07/02/11 13:29:56 iTAaSDWv
国境の長いトンネルを抜けると、急に一面の銀世界になった。汽車が雪国に入ったのだ。車窓から漏れる灯火に雪が白く照らされている。
しばらく外を眺めて、車内に目を戻すついでに僕は通路を挟んだ向かいの座席にちらっと視線を走らせた。
そこに一人の少女が座っていた。目元の柔らかな、色の白い、僕の周りではちょっと見たことがない美少女で、彼女が乗り込んできたときからずっと気になっていたのだ。
その時、それまでずっとスムーズに走っていた汽車が突然ガタガタ揺れた。体が進行方向に引っ張られる。運転手がブレーキをかけたのだ。鉄の車輪がキーッと軋んで、信号所に汽車が止まった。
停車するとすぐに彼女が立ち上がって、まっすぐ僕の方に向かってきた。心臓がどきりと跳ねた。
しかし彼女は僕には目もくれずに僕の隣の窓を開けた。少しがっかりしたけれど、まあそんなもんだろう。彼女が開いた窓から冷気が流れ込んできた。外の空気は驚くほど寒かった。彼女は窓から体を乗り出して、
「駅長さん、駅長さーん」
と遠くへ叫ぶように呼び声を上げた。
彼女の声に気づいて、一人の男が雪に足を取られながらゆっくりと近づいてきた。彼は古めかしいカンテラを提げて、襟巻を顔の真ん中までぐるぐる巻いて、耳覆いのついた暖かそうな毛皮の帽子を被っていた。
(もうそんなに寒いのか)と実感して外を眺めると、まだほの暗い早朝の空気の向こうに鉄道員たちが住んでいる官舎らしいバラックが山裾に点々と建っているのが見えた。
「駅長さん、私です。お久しぶりです」
「なんだ、葉子ちゃんじゃないか。お帰り。また寒くなったよ」
(ふーん、葉子って名前なんだ)
思いがけず彼女の名前を知って(後略)
3:名無しさん@お腹いっぱい。
07/02/11 13:31:12 iTAaSDWv
書いてて死にそう
4:名無しさん@お腹いっぱい。
07/02/11 21:26:59 tLG+Ssgm
道がつづら折りだった。
「え、まじ? こんなに登るの?」
おれがそう言うと、
「まじよ! 登りなさい!」
と、踊り子がげんこつを振り上げた。
めちゃめちゃ可愛かった。ぷうっと頬を膨らませて怒ってるその様子は、
愛らしい小動物のようで、思わず家につれて帰りたくなる。
そのげんこつでポカポカぶってくれないかなぁ・・・・とおれが妄想していると、
雨が杉の密林を白く染めながら、すさまじい速さでふもとからおれたちを追いかけてきた。
こんな感じ?
5:名無しさん@お腹いっぱい。
07/02/11 22:04:33 iTAaSDWv
そんな感じ
6:名無しさん@お腹いっぱい。
07/02/12 13:57:54 LJtxvCah
(……ンだその話……生かしておけるわけねェだろ……ッ!?)
─メロスは激怒した。
政治だ云々だとかは知ったことじゃない。ただ、そのふざけた王を殺すことだけが頭を占有していた。
─メロスは本来、村で羊飼いをしている牧人だった。
人より正義感が強く、邪悪なるものには敏感な性格だった。
そんなメロスが、このシクラスの市場まではるばる十里の道をやってきたのは、理由があった。
それは─たった一人の家族である妹が、結婚を決めたからだった。
「お兄ちゃん…………あの……私、この人と結婚するの!」
そう言って連れてきた青年は、同じ村の同じ牧人だった。
律儀であることには村人皆が賛同するような人柄だ。
「そうか……そうか、うん……コイツのことを宜しく頼む」
─ということで、メロスは野を越え山越え、この街まで花嫁衣装や祝宴のご馳走などを買い出しに来たわけだ。
「アイツが結婚かぁ……内気なくせによく頑張ったもんだな……」
メロスは、買い揃えた花嫁衣装を着た妹を思い浮かべながら、しみじみと呟いた。
父親代わりだった為だろうか─メロスの心境はまさに娘を送り出すそれだった。
「……そうだ、どうせここまで来たんだ、セルと
7:続き1
07/02/12 14:00:06 LJtxvCah
「何だアイツ……もしかして病気でも流行ってんのかな……あ、そこのじいさん、ちょっと待ってくれ」
「…………?」
さらに歩いてきた老人に声をかけると、青年と同じく虚ろな目つきで首だけ振り向いた。
しかし、ふいと首を戻して去ろうとしていた。
「……ちょっと待てジジイ!」
シカトされたかと思ったメロスは老人の行く前に立ちはだかり、胸ぐらを掴んだ。
「オイ……この街はどうなってんだコラ、聞かれてシカトたぁどういう教育してんだジジイッ!」
老人は─何も言わず、ただ目線を外した。
「あぁッ?! 耳が遠いのかジジイッ! もう一回言ってやるからよく聞けや!」
ちょうど顔が横に向いている所の耳へ口を近づけ、メロスは息をおもいきり吸い込んだ。
そして─
「こ・の・街・は・ど・う・な・っ・て・ん・だ・よ・ッ・!」
メロスは声を老人の耳に叩きつけた。
─しかし、老人は目線を泳がせるばかりで、そのまま押し黙っていた。
「てめ……このッ─」
思わず、メロスが胸ぐらを掴んでいた右手を握りしめ振り上げた─その時。
「お、王様はッ……」
ようやく老人が、うめくように低い声で話し出した。
「……あ? 何で王様が出て─」
「……お、王様は……人を殺します……」
「……はぁ? 何の話だ……あぁ、街が暗いって理由か?」
老人は、ただ頷いた。
「……なぜ殺すんだ? 何か悪いことでもしたんだろ?」
「いぇ……悪心を抱いている、というのですが……」
「あぁ、革命とか謀反って話か─」
「い、いえ……誰もそんな、悪心を持っては居りませぬ……しかし、王は殺します」
8:続き2
07/02/12 14:03:26 LJtxvCah
「……どれぐらいだ? どんなやつが殺されたんだ?」
「はい……はじめは王様の妹婿さまを……」
「は……!?」
「それから、御自身のお世嗣を……」
「ち、ちょっと待て……」
老人はメロスの言葉を聞かず続けた。
「それから妹さまを、それから、妹さまの御子さまを、それから皇后さまを、それから賢臣のアレキス様を……」
「──ッ」
メロスは絶句した。
一通り老人の挙げた名前を聞いた後、一息付いてようやくメロスは再び老人に質問した。
「国王は……何かあって狂っちまったのか?」
「いいえ、そういう訳では……噂では、人を信ずる事が出来ない……というのです」
「…………?」
「このごろは、臣下の心をもお疑いになってます」
「まぁ……身内すら殺した野郎、だしな……」
メロスの顔色は段々と赤く染まりつつあった。
「……派手な暮しをしている者には、人質ひとりずつ差し出すことを命じて居ります。御命令を拒めば十字架にかけられて殺されます─今日は六人殺されました」
そこまで聞いて、メロスは激怒した。
「─地獄に落ちやがれ、下衆野郎」
9:名無しさん@お腹いっぱい。
07/02/12 14:25:15 aWxGR1GZ
禁書?w
10:名無しさん@お腹いっぱい。
07/02/12 18:10:19 2d/C8dHO
なにこの熱血メロスww
11:名無しさん@お腹いっぱい。
07/02/13 11:52:34 3eJeo4xm
このメロスになら抱かれてもいい
12:一発ネタです
07/02/14 06:39:07 H3ElteQr
ボクは猫!んとね、なまえはまだ無いの。
13:名無しさん@自治スレでLR作成討論中
07/02/15 16:23:35 2gqTGXcS
「こはいかんせん良スレになるやも知れぬぞ」
友の言葉に下人は頬を朱に染めた。
14:名無しさん@自治スレでLR作成討論中
07/02/18 18:08:08 SvuP5Qqa
>メロス書いた人
文章が稚拙すぎる
15:名無しさん@自治スレでLR作成討論中
07/02/18 18:26:09 ivny6rpm
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
「ラノベ風に書いたら文章が稚拙といわれた」
な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
おれも何をされたのかわからなかった…
頭がどうにかなりそうだった…
ワナビだとか創作文芸だとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
16:名無しさん@自治スレでLR作成討論中
07/02/18 18:34:49 a60WnOhz
ラノベ風っていうかきのこ風じゃね?w
17:名無しさん@自治スレでLR作成討論中
07/02/23 23:37:34 9J2Lqlyk
ひっそり保守
18:名無しさん@自治スレでLR作成討論中
07/02/25 02:26:51 6tZnAqGt
さらに保守
19:名無しさん@自治スレでLR作成討論中
07/02/25 09:27:44 cqyjsPUM
良スレの予感
20:名無しさん@自治スレでLR作成討論中
07/02/25 17:56:35 BzeGxUcO
お題
URLリンク(www.aozora.gr.jp)
21:名無しさん@自治スレでLR作成討論中
07/02/27 22:07:57 tn5ZnyU4
む、むずいなそりゃ…最初の方だけだと、
「ねぇ、クラムボン、笑ってたんだってさ」
蟹の弟がそう言ったとき、なめらかな水の天井を泡が流れていった。
「クラムボンはかぷかぷ笑ってたんだって。…ねぇ、聞いてる?」
「…聞いてるよ、それなら何故クラムボンは笑ったんだ?」
蟹の兄は半ばうんざりしたような調子で答えた。ややあって、弟が口を開いた。
「…知らない」
つぶつぶと泡が流れて行った。二人もそれを見て五六粒泡を吐き、それはキラキラと光りながらはるかな天井へと上っていった。
と、銀色の物体が二人の頭上を通り過ぎていった。一匹の魚である。銀色のものとは魚の腹であったらしい。
「クラムボンは、殺されたよ」
弟の蟹が言った。先ほどよりも、明らかに沈んだ口調だった。
…とか?あー、これは書き直すなんてレベルじゃないような気が…そもそもこれはラノベ風なのか?
