超マイナー作家、椎名麟三を語る会at BOOK
超マイナー作家、椎名麟三を語る会 - 暇つぶし2ch529:%
04/10/24 22:49:41
>>525-526
③「女」について
「女は存在しない」「反復」という概念は『美しい女』において感じられない、
という点は同意です。椎名には形而上学的な面が強くあるのでしょう。
だから、「真理の宙吊り、多数化」という視点での読解は難しいかも、と思われますが、
502さんはそれを承知で「面白い」と言っていたことがようやくわかりました。納得です。

しかし、単なる「宙吊り」ということであれば椎名作品の主人公にありますね。
たとえば、
左翼からは無自覚、右翼からは無関心、
組合からは保守的、会社からは単細胞、
というレッテルをはられる『美しい女』の末男。

>>526
「コジェーヴ-ラカン経由ジジェクのヘーゲル読解による批評」の批判
このあたりのかなり複雑なメタクリティックはわたしにはよくわかりませんが、
これもまた興味をそそられます。

530:吾輩は名無しである
04/10/25 07:14:51
>>529
パーセントは「形而上学的」って意味わかってるのか?
キルケゴールの「反復」じゃないっていってるだけで、「女-真理」は
反復してるんだろう?つまりそれが「女は存在しない」ってことなんだろ?
>>525の後半は確かに錯綜してると俺も思うが、「真理」の「反復」自体が
「非-真理」のことであって、その「非-真理」の可能性に「真理」は常にすで
に依存してるんだから。「女がいない」からヤスシは反復するんだろ?
それが次々に現れる「女」だ。「女」の不在が「女」の可能性だぞ?

納得しましたって、ありえないぞ。勝手に納得するなよw

>左翼からは無自覚、右翼からは無関心、
>組合からは保守的、会社からは単細胞、

おいおい、こんなの真理の「宙吊り」なわけないだろw笑わせるなよ。
単なる優柔不断か、よくわからないやつって程度な意味だぞこれは。
パーセントは実体化して考えるようだなやっぱ。「宙吊り」って「曖昧化」
じゃないからな。しかも、ないようレベルの解釈かよ。

ずれてるから指摘させてもらった、横レスな俺。

531:%
04/10/27 22:32:57
>>530
 >末男がもし会う女全てを「美しい女」としたならば、
 >真理を宙吊る(真理-非真理の二項対立を宙吊る)、複数の「真理」
 >(520さんがおっしゃるところの部分対象)が考えられて面白いかもな、
 >と妄想したまでです。
まず>>525にある上の502さんの意見にきみは同意なのかな?
 >「女がいない」からヤスシは反復するんだろ?
ヤスシって誰?
 >左翼からは無自覚、右翼からは無関心、
 >組合からは保守的、会社からは単細胞、
これは『美しい女』を読めばわかる。
それから≪真理の「宙吊り」≫じゃなく≪単なる「宙吊り」≫と書いてある。
 >ないようレベルの解釈かよ。
作品内容を無視した解釈など不可能。
 >ずれてるから指摘させてもらった、
もちろん他者との対話において「ズレ=差異」はつきもの。
ズレがないほうがおかしいわけで。
だから「納得」というのは他者との差異を確認できたってことだよ。
530は502とはあまり「ズレ」を感じてないようだね。

532:502
04/10/28 02:23:18
>>527-529
丁寧なレスどうもです。
今回の応答で僕にも%さんの考えが何となく分かってきたというか…。
恐らく%さんが「ニーチェ的実存」として捉えているものを、僕はむしろ
それはニーチェではなく、ハイデガー(シェストフ的不安、三木或いは九鬼)
の「実存主義」として考えています。もちろんこうした僕の考え方は
先述したデリダのみならず、ドゥルーズやクロソウスキーのニーチェ論の
バイアスがかかったものではありますが。

ジジェクのヘーゲル読解についてはしばしば批判されますが(例えば東浩紀が
いうところの「否定神学」として)、とは言えなかなか刺激的な論述を行っている
と思います。かいつまんで言えば、弁証法は決して全体性に還元される運動ではない、
ということです。

