07/04/13 20:23:15 nztMhXvw
>>55
>いつの間にか、文芸社を追い越し、日本一の出版点数になった理由を
>どう考えますか?
その理由は、コンテスト戦略をコアにした「規模の拡大」「スケールメリットの追求」
という新風舎の戦略があたったからです。
彼らの行ったプロモーションでもそれははっきりしていて、
ジャンルのセグメントを細かく行いコンテストでのカバーと回数を強化し、
賞金総額など特典をアップしました。
そして、もっとも反響の良い応募広告(それはおそらく朝日新聞でしょう)を
重点強化したことと思われます。
さらには、青山に続いて赤坂にも進出したのも、コーポレートイメージの向上による
優良著者(共同出版する金銭的余裕がある者)のマグネット効果を狙ったのでしょう。
今後はTVCMや、ブランドエクイティの構築(企画出版でベストセラーがつくれれば効果的)
などを行うものと予想されます。
また規模の拡大が実現されると仕入れ面で経済効果が出やすいので、
商材(ブックプランニングのフーマット)の整理・再統一に着手するでしょう、、、
さらには、サービス業での規模の拡大は、従業員ひとり当たりの生産性が落ちるという
トレードオフの関係が出るというジレンマを抱えますので、
オペレーションのチェーンマネジメントにも着手するでしょう、、、
なども予想されます。
ですが、こうしたイケイケドンドンとは裏腹に、
文芸社(の前の近文も)がこけた理由と同じことが新風舎にもふりかかる、
つまり「しっぺ返し」「ノイズ」「テロリスト」(←れっきとしたマーケティング用語ですので、
変な意味ではありません)をどうクリアするかが最も大きな課題となるのですが、、、
こうした肝心なことをなおざりにしてきた彼らですから、まあ、無理でしょうがw