07/03/20 07:07:46
村上はあとがきで翻訳には賞味期限がある、と言っているが、
ギャツビーにしろロンググッバイにしろ、物語自体がクラシックなわけだから当時の翻訳のほうが時代背景を感じることが出来きて良いと思う。
誰かの言うように旧訳をあえて今風の表現で書き換えてしまうという事は、映画で言えば昔の名作をリメイクしてしまうようでかえって新鮮さが薄れる。
村上版は、はっきり言ってストーリーに素直に共感することが出来なかった。
139:吾輩は名無しである
07/03/20 08:24:33
>>138
リメイクすることがすべて新鮮さを失わせるかといえばそんなこともない。
映画でいえば、むしろ当時できなかったことを今日の技術でより的確に表現できる
ということもある。当時の日本と海外との圧倒的な文化的差異を考えると、言葉一つ
とっても新しく翻訳を試みる価値は充分にあると思う。確かに賞味期限はある。
ただ、村上版で問題なのは技術の使い方を間違ってしまっているということ。
爆薬の匂いはCGでは決して表現できない。
ギャツビーにしろロンググッドバイにしろ確かに賞味期限をむかえたものかもしれないが
チューブ入りの練りわさびより、きちんとすられた本わさびを俺なら選ぶ。
140:吾輩は名無しである
07/03/20 08:52:31
>>139
滔々と語ってくれてるけど抽象的ではっきりしないな。
自分の書き込みに自己満足以外の意味合いがあるというなら、
もう少し読み手に親切に書いた方がいいよ。
君程度のやすっぽい抽象論なんて誰も聞きたくはないはずだ。
141:吾輩は名無しである
07/03/20 10:29:56
>>140
こんなもんを抽象論って・・・どんな頭してんだ?豆腐か?
人の書き込みとやかく言う前に少しは自分の意見でも書いたほうが
時間の無駄になんねーぞ
142:吾輩は名無しである
07/03/20 11:03:30
>>141
思ってたとおりの返レスが来て失笑。
君がわさびが大好きなのはわかったよ。
143:吾輩は名無しである
07/03/20 11:14:23
意外とつまんねーやつだな
144:吾輩は名無しである
07/03/20 11:22:55
翻訳の周期が50年とかもふくめ春樹の解説はあまりに主観的すぎる
偉そう
ただの一小説家じゃんかよデスリフの解説なんだありゃひどすぎ
145:吾輩は名無しである
07/03/20 11:33:19
>>143
わさび限定じゃなくて日本食が好きなんだよね?
豆腐とか言ってるし
146:吾輩は名無しである
07/03/21 04:31:20
あ
147:吾輩は名無しである
07/03/21 04:41:48
>>136
言いたい意味はよくわかるが
「さよならを言うとき、心は少しずつ死ぬ」では
説明的すぎるんじゃないか?
うるおいがない、とは、換言すれば
日本的に潤んだいわゆる<纏綿たる情緒>とは無縁ということで、
まさにそれがチャンドラーの特徴であり魅力でもある。
そんな原文の雰囲気を伝えるには、村上訳でいいんじゃね?
「さよならを言うのは、少しだけ死ぬことだ」
単独で読んでも忘れ難いフレーズだし
チャンドラー作の名文句の一つとして記憶されるだろうと思うが。
148:吾輩は名無しである
07/03/21 04:51:15
続けて書く。スマソ。
洩れは以前清水訳で読んだから、いまさら新訳で読む必要があるか?と
思ってたんだが、>>136のおかげでちょっと揺れた。
読んでみるかな、という気になった、その一行のせいで。
149:吾輩は名無しである
07/03/21 04:53:10
>>148
俺はどうしたらいいかな?
150:吾輩は名無しである
07/03/21 05:05:41
俺? WHO?
151:吾輩は名無しである
07/03/21 06:32:36
清水訳を読まずに村上訳を読んだオレとしては、
普通に「えー? いい翻訳ジャン。超おもしろかった」って感じだった。
やっぱり若い頃に受けた強烈な印象というのは簡単には覆らないのだな、
と、このスレでの村上訳の意外な低評価を読んで思った。
152:吾輩は名無しである
07/03/21 09:09:55
春樹夫妻が通ってた神保町のいもやはうまい
153:吾輩は名無しである
07/03/21 11:26:55
いもやが美味いのは同意だが、だから何だ?
154:吾輩は名無しである
07/03/21 11:38:45
春樹が経営してたジャズ喫茶ってなんて名前だったの?
155:吾輩は名無しである
07/03/21 13:36:17
>>154
ピーターキャット
156:吾輩は名無しである
07/03/21 16:59:18
>>155
50年代のレコードが900枚あったそうだな。
ジャズ喫茶店主としての春樹のインタビュー↓
URLリンク(www.jazzsoda.com)
文学語るよりかえって人物像が見える気も……
157:瀬戸内”ランペイジ”ジャクソン
07/03/21 23:24:38
神保町のいもやはうまい ←ここには同意いたしますわ。う不不
158:吾輩は名無しである
07/03/22 06:52:04
結論としては清水訳で十分ってことですね
159:吾輩は名無しである
07/03/22 11:28:04
古本屋での村上訳の状況はどうなの?もうけっこう売られちゃってるの?
160:吾輩は名無しである
07/03/22 19:18:30
村上訳の原題カタカナ読みシリーズのおかげで、相手がどちらの題名を言うかでそいつの
読書歴、趣向までわかるような気がするのは俺だけ?
俺は『長いお別れ』といい続ける。
161:吾輩は名無しである
07/03/22 20:48:13
古本屋での村上訳の状況はどうなの?もうけっこう売られちゃってるの?
162:吾輩は名無しである
07/03/22 22:15:23
神保町の飯屋のいもやで彼女とデート♪春樹
163:吾輩は名無しである
07/03/23 06:42:07
BOOKOFFで売ったとして、今ならいくらくらいになります?
164:吾輩は名無しである
07/03/23 10:58:21
僕が買ってあげます700円で。
ただし送料はそっちもちですよ。
165:吾輩は名無しである
07/03/23 14:26:22
清水訳と村上訳のどちらに愛着を覚えるかってのは、どっちの訳がどうこう言う
以前に、早い話どちらを先に読んだかで大方決定されるだろうね。
洋画の吹き替えとかでも、昔見た時の台詞で思い出に残ってると声優と台本を入
れ替えた同じ作品見た時、ちょっとした台詞の違いが気に入らないなんて場合が
あるのと一緒だよ。
今回の村上訳は、大方の人は清水訳を読んだ後のケースが多いだろうから、第一
印象としては清水訳の世界に軍配をあげるかもしれないが、時間が経つと村上訳
の良さもじわじわ感じられてくるんじゃないかねぇ・・ちなみに俺はどちらも好き
だよ。
166:吾輩は名無しである
07/03/23 14:28:47
グレートギャッツビーは村上のほうが断然よかったが。
167:吾輩は名無しである
07/03/23 15:00:46
>>165
どうしたんだよ、そんな当然のことをまじまじと語ったりして。
なんかあったのかい?
168:吾輩は名無しである
07/03/23 17:59:28
「まじまじと語る」ってのは斬新な日本語だな。
そういう凄い言語センスの持ち主にチャンドラーを訳してほしい。
169:吾輩は名無しである
07/03/23 19:37:06
>>165
>大方の人は清水訳を読んだ後のケースが多いだろうから
ちがう。村上春樹は「ノルウェイの森」で
純文学圏外の読者まで取り込んでしまった特異な作家。
「ロング・グッドバイ」も、チャンドラーも清水も全く知らない人々まで
翻訳者の名前で買ってしまうと思われ。
アマゾンの順位、早くも本で36位というのがそのことを裏付ける。
村上春樹訳で初めて読んでチャンドラーに惹かれた人間が
他の本を読もうとして清水訳に出合えば逆に戸惑うんじゃないか?
IT時代の現今の言葉感覚では、村上訳の方がスッと入ると思う。
10~20代には特に。
170:吾輩は名無しである
07/03/23 19:39:03
2000円というのがな…。1980円だったら買うのに…
171:吾輩は名無しである
07/03/23 19:56:46
>>171訂正
「他の本を読もうとして」→「他の作品も読もうとして」
172:吾輩は名無しである
07/03/24 05:55:04
悪役らの伝法な語り口や、台詞回しの格好良さは清水訳の方が上だと思う。
原文忠実度は村上訳の方がはっきりと上だが、日本語としてはその分、とっつきにくい。
(形容詞とかがしつこくて)。また、”はんくち”(清水訳ではチンピラ)とか、
普通使わないような訳語を当てているね。
173:吾輩は名無しである
07/03/24 06:00:36
装丁についてだけど、
俺も最初、アレ?って違和感あったんだけど
チップ・キッドって知って驚いた。
デザイン業界ではけっこう著名なデザイナーです。
たぶん、昔の安っぽいペーパーバックっぽさを
敢えて演出してるんだと思う。
聞くところによると、古い本のイラストとかをスキャンして
コラージュしたらしい。
174:吾輩は名無しである
07/03/24 06:06:24
そうですたか、情報をトンクス。
知って良かった、今までばかにしてた。
175:吾輩は名無しである
07/03/24 06:25:41
知らないから馬鹿にして、知ったから馬鹿にしないってのは違うんでないかい?
ある対象への感じ方ってのは簡単な受け売りの知識に依るべきじゃないと思ふ。
176:吾輩は名無しである
07/03/24 08:52:51
チップ・キッドって全然知らんが、どうも「ロンググットバイ」の世界観を
きちんと理解した上でデザインしたとは、とても思えん。
色使いも酷いし、拳銃をハーケンクロイツを連想させるような配置にしてる
が、ナチと関連あるのはテリーの戦時中のエピソードだけで、それを意図し
たのかしてないのかは分からんが、カバーデザインとしては違和感を感じる
177:吾輩は名無しである
07/03/24 09:31:50
チックコリア無いので宜しく、にワラタ
趣味傾向・性格出るもんだな~
178:吾輩は名無しである
07/03/24 10:21:19
おれもやっぱり清水版に一票
村上氏が作品を心から愛してる気持はあとがきなどを読んで解るが
やっぱり邦訳に関しては素人臭さが鼻についた。ギャツビーもそうだったが彼の訳し方は丁寧すぎる。
179:吾輩は名無しである
07/03/24 11:09:43
島田荘司は逆にチックコリアに心酔している(笑)
180:吾輩は名無しである
07/03/24 11:28:58
てか単に時代だろ。
チックのカモメが72年、キースのソロコンサートが73年。
>>156のインタビューは75年らしいからまあ、
ぼかぁ流行りのものは好かないよって程度の意味じゃないの。
あのあたりはちょうど、いわゆるの4ビートが解体した後の音楽が
シーンの主流になってた筈だから、電化マイルスとかね。
181:吾輩は名無しである
07/03/24 11:54:32
>>176
チップ・キッドは
アメリカ版『ねじまき鳥クロニクル』の装丁した奴。
だからチャンドラーじゃなく春樹つながりで担当したんじゃね?
プロフィールと作品。
URLリンク(www.dnp.co.jp)
182:吾輩は名無しである
07/03/24 20:37:12
春樹はロスマクとチャンドラー以外ミステリーは誰読んでるの?
エルロイ?