22:名無しさん@自治スレでLR作成討論中
07/02/27 22:35:01 /RT3uZ37
「やまなし」というからにはBL風にすればいいんじゃね?
23:21
07/02/27 22:51:14 tn5ZnyU4
あ、それは盲点だった…じゃあ、上のに続けて、
「それなら、何故殺されたんだい?」
兄の蟹の言葉に、弟は首を左右に振る。分からないよ…、弟の蟹は吐き出すように言った。
それを見て、兄の蟹は俯いてしまった弟の頭にやさしく手を触れた。
「…でも、クラムボンは笑ったんだろ?」
「……うん、笑った」
先ほど行き過ぎた銀の魚がツゥ、と下流の方へと戻っていき、銀の光が辺りに散らばる。
兄の蟹は俯いたままの弟の頬に手を沿えて、ゆっくりと自分のほうへ向かせた。そして、自分の顔を近づける。
「―ッ!」
…はい、ここで打ち止め!これ以上は無理だ!BL風なんか書けねーよ…orz
24:名無しさん@自治スレでLR作成討論中
07/02/28 00:47:58 WyKB579Z
ワロタ
俺も書こう
25:名無しさん@自治スレでLR作成討論中
07/02/28 01:06:04 WyKB579Z
彼女の笑顔は、ただただ透明で、果てしなく―
それは、この世界で、こんなにも純粋に笑うことが出来るのかという―
そんな驚きを感じさせるものだった。
ぼくにとって、世界というところは窮屈で重苦しく、荒涼とした所だった。
それはぼくだけじゃなくて、まわりのみんなにとってもそういうものなんだと思っていたし、
みんなは実際に、そういうふうに振る舞っていた。
顔を合わせれば、だりーとか、つまんねーとか、なんかおもしろいことねーかなーとか。
そういう話ばかりだ。
だからぼくも、それが当然だと思っていた。
当たり前だと思っていた。
それこそが世界のありようで、異を唱えることも、疑問をもつことも許されない、ゆるぎのない現実だと思っていた。
でも、彼女は―
透明で純粋な、青い水の底のような笑顔で―
かぷかぷ―
そう、笑っていたんだ―。
上遠野先生のつもり
26:名無しさん@自治スレでLR作成討論中
07/02/28 01:20:12 dAT+YZpW
かぷかぷでワロタw
27:名無しさん@自治スレでLR作成討論中
07/02/28 18:05:41 krBSX1Wx
かぷかぷ― www
28:名無しさん@自治スレでLR作成討論中
07/03/01 23:44:33 Xzi1gEor
ざあぁぁぁ……雨が降っている。止む気配は無い。
僕は羅生門の下で雨が止むのを待っていた。他には誰も居ない。
それもそのはずで、数年前からの災害や飢饉などで京の都は寂れに寂れ、この羅生門も今では荒れ果て、
階上には死体が捨てられている始末なのだ。そんなところに人が寄り付くはずも無い。
「…やまないなぁ…どうしようか」
僕は朱雀大路に響く雨の音を聞きながら、何とはなしに呟いた。そして、言ってから気が付いた。今の僕は、雨が止まなくとも何一つ問題は無いのだ。
昨日までならば、雨がやめばすぐに奉公先の家へと飛んで帰ったところだろう。だが、今はそんな必要は無い。
都が荒れ果てたせいで奉公先にも人を雇っている余裕が無くなり、今日の今日、暇を出されたばかりなのだから。
「…どうしようか」
今度の『どうしようか』は雨が止まないことに対するものではなかった。それは、僕のこれからの身の振り方、明日からの食い扶持に対する『どうしようか』だった。
一人称僕にすればラノベ風になるんじゃないかと画策してみた。芥川龍之介『羅生門』。
29:名無しさん@自治スレでLR作成討論中
07/03/01 23:51:57 10+lKgUB
いい感じ。
>>28見てると
・擬音を多様
・心情描写をくどく入れる
も重要なポイントかも。
30:名無しさん@自治スレでLR作成討論中
07/03/01 23:59:57 JItspGnJ
羅生門は僕より俺って感じ
31:名無しさん@自治スレでLR作成討論中
07/03/02 00:28:59 VBYwiS30
むしろ女性主人公にして「ボク」と言わせたほうが
32:名無しさん@自治スレでLR作成討論中
07/03/02 01:11:35 UgxIGobd
昔に現代人が迷い込んだようなこの感覚・・!
陰陽の京を思い出した。
33:芥川でもう一発
07/03/04 15:30:37 UGw82DgD
「―な、なんてこと、を……」
僕には、ハンカチを口にあてる暇すらなかった。
毒々しい煤煙が、病んだ喉を痛めつける。
とっとと窓を閉めるよう、怒鳴りつけてやろう―
と思ったとき―。
汽車はトンネルを抜けた。
町はずれの景色が、僕の視界に飛び込む。
みすぼらしい藁屋根や瓦葺の屋根。
山と山の間にはさまれた、貧民たちの集落。
踏み切り番が、夕暮れをバックに、白い旗を振っていた。
その向こうに、誰かいる。
―男の子、ひとり、ふたり、三人。
揃えたような背の低さ。
みんな陰惨な色合いの、ぼろぼろの服を着ている。
「汽車を見て手を振ってる」
自然と、ひとりごとをつぶやく。
……きっと動く乗り物を見て喜ぶような年頃なんだろう。
彼らは、意味のわからない喚声をあげていた。
その時―
さっきからずっと半身を乗り出したままの少女の手が、
魔法の杖のように左右に振られた。
しもやけの手から、黄金(きん)色に光るものが、いくつか放たれた。
「蜜柑……」
この瞬間、僕は、少女の行動を理解した。
男の子たちは、少女の弟で、きっとこの娘はこれから奉公先に行くんだ、と。
放たれた蜜柑は、暖かな太陽の光を浴びて、スローモーションのように、
子供たちの方へと吸い込まれていった。
僕には、蜜柑が彼らの手に届くまで、永遠の時間がかかるように思われた。
―はっと気づいた時、少女はすでに僕の向かいの席に座りなおしていた……。
大きな風呂敷包みとしっかりと手に握られた三等切符が、僕の眼に映る。
同じことを繰り返すだけの日常、退屈な日々、平凡な人々。
……そして、疲れきって不可解なだけの、僕の人生……。
向かいの席に座る少女の姿を見たとき、
僕を取り巻いていたごちゃごちゃしたものが、綺麗に消え去っていたことに
気がついた。
34:名無しさん@自治スレでLR作成討論中
07/03/04 18:11:54 aG7CK6Jq
元ネタが分かりません><
35:名無しさん@自治スレでLR作成討論中
07/03/04 22:03:19 sN5ilNT6
>>34
芥川の『蜜柑』
よく入試問題になってるよ
36:名無しさん@新板名を決めるスレで「板名」議論中
07/03/10 21:10:00 gHSdBst3
風が吹く。真っ青な空を、風が吹き抜ける。
爽やかな九月一日の朝、嘉助は学校の運動場に走りこんだ。日光のあふれる運動場にはすでに何人かの姿がある。
嘉助としては、新学期の学校一番乗りを狙っていたのだが、そういうわけには行かなかったようだ。
「ちぇ、一等じゃなかったか」
少しばかり残念がりながら、嘉助は下の学年の子供達のほうへと近づいていった。
と、近づくにつれ、彼らの様子がおかしいことに気がついた。一人の子は完全に泣いていて、もう一人も泣いてこそいないが今にも泣き出しそうな顔で経っている。
「おい、お前らなんで泣いてる、どうかしたのか」
嘉助が泣いていない方の子の肩をつかんで聞くと、その子は口をぎゅっと結んだまま、教室の中を指差した。
―どっどど どどうど どどうど どどう―
朝から吹いていた風が、一際強く吹いた。嘉助は、教室の中に眼を釘付けにされていた。
―青いくるみも吹き飛ばせ、すっぱいかりんも吹き飛ばせ―
どこかで、そんな歌が聞こえたような気がした。
後からやってきた佐太郎や耕輔たちも、どうした、何かあったのか、と口々にいいながらやってきて、嘉助と同じようにその場に立ちすくんだ。
教室の中には、一人の少年がいた。が、少年の様子は、嘉助達にとっては、見るからに『異質』なものだった。
少年は、彼らにとっては見覚えの無い灰色の上着を着て、白いズボンをはいて、赤い革靴を履いていた。
そして、何より―真っ赤な髪の毛を持っていたのだ。
―どっどど どどうど どどうど どどう―
強い風が吹き抜けた。校庭の木がざわざわと鳴り、運動場の土が舞い上がった。
「―あれは風の又三郎だ」
嘉助は、殆ど無意識に言っていた。その声はみんなにも聞こえていたらしく、口々にそうだ、あれは又三郎だ、風の又三郎がやってきたんだ―といい始めた。
んー、これはどうだろ、ダッシュを使うとそれっぽいんじゃないかなー、と思ってやってみたんだけれど…。宮沢賢治『風の又三郎』
37:36
07/03/10 21:12:57 gHSdBst3
うわ、やべ、五行目の『経っている』って『立っている』の間違いだ。
38:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/28 23:30:05 mTyK9417
「みなさんは、川とかミルクの流れた跡と言われてた、このぼんやりと白いものが何か、分かりますか?」
先生は黒板に吊るした大きな星座の図の、上から下へ白く煙った銀河帯のような部分を指しながら、みんなに問い掛けた。
「はい、先生」
カムパネルラが手を挙げた。それから、他の生徒が四、五人手を挙げる。
ジョバンニも手を挙げようとしたが、途中でやめてしまった。
(確か、あれは星だって雑誌で読んだ事があるけど―もし勘違いだったら、恥ずかしいしな。昨夜遅くまで本読んでたせいで眠いし、手を挙げるのはやめとこう)
だが先生は、ジョバンニを見逃さなかった。
「ジョバンニ君、君は答えを知ってるんだろう?」
「は、はいっ―!」
ジョバンニは慌てて立ち上がったが、頭の中が真っ白になり、うまく答えられなくなってしまう。
「え、えっと、その……」
ジョバンニの顔は、もう真っ赤だった。
前の席に座ってるザネリが、彼を振り返ってクスッと笑う。
先生はもう一度、質問してきた。
「大きな望遠鏡で銀河を調べると、何に見えるのかな? 答えてごらん」
「………」
(多分、星だと思うんだけど……ダメだ。緊張して、うまく声が出ないや)
先生は困った顔になり、今度はカムパネルラを見た。そして―。
「では、カムパネルラ君」
今度は、カムパネルラを名指しした。
「あっ、えっと……」
さっきまであんなに元気よく手を挙げていたカムパネルラが、もじもじしながら口をつぐむ。
先生は、しばらくカムパネルラを見ていたが、やがて、自分で星図を指し示して―。
「このぼんやりした白い銀河を大きな望遠鏡で見ると、たくさんの小さな星に見えるんだ。そうだろう? ジョバンニ君」
「は、はい……」
ジョバンニは目をうるませながら、うなずいた。
(そうだよな。やっぱりそうだったんだ。僕だけじゃなくて、カムパネルラも知ってるはずだ。確か、カムパネルラの家で一緒に読んだ本に載ってたんだもんな―)
モノローグを話し言葉にすると、ラノベっぽくなる希ガス。
元ネタは『銀河鉄道の夜』
39:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/29 01:31:28 9tQrbeWI
普通にうまいから困る
40:名無しさん@お腹いっぱい。
07/03/29 15:47:00 Ov21hqRG
なんか、宮沢賢治のをラノベ風(?)に書くと、ラノベっちゅうか今時のジュブナイルっぽくなるね。青い鳥文庫とか。
41:この名無しがすごい!
