて書けない人は微妙に多いのだろうか?
584:この名無しがすごい!
07/07/28 00:47:16 TobNQ9X0
とりあえずここに一人。
盆をすぎたら光明も見えるんだけどね。
585:この名無しがすごい!
07/07/30 21:07:18 lLKDQMOs
【フルメタルパニック】9/10 ●相良宗介 △クルツ・ウェーバー ○テレサ・テスタロッサ △メリッサ・マオ ○大貫善治 △椿一成 ○林水敦信 ○千鳥かなめ ○ガウルン △アンドレイ・カリーニン
【魔術士オーフェンシリーズ】 7/7 △オーフェン ○アザリー ○コンスタンス・マギー ○マジク・リン △クリーオウ・エバーラスティン △チャイルドマン △ジャック・フリズビー
【まぶらほ】6/7 ●式森和樹 △リーラ ○仲丸由紀彦 △宮間夕菜 ○神城 凜 △山瀬千早 △松田 和美
【伝説の勇者の伝説】6/6 △ライナ・リュート △フェリス・エリス ○ミラン・フロワード △シオン △ミルク・カラード ○クラウ・クロム
【スレイヤーズ】6/6 ○ゼルガディス ○リナ・インバース ○ガウリイ △アメリア △ミルガズィア △ルーク
【風の聖痕】2/3 △八神 和麻 ●神凪 綾乃 ○神凪 煉
【ザ・サード】2/2 ○火乃香 ○パイフウ
【それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ】2/2 ○山本洋子 ○白鳳院綾乃エリザベス
【残り41名】
●は死亡者、△は未登場。
未登場者は20名ほど。
地図は>>480。>>411から主人公性に関する話題あり。
人がいねぇ。
586:この名無しがすごい!
07/07/31 00:16:03 ocMzrPcw
>>585
ライナは登場済みだよ
587:この名無しがすごい!
07/07/31 23:35:11 yDTVosdr
【フルメタルパニック】9/10 ●相良宗介 △クルツ・ウェーバー ○テレサ・テスタロッサ △メリッサ・マオ ○大貫善治 △椿一成 ○林水敦信 ○千鳥かなめ ○ガウルン △アンドレイ・カリーニン
【魔術士オーフェンシリーズ】 7/7 △オーフェン ○アザリー ○コンスタンス・マギー ○マジク・リン △クリーオウ・エバーラスティン △チャイルドマン △ジャック・フリズビー
【まぶらほ】6/7 ●式森和樹 △リーラ ○仲丸由紀彦 △宮間夕菜 ○神城 凜 △山瀬千早 △松田 和美
【伝説の勇者の伝説】6/6 ○ライナ・リュート △フェリス・エリス ○ミラン・フロワード △シオン △ミルク・カラード ○クラウ・クロム
【スレイヤーズ】6/6 ○ゼルガディス ○リナ・インバース ○ガウリイ △アメリア △ミルガズィア ○ルーク
【風の聖痕】2/3 △八神 和麻 ●神凪 綾乃 ○神凪 煉
【ザ・サード】2/2 ○火乃香 ○パイフウ
【それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ】2/2 ○山本洋子 ○白鳳院綾乃エリザベス
【残り40名】
●は死亡者、△は未登場。
未登場者は18名。
地図は>>480。>>411から主人公性に関する話題あり。
修正しときます。
588: ◆HdPAr0j3AI
07/08/03 20:52:09 tOeBp7si
ちょっとすんません。
作品を作っている最中に少し気になったことがあった。
>>297の自分の作品は名簿は顔無しの設定。
でも、◆piSiuVSjuA氏の『再会―サイカイ―』だと名簿には写真あり。
どっちにした方がいいのだろうか?
重要な部分ではないけど、統一しておいた方がよさそうかと。
ちなみに自分はwikiとか載ることになっらた>>297を修正してもいい。
589: ◆C1dQCs0jaw
07/08/03 23:53:46 PMmHI+G8
個人的には他人の名を語る、他人に化けるという行為が出来なくなるから写真無しの方が良いと思います。
どっちを選ぶにしろ、話の内容を多少変更しなくてはいけないから◆piSiuVSjuA氏の意見が聞きたい。
590: ◆piSiuVSjuA
07/08/04 00:21:50 CyEggx+k
今ルール読み直したらしっかりと名前のみって書いてるヨ!
つーことで、
>握られていた名簿をぱらぱら見ると、信じられない写真を発見した。
この写真を名前に修正することにする。
間違い、スマソ。
591:Orphen ◆HdPAr0j3AI
07/08/04 20:26:16 tGiVf4tB
葵学園2-Bに在学している女子高生である宮間夕菜は城の中にいた。
そして震えながら、自身が陥った状況を考えていた。
殺し合い。
嫌な響きのする言葉だ。だが、それをするであろう人間が世の中にいることは事実なのだ。
かつての自分の力を巡った事件では、強姦されそうになったこともあれば、自分たちと会話しただけの家族が皆殺しにあってしまったこともあり、
とてもではないがこの島に呼ばれた人間すべてが善良であるとは思えなかった。
(でも……)
ただ一方で思う。自分の友人達を始めとした善良な人間がいることも事実だと。
ならば、以前起こった事件のときと同様に事態を解決し、みんなと一緒に葵学園に戻るのだ。
「和樹さん」
夕菜は愛する者の名を呟いた。その名を呟くだけで勇気が湧いて来る。
大丈夫、きっとうまくいく。みんなと一緒に日常に帰れるはずだ。
そんな未来を夕菜は思い描いた。
だがその思いは一瞬の後に掻き消された。背後からかつん、という硬い音が耳に届いたからだ。
夕菜は慌てて後ろを振り返った。
はたして夕菜の後ろには、15,6ぐらいであろう黒目黒髪に黒いローブを着た黒一色というべき少年がいた。
「ちょっと質問があるんだ」
少年が夕菜に話しかけきた。夕菜は警戒しつつも応対することにする。
「……はい、なんでしょう?」
「この辺りで、女性を……たぶん僕と同じ格好をした肩まで髪を伸ばした元気がありあまってそうな人を見なかったかい?」
などと言われたが夕菜には心当たりはない。
「いえ、あなた以外にはまだ誰とも会ってはいません。あなたの方はどうですか?」
「僕のほうも君が初めて会った人間さ」
少年が夕菜にそう告げた。
その瞬間、少年の体から強い魔力が精製された。
(そんな―――ッ!!)
夕菜は愕然とした。目の前の少年は最初から自分を殺すために近づいて来たのだ。
だが夕菜とて魔法使いだ。相手の魔法が放たれるのを黙って見ているわけがない。
夕菜は少年に遅れつつも火トカゲを腕に纏わりつかせる。
「我は放つ光の白刃!」「ザラマンダー!」
光熱波と炎のトカゲが激突し、閃光が辺りを包み両者の中央で爆散する。
592:Orphen ◆HdPAr0j3AI
07/08/04 20:27:15 tGiVf4tB
「キャア!」
だが夕菜の魔法の発動が遅れたためか少年の力が上だったのか、爆発の余波により夕菜の体は吹き飛ばされる。
硬い地面が少女の体を打ち皮膚を削り上げる。
数回地面をバウンドした夕菜の体は、ようやく壁にぶつかることで止まった。
(ま…まだ死にたく……)
だが壁に激突はしたが宮間夕菜はまだ生きていた。
夕菜は、痛みを堪えつつも少年への恐怖から身を起こそうとする。
(ダメ……起き上がらなきゃ、痛ッ!)