>>530
煽り乙ですw ヤスシはまあ置いとくとして(笑)、>>525の錯綜は、恐らく僕が『美しい女』
に「女は存在しない」が当てはまるとは全く思っていない(可能性を持ったテクスト
であったでしょうが、結局それは回収されてしまった)にもかかわらず、むりやり持ってきた
ところにあるんでしょうかねえ? 言い方は結構どぎついですが、530さんのレス
>>520と同一人物ですよね)は個人的にハッとするところも多々ありますので、
これからも色々レス頂ければ、と。

とか言いつつ、最近椎名からは少し離れてますんで(まあ近いうちに読み直すとは
思いますが)、僕が書けることは大体ここまでです。ちと出しゃばっちゃったところも
あり、他の人が発言しにくい感じになってしまい、申し訳ない。では。

533:%
04/11/06 00:42:35
502氏と530氏との対話のために少し間をおいたけれど、>>532で興味深い箇所が!
 >先述したデリダのみならず、ドゥルーズやクロソウスキーの
 >ニーチェ論のバイアスがかかったものではありますが。
まさか、こうしたフランス思想家の名前が椎名スレで出るとは。


534:吾輩は名無しである
04/11/06 17:21:29
532はただの知ったかだろうな。

535:% ◆uyLlZvjSXY
04/11/15 00:56:05
デリダ、ドゥルーズ、クロソウスキーを援用した502氏の椎名読解に
もしも可能性があるならば、個人的には聞いてみたい気はする。
フランス思想を多少はかじってきたもので。
しかし、デリダ、ドゥルーズについては専用のスレもあるので、
そっちに移行してやったほうがいいだろうね。
どうも彼らと椎名を結びつけるのにはかなり無理があると思うから。

536:吾輩は名無しである
04/11/15 20:41:57
ここでいいんじゃないですか。

537:502
04/11/15 22:01:43
ええと、何か誤解があったようですが、>>532で言いたかったのは
ドゥルーズらのバイアスがかかったニーチェ論からすれば、椎名と
ニーチェは結びつかないってことです。ですから、ここら辺を援用した
椎名読解は難しい(というか私の手には負えませんw)
せいぜい、>>525あたりでお茶を濁す程度です。

個人的にはしつこいようですが、椎名を論じるなら弁証法、というか疎外論から
考えるほうが手っ取り早いかな、と。

ということで、まあデリダスレ・ドゥルーズスレに行く必要はないかと。
デリダスレではまあ、グラがさっさと翻訳されてくれ、とブツブツ述べる程度ですw
(ま、現代思想を読み込んでる人から見れば、知ったかですし)

538:% ◆uyLlZvjSXY
04/12/08 21:37:02
年明けに講談社文芸文庫から待望の短篇集が出る模様。

539:吾輩は名無しである
04/12/08 23:29:14
神の道化師・媒妁人 椎名麟三短篇集 椎名麟三

540:吾輩は名無しである
04/12/11 01:37:34
えーこっちゃ!

541:吾輩は名無しである
04/12/11 14:48:49
短篇集にはほかにどんな作品が入ってるんだろ?

542:本当の事を言おうか
04/12/12 23:57:34
『神の道化師・媒妁人 椎名麟三短篇集』
わたしが待っていたのはこれだっ!

543:吾輩は名無しである
04/12/29 22:55:53
ついでに昔旺文社から出てた文庫も復刊汁!

544:吾輩は名無しである
05/01/09 12:19:41
文庫はまだか?

545:吾輩は名無しである
05/01/09 23:57:48
そろそろじゃないの

546:SXY ◆uyLlZvjSXY
05/01/16 01:21:09
神の道化師・媒妁人 椎名麟三短篇集

このささやかなアンソロジーを、私は「椎名麟三ユーモア小説集」とでも呼びたく思う。
(略)椎名麟三のユーモアはそれ自体独特な神学である。
(略)この国の貧乏な庶民生活のなかの粗末でありふれた事物だけを使って書かれたユニークな「神学小説」。
(略)共同体が壊れ、人間と人間、国家と国家のこわばった関係が自己絶対化に根ざす凶悪な暴力を生みだしている今日、
(略)このアンソロジーは、そうした時代に向けて差し出す1冊でもある。―<井口時男「解説」より>

547:吾輩は名無しである
05/01/17 23:40:50
本日get

548:吾輩は名無しである
05/01/19 03:46:47
俺も買ったよ。これから読みまする。

549:吾輩は名無しである
05/01/19 19:49:46
今度の新刊一体何冊売れるのだろうか?

