08/04/30 19:08:38 Y5o81lJX
>>797
その考えに基づいて今の死刑制度は運営されているのだろう。
しかし、それが国民の総意であっても、国家による死刑という殺人行為を正当化するものではないと思う。
国民全員が望めば殺人は行ってもいいのだろうか?
例え、どんな理由があろうとも、誰が望んでいようとも、どんな悪辣な奴であろうとも、
その犯人の命を奪うことに正当性があるとはどうも思えない。
というか、殺人鬼どもと同じことを国民の意思としてやりたくないとも思う。
連中と同じことをするということは、連中と同じ立場に立つことに繋がりはしないだろうか。
>>悪魔氏
死刑に抑止力があるとは世界的にみて認められていない。
国連犯罪防止・犯罪統制委員会が、死刑と殺人発生率の関係について、最新の調査結果報告書において出した結論は、
「死刑のもたらす脅威やその適用が、より軽いと思われる終身刑のもたらす脅威やその適用よりもわずかでも、
殺人に対する抑止力が大きいという仮説を受け入れるのは妥当ではない」というものだったそうだ。
具体例を挙げると、カナダは1976年に殺人に対する死刑を廃止したが、人口10万人当たりの殺人率は、
1975年の3.09件のピーク時から1980年には2.41件に低下。そして、そこからさらに減少している。
死刑廃止から30年後の2006年には殺人率は人口10万人当たり1.85件となっている。