トマス・ピンチョン2at BOOK
トマス・ピンチョン2 - 暇つぶし2ch439:吾輩は名無しである
09/05/04 18:36:43
阿部和重が英語圏に生まれていればピンチョンのライバルになったのは間違いない。

440:吾輩は名無しである
09/05/04 20:26:50
>>439
ツリはやめましょうw

441:吾輩は名無しである
09/05/04 20:55:26
シンプソンズ出演シーンがいつのまにかyoutubeにあがってたんだな。
「トマスピンチョンはこの本が大好き。カメラと同じぐらいに!」

442:439
09/05/04 21:10:23
違うよ!マジだって!

443:吾輩は名無しである
09/05/04 21:12:07
>>441
それ英語?

444:吾輩は名無しである
09/05/04 21:14:45
>>441
サンキュー、有益な情報。前から聞きたかったよ。

445:吾輩は名無しである
09/05/04 21:21:18
>>443
英語

446:吾輩は名無しである
09/05/04 21:57:49
この前中古レコード屋に行ったら
 “BENNY PROFANE”
なんて名前のバンドのレコードを見つけた。
'80年代の終わりぐらいのアルバムだった。
買わなかった。

447:吾輩は名無しである
09/05/05 13:22:37
ジョン・ゾーンの展覧会が大阪でやってるけど、どうも行く気になれないんだよね。
家で競売ナンバーでも読んでようかなって思ってしまう。

448:吾輩は名無しである
09/05/05 18:46:34
>>446

ようつべにあるから。

449:吾輩は名無しである
09/05/05 18:49:28
>>445
ずるいなあ(・_・;)

450:吾輩は名無しである
09/05/05 19:26:49
シンプソンズって20秒くらいのやつ?

451:吾輩は名無しである
09/05/05 22:28:23
>女性の独白が句読点なしというのもしらける。

だって原文がそうなんだもの。他にどうしろと?

452:吾輩は名無しである
09/05/05 23:47:28
>>446
あーなんか音が想像つくわーw
おれも買わないw

453:吾輩は名無しである
09/05/07 20:56:57
ピンチョンの世界に近いものをさがしてみたが、途中で疲れた。
URLリンク(www.artfacts.net)

454:吾輩は名無しである
09/05/19 18:56:41
49に2・3人ではなくそコンテストてのがあったよな。

455:吾輩は名無しである
09/05/20 02:40:17
一九八四年[新訳版]  ジョージ・オーウェル(著)
刊行日: 2009/06/25 945円
〈村上春樹『1Q84』刊行に合わせ、名作中の名作が新訳版で登場!〉全体主義に
蝕まれた近未来社会の恐怖を描く、世界文学史上最重要の一冊が、大きな活字と
新訳で甦る! 解説/トマス・ピンチョン。
URLリンク(www.hayakawa-online.co.jp)

456:吾輩は名無しである
09/05/20 19:46:56
村上春樹ってまだいたんだ。

457:吾輩は名無しである
09/05/21 01:54:11
おーようやく翻訳されるのか1984年の序文

458:吾輩は名無しである
09/05/21 20:55:26
>>455
便乗商法情け無い

459:吾輩は名無しである
09/05/23 01:45:32
そうでないと売れないだろ本なんて
ピンチョンの新しい文章読めるんだから素直に喜んどこうぜ

460:吾輩は名無しである
09/05/23 01:59:12
せっかくだから買っておくか
別に1984年がそれほど面白かった記憶はないが

461:吾輩は名無しである
09/05/23 19:19:54
1984か・・
懐かしいな。高校のとき、英語の勉強のため無理やり読んだけど、
思いのほか、英文が易しく面白かった覚えがある。
その後、翻訳も読んだが、つまらなかった。
英語が理解できたってことで、面白かったのかな。
しかし、ハルキのその下らんタイトルどうにかならんか。
それでも売れるんだろうな。

462:吾輩は名無しである
09/05/24 11:45:51
競売ナンバー読み返してみたけどニーチェ的でもあり面白い。
切手はいわゆるカット・インなんだろう。

463:吾輩は名無しである
09/05/24 11:47:34
高校で小説を英文で読むのか。えらい秀才だな。


464:吾輩は名無しである
09/06/02 06:26:20
I’ve been enjoying the new Thomas Pynchon novel, Inherent Vice.
The most striking thing about is that if you had handed me the first 30 pages,
I would have staked my life I was reading the opening of the new Elmore Leonard.
URLリンク(christopherschuler.independentminds.livejournal.com)

+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +
 と__)__) +

465:吾輩は名無しである
09/06/02 20:44:39
コンプリートコレクションがもたもたしているうちに・・・

466:吾輩は名無しである
09/06/03 00:33:52
エルモア・レナードってだれ?

467:吾輩は名無しである
09/06/06 19:24:57
試しにコンプリートコレクションの一冊を村上春樹に訳して欲しい
今出たら十万部は売れるだろ

468:吾輩は名無しである
09/06/06 20:37:06
食い合わせ悪すぎるから訳さなくていいよ。

469:吾輩は名無しである
09/06/06 20:41:26
商業的にはありなのかもしれんが、出版社以外誰も得をしないな

470:吾輩は名無しである
09/06/06 20:59:21
春樹訳のピンチョンは嫌だけど春樹が訳せば何でも売れるんだよなあ

471:吾輩は名無しである
09/06/06 21:19:11
春樹は不細工ナルシストのエロゲーにドーナツとジャズをだしたようなものだと思ってた。
不細工ナルはここまで内面が醜悪で屈折するのか・・という勉強にはなった。
そもそもヴォネガットとかなんかのパクリ作家じゃなかったけ?

472:吾輩は名無しである
09/06/06 22:54:21
確かに初めてヴォネガット読んだときはまんま村上春樹だ!とびっくりしたな

473:吾輩は名無しである
09/06/09 00:29:36
「チャンピオンたちの朝食」読んだら「風の歌・・」

474:WOsOhCiUoL
09/06/09 02:13:21
Some crazy reality sites! watch now:[URL=URLリンク(olya.allmediabuy.com) girls[/URL]
[URL=URLリンク(love.allmediabuy.com) custom jewelry[/URL]
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[URL=URLリンク(olya.allmediabuy.com) sex tapes[/URL]
[URL=URLリンク(marina.allmediabuy.com) rape videos[/URL]


475:吾輩は名無しである
09/06/10 22:27:06
1Q84とやらは浅田彰のパクリかもね。浅田彰のことを無視してるようで実はそんなに気になる存在だったのか。


476:吾輩は名無しである
09/06/10 22:46:36
そんなのあったっけ?

477:吾輩は名無しである
09/06/10 22:51:03
ペヨトルで絶版だから黙殺の対象か、やることえぐいなあ。

478:吾輩は名無しである
09/06/13 02:37:52
春樹が去年12月の対談でピンチョンベタ褒めしてたわ。

479:吾輩は名無しである
09/06/13 20:01:24
昔の春樹のエッセイで、競売ナンバーを原書で読もうとしたが何度も挫折して
サンリオから翻訳が出てむさぼるように読んだってのがあったな。

480:吾輩は名無しである
09/06/13 21:55:08
オーウェルの1984はちょうど1984年の中二の時に読んだ。

481:吾輩は名無しである
09/06/15 01:22:42
>>478
掲載誌どこ?

正直、春樹にはピンチョンに触れてほしくない

482:吾輩は名無しである
09/06/15 08:18:17
同意

483:吾輩は名無しである
09/06/15 17:24:14
春樹が作中でピンチョンに触れようものならエライことになるぞ
既に1Q84の引用本が売り切れらしいし

484:吾輩は名無しである
09/06/15 18:06:43
>>483
なんて本?

485:吾輩は名無しである
09/06/15 21:33:10
そのものずばり1984年じゃないの?
それはそうと >>455 の新訳の情報が見当たらなくなってる。なんでだろ

486:吾輩は名無しである
09/06/16 00:19:26
1984の新訳は7月にのびたみたいだよ。

487:吾輩は名無しである
09/06/18 22:08:11
Vってトライステロみたいなもんなの?

488:吾輩は名無しである
09/06/20 08:27:02
ピンチョンはアメリカの春樹?

489:吾輩は名無しである
09/06/20 09:49:16
読んだ上で言ってるなら大したもんだわ

490:吾輩は名無しである
09/06/20 09:53:19
アメリカの高橋です

491:吾輩は名無しである
09/06/20 21:52:04
アメリカの大江健三郎

492:吾輩は名無しである
09/06/20 23:32:36
>>490
誰なんだw

493:吾輩は名無しである
09/06/21 00:49:20
アメリカのバーセルミ

494:吾輩は名無しである
09/06/21 19:16:17
アメリカの大西巨人

495:吾輩は名無しである
09/06/21 19:22:19
アメリカのピンチョンってことでいいよ、もう

496:吾輩は名無しである
09/06/23 01:50:08
>>481

『モンキービジネス2009 vol.5 対話号』
二回触れる程度だけど。
ピンチョンは最初の長編『V.』ですでに完成されていた珍しいタイプの作家で
春樹が目標とする総合的小説を最初から書けていたんだと。
フィッツジェラルドやカーヴァーは実体験をもとにかなり直接的に書くけど、
春樹はそういう書き方はしないんだと。

「それこそ例えば、ガルシア=マルケスとかピンチョンとか、そういう完全なフィクション
を書いていく作家たちの方に距離としては近いです。」(73) by春樹たん

つまり春樹=ピンチョン=(ガルシア=マルケス)たんとみて問題ないお。

497:吾輩は名無しである
09/06/23 10:33:19
481です。サンクス!

しかしどうみてもカーヴァー、フィッツジェラルド系の作家だと思うんだけどな春樹
願望かね

498:吾輩は名無しである
09/06/23 12:10:24
小説集ってどうなったの?
ずっと待ってるんだけど

499:吾輩は名無しである
09/06/23 13:06:01
日本にV1ロケットが着弾する頃には店頭に並んでるよ

500:吾輩は名無しである
09/06/23 14:04:24
春樹で儲かってるのならそろそろ出せ

501:吾輩は名無しである
09/06/27 22:16:15
ガルシア=マルケスは期待して読んだが、過大評価だと思った。
ハルキとピンチョンを比較するのは犯罪です。

502:吾輩は名無しである
09/06/27 23:18:35
百年は評価せざるを得ない

503:吾輩は名無しである
09/07/01 10:39:25
分量がある小説はそれなりにいいと思っちゃうんじゃないか。
読みきった満足感みたいなもんで。

504:吾輩は名無しである
09/07/01 14:04:31
分量のある小説を書けるということ自体が、それなりに著者の力量を保証してる面はあるかもね

505:吾輩は名無しである
09/07/01 14:23:45
ここでやんな

506:吾輩は名無しである
09/07/01 16:02:33
小説集...まだ?(・_・;)

507:( ̄ω ̄)獲る狸 ◆ycr5A7VfSw
09/07/01 16:35:27
さて、コンプリートコレクションは口先だけでしたか(笑)新潮社の愚考の一つに数えましょうかねぇ(笑)おやはやわらい

508:吾輩は名無しである
09/07/02 01:42:28
書き込むなら有意義なこと書けやクソコテ

509:吾輩は名無しである
09/07/02 02:08:24
狸の脳積んでる奴に無茶言うな

510:吾輩は名無しである
09/07/03 18:52:24
国際拠点化13大学が決定 グローバル30

平成21年度国際化拠点整備事業(グローバル30)
申請22大学のうち、13大学の採択が決定しました。

早稲田大学 慶應義塾大学 明治大学
上智大学 同志社大学 立命館大学

東北大学 筑波大学 東京大学 名古屋大学
京都大学 大阪大学 九州大学

URLリンク(www.jsps.go.jp)

511:吾輩は名無しである
09/07/05 17:13:56
友人が書店でつとめているんだが、ピンチョン刊行開始は2010年以降になると
新潮社の営業に言われたらしい。

とりあえず河出でヴァインランド読もうや。

512:吾輩は名無しである
09/07/05 20:11:37
>>511
そうなの?
金欠中なので嬉しいような悲しいような・・・

513:吾輩は名無しである
09/07/05 20:59:43
来年まで準備する時間があるとポジティブに捉えておくか

514:吾輩は名無しである
09/07/06 01:21:48
>>511
確かに本来の意味での漢民族(曹操や孔明の子孫)は日本にいるよ。
でも中華人民共和国(含朝鮮半島)にはいないんだ。
ユーラシア大陸の民族は中世以降完全に浄化されてしまった。
だから日本人と中国人(含朝鮮人)が遺伝的に近縁にあるというのは間違いだよ。

515:吾輩は名無しである
09/07/06 14:46:01
新潮に金落としたくない。どうせくだらん三島賞とかの審査員に生活費がいくかとおもうと。
というわけで買い替えはなしだなー。

516:吾輩は名無しである
09/07/06 23:47:11
その理由はどうかと思う

517:吾輩は名無しである
09/07/12 23:02:55
今年の春って言ってたから買うのよしてたⅤ借りて来た
来年また新訳で読むことに決定

518:吾輩は名無しである
09/07/13 00:34:58
ジョージ・オーウェル『一九八四年』の新訳は
解説ピンチョンだぞ。

URLリンク(www.amazon.co.jp)一九八四年-新訳版-ジョージ・オーウェル/dp/4151200533/ref=pd_rhf_p_t_1

519:吾輩は名無しである
09/07/13 00:39:14
あれ、もう出てるんだ。

あと、リンクはこの方がよくね?
URLリンク(www.amazon.co.jp)

520:吾輩は名無しである
09/07/13 13:56:34
とっくに既出

521:吾輩は名無しである
09/07/21 08:24:54
ピンチョンの解説すげー良いわ。

522:吾輩は名無しである
09/07/21 23:05:12
おれも今日ぱらっと立ち読みしてきた。
衒いのないかんじで、すごいまとも。
びっくりした

523:吾輩は名無しである
09/07/26 02:35:17
Inherent Vice の書評がちらほらと

URLリンク(www.telegraph.co.uk)
Who would have thought it? One of America’s most wilful and obscure writers
has produced the most enjoyable beach read of the summer.