183:吾輩は名無しである
07/03/24 21:47:11
題名の原文カナ表記はやめてほしいなあ。
最近の映画の邦題といい、手抜きとしか思えない。
184:吾輩は名無しである
07/03/24 22:05:22
俺は邦題に勝手な解釈を持ち込まれる方が嫌だけどな。
185:吾輩は名無しである
07/03/24 22:13:43
村上春樹は昔のエッセイで、洋画のタイトルのカタカナ表記はほどほどに、
とか書いてたな。「恋愛準決勝戦」とかいう邦題を褒めていたように記憶。
186:吾輩は名無しである
07/03/24 22:23:52
「007は二度死ぬ」の名訳ぶりは異常
187:吾輩は名無しである
07/03/24 22:35:21
>>184
それならいっそ原語のままアルファベット表記にすべき。
意味を伝えず、不正確な音(おん)だけカタカナに移すことが
原題を尊重しているとは思えない。
まあ『ロンググッドバイ』はまだしも意味を類推できるけどね。
188:吾輩は名無しである
07/03/25 00:02:28
ロンググッドバイはともかく、キャッチャーインザライはいかがなものか。
「ライ麦畑のキャッチャー」くらいには訳しても良かったのでは?
189:吾輩は名無しである
07/03/25 00:17:36
どうでもいいよ。
190:吾輩は名無しである
07/03/25 05:18:13
ライ麦は野崎の訳題が素晴らしいからなあ。
今さらほかの題はつけようがないだろう。
191:吾輩は名無しである
07/03/25 11:10:03
うん、まあ、昔から、洋画の邦題はひどいからなあ。それこそ枚挙に暇が無いぐらい。
それこそ言いたい放題ぐらい(笑
春樹がエルロイ読んでる?ってのは「心臓を貫かれて」からかなあ?
読んでないような気がするけど。俺はエルロイ大好きだけどさ
192:吾輩は名無しである
07/03/25 13:00:46
日本語に訳しにくい原題というのもある。
グレートギャツビーなんてどう訳せばよいのか。華麗なるギャツビー?違うだろ。偉大なギャツビー?もっと違う。
ロンググッドバイ=長いお別れ、も日本語にしちゃうと別れてからが長いようなニュアンスになっちゃう。
別れるまでも長い、という意味を持たせにくい。
193:吾輩は名無しである
07/03/25 15:01:46
>>182
エラリー・クイーン
194:吾輩は名無しである
07/03/25 16:09:48
>>193
クイーンは代作が多いことで有名だが・・・
195:吾輩は名無しである
07/03/25 19:24:12
2000円の価値あります?
196:吾輩は名無しである
07/03/25 20:56:53
漢字のひらきを原文のニュアンスで自在に変えたりするのが一流の翻訳家だけど
この人はまだまだそこまではいけてないなあ・・・
二流の上くらいのところ。
197:吾輩は名無しである
07/03/25 20:58:01
>>195
うまい棒200本分の価値があるかどうか自分で判断せよ
198:吾輩は名無しである
07/03/25 21:16:11
この人ハメットをえらく酷評していたけど、チャンドラーにしてもなー。
そんなに違うかね。
俺はチャンドラーが名文家というのが今一つピンと来ない。カンガルーに
フロックコートを着せたりとか、比喩のセンスが時々悪いと思う。
俺はハメットの方が好きだ。
199:吾輩は名無しである
07/03/25 21:28:52
普通ハメットのほーが評価は遥かに高い。
昨今チャンドラーは「チャンドラー風の・・・」みたいな感じで、バカにされることが多い。
(自意識過剰みたいなニュアンスかな)
日本ではなぜか好意的に評価されてるみたいだけどね。
200:吾輩は名無しである
07/03/25 21:51:30
さっきやっと読み終わりました。
とても長くて愉しかった。
201:吾輩は名無しである
07/03/26 01:53:58
ハメットもチャンドラーもロス・マクも3人とも偉大な作家だよ。
誰か一人が突出してるわけじゃない。三者三様だね。
何か日本ではチャンドラーだけを別格扱いする人が何故だか多いけど。
だからその分、ヘンな粘着のチャンドラーアンチ(清水アンチ?)も
発生する。
202:吾輩は名無しである
07/03/26 02:35:15
俺が訳すなら
表題は
ロンググッバイだ。
春樹センスない
203:吾輩は名無しである
07/03/26 03:07:12
間延びしたサヨナラ
204:吾輩は名無しである
07/03/26 04:30:47
それいいな
205:吾輩は名無しである
07/03/26 13:12:14
>>201
アメリカでもそうらしいよ
スティーブン・キングがブルックリンの八月の作品解説でチャンドラーは有名
でいまだに読まれ議論の対象になってるが
ロスマクはミステリファン以外には今では知る人はほとんどいないと嘆いてます
206:吾輩は名無しである
07/03/26 14:07:51
本気でロスマクがいい作家だと思ってるのか?
チャンドラーと並べて語ろうと本気で考えてるのか?
かつてのハメット、チャンドラー、ロスマクなんていうハードボイルド御三家みたいな紹介のされ方、ハードボイルドって言葉の持つ曖昧さがよくわかる。
80年代にハードボイルドだど しか言えないしゃくれあごのおかげで勘違いがさらに助長され、
チャンドラーもごった煮もつ煮込みの中にぶつこまれ、ようやく村上訳で一般的に文学畑に浮上した。
村上訳より清水訳のほうがどこからどう読んでもすばらしいと思えるが、村上訳の意味は物語や上澄みでしか本を読まない読者に、チャンドラーがスタイルを持った正当な作家だという評価に目を向けさせること。それだけでも村上訳の意味は大きい。
207:吾輩は名無しである
07/03/26 15:32:40
あ、そ
208:吾輩は名無しである
07/03/26 15:41:33
私はロス・マクの方が好きですよ。べつに論争する気はありませんが。
209:高橋源一郎誅伐評議会局長・悪い太郎 ◆LziSwFxVAU
07/03/26 15:57:34
文を書くとついハードボイルド口調になってしまうようだ。
それを、「今どきの男は春樹にかぶれたのばかりだ」と云われると違和感を感じる。
村上春樹が嫌いではないが、特別影響を受けた覚えも無い。だいいち、それほど読み込んでない。
おそらく、春樹が影響を受けた作品と同じものに自分も冒されたからだろう。
「コーマン小説」と括られることに抵抗を覚えるコーマン達は、もう少し自覚したほうがいいな。
210:吾輩は名無しである
07/03/26 18:25:59
>>194
何冊を多いと言ってんだ?
211:吾輩は名無しである
07/03/26 18:47:07
用があったら椅子を壁に投げつけてくれ。
212:吾輩は名無しである
07/03/26 18:54:10
>>198
酷評なんかしてないよ。
>ハメットはヘミングウェイの打ち立てたテーゼを、もう一歩先まで押し進めた。心理描写を省くことが
>可能なら、自我の存在という前提そのものを取り外してしまうことが可能なのではないか?
この文章だけ読めば、ヘミングウェイよりラジカルと評価しているようにさえ見える。
>ハメットはすぐれた文章家だが、その切り詰め方にはよく切れる刃物のようなあぶなさがある。それが
>ハメットの文章のラディカルな魅力ともなり、同時にひとつの欠陥ともなっている。あるときにはハメット
>の文章は我々をシュールレアリスティックなまでにハードでクールな場所に、ある場合には前衛的とも
>いえそうな場所に連れていく。しかしときとしてそれは、味も素っ気もない、耐え難いまでに潤いを欠く
>場所に我々を置き去りにする。
むしろ凄く高く評価してるんでない。絶賛するだけが評価することではないよ。
213:吾輩は名無しである
07/03/26 18:59:31
>>209
時代だよ。
言語は社会変化とともに変貌する。たとえ無自覚でも、使っている言語は
自分の脳が生きている時代の、産物なんだ。
春樹はその<時代>に鋭敏に反応し、
一歩先駆けた作家、自覚的にではなく宿命的に。
後に続くものらは春樹エピゴーネンと見られがちだが、違う。
漆にかぶれるように時代にかぶれているだけだ。
各々が明確に自覚すべきであるのは確かだな。
明治初期以来の、未曾有の言語変革期に入っている。
214:吾輩は名無しである
07/03/26 19:54:40
>>210
194じゃないけどダネイのプロットをもとにスタージョンやデイヴィッドスンが書いた3作以外にも
ペーパーバック・オリジナルで代作が30冊近くあるでしょ
215:吾輩は名無しである
07/03/26 20:58:57
>チャンドラーもごった煮もつ煮込みの中にぶつこまれ、ようやく村上訳で一般的に文学畑に浮上した。
これは大げさ。つーか日本ではとっくにポピュラーな作家だし、様々な文学的文脈上の
言及の対象にもなってる。
春樹が訳したって理由でチャンドラーを初めて手に取った層なんて単なる無知でしょ?
別に春樹の訳があらためてチャンドラーの文学性を高めているわけじゃないしw
>>212
>しかしときとしてそれは、味も素っ気もない、耐え難いまでに潤いを欠く
>場所に我々を置き去りにする。
実に春樹らしい。「潤い」とはうまくいったもんだ。
いいかえれば「もののあはれ感」だからね、春樹もチャンドラーも。
両者を嫌いな人の多くはそこらへんの自己憐憫臭が嫌みたいだけどね。
216:吾輩は名無しである
07/03/26 21:12:45
>>213
>春樹はその<時代>に鋭敏に反応し、 一歩先駆けた作家
セールス的な意味ではね。
鋭敏じゃない人wにも作品を読ませたってところはある。
一言でいえば大衆的な作家の模範ですね。
217:吾輩は名無しである
07/03/26 21:18:10
文章が綺麗だしね
糞みたいなの書いて悦に入ってる日本人作家の中で結局唯一優れてるからね
218:吾輩は名無しである
07/03/26 21:39:11
サヨナラだけが人生だ
219:吾輩は名無しである
07/03/26 21:43:17
こりゃまたひどい
>>××
この板でハルキストや、中高の教科書に出て来る様な国内作家
(ミシマとか)の熱烈なファンが嫌われる、その理由がこれなんだわ(苦笑
こいつら、ドコにでも首を突っ込んできちゃ、スレの流れなんか
一切お構いなしにハルキ、ハルキと連呼するんだもん、ったく以て、
煩わしいったらなんたらww
反面教師にしてくれたまい。
220:吾輩は名無しである
07/03/26 22:03:40
とりあえず「ハルキスト」って呼称は死ぬほど恥ずかしいなw
いまやそんな言葉があるのか?
221:吾輩は名無しである
07/03/26 22:09:19
URLリンク(ja.wikipedia.org)
222:吾輩は名無しである
07/03/26 22:10:50
なよなよしていてすべてが中途半端な男ってイメージがある >ハルキスト
223:吾輩は名無しである
07/03/26 22:21:20
うん(笑 俺たぶん好きになると思うよハルキ、読んだことないけど。
224:吾輩は名無しである
07/03/26 22:28:03
>>222
一昔はそういうのも流行ったことがあった。
「熱い」ってことがそろそろアホに思えてきて
妙にしらけてみせることがかっこよく映った時代もあったのだよ。
225:吾輩は名無しである
07/03/26 23:33:06
ふぅう~~ん、そうなんだ。勉強になりますm__m
226:吾輩は名無しである
07/03/27 01:32:05
>>224
落合信彦と正反対
227:吾輩は名無しである
07/03/27 10:26:21
>>206
ロス・マクの方がいい作家だと思ってる人間もそれなりにいるよ。
チャンドラーとロス・マクに作家としての実力差なんてないよ。
228:吾輩は名無しである
07/03/27 11:22:56
ありえない・・・・
229:吾輩は名無しである
07/03/27 12:03:41
ロス・マクのほーがいいとかゆーよりもチャンドラー独特の言い回しや
例の絢爛たる比喩が嫌だって声は聞くけど・・・
230:吾輩は名無しである
07/03/28 00:11:24
>>227
ジョン・D・マクドナルドを読めよ。
231:吾輩は名無しである
07/03/28 00:20:07
村上陽子夫人は超ブス
232:吾輩は名無しである
07/03/28 01:48:22
これ読みながら、描写や言い回し会話部分で「羊をめぐる冒険」の事を思い出していた
そう言う意味で如何に春樹が影響を受けて、リスペクトしてるってのがあとがき読まなくても伝わってくるな
233:吾輩は名無しである
07/03/29 04:36:02
なにをいまさら・・・
234:吾輩は名無しである
07/03/29 23:42:11
見事に引き込まれた
一気に読める
235:吾輩は名無しである
07/03/30 01:59:29
テリー・レノックス=五反田君
236:吾輩は名無しである
07/03/30 02:23:13
>>138
村上訳は読んでないが全く同意
っていうか村上はつまみ食い的に名作を訳すから
好きじゃない。そして信者は毎回絶賛すると。
237:吾輩は名無しである
07/03/30 21:21:16
こんなの読んでないでトマス・ハリスのハンニバルライジン読もうよ!!!