痛む体に鞭を打ちつつ弱弱しく起き上がった夕菜の視界には、紅く染まった石床が写っていた。
夕菜は最初それが何かは分からなかった。
だが、頭のどこか冷めた部分が言っていた。あの少年の所為で自分の体は人に見せれないものになっていると。
(よくも―――ッ!!)
夕菜は怒りに任せて魔力を自身の中で練り上げ、放出した。
「ウンディーネ!」
夕菜の体から水の鞭が出現し、蒸気の向こうにいるはずの少年へと向かう。
「我は踊る天の楼閣!」
だが、鞭が蒸気の壁を貫く前に夕菜の体に衝撃が走った。
なにが起こったかを夕菜は理解できなかった。
ただ夕菜に分かったのは急速に体から力が抜けていき、意識まで遠くなっていくことだけだった。
「………か…き……さん………」
その言葉を最後に宮間夕菜の意識は途絶えた。
◇◆◇◆
593:Orphen ◆HdPAr0j3AI
07/08/04 20:28:27 tGiVf4tB
やってしまった。
少年はそう思った、思ってしまった。
殺意は合った、殺す意思もあった。だけれども堪えても堪えても嘔吐感がこみ上げてくる。
(糞ッ!)
水を僅かに飲み、なんとか胃の中からこみ上げてくる感覚を押し流す。
やっとのことで落ち着いた少年は、少女の体を眺める。
名も知らぬ少女の体は、床を転がった際にできた傷により全身がボロボロとなり、さらに胸は擬似転移で貫かれ大穴が出来ている。
見ているだけで吐き気がしてくる。
少年は死体から目を逸らした。これ以上は見ていられない、正直言ってつらい。
とはいえ、見たくなくても気になってしまい、ちらちらと除いてしまう。
故に少年は名簿を見ることにした。それにはよく見知った人間の名が示されていた。
天魔の魔女『アザリー』
自分が守るべき人物だ。彼女は実験に失敗し、黒魔術士養成施設『牙の塔』から姿を消した。
(いや、姿を消さざるをえなかった……っだ)
実験の失敗は、彼女に義弟である自分が言い表せない姿へと変える結果をもたらしてしまい、
その結果牙の塔を自分から飛び出していってしまった。
少年がここに連れさらわれたのは、その行方不明となったアザリーを探し始めた矢先のことだった。
少年が最初に名簿を見たときはありえるはずがないと思った。あの場には最後に見た姉の姿は見かけなかったからだ。
だが、そんなことなど関係などない。なぜならば、今の彼女の姿や状態などは誰も知らないのだから。
もし、彼女が最後に見た姿ならば誰とも協力などできないだろう。あの姿と人の姿が合わさってしまったような状態でも同じことだ。
人の姿ならばどうとでもなるがそれでも精神の方は未知数だ。
(それに、彼女が人の姿であっても意味なんかない)
チャイルドマン・パウダーフィールド。キエサルヒマ大陸最強の魔術士であり、現在は牙の塔にその身を置いている男だ。
(もしもチャイルドマンがアザリーと出会えば、確実に彼女は殺される!)
塔の意思を遵守するあの男ならば、魔術の失敗をした彼女のことは確実に殺す対象になっていることだろう。
彼女の死はなんとしてでも防がねばならない。たとえ自分の命と引き換えにしてでも、見知らぬ誰かの命を犠牲にしてでも。
故に少年はこの殺人ゲームに乗った。アザリーを生き残らせるために、できれば最後の御褒美とやらで彼女を元に戻すために。
名簿を眺めるのを中断し、少年は再び死体を見る。いや、正確には死体が持っているデイバックを見る。
チャイルドマンと戦うには装備が必要だ。今の道具では不十分であり、ただでさえ勝てない相手に挑まなければいけない状態である。
しかも何故かは分からないが、いつも以上に魔術の使用に負担が掛かるのだ、武器はいくらでも欲しいところである。
少年は遺体をできるだけ目に入れないようにしながらデイバッグを引き剥がし城からでようとした。
そこで、ふと思い出した。擬似転移で使用した紋章を忘れていたことに。
(……でも、いらない)
そう思い直し、少年は再び歩みだす。
あの紋章には、少年にとっては意味などない。あの紋章に書かれている名前は死んだ存在だ。
(あれはいらない。僕に必要なのはアザリーのことだけを考えることだけ、それ以外は全部捨てる!!)
少年は自分の意思を鼓舞するように背負っているデイバッグの紐を強く握り締める。
(だから僕の名はオーフェンだ! 彼女を絶対に見捨てないオーフェンなんだ!!)
594:Orphen ◆HdPAr0j3AI
07/08/04 20:29:40 tGiVf4tB
【E-2/城/一日目/朝】
【オーフェン@魔術士オーフェン】
[状態]:疲労
[装備]:無し
[道具]:支給品一式×2(水を僅かに消費)、不明支給品×4
[思考]
基本:アザリーを生還させる。御褒美とやらで叶うのならばアザリーを元の姿へと戻す。
1:アザリーを一刻も早く見つける。
2:チャイルドマンをなんとしてでも殺す。
3:アザリー以外のすべての参加者を殺す。
[備考]:夕菜の遺体の側に『牙の塔の紋章@魔術士オーフェン』が転がっています。
【宮間夕菜@まぶらほ 死亡】
595: ◆HdPAr0j3AI
07/08/04 20:30:26 tGiVf4tB
投下終了。
大丈夫かな、これ?
596:この名無しがすごい!
07/08/04 22:04:29 oR+EykIM
前期オーフェンは人を殺すのは禁忌だったはず。
人を殺したら自身が『アザリーを殺すための暗殺者』であることを認めることになるから。
つーか、これキリランシェロだろ。オーフェンじゃなく。
597:決意 ◆8yz2qqMNbQ
07/08/05 00:38:32 JoVL10wQ
―チッ
八神和麻は本日何度目になるか分からない舌打ちをした。
和麻は今、自分が置かれている状況の何もかもが気に入らなかった。
あのフィブリゾと言う少年は、この戦いで生き残ったものの願いを何でも叶えるといった。
死者の蘇生までも。
和馬の父。神凪厳馬はフィブリゾと戦い、命を落とした。
それはもう、思わず失笑するくらい呆気ない死に様だった。
「っ、ざけんな……」
灰と化した父の姿を思い出し、和麻の心で、自分でも分からない何かが煮えたぎった。
一瞬、親子の情と言う言葉が頭に浮かんだが、もう一瞬の後には掻き消した。
和麻はひとまず不快な思考を止め、これからの方針を考えた。とはいえ、数時間前の決定の確認でしかなかったが。
皆殺し
和麻が取るべき行動はそれしかない。他の人間は結託してフィブリゾを倒そうとするかもしれないが、それは何も失っていないからこそできることだ。
和麻たちはすでに失ったものなのである。
常識で考えれば、敵討ちという選択もあるだろう。だが、何の実りもない復讐など馬鹿げている。
仮にフィブリゾを殺したところで、厳馬が生き返るわけでもない。例え、フィブリゾが蘇生の力を持っていたとしてもだ。
ならば、どうするべきか。そこで、フィブリゾのあの言葉が蘇る。
「やるしかないか……くそっ」
圧倒的な力にひれ伏して思うがままに踊ると言うのはひどく気に喰わないことだが、今回ばかりは仕方ないだろう。
数時間の堂々巡りの末、自分が何をするのかを、はっきり決めた。
とはいえ、それには問題がある。しかも、恐ろしく重大な問題だ。
現在、和麻は契約者として、風の精霊王の力を直接借りることができない。それどころか、普段でさえ可能な空中飛行や、超広範囲の索敵及び通信も封じられていた。
今の彼には、かつての風牙集と同程度の力しかない。
あの、神凪にへつらい、怯えながら仕える風牙集と……!