URLリンク(www.list.co.uk)
The similarities to the Coen brothers’ stoner noir The Big Lebowski are inescapable,
but we’re nevertheless firmly in Pynchon territory.

URLリンク(entertainment.timesonline.co.uk)
As a detective novel, Inherent Vice, though vivid and entertaining, isn't in the first
league of such books; nor is it as authentic an insider's product of the psychedelic
Sixties as, say, Fear and Loathing in Las Vegas. It is minor Pynchon, but it is the
perfect entry point into his work for a new generation of readers.


524:吾輩は名無しである
09/07/26 13:42:57
重力の虹の下巻が手に入らない

525:吾輩は名無しである
09/07/26 13:51:57
ピンチョン文庫~!!

526:吾輩は名無しである
09/07/28 06:38:55
>>523
おお出たのか!

527:吾輩は名無しである
09/07/28 12:30:43
新潮さん早く訳して!
ぼやぼやしてるから未訳の新刊が出ちゃったじゃないの!

528:吾輩は名無しである
09/07/29 01:58:35
V挫折で放置しっぱなしだが、新作ポチリますた

529:吾輩は名無しである
09/07/29 22:09:48
いまV読み返してる
やっぱおもしろい

530:吾輩は名無しである
09/08/10 11:45:00
河出のヴァインランドいつ出るんだよ
今月も来月も出る気配ねえじゃねえか

531:吾輩は名無しである
09/08/10 14:55:31
重力の虹の原書を買った。読めるのは読めるが・・。
原書で読む際の注意点があったらおしえてください。

532:吾輩は名無しである
09/08/10 15:01:33
わからない地名やら物が出てきたら、グーグル先生にイメージ見せて貰う
二次は読んだことないけど、白鯨はこれでかなり読みやすくなったな

533:吾輩は名無しである
09/08/10 15:09:55
あ、ほんとだ

534:吾輩は名無しである
09/08/10 21:03:18
そろそろ英文つらくなってきた
Vの和訳でも読もう

535:吾輩は名無しである
09/08/19 22:54:23
Inherent Viceまだ届かん

536:吾輩は名無しである
09/08/21 05:00:54
届いた

537:吾輩は名無しである
09/08/21 07:30:19
翻訳は頼んだ

538:吾輩は名無しである
09/08/21 14:36:28
師匠がピンチョンの専門家だから任せることにするわw

539:吾輩は名無しである
09/08/21 14:54:45
まずはピンチョン全集やろ

540:吾輩は名無しである
09/08/22 13:15:13
>>538
どなた?

541:吾輩は名無しである
09/08/22 17:48:11
よし俺が翻訳する。
ブログで。

542:吾輩は名無しである
09/08/22 17:55:57
翻訳しにくそうな文体だな
がんばってくれ

543:ray
09/09/01 21:04:03
 彼女は横町を入って裏階段からあがってきた。昔いつもそうしていたように。ドクは一年以上も彼女を見かけていなかった。ドクだけでなく、だれも。昔はいつもサンダルに、花柄ビキニの下側、
色あせたカントリー・ジョー&ザ・フィッシュTシャツだった。今夜の彼女は全身フラットランド衣装で、髪は記憶よりずっと短く、昔の彼女が決してしないと誓っていた格好だった。
「シャスタ、おまえか?」
「ラリってると思ってるようよ」
「その風体のせいだと思うぜ」
 二人は台所の窓から差し込む街灯に照らされて立っていた。カーテンなんかつけてもしょうがない窓だ。そして丘の下の方に波が当たる音に二人で聞き入っていた。ときには風向きがいいと、町中で波の音が聞こえる。



544:ray
09/09/01 21:18:47
「助けがいるの、ドク」
「おれ、いまは事務所とかあるんだぜ? ホント昼間仕事とかそんなみたいな?」
「電話帳で調べて、ほとんどそっちに行きかけたの。でもそこで思ったんだけど、これが密会みたいに見えたほうが万人のためにいいって」
 やれやれ、今夜はロマンチックなことはなしか。ちくしょうめ。でもまだ金は入る仕事かもしれん。「だれかに見張られてるとか?」
「一時間ほど表通りで過ごして、見かけをそれっぽくしようとしてみたけど」
「ビールでもどう?」彼は冷蔵庫に向かい、中に入れてあるケースから二缶取り出し、一つをシャスタに手渡した。
「男なのよ」と彼女は言った。
 男だろうよ、でもそこで腹をたてちゃいけない。顧客がこんな具合に切り出すたびに五セントもらえたら、今頃はハワイだぜ。日夜クスリ決めて、ワイメアの波をディグして、
いやそれよりかわりにだれか雇ってディグさせるか……「表世界の紳士ってわけかい」と彼はにらみつけた。
 「そうよ、ドク。その人結婚してるの」
 「で……金がらみか」
 彼女はそこにない黒髪をうしろに跳ね上げ、眉をたてた。それが何よ。
 ドクとしてはグルーヴィー。「で、奥さんは―おまえのこと、知ってんの?」


545:ray
09/09/03 00:45:46
 シャスタはうなずいた。「でも奥さんも他にいるのよ。ただ、それが普通のアレじゃなくて―二人で何やら不気味な陰謀を企んでるの」
「ダンナの財産かっさらってトンズラね、うん、ロスあたりじゃそんなことも一度か二度はあったとか聞いてるけど。それで……おまえ、おれにズバリ何してほしいの?」かれは夕食を入れて持ち帰ってきた紙袋を見つけ、忙しくそこにメモを取るフリをした。
というのもまともな女らしい制服、ノーメーク風に見えるはずのメークとかなんとかで、遅かれ早かれシャスタの得意とする有名な昔ながらの勃起が来るのは見えてたからだ。これっていつかは終わってくれんのかな、とかれは考えた。もちろん終わるとも。終わった。
 二人は居間に入って、ドクはソファに寝そべり、シャスタは発ったままで、何というかウロウロした。
「てゆーか、二人はあたしにも乗れっていうの。あの人が隙を見せたとき、というかそれに一番近くなったときに手が出せるのは、あたしだけだって言うのよ」
「隙って、ケツ丸出しで寝てるときね」
「わかってるじゃない」
「まだそれが正しいか間違ってるか迷ってるわけ、シャスタ?」
「それ以下よ」と彼女は、忘れがたいあの視線でかれをにらみつけた。「どれだけあの人に誠実であるべきかってこと」
「頼むからおれに聞かないでくれよな。そこらのありがちな連中が、そのクソ愛人にどれだけ借りがあるかならわかるが―」
「あらどうも、新聞の人生相談でも似たようなこと言われたけど」
「サイッコー。んじゃ感情ぬきにして、金を見ようぜ。そいつ、家賃はどんだけ払ってくれてる?」
「全額」一瞬、昔ながらの目を細めた勝ち誇るような微笑が浮かんだように思った。
「かなりする家?」
「ハンコックパーク」


546:吾輩は名無しである
09/09/03 20:05:18
すごい! なんか面白そう!!

547:吾輩は名無しである
09/09/03 21:28:36
続けて続けて

548:吾輩は名無しである
09/09/03 21:44:50
このまま山形訳で商業出版されないかな

549:ray
09/09/03 22:08:35
ドクは「キャント・バイ・ミー・ラブ」のサビを口笛で吹いて、相手が顔に浮かべた
表情は無視した。「もちろん、受け取ったもの全部にちゃんと借用書は書いてるんだ
よな?」
「このクソ男、あんたがいまだにこんな根に持ってるって知ってたら―」
「おれ? 単にプロらしくしようとしてるだけだって。その奥様とツバメ、おまえが
乗ったら分け前いくらくれるって?」
 シャスタは金額を挙げた。ドクは怒り狂ったヤク売人いっぱいの改造ロールスから、
霧の中で時速百六十キロ、あの粗雑に設計されたカーブを全部すりぬけようとしつつ、
パサディナ高速で逃げ切ったこともあるし、ロサンゼルス川の東の裏道を、自衛の武器
としては借り物のアフロヘア用の櫛を股間にしのばせただけで歩いたこともあるし、
ベトナム大麻をごっそりかかえて法務局を出入りしたこともあったし、そういう日々の
おかげでもうその手の無謀な日々は終わったんだと思い込みかけていたが、でもいまや
かれは再び本気で心配になってきた。「この……」慎重にいかないと、「このネタって、
アダルト指定のポラロイド数枚とか、そんな話じゃないな。車のグローブボックスに
ヤクを仕込んでおくとか、全然そんな程度の話じゃ……」
 昔の彼女は、何週間もふくれっつら以上のややこしい表情なしに、何週間も過ごした
もんだ。いまの彼女は、実に重々しい顔要素の混合物をかれに向けていて、何を考えて
いるのかまったく読み取れなかった。俳優学校で身につけた技かも。「あなたの考えて
るのとはちがうのよ、ドク」
「心配すんな、まだ考え始めてもないから。他には?」
「わかんないけど、でもどうも二人は、あの人をなんかキチガイ病院にぶちこみたいら
しいの」
「それって合法的に? それとも無理にかっさらうような?」
「だれも教えてくれないのよ、ドク。あたしはただのエサだから」思えば、彼女の声に
これほど悲しみがこもっていともなかった。「あなた、ダウンタウンでだれかとつき
あってるんですって?」



550:ray
09/09/04 01:00:29
 つきあってるって。まあねえ「ああ、ペニーのこと? 堅気のいい子で、秘密の
ヒッピーラブの刺激を捜し中で―」
「そしてイヴェレ・ヤンガーんとこの何か検事補かなんかでしょ?」
 ドクはちょっとそれを考えてみた。「あそこのだれかが、これを事前に阻止できると
思うわけ?」
「こんな話を持ってけるところはそうそうないのよ、ドク」
「わかった。ペニーに話してみて、どうなるかやってみる。でそのお幸せなカップル
たちは―名前とか住所とかは?」
 彼女の老愛人の名前を聞かされてドクは言った。「これって、あのいつも新聞に出てる
ミッキー・ウルフマン? 不動産業界の大物?」
 「この話、だれにもしちゃダメなのよ、ドク」
 「聞かざる言わざる、仕事のうちよ。電話番号でもおいてく?」
 彼女は方をすくめ、眉をひそめて、番号を一つ渡した。「できれば絶対かけないで」
 「サイッコー。で、どうやって連絡すればいい?」
 「しないで。前のところからは引っ越して、手当たり次第に泊まってんの。聞かないで」
 彼はほとんど「ここなら空いてるぜ」と言いかけたが、実際は空いてなかったが、でも
彼女が変わってないものすべて、あの本物のイギリスパブの
ダーツボードが馬車の車輪にかけてあるのとか、売春宿のつり下げランプでフィラメントの
振動する紫のサイケ電球つきのやつとか、クアーズの缶だけでできたホットロッドの模型
コレクションとか、蛍光式フェルトペンでウィルト・チェンバレンがサインしたビーチバレー
ボールとか、ビロードの絵とか等々を見回しているのを見て、そこに浮かんでいる表情が、
どう見ても嫌悪と言わざるを得ないものだったので言わずにおいた。

*********************************

以上で冒頭から全体の1%に相当。

551:吾輩は名無しである
09/09/04 01:33:52
乙ありです

552:吾輩は名無しである
09/09/04 06:50:31
やっとWolfmanきたな、まだまだ長そうですが乙です。

553:吾輩は名無しである
09/09/04 07:50:16
これは乙だな

554:吾輩は名無しである
09/09/04 14:04:19
乙。
でも話の筋がまったく読めないんだが。

555:吾輩は名無しである
09/09/04 14:55:35
冒頭1%だけ読んで話の筋が読める小説がこの世にあるの?