238:吾輩は名無しである
07/03/30 23:51:57
クールなテリー・レノックスが最後に、ラテン野郎のかっこで現われてネタあかし。
春樹訳再読してガッカリした記憶を思い出した。
どんでんがえしも度が過ぎるとしらけるよね。
239:吾輩は名無しである
07/03/31 02:39:21
すげー読み方してるな
240:吾輩は名無しである
07/03/31 06:38:03
むしろ最後にテリーが現れたからこその傑作じゃないか。
あそこで交わされる会話文こそ、名文家チャンドラーの本領が発揮されている。
余談だけど、作家の実力は会話文にこそ出ると思う。
241:吾輩は名無しである
07/03/31 08:58:07
ようやく翻訳されたマルケスの『コレラの時代の愛』を読んだが、ほとんど会話文の無い小説にも関わらずこれほど読ませてくれた小説はなかった。
作家の実力は、会話文の無い小説でいかに読者を飽きさせず魅了できるかにあると思う。
チャンドラーの小説の本当の素晴らしさは会話よりむしろ模写にあるだろう。
しかし、会話が一つのリズムを作って絶妙のバランスを保ってる点で、他のチャンドラーの小説の中でも『長いお別れ』は別格。
242:吾輩は名無しである
07/03/31 17:14:06
今日原書買ってきた。はるか昔に、TOEIC700でした。読めるかな?
243:吾輩は名無しである
07/03/31 18:45:03
700取れたらまあ大したもんかと思ひます
244:吾輩は名無しである
07/03/31 23:47:33
原書を読むコツ。
途中知らない単語や理解できない文が出てきてもいちいち辞書で調べないで
とにかく一度最後まで読み通すこと。
245:吾輩は名無しである
07/04/01 00:53:04
気になるところは調べるといいよ。
ちょっとした言い回しに感化されることもあるからね。
246:吾輩は名無しである
07/04/01 00:58:48
700じゃきついだろうな。
まず翻訳の方を読んだ方がいい。ってもう読んだのかな?
247:吾輩は名無しである
07/04/01 01:22:53
素晴らしい邦題を考え付いたお
「永訣」
248:吾輩は名無しである
07/04/01 01:27:53
調べだすときりがなくなって挫折する可能性大。
まずは一冊読破できたという自信を持つこと。
その後でとことん調べ尽くせばいい。
もちろん先に翻訳を読んでからでもいい。
249:吾輩は名無しである
07/04/01 01:42:59
てかいまだに「付いたお」とか言ってる馬鹿ってなんなのw
250:吾輩は名無しである
07/04/01 01:44:23
人にはそれぞれのやり方があるからな。
自分に合った読み方を自分で見つけるのが一番いいよ。
調べたければ調べればいい。
251:吾輩は名無しである
07/04/01 02:30:24
ロス・マクってカナダ人なんだね
アメリカ人だと思ってたらカナダ人だったというのはよくあるね
パメラ・アンダーソンとかね
252:吾輩は名無しである
07/04/01 03:05:44
>>247 まさか宮沢賢治を知らない…?
「永訣の朝」 宮沢賢治
けふのうちに
とほくへいってしまふわたくしのいもうとよ
みぞれがふっておもてはへんにあかるいのだ
(あめゆじゅとてちてけんじゃ)
うすあかくいっさう陰惨〔いんさん〕な雲から
みぞれはびちょびちょふってくる
(あめゆじゅとてちてけんじゃ)
青い蓴菜〔じゅんさい〕のもやうのついた
これらふたつのかけた陶椀〔たうわん〕に
おまへがたべるあめゆきをとらうとして
253:吾輩は名無しである
07/04/01 03:07:31
わたくしはまがったてっぽうだまのやうに
このくらいみぞれのなかに飛びだした
(あめゆじゅとてちてけんじゃ)
蒼鉛〔さうえん〕いろの暗い雲から
みぞれはびちょびちょ沈んでくる
ああとし子
死ぬといふいまごろになって
わたくしをいっしゃうあかるくするために
こんなさっぱりした雪のひとわんを
おまへはわたくしにたのんだのだ
ありがたうわたくしのけなげないもうとよ
わたくしもまっすぐにすすんでいくから
(あめゆじゅとてちてけんじゃ)
254:吾輩は名無しである
07/04/01 03:09:14
はげしいはげしい熱やあえぎのあひだから
おまへはわたくしにたのんだのだ
銀河や太陽、気圏などとよばれたせかいの
そらからおちた雪のさいごのひとわんを……
…ふたきれのみかげせきざいに
みぞれはさびしくたまってゐる
わたくしはそのうへにあぶなくたち
雪と水とのまっしろな二相系〔にさうけい〕をたもち
すきとほるつめたい雫にみちた
このつややかな松のえだから
わたくしのやさしいいもうとの
さいごのたべものをもらっていかう
わたしたちがいっしょにそだってきたあひだ
みなれたちゃわんのこの藍のもやうにも
255:吾輩は名無しである
07/04/01 03:12:11
もうけふおまへはわかれてしまふ
(Ora Orade Shitori egumo)
ほんたうにけふおまへはわかれてしまふ
あああのとざされた病室の
くらいびゃうぶやかやのなかに
やさしくあをじろく燃えてゐる
わたくしのけなげないもうとよ
この雪はどこをえらばうにも
あんまりどこもまっしろなのだ
あんなおそろしいみだれたそらから
このうつくしい雪がきたのだ
256:吾輩は名無しである
07/04/01 03:14:29
(うまれでくるたて
こんどはこたにわりやのごとばかりで
くるしまなあよにうまれてくる)
おまへがたべるこのふたわんのゆきに
わたくしはいまこころからいのる
どうかこれが天上のアイスクリームになって
おまへとみんなとに聖い資糧をもたらすやうに
わたくしのすべてのさいはひをかけてねがふ
ーーーーーーーーーーーー
>>252-256 『永訣の朝』宮沢賢治
257:吾輩は名無しである
07/04/01 06:48:12
なが~ぃ、さょオナラ。
258:吾輩は名無しである
07/04/01 10:08:58
スレ違いは、
二度と来ないでチョーダイサヨナラ
259:吾輩は名無しである
07/04/01 11:19:51
>>242だけど、基本的にズボラなんで辞書は引かない。
でも、知らない単語が多いと意味が入って来ないので、文脈が???になる(>_<)
ペーパーバックス読めるほどボキャブラつけるのも無理だし...
260:吾輩は名無しである
07/04/01 11:33:30
自分でそんなこと言ってるようじゃ無理だよね。
この本はとりあえず置いといて、もっと短いのを乱読したらいい。
新聞記事なんか短いし。
本ならレイモンド・カーバーの短編をお勧めします。
???でいいからとにかく読みまくろう。
261:242
07/04/01 11:56:22
でもThe Long Goob-Byeは、2~3ページ読んでみた限りは、そんなに難しくないと思う。
春樹訳読んだ後だからだけど(><)
わかんない所あっても気にしないし(-..-)
ところで、楽してウソのように短時間でボキャビルできる方法ってない?
262:吾輩は名無しである
07/04/01 13:32:42
無い知恵しぼって考えてごらん
263:242
07/04/01 16:22:20
1.がんばってボキャビルする → 絶対ムリ
2.毎日英字新聞を読む → たぶんムリ
3.睡眠学習 → 昔、友達がだまされてた^^、
4.頭で考えたら自動的に日本語訳が浮かんでくるマシンを開発する → そのうち出来るかな?
ウーン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4だな
みなさんは、どしてますか?
264:吾輩は名無しである
07/04/01 21:22:23
それより何より、その顔文字どうにかして
265:吾輩は名無しである
07/04/01 21:38:16
春休みですから。
266:吾輩は名無しである
07/04/01 21:46:22
ロンゲ・グッドバイ
267:吾輩は名無しである
07/04/01 22:19:52
>>252-256
賢治の詩の中でもii!
268:吾輩は名無しである
07/04/01 22:48:13
春樹ファンには申し訳ないけど。
愚訳、ここに極まりけり。
「私」という表現を「僕」と錯覚しかねないほどマーロウが子供っぽく訳されている。
もっとも春樹の書く人物は、みんな大人の「私」ではなくて子供の「僕」だから仕方ないか。
269:吾輩は名無しである
07/04/01 22:50:38
賢治の詩はいいと思うけど、でも
「永訣」ってのは、「永遠の別れ」って意味でしょ。
「ロング・グッドバイ」とは
コトバの意味がかなり違うと思うよ。
270:吾輩は名無しである
07/04/01 23:34:15
>>268
具体的にどんなとこ?
271:268
07/04/02 01:42:47
>>270
以前、何度か。清水と春樹訳を引用して書き込んだけど、
「一部だけの引用だけじゃ意味ないよ」と言われたから具体的にいうことは俺の能力ではできない。
清水訳の全文と春樹訳の全文をここに引用できないからね。
俺も春樹は「ノルウェイの森」まで全部読んでる上で発言している。
具体的に清水と春樹の訳を全文載せて対称するのは板では無理だよね。
で、印象だけで許してくれ。
清水はあくまで翻訳者として背後に居てマーロウを前面に出している。
春樹はマーロウが遠景に遠退いて、春樹が前面に出ている。
清水ではマーロウとテリーの友情がにじみ出ていたけど、春樹ではマーロウのテリーへの憐憫の情しか汲み取れないんだ。
すまん。うまく言えないんだけど、大人の静かでおだやかでやさしさが消えて、「春樹」っだっていうのが目立っちゃった訳だと思う。
人気作家だから仕方ないんだ、とあきらめている。
もっと翻訳者の黒子に徹していてくれれば。
272:吾輩は名無しである
07/04/02 01:59:31
村上訳がオリジナルになっちゃうと、清水俊二さんのが無くなっちゃうかも。
明日、清水さんのを念のため買いに行く。
273:吾輩は名無しである
07/04/02 02:02:23
「長いお別れ」は名作だったけど、「ロング・グッドバイ」は駄作。
274:吾輩は名無しである
07/04/02 02:15:55
>以前、何度か。清水と春樹訳を引用して書き込んだけど、
なんだ、ただのアンチ春樹粘着低能か。
275:吾輩は名無しである
07/04/02 07:06:43
リンダだな。
二つの訳で、まったく別の人みたいだ。
春樹訳で、リンダとマーロウの会話。
リンダって、春樹の小説の登場人物じゃないかと錯覚した。
276:吾輩は名無しである
07/04/02 07:41:31
子供っぽく訳されてるんじゃなくてマーロウは子供っぽいの。
訳者あとがきにも書いてあるし。
そもそもいい歳して巨悪や権力に歯向かうなんて子供だよ。
そこがいいところだろ。
277:吾輩は名無しである
07/04/02 14:35:59
>>274
悪いが、俺は別にアンチ春樹じゃないよ。低脳だけどね。
ただ、ロスの薄汚れた街の雰囲気が春樹では瀟洒で小奇麗な都市に変わっているようにしか読めない。
会話も、日常会話じゃないような、人工的な匂いが過剰。
これ以上書くと春樹粘着の奴からからまれそうだから、そろそろ退散するよ。
じゃ。
278:吾輩は名無しである
07/04/02 15:15:54
>>277
春樹の小説ってなんかオシャレっぽいよね、本人のルックスと違って
でも学生時代には神保町・水道橋・早稲田辺りが春樹の行く場所だったんでしょ
神保町のいもやに夫婦で通ってたそうだし
でも作家になってからは欧米や青山、表参道ばかりエッセイとかで地名出すよねw
279:吾輩は名無しである
07/04/02 15:17:35
>>277
「低能だけどね」と自虐的になる(ふりをする)ことによって上手くいかせてしまおうというやり口ですな。
大人になると、こういうやり方で見事な保身をする小賢しい人間が多くなるのが悲しい。
悲しすぎるんだ。
280:吾輩は名無しである
07/04/02 19:48:07
>>279
ずいぶん深刻ですな。こんな場所で保身wが必要なんだろうか?
