平野啓一郎と■大江健三郎 PART40■新たな文学をat BOOK
平野啓一郎と■大江健三郎 PART40■新たな文学を - 暇つぶし2ch69:吾輩は名無しである
07/04/29 17:26:12
>>54
三田誠広も似たようなことをやってる。
『地に火を放つもの』でローマ帝国に支配されてた時代のエルサレムで聖なる時間と俗なる時間の乖離をキリストを中心に描いた。
『鹿の王』で仏教説話を基にした釈迦の輪廻を描き、カミュ的な永業回帰の循環的な時間を描いた。
『迷宮のラビア』で断片的な時間を羅列的に描くことで、近代の終末地点における線的な時間の解体を描いてる。
そして、扱うテーマの大きさの割になんとなくこじんまりとしてるトコも似てる。


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