556:吾輩は名無しである
09/09/04 15:41:32
全部読んだってごまかし続けるのがピンチョンだろがよ

557:ray
09/09/05 00:40:25
(承前)

 「ターン・オン、チューン・イン、ドロップ・アウト」モーゼルを持った片目男が
ウィンクしてみせた、残っているほうの目だ、ということはつまり男は両目をつぶっ
たことになるのか、それとも片目男のウィンクもまたウィンクといえるのか。顔中
が腫れ上がりほとんど視界のない自分はどうだろう。すべての闇にはウィンクが潜み、
笑いとユーモアが隠されているのだろうか。それが黄金の牙団の語っていた荘子の
サトリか。そしてその闇が笑っているのは、この自分なのか。
 「サイッコー。このおれが最後のオチになるとはね」そう言おうとしたが、口も腫れ
あがり、歯もほとんど折れた状態では、要領を得ないうめき声があがっただけだったが
相手が理解したような表情を浮かべたとのは気のせいにちがいない。シャスタもおれを
笑っているのか。あの晩、久しぶりにおれの部屋にきたとき彼女はすべて知っていたの
か、あるいは知らなくてもそれはすべて一連の長いカルマの糸にからめとられ、つなが
って彼をこの車の中に導き、そしてその糸がいまとぎれようとしている。顔をつたう液体
が血なのか涙なのかも、彼はもはやわからなかった。
 「これで最後だ、ドク。スマイル、それも I は二乗でな」と片目男が言うと同時に、
腕に針が感じられ、とつぜん痛みは去り、すべてが極彩色につつまれて直立する虹の生えた
草原が広がった奥にエメラルド色の都が、そうあそこを目指せばいいのかおれの求めた、
すべてがそこにあるのか路はどこだれんがの道は―だがそのとき彼方で轟音が鳴って
緑の都の塔が二本崩れ去るとともに世界のすべてが徐々に薄れ、霧に包まれやがてあたり
は真っ暗となり、彼は霧が晴れるのを待ち、いつまでもいつまでも、だがそれは決して
晴れることなく、かれは闇の中を這いずり続ける。

(完)


558:ray
09/09/05 00:50:05
(承前)

 その日が来るまで待とう、と彼は思った。そして、そのときは、
世界が回復するよう戻ろう、おれの病んだ世界、おれのすばらしい
世界、おれの、いやおれたちの祝福された世界は父を求めて泣い
た。黄金の牙団はシャスタを通じておれに、かつてのおれなら聞
かされると知っていたことを教えてくれた。おれはいつも、それ
までに知ったことをすべて、聞き、見て、想い出したいと想って
いたんだ。あなたが救世主なのよ、とシャスタがおれに言い、お
れは想い出し、知った。おれが救世主なんだ、とシャスタは言った。
そう、おれはいつも救世主なんだ。


(完)


559:ray
09/09/05 00:58:43
(承前)

 ゴルディタビーチ出口を過ぎてしまったら、看板の読み取れた最初の出口を出て
一般道で戻ろうと想った。ローセクランスで高速が東に折れるのは知っていたから、
どっかで、ホーソン大通りかアルテシアで霧が晴れるはずだけど、ただしそれは今晩
の霧が広がって地域全体に落ち着かない限りだ。そうなったらこの状態が何日も
続いて、そしたらひたすら運転を続け、ロングビーチを過ぎ、オレンジ郡をぬけて
サンディエゴをこえ、そして国境を越えてそこでは霧の中でだれもだれがメキシコ人
でだれがアングロでつまりはだれであってもかわからないところに出るかもしれない。
でも一方でそれが起こる前にガス欠になって、キャラバンを離れて路肩に停めて待つ
しかなくなるかも。何かが起こるのを。高速警察が来ても彼にかまわずにすませて
くれるのを。スティングレイの落ち着かないブロンドが停まって乗ってかないと
申し出るのを。霧が燃え晴れ、そして今度こそそこに何か、なぜか、代わりに存在
しているのを。

(完)


560:ray
09/09/05 01:04:09
(承前)

  ある夜、彼は夢を見た。水の上に立つ小さな小屋を所有していたのだ。
こんどは湖ではなく大洋だった。海はどこまでも広がっていた。そしてこの
小屋は、かれが見たことがないようなもので、南太平洋を舞台にした映画に
出てくるような丸太小屋に似ていた。そして目を覚ますと、明瞭な考えが頭
に入り込んできた。
 彼の調査は、彼を家に釘付けにした。彼は居間でテレビの前に坐った。おれ
は座った。待った。見た。まんじりともしなかった。おれたちがはるかな昔に
そうするように言われたように。サイッコー。おれは指命を果たし続けた。

(完)


561:ray
09/09/05 01:12:48

*1:長いことご愛読ありがとうございました! トマス・ピンチョン先生の次回作にご期待ください!


562:吾輩は名無しである
09/09/05 01:27:01
>>561
お疲れさまでした。

てか一章はこんな話だったのか
流し読みすぎてさっぱり覚えてないわ

563:吾輩は名無しである
09/09/05 01:38:53
>>557

これが本物の結末に10ガバス。


564:吾輩は名無しである
09/09/05 08:46:39
打ち切りかよw

565:吾輩は名無しである
09/09/05 09:17:31
>>561
ブログとかで続けて欲しいです
応援してます☆

566:ray
09/09/05 13:44:00
>>565

版権とか翻訳権っつーものがございまして、なかなか……


567:吾輩は名無しである
09/09/05 22:10:36
ブログで全部訳しきる人もいるし権利の問題はなんとかなるんじゃねーの?

568:吾輩は名無しである
09/09/06 01:03:40
ならねー、とは思うがひっそりやれば裁判にはならんだろう。

569:吾輩は名無しである
09/09/06 03:50:51
個人の楽しみとしてやってます。転載等一切禁止みたいな断りをしてやってる人はいる。

570:吾輩は名無しである
09/09/06 13:34:51
個人の楽しみなんて逃げの手を打っても全世界に公開してたらアウトだろ

571:吾輩は名無しである
09/09/06 18:16:01
大学のサークルとかで、作者に連絡して未邦訳短編の翻訳を冊子として出してる例は聞くけど

572:吾輩は名無しである
09/09/06 20:00:32
正論レイダー

573:吾輩は名無しである
09/09/07 02:40:28
アウトではない。判例もある。

574:吾輩は名無しである
09/09/07 15:14:21
rayさんgj!

それに比べて新潮の阿呆は

575:吾輩は名無しである
09/09/07 17:29:53
rayさんって山形浩生さんですか?

576:吾輩は名無しである
09/09/08 16:57:04
野暮な追求はナシだぜ

577:吾輩は名無しである
09/09/15 19:05:28
ヴァインランド、世界文学全集で出るね

578:吾輩は名無しである
09/09/15 20:03:09
それより重力の虹を再販してよ

579:吾輩は名無しである
09/09/30 18:20:31
新刊の評判は上々?
重力の虹に匹敵するくらいでしょうか?

580:吾輩は名無しである
09/10/03 22:21:35
>>579

競売、ヴァインランドとあわせてカルフォルニア三部作だとか。

581:吾輩は名無しである
09/10/06 02:08:22
さぁもうすぐノーベル発表だね

582:吾輩は名無しである
09/10/06 03:46:17
万一受賞しても、やっぱり来ないんだろうなぁ
最近はレッシングが欠席したけど、講演までしないのは何時以来だろう

583:吾輩は名無しである
09/10/06 13:05:33
ピンチョン動いてるのみたす

584:吾輩は名無しである
09/10/06 13:38:34
今年はピンチョンが受賞するらしい。ある筋から聞きました。

585:吾輩は名無しである
09/10/06 13:50:24
ピンチョンが現れるところV2ロケットが着弾するから講演には出られないらしい。

586:吾輩は名無しである
09/10/06 13:53:49
ピンチョン? チョンピン?
ハゲチョンピン?

587:吾輩は名無しである
09/10/07 13:42:58
全集の話は立ち消えか・・・

588:吾輩は名無しである
09/10/07 19:08:08
やっぱりここはノーベル賞とってもらうしかないな

589:吾輩は名無しである
09/10/07 19:15:48
トマス・ピンチョンって口臭くさそう

590:吾輩は名無しである
09/10/07 21:17:51
ノーベル賞受賞で全集刊行の流れか

591:吾輩は名無しである
09/10/07 23:10:47
だーかーら
まいにちおもしろい イェイ
まいにちおもしろい イェイイェイ

592:吾輩は名無しである
09/10/07 23:14:23
受賞してほしいけどなぁ
でもそしたら完全にブームくるな。

たぶん受賞しそうにないけど

593:吾輩は名無しである
09/10/08 20:35:05
案の定受賞はならなかったようだ

594:吾輩は名無しである
09/10/08 21:31:00
ピンチョン無念

595:吾輩は名無しである
09/10/09 01:10:29
何度読もうとしても挫折しちゃう。

どの長篇でもいいので、この人の作品の梗概とかポイントをまとめて
日本語で解説してあるサイトとかないでしょうか?

596:吾輩は名無しである
09/10/09 13:29:24
そりゃありすぎるくらいあるでしょうよ

597:吾輩は名無しである
09/10/09 15:36:40
>>596
挙げてみろタコ ろくなのねーから。

598:吾輩は名無しである
09/10/09 19:59:24
書籍としてまとまったものでは京都大学の一冊しかないな

599:吾輩は名無しである
09/10/09 20:36:00
>>595
タイトルで検索すれば誰か書いてくれてる人いるんじゃないか?
卒論で研究するとかいう人もいるだろうし
信憑性は保障できない

600:吾輩は名無しである
09/10/09 22:33:27
CiNiiで検索すると幾つかあるな。

601:吾輩は名無しである
09/10/09 22:53:15
素人さんの読書の助けになるようなものはないだろ

602:吾輩は名無しである
09/10/10 06:35:21
プロ向け作家だったのか

603:吾輩は名無しである
09/10/10 11:22:35
学者むけだな

604:吾輩は名無しである
09/10/10 11:53:42
そうだったのか

605:吾輩は名無しである
09/10/10 16:21:01
てかよくこんだけ色んな場所を書けるよな。

ヴァインランドとか49とか読んだら、
カリフォルニアがすごくうまく描かれてて、
よっぽどカリフォルニアがすきなんだろーなーとおもうんだけど、
重力なんかさ、ヨーロッパの色んな場所でてくるし、
メイソンは南部だしさ

そんだけで乾杯や

606:吾輩は名無しである
09/10/10 16:25:10
世界のどこにでもあるような場所を描いてるだけじゃないのかね

607:吾輩は名無しである
09/10/10 17:46:19
ヴァインランドみたいな場所がか?

608:吾輩は名無しである
09/10/10 18:35:17
俺様の故郷の村を描けたら認めてもいい

609:吾輩は名無しである
09/10/12 00:42:45
重力の虹を再版してくれよ

610:吾輩は名無しである
09/10/12 00:59:48
いやだ。永遠に絶版。

611:吾輩は名無しである
09/10/12 12:40:29
>>610
貴様まさかトリエステの一味か

612:吾輩は名無しである
09/10/12 12:59:23
いや、国書の著作権担当者。契約切れて出せない

613:吾輩は名無しである
09/10/15 19:50:05
重力の冒頭の引用はスピノザを意識してるの?

614:吾輩は名無しである
09/10/16 06:13:14
キーーンってとこ?

615:吾輩は名無しである
09/10/17 02:33:10
>>595の求めてるのは>>286のようなのの日本語版なんだろう。
方々の書評を見れば全体的なストーリーや構成は分るはずだし。
 よく分らん→読み進めるのが苦痛→散漫になってますます分らん→もっと苦痛
という悪循環にある人にはまさに「Page by Page」の解説というのが欲しいんだろうね。

しかしそんなものはない。
最初からわからないのは当たり前。三度読み返すつもりで読め、としか言えないな。

616:吾輩は名無しである
09/10/17 17:21:05
たしか今売りの「新潮11月号」だったと思うけど、都甲幸治が「V.」の
新訳を進めている最中と書いていたと思う(10月号または別の人だったら
すまん)。とりあえず「コンプリート」の企画は進んでいるみたいで安心した。

617:吾輩は名無しである
09/10/17 17:23:14
ピンチョンの逃げっぷりが素晴らしいと思うよ

618:吾輩は名無しである
09/10/17 21:31:58
12月10日予定
《世界文学全集 第2集 11》
トマス・ピンチョン 『ヴァインランド』
ヒッピーおやじとティーンズ娘との軽妙な会話で幕をあける巨編は、娘の母親探しを基軸に、
権力の陰謀渦巻くダークな世界へと次第に突き進んでいく。詳注全面改訂。
(河出書房新社 予価2940円)[amazon] [bk1]

URLリンク(www.green.dti.ne.jp)

619:616
09/10/17 22:28:26
念のため確認したら、>>616は記憶違いだった。ごめん、訂正。
正しくは、今売りの「群像11月号」掲載の小山太一のエッセイ
「ピンチョン、そしてバッド・ベティカー」で、小山太一が佐藤良明
との共訳で「V.」の新訳を進めているという記述があった。

「トマス・ピンチョン コンプリート・コレクション」の企画はゆっくりながらも
進んでいることが分かってほっとしたよ。

>>618
これの「コンプリート」版がどうなるのか、不可解なんだよね。


620:吾輩は名無しである
09/10/18 19:11:00
重力の虹がどこにも売ってないからめちゃくちゃ困る
権利きれたんならどっか別の出版社が権利かえばいいのに。
一定数は売れるだろ

621:吾輩は名無しである
09/10/18 19:23:53
新潮が持ってんでしょ

622:吾輩は名無しである
09/10/18 19:30:04
>>621
マジっすか
それならなぜ出さないんだ新潮~。出せば売れるぞ~。

623:吾輩は名無しである
09/10/18 19:30:31
重力の冒頭の引用はスピノザを意識してるの?
→nature does not ・・なんたら・・transformation
のとこ うろ覚えで悪いが

624:吾輩は名無しである
09/10/18 19:39:29
Nature does not know extinction; all it knows is transformation.
Everything science has taught me, and continues to teach me,
strengthens my belief in the continuity of our spiritual existence after death.