07/04/20 21:01:48 TdvnoXb1
ほす
42:この名無しがすごい!
07/04/21 01:15:23 xekhOs2O
おもしろそうなので参加させてもらいます。
一昔前の少女向けラノベをイメージしてみました。
『我輩は猫である』
あたし、猫なんだ! まだ名前はないんだけどね。
あたしってば、自分がどこで生まれたのかも知らないんだ。
気づいたら、真っ暗でじめーっとしたところでにゃーにゃー泣いてたの。
そのとき初めて、あたしは人間ってものを見た。
後で聞いた話なんだけど、彼はショセーっていう
ドラゴンみたいに獰猛な種族なんだって。
ショセーというのは、猫を捕まえて食べちゃったりするらしいの。
でも当時のあたしはそんなこと知らなかったから、
ちっとも怖いとは思わなかった。
ただ、彼の手のひらがあたしの肩に触れたとき、
なぜだか、とくんとくんって心臓が自己主張し始めたのを覚えてる。
手のひらの温かさを肩に感じたあたしは、
きっと顔を真っ赤にしながら、彼を見つめていたはずだ。
彼の顔、今でもまだ覚えてる。うん、忘れないよ。
さっと額に流れた前髪。磨いたやかんみたいにきらきらした瞳。
あれからいろんな猫に会ったけど、あのときみたいなときめきは一度きり。
すっと通った鼻筋がきれいだったな。
そうして、その下の口からは意地悪な台詞ばかりがぽんぽん飛び出すの。
いっつもあたしは悲しくさせられて、実に弱った。
この胸の痛みが恋という感情だということは、ようやくこの頃知った。
43:この名無しがすごい!
07/04/22 16:14:19 yxBO+Hpi
ごめん、「あたしってば」の部分できっこの日記を思い出しちゃってそれ以降w
44:この名無しがすごい!
07/04/23 19:49:05 qbxZqnRK
こうしてみると猫球は吾輩の影響を受けていたのかな
45:この名無しがすごい!
07/04/29 00:26:12 vRPbF91S
「─さて、と。皆、支度は済んだな?」
そう言って、男が玄関のドアノブへと手をかけた。年の頃は40といったところだろうか。
彼は袁という陳郡の監察御史で、上からの命で嶺南の仕事を任され、その地へと向かっていた。
ここはその途中にある、商於という所。そこを袁は夜も明けないうちに出発しようとしていた。
声をかけられた、供として付いてきた皆は、何とか準備した様子で大きな欠伸を何とかみころしていた。
「よし、それじゃ─」「ちょちょちょ、ちょっとおめさたず、ちょっくら待つべやは」
その部下へといざ出発の合図を送ろうとした所で、急に一人の駅吏が割って入ってきた。
「おめさんら、しらねかもしんねけどや、こごの先の道さ虎ば出るでよ。人も喰らうって言うだはで、昼間じゃねきゃそこらのもんも通らねって。まだ早いばて、もちっと待たねばや」
要するに、この先は人喰い虎が出るから、日が上がるまで待ったほうがいいということらしい。
しかし─
「ご忠告は感謝するが……いやなに、供廻りもこんなにいる。心配ないさ。人喰い虎の一匹や二匹、この人数なら何てことない」
─と、駅吏の言葉を突っぱねて出発してしまった。
だが、外はまだ暗い。
残月の光をたよりに、一行は林の中を何とか歩いていた。
「……え、袁さん、こ、ここ、本当に大丈夫……ひやぁッ!」
「まったくだらしがないなぁ……ただ風で草が揺れただけだろう」
そう袁は部下をたしなめながら、率先して草地へと踏み込んでいった。
しかしその時─
「──! お前ら、下がれ!」
急に月光に陰を作った何かが現れた─真っ白な毛の輪郭が袁の目に映り、それは前の草群へと降りたった。
二つの目が、まだ暗い林の中へ煌々と光る。
それが先の駅吏が言っていた人喰い虎だと認識さ切る前に─その影は袁へと躍りかかった。
─袁は、ゆっくりと眼前へと迫る虎を見ながら、あぁ、これは頭が既に死を覚悟し見せている風景かと理解した。
それは、受け入れるも受け入れないも無く、続いて流れてくる過去の風景に、ただ漫然と見入るしか無かった。
家族や官職の光景、そして官吏へと初めて登った頃へ遡った辺りで、いよいよ虎は眼前へ牙を剥いていた。
(あれ……誰だっけ)
ふと、虎の顔とその思い出とが交錯し、一つの顔が思い出された。
(あぁ─あれは確か─)
46:この名無しがすごい!
07/04/29 00:31:04 vRPbF91S
その思い出した人物は─かつての親友だった。
虎を見て思い出すというのも何とも本人には申し訳ないとは思いつつも、その親友とのことが次第に視界へと流れていった。
その親友は隴西の生まれで、若くして官吏登用試験へと受かった、博学で才能と知性に溢れている人柄だった。
ただ、江南の警察へと任命されたものの、性格上はちょっと協調性に欠ける部分があり、プライドが高かったためか、そういった下級官を続けることは嫌だったようだ。
そんなわけで、しばらくも経たないうちに退官してしまい、山へと入り人と交を絶ってしまったという。
そんな下吏となって長く俗悪な大官に頭をペコペコ下げるより、詩家としての名を死後も遺そうと、詩作に耽ったらしい。
しかしながら、やはり名は簡単には上がらず、彼は生活が段々と苦しくなるにつれて、焦躁に駆られて来たようだ。
その容貌も険しくなり、肉落ち骨が透け、眼光のみただ炯々として、かつての美貌は何処かにいってしまっていた。
数年の後、どうにもならずに、妻子の衣食のためと、再び東へ赴き地方の官職へと就いた。
これは、彼が詩業に半ば絶望したためでもあるようだった。
彼が昔、歯牙にもかけなかった連中が、役職を持って彼に何かと命じたことが、そのプライドを傷けないわけがない。
彼は鬱々として続けてはいたが、いよいよその性格を抑えることが出来なくなったのだろう─一年ほど経った後、仕事で出て汝水のほとりに泊まった際、遂に発狂したらしい。
供として行った者が夜半過ぎに途轍もない声に起きてみると、そこには既に彼の姿は無かったという。
すぐさまその声がする様子の外を見ると─そこに彼の姿があった。
何か訳の分らぬことを叫びながは走っていき、そのまま闇の中へ駈け出していってしまい─彼は二度と戻って来なかった。
すぐに捜索隊を出して山野を探したが、何の手掛りもなかったようだ。
これらは、その同僚だった者が転勤で来て、酒の席だったかに聞いた話だが、その後は噂も無く、彼の生死さえも分からなかった─
─そうか。
以前に彼が見せた険しい顔と、噂で聞いた骨々とした顔が、この虎の顔に重なったのだな。
─既に、虎の肌さえ見える距離にまで迫った所で、袁は笑みさえ浮かべる余裕があった。
しかし、袁にしても、そろそろ最期を迎えようとしていることは理解していた。
流石に時は止まらない─そろそろ動き出すだろう。
47:この名無しがすごい!