和麻はかつて、神凪家の中で落ちこぼれとして散々な目に会い、その悔しさをもって今では神凪家でさえ恐れる力を手にいれた。
その力さえも奪われ、フィブリゾの犬として動くしか選択肢がない。
そのことが、和麻を極限まで苛立たせている原因だった。
「まあいい。やってやる」
まだ苛立ちは収まらないものの、和麻は腹を決めたからにはと、一歩を踏み出した。
598:この名無しがすごい!
07/08/05 00:48:43 ehnKXGam
599:決意 ◆8yz2qqMNbQ
07/08/05 01:03:04 JoVL10wQ
【C‐6/森/一日目/朝】
【八神和麻@風の聖痕】
[状態]:健康
[装備]:未確認
[道具]:未確認
[思考]:基本:参加者を皆殺し。
1:適当にぶらつき、出会った奴から殺していく。
[備考]:風牙集の力と同程度と書きましたが、本編でも一巻にしか出てこない上、実力が雰囲気しか分からないので書きにくいですが、細かい能力は次の書き手さんに任せます
600: ◆8yz2qqMNbQ
07/08/05 01:08:23 JoVL10wQ
遅レスですが>>594さん乙です。
順調に人が死んでいますね。
601:この名無しがすごい!
07/08/05 01:11:55 ehnKXGam
>>600GJ
流石はカズマ。弟も含めて皆殺しとは、外道主人公め。
602: ◆8yz2qqMNbQ
07/08/05 01:51:10 JoVL10wQ
【フルメタルパニック】9/10 ●相良宗介[F-5/森] ○テレサ・テスタロッサ[F-5/森] ○大貫善治[F-7/森] ○林水敦信[F-7/森] ○千鳥かなめ[F-5/森] ○ガウルン[B-2/森南部]
【魔術士オーフェンシリーズ】 7/7 ○オーフェン[E-2/城] ○アザリー[F-5/森] ○コンスタンス・マギー[H-8/海岸] ○マジク・リン[F-3/森]
【まぶらほ】6/7 ●式森和樹[F-5/森] ○仲丸由紀彦[F-1] ○宮間夕菜[E-2/城] ○神城 凜[D-6/平原]
【伝説の勇者の伝説】6/6 ○ライナ・リュート[E-5/平原] ○ミラン・フロワード[F-7/森] ○クラウ・クロム [F-7/森]
【スレイヤーズ】6/6 ○ゼルガディス[G-3/洞窟] ○リナ・インバース[F-3/森] ○ガウリイ[F-7/森] ○ルーク[C-6/森]
【風の聖痕】2/3 ○八神 和麻[C-6/森] ●神凪 綾乃[C-6/森] ○神凪 煉[F-5/森]
【ザ・サード】2/2 ○火乃香[G-5/民家] ○パイフウ[D-6/平原]
【それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ】2/2 ○山本洋子[B-2/塔の1F] ○白鳳院綾乃エリザベス[C-6/森]
[B-2]ガウルン 山本洋子
[C-6]八神和麻 神凪綾乃 白鳳院綾乃エリザベス ルーク
[D-6]パイフウ 神城凛
[E-2]オーフェン 宮間夕菜
[E-5]ライナ・リュート
[F-1]仲丸由紀彦
[F-3]マジク・リン リナ・インバース
[F-5]相良宗介 テレサ・テスタロッサ 千鳥かなめ 神凪煉 式森一樹
[F-7]ガウリイ 林水敦信 大貫義治 ミラン・フロワード クラウ・クロム
[G-3]ゼルガディス
[G-5]火乃香
[H-8]コンスタンス・マギー
とりあえず、今出場している全キャラの位置表です。遭遇戦などに役立ててください。
ただ、もしも不要であればそのこともはっきり言って欲しいです。製作に一時間半かけてしまったので……要らない労力は削減するべきですよね?
では、このロワの更なる発展を祈ります。
603: ◆8yz2qqMNbQ
07/08/05 01:54:16 JoVL10wQ
追記。かなめと煉、あと式森一樹が死んだ時間は【午前】です。
他の方が皆【朝】でやってるのでうっかりミスりがちですが……複雑なことやってすみません。
604: ◆8yz2qqMNbQ
07/08/05 02:01:57 JoVL10wQ
>>601サンクス。やはり和麻は外道でなければ。
あと、製作に一時間半とかきましたが、実際四十五分でした。水増ししてすみません。
605:この名無しがすごい!
07/08/05 02:06:37 ehnKXGam
>>603GJ
お疲れ様。纏めサイトとかない現状だと>>602は結構把握しやすいです。
【フルメタルパニック】△クルツ・ウェーバー △メリッサ・マオ △椿一成 △アンドレイ・カリーニン
【魔術士オーフェンシリーズ】 △クリーオウ・エバーラスティン △チャイルドマン △ジャック・フリズビー
【まぶらほ】△リーラ △山瀬千早 △松田 和美
【伝説の勇者の伝説】△フェリス・エリス △シオン △ミルク・カラード ○クラウ・クロム
【スレイヤーズ】△アメリア △ミルガズィア
が未登場。さあ、次のマーダーと犠牲者は誰だ!
地図は>>480。>>411から主人公制に関する話題あり。
606: ◆8yz2qqMNbQ
07/08/05 02:19:12 JoVL10wQ
>>605サンクス!頑張った甲斐がありました。
それで、表の訂正を。宮間夕菜は死亡済みです。●宮間夕菜としてください。
607:この名無しがすごい!
07/08/05 09:59:30 qec/Ufyt
>>595
GJ!・・・なんだけど確かにこりゃ問題作だなw
ちょっと毒吐くけど、
(プレ)オーフェンがこうまで簡単に人を殺せるって事にすげえ違和感を感じる。
アザリーの為にこうも簡単に人を殺せるならそもそも一巻でチャイルドマンを殺してるだろうし
これはちょっとやりすぎじゃね?
