07/06/27 16:52:40
三島は関西弁が嫌いだったらしい。
まあ三島の祖父が関西の出身で、祖母が祖父の事を悪し様に言ってたのでその
影響なんだろうがね。
三島って実は文学的才能があまり無い。師匠格の川端康成や嫌っていた太宰の
方がその才能には恵まれていた。谷崎クラスとは比較にならないね。
三島は勤勉な人で人一倍努力を惜しまなかった。それで小説を書いていたので
元より才能がある人より限界が早く来る。
谷崎は一種の怪物で死ぬまで書く事が尽きなかったそうだが、ああいうのが
小説家。三島は文学好きの青年が刻苦して文学をやっていたに過ぎない。
三島は天才伝説を自ら創ろうとしていたフシがあるが、実際はあまり文才に
恵まれなかった人なんだよね。
つまり『天才』という仮面を被り続けていたって訳。『仮面の告白』だねw