550:吾輩は名無しである
05/01/19 20:52:08
300冊。

551:吾輩は名無しである
05/01/21 22:46:22
300冊じゃ採算合わないぞ。図書館だけで300-500冊くらいはいくはず。
1500冊売れてトントンか。

552:よみ人知らず
05/01/25 14:22:02
「美しい女」読み返しましたよ。
当事は十代で、美しい女がなにを意味するのか、
あるいは具体的に誰かの象徴なのか、
さっぱりわかりませんでした。

今、時を経て読み返しておもうことは、
美しい女とは、誰のこころにもある
「美しく、永遠なるものへの憧れ」なのではないかと思いました。

別に宗教的とか、そういう意味ではなく…
ひとつのまなざしだと思います。


553:吾輩は名無しである
05/02/19 12:41:16
短編集どう?
買おうか買うまいか

554:吾輩は名無しである
05/02/24 00:23:33
今度の短篇集が椎名の最後の文庫になるかもしれないよ。

555:吾輩は名無しである
05/02/24 03:02:06
そんな不吉な…でもありそうな話

556:吾輩は名無しである
05/02/24 21:19:50
そんなリアルっぽい不吉な予言はやめてくれ。
もうひとつ短篇集を出して欲しい。
今度は「寒暖計」「両面作戦」「変装」ほかを収載希望。

557:吾輩は名無しである
05/02/28 23:21:03
この人の作品に漂う絶望感って深いね。

558:吾輩は名無しである
05/03/24 14:35:31
椎名麟三 「邂逅忌」
3月28日18時30分 
明治学院大学記念館 港区白金台1-2-37
講師 作家:小川国夫
会費:一般 5,000円 学生 4,000円


559:吾輩は名無しである
05/03/24 14:38:50
>>1
椎名麟三程度で「超マイナー」って……。
戦後派を代表する一人でないの。あんた、知らなかったのかい。
埋もれた作家はもっとあるだろ。

560:吾輩は名無しである
05/03/31 09:45:12
九州芸術祭の選評で鱗三の名前が出てたね。

561:吾輩は名無しである
05/03/31 10:59:31
>>560
詳細頼みます。

562:吾輩は名無しである
皇紀2665/04/01(金) 00:32:31
ちゃんと文學界を買いなさい。
まだ間に合うぞ。

563:吾輩は名無しである
皇紀2665/04/01(金) 03:33:23
文芸文庫で椎名麟三全集が刊行されることに決まったらしい

564:吾輩は名無しである
皇紀2665/04/01(金) 11:39:59
>>562
意地が悪いね。


565:吾輩は名無しである
皇紀2665/04/01(金) 21:33:03
椎名麟三文庫全集
全12巻で15000円だもんなあ。

566:吾輩は名無しである
皇紀2665/04/01(金) 22:07:35
>>564
分かったよ。

受賞作の選評で、五木寛之が「バッティングセンターみたいな
日常に近いところが小説の舞台となるとは考えもしなかった。
戦後60年、椎名鱗三を離れて小説はここまできたんだなと感慨を
抱いた」みたいなコメントを出してたんだよ。

567:吾輩は名無しである
05/05/17 18:27:25
エープリルフールネタでつね

568:ixion ◆ySh2j8IPDg
05/06/25 21:38:01
仮に「救われる」というものがありうるとしたら、
俺はこの人の本を読んでそれに近いものを
感じるなぁ…。

569:吾輩は名無しである
05/07/05 22:02:21
救われる??? ホント???