07/04/29 00:48:48 vRPbF91S
そう思った刹那、周りの音が、虎へと反射的に倒した体躯の感覚が、まだ夜明け前である肌寒さが、そして虎の牙より僅かに漂う鉄の匂いが戻ってきた。
─刻が来た。
恐怖という感覚も戻ってきた袁は、思わず目を瞑った。
それを待っていたかのように─全ての時は動き出した。
ガチンッ
「…………?」
それは、自らが咬みきられた音だと思った。しかしながら、時は一向にそのまま流れ続けていた。「……痛ッ!」
草むらへと尻餅をつく。
袁は思わず目を開け、そしてまだ目があることに気が付いた。
虎は、と周りを見渡すと、すぐ先に尻を向けた大地へ四肢を着いた姿があった。
しかし、その顔を袁に向けて目が合った瞬間、虎は身を翻して草むらへと隠れてしまった。
普通、逆ではないのか……?
そう袁の頭へと浮かんだ刹那─草むらの中から声が聞こえた。
「あぶないところだった……あぶないところだった……」
「…………!」
聞き間違えではない。
明らかに人間の声だった。
そんなことよりも、袁が驚いていたのは、その声が聞き憶えのある懐かしい声だったからだ。
袁は咄嗟に、叫んだ。
「……李徴、李徴じゃないのか……?」
そう、それは先ほどまで思い出していた、同じ年に官吏になった李徴の声そのものだったように聞こえた。
─草むらの中からは、暫く返辞が無かった。
しかし─
「……ッ、……くッ…………うぅ……」
─時折、何ともつかないような呻きのような声がしていた。
それが、しのび泣きであったことがわかったのは、しばらくして聞こえてきた低い声が、嗚咽を抑えたようなそれだったからだ。
「……いかにも……ッ、……自分は、隴西の、李徴だ」
「やっぱり……李徴か!」
袁はすぐさま草むらへと近寄った。
「いやぁ……いつぶりだろうな、本当に久しぶりだ」
「……あぁ」
「突然、山に籠もったって話を聞いたときには驚いたけど……元気そうでよかった」
「…………まぁ、な」
先ほどのことを忘れたかのように懐かしさで語りかける袁に対し─明らかに、李徴はどこか気まずそうに言葉を濁していた。
「……なぁ、李徴。出てきてくれないのかい?」
一向に草むらから出てこない李徴に、袁が切り出した。
李徴の声が草むらから響いた。
「……俺は今や異類の身だ。お前に……こんなあさましい姿なんか見られたくない」
48:この名無しがすごい!
07/04/29 01:09:56 vRPbF91S
「いや、そんな─」
袁は思わず否定しようとしたが、李徴はそのまま続けた。
「─それに、もし姿を見せたら……お前は俺と今のように接することはできない。こんな姿は─」
「李徴……」
切なそうに言う李徴に、それでも見たいと言うことは、その性格を知る袁には出来なかった。
「袁……悪いが、このままでもう少しだけ、少しだけでいいんだが……話をしてくれないか? こんな……こんな機会があるなんて、夢にも思ってなかったんだ。どうか、さっき見せてしまった姿は忘れて、かつての俺─人間だった李徴として話をしてほしいんだ」
─後で考えれば、確かに奇妙な話だった。超自然の怪異としか言いようがない。
しかしながらこの時、袁は、この事実を全く自然に受け入れていた。
部下へと命じて各自待機させ、袁はその見えざる親友と対談した。
都の噂、旧友の現在、そして袁自身の地位……。
それは、まさに青年時代、あの官吏に入った頃の分け隔ての無い語調だった。
「そうかそうか……袁よ、お前の性格なら皆もよく従うだろうな。改めておめでとう」
「いやぁ……ありがとう」
一通り語り合って、話が途切れた。
そこで袁は─思い切って、李徴へと尋ねた。
「なぁ……李徴、よかったらなんだが……なんでそんな姿になったのか、話してくれないか?」
─暫しの沈黙の後、李徴はぽつぽつと語りだした。
49:この名無しがすごい!
07/04/29 02:05:27 2T39KFVH
書き直すならもっと大幅に書き直さないとただの劣化にしかならない気が
50:この名無しがすごい!
07/04/29 10:54:22 k35kEhjP
中島敦もこうなると
ナカジマ☆ア24だな
51:この名無しがすごい!
07/04/30 05:29:06 EePPXm4b
いやでもすごくラノベっぽい。
微妙に邪気眼ぽいのが。
52:この名無しがすごい!
07/05/07 08:43:13 +it7J/ci
パシン!
―叩かれた。ほっぺたを。
ぼうぜんとしたあたしの前で、分隊長は早口にまくしたてる。
「バカね、帰れって言われて帰ってきてどうすんの!
帰るとこがありませんって頑張るのよ。
そしたら病院でもなんとかしてくれるんだから。
うちの中隊にはね―あんたみたいな肺病やみをおいとく余裕なんてないのよっ。
見なさいよ、元気な子たちはみんな、食糧を集めに行ってるわ。
私たち苦戦してるのよ。役に立たない子をおいとく余裕なんてないのよ。
病院へ帰って、何日でも座り込みなさい。そうすりゃ入れてくれるわよ。
どうしても入れてもらえなかったら。
―死ぬのよ。
今じゃ、それがあんたのたった一つのご奉公なのよ!」
しゃべるにつれて赤く濡れてくる中隊長の唇を、あたしは黙って見続けていた。
(死ぬのはあたしなのに…どうして中隊長が怒るの?)
大岡昇平「野火」でやってみた。
登場人物全員美少女。
53:この名無しがすごい!
07/05/08 21:16:50 hWQEQ6fU
分隊長はツンデレ確定だなww
54:この名無しがすごい!
07/05/08 22:13:14 gaSeMulW
―ば、ばかにしないでよ! 何がおかしいのよ。
たまに涙を流したからって、あたし笑われるような覚えはないわよ。
I can work magic. あたしは、魔法の勉強してるのよ。お兄ちゃん知ってる? 知らないでしょう。
お母さんにも内緒で、こっそり魔法の勉強してるんだ。あと英語も。強くならないと、いけないからね。
お兄ちゃん、何がおかしいのよ。何を、そんなに笑ってるの。
ねえ、お兄ちゃん。あたしね、もうすぐ戦いに行くんだ。
そのときは、おどろかないでよ。泣き虫の妹だって、人なみの働きはできるんだから。
なんちゃって嘘よ、まだ戦いに行くとは、きまってないの。
でも、さ、I can work magic. Can you work magic? Yes, I can. いいなあ、魔法って。
お兄ちゃん、はっきり言ってよ、あたし、いい子だよね、ね、いい子でしょう?
お母さんなんて、なんにも判ってないのよ。……
55:この名無しがすごい!
07/05/09 08:53:01 Iu/tpzFI
(え、なんだこれ。俺の腹、節目がついてね? きも。マジきめー)
半分寝ぼけながら、ちょっとかゆみを感じる腹をかこうと、手足を動かすと数本の黒い棒がうじゃうじゃと動いた。
その醜悪な光景は俺の意識を覚醒させるのに十分だった。十分すぎるほどだった。
(なに、俺、む、虫? 虫になっちゃったの?)
黒光りするボディ、数えてみれば六本もの長い足、節目のついた腹、二本の長い触角。
慌てて自分の体を見てみれば、どこも頭をかきむしりたくなるほどの醜悪さである。
この嫌悪感、この醜くさ、このかゆさ!
(も、もしかして、俺、あの人に嫌悪感しか持たれない虫、虫と名乗るのもずうずうしい害虫、世界一の嫌われ者、ゴキブリっぽい?)
「俺、巨大ゴキなんかよ!!」
部屋に響き渡る俺の渾身の突っ込みは、もはやどう聞いても人の声には聞こえなかった。発音は酷く聞きづらく、潰れたカエルのような声だった。
扉からは、短い悲鳴と数人の走っていく足音が聞こえる。そっと様子を伺っていた妹と、母だろう。
待ってくれ! 去らないでくれ! もう、一人の力じゃ起きられないんだ!
「待って、待ってくれ! 」
一生懸命、滑舌良く、明瞭に発音しようとするのだが、その努力は全くの徒労に終わる。
口から出るのは、なんとも獣じみた恐ろしい鳴き声なのだ。言葉に聞こえるわけがない。思わず自分も身震いしてしまった。
あーーごめん、最初は頑張ったのに結構普通になっちまった?orz
カフカの変身です。作中では確か毒虫ってなってたから、適当にゴキでいってみた。
本持ってるのに今はみつからないから、記憶で書いちった。カフカファンいたらすまん。
56:この名無しがすごい!
07/05/10 20:29:49 Ynzf5m7Z
舞姫読みたいな・・・・・。
57:この名無しがすごい!
07/05/11 04:00:42 jCyyYa6w
メロス激しすぎ、ワロタ
リクエストあり?
ラノベな「異邦人」読みてえ
58:この名無しがすごい!
07/05/11 04:03:36 qbRCe90h
谷崎の「卍」キボンヌ。
59:この名無しがすごい!
07/05/12 02:38:16 15skgv1c
>>56 『舞姫』をエリス視点でどうぞ。
「パパのことは好きだった! 愛してた! だからお葬式だって出してあげたいよ……。でも!」
あたしはぎゅっと唇を噛んだ。
膝の上でそろえた両方の拳が、ぶるぶる震えているのが自分でもわかった。
「あいつは……シャウムベルヒは弱みにつけこんで、あんな要求を……!
あたしは……嫌! 嫌だ! あんなことしたくない……
あいつの言う通りにしろって、ママまであたしをぶつし。
……わかるよ。ママだってくやしいんだ。それはあたしにもわかるけど……」
もう止まらなかった。涙腺はとうに決壊していた。
あたしは恥知らずにも、今日会ったばかりの東洋人にすべてをぶちまけてしまっていた。
往来で馬鹿みたいに泣きじゃくるを女を、この東洋人はどう思うだろう?