608: ◆HdPAr0j3AI
07/08/05 10:57:42 ehnKXGam
自分の意見としましては15歳ごろのオーフェンなら殺人に対する禁忌感を持ちつつもこんなものかと、てな感じです。
アザリーの生首(偽)を見たときの切れたキリランシェロは相手の心臓にナイフをつきたててたりしますし、
オーフェンの歪んだ虚像であるキリランシェロ(偽)も似た様なものだったし。
牙の塔を何の考えもなしに飛び出したヒーローイズムが入ったころだったらこんなものかなっと?
ヤサグレ掛けてる状態+世間知らず+その他もろもろの要因
じゃダメですか?
(違和感を感じさせると言うことは自分の文章力が足りないということなんだろうなぁ。
609:この名無しがすごい!
07/08/05 12:18:19 jPDBRBrY
>>608
パロロワだし流していいレベルな気がするけど、原作に沿うなら、
>ヤサグレ掛けてる状態+世間知らず+その他もろもろの要因
この辺はオーフェンが殺人をどう考えるかには関係ないかと。
誰か一人でも殺せばその内アザリーも殺しちゃうかもってのが忌避の主要因なんだし。
そのアザリーが殺されれば敵の心臓にナイフも突き立てるだろうが、アザリー生きてるし。
自分から誰か殺しちゃったらアザリー見つけた時どうするんだ、となるから違和感持つ人がいるのでは?
個人的には弾みで殺しちゃって錯乱、ぶっ壊れモード突入とかの方がらしいとは思う。
ただそうすると話全体変えなきゃならないし、そこまでする必要はないとも思う。
まとめると原作的には微妙なラインだが、これはこれでアリなんじゃね?って感じ。
610:我が女神に捧げろ団子 ◆C1dQCs0jaw
07/08/05 13:10:45 6tzaAS39
絶望した!!
フェリスは、未だかつて無いほど絶望していた。
それは、この殺し合いに巻き込まれたから?
NO! NO! NO!
それは、フィブリゾに首輪をつけられ、命を握られているから?
NO! NO! NO!
…じゃあ、団子を全部奪われたから?
YES! YES! YES!
このゲームが始まって、フェリスが最初にしようとしたのは、団子食べる事だった。
フェリスの団子好きは異常なほどだ。
三度の飯より団子が好きで、『団子は完全無欠の栄養食だ』と言っては、団子ばかり食べ、
団子を馬鹿にしようものなら、首に剣を突きつけ『どうやら死にたい様だな』と言い出す。
お気に入りの団子店の経営が苦しい様なら、ライナの名義で多額の借金を繰り返す。
金や栄誉よりも、団子によって買収される。
そんな彼女の将来の夢は、無論団子店を経営する事である。
フェリスは当然の如く、ルール確認や支給品の確認よりも、団子を食べ様としたのだが…
ザックの中には団子なぞ、一本も入っていなかった。
その事実にフェリスは絶望した。
611:我が女神に捧げろ団子 ◆C1dQCs0jaw
07/08/05 13:11:23 6tzaAS39
今までの人生の中で、これほど絶望した事は無かった。
フェリスの表情は、特に親しい一部の人間しか読み取れない。
そのフェリスが、初対面人間ですら一目で判るほど、絶望的な表情をしているのだ。
彼女の受けたショックが、どれほど大きかったのか推して知るべし。
(団子が無いだと!? …おのれフィブリゾめ、私に餓死しろというのか)
ちなみに、パンは普通に支給されている。
それを食べるという選択肢は、今のフェリスに無い様だ。
(まだだ、まだ何か団子を得る方法はあるはずだ)
のろのろとした手つきで、ザックを漁った時に出てきた地図に手を伸ばす。
フェリスは眼を皿の様にして、地図を見る。
しかし、団子店は見つからなかった。
すなわちそれは 絶 望 だ!!
希望は潰えた。
「済まないライナ、シオン。どうやら私はここまでよう……ん?」
地面に手をつき、そのまま倒れこもうとした時、ふと、それが視界に入った。
ランダム支給品一覧表
藁にもすがる気持ちで、フェリスはページを捲っていく。
「お、おお…」
フェリスは感嘆の声を上げていた。
そこにはあったのだ。希望が。
ウィニットだんご店『おすすめ詰め合わせセット四番』100個
団子がある。
そうと判ったフェリスの行動は早かった
散らばったザックの中身を片付け、もう一つの支給品である剣を腰に下げる。
何処に行けば団子持った人物に会えるのか、当てなんてまったく無かった。
しかし、迅速に行動を起さなくてはならない。
これは時間との勝負だ。
食べ物と言うのは、一部を除いて出来た直後が最もおいしい。
時間が経てば、鮮度が落ちる。
保存状態が悪ければ、さらにだ。
そうやって、味か落ち不味くなった団子を食べても意味が無いのだ。
それになにより、ウィニットだんご店の団子は、フェリスの知る限り最高の団子だ。
自分が見つけるまでに、全部食べられてしまう。
そんな、悪夢の様な展開もありえるのだ。
それだけは、なんとしてでも避けなければならない。
そしてフェリスは団子を求めて歩き出した。
612:我が女神に捧げろ団子 ◆C1dQCs0jaw
07/08/05 13:12:03 6tzaAS39
【F‐6/平原/一日目/朝】
【フェリス・エリス@伝説の勇者の伝説】
[状態]:健康
[装備]:ブラストソード@スレイヤーズ
[道具]:支給品一式。
ランダム支給品一覧表@オリジナル
[思考]:
基本:団子を持っている人物をさがす。
1:団子を持っている人物をさがして、団子を全部譲ってもらう。
2:譲ってもらうのを拒否されたら、力づくで奪い取る。
3:襲ってくる奴は返り討ちにする。
613:この名無しがすごい!
07/08/05 13:50:38 4+kyNU2W
キリランシェロ時代。
↓
十三使途スカウト。ミラン=トラムから塔が自身に求めたことを聞かされる。
ミラン半殺し。
(この時点で人を殺すことが禁忌と化す?)
↓
アザリー変身。塔を飛び出す。
(問題のSSはこの時点?)
↓
農家の娘に世話になったり、武装盗賊に身を費やし、
カマに騙され、トトカンタで変人と死闘を繰り広げる。
↓
本編開始。
問題のSS時点でもオーフェンがチャイルドマンを憎みはすれ、
殺そうとまではすると思えなかったりする。
本編で出てきた殺人人形の『キリランシェロ』も、アザリーを殺す暗殺者あることも知らず、
オーフェンと名乗る必要もなかった、キリランシェロの未来の姿だろうし。
614:この名無しがすごい!
07/08/07 08:30:50 Em2LReZG
はっきり言って>>595のオーフェンは完全にオリキャラだな
なあ、本当にこの中に完結させようって考えてる奴がいるのか?
幽霊とかガウルンの反転コピーとか一発ネタとしか思えない設定ばかり
なんかみんな「どうせ行き詰るだろうから好き放題書いちまえ」
って考えてるように見えるんだが
615:この名無しがすごい!
07/08/07 09:05:31 U0Bnzxb2
グダグダ言うな。元々見切り発車で始まったスレだぞ。
書き逃げでも書き手がついただけ上等だろうが。
キャラクターの改造、歪曲、なんでもありがロワだろうが
んなことでいちいち文句つけるお前がカス。空気嫁。
616:この名無しがすごい!