570:吾輩は名無しである
05/07/05 23:37:02
>>568
詳しく

571:吾輩は名無しである
05/07/17 13:46:44
ほんと超マイナー作家だよなあ

572:SXY ◆uyLlZvjSXY
05/07/18 20:09:39
救いについて椎名自身はこんなことを書いてたね。

―虚無から救われるためには二つの道しかない。
   神を信じるか、この世の一切に対する無関心である。
   この場合、自己の虚無にさえ無関心となることはむろんだ。―
               (「わたしのドストエフスキー体験」より)

573:ixion ◆ySh2j8IPDg
05/07/19 23:59:36
「ほんとう」の手前で立ち止まり続けること、というのは
苦行でありまた救いなのだ。

椎名はキリスト教徒でありながら、キリストを無条件に
「ほんとう」とするのではなく、「ほんとう」の無い、いわば
虚無と無関心に満ちた世の中を見つめ抜いた上で、
「キリストは〈ほんとう〉ではないが、〈ほんとうの手前〉で
道を示してくれている」と、自らの(人生/読書)体験から
導きだしているように思える。

>>572の「二つの道」を突き詰めれば自殺しかない。だが、
その手前で「ほんとうではないこと」を肯定してくれるのが
椎名の文学だと思うのだ。だから救われる。

574:SXY ◆uyLlZvjSXY
05/07/26 22:05:14
椎名のニヒリズムからの救いについて断片的に。

ドストエフスキーとニーチェを経由してキリスト教に向かった椎名。
ただし単純な信仰ではないのだろう。

「自己の虚無にさえ無関心となること」は
ニーチェのニヒリズムの徹底によるニヒリズムの克服、
を想起させもするが、ちょっとスタイルが違う。

自分という存在の空虚さ、自分が感じる虚無感に対し
無関心になることは、希望さえ捨てれば絶望もなくなる、
という論理に似てしまう。

彼は、世界を、自分を肯定したい、でもできない、
それじゃあ否定するか? 彼は否定もしない。
やはりいきいきと生きたいと彼は願っている。

では、ある種の諦念により、>>573にあるように、
【「ほんとうではないこと」を肯定してくれる】のだろうか?

むしろ彼はあがくのではないだろうか? 蛾のように。
自分を無様な道化師に仕立て上げ、それを神に捧げるようにして。
神への告発とも思われるような自虐的な熱情によって。

575:SXY ◆uyLlZvjSXY
05/07/26 22:07:00
指先に押えられた蟻のような情ない滑稽なあがきにすぎなかろうとも、
私はどこまでもその滑稽なあがきを、その理念の崇高さに対立させて
やるつもりなのである。たとえ誰が考えても死がその場合決定的なも
のであり、それから逃れることは不可能であろうとも、私は、思いをつ
くし、力をつくして、蟻のようにあがいてやるつもりなのである。
                        (「美しい女」)

576:吾輩は名無しである
05/07/27 00:29:20
映画マトリックスの方が勉強になる

577:吾輩は名無しである
05/07/27 11:14:51
>>573
それは誤読。

578:吾輩は名無しである
05/07/29 00:19:36
むう

579:SXY ◆uyLlZvjSXY
05/07/29 00:38:36
椎名の宗教観について少し。

―私は、イエス・キリストの生涯は、
   人間がほんとうのものと考えるものに対する
   たたかいにあったというような気がするのである。―
               (「私の聖書物語」より)

椎名の小説作品から受けるのとエッセイから受けるのとでは、
ちょっと異なる印象が与えられるのだけれども、
キリスト観や宗教観について見てみると、
信仰者的でもあり無信仰者でもあるという奇妙な二重性が感じられる。

人間によって信じられる(理解される)ような神は神でないのであって
信じられない(理解できない)からこそ、神の存在を感じるという逆説がある。
これはレヴィナスあたりの神の概念に通じるのかもしれない。

―神と自分の間には無限の距離があって、
   永久に信じられないだけでなく、
   しまいにはその無限の距離そのものが
   神のように見えて来る仕儀となってしまうのである。―
               (「私の聖書物語」より)

580:ixion ◆ySh2j8IPDg
05/07/30 21:40:29
ドストエフスキー読んで、どうしても残ったものを
「神」と名づけるしかないのではないか、みたいな
ことをどこかで書いてたよね?