笑えばいい。
あたしの惨めな姿を夕食の席で思い出して、チーズの代わりに楽しめばいい。
どうせ、この東洋人はドイツ語なんてほとんどわかるはずがないんだ。
頭の中の冷静な部分が、そんなことを考えていた。
とにかくあたしは、心の奥に溜まった澱を吐き出せればそれでよかった。
「助けてあげる。ボクがキミを助けてあげるよ」
だからあたしは、その言葉の意味をすぐには理解できなかった。
「えっ?」
はっとして見上げた東洋人の瞳に、ほうけた顔のあたしが映りこんでいた。
おもむろに腕をつかまれて、あたしはぐいっと強引に地面から引っぺがされた。
勢いあまって、東洋人の胸に痛いほど顔をぶつけた。
「きゃっ! ご、ごめんなさい」
あわてて突き放そうとしたけれど、うまくいかなかった。
なぜなら、あたしの金色の髪が、東洋人の懐から垂れていた金属の鎖に絡み付いて離れなかったから。
「この懐中時計は、ボクよりも、キミと一緒にいたがってるみたいだ」
あたしは頭の上から聞こえる、東洋人のおもしろがるような声を聞いていた。
東洋人の……豊太郎の腕に包まれたまま。
60:この名無しがすごい!
07/05/12 02:44:34 15skgv1c
ちょっとミスっちまったけど、勘弁なw
「異邦人」と「卍」は読んだことないから、別の人よろ
61:この名無しがすごい!
07/05/12 08:27:08 s3PLUhfI
>>59
いい。すごくいい。
62:この名無しがすごい!
07/05/13 20:02:52 5HoeZaek
>>59
これは萌える
63:この名無しがすごい!
07/05/14 09:59:31 d0nZxODC
moe
64:この名無しがすごい!
07/05/15 21:49:19 fdYgpkbe
>>61-63
褒められちゃった
ウレシイワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!!
65:この名無しがすごい!
07/05/17 23:02:53 gb9PTcbn
余が言文一致の由來/二葉亭四迷
あれからどれくらい経ったのかなぁ・・・すっごく昔のこと。
何か書きたいっ!って思ったのは確かにそうなんだけど、うちってば元々現国アレなんで
よく判んなくてね。んでお兄ちゃんのとこ行って話してみた。お兄ちゃんっても実の兄じゃなくて、
アニキ分っての?坪内君ていう人。近所なんだ。
「小説書くの!どういう風にしたらいい?」
お兄ちゃんは私の頭をくしゃくしゃにグーでガリガリして言った。
「何言ってんだお前、小説ってそんな・・・って、おい・・・ひょっとして、本気?」
「お兄ちゃんにできるんなら、うちらでも大丈夫そうだしー」
言い忘れてたけどお兄ちゃんは作家なの。評論家だったかも。
坪内逍遥ってペンネーム(ちょっとえらそう)使っていろいろ書いてるみたい。
「おめー円朝知ってるだろ、あんなんでいーんだよ」
「円朝って落語?」
「おう、判ったら仕事の邪魔すんじゃねーぞ」
「あんだよーちょっと売れてるからって」
そんでうち帰ってちょっと書いてみた。うちってば東京だから、何ていうの、標準語?
とりあえずヒョージュンゴでひとつやってみた。
「お兄ちゃんこれでいい?」
「・・・お前凄いよ!これイイ!もう修正とかいらねーから!」
だって。
66:この名無しがすごい!
07/05/19 15:34:32 Qu0qDmwR
俺って親父に似て、ちっちゃい頃から無鉄砲でよ、正直損ばっかしてるぜ。
小学生の時に、2階から飛び降りたら一週間ほど腰が抜けてたこともあったなぁ。
あぁ? なんでそんな無茶やったかって?
いや、別に深い理由でもねーんだけどよぉ、新築の校舎の2階の窓から首出してたら、クラスの奴が
「てめぇ、いっつも威張ってっけど、どうせそっから飛び降りることも出来ねぇんだろぉ? 弱虫野郎が!」
とか冗談かましやがったから、むかついてホントに飛び降りてやったんだよ。
そんで、用務員のオッチャンにオンブされて家に帰ったら、親父が目ん玉見開きながら
「2階から飛び降りたくれぇで腰抜かしてんじゃねーよボケがぁ」
とか言いやがってさ、俺もトサカに来て
「次は抜かさずに飛んでやっよ、見てろ」
って返したっけな。
ラノベ風ってこういう感じ? 実際自分で書こうとすると、よくわからんなぁ……
67:この名無しがすごい!
07/05/19 21:39:54 tVWrcPJS
いやそれはなんか違う気が
68:この名無しがすごい!
07/05/19 22:13:39 /Fj8yn3+
>>66
ジョジョ好きだろ?
69:この名無しがすごい!
07/05/20 03:31:49 WC2qfvKt
>>66 『坊ちゃん』ならこんな感じでいかが?
そして俺は宙を舞った。
しかし、世界は重力に支配されている。誰であろうとその呪縛からは逃れられない。
一秒もたたぬ間に、俺の両足は地面に激しいキスをするはめになった。
「ぐっ!」
足の裏から脳天まで貫くような着地の衝撃に内心舌打ちする。
しかし俺は奥歯を強く噛み締めながら、どうにかその痛みをやり過ごした。
殺意を込めて睨みつけてやる。
「……弱虫、と言ったように聞こえたけどな」
「そ、そんな、俺は……、いや、僕は……」
奴の顔が泣き出しそうに歪んでいくのは痛快だった。
だが、俺の関節もあちこちで悲鳴をあげていた。
砂時計の砂がさらさらと流れ落ちていくように、全身から力が抜けていく。
額に嫌な汗をかいているのがわかる。
しかし、勝ち負けだけははっきりさせておきたかった。
「じゃあ、なんて言ったんだ? もう一度言ってみろよ」
「僕は……その……よ、よろしく……これからも、よろしくって……」
奴は砂漠で何日も遭難していたみたいなかすれ声で応えた。
「ああ。よろしくな」
俺はにやりと笑ってやる。
奴は引きつった顔のままくるりと方向転換すると、そのまま一目散に逃げ出した。
それをしっかりと見送った後、俺の視界はゆっくりと暗転した。
70:この名無しがすごい!
07/05/20 21:05:34 Yw2ywFR2
>>66
ラノベっつーかコロコロコミック
71:この名無しがすごい!
07/05/21 18:06:44 AESX/HzD
虫めづる姫君
URLリンク(www1.plala.or.jp)
ちなみに続刊は1000年近く出てません。
72:この名無しがすごい!
07/05/22 00:14:15 7AnxZkas
>>59
エリスにマジ萌えるな
そして、今後の展開を考えると鬱になるな…
原作読んだ時の富太郎ってか森鴎外への怒りを思い出した
もし原作読まずにラノベ版舞姫読んだら
凄いトラウマ製造作品として評価されそうだなw
73:この名無しがすごい!
07/05/23 08:53:28 KIeO2f9+
保守
74:この名無しがすごい!
07/06/05 15:18:17 NN97fYBd
良スレの予感
75:この名無しがすごい!
07/06/17 22:47:46 rSV+HeH9
>>59
富士見ミステリーのゴシックとかぶった。
76:この名無しがすごい!
07/06/17 23:25:20 jEFQe0sT
俺も国費で留学して現地の美少女とロマンスしたいものだ
77:この名無しがすごい!
07/08/18 11:29:50 RXW1V84E
ほすほす
78:この名無しがすごい!
07/08/18 17:52:02 5jAKpsOu
間違えたって?
へっ、いいじゃねえか!
人 間 だ ろ う が!
みつを
79:この名無しがすごい!
07/08/18 23:56:31 cu21gNNw
こーいう才能を無駄遣いしている人にこそ、ガガガ文庫に跳訳を投稿してほしい
80:この名無しがすごい!
07/08/19 02:11:35 69ogDhE7
跳訳の投稿はだめでがんすよ
81:この名無しがすごい!
07/08/21 13:55:44 yHUq97n3
何か面白そうなスレだな。挑戦してみよう。
ゴーシュは町の活動写真館でセロを弾く係りでした。
けれどもあんまり上手でないという評判でした。
上手でないどころではなく実は仲間の楽手のなかではいちばん下手でしたから、
いつでも楽長にいじめられるのでした。
ひるすぎみんなは楽屋に円くならんで今度の町の音楽会へ出す
第六交響曲の練習をしていました。
トランペットは一生けん命歌っています。
小さな身体でがんばってトランペットを吹く彼女の姿は、
とても愛くるしくて誰もがついお持ち帰りしたくなってしまいます。
ヴァイオリンも二いろ風のように鳴っています。
流れるように演奏するその様子は、彼女の美貌もあいまってとても美しく見えます。
クラリネットもボーボーとそれに手伝っています。
ヴァイオリンを弾く大好きなお姉ちゃんを助けるためなら、
努力を惜しまない元気な少女です。
ゴーシュも口を結んで眼を皿のようにして楽譜を見つめながらもう一心に弾いています。
にわかにぱたっと楽長が両手を鳴らしました。みんなぴたりと曲をやめてしんとしました。
82:この名無しがすごい!
07/08/21 13:59:55 yHUq97n3
楽長がどなりました。可愛らしい顔からは想像もつかない大きな声です。
まだ二十歳にも満たないながらも、死んだ親の後を継いだだけはあります。
「セロがおくれた。トォテテ テテテイ ここからやり直し。はいっ」
みんなは今のところの少し前のところからやり直しました。
ゴーシュは頬をまっ赤にして額に汗を出しながらやっといま云われたところを通りました。
ほっと安心しながら、つづけて弾いていますと楽長がまた手をぱっと拍ちました。
「セロっ。糸が合わない。困るなあ。ぼくはきみにドレミファを教えている暇はないんだけどなあ」
ゴーシュはにこやかに微笑んでゴーシュを責めます。
それもそのはず、楽長は既に二人っきりでゴーシュに、
音楽以外にも色々とドレミファを教えていたのでした。
みんなはわざと自分の譜をのぞき込んだりじぶんの楽器を弾いてみたりしています。
どこからか、
「またいつものかあ」
「ラブラブなのもいいけど、せめて夜だけに……」
「……夜? 夜って何のこと?」
「トランペットをもっと上手くなって、大人になったらわかるわよ」
「……お姉ちゃん彼氏いないんじゃなかったっけ?」
「―っ! そ、それは……これからできるからいいの!」
などという話し声が聞こえてきますが、ゴーシュは糸を直すのに精一杯です。
宮沢賢治『セロ弾きのゴーシュ』
難しいなこれ。
宮沢賢治なら楽かと思ったが、地の文にくせがあるためかいじりにくい。
83:この名無しがすごい!