Wernher von Braun

625:吾輩は名無しである
09/10/19 13:33:48
Nature does not know extinction; all it knows is transformation.
マンデルブロ集合
Everything science ・・・after death.
スピノザの第三種の認識

ええ話や・・とおもったところでWernher von Braun をググルと
ギャーとなるブラックユーモアかと

だいたいピンチョン26才のVからして思うが、この人そうとう若いころに
哲学的基盤ができてるよね?だからいきなり総合小説を書けるんだと思ぅ

626:吾輩は名無しである
09/10/19 18:34:22
>>625
マジで!あれ26の時に書いたのか!!
天才かよ

627:吾輩は名無しである
09/10/19 22:46:50
やばいよなあ、若干26って…

628:吾輩は名無しである
09/10/20 00:23:45
>>622
文庫出すなら買うけど、今更新書版出されても買わないかなあ

629:吾輩は名無しである
09/10/20 00:25:40
新書じゃなくてハードカバーといいたかった

630:吾輩は名無しである
09/10/20 00:59:00
そのピンチョンを超えるのが綿谷りさである。

631:吾輩は名無しである
09/10/20 08:52:09
>>630一応理由をきこう

632:吾輩は名無しである
09/10/20 13:15:22
出版されたのが26歳だから、実質的にはその2~3年前くらいから執筆
してた可能性がある 才能ってこういうことをいうんだな

633:吾輩は名無しである
09/10/20 15:48:25
にーせの悲劇の誕生も20代、36?でツァラトゥストラ
シュベルトは30そこそこでdead
マルクスは・・

634:吾輩は名無しである
09/10/20 19:51:44
>>632
大学出たてのガキんちょがあんなの書けるなんて。
小学生時代から成績トップだったりしたんかな

635:吾輩は名無しである
09/10/21 02:03:15
重力の虹で死んでれば伝説の天才だったのに、
未だにヌケヌケと長篇を発表してしまうのがニクい

636:吾輩は名無しである
09/10/21 13:30:19
ちょっとマンネリ芸だよね
オーケンのマンネリ芸よりはいいけど

637:吾輩は名無しである
09/10/21 21:44:47
踊るダメ人間か

638:吾輩は名無しである
09/11/01 19:36:50
ピンチョンって変な名前だな

639:吾輩は名無しである
09/11/02 01:33:03
名家だからね

640:吾輩は名無しである
09/11/12 00:59:28
ディケンズが長大な初長編「ピクウィック・クラブ」を書き始めたのは23の時。
「オリヴァー・ツイスト」が25才。
ともに170年後の今でも世界中で読まれているってのがすごい・・

ピンチョンって出自はどこなの?

641:吾輩は名無しである
09/11/12 02:27:33
朝鮮半島だろ。

642:吾輩は名無しである
09/11/12 12:05:17
トマスピン 鄭(チョン)

643:吾輩は名無しである
09/11/12 21:20:23
ピンチョンスレでそれはダメ。

644:吾輩は名無しである
09/11/14 01:46:49
祖先が最初期(c1620)のヴァージニア開拓移民だったそうだから、
名門中の名門のWASPらしいよ。



645:吾輩は名無しである
09/11/14 12:05:50
>>644
実家は金持ちだったのかな

646:吾輩は名無しである
09/11/15 02:30:27
「エントロピー」読んだひといる?



647:吾輩は名無しである
09/11/15 16:31:44
このスレに来る人はみんな読んでるだろ

648:吾輩は名無しである
09/11/16 03:00:02
重力の虹は再販なしか?

649:吾輩は名無しである
09/11/16 05:23:59
コンプリートコレクションをお待ちください

って、これどうなったんだろう

650:吾輩は名無しである
09/11/16 05:57:49
近所のGSのまえ透るたんびに、造成中?の半生コンに
手形をつけてやらんかったことを後悔する私。

651:吾輩は名無しである
09/11/16 16:35:39
重力の虹を復刊しろよ
たのむよ

652:吾輩は名無しである
09/11/16 16:44:56
新潮のを待てよ

653:吾輩は名無しである
09/11/16 18:35:23
>>652
何年かかるんですか

654:吾輩は名無しである
09/11/16 19:45:35
新潮に聞けよ

655:吾輩は名無しである
09/11/17 01:34:26
V読了記念カキコ

under the roseの話をここまでふくらませるとはね

656:吾輩は名無しである
09/11/20 17:01:38
under the roseって?

657:ネットワークエンジニア
09/11/20 17:06:14


658:655
09/11/21 13:36:21
秘密裏に、だっけ
スローラーナーにはいってるやつ

あの素朴娘のヴィクトリアが…って感じでした

659:吾輩は名無しである
09/11/30 02:11:50
URLリンク(www.youtube.com)

660:吾輩は名無しである
09/12/10 02:41:10
過激にポップに疾駆するピンチョン版「1984」

だって。

661:吾輩は名無しである
09/12/12 23:16:33
ヴァインランド出てたーよ。
これからこれから読むーよ。

アゲアゲ。

662:吾輩は名無しである
09/12/13 01:41:20
ヴァインランド刊行記念のトークショー、ちょっと興味あるんだが東京に住んでないときついなあ

663:吾輩は名無しである
09/12/13 12:58:15
後書きだけ立ち読みしたけど

・ヴァインランドも改訳してた
・メイソン&ディクソンとAGAINST THE DAYは柴田元幸ともう一人で訳し終わってるらしい
・ただ、まだV.すら訳し終わってない

あと、なぜか「競売ナンバー49の叫び」が「ナンバー49の叫び声(仮題)」になってた

664:吾輩は名無しである
09/12/13 20:39:42
読みやすくなってる??

665:吾輩は名無しである
09/12/14 19:36:56
ATDもう上がってるのか!すごいな。
一番気になるのは重力の虹だが…

666:吾輩は名無しである
09/12/14 19:53:17
関西弁もそのまんまなんだろうか…

667:吾輩は名無しである
09/12/14 20:48:09
ヴァインランド買いなおす価値あり?

668:吾輩は名無しである
09/12/15 23:20:01
>>663
折角だから、引用しとこうか。

>柴田元幸訳『メイソン&ディクソン』と木原善彦訳『逆光』(ともに仮題)は、
>すでに訳了したそうだ。
>僕自身[佐藤良明]も、いま現在は小山太一との共同作業で『V.』の新訳に
>取り組んでいる。
>これをやり遂げ、『重力の虹』の訳文つくりに埋没したい。

669:吾輩は名無しである
09/12/16 00:19:35
>>668
サンクス!
この調子だとピンチョンコレクションは来年出るのも厳しいかもね。

670:吾輩は名無しである
09/12/16 01:37:51
逆光って訳なのかATD
悪くないね

671:吾輩は名無しである
09/12/18 06:31:02
注がうざくないか?

672:吾輩は名無しである
09/12/19 13:16:22
池澤の名前がうざいなあ

673:吾輩は名無しである
09/12/19 23:08:14
池澤さんも佐藤さんも、やはり力があるからこういうことができるので、ごく一般的な読者である自分としては、評価します。
とにかく、できるだけ早く、訳本を出してほしいのです。
よくわからん抄訳をネット上に垂れ流すとかを見てると、男の嫉妬ほど醜いものはないなと思います。ごく一般的な読者としては。

674:吾輩は名無しである
09/12/20 00:26:24
おっおー

675:吾輩は名無しである
09/12/20 13:58:53
ヴァインランド買いなおしたほうがいいの?
新訳はどんな感じなの?

676:吾輩は名無しである
09/12/20 19:16:12
訳し終わってんならさっさと出せよクソ版元

677:吾輩は名無しである
09/12/21 13:17:07
やっぱり、面白いからね
この人の小説ってさ。

少し難しいと思うけど
もっといっぱいの人が読んだらいいのにって
思うなあ。

村上春樹って人の奴が
そんなに売れるんなら、
もうちょっとメジャーでも
いいんじゃないの?

(ふふふ、ここではケチョンケチョンだけど
村上春樹さんの小説は大好きなんです。)

678:吾輩は名無しである
09/12/21 14:00:11
>>677
春樹爺 本人 乙

679:吾輩は名無しである
09/12/21 16:02:12
トークイベントいったやついないのか

680:吾輩は名無しである
09/12/22 21:07:20
ATDの訳はあと10年出ないと思って原書買ったのになあ
いそいで読まなきゃ…

681:吾輩は名無しである
09/12/23 01:01:37
急いで読まなくても翻訳はなかなか出ないとおもう

682:吾輩は名無しである
09/12/23 01:57:57
そう?訳が上がってるならそんな待たされなそうじゃない?

683:吾輩は名無しである
09/12/30 13:24:35
原書直接はキツイ よう分からん固有名多いし 翻訳読んで自分の好きな箇所だけ原書にあたるのが限界

重力の虹の翻訳が欲しい 

684:吾輩は名無しである
10/01/01 14:57:37
若くして名作を書いたピンチョン
その名作を超えられない老人ピンチョン

なんだただの早熟か

685: 【大吉】 【737円】
10/01/01 18:35:56
若い頃から書き続けてその全てが
過去の作品より常に秀でている作家なんて
いないんじゃねーの?
異色作失敗作も込みでその作家を好きになったりもするわけだが

686:吾輩は名無しである
10/01/01 22:01:33
そうかピンチョン、もう72歳だったか

687:吾輩は名無しである
10/01/01 22:24:26
しかし、それなら若くて凄い作品を書いたからとんでもない天才だって誉めそやすのもおかしいな
たまたま当たったってだけという見方もできない事無い

688:吾輩は名無しである
10/01/01 22:35:25
それはただのやっかみだ。

689:吾輩は名無しである
10/01/01 22:52:11
若い時と比べて伸びてなければ見方もかわるってのは同意

690:吾輩は名無しである
10/01/02 00:11:42
自演乙

691:吾輩は名無しである
10/01/02 01:11:30
↑負け惜しみ

692:吾輩は名無しである
10/01/04 20:31:04
オーケンよりは品質保ってるでしょ

693:吾輩は名無しである
10/01/04 20:35:40
>>692
はいはいwネウヨ乙

694:吾輩は名無しである
10/01/05 11:49:55
自演乙

695:吾輩は名無しである
10/01/05 20:20:25
早熟の天才作家ってことでおk?

696:吾輩は名無しである
10/01/05 21:09:17
あんなの歳くったって書けないよ。
小難しいだけじゃだめだもん

697:吾輩は名無しである
10/01/07 11:23:03
早熟って感じではないな
Vは20代後半だろ?それにまだ発展途上。

謙遜もあるだろうけど、でも本気で自分のこと”のろまな子”だと思ってるんだと思うよ
そこがいい

698:吾輩は名無しである
10/01/08 22:13:04
どこかに『重力の虹』の要約ないかな?

699:吾輩は名無しである
10/01/08 22:19:37
698への最初のレスは性格に難のある奴が英語の資料を出してくる に一票。

700:吾輩は名無しである
10/01/09 01:20:28
自己矛盾?それとも自己言及?

701:吾輩は名無しである
10/01/09 19:02:05
>>698
「ユリイカ 1989年2月号 特集*ピンチョン 現代アメリカ最大の問題作家」に
チャプター毎の要約があるよ。執筆者は確か越川芳明。国書版「重力の虹」を読んだ時に、
この記事だけコピーして対照させたから、正確さは保証できる。
あとは、お近くの図書館へどうぞ。

702:吾輩は名無しである
10/01/09 21:22:02
そういやあったな>ユリイカ

703:698
10/01/11 23:11:59
>>701
ありがとう。
図書館探してみます。

704:吾輩は名無しである
10/01/15 19:00:19
ピンチョン・コレクション6月から刊行開始
第一弾はメイソン&ディクソン(との噂)

705:吾輩は名無しである
10/01/15 20:03:59
ユリイカの執筆者は志村正雄だね。

706:吾輩は名無しである
10/01/19 11:37:48
コレクションうれしいけど
一年経つのがすごく速くてやんなるなあ

707:吾輩は名無しである
10/01/21 21:38:01
6月刊行マジじゃん。楽しみだわ。

708:吾輩は名無しである
10/01/21 23:08:24
『V.』の翻訳がまだ途中、
『重力の虹』は今から翻訳、と
コレクションの完結がいつになるのか
見当も付かない。

あれだけ仕事をこなしている柴田元幸が
『メイソン&ディクソン』だけは、ここまで
作業を遅らせた原因は
なんだったのだろうか?

709:吾輩は名無しである
10/01/21 23:57:40
重力の虹今から?あーあ、なんだよそれ。

710:吾輩は名無しである
10/01/30 12:55:47
瑕疵は??