「ほんとうではない」ということに地下室的に苦闘し
続ける、そのほんとうの手前の苦闘を肯定している
と書いたのであって、どこぞの作家さんのような
「世界を肯定する哲学」とは違うよ^^;>>574

「世界」以前に「生活」だろオイ、と言ってやりたくなる
ような思想の浮付きじゃなく、辿り直しを繰り返して
なお逡巡するような、そんな思想と信仰の苦闘が
椎名には感じられる。

椎名の二重性は信仰だけじゃなくて共産党員時代にも
共通して言えること。つーか、二重の意識を持てない
者があれだけの作家になれるわけがない。全く「奇妙」
なことではないよ。ドヤと祈りは矛盾ではないしね…。

581:吾輩は名無しである
05/07/31 17:41:12
なるほど

582:吾輩は名無しである
05/07/31 18:05:41
妙に読みやすい文体と滑稽で変なキャラと
毎回同じようなドヨ~んとした設定の小説を
書く人だと思っていたが
なんかもっと複雑な人みたいね。


583:吾輩は名無しである
05/07/31 21:00:43
暗い印象がある

584:吾輩は名無しである
05/07/31 21:03:41
お父さんがなぜかこの人のサイン本たくさん持ってる・・。
本屋に、懲役人の何とかのサイン本を持ってたら500円で売れた。
たいして期待してなかったのに超ラッキー。

585:SXY ◆uyLlZvjSXY
05/07/31 22:34:54
>>580
>ほんとうの手前の苦闘を肯定している
そうだね。その部分に対する肯定が
思想的な「世界」以前の庶民的な「生活」への愛
にもつながってるのだろう。

で、そのことは次のことにもつながると感じる。
「ホントウ」「自由」「美しい女」を求める人間は、
(つまり、光を求める蛾というのは)
その「滑稽なあがき」をやめないということに。

586:SXY ◆uyLlZvjSXY
05/07/31 22:41:14
>>582
>毎回同じようなドヨ~んとした設定の小説
その感想は同感。
絶望しつつ希望するような、理想を抱きつつ諦めるような、
もっとイメージ的にいえば、飛び立ちつつ倒れてゆくような、
椎名の小説を読むと、そんな感じを受けるんだなあ。

587:SXY ◆uyLlZvjSXY
05/07/31 22:47:12
>>583
確かに明るくないね。それでもただ暗いだけじゃない何かが。

>>584
すべて500円均一で売っておくれ。

588:吾輩は名無しである
05/08/06 18:58:27
ぜっぱんおおいね

589:吾輩は名無しである
05/08/08 15:51:44
復刊して

590:ルージュ
05/08/08 16:23:07
たしかこの人中村光夫と仲良かったですよね。

591:ルージュ
05/08/08 18:54:42
多分中川次郎とも仲良かったですよね。

592:吾輩は名無しである
05/08/08 19:21:53
共産党員だった人だっけ

593:吾輩は名無しである
05/08/08 19:25:03
戦前な

594:吾輩は名無しである
05/08/16 23:34:59
少し前に読んだ本で安部公房が「日本唯一の小説家だ」みたいな表現していたので、
気になって買ってしまった。
まあ小説は一冊しかないがw
それにしても文芸文庫こんな薄いので1200円か、、、
それでも新潮みたく絶版にされるよりはいいが。

595:吾輩は名無しである
05/08/30 23:31:04
安部公房が評価したなんて意外。

596:吾輩は名無しである
05/08/30 23:37:44
公房も昔は共産党シンパだもの。

597:吾輩は名無しである
05/09/12 20:56:21
共産党からドストというのは埴谷あたりと似てる?

598:吾輩は名無しである
05/09/22 00:57:18
赤い孤独者。

599:吾輩は名無しである
05/09/23 03:47:06
>>594
安部公房と椎名はお互いいつも褒め合ってる感じがする。まあ二人とも演劇にかなり力入れてたしな~。

>>597
埴谷って言うより、いわゆる「戦後派」は共産党ドストってのが主流では?

