10/07/29 01:21:47
>>37
「道徳における奴隷一揆は、ルサンチマンが創造的になって価値を産み出すようになったときに始まる。
本来の反応、つまり行為における反応が拒まれているため、想像上における復讐によってだけその埋め合わせを
する者たちの抱くルサンチマンが、である。すべての高貴な道徳が自己自身に対する勝ち誇った肯定から発するのに対して、
奴隷道徳は最初に外のもの、他のもの、自己でないものに対して、否と言う。この否定こそが、その創造行為なのである」
(『善悪の彼岸・道徳の系譜』信太正三訳 ちくま学芸文庫)