04/10/15 23:27:08
続き
んで、「実存主義」についてですが、僕としては椎名を実存主義で読むならば、%さん
があげた人々ではなく(もちろん椎名自身はこの3人を念頭に置いているでしょうが)
ハイデガーを参照とするべきと考えてます。キルケゴールは「死に至る病」は参照されると
しても、キルケゴールの概念と椎名のスタンスはアナロジーで結びにくい。
或いは実存主義に拘泥しないならば、むしろ椎名(を含めたいわゆる「戦後派」=埴谷・野間)
はヘーゲルが参照しやすいのではないかと。ヘーゲルであれば、%さんが挙げていた、
横光なんかと相同性を帯びることとなるかな、と。
女についてはまた書きます。ただ、女=非真理とする必要はないのでは?
女=真理=現実界として椎名作品を考えても(もちろんその定義が当てはまるかどうか、また
ジェンダーにどう見配るか、色々大変そうですがw)、別に良いとは思います。いや、良いのか?w