>ロスの薄汚れた街の雰囲気が春樹では瀟洒で小奇麗な都市に変わっている
>>277のこの指摘は今回の訳に対する素朴かつ重要な指摘だと思いますが?
281:吾輩は名無しである
07/04/02 19:52:10
>>280
ん?悔しかったの?w
282:280
07/04/02 20:00:29
>>281
ちなみに俺は>>277じゃないぞ。
もし君が>>279なんだとしたら、そのようなレスがむしろ君の悔しさを表していると思うが?
きちんとした反論があるなら、ちゃんと付き合うよ?
283:吾輩は名無しである
07/04/02 20:24:52
>>282
そんなに悔しかったんだw
284:吾輩は名無しである
07/04/02 20:31:30
>>283
おまえ 顔真っ赤だぞw
285:吾輩は名無しである
07/04/02 20:35:15
荒れてきたな・・・w
>>279が自暴自棄にならずにロスの街の描写の差異についての指摘について
どう思うかを自分なりに表明すれば済むことなんじゃまいか?
286:吾輩は名無しである
07/04/02 20:47:08
>>284
涙目w
287:吾輩は名無しである
07/04/02 20:52:41
>>279の凄い反論に期待あげ
288:吾輩は名無しである
07/04/02 20:59:12
別にすごくなくてもいいが、この点に関する春樹信者のレスは読んでみたい
289:吾輩は名無しである
07/04/02 21:04:26
横からすいませんが、清水訳読んでいないので
「一部だけの引用だけじゃ意味ないよ」とは言わないから
両者のロスの街の描写の違いを引用してもらえませんか。
290:吾輩は名無しである
07/04/02 21:13:44
>>289
まんどくさ。買えよ文庫くらい。
誰かやってあげたら?
291:279
07/04/02 21:18:22
俺は春樹信者ではないよ。
自虐的なこと言う奴が嫌いなだけ。
弱点を晒すことで好意を得るそのやり方が嫌いだっていうだけ。
はっきり言って春樹訳がどうだとか、そんなのいい加減にしか読んでない。
お前ら低学歴の意見なんて聞いても今は意味無いかなと思って。
自分の感性に依るしかないよ。
悟性より感性で捉えなくちゃ芸術なんて意味無いしね。
因みに>>277は賢いよ。
>>278とかは典型的な馬鹿(苦笑)。型どおりにしか進めないタイプだね、気の毒。
292:吾輩は名無しである
07/04/02 21:29:16
>>291
要するに青春まっさかりなわけだ。
293:吾輩は名無しである
07/04/02 21:37:57
>> 291
I can see you've made a big success out of it.(Chandler)
なるほど、それでここまでになれたってわけか。(清水)
そうやってここまでのしあがったてわけだ。(村上)
(このスレのルール1)
この3文のどれかを言った椰子の勝ち!
294:吾輩は名無しである
07/04/02 22:04:03
>>293
その有名なセリフに関しては圧倒的に清水だよな。
村上のは皮肉になってないもの。こういうところは素直に踏襲するべきなのに。
「なるほど」が入るのと入らないのとじゃ、えらい違いだわ。
295:吾輩は名無しである
07/04/02 22:13:15
うん、村上訳では全般に渡って毒の抜けた消毒されたような作品にされちゃってるね。
296:吾輩は名無しである
07/04/02 22:21:11
多分何言ってもムダだよ。今、初めて長いお別れを読んでる奴は村上春樹が好きなだけなんだから。
297:吾輩は名無しである
07/04/02 22:33:25
>>293
村上訳は読んでないのだが、そんな酷い訳をしてるのか・・・
298:吾輩は名無しである
07/04/02 22:34:29
勿論そうだろう。
それに一般の人にとっては、単なる翻訳家の清水よりも村上春樹の方が圧倒的に
価値があるわけです。
299:吾輩は名無しである
07/04/02 22:37:23
まあ、ジャニーズなんかのCDが音楽チャートを独占するのと同じことだよな。
300:吾輩は名無しである
07/04/02 22:47:15
そういうこと。
だから躍起になって春樹訳批判してる人見ると馬鹿に見えてくるんだよな。
301:吾輩は名無しである
07/04/02 22:54:38
いわば馬鹿を叱る馬鹿ってやつだな
302:275
07/04/03 02:54:25
うーむ、リンダに関する批評って皆無なのか。。。
ていか、すげえ、当たり前の指摘したと思ったんだが、
これって的はずれだったん?
303:吾輩は名無しである
07/04/03 02:59:57
当たり前すぎて「何言ってんだ、この馬鹿」ってみんなに思われてる可能性も考えてごらん。
プラス思考ばかりじゃ良い読み手にはなれないよ。
304:275
07/04/03 13:14:18
>>303
登場人物の中で、リンダだけが際立って、春樹風キャラになってる。
これって、当たり前すぎる?
むしろ、特異な点だと思うけどね。
305:吾輩は名無しである
07/04/04 06:25:37
従来、傍観者であるべきマーロウが逸脱しテリー・レノックスという個人へ対する友情の話であるが、同時に血肉の通った(それこそ)女性を意識するという点で、リンダ・ローリングはある意味テリー・レノックスというキャラクターと同じぐらいの意味合いを持つ。
異見があるなら、その他の作品を見よ。
ヴェルマだって、"”可愛いおんな”の彼女だって、所詮マーロウの引き立て役だったのだ。
だがしかし、リンダだけは違う。
中途やめ。
だから、村上訳は浅いのだ。
村上作品のいつものようにモラトリアムの「僕」なんだよな。276のように思う村上ファンもいるだろうが、それはマーロウ初登場の場面、"The Big Sleep"その後近作で実際その作品当時のマーロウ年齢設定は30代前半だ。
が、Long good-byeのマーロウは酸いも甘いも噛み分けた(この表現、知ってる?)オヤジなんだよ。それ故最後の「警官にさよならを・・」で
306:吾輩は名無しである
07/04/04 08:11:27
>>305
チャンドラー自身、ようやく自分の書きたいものがかけるようになったって言ってるわけだし、
実際リンダとは結婚までさせちゃうわけだしさ。マーロウもチャンドラーもこれからが熟だったわな。
言いたいことはわかるが、ここでそんなこと言ってもムダだよ。チャンドラーが好きなのでも長いお別れが好きなのでもない、今の読者は村上春樹が好きなんだからさ。
307:275
07/04/04 08:28:18
>>305
リンダに関するレスありがとさん。
で、まあ前半は、同意。
マーロウ=「僕」ってのは、さほど意識しなかった。
「さほど」というのは、少し意識したということであって、
その理由を考えてみるに、リンダに思い至る。
こういう人物って、ノルウェイにも出てきたなあ、、、とか。
向こう側とこっち側の境界でなく、明らかにこっち側で生きてる人だよな、リンダ。
てか、清水訳のリンダって、こんな感じの女だったっけ?
原書ではこんな感じの女として描かれてるのか?
308:吾輩は名無しである
07/04/04 09:07:38
チャンドラーは読んだことなくてこの本で初めて、
読ませてもらったが、大変面白い。
それでこのスレ覗いたんだけど、清水訳ってのが、
持ち上げられてるのを知り、叩いてやるつもりで読んだ。
結論:清水訳の方がかっこいいな
おまえらもたまにはまともな意見言うんだなと感心した次第。
309:吾輩は名無しである
07/04/04 17:17:17
村上訳のロンググッドバイ読むくらいなら矢作俊彦のTHE WRONG GOODBYEのほうが余程、チャンドラーを感じさせてくれる。
310:吾輩は名無しである
07/04/04 18:00:49
結局村上春樹のおかげで売れてるんだけどね。
311:吾輩は名無しである
07/04/04 20:01:06
ただ清水さんは作りすぎ。彼の創造したマーロウのキメぜりふのうち、2つは創訳だと思う。
さよならを~、としっかりしていなければ~、の2つね。
a littleはわずかの間とは訳せないだろうし、hardをしっかりしているとしたのはひどいと思う。
村上春樹はその点、基本に忠実な分良いと思うんだけどな。
312:吾輩は名無しである
07/04/04 22:20:27
次の文を春樹(または清水)風に訳せ。
No way has yet been inbented to say good-bye to cops.
(制限時間:本日24時まで)
313:吾輩は名無しである
07/04/04 22:51:26
>>312
英語力無くてすまん。
inbentedってどういう意味?(ALC引いたが出ていなかった。)
314:吾輩は名無しである
07/04/04 22:52:38
ひょっとしてinvented?
315:吾輩は名無しである
07/04/04 23:02:46
>>314
そう
316:吾輩は名無しである
07/04/04 23:24:50
このスレは本物のバカしかいないのか
317:吾輩は名無しである
07/04/04 23:57:04
せやな
318:吾輩は名無しである
07/04/05 00:14:38
タッチミスをそこまで言う?アメリカ人でも綴りミスは、けっこうあるよ。
319:【無料】日本文化チャンネル桜スカパー241ch見ようぜ
07/04/05 00:38:14
日本文化チャンネル桜は、平成十九年三月三十一日をもってスカイパーフェクTV!Ch.767における
24時間放送を休止し、同Ch.241「ハッピー241」の夜の時間帯で放送を続けることになりました。
※「ハッピー241」での放送時間(4月1日?)は、以下のとおりです。スカイパーフェクTV!
の受信環境があれば、どなたでも無料でご覧になれます。
【月?金】18:30?21:30/23:00?24:00
【土・日】21:00?24:00
URLリンク(www.ch-sakura.jp)
320:吾輩は名無しである
07/04/05 00:54:55
>>276
お前馬鹿か?
村上の信者は自分の意見がなさすぎ。
321:吾輩は名無しである
07/04/05 02:15:54
>>276
マーロウの造型は独特で、そこがうけてる。
読者なら誰でも常識以前だよ。
読んでもいないヤツがうだうだぬかすだけで。
322:吾輩は名無しである
07/04/05 02:18:14
>>1
あの装丁が抜群の効果をあげてるのでは?
前2作の翻訳までも引っ張って、村上春樹コーナーで平積み。
323:吾輩は名無しである
07/04/05 10:35:03
>>310
>結局村上春樹のおかげで売れてるんだけどね。
また女子供か。
春樹もジャニも一緒なんだね。
男の描いた文学を女に批評させるな。
324:吾輩は名無しである
07/04/05 10:44:20
どこから女子供が出てきたのか分からん。
それはともかく男の批評は「女」がするものだ。
オネエなところがない批評家はダメ。
325:吾輩は名無しである
07/04/05 11:00:38
清水訳を誤訳だと必死に叩いているミステリー板住人は
結局、人をバカにすることで優越感を得てるだけのみじめな人間なんだよな
生きていて恥ずかしくないのかね
326:吾輩は名無しである
07/04/05 11:05:56
>>312
>次の文を
清水訳がカッコいいから、そのままでいい。
もう一度読み返してみよう。
小説を書き始めたときの熱情を思い出した。
>どこから女子供が出てきたのか分からん。
それはともかく男の批評は「女」がするものだ。
オネエなところがない批評家はダメ。
それで日本文学はメチャクチャになったのだ。
高橋テメェこの野郎!