07/08/07 09:16:14 SJv2k5zT
>>614
オリキャラぽくてもそうなる可能性が0でない以上は通る。
むしろ主人公クラスがどんな理由であれ
マーダー化か死亡
してくれた方がロワとしては助かる。
幽霊のはずの和樹もあっさりと逝ってくれたし。
617:この名無しがすごい!
07/08/07 09:29:27 Em2LReZG
>オリキャラぽくてもそうなる可能性が0でない以上は通る。
上のほうで疑問視されてるのは完全無視かよ
幽霊の時もガウルンの時も「それどうなの?」って声があったにもかかわらず
十分に議論されないまま、結局通るというより面倒だから流れてっただけじゃねえか
自由にキャラ改編がまかり通るなら富士見ロワである意味はなんなんだよ
618:この名無しがすごい!
07/08/07 09:48:11 SJv2k5zT
なら、原作描写のままロワで優勝を目指すキャラを作ればいい。
他ロワだとこういう話は結構あるぞ。
(主人公クラスは少ないけど。
こういうオーフェンが嫌なら自分で後付補完で軌道修正してやればよし。
議論できるほどの集客力がない以上は地道にこつこつと進めるしかない。
619:この名無しがすごい!
07/08/07 10:09:47 Em2LReZG
>なら、原作描写のままロワで優勝を目指すキャラを作ればいい。
なぜそういう結論になる?
たとえば漫画ロワのしろがねだったら、原作1巻のあたりで感情を排して、
勝中心の機械的なロジックで動くキャラとして描写されてたから、ロワでのあの行動はわかるんだよ
だけど今回は脳内設定ありきなキャラ作りだから疑問に思う声が上がってるんじゃないか
620: ◆HdPAr0j3AI
07/08/08 00:15:17 VNtM5ikL
了解しました。問題作みたいなので修正してみます。
621:この名無しがすごい!
07/08/08 10:02:40 Q/jRAHfu
ほとんど描写の無い時期から連れて来てのオリキャラ化自体をなんとかしないと、
どうしようもないと言ってみる
622:この名無しがすごい!
07/08/08 14:03:37 Ccgkhj1L
ぶっちゃけあの中二病をオーフェンとして扱えというのは拷問
623:この名無しがすごい!
07/08/08 21:50:42 FxqIvgo3
大陸西部ラスト近くで・・・えっと、キムラックの死の教師のなんとかを殺してしまった時の話。
うろ覚えなんだけどあの時の反応考えると、それ以前でもさくっと殺せるってのはないんじゃなかろうか。
624:この名無しがすごい!
07/08/09 00:39:08 63s7aPbi
>>623
錯乱して、魔術が使えなくなって、「結局俺はこのために来たんだ」とか言って
アザリーを殺そうとしたっけ
最後が微妙に違う記憶もあるが
625:この名無しがすごい!
07/08/09 00:52:23 C+57fJ1z
殺そうとはしてないだろう
626:この名無しがすごい!
07/08/09 06:32:28 m8Ilmz6u
錯乱つーか殺した事実を否定したくて逃避で殺人を犯していない昔の自分に無理矢理精神年齢を戻して
その齟齬で魔術が使えなくなった・・・って感じだったかと。
殺すのはいいけど、殺した後、到底正常じゃいられないんじゃないか?ってのがいいたいんじゃね?
あと>>612
遅まきながらGJ!
627:Satan ◆HdPAr0j3AI
07/08/09 23:15:56 NqEJ96nD
元牙の塔の黒魔術師―オーフェンはB-2の塔の中にいた。
そして、塔の中を探索していた。とはいえ、彼は別に塔そのものに用があったわけではない。
名簿に載っていた知り合い達を探すために、近い位置にある拠点になりそうな場所に立ち寄っただけである。
オーフェンが初めに名簿を見たときは、チャイルドマンの名前が載っていたために驚きはしたが、
同名の別人だろうと思い無視することにした。チャイルドマンは白魔術士でもなければ、死人が生き返るわけでもないのだから。
オーフェンは小1時間ほど塔の中を調べはしたもが、誰も見つけられなかった。
オーフェンはここには誰もいないと判断し、島の中央にでも行こうかと考え、B-2の塔を後にしようとした。
そのときだった、オーフェンが潜ろうとしていた扉が僅かに動いたのは。
扉が開くや否や、オーフェンは反射的に物陰に隠れた。なぜ反射的に隠れたのか自分でも理解しないまま。
塔の外から扉を潜り入ってきたのは、クリーオウほどの年齢の少女であった。
(……ビビル必要はなかったっ……か?)
オーフェンは最初、少女を見てそう思った。
だが次の瞬間には初見の判断を破棄していた。なぜなら、少女の周囲には光の粒子が漂っており、
少女が潜ってきた扉から、轟音と共に扉ごと周りの壁を壊しながら光の巨人が入ってきたのだから。
(なっ……なんだあれは!?)
オーフェンは光の巨人を見て絶句した。光の巨人は数mほどの巨大さに劣らぬほどの、莫大な魔力を伴っていたのだ。
そして、オーフェンは直感してしまった。あれは決して放置してはいけないものだと。
直感などたいして当てにできるものではないが、あれを放置してしまえばクリーオウやマジクだけではなく
この島にいる他の人間もあれに刈られることになってしまうと確信できてしまう。
正義の味方ぶるわけでもなかったが、それは決して行なわせてはいけないことだ。
(なら、ここで潰す! 狙うなら今だ!!)
オーフェンは覚悟を決め奇襲をすることにした。
狙うならあの巨人を作り出していると思われる少女であろう。だがただの熱光波程度では、少女の周りに漂っている粒子を打ち抜けそうにない。
それ以上の魔術ならば少女を傷つけることは可能ではあるが、それでは少女は死んでしまう。
それはオーフェンとしてはしたくなかった。
ならば一撃で巨人の方を潰すまで。オーフェンはあれに最も有効な魔術の構成を頭に浮かべる。
(人でないなら壊せる!!)
オーフェンの体内から魔力が生まれ、巨人が構成に包み込まれる。
「我が契約により―聖戦よ終れ!」
オーフェンの作り出した構成に魔力が流れ光が弾け、意味消失の魔術が生じ光の巨人を包み込んだ。
(やったか!?)