07/08/21 23:16:13 Smnp6XgK
>80
折り込みのインタビューで『跳訳を投稿するひとがいたら面白いかも、かなりハードルは高いけど』と言ってはいたよ
84:この名無しがすごい!
07/09/07 02:16:38 B+j3h1Nb
我が輩はぬこ…猫である。
名前はまだ無いんだ済まない。
(´・ω・`)
ここにある「明暗」はサービスだからまず読んで絶望して欲しい。
君はこの作品が138章で途切れて…
(このレスを書いた人は途中で寝てしまったようです。)
85:E=マクベイン著87分署シリーズ10プラス1
07/09/12 20:32:53 /Mk0H7XM
気持ちよ~い春の日には誰も死の事なんぞ考えないよね…。
死にふさわしいのは秋だよね。
春なんかじゃねー。
秋は不気味な考えを誘い出して、陰気な空想…
例えば、長患いの少女が「あの一枚の枯れ葉が落ちると…」
…を招き寄せ、全て枯れ萎む風景が、死への憧れ
「あたしは死ぬの…」
…を駆り立てる。
86:この名無しがすごい!
07/09/13 21:51:45 GjMb7HOJ
一人称僕にすればラノベ風になるんじゃないかと画策してみた。芥川龍之介『羅生門』。
29 :名無しさん@自治スレでLR作成討論中:2007/03/01(木) 23:51:57 ID:10+lKgUB
いい感じ。
>>28見てると
・擬音を多様
・心情描写をくどく入れる
も重要なポイントかも
↑
それだけでラノベになるかよカス
87:この名無しがすごい!
07/09/14 22:19:57 TliGIdpT
誰がそうであるかは別として
無用に噛み付きたがる奴はスルーしていこう
88:この名無しがすごい!
07/09/14 22:26:51 roqhUqzu
こんな過疎スレで上げてまで煽ろうとするとは(´・ω・) カワイソス
89:この名無しがすごい!
07/09/15 12:22:00 Hcgby3f8
とりあえずラノベ風イラスト表紙をつければヒットラノベ並の売り上げになることは判明しました。
BY集英社文庫ー人間失格
90:この名無しがすごい!
07/09/15 13:45:49 CHGDOKuJ
×ライトノベル風イラスト表紙
○夜神ライト風イラスト表紙
91:この名無しがすごい!
07/09/15 23:00:15 G6akxPF1
だれうま
…もう古いか
92:この名無しがすごい!
07/09/20 15:35:45 1STP6TCJ
これぞラノベ風メロスなのではないだろうか
メロスは激怒した@ガイドライン板
スレリンク(gline板)
93:この名無しがすごい!
07/09/20 15:36:24 1STP6TCJ
すまん書き忘れた、上のスレの>777のことな
94:この名無しがすごい!
07/09/21 12:19:49 AJpfgT3K
ちょっと拙すぎる気がするけど、
>そんな時アタシはセリヌンティウスを生贄に自宅まで走ることにしている
に噴いた
95:この名無しがすごい!
07/10/04 21:48:13 5L9h1hpo
>>42>>52
糞ワロタwww
96:この名無しがすごい!
07/11/03 05:24:25 xqzlk1up
777 名前:水先案名無い人[] 投稿日:2007/09/20(木) 15:27:48 ID:B4mzSUq+0
──アタシの名前はメロス。政治が分からぬ好青年。邪悪に対しては人一倍に敏感なボーイ♪
アタシがつるんでる友達は石工やってるセリヌンティウス、呆れた王の暴君ディオニス。
友達がいてもやっぱりタイクツ。今日もディオニスにちょっとしたことで激怒した。
おっさん同士だとこんなこともあるからストレスが溜まるよね☆そんな時アタシはセリヌンティウスを生贄に自宅まで走ることにしている。
結婚する妹へのお祝いってやつ?自分らしさの演出とも言うかな!
「あームカツク」・・。そんなことをつぶやきながらしつこい山賊を軽くあしらう。
「おっさん、ちょっと金くれない?」どいつもこいつも同じようなセリフしか言わない。
山賊の男はカッコイイけどなんか薄っぺらくてキライだ。もっと等身大のアタシを見て欲しい。
「すいません・・。」・・・またか、とセレブなアタシは思った。シカトするつもりだったけど、
チラっと山賊の男の顔を見た。
「・・!!」
・・・チガウ・・・今までの男とはなにかが決定的に違う。スピリチュアルな感覚がアタシのカラダを駆け巡った・・。
「・・(カッコイイ・・!!・・これって運命・・?)」
男はフィロストラトスだった。無視して城まで行った。「俺を殴ってくれ」殴られた。
「ガッシ!ボカッ!」勇者は赤面した。メロース(笑)
これはひどい
97:この名無しがすごい!
08/01/03 20:46:43 IhjUXDbt
ボクはその女の人のことをいつも「先輩」って呼んでた。
だから、ここでも、ただ「先輩」って書くだけで、本名は出さないことにしようと思う。
あ、でも別に「先輩のことが人に知られたらまずいから」っていう意味じゃなくて、
その方がボクにとって自然だからなんだ。
ボクはその人のことを考えると、どうしても「先輩」って言ってしまう。
それは、こうやってパソコンのキーボードに向かっても同じなんだ。
わざわざイニシャルなんて使って隠すのも、なんか変だしね。
ボクが先輩と知り合いになったのは、雪まつりのかまくらの中なんだ。
その時ボクはまだ若々しい一年生だったよ。
冬休みを利用してスキーに行った友達からぜひ来いというメールを受け取ったから、
ボクはもらったばかりのお年玉で切符を買って出掛ける事にしたんだ。
でも、親たちにオーケーを出させるのに二、三時間かかっちゃった。
そしたら、ボクがスキー場に着いて三時間もたたないうちに、ボクを呼び寄せた友達は、
急に親から帰れというメールを受け取った。彼はケータイの画面をボクに見せて、
どうしよう、って相談したんだ。ボクにはどうしていいか分らなかったけど、彼は
けっきょく帰る事になった。せっかく来たボクは一人取り残された。
98:この名無しがすごい!
08/01/03 23:15:13 IhjUXDbt
「向上心がないヤツはバカだ」
99:この名無しがすごい!
08/05/20 02:12:08 auy2ptFY
今日、母さんが死んだ。もしかしたら昨日だったかもしれないけれど、僕にはわからないや。
メールには「ご母堂の容態急変ゆえ、早く帰られたし」と書いてあったところを見ると、きっと昨日だったのだろう。
<中略>
裁判で母さんの霊前であった人が証言した。
「あの人は泣き母の前で涙も見せず、あろうことかパソコンで工口ゲーをしていました」
なんてこったい。母さんは老人ホームで幸せにそうに暮らし、天寿を全うした。
それに涙を流すのは母さんを冒涜することなのに。
母さんの目の前で「この人が僕の嫁の言葉です」と紹介したのに、そんなのは誰もわかってくれない。
100:この名無しがすごい!
08/06/15 10:53:22 Xmh7NSPY
100
101:この名無しがすごい!
08/06/15 10:58:57 Xmh7NSPY
101
102:この名無しがすごい!
08/07/03 18:37:00 eALvEeL+
この前、荒木飛呂彦カバー絵の「伊豆の踊子」が書店に並んでるの見て死にそうになった。
どう視てもラノベ,冗談にしか見えない。
103:この名無しがすごい!
08/08/04 19:39:34 1sbytrzE
>>99
異邦人かw
104:この名無しがすごい!
08/08/28 15:44:00 HRgYsP2U
(生きるべきか、死ぬべきか、それが問題じゃね?
タフにずっと我慢すんのとー、ガチバトルで勝つのとどっちがスゲえかって話。
いっそ死んじゃえばいいんだけどさー、でも死んじゃうとその後がわかんないから
怖いじゃーん。やっぱさーみんながタルい人生生きてんのって死後の世界ってのが
わかんないからだと思うんだよねー。
でもさー、俺としてはー、人と同じになっちゃってー、ダセえことになるのはゴメンっていうかー、
あっ、オフィーリアじゃん! あの子マヴいよねー)
「やっほーふぃーりん元気ー?」
スイーツ改変DQN版。マヴいは古すぎたと思う。
105:この名無しがすごい!
09/05/14 19:22:07 ITkJmJbJ
頭ばっかよくってもだめ。
すぐ同情しちゃうようなのもあぶねえ。
意地んなっちゃっても苦しいしな。
―ったく、めんどくせえセカイに生まれちまったな、俺。
こんなセカイから、いっそどっかに逃げちゃいたくなることもある。
(でも……
―でも、どこにも逃げられやしないって知ってるからこそ、―)
「<アート>ってのが生まれてくるんじゃないのかな―」
―こけっ
「あだっ!」
突然、俺の足は足元を踏み損なって盛大にずっこけた。
―「草枕」より抜粋でございやすと。
106:この名無しがすごい!
