07/10/13 22:55:51
平野 一つは、表面に流れているプロットです。二つ目は、中世のスコ
ラ哲学からルネッサンスへの転換期の何十年かにわたる思想的な流れ
を、主人公の個人的な体験の中に象徴的に経験されていることがある。
三つ目は、錬金術そのものを、テキスト全体を通して展開している。も
う一つは、ベースとしてギリシャ神話があるんです。ユスタスという村
の司祭は、キリスト教的な社会の中で徹底的におとしめられ、衰弱した
ディオニュソスなんです。その他の人物達も、ギリシャ神話の衰弱した
神々なのです。
だそうだが、おれはそっくり同じ構造の小説を知ってるよ。
『鏡の影』だ。あれもやっぱり
表面に流れているプロット
舞台となる時代の思想史を主人公がリアル体験
テキスト全体を通して展開する秘義
ギリシャ神話の神々=教会から見た場合の悪魔との駆け引き
の四層を備えている。知らなかったか?
知らなかったなら『日蝕』はパクリじゃないなんて言えないよな。
それとも字面だけ見ていたかwwwwwww