そう思いはしたが、オーフェンはすでに勝利を確信していた。会心の出来の構成によって繰り出された意味消失の魔術である。
防御のための魔術が発動した様子すらなかった。天人の遺産でも壊れていなければおかしいはずだ。
光が収まり少女の周囲の様子が露になる。
だが、巨人はまったくの無傷であった。
「な、なんだと!?」
オーフェンは驚愕した。魔術自体は会心の出来であり、巨人はなんらかの防御すらしなかったのだ。
それでも存在するのなら、それはオーフェンの魔術はあの巨人にとっては何一つ防御する必要などないということである。
そして、そんなオーフェンの驚愕など知らないとばかりに、巨人がゆっくりとオーフェンの方へと振り向いた。
628:Satan ◆HdPAr0j3AI
07/08/09 23:16:58 NqEJ96nD
「!……クソッ!!」
オーフェンは反射的に塔の壁を魔術で壊して、逃げようとした。
だが、巨人は最初の緩慢な動きからは想像もできぬほどの速さで、オーフェンへと迫る。
その速度は銃弾に匹敵するかと思えるほどに速く、オーフェンは避けられないと判断し、逃げるのを止め防御のための構成を編んだ。
「我は紡ぐ光輪の鎧!」
オーフェンの前に光輪の壁がそそり立つ。
巨人の拳と光輪の壁が触れ合い、光輪がまるでダンプカーにぶつかった紙の如く、破られた。
「な!?」
オーフェンは本日何度目かの驚愕をする。それが彼の最後の驚愕となった。
オーフェンの体が光の巨人の片手に一瞬にして握りつぶされる。
巨人がオーフェンを握りつぶした掌を開くと人間一人分ほどの体積と同等の肉の塊だけが乗っていた。
B-2の塔には血に塗れもせずに人を殺した光の巨人と、肉塊と、負の感情を巨人に送り続ける少女―宮間夕菜が残された。
【B-2/塔/一日目/午前】
【宮間夕菜@まぶらほ】
[状態]:覚醒
[装備]:無し
[道具]:支給品一式、不明支給品×2
[思考] :???
[備考]:オーフェンの支給品の行方は次の書き手さんに任せます。
塔には光の巨人が壁を壊したためにできた大穴が存在しています。
【オーフェン@魔術士オーフェン 死亡】
629: ◆HdPAr0j3AI
07/08/09 23:18:57 NqEJ96nD
修正……はせずに別のに作り変えてみました。
長編出展の夕菜の体内の悪魔はこんなのでいいかな?
630:この名無しがすごい!
07/08/10 00:08:09 50s5U1ls
世界法則的な物に干渉して、消滅させる意味消失が全く効かないのはアレじゃね
他のキャラが傷を与えれない気が
631:この名無しがすごい!
07/08/10 00:41:05 1zrqMIZD
失礼だがあなたの書くSSは後続の人にとって優しくない。
もう少し企画全体のことを考えて話を作った方がいいんじゃないかと思います。
632: ◆HdPAr0j3AI
07/08/10 00:58:54 WelM5EPY
了解しました。破棄します。
633:我が女神に捧げろ団子 ◆C1dQCs0jaw
07/08/10 01:06:25 xQp8lhgq
>>630
けど意味消失って、物質以外に効いたっけ?
あるサイトの魔術一覧では、触れた物質を消失させる魔術とあったから、単純に魔力の塊っぽい夕菜の悪魔に、効かなかったのでは?
時間があれば、明日にでも原作読んできて調べるが。
まあ、それはともかく。
このロワ内における、複写眼の設定について意見が聞きたいのですが。
複写眼の能力は、どこまでアリにしてよいのかです。
まず、魔術師オーフェンの音声魔術
複写眼による会得不可。まあ、これはいいでしょう。
では、複写眼発動中時のみ、魔術の構成読み取り及び解析可。
これはどうでしょう?
スレイヤーズとまぶらほの魔法。
これらの読み取り、解析、会得が可能か。
風の聖痕
はっきりと覚えていないが、この世界では術を使うとき、精霊ないしそれに順ずる力を、必要な分だけ集めてから術を使うんでしたよね?
その力の動きが見えていいのか。
マジックアイテムの類
原作でも、遺物に対してあまり成果を上げてないから、特殊なアイテムかどうか判る程度にした方が良いか。
また、魔力のとか特殊な力の無いアイテムの、構造を把握しても良いか。
何処までならアリだと思いますか。
634:この名無しがすごい!
07/08/10 01:09:28 SnQVZp89
首輪以外全部ありでいいだろうと思うよ
635: ◆C1dQCs0jaw
07/08/10 01:16:41 xQp8lhgq
前投下しか時の題名消し忘れた。orz
636:この名無しがすごい!
07/08/10 08:33:00 ytRNGkDE
>>633
複写眼は扱いが難しいから制限がかかっている事にして
近視のような状態という事にして構成が見えづらく
じっくり見る(近づいて数秒凝視する)とかしないと複写が出来ない事に。
しかも個人特有の魔法(超能力・個人的な契約)は複写は不可
マジックアイテムも何か普通じゃないな・・・って感じるぐらい。
とか制限がちがちの案を考えてた。
あとオーフェンの意味の消失って唯一、
物理法則外の存在に効く黒魔術だとかどっかで聞いた気もする。
ネタかもしれないけど。
637:この名無しがすごい!
07/08/10 16:22:08 50s5U1ls
>>636
少なくとも魔術防御ごと相手を消滅させることは可能なはず
楽園での猿が使っていた透過の魔術を無効化して、まとめて消し去ってた
638:この名無しがすごい!
07/08/11 00:43:24 MfFoCyhs
>>599
いまいち和麻のゲームに乗る理由てのがわからなかったんだが、
これは自分の生還を優先させたってこと?それか褒美目当てなのか。
自分だけならともかく綾乃と弟がいるのはわかってるんだし、その辺りの事情を補足してほしいな
639: ◆8yz2qqMNbQ
07/08/11 00:54:01 tDf1Fp2J
>>638
分かりにくい本編ですみませんでした。
和麻がゲームに乗る目的は、元通りのまま帰ることです。
和麻達は既に厳馬を殺されているので、万一フィブリゾを倒すことができても厳馬は死んだままです。
それなら、全員皆殺しにして、褒美で自分の仲間たちを生き返らせて帰ろうという魂胆です。
その過程で綾乃と煉を手にかける可能性もありますが、終わりよければ全てよしの考えで動いています。
これでOKでしょうか?
640:この名無しがすごい!
07/08/11 01:01:05 MfFoCyhs
>>639
即レスどもです。
うん、それなら「らしい」理由だと思います
641:この名無しがすごい!
07/08/11 10:07:18 gVa6Ts6k
ふと思った。夕菜の体内の悪魔ってどうやって原作で収束したんだろう?
長編2巻までで切ったからよく分からない。
できれば、誰か答えてください。
642: ◆KARUTOxDTY
07/08/11 10:08:02 s/SIk6EK
いままでロムしていたのですがミルガズィアさんを予約していいでしょうか?
設定としては
1、ドラゴンになれない
2、使える魔術はリナ程度。具体的にゼラスブリッド多数用などはなし。
といった形で書きたいのですが。
643:この名無しがすごい!
07/08/11 10:43:29 MEbSuFc1
問題ないです。
仮にドラゴンに戻れたとしても大きさの問題で首輪が爆発しちゃうんだけどねw
644: ◆KARUTOxDTY
07/08/11 10:59:14 s/SIk6EK
一人称と三人称どちらでもいいんですよね?
645:この名無しがすごい!