327:吾輩は名無しである
07/04/05 11:07:37
せっかくイくなりかけたのに、
また元に戻った。
324のせい。
328:吾輩は名無しである
07/04/05 12:00:05
高橋基地外のせいだろ
329:吾輩は名無しである
07/04/05 12:18:40
>あの装丁が抜群の効果をあげてるのでは?
あの装丁こそが出版社の内心の村上評価を表している。
お馬鹿な連中にお古ミステリーを売り込もうぜ!
330:吾輩は名無しである
07/04/05 13:48:28
「清水俊二氏、双葉十三郎氏、稲葉明雄氏、田中小実昌氏の訳業に感謝す」
『そして夜は甦る』原尞 その冒頭より
331:吾輩は名無しである
07/04/05 16:42:12
>>323
ん?悔しかったの?w
332:吾輩は名無しである
07/04/06 06:40:34
しかし、これじゃ新訳の意味ないな。村上春樹に決定版期待したのに、結局清水訳に軍配。
装丁も含めて、最悪だ。作家に訳させるなってのはほんとだな。
333:吾輩は名無しである
07/04/06 06:57:46
>>324
>それはともかく男の批評は「女」がするものだ。
なに、この酔っ払い。
334:吾輩は名無しである
07/04/06 07:50:33
春樹のハードボイルドは柔らかいんだwww
335:吾輩は名無しである
07/04/07 00:27:19
ぽにゅぽにゅボイルド
336:吾輩は名無しである
07/04/07 08:51:37
>>324
>どこから女子供が出てきたのか分からん。
>それはともかく男の批評は「女」がするものだ。
>オネエなところがない批評家はダメ。
男が女に遜るようになった八〇年代、アッシー君、メッシー君が大量生産された。
彼らは女性性を崇めていた分けではなく、ただ、一発やらせて欲しかっただけなんだ。
日本の男が堕落したのは、日本の女の所為だったのだ。
『男の批評は「女」がする』
寝言は寝ているときに云うものである。
高橋源一郎みたいなクソ野郎が女を甘やかすから、こんなバカが増殖する。
337:吾輩は名無しである
07/04/07 11:12:19
>>322
だな。装丁が目立って惹きつける。ノルウェイ以来の装丁価値じゃね?
338:吾輩は名無しである
07/04/07 15:54:35
週刊新潮の福田和也の批評はどうよ?
339:吾輩は名無しである
07/04/07 19:12:51
レイモンドチャンドラーってあれだろ
煙草メーカーから莫大な金もらって煙草の宣伝小説書いた人だろ
340:吾輩は名無しである
07/04/07 23:31:41
早川文庫の表紙好き。ペンギンブックスもいいけど、ギムレットにストローはいらね。
341:吾輩は名無しである
07/04/08 00:40:34
ロングバイババイっていう名前にするといいような気がする
342:吾輩は名無しである
07/04/08 04:25:52
村上だとかでアホ闖入者のアホ闖入でアホカキコが増えること
343:吾輩は名無しである
07/04/08 15:50:10
The Long Good-Byeなんて古典すぎていまさら話題もない罠。
今の読者に1950年代の雰囲気を感じることも不可能だし。
344:吾輩は名無しである
07/04/08 16:54:07
それを売らせてしまうんだから結局誰がなんて言ったって春樹の影響力は凄まじい。
345:吾輩は名無しである
07/04/09 00:42:58
>>343
時代によって古びる事のない普遍的な物を古典と呼ぶんじゃないの?
そりゃあ50年代という設定が、この小説に一味与えているのは確かだ。
しかし、あの時代にしか成り立たないというわけじゃなくない?
てか50年代を理解できるのは何歳からだよ?
60か?70か?
346:吾輩は名無しである
07/04/09 21:14:31
やれやれ
347:吾輩は名無しである
07/04/09 21:23:52
春樹様が降臨されたな
348:吾輩は名無しである
07/04/11 21:25:01
最後のテリー・レノックスの豹変は何なのだろう?
前半は、100%、悲劇のヒーローだったのに。がっかりだぜ。
ダンス×3の五反田君のように、いさぎよく死なせてやればいいものを...
349:吾輩は名無しである
07/04/12 17:37:22
9条は改憲してはならない。日本の為にならない。
日本人ではない朝鮮総連や民団でさえ、日本を心配して改憲への反対運動を行ってくれている。
私は日本人だが、「改憲すべき」などという者は、日本人として彼らに恥ずかしいと思います。
Q.中国から身を守る為、戦争に対する抑止力が必要では?
A.前提から間違っています。そもそも、中国は日本に派兵しようと思えばいつでもできました。
なぜなら、日本は9条があるため、空母や長距離ミサイル等「他国を攻撃する手段」がない。
つまり、日本に戦争を仕掛けても、命令をだした幹部の命や本国の資産は絶対に安全なのです。
にも関わらず、中国は、今まで攻めずにいてくれたのです。
Q.日米安保も絶対ではないのでは?
A.いえ、絶対です。
知り合いの韓国人の評論家もそう言っていますし、私も同じ考えです。
そして日米安保が絶対なら、日本を攻める国はなく、改憲の必要はありません。
米国と戦争をしたい国はないからです。
Q.9条が本当に平和憲法なら、世界中で(日本以外に)1国も持とうとしないのはなぜか
A.誤解を恐れずに言うなら、日本以外のすべての国が誤っているとも言えます。
「敵国に反撃できる手段を持つ国は攻められづらい」というのは、誤った負の考え方です。
(もっとも韓国や中国の軍に関しては、日本の右傾化阻止の為でもあるので例外ですが)
さらに日本の場合、隣国が韓国・中国・ロシアと、GDP上位の安定した国ばかりです。
【改憲】ゼンガクレン老闘士、国民投票法案廃案訴え 国会前集結 「ゲバ棒が杖になっても」
スレリンク(dqnplus板)l50
【広島】憲法9条遵守を訴え 武器を持たない妖怪「ねずみ男」に扮した男が全国行脚
スレリンク(newsplus板)l50
350:吾輩は名無しである
07/04/12 18:25:43
>>306
いえてる。
みんな春樹の名前で買ってまつ。ベストセラーだよ。
春樹の翻訳本一緒に並べてある。
351:吾輩は名無しである
07/04/12 18:27:36
売れるからすごいんだよ。
352:吾輩は名無しである
07/04/12 18:34:04
いわずもがな。
売れなきゃ話題にもならない。無名でも話題にはならない
353:吾輩は名無しである
07/04/12 18:49:17
いわずもがなw
どこの禿げた爺だよw
354:吾輩は名無しである
07/04/12 21:01:19
英語で読もうと思います。
オススメの版があったら教えていただければ幸いです。
355:吾輩は名無しである
07/04/12 21:48:00
PENGIN BOOKS以外であるの?
356:吾輩は名無しである
07/04/13 01:07:51
iTunes storeのオーディオブックで聞くって手もある。
357:吾輩は名無しである
07/04/13 23:29:04
欧米化か!
358:吾輩は名無しである
07/04/14 04:14:09
一般人の友達トークで話題になったところで何の意味が w
359:吾輩は名無しである
07/04/14 04:21:44
この本のAmazonノ毒者表読んで、全国の大学研究者はきっと爆笑している
ことだろうな w
知ったかが小説について語りまくってるよ
360:吾輩は名無しである
07/04/14 10:59:06
>>359
思わずAmazonに飛んで、読者評読んで、即カートに入れる押して
数冊まとまってたからいっきに注文しちまったよ。
巧い釣りだなあ…
361:吾輩は名無しである
07/04/14 20:48:54
なるほど関係者が買いまくってる
ってことはよくわかたよ
362:te
07/04/14 20:54:35
te
363:吾輩は名無しである
07/04/14 21:28:48
チャンドラーは春樹に感謝しなきゃな
364:吾輩は名無しである
07/04/14 21:34:01
>361
妬くな。名も無いおまえが妬いたって何にもならんし。
発売直後に売上げ30位台までいってたし
365:吾輩は名無しである
07/04/15 07:47:14
チャンドラーは、大沢在昌に訳してもらいたい。
366:吾輩は名無しである
07/04/15 14:11:52
次の文を春樹(または清水)風に訳せ。
No way has yet been inbented to say good-bye to cops.
(制限時間:本日24時まで)
367:吾輩は名無しである
07/04/15 14:42:29
>>338
【週刊新潮4月12日号『福田和也の闘ふ時間』】
翻訳を思い立った理由として、(中略)何よりも、清水訳には省略等が多く
完訳とは言い難いこと。このことは、(中略)かねて指摘されていたことです。
それでは、実際にどう違っているのか。テリー・レノックスの逃亡を幇助し
た疑いで拘留され続けたマーロウが、グレンツ検事にもう飽き飽きしたと啖呵
を切る場面。「殺風景な部屋でくだらない人間がくだらいことをしゃべること
さ(以下略)」という清水訳にたいして、村上訳では「きりきりしたちっぽけ
なオフィスに、きりきりしたちっぽけな男が(以下略)」となっている。
一見するだけで、村上訳のほうが生き生きしており、カラフルであることが
判ります。特に冒頭のところは、まさに村上氏の小説そのままの名調子ですし、
また、清水訳がかなり原文を省いていることも判ります。
しかしまた、新訳であるがゆえの、くどさや屈曲もあります。(中略)大意
が変らないだけに、清水訳のほうが、直接的で力強い印象をうけます。
こうした差がもっとも明らかになっているのが、本作中のいわゆる名台詞、
名文句の部分でしょう。(中略)「ギムレットにはまだ早すぎるね」は、「ギ
ムレットを飲むには少し早すぎるね」となっていて、やや逐語訳的なまどるっ
こさを感じます。しかしまた、アイリーン。ウェイドの遺書の末尾(中略)は、
丁寧ににニュアンスを拾うことで、陰影がいや増しています。
さらに、前述したことですが、新訳の大きな魅力は、村上作品を彷彿される
個所がたくさんあることでしょう。ハーラン・ポッターが社会の成り立ちを語
る部分などは、そのまま村上作品の一節です。
368:吾輩は名無しである
07/04/15 14:53:25
何故「きりきりしたちっぽけなオフィスに、きりきりしたちっぽけな男が(以下略)」という訳が、
「生き生きしており、カラフルである」のかわからないし、
その部分を「生き生きしており、カラフルである」ように訳す必要性も全くわからない。
369:吾輩は名無しである
07/04/15 15:09:19
>>368
どんなに素晴らしい(あるいはひどい)絵画を見てもわからない人にはわからないということがありますよね。
結局のところ、簡単に言ってしまえばあなたの感性と春樹の感性のどちらが優れているかということになるんじゃないでしょうか。
まあ、私ならあれだけ面白い本をたくさん書いた人間の方を圧倒的に支持しますがね。
批判なんて誰でもできる簡単なことなんです。
「わからない」「好きじゃない」で成立しちゃうんですから。
370:吾輩は名無しである
07/04/15 16:48:58
>>369
俺は>>368で福田和也の批評についてケチをつけているわけだが、
その程度の読解力も無い人間が「面白い」と言ったから何がどうなんの?
賛同なんて誰でもできる簡単なことなんです。
「私にはわかる」「面白い」で成立しちゃうんですから。
371:吾輩は名無しである
07/04/15 18:59:37
>>370
そう言うのだろうと思って逃げ道を作っておいてあげました。
感性や美意識の低い人って必ず悟性をもとに定跡化した反駁しますからね。
でもね、よく考えてみてください。
結局のところ、あなたの感性が乏しいことに変わりはないんですよ。ね?