711:吾輩は名無しである
10/01/30 20:05:41
レアな読者だからって辛抱すると思うなよ なめんなよ出版社
すでにある訳でさっさと文庫化汁
ついでにブッカーオブブッカーの真夜中の子供たちも文庫化

712:吾輩は名無しである
10/01/30 23:20:29
たしかに。ラシュディもそろそろ解禁してほしいわ。

713:吾輩は名無しである
10/02/01 18:28:51
瑕疵ってカフカの小説と関係あるんですか?
筑摩文庫Ⅲの寓話にこの単語があったんですけど
まあ、気のせいか

あとあのプロモーションビデオはなんなんでしょうか
字幕ほしいです

714:吾輩は名無しである
10/02/01 18:31:19
ブッカーオブブッカーは原稿売ったりして窮状なのかと思いきや
最近は狙われなくなってメディアにでてるっぽいね
でもあんま好きじゃない インド近代史が頭にはいってないとダメとかあるの?

715:吾輩は名無しである
10/02/01 18:57:52
バロック的な躁、妄想型スキゾ 


716:吾輩は名無しである
10/02/01 19:27:43
最近、大江健三郎の水死小説を読んでいて変な夢ばかりみる


717:吾輩は名無しである
10/02/02 09:59:02
ラシュディ、最近元気そうだね
メディアに結構でてる

718:吾輩は名無しである
10/02/03 20:44:49
ピンチョンって16歳で高校卒業してるんだね

719:吾輩は名無しである
10/02/09 14:41:22
あのCM中盤がよく聞き取れないんだけど、なんて言ってんの?

720:吾輩は名無しである
10/02/23 21:01:58
ピンチョンってこの錯綜した構成の小説をどう混乱せずに書いてるんだろう

721:吾輩は名無しである
10/02/27 10:59:32
『競売ナンバー49の叫び』4月にちくま文庫から

722:吾輩は名無しである
10/02/27 20:08:17
マジかよ。やったー

723:吾輩は名無しである
10/02/28 05:43:17
ピンチョンはお気に入りの店で
ピリ辛チーズバーガーを2個食って
KOOLを吸う愛煙家

>>720
参考資料やメモを机の上に山のように積んでいるらしいよ
ブログ漁ってたらこんなサイトで紹介してた
URLリンク(www.lrb.co.uk)

724:吾輩は名無しである
10/02/28 07:19:02
ピンチョンが死んだ後、そのメモは宝の山となるな。

725:吾輩は名無しである
10/02/28 13:03:37
重力の虹は、自分でもよく分からんとこあるといってたような

726:吾輩は名無しである
10/02/28 18:20:08
海賊?って名前の人が、扁桃腺持ちの人の夢に干渉するくだりが
たまらん面白かったな、小説でああいうのを読むってのがいい

727:吾輩は名無しである
10/03/03 00:27:52
>>721
これか。
新訳が出る前に稼いでおこうって考えかな。

4月9日刊
トマス・ピンチョン 『競売ナンバー49の叫び』
(ちくま文庫 予価945円)

728:吾輩は名無しである
10/03/04 09:40:37
文庫化歓迎!

729:吾輩は名無しである
10/03/04 18:53:42
サンリオ文庫以来ですね。

730:吾輩は名無しである
10/03/04 19:05:15
他のも新訳の前に文庫化してくれっていう
一定数は売れるだろうし
電車の中でピンチョン読みたい
旅先でも読みたい

731:吾輩は名無しである
10/03/05 15:01:08
重力の虹の文庫祈願 値段の問題じゃないんだよ
既訳の新訳にこだわるくらいならATDと瑕疵の翻訳さっさと出して


732:吾輩は名無しである
10/03/08 19:53:41
なんだかんだ言って戦勝国の文学だよな

733:吾輩は名無しである
10/03/09 00:50:01
>>726
めずらしいな。あそこで挫折する人が多いw

734:吾輩は名無しである
10/03/14 16:17:54
ピンチョン秋田

735:吾輩は名無しである
10/03/15 12:57:33
まあ、さすがに全集(ピンチョン全小説?)がまた一年のびることは
ないかな。
上下とか分かれてなければいいなあ、長いのが

736:吾輩は名無しである
10/03/15 19:09:36
分冊だけは勘弁して欲しいな。二段組ならまだ堪えられるが
その場合も一段組みと二段組みを平気で混ぜる某池澤全集のような
愚劣な真似はして欲しくないけどねw

尤も新潮社にしても束(ツカ)を揃えることを優先して
同じ全集で巻毎に活字の大きさや文字数・行数を変えていた過去があるから
(「新潮世界文学全集」や、その版面をそのまま流用した「決定版
ドストエフスキー全集」などがその典型)、その惧れがなきにしもあらずなんだが…。

737:吾輩は名無しである
10/03/16 00:19:54
瑕疵って何のことかと思ったら
新作のことなんだね。
Against the Dayも未訳だし、翻訳家も大変だな

738:吾輩は名無しである
10/03/16 01:00:32
力量がないと訳せない作者だろうしね。
>>668によると、逆光(Against the Day)は訳し終わってるみたい。
となると初訳より新訳の方が遅れるのかな。

739:吾輩は名無しである
10/03/16 03:00:21
6月に「メイソン&ディクソン」が出るぞ

ソース
URLリンク(twitter.com)

740:吾輩は名無しである
10/03/16 18:30:18
よくはわからないが
出だしにそれって
いい感じだな。
と思う。
しぶ~い装丁であってほしい

741:吾輩は名無しである
10/03/16 19:59:11
旧訳は持ってるから、初訳作品から出してくれた方が確かにありがたい
新訳と読み比べるのは後からでいい

742:吾輩は名無しである
10/03/16 21:19:19
むかし英語でV読もうと思ったが挫折した

743:吾輩は名無しである
10/03/20 10:38:49
ピンチョンとエリクソンってどっちが難解?
エリクソンが読めたらピンチョンも読めますかね

744:吾輩は名無しである
10/03/20 19:29:23
エリクスンの方が格段に読みやすいだろ。

745:吾輩は名無しである
10/03/20 23:13:16
まず質問からしてナンセンス。ピンチョンが読めるからエリクソンが読める、あるいは逆という相関性は存在しない

そして、そもそもピンチョン作品を読むこと自体は難解でもなんでもない(重力の虹は除く)
だが、どの作品もメタフィクションとしての情報量が物凄いから、漫然とストーリーを追うだけじゃ何も得られない
その点では難解だが、難解というより、読者として知的レベルを試されているとでも言った方が正しいのではなかろうか



偉そうな事を書いたけど、かくいう自分はエリクソンが無理でした><
読んでる途中頭が痛くなってきてマジで吐きそうになった

746:吾輩は名無しである
10/03/21 00:55:46
何か熱が出そうになるよね、エリクソン読むと。

747:吾輩は名無しである
10/03/21 01:58:03
ピンチョンは細々した情報やネタは多くてフォローするのは大変だけれど、一応は
理屈が得体の知れないものではあっても通っていて、執念と根気があれば何とか
読める。

エリクソンは、雰囲気はあるんだけれど必ずしも理屈が通っていないし、意識の
流れっぽいものを使ったり自動書記みたいになったりで、きちんと構文解析しつ
つ意味を把握しようとすると、頭抱えるよな。

だからあまり細かく考えずに流し読みして雰囲気だけ味わうならエリクソンのほう
が読みやすいんだけど(特にノリがあえば)、きちんと一文一文理解しようとすると、とたんに壁にあたる。
ピンチョンは読みにくいけど、でも見たとおりの読みにくさだし努力でなんとか
なるむずかしさだってことだよね。

読もうとすると何がなんだかわからなく

748:743
10/03/21 13:28:02
なるほど
一応エリクソンは自分なりに解釈できているつもりだったのですが
ノリとか雰囲気で分かった気がしているだけなのかも。
そういうのがピンチョンには通用しなさそうですね。
自分にはエリクソンの方が向いているようです。

749:吾輩は名無しである
10/03/30 12:09:21
今V読んでるんだがモンダウゲンの所でよくわかんなくなってきた

750:吾輩は名無しである
10/04/06 17:53:45
新潮の今月号で特集らしい。気になるね
URLリンク(www.shinchosha.co.jp)

751:吾輩は名無しである
10/04/07 08:44:10
>ピンチョンの全長篇七作の冒頭訳出

URLリンク(twitter.com)

752:吾輩は名無しである
10/04/08 16:34:40
長い奴みんな上下巻かい
あのごった煮カオスが一つの本に
そっくり収まってるからかっこいいのに
日本語って嵩張るのかな

753:吾輩は名無しである
10/04/08 18:11:04
冒頭が「キーーン」じゃないのって、どうなんだろうか。
意識的にはずしたんだろうけど、違和感がすごくある。

754:吾輩は名無しである
10/04/08 18:26:20
元はA screaming comes across the skyだから、「キーン」こそ若干やりすぎじゃないか。

755:吾輩は名無しである
10/04/08 18:41:04
当時はドクタースランプを意識してたんでしょう

756:吾輩は名無しである
10/04/11 01:50:29
大型書店に行って「新潮」売り切れてたのでびっくりした
(確かにこれは、買った方がよい)

昨年末出た「ヴァインランド」も再び改訳するんだな。
プレーリィがプレーリーになってた。

757:吾輩は名無しである
10/04/11 13:15:24
冒頭を集めるってのは画期的なんだが、どうせなら各作品30頁ずつくらい
計200余頁でピンチョンだけの特集号にしてくれたら2,000円でも買うんだがな。
要らん記事が多すぎるのが…。

仕方ない。ピンチョンのところだけ切り取って保存するか。

758:吾輩は名無しである
10/04/11 18:54:26
文庫買ったひといる?
解説あった?

759:吾輩は名無しである
10/04/11 21:58:46
写真入りの「解注」が55頁。
「文庫版訳者あとがき」が6頁。
「付録」として「生かすも殺すもウィーンでは」とその「解注」が計41頁。
巻末に巽孝之の「解説」が4頁。


760:吾輩は名無しである
10/04/12 20:56:57
>>78さん
まだ生きてるかなあ。もうすぐですよ


761:吾輩は名無しである
10/04/13 05:53:44
そういや2008年から待ってるのかコンプリートコレクション
メイソン&ディクソンが最初らしいけど、二段組で2分冊なのかね

762:吾輩は名無しである
10/04/13 20:08:20
今月の新潮買う価値ない
冒頭訳つったって大体もってるし、冒頭くらいなら挫折せず原書で読めるし
こういうところでも読めるし
URLリンク(d.hatena.ne.jp)
新潮には疑問もあるので対談だけ立ち読み

763:吾輩は名無しである
10/04/13 22:20:14
トマス・ピンチョン全小説(仮)

2010/06『メイスン&ディクスン』(上・下)
2010/09『逆光』(上・下)
2010/12『スロー・ラーナー』
2011/03『V.』(上・下)
2011/06『競売ナンバー49の叫び』
2011/09『重力の虹』(上・下)
2011/12『ヴァインランド』
2012/03『インヒアレント・ヴァイス』

764:吾輩は名無しである
10/04/13 23:21:09
出すと言ってから何年もかかってるのに、また何年かけて出す気なんだ。
まぁ『メイスン&ディクスン』は柴田元幸訳だから少し期待。

765:吾輩は名無しである
10/04/14 01:00:02
全て新訳と改訳なので期待が高まる。

正直、儲からないだろうに、新潮社はこういうことをやれる余力があるんだな。

佐藤良明はなかなか本を出さない人だと思っていたが、
大学を辞めるとこうも精力的に翻訳仕事をしだすとは。

766:吾輩は名無しである
10/04/14 01:07:25
ピンチョン全集が終わったら
デリーロもやってほしいな

767:吾輩は名無しである
10/04/14 02:16:26
>>763
これがマジだとすると、俺は2012年までがんばらなきゃならんのか

768:吾輩は名無しである
10/04/14 04:02:16
重力の虹結構先じゃん。なめてんのか

769:吾輩は名無しである
10/04/14 04:36:43
今から英語勉強した方が早いってほどではないね

770:吾輩は名無しである
10/04/14 08:53:42
ヴァインランドまた出るのか

771:吾輩は名無しである
10/04/14 16:19:11
瑕疵原書で読むしかないわと思った

772:吾輩は名無しである
10/04/14 16:22:40
出す出す詐欺

773:吾輩は名無しである
10/04/14 21:55:03
原語で読めない頭しか持ってないんだから、おとなしく翻訳を待つしかなさそうだ。


774:吾輩は名無しである
10/04/15 10:02:48
ピンチョンを全く読んだことのない初心者ですが
このスレを読んでいたら、ピンチョンを猛烈に読みたくなりました。
で、ピンチョンのオススメの本があったら教えて下さい

775:吾輩は名無しである
10/04/15 10:14:32
重力の虹

776:吾輩は名無しである
10/04/15 16:50:25
スロー・ラーナーとか今更誰か買うのか?