07/08/11 11:14:14 MEbSuFc1
混ぜなければどっちでもOK
646:黄金竜 ◆KARUTOxDTY
07/08/11 11:47:02 s/SIk6EK
ひんやりとした洞窟の中一人の男がいた。
ゆったりとした青い服に身を包みんだ金髪のおじさん。
若いころはかなりの美形であったことをうかがわせる整った顔立ち。
しかし彼は人ではない。
神話の中のみに生きる伝説の生き物ドラゴンである。
「冥王フィブリゾ・・・か・・・」
美形中年―ミルガズィアは恐れも入った声で呟いた。
ミルガズィアはまず周囲の状況を確認した。
ザックの中の支給品を確認する。
一つ目、黒と赤のダーツ。黒が1本赤が7本。
特に役に立つものではない。
暇になったらこれで時間をつぶせ。そういう意味だろうとミルガズィアは解釈した。
二つ目、黒い指輪。
使い込まれているのか手垢がところどころに付着している。
「なかなか良いものらしいな」
口元に微笑を浮かべながら指輪を左手につける。
「しかし・・・フィブリゾ、一体なにを考えているのだ?」
微笑を一瞬で消す。そしてミルガズィアは足を組み瞑想を始めた
647:黄金竜 ◆KARUTOxDTY
07/08/11 11:49:27 s/SIk6EK
(金色の魔王の復活・・・違う。殺し合いをしてリナ・インバースが生き残るという保証はどこにも無い。
赤眼の魔王の復活・・・違う。我の世界とは違うものを呼んだところで復活する可能性は皆無だ。
ただの暇つぶし・・・やりかねんことは無いがわざわざこんな世界を創ってまでやることは無いはずだ。)
「ならばやはり偽者・・・もしくはフィブリゾの後ろには魔王級の力を持ったものがいることになる・・・それほどの力を持つもの・・・」
いつしか声に出しながら考え始めた。
「名簿には神凪綾乃のなどのわけのわからん名前の者がいた、ということはフィブリゾの後ろにいるものは異世界のものの可能性もある」
ぶつぶつと呟き続ける。
「リナ殿とガウリィ殿の名前も幸いある、あの二人なら何とかなるやもしれんな」
そう最後に呟いてミルガズィアはザックをからい洞窟を後にした。
【H-8/洞窟入り口/一日目/午前】
【ミルガズィア@スレイヤーズ】
[状態]:冷静
[装備]:指輪
[道具]:支給品一式、ダーツ、黒叡の指輪
[思考] :基本 リナ・ガウリィとの共闘を目指す。
1、リナもしくはガウリィとの合流
2、フィブリゾの陰謀阻止
3、このゲームの目的を知る。
[備考]:本人は指輪に力があることを知りません。
発動方法も知りません。
648: ◆KARUTOxDTY
07/08/11 12:01:53 s/SIk6EK
文章が単調なんですみません。
備考に追加
[備考]:本人は指輪に力があることを知りません。
発動方法も知りません。
中立の立場を保持。
細かい能力は次の方にお任せします。
649: ◆KARUTOxDTY
07/08/11 19:57:30 s/SIk6EK
【H-8/洞窟入り口/一日目/午前】
【ミルガズィア@スレイヤーズ】
[状態]:冷静
[装備]:指輪
[道具]:支給品一式、ダーツ@オーフェン(無謀)黒叡の指輪@伝説の勇者の伝説
[思考] :基本 リナ・ガウリィとの共闘を目指す。
1、リナもしくはガウリィとの合流
2、フィブリゾの陰謀阻止
3、このゲームの目的を知る。
[備考]:本人は指輪に力があることを知りません。
発動方法も知りません。
中立の立場を保持。
細かい能力は次の方にお任せします
書き忘れてたので追加。
650:この名無しがすごい!
07/08/11 21:10:06 ALqWxoTn
>>612で出たブラストソードって封印かなんかしてないとやばいくらいスパスパ斬れる剣じゃなかったっけ
651: ◆KARUTOxDTY
07/08/11 21:13:46 s/SIk6EK
一部は封印されてるだろうし、
周りの魔力を取り込むとあったからここが魔力の極端に少ない
場所だという設定にすれば良いでは?
652:この名無しがすごい!
07/08/11 23:29:36 MEbSuFc1
>>649
投下乙。
だけどちょっと気になったところが。
×ガウリィ→○ガウリイ
それとミルガズィアさんは人間を殿付けして呼ばないと思う。
653:この名無しがすごい!
07/08/11 23:45:43 s/SIk6EK
>>652
対フィブリゾ&魔王戦後のつもりで書いたからリナ、ガウリイだけは殿づけで書いて
みたんですがだめですか?
駄目ならガウリィ→ガウリイ修正と一緒に修正します。
今気づいたんですがゼルとの邂逅はリナ、ガウリィ、ミルガズィアは無理っぽいですね。
654: ◆KARUTOxDTY
07/08/11 23:49:31 s/SIk6EK
修正とか言いながら>>653でもガウリィて書いてる俺馬鹿。
655: ◆C1dQCs0jaw
07/08/12 00:10:48 XfB0Mxd8
フェリスにブラストソード持たせた人間です。
>>649
その通りです。
ブラストソード本来の切れ味は、切っ先を下にして落としただけで、石畳を切り裂くほどです。
自分はブラストソードは、長編のデモンスレイヤーズ後から持ってきた、と設定しています。
その為、ブラストソードにはミルガズィアさんによって、切れ味の鈍くなる呪を施してあります。
ですから、持ち運ぶ分には問題ないはずです。
原作でも、こうする事によって事なきを得ていましたし。
それでも、切れ味はかなりのものですが。
>>651
「周囲の魔力を糧とし、切れ味に転化する剣」
原作の魔王の台詞の一部抜粋です。
どうやらブラストソードは、周囲の魔力密度に比例して、切れ味が上昇するようです。
まあ、ミルガズィアさんの切れ味の鈍くする呪もある事ですし、其処までしなくてもいいかなと自分は思います。
656: ◆KARUTOxDTY
07/08/12 00:20:38 WKAG2TmN
そういえばフェリスとガウリイはどっちが強いんだ?
小説の描写からすると
パワーはガウリイ、
スピードはフェリス、
技量はフェリスがやや上?
といった感じがするが?
657: ◆3/0Jiuxzqg
07/08/12 00:26:11 SAoZ/8l8
とりあえず今の武器で戦ったら間違いなくフェリスが勝つと思う。
ちょっと投下します。
658:彼女の剣 ◆3/0Jiuxzqg
07/08/12 00:26:56 SAoZ/8l8
「オーフェェェン!マジクぅぅぅ!」
黄塵舞う砂漠に声が響く。
金髪の少女―クリーオウが大声で旅の連れの名前を呼ぶが返事は無い。
ただ風が吹く音ばかりが返ってくる。
「近くには居ないのかしら…」
風に混じって飛んでくる砂に顔をしかめながら彼女は呟いた。
砂漠、そうとしか表現できない場所に気が付くと彼女は一人で立っていた。
まだ日が昇って間もないというのに周囲は暑く乾き、熱波はじりじりと彼女の体力を奪っていく。
あと数時間もこの場にいれば干からびてしまうだろう。
(冗談じゃないわよ、もう!)