それから、鸚鵡返しは頭の弱い人が自分の言葉を探せずによくやることです。
借りたら借りっぱなしじゃなく少しは自分で生み出すことをしましょうよ。
まあ、あなたのように親まで頭の悪そうな愚人には無理な要求ですかね。
さて、私は二度とこのスレを覗かないことにします。
必死に独りで反論して顔真っ赤にしててくださいね。
最後に、あなたのあの淫乱の豚みたいな母親に伝えておいてください。
「クズは子ども生むな」ってね。
さようなら。
これが、圧倒的な勝ち逃げ、というものです。
372:吾輩は名無しである
07/04/15 19:11:21
翻訳の魅力が「村上作品を彷彿」とさせるところだっていうのはどうもなあ・・・
373:吾輩は名無しである
07/04/15 19:48:52
つ、とりあえず、福田が比較してるとこ
【清水訳】
殺風景な部屋でくだらない人間がくだらないことをしゃべることさ。もうここ
に入れられて五十六時間になる。まだだれも本格的にしらべようとしていない。
しらべるつもりなら、いつでもしらべられるんだ。だいいちぼくはなぜここに
入れられているんだ
【村上訳】
きりきりしたちっぽけなオフィスに、きりきりしたちっぽけな男がいて、きり
きりしたちっぽけな言葉で、中身のない話をすることにだよ。これで五十六時
間。重罪犯監房に放り込まれている。そこでは手荒く扱われることはなかった
し、誰も自分がタフなことを見せつけようとはしない。そんな必要はないから
だ。連中はタフになるべきときのために、力を蓄えているんだよ。だいたいど
うして私はそんなところに入れられたのか?
【清水訳】
ぼくはロマンティックな人間なんだ、バーニー。暗い夜に泣いている声を聞く
と、なんだろうと見に行く。そんなことをしていては金にならない。気がきい
た人間なら、窓を閉めて、テレビの音を大きくしておくよ。
【村上訳】
私はロマンティックなんだよ。バーニー。夜中に誰かが泣く声が聞こえると、
いったい何だろうと思って足を運んでみる。そんなことをしたって一文にもな
らない。常識を備えた人間なら、窓を閉めてテレビの音量をあげる
【清水訳】
人生の悲劇は美しいものが若く消え失せてしまうことではなく、年を重ねてみ
にくくなることです
【村上訳】
人生でもっとも切ないのは、美しいものが若いうちに命脈を断たれることでは
なく、年老いて穢がれていくことなのです
374:吾輩は名無しである
07/04/15 22:16:31
文体で売る作家なので、
自分で内容を作れなくなったら
翻訳でかぜげばいいという発想が
枯れが売本稼業業界の人間であり
芸術家ではないことを証明している。
>人生でもっとも切ないのは、年老いて穢がれていくことなのです
まんまじゃん w
反省しる、ったって無理だよな、このひとは。。。
375:吾輩は名無しである
07/04/15 22:29:59
数々のずうずうしいCMにうんざりさせられる
流し魔一茂
公共の場で「おやじが」というな
「野球人生」とかいうな
20年めのアタック(洗剤)のCMもヒドイ
376:吾輩は名無しである
07/04/15 22:57:02
>>371
俺はたかが大衆作家を好きだと言う程度で「感性」が保証されたと勘違いをする>>371のような下劣な言葉を並べるキチガイが
「感性」を云々する意味を聞いてるだけなのに何故脱兎のごとく逃げる必要があるのか?
福田を叩いているのに村上が叩かれていると勝手に思い込んで自分から絡みついてきて「降参しました」って何それ?
377:吾輩は名無しである
07/04/16 00:18:17
371などほっとけ
あふぉと電通は犬も食わん
よのなかにたえてこうこくなかりせば
はるのみやこはのどけからまし
378:吾輩は名無しである
07/04/16 07:22:45
春樹でよろこべるってのはかなーり
>感性や美意識の低い
証拠だと思うよ、正直言って。
また、あの「やれやれ」とか「それ以下でもなんたら」などの定型フレーズ濫用は
>頭の弱い人が自分の言葉を探せずによくやることです。
だろうな。
379:吾輩は名無しである
07/04/16 07:25:07
日本人の感覚は駄目駄目テレビや雑誌の電通系文化が
骨抜きにしてしまったからな
そこの雑誌浸りの人
思い当たるだろ?
380:吾輩は名無しである
07/04/16 08:09:44
>>369
そんなの明らかだよ
どんなに下らない(馬鹿にもわかる)本を見ても鈍感な人にはそのダメさがわからないという
ことがありますよね。
結局のところ、簡単に言ってしまえばあなたの感性と私たちの感性のどちらが優れているかと
いうことになるんじゃないでしょうか。
褒めてみせるなんて誰でもできる簡単なことなんです。
「素晴らしい」「今までのとはちがう」で成立しちゃうんですから w
381:吾輩は名無しである
07/04/16 09:46:28
>>373
清水訳が翻訳になってないと言われる理由がよくわかった。
382:吾輩は名無しである
07/04/16 10:44:55
アルトマン監督の映画観た人がいたら感想聞かせて
383:吾輩は名無しである
07/04/16 15:43:46
>>382
>>59
384:吾輩は名無しである
07/04/16 15:59:45
夏目漱石-村上春樹のラインを「あえて」つけた福田の仕事は評価してる。
385:吾輩は名無しである
07/04/16 18:46:11
出版社としてはな w
折れはまったく評価してないよ w
386:吾輩は名無しである
07/04/16 19:24:06
>>373
福田は英語力ないんで意味がない
若島の春樹翻訳批評を読んでるから、春樹を絶賛もできず、留保をつけて
ほめるという評論家仕事してるだけ
387:吾輩は名無しである
07/04/16 21:13:33
夢工場 URLリンク(takakuuru.servebbs.com)
388:吾輩は名無しである
07/04/16 22:31:20
>>386
ほう、若島さんの批評はどこで読めるのでしょうか??
図書館行って探しますので教えてください。
389:吾輩は名無しである
07/04/16 22:46:05
>>373
"Hard little men in hard little offices talking hard little words that doesn't mean a
goddam thing.I've had fifty-six hours in the felony block.Nobody pushed me around.
nobody tried to prove he was tough.They didn't have to.They had it on ice for
when they needed it.And why was I in there? (略)"
"I'm a romantic,Bernie.I hear voices crying in the night and I go see what's the matter.
You don't make a dime that way.You got sense,you shut your windows and turn up more
sound on the TV set. (略)"
3番目の原文はちょっと分からない。
390:吾輩は名無しである
07/04/16 22:47:26
書き込みボタン押したとたんに気がついた。
1行目のdoesn'tはdon'tの間違い。
391:吾輩は名無しである
07/04/16 23:05:22
>>382
俺はアルトマン監督作品を鑑賞してから、清水訳を読んだが、
やはり内容的にはかなり映画の方が端折っている。
まあ、結構な長編なので、小説の内容を完全に映画に翻案するのは無理だろう。
設定も、原作は1950年代という歴史性が重要視されているが、
映画の方は1970年代の事象(つまり当時の現代)であるように完全に翻案されている。
同時代の現代ものに共通する1970年代臭がムンムンする。
当然、原作に重要な影を落とす戦争が映画の設定には存在しない。
したがってキャラクターの設定や造形や関係性も若干変わっていて、
原作での比較的希薄なキャラクターは省略されている。
ほとんど別の作品と見ていいくらい。
マーロウ役のエリオット・グールドはじめ配役が魅力的で、
些細などうでもいい細部が結構面白い。
清水俊二がこの映画を観ていて、
このアルトマン作品が「もっともチャンドラーらしい匂いがあった」と後書きに書いている。
1,000円くらいでDVDが売っているので買っても損は無い。
村上春樹ファンには薦めても仕方ないかもしれないけど。
392:吾輩は名無しである
07/04/16 23:22:03
村上春樹はアルトマンのファンじゃなかったか?
393:吾輩は名無しである
07/04/17 06:11:11
>>388
「乱視読者の新冒険」
394:吾輩は名無しである
07/04/17 16:19:40
>>393
どうもありがとう~
395:吾輩は名無しである
07/04/17 22:53:33
>>389
村上の文体は好きじゃないが、清水訳には明らかな誤訳もあるし、ニュアンスもちょっと違う感じのところがいくつかあるな。
396:吾輩は名無しである
07/04/17 23:54:13
春樹訳は糞
397:吾輩は名無しである
07/04/18 20:31:41
清水訳にしろ村上訳にしろロング・グッドバイっていうほど名作?
チャンドラーって退屈だと思うんだけど...
・・・・・・・・・・ジャックヒギンズが好き。ハラハラドキドキw
398:吾輩は名無しである
07/04/18 22:39:23
>>397
人気作であっても別に名作じゃないだろう。
ジャックヒギンズと同じように。
399:吾輩は名無しである
07/04/19 00:20:54
大ヒットだよなあ、
企画段階でここまで伸びるとは想像できなかったらしい
ひきづられて売れているギャツビーとキャッチャーはもう再度のボーナスだよな
うらうらうらやま うらめし~
400:吾輩は名無しである
07/04/19 06:40:27
>>397
ジャックヒギンズは別にハラハラドキドキはしないだろ勿論チャンドラーもだけど
ハラハラドキドキはなんと言ってもハドリーチェイス
面白さは桁外れ
401:吾輩は名無しである
07/04/19 07:56:49
その小説が名作かどうかの基準。
ハラハラドキドキするかどうか。W
402:吾輩は名無しである
07/04/19 08:41:56
でもなんだねフレドリック・ブラウンが一番面白いね
火サスなんか平気でパクってたけどあれいいのかね
403:吾輩は名無しである
07/04/19 17:09:38
火サスにパクられる程度のものなんだw
404:吾輩は名無しである
07/04/19 21:34:05
フレドリック・ブラウンをWikipediaで見てみたけど、ずいぶん昔の人だねw
おススメを教えてくださいw
405:吾輩は名無しである
07/04/19 22:16:02
>>404
昔の人といってもチャンドラーより20も下じゃないか
406:吾輩は名無しである
07/04/19 22:17:18
「別れの言葉」代行サービス
URLリンク(news.ameba.jp)
407:吾輩は名無しである
07/04/19 22:33:23
チャンドラーは19世紀の生まれだぞ
408:吾輩は名無しである
07/04/19 23:41:23
>>404
外れなしだけど、真っ赤な嘘じゃなかった『まっ白な嘘』あたりからどうでしょう
409:吾輩は名無しである
07/04/19 23:46:10
>>404
『まっ白な嘘』は短編集だけどチェスタートンも真っ青。
410:吾輩は名無しである
07/04/20 02:13:26
スレ通りに、チャンドラーの話に戻れやいい加減
411:吾輩は名無しである
07/04/20 07:04:48
チャンドラーじゃなくて村上春樹w
412:吾輩は名無しである
07/04/20 11:17:43
Wrong good bye
でデフォ
413:吾輩は名無しである
07/04/20 20:49:18
The Long Good Byeの意味は?
1.もう、ずーと会えない意味
2.名残惜しくてなかなか別れられない意味
3.LLLLoooonnnnggg Ggggoooooooodddd Bbbbyyyyeeeということw
414:吾輩は名無しである
07/04/20 21:55:18
いや 面白くないけど
415:吾輩は名無しである
07/04/20 22:20:15
>>373
うP乙! そうやって並べると
何故春樹がわざわざ新訳したくなったかがよくわかる気がする。
翻訳として忠実かどうかは原文も並べて見ないとなんとも言えないが、
少なくともその3つの箇所を読む限り、
個人的には春樹訳に軍配をあげたい。
人物が生きて動くその息遣いや体温が伝わってくる表現だからだ。
清水訳は、いわば原作を日本語で「叙述する」翻訳的文章であり、
春樹訳は、原作と同じ現場を見ながら「描写する」文章になっている、と思う。
416:吾輩は名無しである
07/04/20 22:21:03
>>367 うP乙。
その福田評は、ちゃんと読み込んでおり公平でセンスも悪くない。
珍しく、好感が持てる(ry
417:吾輩は名無しである
07/04/20 23:46:29
>>412
矢作俊彦?