777:吾輩は名無しである
10/04/15 17:03:43
まあ全集だから出さなきゃ仕方ないでしょ

778:吾輩は名無しである
10/04/15 23:00:05
重力の虹の既訳、文庫で出せよ
今なら儲けるチャンスだろ

779:吾輩は名無しである
10/04/16 00:19:57
『V.』かなあ。

780:吾輩は名無しである
10/04/24 13:27:02
>>778

・ピンチョン読むようなやつはすでにハードカバーで読んでる。
 新規読者数はどう見ても2000人いるかどうか。
・文庫で安く売ったからって何万部も売れる本じゃない。
・そもそもおまえ、翻訳権とか出版の仕組みとか知らないだろ。


781:吾輩は名無しである
10/04/24 21:02:15
翻訳小説、それも手垢のついたものが2千も売れたら御の字。
そもそもちくま文庫は何万部なんて刷ってない。

>>780が何も知らないことだけはよくわかった。

782:吾輩は名無しである
10/04/25 02:28:52
ハードカバーは家で読む
文庫は移動中や移動先で読む

別に最初から順に読むわけではないし
ピンチョンは文体が好きだから
部分的にパラパラ読むときもある

783:吾輩は名無しである
10/04/25 16:32:29
>>873 医学的には
乳房発育→恥毛→初潮 の順らしい

784:吾輩は名無しである
10/04/28 01:17:04
初期の頃は難解すぎて読みづらかったが、後期の作品は比較的読みやすいから
そっちから読むといいんじゃない。
最初から『重力の虹』読んで読破できずに、それでピンチョンが過小評価されそうで怖いからね。

785:吾輩は名無しである
10/04/28 13:40:41
まあ、みんながみんな
あんなのおもしろがって読めるようになったら
世の中平和で楽しいだろうね。


786:吾輩は名無しである
10/04/28 16:38:59
いや、ピンチョンの本がベストセラーになるような世の中は、俺なんか嫌だなw

787:吾輩は名無しである
10/04/28 22:08:26
ピンチョンって何で食ってるの?

788:吾輩は名無しである
10/04/28 22:29:34
印税のほかに、文芸振興の財団から助成金なんかも出てるんじゃないか。

789:吾輩は名無しである
10/04/28 23:19:15
欧米は作家など売れない文化職業者への援助は手厚いとこ多いからな
日本は文化勲章でも受けた人でもないとそういうの無いからなあ

790:吾輩は名無しである
10/05/06 21:35:21
新潮のピンチョン特集、おもしろかった。
町田康のCDは邪魔だけど。

791:吾輩は名無しである
10/05/07 05:58:14
おまえ町田康のCD聴いてないだろ?すげえぞ。シリーズ化して欲しいくらいだ。

792:吾輩は名無しである
10/05/09 20:12:06
聴く気がまったくない。
本読むのに邪魔だからはずした。

793:吾輩は名無しである
10/05/09 20:42:39
捨てた。

794:(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ
10/05/09 21:33:54
ピンチョンが名声の割に本国でも全く読まれてない不幸な作家だとか嘆いてる人がいたけど、
全集出るとか言っても値段すら書いてないし、そもそも売ってやろうという野心を感じないんだよな。
どうせクソ高いんだろ。インテリぶりたい金持ちが本棚に飾るための本ならぜんぜん意味ねーじゃん。

ピンチョンを翻訳したっていうキャリアが欲しいだけじゃないのか?本気で新しいピンチョン読者を
獲得しようとする意志があるなら、文庫で出すべきだよ。堅気の勤め人はハードカバー読まないし。
本国ではペーパーバックで刊行されてるわけだし、たとえ定価2000円でも文庫で出すのが正しいと思う。

795:吾輩は名無しである
10/05/09 23:03:40
>本国ではペーパーバックで刊行されてる
>本国でも全く読まれてない

→文庫化したところで全く読まれない。

まあ最初からとは言わないが、やはり文庫化はしてほしいな。

796:(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ
10/05/10 03:46:51
翻訳者の柴田も「売れるはずがない」って事は念頭に置いて仕事してるんだと思うよ。実際売れないだろうし。
一種のボランティアみたいな感じでやってるんだろうけど、でもやっぱり出し方が投げやりなのは頂けないよ。
値段を書かないとか「幾らだって買うやつは買うし買わないやつは買わないだろ」って諦めてる感じがする。

新訳ってのはある意味挑戦なんだから、俺がピンチョン旋風を巻き起こしてやる、俺が流れを変えてやる、
くらいの勢いが欲しいよね。「出す事に意義がある」なんて挑戦者が思ってちゃぜんぜんダメでしょう。
どうせ新訳(初訳もあるけど)出すなら売れなきゃ敗北だし、「村上春樹監訳」くらいのハッタリかまして欲しいよ。
(もちろん春樹ちゃんには無断で)そんなのピンチョンが嫌がるだろうけどさ。文句たくさん書いちゃったから
新作だけ買おうかな。高えんだろうなあ。紙なんて粗末でいいから出来るだけ安く出す努力をして欲しいな。

797:吾輩は名無しである
10/05/10 05:51:45
いいこといった 

798:吾輩は名無しである
10/05/10 09:12:33
高いってマルケスと同じくらいじゃないの。
無職の俺にはどんな値段でも高いけども

799:吾輩は名無しである
10/05/10 09:52:36
三千円未満でよろしく

800:吾輩は名無しである
10/05/10 19:15:30
高城剛氏が以前
ニューロマンサーと
重力の虹が好きみたいなこと書いてたな

801:吾輩は名無しである
10/05/10 19:19:41
春樹の名前なんかいらねえだろ。
あいつピンチョンに言及したことなんかあったか?
『カチアートを追跡して』とかの人だろ。

802:(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ
10/05/11 08:53:53
いるわけねえじゃん。売れるために(単価を下げるために)何かしろという話だよ。

>>797
愛してる

803:吾輩は名無しである
10/05/11 11:36:08
売ろうと思えば
なんでも売れる

804:(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ
10/05/11 13:03:08
じゃあ、売ろうよw
日本文化が外国人に見直されると思うよ。

805:吾輩は名無しである
10/05/11 14:40:27
問題は売るためにも金がいるということでしょうね
消費者は周囲にすすめまくるしかない。

806:吾輩は名無しである
10/05/11 15:32:50
>>796
どういう装丁にするか、どのぐらいのページ数になるかということが
見えてこないと予価も出せない。
そういう事情があると思うんで、投げやりってのは違うんじゃない?

言いたくなる気持ちは分からんでもないけど。

807:(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ
10/05/11 15:41:59
うん。実は言い掛かりに近いです。

808:吾輩は名無しである
10/05/11 16:44:11
あーあ、宝くじで3億円当たったらピンチョンの新刊買い占めるのに。
1冊3千円としたら上下巻5万部ずつ発注できるから、
それだけ売れれば今話題の小説!とかいって雑誌とかテレビとかで取り上げられるだろ?
そしたらそれ見た人たちが買うだろ? 上下巻合わせて20万部ぐらいは売れるだろう。
これで一躍トーマスも人気作家の仲間入りだ、良かったなトーマス。
あっ、でも10万冊も置く場所ないぞ困ったな

809:(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ
10/05/11 17:04:11
その手法はアメリカの出版で今現在使われてるよ。作者が借金して買い占めるらしい。

810:吾輩は名無しである
10/05/11 17:47:54
買い占めた本はそのまま古本屋に売れば置く場所も要らないで笑止ねぇ~(笑) これが売れても無いのに古本屋に出回る図式ですよ~(笑)

811:吾輩は名無しである
10/05/11 21:13:03
お前ら本屋で冊子もらってこいよ
予価2730円~5040円だってよ

812:吾輩は名無しである
10/05/11 23:32:28
どれが5000円もするんだよw

813:吾輩は名無しである
10/05/12 00:16:27
売れないやつは高くなるだろスローラーナーとか

814:吾輩は名無しである
10/05/12 01:25:32
スローラーナーは文庫化されていた筈だが?

815:吾輩は名無しである
10/05/12 02:24:16
スローラーナー文庫化されてる=ハードカバー出しても誰も買わない=けど全集全部集めたいやつは嫌々ながら買う=ちょっと値段高くしてもばれない=スローラーナー値上げ

816:吾輩は名無しである
10/05/12 06:56:47
冊子とな!
ひさびさに本屋にでも行くか。

817:吾輩は名無しである
10/05/12 09:23:48
「ガルシア=マルケス全小説」みたいに公式に特設ページ作らないのかな。
もうすぐ刊行開始なのに。

818:(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ
10/05/12 10:58:38
冊子タダなの?

819:吾輩は名無しである
10/05/12 18:15:47

トマス・ピンチョン全小説刊行開始!
URLリンク(www.shinshindo.net)
URLリンク(www.shinshindo.net)
URLリンク(www.shinshindo.net)

820:吾輩は名無しである
10/05/12 18:19:19
箱入りになるの?

821:吾輩は名無しである
10/05/12 18:56:56
『スロー・ライナー』『競争ナンバー49の叫び』と
邦題は若干変更なのか?
なんかちょっとヘンな感じ

822:吾輩は名無しである
10/05/12 19:32:52
>>821
写真のほうが正しいんじゃないの?

823:吾輩は名無しである
10/05/12 19:35:26
書名は変更になることがありますって書いてるから、まだわからんな。

824:吾輩は名無しである
10/05/12 22:31:36
ただの入力間違いに決まってるだろ

825:吾輩は名無しである
10/05/13 02:38:41
競争ナンバーってw

826:吾輩は名無しである
10/05/15 15:14:01
表紙の絵がダサい

827:吾輩は名無しである
10/05/15 17:48:51
センスのいいお前の絵載せてもらえよ

828:吾輩は名無しである
10/05/15 18:29:30

URLリンク(www.shinchosha.co.jp)

829:吾輩は名無しである
10/05/16 11:34:06
飛行船<不都号>かw

これくらいならまだいいが
シンデルロみたいなキーになる言葉を駄洒落で処理するのは
やめて欲しいなあ。鬱陶しくてしょうがない。

830:吾輩は名無しである
10/05/16 14:30:48
雑誌の新潮の特集は買う価値ないし
表紙はダサいし
お役所仕事かい

831:(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ
10/05/16 17:32:28
面白いことやってると思うけど、確かに新潮の表紙はダサいw

832:吾輩は名無しである
10/05/16 19:03:16
ドン・デリーロあたりなら楽しんで読める俺もピンチョンはとっつきにくくて無理だった。
競売ナンバーしか読破してない。

833:吾輩は名無しである
10/05/17 12:32:04
>>829
シンデルロ、ヘドーズだったっけ。
(タナトイドとピューキーパイクス?忘れた)
ほかの、原語まんまの固有名詞の存在と
齟齬がでちゃうのと
やはり洋物=おしゃれかっこいいみたいな
期待と興が冷めてしまうというのが残念。

全体の文章は読んでて最高に具合がいいんだけどね

834:吾輩は名無しである
10/05/17 23:31:29
>>829
同意!!

835:吾輩は名無しである
10/05/18 01:18:04
凝った訳(?)語だと、自分でもとの単語を調べたりして
結局、その先ずっと、漢字を見ながら頭の中ではもとの単語をカタカナにしたもので
読んでいくことになったりしますよね。

たぶんみんなもそうだと思う。

836:(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ
10/05/18 01:29:02
こういう作家の翻訳は英文も載せるべきだよね。

837:吾輩は名無しである
10/05/18 22:42:38
新潮社「全小説」の内容見本にはガッカリ。
特に推薦者の面子の軽さはいただけません。
まず、書店員が入っている時点でダメ。
ライター、書評家もいらないし、作家の中にも
不必要な人が混じっている。
志村正雄とか蓮實重彦クラスに頼まないと。
PR誌「波」において全小説刊行記念エッセイが
蓮實氏の手により書かれることを期待したい。

838:吾輩は名無しである
10/05/18 23:24:20
>>835
だね。
「泥足にがえもん」なんて今なら児童文学でさえ考えられないだろうに
それと同じことを平気でやってる訳者のセンスが終わってる。
まあ、全体として読みやすい訳だから大目に見てるけどさ。

839:吾輩は名無しである
10/05/18 23:57:24
全小説刊行はまあうれしいけど
ノーベル賞受賞への期待が透けて見えるのがちょっと悲しい

840:吾輩は名無しである
10/05/19 02:02:43
ああなるほど、そういうハラもあるのか。


841:(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ
10/05/19 02:14:00
でも授賞式に来ないだろうから授賞出来ないでしょ。

842:吾輩は名無しである
10/05/20 00:24:17
今日、書店で全集のチラシ貰ってきたんだけど
『カリフォルニア三部作の掉尾を飾るとも言える~』
てな感じで「インヒアレントヴァイス」を紹介してたんだけど
残りの二つって何?

843:吾輩は名無しである
10/05/20 01:37:03
まあ普通に考えるとロット49とヴァインランドじゃないの?

844:吾輩は名無しである
10/05/20 19:22:49
「カリフォルニア三部作」か、そうだね

845:吾輩は名無しである
10/05/20 19:25:21
ヴァインランドで、元妻がシャワーを浴びてるのを見ながら
中年ダメ男がオナニーするも気が付くと湯気の中には誰もおらず
というシーンがあってそんなわけないだろと、おもうた 

846:(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ
10/05/20 21:31:13
>>845
素晴らしい小説ですね

847:吾輩は名無しである
10/05/20 23:20:46
>>839
女優とかイケメンの恋の噂が出ると
ドラマとか映画のPRだったりしてな

848:吾輩は名無しである
10/05/21 17:52:29
東なんとかに賞をあげるのは勝手だが賞金がわれらのピンチョンへの出資から
遠まわしに払われるのは嫌なので英文で読みます 
平野の時も馬鹿だったが新潮おかしいだろ あでぃおす

849:吾輩は名無しである
10/05/21 18:48:38
「メイスン&ディクスン」一冊3500円+税(予価)だって
上下で7350円・・・値段も敷居も高いなオイ

850:吾輩は名無しである
10/05/21 19:00:59
マジ?上下あわせて5000円以下にしてくれよ。無職なめんな!