09/05/14 19:40:45 quXXoZdX
「東京には空が無い・・・」
ふと智恵子が呟いた。驚いて彼女の方に振り返ると、
「光太郎!本当の空を見せて!」
その眼には強い意志が宿っていた。
突然の哀願に私は何もできず、ただただ空を見上げるしかなかった…
107:この名無しがすごい!
09/05/14 22:50:01 d+GvDaqy
みんなダッシュつかいすぎじゃね
いくらラノベでもそんな使わないだろ
108:この名無しがすごい!
09/05/15 17:27:52 yLLer/Nh
昔桃尻語訳なんたらかんたらってあったけど、ラノベ語訳シェイクスピアとか面白そうだな。
109:この名無しがすごい!
09/05/16 22:24:07 eNInOEcQ
あんたが生きるために髪を抜くんなら、俺だって生きるためにあんたの着物を奪うんだよ――
悪く思うな。そんな呟きが聞こえた気がした。あの男が何処に行ったのか、アタシには分からない。
110:この名無しがすごい!
09/05/17 12:29:17 161pNLwj
桃尻語訳枕草子は中学の時授業でやりました。
「春はマケボノ」の解説で。
111:この名無しがすごい!
09/05/20 14:09:38 SOQCulE+
>>109
ババア視点かよw
112:この名無しがすごい!
09/05/24 22:07:58 dQRXImds
「わかった!わかったから刀下ろしなさいよ!!」
一体なんだ?この女は…
「コイツは蛇を刻んで魚として売ってたのよ。武士達にね」
少女は言う
「だから髪を抜かれても文句は言えないわ。でもね、私はこの女が悪いことをしたとは思わない。だって生きる為だもの。仕方ないじゃない?だから私もこうするのよ」
女の決然とした態度を見ていると、不意に僕の頭にスイッチが入った気がした。
「ちょっ、ちょっと!!」
僕は女に飛び掛かり着物を剥ぎ取った。
「君がそうするっていうんなら、僕だってそうするさ!こっちも困ってるんだ!お互い様だろ?」
少女は羞恥と僅かな期待を孕んだ目で僕を一瞥した。その瞬間、僕の体が熱くなった気がした。
僕は門から飛び降りた。誰にも居場所なんて分かりやしないだろう。
今になっても、あの時の少女の無垢な目を思い出すと、胸が少し痛んでしまう。
113:この名無しがすごい!
09/05/24 23:16:28 GhBu2Vth
ぱちぱちぱち!!!!!
114:この名無しがすごい!
09/05/27 00:46:59 b980C1Hz
過疎
115:この名無しがすごい!
09/09/14 12:47:58 /rTG2YDl
だって難しいもの……
116:この名無しがすごい!
09/10/08 18:02:46 axn0rh8u
出版不況が言われて久しい。みんなも本を読むペースが落ちてるだろう?
どうも空気中のオゾンの濃度が上昇してるようで、これが原因みたいなんだな。
オゾンの濃度が上昇すると、人間の呼吸機能が害される。人間の呼吸器の機能が
低下すると、体内に取り込まれる酸素の量が減少する。すると脳にまわる酸素が
不足するようになって、脳の機能が低下する。脳の機能が低下すると頭が疲れやすく
なり、文字とかをたくさん読んだり書いたりすることが難しくなってきたりするんだな。
ちなみに一酸化炭素の致死濃度は1500ppmに対し、オゾンの致死濃度は50ppmで、
単純計算でオゾンの毒性は一酸化炭素の30倍強い。
URLリンク(www.showaboss.co.jp)
URLリンク(ja.wikipedia.org)
生活環境基準では0.05ppm(50ppb)が安全基準の上限なんだが、実際にはこの基準を
超える地域というのが最近は結構多い。
URLリンク(www.jamstec.go.jp)
このオゾン濃度が上昇する原因なんだが、最近はバイオ燃料を自動車で使うことが
原因として指摘されたりしている。
URLリンク(tvert.livedoor.biz)
URLリンク(wiredvision.jp)
通常のガソリン・軽油は炭素と水素原子だけで構成されるんだが、バイオ燃料(バイオエタノール)の
場合、酸素原子も燃料に含む。そしてその酸素原子がエンジンが吸入する空気中の酸素分子と
結合してオゾン(O3)になるのが原因ではないかと言われている。
117:薬物(゚Д゚)
09/10/20 17:56:25 9GyK2wZI
我ながら恥ばっかりかいて生きてきたものである。
俺には普通の人間の普通感覚の幸せってやつがわかんねえ。
118:この名無しがすごい!
09/11/10 19:57:37 9yvqv7wd
He had fallen deeply in love with Aisha, the daughter of Safooq.
A bright happy twig of a child, who used to run and play as ably as any boy,
she had become the prettiest girl in the tribe.
119:この名無しがすごい!
09/11/12 00:58:31 rGFKdEpW
俺はKの頭を両手で抱えるように持ち上げた。Kの死に顔をもう一度見るために。
その時。身体中を戦慄が走った。
―頭が、重い。
見た目には普段と何ら変わりはないK。しかし指に触れた感触は恐ろしく冷たく、ただただ恐怖が俺を襲う。それは涙を流す余裕すら与えてはくれなかった。
これが、運命だというのか……。
自室へ戻った俺は、どうすることもできなくてひたすらにぐるぐると部屋の中を廻り始めた。
とにかく動いていないと落ち着かなかった。
奥さんに知らせるべきだろうか。しかし女性、特にお嬢さんこの光景を見せるのはいかがなものか。足が止まらない。
部屋の明かりを点け、時折時計に視線をやる。時計の針は全く進まない。もどかしさばかりがつのる。
このまま永遠に夜が明けることはないのかもしれない。そんな馬鹿な考えがまとわりつく。
ROMる分には面白いが自分で書くのは非常に難しい
120:この名無しがすごい!
10/03/15 17:01:02 WxyAmCR9
乗客は、ぞろぞろと食堂車にやってくると、テーブルを囲んですわった。
一同の顔は、一様に、期待と不安に混じった顔をしていた。
スェーデン婦人は、まだ泣き続けていた。ハッバード夫人が、彼女を慰めていた。
「もう、しっかりしなきゃだめだよ。みんなじゅんちょーにいってるんだからね。
とりみだしたりしちゃだめなの。たといこのなかにさつじんはんがいたとしても、
おねーちゃんじゃないことだけは、ちゃんとわかってるんだから。
そりゃ、こんなばあい、かんがえただけで
あたまがおかしくなっちゃいそうなのは、だれでもおんなじなんだけどね。
ほら、ここにすわって。わたしがそばにちゃんとついてるから、だいじょーぶ!」
ポワロが立ち上がったので、彼女の声は途切れた。
アガサ・クリスティ『オリエント急行の殺人』より
保守も兼ねて二度目の挑戦。久々にやったけどやっぱ難しい。
121:この名無しがすごい!
10/03/19 19:17:48 xrZL4+s4
test
122:この名無しがすごい!
10/03/30 15:41:44 BSUbHOv7
中二病的・桃太郎。
宇宙歴230年。
暗黒部落に、おじいさん(又の名を、漆黒処刑)と、おばあさん(又の名を、電撃人形)が住んでいました。
ある日、血で朱に染まった川を、ドンブラコ。 ドンブラコ。 と、一つの桃が流れてきました。
漆黒処刑が、ジェノサイド・アームによって、桃を割った所。 中から、男の子が産まれてきました。
二人は、その男の子に。 『サタン・ド・桃太郎』と言う名前を付け、大事に育てました。
男の子は、育って行く内に、たくさんの必殺技を覚えました。 その中の一つに、『心臓握り潰し』と言う技があります。
これは、名前の通りの技で、これは、離れた所から、相手の心臓を握り潰す事が出来ると言う、最強の必殺技です。
桃太郎は、自らの邪魔になると言う理由で、育ての親である電撃人形と漆黒処刑を破壊した後に、『鬼』と呼ばれるインベーダーを倒しに向かいました。
途中で、三人の、(コードネーム。 INU。 SARU。 KIJI)と呼ばれるプロの殺し屋を雇いました。
で、四人は、インベーダーを相手に、残虐の限りを尽くしました。
そして、サタン・ド・桃太郎は宝物を見つけた際に、殺し屋達を抹殺し、宝物を独り占めにしました。
その後、桃太郎は、自らの能力とインベーダーの科学力を駆使して、地球を征服しましたとさ。
メデタシメデタシ。
123:この名無しがすごい!
10/04/17 22:24:21 vtgo4QyG
??
124:この名無しがすごい!
10/04/17 23:33:31 VXEseE5R
てst
125:この名無しがすごい!
10/05/22 11:49:14 OHDsxoEF
ちょうど野原に風車がぽつぽつ見え始めた頃、ジジイのアレが始まった。
「願ってもない。サンチョ君、時運の恵みわれらのもとにあり。雲衝く巨人が現れよった。三十匹は居よう。
私はあの者どもに戦いを挑み、ことごとく仕留めて見せる。これは聖戦だ。ゆえに、奪い取ったものは
戦利品とし、われらが身代の元手とする。地上から悪の芽を摘み取るのは神への奉公である」
いきなり何言ってんだジジイ? 巨人どころか只人だって居やしねぇじゃねーか。
「巨人とおっしゃいますのは」
という至極真っ当な疑問をジジイにぶつけたが帰ってきたのは
「あれなる羅刹」という答えになっていない答えだった。
だからんなもん何処にいんだよ、風車がそうだとでも言いたいのか。
「果てしなく伸びる腕を見よ、三里は下らぬ」
そう言って我らがドン・キホーテが指差した先にあるのは、紛れもない風車だった。
マジで風車のことだったのかよ。
このジジイの脳味噌がスカスカなのは知っていたつもりだったが、まさかここまでとは。
呆れかえった俺だったが、遺産の分け前にありつく算段が付く前にくたばられても困る。
「あれは」と俺は風車を指差し
「あれなるは、羅刹なんかじゃありませんよ。風車です。腕と申されまするは羽根。風に煽られて
石臼を動かしているんです」
と、俺の懇切丁寧な説明にバカ大将は
「おぬしが冒険に疎いのは仕方がないが、あれは巨人だ。怖ければ、退って祈りでも上げていよ。
吾輩は突撃する。敵は手強い戦いは熾烈を極めよう」
耳を貸すどころか人を無知で腰抜けのゆとり呼ばわりした挙句、痩せ馬の腹を蹴ってマジで突撃していきやがった。風車に。
それでも俺は諦めずに風車です、巨人ではありません、と必死に呼びかけたがジジイはもう聞いちゃいない様だった。
まったくたいした妄想力だ。
風車が間近に迫ってもまだ何か叫んでるところをみると、やはり本気で風車を巨人だと思い込んでるらしい。
これで目が異次元級に悪いだけ、という希望的観測も完全に消え去った。
真正のアレだな、このジイさん。
126:この名無しがすごい!