額から吹き出る汗を拭いながら、クリーオウはとりあえず何か無いかとザックの中を探ってみた。
意外にもザックの中からは様々な物が出てきた。
食料、水、コンパス、地図、筆記用具に救急箱、そして――大男。
「……え?」
信じられずに、うめく。
彼女の胴体ほどのザックから2mはあろう濃緑色のコートを着た大男が出てきたのだ。
それはあまりに異常な光景だった。
「なにこれ!?」
クリーオウは咄嗟に剣を求めて腰に手をやった、が
(…そうだ、ないんだっけ)
彼女の剣は気付いたときにはすでになかった。
恐らくフィブリゾの城か、もしくは参加者の誰かが支給品として持っているのだろう。
内心舌打ちをした彼女をよそに大男はただ静かに青白く光る目でじっと彼女の顔を見つめていた。
人とはあまりに違う、その瞳の輝きに流石にぞっとしたクリーオウだが、
何もしてこない大男を見てとりあえずは敵意はなさそうだと判断した。
(なんなのよ、一体っ!)
なんとなく話しかけるタイミングを逃したクリーオウはただ大男を睨み返した。
659:彼女の剣 ◆3/0Jiuxzqg
07/08/12 00:28:11 SAoZ/8l8
短いようで長いクリーオウと大男の睨み合いはしばらく続き
焦れたクリーオウが声をかけようかと動いたその時、ようやく大男が喋った。
≪身体データ、スキャン完了≫
その声は低くしゃがれたおかしな声だった。
「…な、なに?」
クリーオウの疑問には答えず、大男は機械的に言葉を続けた。
≪声紋登録完了、姓名を≫
「姓名…?もしかして、私の名前を聞いてるの?」
≪肯定≫
「クリーオウ。クリーオウ・エバーラスティンよ――あなたは?」
≪マスター登録完了。教育メッセージ。”あなたは”の詳細をお願いします≫
何言ってるんだかわからない、と聞き返しているんだと勝手に判断したクリーオウは慎重に言い直した。
「えーと、あなたの名前を教えて…って言いたかったんだけど―判る?」
≪了解―機体固有名はありません、型式番号はPlan1211、機体名はアラストルです≫
言ってる事の半分も理解できなかったがクリーオウはその勘のよさで素早く悟っていた。
「えーと、つまりあなたの種族としての名前はあるけど、あなた自身の名前は無いってこと?」
≪…肯定≫
「なーんかレキみたい――あ、じゃあ私が名前を付けてあげる。あなたの名前、ロキなんてどうかしら?」
≪…≫
「気に入らない?」
≪否定。本時刻を持ちまして当機は機体固有名をロキとします≫
目深に被ったフードの奥にはつやの無い黒い仮面しか見えないが
なんとなくその仮面が笑ったような気がしてクリーオウは嬉しそうに手を組んでにっこりした。
Plan1211 アラストル、これが彼女に支給された彼女の剣。
それは第三世代型AS(アームスレイブ)を基にして造られた世界最小のAS―つまり戦闘ロボットだった。
660:彼女の剣 ◆3/0Jiuxzqg
07/08/12 00:30:00 SAoZ/8l8
◆◇◆◇◆
「つまり、あなたがわたしの武器―ってこと?」
≪肯定。ご指示を≫
そういうとアラストルはその場で直立不動のまま動きを止めた。
「んー、そうねー」
自らを武器だというこの大男をクリーオウは比較的あっさりと受け入れていた。
「とりあえずここって暑いから、もっと涼しいところに行きたいんだけど」
クリーオウは地図を見ながら呟く。
「多分ここは島の中心にある砂漠よね。
このまま東に行けば川があるみたいだし、とりあえずそっちに行ってみましょ」
≪了解≫
そういうとアラストルは唐突にクリーオウを肩に担ぐと
その巨体からは想像もつかないようなスピードで走り出した。
「え?きゃ――」
思わずあげた彼女の悲鳴はあっというまに後方へと流されていった。
そっちに行ってみましょ、という言葉を連れて行けという指示だと判断したアラストルが
次の瞬間にはクリーオウを担いだまま地面を蹴って跳躍したからだ。
ザップ!
というのはアラストルが地面を蹴った音だった。
「――きゃあああああっ!?」
第三世代型ASを基にして造られただけあってアラストルの機動性は人間のそれを遥かに上回っていた。
10メートルほどの距離を一瞬で跳躍したアラストルは疾走と跳躍を繰り返し凄まじい速さで移動した。
常人なら激しく揺れるアラストルの上で気絶してもおかしくはなかったが
「うっわー!すっごい――すごいわロキ!」
すぐに慣れたクリーオウは歓声を上げて喜んでいた。
661:彼女の剣 ◆3/0Jiuxzqg
07/08/12 00:30:38 SAoZ/8l8
殺し合いをしろといったフィブリゾの言葉を忘れたわけではなかったが、彼女に気負いはあんまりなかった。
彼女はやりたいようにやる――だからこんな殺し合いはやめさせる。
ただそれだけ、彼女にとってはいつもどおりのシンプルな行動指針があっただけだ。
彼女には何がどうなってこんな殺し合いに巻き込まれたのかも判らないし、
この島が何処なのかも、どうやったら殺し合いをやめさせられるのかも判らない。
それでもしなきゃいけない事だけは判っていた――いや、決まっていた。
どこかにいるオーフェンをサポートするのだ。
【E-4/砂漠/一日目/朝】
【クリーオウ@魔術士オーフェン】
[状態]:暑い
[装備]:アラストル@フルメタルパニック「パーソナルネーム・ロキ」
[道具]:支給品一式、救急箱@現実
[思考]
基本:オーフェンと合流する
1:東にある川に向かう
2:オーフェンと合流してフォローする
3:殺し合いをやめさせる
[備考]:アラストルの内臓火器は外されています。
自爆装置については後の書き手さんにお任せします。
662: ◆3/0Jiuxzqg
07/08/12 00:32:18 SAoZ/8l8
投下完了。
663: ◆KARUTOxDTY
07/08/12 00:41:36 WKAG2TmN
>>661
投下乙。
664:この名無しがすごい!
07/08/12 00:52:47 dakITHFd
>>662
投下乙です!
>>649
エリアと時間間違ってませんか?
時間は開始直後だと思うので、朝。
エリアは洞窟内なので…G-3?
そうするとマーダーゼルガディスに出会う!?
665: ◆KARUTOxDTY
07/08/12 01:00:05 WKAG2TmN
>>664
マジですか!?
地図とエリアち時間がいまいち頭に入ってないみたいです。
じゃ・・・どう直したらいいんでしょうか?
【H-8/洞窟入り口/一日目/午前】
↓
【H-8/洞窟入り口/一日目/朝】
ここからどう直したら・・・。
あぁ、俺ってコンスタンスだ・・・。
666:この名無しがすごい!
07/08/12 01:16:54 dakITHFd
>>665
えーと……
どのエリアに誰がいるかのまとめは
>>602
(この後、増えたキャラもいますよ)
地図は
>>480
を見て貰えれば、いいはず。
開始の時間に関しては
>>290
に朝の6時からとありますね。
(最初に投下した方が、時間を深夜と書かれて、開始は朝だよと訂正があったのを見たんです。)
細かい時間の表記のは
>>292
かな?
遅くなりました。
667: ◆KARUTOxDTY
07/08/12 01:25:18 WKAG2TmN
修正版出します。