851:吾輩は名無しである
10/05/21 19:35:16
英文で読んで訳は図書館で借りるでFA

852:吾輩は名無しである
10/05/21 19:36:42
新潮に金払っても平野みたいなインチキ審査員の給与になったり
豚のボーナスになったりするだけ 

853:吾輩は名無しである
10/05/21 21:26:09
>>837
本屋大賞に選ばれるような作品の読者じゃあるまいし
ライター、書評家、ましてや書店員が褒めてるからピン
チョンを読んでみようなんて思う奴はいないだろ。普通。

854:(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ
10/05/21 22:03:05
平均的な学力の東大生なら英語でピンチョン読めると思いますか?辞書ありで。

855:吾輩は名無しである
10/05/21 23:41:31
The Crying of Lot 49 なら読める。
30年前、大学1年の夏に2週間ぐらいかけて読んだ。

856:(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ
10/05/22 00:48:12
読んでみようかなあ。最早ライフワークだけどw

857:吾輩は名無しである
10/05/22 01:28:34
べつに英語が読めるかどうかだけが問題ではない。
逐語的に意味がわかったところで、小説鑑賞全般に慣れてないと、
更なる強敵 「退屈」 と戦わなくてはならない。。。。と思う。

858:吾輩は名無しである
10/05/22 08:16:00
>>853
俺は青山ブックセンターの店員が『V.』を推薦してたのが
ピンチョンを読むきっかけとなったが

859:吾輩は名無しである
10/05/22 09:34:40
蓮實はピンチョンなんか読むの?
『重力の虹』の翻訳が出た時は朝日新聞の文芸時評でちょこっと触れてたが。

860:吾輩は名無しである
10/05/22 11:03:56
>>858
そういう人もいるんだね。

861:吾輩は名無しである
10/05/22 11:30:40
>>859
『重力の虹』翻訳出版は文学的な大事件ってなことを仰っていましたね。

862:吾輩は名無しである
10/06/01 10:51:36
『メイスン&ディクスン 上・下』6/30発売決定 新潮社
価格 各¥3,780

高いな・・・・
でも柴田さん訳なら読む価値はある。

863:吾輩は名無しである
10/06/01 11:53:43
全集でるんだ すごい
競売ナンバーしか読んだことないけど買っちゃおうかな

864:吾輩は名無しである
10/06/01 17:47:06
高すぎるし新潮だからライブラリ

865:吾輩は名無しである
10/06/01 21:44:08
電子書籍に浮かれてるやつには
ピンチョンはわからない

866:吾輩は名無しである
10/06/02 00:24:54
そうかなあ。電子書籍で上下2000円とかだったら俺電子書籍ファンになっちゃうよお

867:(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ
10/06/02 00:45:00
俺もそれなら買うよ。iPhoneで読めるようにしてくれれば。

868:吾輩は名無しである
10/06/02 01:14:21
紙で読むってことは失くしちゃならない意味があると思う。

全集で出るから装丁も凝ってるんだろうな。。
だから高いのかもね。

全集全部買うといくらになるんだろう。。怖

869:吾輩は名無しである
10/06/02 10:35:48
意味というより
電子は画面がしょぼい
まだまだ紙のほうの魅力のほうが高いよ。
あれだけの見た目が確保できて
訳注とかまっさら本文だけ
不明語句を触ったら
写真付き解説に飛ぶ、
とかできたら
いよいよだけどさ。

870:吾輩は名無しである
10/06/02 12:34:53
『メイソン&ディクソン』が上下で7560円
だが安心するのはまだ早い
9月末刊行予定の『逆光』はおそらく全小説中最も厚いので
パンフの予価から推測するに上下で10000越えは確実だろう
こわー

871:吾輩は名無しである
10/06/02 12:59:26
7560円で安心しているやつは少ない気が・・・

872:吾輩は名無しである
10/06/02 19:02:27
足元見てる感じがいやなんだよ

873:吾輩は名無しである
10/06/02 19:11:27
高いかもしれないが、ハードカバーの全集なんてそんなものだろう。
図書館購入分でなんとか数千部売る、そういうビジネスなんだから。

儲かりもしないのに出してくれただけ新潮社に感謝しないと。
編集者の拘束時間や校正の手間隙を考えると
この価格でもおそらく赤字だぞ。


874:吾輩は名無しである
10/06/02 19:19:16
編集者のギャラが高すぎるんだよ。

875:吾輩は名無しである
10/06/02 19:24:06
新潮社の全集だと、安部公房とか、三島由紀夫でさえ
1冊5000円とか6000円とかするわけで、ピンチョンはまだまだ良心的なんじゃないだろうか
まあ単純に比較できる訳もないが

876:吾輩は名無しである
10/06/02 19:28:26
出してくれただけでもというのは
ほんとにそうだなあ

他の小説家で読めない
あるいは小説ってジャンルでしか味わえないものが
ぎっしり詰まってるからな。

877:吾輩は名無しである
10/06/02 20:25:08
ちくまの「ナンバー49」並みに猥雑な解説にしてくれよ

878:吾輩は名無しである
10/06/02 23:44:21
最初のメイソンの上巻だけお試し価格で2000円とかにして欲しかった。

879:吾輩は名無しである
10/06/03 00:30:40
第一回配本のみ無料、というのでもいいな。

880:吾輩は名無しである
10/06/03 01:51:17
逆に、全集なのに妙に安いとありがたみが薄いというか。
実際、出来はいいと思ってもなんとなく値段のせいでチープに見えちゃう部分もある。

881:(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ
10/06/03 02:35:54
そんなにカネ余ってるなら募金しなよ。

882:吾輩は名無しである
10/06/03 17:28:15
なにこの流れ 原書価格と比較してごらんよ
阿部公房とかと比較してるけどそっちは翻訳の壁ないから高いのはおかしい


883:吾輩は名無しである
10/06/07 03:40:10
メイソンってvやヴァインランドより難しい?
柴田訳だから読みやすいって思っていいのかな

884:吾輩は名無しである
10/06/07 04:40:33
>>883
ちょっと図書館行って新潮読んでこい
俺は愕然とした(まあ、あれはあれで楽しみだが)

885:吾輩は名無しである
10/06/07 21:19:07
蓮實は基本的にフランスと日本の小説にしか言及しない。
カフカにはチラッと触れるけどジョイスやドストエフスキーは無視してる。

886:吾輩は名無しである
10/06/09 13:51:43
全部買うにはいくら用意すればいいんだ。
やっぱ全集のどどーんとした画像見ると電子書籍化して欲しいなあ

887:吾輩は名無しである
10/06/09 15:56:12
読みこなせもしないだろうし、そもそも全部読むかわからないけど、
揃えてニヤニヤしたいので、懐具合も本棚のスペース的にも厳しいが、
普通の本で買う

888:吾輩は名無しである
10/06/09 21:06:20
そもそも もう大体持ってるし

889:吾輩は名無しである
10/06/09 22:04:19
ピンチョンの各作品は、今のうちの本棚がそうなんだが、
既刊が、統一性のないデザインで並んでる状態の方が似合ってるしカッコいい気がする。
Vはちょっとでかく、重力の虹は太ゴチ、競売はちょっと絵が入ってて……。

890:吾輩は名無しである
10/06/11 13:26:53
競売の単行本の装丁は素晴らしく格好いい
巻末の広告以外ケチの付け所が無い

891:吾輩は名無しである
10/06/11 23:46:43
『49番ロットの叫び』でいいのに‥。

892:吾輩は名無しである
10/06/12 00:04:48
若いうちは彩りまばらな本棚を好むが
読書家としてキャリアを積むとシックな本棚になるというのが一般的。
カバーを捨てたりとかね。

全集しかない本棚(書斎)が本格派。

893:吾輩は名無しである
10/06/12 14:41:06
それ大学図書館みたいだ

894:吾輩は名無しである
10/06/12 21:09:57
>>892
アホすぐる。
ここは本当にピンチョンスレなのだろうか。。。
まあ、ボルヘススレでないだけましか。

本は外装からぶっ壊れていくから、
「真の」「読書家」(あるいは本当に読み潰す奴)には、
再装幀という方法があるんだよ。
図書館なんかもそう。
一々デザインにこだわらないから、みんな同じ装幀になる。

全集しかない本棚が本格派とかw
読書家のイメージだけで語っちゃうと、そうなるのかねえ。

で、次は涙目釣り宣(ry

895:吾輩は名無しである
10/06/12 23:21:51
>>894
落ち着いて。
多数の利用がある施設の書架と個人の書架はぜんぜん違うと思うよ。

個人で書架一面全部変えるほどボロボロにする人がいるかなあ。
読みつぶすというのがどのレベルかわからないけど、本当に再装幀が必要な本なんてラーメン屋の
マンガ本ですらみたことがない。
二宮金次郎さんみたいな読書スタイルを続ける個人ならまあ数百冊つぶすかもしれないけど。
古書や稀覯本はむしろ手を加えないだろうし。

896:吾輩は名無しである
10/06/12 23:48:03
その辺の製本屋の装丁技術は最低だからな‥。
雑誌なんか綴じさせたら眼も当てられない。

897:吾輩は名無しである
10/06/13 02:13:33
>>895
お前こそ落ち着け。

ある個人の書架の背表紙が「全集」みたいにやたらとそろっているのを見た時、
その個人が「キャリアを積」んだ「読書家」であると思える可能性を少しでも高くする為には、
「全集」だけではない多様な書籍を再装幀してるんではなかろうか、
とでも考えるしかないだろ(ま、もの凄く好意的に考えての話だがw)。

898:吾輩は名無しである
10/06/13 03:07:09
何が言いたいのかよく分からないが、生産的な議論になり得ないことだけはわかるので
そのへんで勘弁してください

899:吾輩は名無しである
10/06/13 09:59:44
同感。

900:吾輩は名無しである
10/06/13 11:20:05
何に怒ってるのかすらわからない >897

901:吾輩は名無しである
10/06/13 12:41:08
>>894,897

>>892
>若いうちは彩りまばらな本棚を好むが
>読書家としてキャリアを積むとシックな本棚になるというのが一般的。
>カバーを捨てたりとかね。

>全集しかない本棚(書斎)が本格派。

最後の一行にこだわって、装丁の話で嫌みっぽく言うのもよくわかるけど、
どっちかというと、上の三行の方が、はるかに馬鹿に見えないか?



まあ、結局全行馬鹿っぽいわけだけど。

902:吾輩は名無しである
10/06/13 13:03:44
必死すぎるw

903:吾輩は名無しである
10/06/13 13:15:49
横レスだが、
カバーは絶対捨てないな。
帯や中に挟まってるものも、なるべく捨てない。

売るとき若干高く買ってもらえるから。
全集ならなおさら全て揃ってないと、二束三文になってしまう。

904:吾輩は名無しである
10/06/13 13:21:29
>>902
お前がな。

905:吾輩は名無しである
10/06/13 13:55:30
本棚の並びの見た目なんてどうでもいいよ。
掃除が楽なようにガラス窓さえ付いていれば。

906:吾輩は名無しである
10/06/13 17:26:06
なあこんなときに聞くのもどうかと思うが、バースってどう?
親父の実家から大量に出てきたんだが・・・

907:吾輩は名無しである
10/06/14 17:31:28
バースは「フローティング・オペラ」と「旅所の果て」が面白かった記憶がある。

908:吾輩は名無しである
10/06/14 17:33:12
間違えた「旅路の果て」

909:吾輩は名無しである
10/06/14 23:45:30
>>906
>親父の実家から大量に出てきた

揚げ足を取る気はないけれど、バースの翻訳って10作品もないんじゃ?
「大量に」ってことはご尊父(もしくはその親父さん)は翻訳者?

で、潰れた某S出版から印税代わりに「大量に」渡されたとかなら
需要はあると思うぞ。



910:吾輩は名無しである
10/06/14 23:50:24
阪神のバースのことじゃね?

911:吾輩は名無しである
10/06/15 11:29:21
親父さんが原書を読みまくる人だったのかもしれんだろ

912:吾輩は名無しである
10/06/15 18:00:08
同じ本たくさん買うぐらいよくあること
俺なんてAKBのCD1000枚買っている

913:吾輩は名無しである
10/06/16 00:53:20
>>911
原書が何冊あると思ってるんだ?