ヤボな話だが、椎名と梅崎の仲良しぶりは何なんだろう? 個人的には、単なる友人以上の関係のような
気がしてならない。別にだからどうということもないが(笑)

600:吾輩は名無しである
05/09/24 21:03:56
梅崎もマイナーな作家の仲間入りしたような。。。

601:
05/09/24 23:26:56
「共産党&ドスト」は通過儀礼みたいなところが当時あったのかな。
ニーチェやシェストフあたりもかなり読まれてたみたいだし。
そこから「キリスト」に向かった人は少ないだろうけど。

602:吾輩は名無しである
05/10/02 03:30:26
>>599
文学全集で二人で一冊だったり 「名短篇」で前後していたり 仲が良いよな

603:吾輩は名無しである
05/10/14 23:39:54
この人、梅崎とは仲が良かった?

604:吾輩は名無しである
05/11/01 00:39:17
全集にも載ってる作家だから
超マイナーは言い過ぎでしょ

605:吾輩は名無しである
05/11/01 04:55:44
ややマイナー程度

606:吾輩は名無しである
05/12/06 10:46:50
あげとこ

607:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中
06/01/15 23:54:34
でも手軽に入手できる本が少ない作家だよな

608:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中
06/01/16 00:02:17
よく燐と間違える

609:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中
06/01/17 06:44:25
読み返すのが惜しい作家。
筋立てはほとんど覚えてないが、
中学生の頃読んだ『美しい女』は、
永らく小説表現における美と同義だった。
長年、そのイメージだけを頭で反芻してきた。

でも読んじゃお。


610:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中
06/01/22 23:25:21
読みませう

611:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中
06/01/22 23:27:28
はい

612:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中
06/02/01 11:52:43
以前、訪れた古本屋で、「永遠なる序章」の文庫版がたくさんおいてあった。
一冊買ったよ。5年たったいまでもまだ読んでない。

613:名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中
06/02/09 00:34:29
「生きる意味」とか「愛と自由の肖像」とか
社会思想社の文庫になってたみたいだけど
タイトルが萎えるよ。

614:吾輩は名無しである
06/03/07 17:05:10
3月28日は邂逅忌ですね。
興味があるのですが、グーグルでも引っ掛かりません。
どなたかご存知でしたら情報お願いします。

615:吾輩は名無しである
06/03/10 09:51:25
とりあえず情報を。

第33回邂逅忌
2006/3/28 18:30~(於明治学院大学記念館)
第1部 朗読劇「天国への遠征」
第2部 懇親会
会費;一般5000円 学生4000円(朗読劇のみの出席は無料)

ここ数年顔出してるけど、今年はどうするかな。

616:吾輩は名無しである
06/03/16 11:20:22
615さんありがとう!
予定が空いたら行ってみます!



617:びっくらした
06/03/27 15:11:12
邂逅忌ぼくも行ってます

618:吾輩は名無しである
06/03/27 20:52:42
明日は邂逅忌age

619:吾輩は名無しである
06/03/27 21:17:18
邂逅忌詳細
URLリンク(www.meijigakuin.ac.jp)

620:吾輩は名無しである
06/03/28 22:19:54
邂逅忌か

621:吾輩は名無しである
06/04/02 12:01:21
もう33回忌か。

622:吾輩は名無しである
06/04/21 00:36:02
33回忌といえば先祖の霊に昇華したとされる年月ですね。
先日旺文社文庫の「愛について」を安く入手。

623:吾輩は名無しである
06/05/17 20:42:20
保守

624:吾輩は名無しである
06/05/18 00:13:18
保守しなくても落ちないと思うが

625:吾輩は名無しである
06/05/18 09:26:38
というか椎名のスレで「保守」っていうのいい加減にやめて欲しい。

626:ムー大陸 ◆DMnIjpZYd2
06/05/19 12:58:04
革新

627:吾輩は名無しである
06/05/27 23:50:12
椎名文学は人を救えるか否か

628:吾輩は名無しである
06/05/28 00:00:49
>>619
参加したヤシ報告しろ

椎名の墓は静岡の富士霊園にある。

629:吾輩は名無しである
06/05/28 00:05:44
>627
椎名は自分を救えたか否か

自分を生んで3日後に母親が鉄道自殺未遂というのは、
椎名のひっかかりではなかったのか。
今ならマタニティ・ブルーの知識も一般化しているが
椎名の時代には大変な事件だったろう。

