08/07/22 19:28:50
>>131さんの言う事も一理あるし、煽りでもないでしょう。
一石を投じてくれたというか。
芸術家の履歴というものは、どれほど過酷な経験をしているか、
という事にあるから、障害者のヘレンケラーが表現したものは、
確かに、通常人の感性を大きく揺さぶるだろうね。
視覚聴覚の境界線をあれだけすんなり飛び越えて見せる彼女は、
私たちに新鮮な体験を与えてくれる。
一方、健常者だって、欠落や欠陥と向き合おうとするなら、
誰でも特殊な固有性は持ってるし。それとどれだけ対峙するかだよね。
それが、芸術的感性を膨らます一つのきっかけになる。
欠落と向き合わないから偽善という事には、すぐにはならないだろうけど。
菜の花さんの表現は抑制が利いていて、透明なささやきのようだ。
その中に、どれだけ心理的なコントラストが潜んでいるか、を
読み取るのも、体験に根ざした芸術的感性なんじゃないかな。