418:吾輩は名無しである
07/04/21 01:30:25
>>415は馬鹿に違いない。
419:吾輩は名無しである
07/04/21 02:42:00
>>415
3つの箇所を読んでも清水訳に軍配をあげたい。
小説全体の流れで読んだ時、まったく逆の印象を受ける。
俺にはむしろ春樹訳のほうが原作を日本語で「叙述する」翻訳的文章に感じられる。
420:吾輩は名無しである
07/04/21 06:24:26
秋の日の
ヰ゛オロンの
ためいきの
身にしみて
うら悲し。
秋風の
ヴィオロンの
節(ふし)ながき啜泣(すすりなき)
もの憂き哀しみに
わが魂を
痛ましむ。
秋のヴィオロンが
いつまでも
すすりあげてる
身のおきどころのない
さびしい僕には、
ひしひしこたえるよ。
やっぱり一番上がいちばんいいね
諸君も春木にケチばかりつけてないで少し勉強して訳してみたらどうだい
421:吾輩は名無しである
07/04/21 07:16:53
福田和也といえば神保町すずらん通りのキッチン南海
422:吾輩は名無しである
07/04/21 16:55:04
ロンドンで本を読む 最高の書評による読書案内 (文庫)
丸谷 才一 (編集)
イギリスで春樹作品ぼろくそに批評されてるな
423:吾輩は名無しである
07/04/21 23:36:09
夕方、カーラジオからこの話題で思わず聞き耳をたてちゃいました。
tokyoFM saturday watting barのhpより
■ 千田宏之さん(早川書房『ミステリマガジン』編集長)の
『ロング・グッドバイ』の話
村上春樹さんが再翻訳した『ロング・グッドバイ』。
もともと日本では清水俊二さんの翻訳『長いお別れ』でよく知られていて、
村上さん自身も清水さんの翻訳を読んで育ったので、すごくリスペクトしている。
清水さんの翻訳で「さよならを言うのはわずかの間死ぬことだ」は、
村上さんの翻訳では「さよならを言うのは少しだけ死ぬことだ」となっている。
また、清水さんの「飲むのなら自尊心を忘れないようにして飲みたまえ」は、
村上さんだと「もしプライドがあるのなら、こいつ(※お酒)に向かって見せてやるんだな」となる。
全体的に、映画のセリフのように短くて格好良い清水さんと、
文章の流れに忠実で自然な日本語にした村上さん、という印象。
ちなみに、この小説の有名一節「ギムレットはジンとローズのライム・ジュースを半分ずつ」というレシピは、
本当にその通りに作るとかなり甘いギムレットになると思う。
今回の翻訳が終わった時に、村上さんは「とても楽しかったので、ぜひまたやりたい」とおっしゃっていた。
その次の作品とは『Farewell My Lovely(さらば愛しき女よ)』。いつになるかまだわからないけど、楽しみにしていてほしい。
424:吾輩は名無しである
07/04/22 01:16:22
やれやれ またチャンドラーやるのかよ。どうせやるなら全作やっつけちまえ。
そうすりゃあきらめもつく。
425:吾輩は名無しである
07/04/22 05:14:19
今日アマゾンから届きました
分厚くて吃驚
426:吾輩は名無しである
07/04/22 09:30:39
ネタ切れしたJ-POP歌手が冴えないカバー曲を垂れ流してるようなもんだよね
427:吾輩は名無しである
07/04/22 13:53:10
長編のはなしないの?
428:吾輩は名無しである
07/04/22 14:18:48
自分が全くそうではないだけに、俺は勤勉な人間は好きだ。
429:吾輩は名無しである
07/04/22 17:26:08
文句は言うけど、自分はさしたることのできない人間が多いからねぇ。
430:吾輩は名無しである
07/04/22 18:40:53
チャンドラーはフィッツジェラルドの文体の影響が強いもんね
バッドシュルバーグもそうかも。サリンジャーは無関係でそ
村上訳より清水訳が好きだ。同じ村上なら村上博基ならよかったかも・・・
個人的には「長いお別れ」は故稲葉由紀こと稲葉明雄訳で読みたかった。涙)
431:吾輩は名無しである
07/04/22 20:26:14
>ギムレットはジンとローズのライム・ジュースを半分ずつ
日本で飲みたいんだが。肝心のローズ社のライム・ジュースは、
日本に正規輸入されてないらしい。サントリーのニセモノ?ならあるんだが・・・
432:吾輩は名無しである
07/04/22 20:33:24
>>431
ローズのライム・ジュースを半分も入れたら、甘すぎるらしいヨ。
甘味の麻痺した欧米人のみできるコト。
433:吾輩は名無しである
07/04/22 20:50:31
春樹スレでギムレットを語るとはね
434:吾輩は名無しである
07/04/22 20:57:11
光文社古典新訳文庫
●6月の新刊
『さよならさよならさよなら』R・チャンドラー 淀川貞治訳
435:吾輩は名無しである
07/04/22 21:00:07
あれは何時ごろの設定だろう。開店間際のバーの装いの描写
もう、40年近い昔に一度読んだだけだから。記憶は鮮烈だけど
ピカピカのグラスが並んで、なんたら・・・ってなかったっけ
ギムレットには、はや過ぎるだっけ?
好きな台詞は、
俺は一生に一度、
「空中ブランコのスウィングみたいに・・・・」
アレが好きだ。かなり朧で、間違いと思い込みが多くてスマソ
436:吾輩は名無しである
07/04/22 21:00:11
あれは何時ごろの設定だろう。開店間際のバーの装いの描写
もう、40年近い昔に一度読んだだけだから。記憶は鮮烈だけど
ピカピカのグラスが並んで、なんたら・・・ってなかったっけ
ギムレットには、はや過ぎるだっけ?
好きな台詞は、
俺は一生に一度、
「空中ブランコのスウィングみたいに・・・・」
アレが好きだ。かなり朧で、間違いと思い込みが多くてスマソ
437:吾輩は名無しである
07/04/22 21:11:21
>>431
URLリンク(www.metrobooks.co.jp)
ここに日本の店で出してる(出してた?)という話が書いてあるね。
URLリンク(www2u.biglobe.ne.jp)
調べてみると、長崎らしいけど。
438:吾輩は名無しである
07/04/23 07:48:31
村上春樹といえばブラッディマリーだろ
439:吾輩は名無しである
07/04/23 23:47:28
ユミヨシさん!
440:吾輩は名無しである
07/04/23 23:58:16
ユシヨミさん!
441:吾輩は名無しである
07/04/24 20:45:02
ホテルウーマンていうと
・ピンクのスーツと真白のシャツをビシッと着てて
・脊はあまり高くなく
・丸顔でとてもかわいいのに、しっかりした目をしている
という女性を想像してしまいます。
442:吾輩は名無しである
07/04/27 13:23:34
ネットで罵声を浴びせる村上春樹ファンの名言
>最後に、あなたのあの淫乱の豚みたいな母親に伝えておいてください。
>「クズは子ども生むな」ってね。
>さようなら。
>これが、圧倒的な勝ち逃げ、というものです。
443:吾輩は名無しである
07/04/28 08:51:31
>>429として戻ってきてるけどね、勝ち逃げクン。
444:吾輩は名無しである
07/04/28 12:58:27
ロング・グッバイとライ麦とギャつピーは翻訳権が切れたの
じゃあ私や他人が翻訳して自費出版してもおkということですよね。
445:吾輩は名無しである
07/04/28 15:56:04
来春、「ロング・グッドバイ」東宝系で公開決定!
フィリップ・マーロウ(私立探偵) 船越栄一郎
ハーラン・ポッター(億万長者) 杉浦直樹
シルビア・レノックス(ハーランの末娘)沢尻エリカ
テリー・レノックス(シルビアの夫) 山本耕史
リンダ・ローリング(シルビアの姉) 小泉今日子
エドワード・ローリング(リンダの夫) 阿部寛
ロジャー・ウェイド(作家) 山田孝之
アイリーン・ウェイド(ロジャーの妻) 綾瀬はるか
キャンディー(エドワードのボーイ) 田中聖
ハワードスペンサー(出版社社長) 西田敏行
ロニー・モーガン(記者) 石井正則(アリtoキリギリス)
446:吾輩は名無しである
07/04/29 11:10:34
>>445
ツマンネ
447:吾輩は名無しである
07/04/29 11:31:42
船越栄一郎のマーロウ(爆)
448:吾輩は名無しである
07/04/29 14:48:16
火曜サスペンスwww
449:吾輩は名無しである
07/04/29 23:18:04
泉谷しげるのマーロウでいいだろ
450:吾輩は名無しである
07/04/30 00:05:03
阿部寛のマーロウがいいネ。
そうなると、リンダ・ローリングは、仲間由紀恵で、アイリーン・ウェイドは、広末涼子w
451:吾輩は名無しである
07/04/30 12:42:46
fdsd
452:吾輩は名無しである
07/04/30 18:08:09
フィリップ・マーロウ(私立探偵) 平野啓一郎
ハーラン・ポッター(億万長者) 大江健三郎
シルビア・レノックス(ハーランの末娘) 金原ひとみ
テリー・レノックス(シルビアの夫) 村上春樹
リンダ・ローリング(シルビアの姉) 瀬戸内寂聴
エドワード・ローリング(リンダの夫) 島田雅彦
ロジャー・ウェイド(作家) 北方謙三
アイリーン・ウェイド(ロジャーの妻) 綿矢りさ
キャンディー(エドワードのボーイ) 三島由紀夫
ハワードスペンサー(出版社社長) 生田耕作
ロニー・モーガン(記者) 村上龍
キャットフードを売る食料品店店主 川端康成
453:吾輩は名無しである
07/04/30 21:27:16
文壇劇ワロスw
454:吾輩は名無しである
07/04/30 21:28:20
>>445
>フィリップ・マーロウ(私立探偵) 船越栄一郎?
火曜サスペンス劇場かよW
455:吾輩は名無しである
07/04/30 21:34:55
火曜サスペンス劇場で、船越栄一郎主演でロング・グッドバイやんないかなw
456:吾輩は名無しである
07/04/30 22:25:45
長い日蝕平野啓一郎
万延元年のロンググッバイ 大江健三郎
蛇にピアスにさよなら 金原ひとみ
中国行きのスローグッバイ 村上春樹
源氏グッバイ 瀬戸内寂聴
島田雅彦
北方謙三
蹴りたいマーロウ 綿矢りさ
さよなら金閣寺 三島由紀夫
夜の果てへグッバイ 生田耕作
限りなく透明に近いさよなら 村上龍
片腕でグッバイ 川端康成
457:吾輩は名無しである
07/04/30 22:57:53
文学界 5月号掲載の新元評論はどうよ?
ー村上春樹訳『ロング・グッドバイ』考ー 新元良一
呼んだヤシ語れ。
458:吾輩は名無しである
07/05/01 00:49:41
本屋で平積みだった
売れすぎでは… すごすぎる売れ方
459:吾輩は名無しである
07/05/01 03:27:38
ワロタ ...蹴りたいマーロウ 綿矢りさ ...さよなら金閣寺 三島由紀夫
....さよならエマニエル夫人
460:吾輩は名無しである
07/05/03 20:20:22
ある精霊子弟都市ではどこいってもみかけない、この本
不思議だ
店員の紹介文とかもないし
461:吾輩は名無しである
07/05/05 23:35:21
>>430
稲葉明雄が長編も翻訳していれば、春樹の出番もなかったろうに…
462:吾輩は名無しである
07/05/06 11:31:04
>>430
同意。
ふたりとも、アイリッシュ訳してるよね
463:吾輩は名無しである
07/05/19 10:33:52
さっきアルトマンのロンググッバイのDVDを買ってきた。
これから観る。たんのしみ!。^^。
464:吾輩は名無しである
07/05/19 15:21:45
かつて ロンググッドバイの字幕無しビデオを持ってることをうらやましがられた時代が嘘のようだ。
465:吾輩は名無しである
07/05/19 20:03:05
「ロンググッドバイ」のビデオは16年前に正規版が出ているが。
ところで、篠原有子の字幕は最後の台詞を出鱈目に訳しているから、英語字幕で見た方が好いかもね。
466:吾輩は名無しである
07/05/19 21:53:08
確かシュワルツネッガーがちょこっと出てるんだよね?