914:吾輩は名無しである
10/06/16 11:23:25
>>913
知らねーよ
ピンチョンよりは多いだろ

915:吾輩は名無しである
10/06/16 12:19:42
みんな争うな
まずは906の返答待とうぜ

916:吾輩は名無しである
10/06/16 16:59:16
2段組みは免れたようだ、ありがたい。

917:吾輩は名無しである
10/06/16 17:33:54
俺も二段組み嫌いだなぁ
慣れてないせいか知らんが、頭に入ってこない

918:記憶喪失した男
10/06/17 02:57:53 BE:2991362696-2BP(791)
「競売ナンバー49の叫び」 トマス・ピンチョン
84位/115作品。翻訳小説・SF以外
難解である。思わせぶりな文章はたくさんあるので、ひょっとしたら、
おれが読みとれなかった深いオチがあるのかもしれない。が、
おれの読んだ限りでは平凡である。
ラジオDJの妻ディスパの物語である。切手の偽造をする秘密結社を調べる話である。
帯には、「ピンチョンの探偵もの」とある。しかし、これといったオチがなかった。
おれにはオチがあるのを読みとれなかった。そんなオチは存在しないのだと思う。
よって、低順位である。


919:吾輩は名無しである
10/06/17 19:22:26
読めてないだけじゃん?いや、ガチで。

920:吾輩は名無しである
10/06/17 21:54:59
読めてなくても
なんかすごそうって感じと、部分部分の面白さで
何杯もいける私のような読者もいるよ。

記号隠喩シンボルそういうのを読み取れなきゃ
つまらないとか、そういう作品じゃないから
好きなんだよ。

921:記憶喪失した男
10/06/18 01:03:14 BE:1994242649-2BP(791)
>>919 >>920
ネタバレして教えてくれ。オチとは何かを。

922:(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ
10/06/18 01:04:48
もっと努力しろォ

923:吾輩は名無しである
10/06/18 01:11:28
頭が悪くてもわかるオチが欲しいんならエンタメと推理小説だけ読んでたほうが身の為だよ

924:記憶喪失した男
10/06/18 05:07:15 BE:664748126-2BP(791)
>>923 偏見があるみたいだな。
文学とエンタメのちがいはわからん。

そもそも、競売ナンバー49を競る連中とは何者なのだ。
自殺したけど死ねなかった連中のネットワークか?

925:吾輩は名無しである
10/06/18 07:04:45
あの、こんな朝からマジレスしますけど、純文学ってのは
「この作品にメッセージをこめたぞ!だけど、馬鹿にはわからないようにテクニックを使ったから頑張って解読してくれ!」「おお、そのメッセージを理解できた俺はすごい頭がいいぞ!」
っていう双方向オナニーの一面があるんですね

ピンチョンはあらゆる分野の教養の固まりみたいな人間なんです
で、直喩隠喩にかかわらず作品にこめられた情報がヤバいくらい多いんですよ(解注みれば馬鹿でもわかるでしょうけど)

つまり、ピンチョン作品を理解するにはピンチョンの知的水準に少しでも迫る必要があるわけなんですね
そのために僕達は頭が良くなってなんとかピンチョン作品を理解してやろうと必死に頑張ってるんですよ

それを「読んだ限りでは平凡だと思う」だの、しまいには「オチがあるのが私には読み取れなかった、だからオチは存在しないと思う」って
「私は教養の全く無いクソ馬鹿ですのでこの作品の意味が全くわかりませーん」
って堂々と言ってるのと同義なんですよ
人間として恥ずかしくないんですか?

926:吾輩は名無しである
10/06/18 07:49:20
言いすぎじゃないの?

俺に関して言うと、
やはり、こういうのはさ、
「俺は好きじゃない」「俺はつまらないと思う」
こう書けばいいだけだと思うよ。
映画と同じだね。

ちゃんと書いてはくれてるけど
なんとなく、読んだ側が
「俺から見たら、平凡に見えた」じゃなくって
「作品が平凡だ」って書いてるように思っちゃうんだね

この場合の平凡って、どっちかって言うと、
否定的な形容みたいだし

927:記憶喪失した男
10/06/18 07:56:25 BE:1994242166-2BP(791)
>>925
そんなもん知るか。読んだ感想を素直に述べたまでだ。
解注は、本が薄くなるのでつけただけだと書いてある。読んでない。

だったら、おまい、「競売ナンバー49の叫び」の解説してみろよ。

928:吾輩は名無しである
10/06/18 12:06:57
>>872
だれがおまえの足元なんてみるかよw
被害妄想は迷惑だぞ。

             トマス

929:(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ
10/06/18 14:54:54
わかりやすいオチがあるかないかが評価基準なら文学作品を読む意味がないってのはその通りだと思う。

930:吾輩は名無しである
10/06/18 16:49:16
個人的にピンチョンノベルはスピノザとニーチェの知識があるほう
が読みやすくなると思います
美術史の知識に関してはさほど深いものはないと思います
理系の知識に関してはお手上げです 
物性の方が読んでどういう感想をもつか知りたいものです

931:吾輩は名無しである
10/06/18 16:52:23
「競売ナンバー49の叫び」を言い換えると
「あぶそるーとモダン版テオファニー」かと

932:吾輩は名無しである
10/06/18 17:53:30
>>930
そういう学問然とした知識より、
アメリカのポップカルチャー辺りが全くわからんのが辛い

933:吾輩は名無しである
10/06/18 18:15:03
>>932
そうかも 細部の増殖の役割を果たしてるんかしらんが
URLリンク(www.youtube.com)

934:906
10/06/18 21:56:47
いや整理してたら思いのほかキマイラまでごろごろ出てきて勝手にテンションがあがってただけだった。俺の親父はただのサラリーマンだ
俺してはバースを読んだ感想が欲しかっただけで。
読んでそうなのはピンチョン板の連中かと。

935:吾輩は名無しである
10/06/18 23:46:40
普通にサスペンスとして一流だけどな、競売。

936:吾輩は名無しである
10/06/19 00:09:40
そうかな~。いきなり陰謀の存在を前提として語るあたり
(結局それがあるのかないのかが問題となるとしても)
サスペンス的な盛り上がりは期待してないんじゃないかな。
むしろサスペンスのパロディと云うか、それ臭さが感じられないように
腐心している印象を受けた。

937:吾輩は名無しである
10/06/19 18:15:04
あれって制度の外部にいる存在が神の恩寵をうけるはなしっぽい
いまどきは薔薇の名前も探偵小説の体裁をかりてるしね

938:吾輩は名無しである
10/06/21 13:37:42
入り口で鼻くそ飛ばし大会をやってるのもなんというか上手い

939:吾輩は名無しである
10/06/27 18:31:44
そろそろか・・・

940:吾輩は名無しである
10/06/27 19:10:26
昼飯代切り詰めて金用意したよ

941:吾輩は名無しである
10/06/28 07:40:59
夢に出てきた。

942:吾輩は名無しである
10/06/28 22:21:18
メイソン&ディクソンキタ━━(゚∀゚)━━!!

943:吾輩は名無しである
10/06/29 16:15:22
ジュンク堂ネットストアからキター


944:(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ
10/06/29 17:19:24
裏山C!!

945:吾輩は名無しである
10/06/29 21:09:25
書店で見たけど買う勇気がなかった・・・。

946:吾輩は名無しである
10/06/29 21:36:11
でた
かった
それだけで9割満足

947:吾輩は名無しである
10/06/30 00:37:03
豪気に全巻予約しちゃった、後悔はしてない
ハードカバーなのが重くて辛いけど通勤電車でがんばって読むわ

948:吾輩は名無しである
10/06/30 14:26:02
カバーを外すとタイトルが輝いとる。

949:吾輩は名無しである
10/06/30 20:43:10
買ってきた
いやあ、本当に日本語で読めるのか
夢のようだ

950:吾輩は名無しである
10/06/30 21:39:49
うらやましす

951:吾輩は名無しである
10/06/30 22:05:26
おまえらどーせよまねーくせにー

952:吾輩は名無しである
10/06/30 22:12:55
読むけど途中リタイヤってやつは多そうだ
でも俺も欲しいよぅ


953:吾輩は名無しである
10/06/30 22:17:59
>>952
読み始めては途中棄権ってのを繰り返して、
この前三年越しでようやく重力の虹最後まで読めたわ

954:吾輩は名無しである
10/06/30 22:30:37
『V.』
↑これなんて読む(発音)するの?

955:吾輩は名無しである
10/07/01 02:09:43
読んだ人レビュー頼む

956:(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ
10/07/01 04:52:54
翻訳としてどうですか?よく出来てる?

957:吾輩は名無しである
10/07/01 11:38:09
もう何日か待ってやれよ

958:(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ
10/07/01 17:12:44
あたし待つわ
いつまでも待つわ

959:吾輩は名無しである
10/07/01 18:47:36
トキオの某書店に柄谷行人の『世界史の構造』の横に『メイスン&ディクスン』が積んであって気付いた。

960:吾輩は名無しである
10/07/01 19:22:41
原書がそうだから再現してるんだろうけど、
古めかしさを出す演出(イエズス会を耶蘇会と書いてみたり)のせいで案外読みにくい

961:吾輩は名無しである
10/07/01 20:14:18
鈴木はスレに居ついてやがる癖に自分じゃ読まないんだな

962:(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ
10/07/01 20:27:33
図書館はもう貸してくれないんだよ。二年くらい返さなかった事あるから。

963:吾輩は名無しである
10/07/01 21:31:56
費府

964:吾輩は名無しである
10/07/01 21:49:40
今のところまだわかりやすいし面白い

965:吾輩は名無しである
10/07/01 23:17:45
難しいのは最初だけで途中から簡単って柴田さんか誰かインタビューで言ってなかったけ?ほんと?

966:吾輩は名無しである
10/07/02 08:04:29
購入しようかと思い本屋で立ち読みしたがちょっと心が折れた
2000円くらいなら買うのだが
>>964には、もう少し読み進めての感想もお願いしたい

967:吾輩は名無しである
10/07/02 19:40:50
アフリカに着いたらロリキャラ満載で面白れぇ!

968:吾輩は名無しである
10/07/02 20:37:20
ずっとアメリカを測量して回るんだと思ってたけど、最初は喜望峰に金星見に行くんだよね
事前情報とかあらすじでアメリカを測量!って言われ続けたから、ちょっと混乱した

969:吾輩は名無しである
10/07/02 21:51:09
あー、有名な金星の日面通過観測か。

970:吾輩は名無しである
10/07/03 00:00:49
ネタバレ自重すれ

971:吾輩は名無しである
10/07/04 08:38:54
読売の朝刊の書評欄に載ってたね

972:吾輩は名無しである
10/07/04 12:34:22
>>971
都甲幸治による書評。

新潮社でもピンチョン本を書評し、献本+原稿料をもらっているのに、
さらに大新聞の書評欄(原稿料が一般誌とは比べ物にならないほど高い)で
指導教官(柴田元幸)の本を褒めるとは
なんちゅう利益誘導行為だ。

973:吾輩は名無しである
10/07/04 14:02:46
>>972
そんな裏があるのか。面白く読んだのにw

974:吾輩は名無しである
10/07/04 20:22:57
>>972
そんな陰謀があったのかw

975:吾輩は名無しである
10/07/05 16:00:08
M&D買おうかと立ち読みしたが1ページ目でなんか無理そう...orz

976:吾輩は名無しである
10/07/05 17:10:39
M&Dは正直読まなくていいやと思ってる
面白エピソード箇所だけうpして

977:吾輩は名無しである
10/07/05 17:36:34
なけなしで上巻だけ買う。
18世紀?笑える?
これといって現代もののピンチョンに求めているものではないけど
(自分が求めているのはゴーレム100みたいな感じかなぁ)
確かに読んでると思わず笑いがこみあげてくるし
幻想やSF(SM)っぽいの等ないけどまぎれもなくピンチョンの
視点が感じられて(そういやあヴァインランドって贋作疑惑あったよね
今回のだって、わからんもんだ)
最初の40ページで元取れた。

978:吾輩は名無しである
10/07/05 17:48:09
はっきりいって全然わからん。
本国でも全然売れてないだろ。
小説の本道から外れてるわ。

小説ってのはおもしろくてためになるもんだろ。
だれにも読めないものかいてどうすんの?

979:吾輩は名無しである
10/07/05 18:07:04
いきなり喋る犬が出てきたんだが、それがなかなか理解できなくて
途中でやっと、これは犬が喋ってるんだと気づいた
むつかしい

980:吾輩は名無しである
10/07/05 18:14:15
ストーリーを追う作業だけになっちゃうから勿体ないよね。
本来の小説のよさを堪能することがおざなりになっちゃう。
ざっくりしたストーリーを別紙でつければいいのに。
欧米だとそういうダイジェストや補助的な付録がよくついてるんじゃない?

981:(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ
10/07/05 18:15:49
>>979
めちゃくちゃだなあw 面白そうですね。

982:吾輩は名無しである
10/07/05 18:19:26
発想がSFっぽくて、なんでもアリって感じだから、
余計にわけがわからなくなる。いきなり常識を超えたような
発想をポット出されても戸惑うだけでいやになる。

983:(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ
10/07/05 18:23:14
傍から聞いてるぶんにはとても楽しそうだけど、実際読んだらツラいのかなあ。

984:吾輩は名無しである
10/07/05 18:57:34
文章がちょっとごちゃごちゃしているから、さらっと読んだだけじゃ
何が起きているのかわかりづらいことがある
その上、あっさり書いてある一文にネタが仕込んであるっぽいから
常に集中を強いられているようで、読んでて疲れるw

ざっと読んで、笑えるところ笑ってから後でもう一度じっくり読むことにしよう


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