10/05/22 12:35:28 OHDsxoEF
「待ちやがれ、臆病風に吹かれたか、腰抜けめ。悪党ども、騎士一人に怖気づいたか」
まだなんか言ってるよ、あのバカ。しかも声だけはやたらとでかいから困る。
あんなのの従者もどきやってるなんて知られたら、恥ずかしさで十回は死ねるよ俺ぁ。
大体待ちやがれも何も風車は微動だにしてねーよ、さっきから。
そんなことを考えながらジジイを白い目で見ていたその時、一陣の風が野原を吹きぬけて行った。
さわやかというには少々強すぎる風だが濃すぎるジジイの相手で疲れた俺の心をリフレッシュさせるには十分だった。
ふう、すっきりするぜ……ってそれヤヴァくないか? 嫌な予感がする。
「百腕の巨人ブリアレオも舌を巻く千の手、万の腕であろうと、一命、貰い受けた」
そこだけ聞くとかっこいいセリフを吐きながらジジイはなおも進む。
そして。
案の定、風を受けて勢いよく回っている風車の羽根に激突し、盛大に馬ごと吹っ飛んで行った。
って死んだんじゃないか、アレ? さすがに心配になって駆け寄る。
……一応、ジイさんは生きていた。というか、あれだけ派手に吹っ飛んだにも関わらず、馬も人も奇跡的な軽傷である。
内心ほっとしつつ、しかし素直にそれを表に出すのも何となく癪だったので俺は呆れたように悪態をついた。
「もう、嫌だなあ」
とりあえず、ジイさんの上に乗ってる馬―ロシナンテとか言ったはず―を起こす。
「言ったじゃありませんか、風車だと。見れば判ることなのに、頭ん中でも風車が回ってるんですか、
くるくるパーと」
そんな俺の悪態に
「そう申すな、おぬしの事を友達だと思っているのに」
ジジイはそう答えた。不思議と悪い気はしなかったが、やはり答えにはなっていない。
「戦場にあっては、何がどうなるか予断がゆるされない。くるくる変わるのだ。此度は特にひどい。思うに、間違いなく、
あの賢人フレストーン、拙者の書庫と本を奪い去ったあいつが、巨人を風車に変えおった。あいつが拙者の巨人退治を
邪魔しているのだ。この手に勝ちをわたすまいとして、敵意を剥き出しにしている。しかし、そうは問屋が卸すものか。
吾輩の正義の剣の向かうところ、いかなる奸策も、物の数ではない」
くるくるなのはあんたの頭で、特にひどいのもあんたの奇行だろ。
しかもなんだ、賢人フレストーンて。そんな中二設定初めて聞いたぞ、おい。
さっきの衝撃で、もしかしたらまともに戻ったかもしれないと思ったが、やはりそんなことは無いようだ。ジジイ節全開である。
「この場は神の手に委ねるのが一番かと。なるようになるでありましょう」
おれは投げやりな提案をしつつ、一応は雇用主のジジイを助け起こした。
ジジイを一応は立ち上がっているロシナンテの背にどうにか乗せてしまうと
改めて、俺たちはプエルト・ラピセの峠に向かうことにした。
……今後はジジイが妙なことを言い出したらもうちょっと真剣に止めることにしよう。
こんな感じですかね? セリフはあえて変えていないのですが……。
ていうか、元の文章がラノベっぽいからすげえ変えにくいなw
セルバンテス「ドン・キホーテ」
127:この名無しがすごい!
10/06/03 01:26:07 x9jfb67k
age
128:この名無しがすごい!
10/06/05 19:51:05 65lgDljr
老人と海 出だし
「俺ももう年だよな。もう八十四日も全然釣れねーし。」
メキシコ湾流に浮かべた小舟で俺はひとりごちた。始めの四十日間は俺のことを
サラオ(スペイン語で最悪の事態)だとかいいやがる近所の口うるせえばばあの
ガキがくっついていたが、他の舟に乗った途端一週間で三匹も釣りやがる始末だ。
まったくついてねえ。まああいつは、俺が空の舟を引っさげて帰ると子犬みたいに
目をうるうるさせて片付けの手伝いをしてくれるからいいやつには
ちげえねえんだろうがな。
この前だってマストにぐるぐる巻きにした帆が、俺を負け犬だってほざいてる幻覚
まで見えてきたぜ。相当きてんな。
俺は自分の痩せこけて皺だらけの体や縁起でもねえが、癌を思わせる褐色のしみを
眺めた。両手にはところどころ深い傷跡が残っている。松方ひろきもひっくり返るような
でけー魚をフィッシュオンした時にできちまった傷だ。
まあ今じゃなくて随分昔の傷だから褒められたもんじゃねーけどな。
でも俺は諦めねえぜ、確かに俺も舟もおんぼろだ、だが目に力があるうちは大丈夫だろうよ。
スペインの釣りマニア三平の称号を明け渡すわけにはいかねーぜ。
「サンチャゴさん」
ガキが俺様の舟を引き上げてある砂地を登りながら言った。
「また一緒に行きたいっす。お供したいっす。自分資金もも随分たまったっす。」
今までガキに随分魚捕りメソッドを教えてやったからか、奴はすっかり俺の舎弟だ。
「だめだ」俺は言った。
「おめーが今乗ってる舟はラッキーじゃねえか。仲間と一緒にいやがれ」
「でも自分は覚えているであります。八十七日も不漁が続いた後で、自分達は三週間ずっと
毎日大物を何匹も捕獲したであります。」
「あー覚えてらあ」俺は言った。
「知ってるぜ、お前が離れていったのは、俺の腕を疑ったからじゃないことぐらいは。」
「父上であります。いけないと言ったのは。自分はランドセルが似合う年齢であります。
命令違反は極刑であります。」
頬を真っ赤にしていいつのる、自称小学生のミリタリーオタクに辟易しながら俺は言った
「わかってるよ。そういうもんだ。」
書くのは楽しい。しかしラノベになってるのだろうか疑問。
129:この名無しがすごい!
10/06/07 00:30:15 /++N+D4p
うめえw
130:この名無しがすごい!
10/06/08 21:31:11 g3SNYkwd
面白い。
131:128
10/06/12 00:20:43 Xkf/3n3a
>>129 >>130
褒めて下さってありがとう。舞い上がりました(単純)
書いてて凄い楽しかったし反応があるって嬉しいですね。
ちなみに、青空文庫見ながら書きました。
132:この名無しがすごい!
10/06/12 08:57:42 jT7Fy0vG
ラノベになってるかの判断はぶっちゃけ俺には出来かねるのですけどね。
むしろこのスレでもってラノベを理解した訳で。
それまでの俺はラノベに触れる機会もなく二十生強の人生を歩んで来たのだ。
ん…嘘だな。
もとい、小学生の頃は読んでいたのだ。
ただ小学生の頃連載していたラノベもいつしか読まなくなり、
数年前に連載開始から数えて二十云年もの歳月を経て最終回をむかえたと聞いてもこの歳の俺の琴線に触れる訳でもなく、
むしろそんなに長くラノベを連載して連載初期からの読者で最後まで物語を追えた人がどのくらいいるのか疑問に思ったり、
ラノベもというかラノベだからこそ読者層の年齢の変化を意識した連載をしなきゃいけないのだろうに、等と思いながらその後ラノベを手に取る事もなくなった訳で(昔のラノベはそれでも物語の体を持っていたともおもうが)。
話がずれたが、結局何を言いたいのかというと、お疲れ様ですってのと新作望むという事な訳で。
こんな感じ?
何語体っていうのだろ。
133:この名無しがすごい!
10/06/12 20:39:03 mLRJoNDX
申し訳ないが浅学寡聞の身にて、詳しい事は分かりませんが、
そも、元の作品は何でしょうか?
134:この名無しがすごい!
10/06/12 21:49:12 jT7Fy0vG
や、ただ>>131へのレスをラノベっぽく書いてみたのですが。
何か間違ってました?
135:この名無しがすごい!
10/06/12 21:56:20 mLRJoNDX
ああ、最後のところで勘違いした。 なんかの文学作品の改変かと思ったのさ
冷静に考えてみりゃラノベラノベ言ってる時点で違うわな……。
……恥ずかし
ごめんさい、もう寝るわ
136:この名無しがすごい!
10/06/22 03:11:37 PysFKocy
保守
137:この名無しがすごい!
10/07/01 17:42:39 lcbBqJDA
ラノベとの区別が全く分からなくて調べたが、特に違いは無いとしか結局無いんだが…
絵が無いラノベがどうたらとか、もう分からん
138:この名無しがすごい!
10/07/15 04:02:37 VdAzQNyD
あなたがラノベだと思うものがラノベです。ただし他人の賛同を得られるとは限りません