630:吾輩は名無しである
06/05/28 01:09:19
救いか。。。
>>572あたりからもそのテーマが出てるみたいだけど
幼児体験のトラウマみたいなものを癒してくれるのは
やはり宗教的なものだったんじゃないかと思われ。

631:吾輩は名無しである
06/05/28 02:40:25
深夜の酒宴よんだ

632:吾輩は名無しである
06/07/01 16:07:11
講談社文芸文庫の椎名麟三短編集借りてこれから読むところ。
暗そうな雰囲気がなんかよさげw

633:夏は来ぬ
06/07/25 23:50:05
                    /⌒彡:::
                   /冫、 )::: モウ…夏カ…
                  __| `  /:::
                 / 丶'  ヽ:::
                / ヽ    / /:::
               / /へ ヘ/ /:::
               / \ ヾミ  /|:::
              (__/| \___ノ/:::
                 /    /:::
                 / y   ):::
                / /  /:::
               /  /::::
              /  /:::::
             (  く::::::::
              |\  ヽ:::::
                |  .|\ \ :::::
          \    .|  .i::: \ ⌒i::
          \   | /::::   ヽ 〈::
              \ | i::::::   (__ノ:
              __ノ  ):::::
            (_,,/\


634:吾輩は名無しである
06/07/26 22:15:18
椎名を読む夏

635:吾輩は名無しである
06/10/01 14:45:07
永遠なる序章が一番好きだな

636:吾輩は名無しである
06/10/01 14:47:43
中上が褒めてたよ

637:吾輩は名無しである
06/11/05 20:51:56
一日中雨の日曜日、六畳一間のアパートで一人何もすることがなくて、
「深夜の酒宴」を手に取り、冒頭の一行を読んだだけで暗い気持ちになった。

638:吾輩は名無しである
06/12/15 03:35:09
「自由の彼方で」もサイコーだよ

639:吾輩は名無しである
06/12/15 23:15:00
「赤い孤独者」も「深夜の酒宴」に匹敵

640:吾輩は名無しである
06/12/16 10:33:11
『赤い孤独者』はなかなか手に入りにくいけれど、いい作品だね。
もっと簡単に読めるようになるといいのに。

641:吾輩は名無しである
07/01/21 00:41:21
講談社文芸文庫にはもう入らないのか。。。

642:吾輩は名無しである
07/03/10 14:10:25
ageruyo

643:吾輩は名無しである
07/03/28 15:50:16
邂逅忌age

644:吾輩は名無しである
07/05/22 07:28:03
さがり杉

645:吾輩は名無しである
07/08/31 22:29:47
さがり杉2

646:吾輩は名無しである
07/09/29 14:30:46
マイナー作家にしてはスレが伸びてるな。
戦後派を語るスレになってるのか?

647:吾輩は名無しである
07/10/11 04:28:59
というかそこまでマイナーでもないと思うんだが

648:吾輩は名無しである
07/10/14 11:05:52
まあスレタイがあれだから...

649:吾輩は名無しである
07/11/23 03:01:47


650:吾輩は名無しである
07/12/04 00:38:25
貧乳腰パン葉子食い逃げダーウィン偽善者

651: 【ぴょん吉】 【914円】
08/01/01 00:53:57
あけおめ
ことよろ

652:吾輩は名無しである
08/02/25 11:39:06
邂逅忌が近づいてきたのであげ

653:吾輩は名無しである
08/05/13 13:14:27
多喜二の蟹工船ブームに続き、椎名ブーム来るか?
「永遠なる序章」「自由の彼方で」「美しい女」...来い!

654:吾輩は名無しである
08/05/13 18:26:46
出版社が流れよんで実践すれば売れそうじゃね?
福永とかも復活して来てるし

655:吾輩は名無しである
08/10/13 00:20:59
そんなマイナーかな?

656:吾輩は名無しである
08/10/13 12:21:03
655
スレを全て読めとはいわんが・・
せめて最初の数レス読むことぐらいできないかね。



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