07/10/18 23:36:05
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高橋先生の翻訳は独特の世界観があって、作品全体が高橋カラーに染まってしまっている。それはそれですごく美しくて、読んでみると原文の意味を最大限に忠実に汲んでいて感動モノなのだけれど、
句読点の打ち方とか、漢字とかなの使い分けとか、そういった高橋先生独特の世界にどうしても巻き込まれている気がして、やっぱり原文も読まなくちゃ、という気にさせられる。
そんな翻訳のカラーも含めて、高橋・ヘッセの組み合わせは、今になって考えると、ドイツ文学への扉を開いてくれたひとつのキッカケだったのかもしれない。