467:吾輩は名無しである
07/05/19 22:23:50
>>465
それが廃盤になった後に、字幕なしビデオがうらやましがられたんジャマイカ?
468:吾輩は名無しである
07/05/20 00:12:29
>>467
まだ街中にほとんどビデオレンタル屋もなく、名画座でたまにかかってたころの話。
469:吾輩は名無しである
07/05/20 16:03:49
そんな自慢は何の意味もない。
470:吾輩は名無しである
07/05/20 21:00:21
で、おもしろいの?
471:吾輩は名無しである
07/05/21 01:51:25
そんなにありがたがるほどの映画じゃない。
本を読んでるだけの方が幸せかも。
472:吾輩は名無しである
07/05/21 10:45:41
>>470 俺は大好きな映画だよ。なんというか、言葉に上手く出来ない不思議な映画だ。
だが今まで観たどのハードボイルと映画よりもHBだ。ちなみに俺はこの映画を観てアルトマンのファンになった。
ところで映画と原作のラストは違うよね?原作読んだのずいぶん昔なので覚えてない。
473:吾輩は名無しである
07/05/21 15:37:17
>>472
70年代アルトマン映画の特徴だった物語の破壊、再構築なんてのは別にして言葉に出来ない部分っていうのは撮影によるものが大きいと思うぞ。当時のジグモンドが撮影した映画見れば、わかるんじゃないか?ギャンブラーやらスケアクロウの冒頭シーンとか。
ポストモダン系の文学に通じることを当時映画そのもので行ってたのがアルトマンだとしたら
チャンドラーうんぬん抜きにしても村上春樹もその影響下にあるんじゃないか。
474:吾輩は名無しである
07/05/22 07:18:28
あの映画中に「LONGGOODBYR」の歌何回くらい掛かる?軽く100回は超えてるよね
475:吾輩は名無しである
07/08/04 03:29:20
長いお別れが小説家の訳で、
ロンググッドバイが英語屋の訳だったら、こんなにこのスレ伸びなかったと思う。
476:吾輩は名無しである
07/08/06 01:40:20
村上版の文庫本ていつごろ出るんだろ
477:吾輩は名無しである
07/09/17 11:03:34
あげるぜ
478:吾輩は名無しである
07/09/17 15:41:41
映画では軽薄そうなマーロウだったな。結構よかった。猫まで飼ってやがるし。前半では会話のあとに
「ま、どうでもいいけど」を吐く癖あるし。「ウチの猫ちゃん見なかったかい?…あ、そう?…どうでもいいけど、
おたくら、そんな薄着でカゼひくぜ」まるで落ち着きがないヤツだけど、エッセンスがマーロウなんだな。
でもラストは原作と違って、Bang!
479:吾輩は名無しである
07/10/17 00:25:29
表紙がダサイ、なんとかならんか?
480:吾輩は名無しである
07/10/17 14:38:00
清水訳も村上訳も、
双方にいい所があって両方好きなんだがなぁ。
481:吾輩は名無しである
07/10/17 19:11:19
文学板なら、
村上春樹の新刊、題名がやけに長い
『走ることについて語るときに僕の語ること』を
既に読んだ方もおられますでしょうか?
内容を語ってください。買うかどうか、それから決めます。
482:吾輩は名無しである
07/10/17 19:29:00
スレ痴
483:吾輩は名無しである
07/10/18 00:29:26
最近、チャンドラー短編集の新訳が出てるけど、
あれを読むと、村上訳もけっこういいじゃないか、と思えてきたよ。
484:吾輩は名無しである
07/10/18 00:54:42
翻訳家さんのほうがカリフォルニアの雰囲気出てる
甘ったれた羊男ばかり描く春樹にハードボイルドは似合わない
チャンドラーが春樹とその信者たちに汚された気分
485:吾輩は名無しである
07/10/27 16:50:29
>>481
売り切れてた。
なんで春樹本だと凄い売れ行きなのか?
486:吾輩は名無しである
07/10/27 16:52:08
>484
ノーベル賞候補作家相手にラノベの屑がほざいても無駄w
487:吾輩は名無しである
07/10/28 15:20:42
★★★★★★★★★★★★ 学校法人ではない隔離壁 ★★★★★★★★★★★★
大阪経済法科、帝京、帝京平成、帝京科学、東和、第一経済、第一工業、第一薬科
以上は一般に日本八大悪徳大学と呼ばれ、その醜悪ぶりは日本随一である。
そして上記の八大学は文科省の規定を破り、高校生を不正な手段で集め、文科省に見捨てられている。(助成金をもらえない)
具体例を挙げれば帝京は推薦で定員の8割以上を入学させている。(文科省の規定によると推薦では5割までしか入れてはいけない)今でもかなり偏差値は低いが普通の大学と同じように帝京が推薦枠を5割にしたら現在の偏差値より10は少なくとも低くなるだろう。
つまり上辺だけ格好をつけている汚い大学というわけだが、入学者の質の悪さは当然、日本最低ランクの奴等がウジャウジャいることになる。
次に大阪経済法科は定員の3倍以上の入学者(もちろん全て超ドキュン)を入れて文科省の規定を破り、見捨てられている。
最近ではすでに馬鹿の入学者も集まらなくなってきたようで、帝京とともに廃校は時間の問題と言って良い状態。
まあ、集めているとは言ってもどこにも入れない究極のドキュンしか集まっていないが。
つまりものすごく頭の悪い高校生を集めて金を稼いでいる営利団体だな。
東和、第一経済なども同じようなことで文科省から無視されているザマ。
しかもこれらの大学は実質倍率を公表しなかったりデタラメな数値を公表したりしている。
教育内容や施設・設備はとんでもなく劣悪なのにも関わらず、学費の高さは全国トップレベル。
間違ってもこの八つの大学にだけは入学してはいけない。
★★★★★★★★★★★★ 学校法人ではない隔離壁 ★★★★★★★★★★★★
ちなみに東和大学はすでに廃校が決定。
488:吾輩は名無しである
07/10/30 02:54:13
>>486
おおっ。直後に荒らしが来ているのは・・・
489:吾輩は名無しである
07/10/30 02:55:51
>>486の内容が的を射ているという証拠かいw
楽しいスレだなあ!
490:吾輩は名無しである
07/10/30 03:02:24
>>485
ゲットしたぞ。
『走ることについて語るときに僕の語ること』
都心某所、平積みで売れまくっていた。
491:吾輩は名無しである
07/10/30 03:03:50
ロング・グッドバイ厚過ぎ
読むには2ちゃんやってる暇ないって
492:吾輩は名無しである
07/10/30 03:12:36
>>490
読んだら感想UP汁!
493:吾輩は名無しである
07/10/30 14:07:20
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
英語以外でしゃべらないと
国際英語を教えるべき
土着アメリカ言葉の今だけの低俗表現など不要
折れたちはマレーシア人やイーラーン人やモザンビークの漁師と話したいから
国際英語を習う
ダメリカ人と話すことなど何もない
だからプレーンで丁寧な表現を習いたい
それ以外は当然だが現地語を少し覚えればいい
土着アメリカ言葉の今だけの低俗表現はイラネ
多額の助成金が流れた英語教室は腐った文部症の癒着先
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
494:吾輩は名無しである
07/11/02 00:09:50
>>479
残念ながらあの表紙への好悪には
顕著な世代差が見られることが判明しております。
それによれば貴方様は、明らかにかなりの年代とわかります。
おかげさまで村上春樹氏の盛名とあの表紙の効果で
想定外の売れ行きです。暮れのボーナスが楽しみです。
495:瀬戸内”ランペイジ”ジャクソン
07/11/04 03:50:27
>>491
2ちゃんには早すぎる
ついでに清水の「映画字幕の作り方教えます」(文春文庫:絶版?)を入手しましたわ。
496:吾輩は名無しである
07/11/11 08:35:33
まだ6章くらいしか読んでないのだが
春樹がチャンドラーをかなり参考にしてることは
よくわかった。
497:吾輩は名無しである
07/11/12 18:07:33
222ページまで読んだが、この本退屈だな。
どこがおもしろいんだ?
498:吾輩は名無しである
07/11/13 08:50:49
このスレぜんぜん書き込みがないのね。
499:吾輩は名無しである
07/12/27 17:59:16
>>466
違うだろ、と思ってググったら本当なのか?
ところで「さらば愛しき女よ」の方には
無名時代のS・スタローンが用心棒役で出てるな。
500:吾輩は名無しである
07/12/27 22:22:24
>>496
「羊をめぐる冒険」はまんま「長いお別れ」だぞ。
501:吾輩は名無しである
07/12/27 23:49:46
これ若いとき読んでも良さがわからないんじゃないの。
最初なにこれ、なんでこれがベストミステリー第一位とかなの?
と思った。
502:吾輩は名無しである
07/12/31 05:51:33
短編は割と好きだが。
503:吾輩は名無しである
08/01/13 02:26:31
おれは片岡義男に翻訳して欲しいよ
504:吾輩は名無しである
08/01/17 10:23:58
芥川賞受賞したギャルで話題もちきりだから下火。つうか消火スレ。
505:吾輩は名無しである
08/02/16 13:42:09
1
506:吾輩は名無しである
08/03/05 10:27:06
しりふぁかいやsだ
507:吾輩は名無しである
08/03/06 20:41:46
この小説すごい良いと思ったんだけど、評価はまちまちなのね
508:吾輩は名無しである
08/03/06 21:38:46
小説はすごくよいけど、翻訳の評価はまちまち。
509:吾輩は名無しである
08/03/11 18:36:00
ハメットを訳せば認めてやってもいい。
510:吾輩は名無しである
08/03/11 23:19:49
この春樹の翻訳は正直ないと思った
でもあとがき読むとわざとこういう訳にしたみたいなこといってるけど
キャッツビーとか心臓を貫かれてとかはすごくいい訳だと思ったのに
511:吾輩は名無しである
08/04/18 18:53:11
岡崎武志死ね
512:吾輩は名無しである
08/04/30 22:58:09
The Long Goodbyeの意味
↓
全ての言葉はさよなら
513:吾輩は名無しである
08/05/06 07:50:02
The Long Goodbyeの意味
↓
サヨナラだけが人生さ
514:吾輩は名無しである
08/06/22 16:51:48
so long の誤訳が痛すぎるんだよ、清水訳は。
題名が全く生きてこない。
so long と good bye はちゃんと使い分けられてるっつーのによ。
515:吾輩は名無しである
08/06/23 09:00:23
渋谷留置場の官本ライブラリーにあって読んだな。面白かった。
516:吾輩は名無しである
08/07/18 13:04:48
>>514
kwsk
517:吾輩は名無しである
08/08/03 23:49:44
The Long Goodbyeの意味
↓
春樹サヨナラ
もう読まない
518:吾輩は名無しである
08/10/15 22:48:25
ダンスダンスダンスはこの作品を半分くらい真似てる。
519:吾輩は名無しである
08/10/15 23:30:06
うん、わかる。
あと「風の歌を聴け」の僕と鼠の出会いも、この小説を真似たくて仕方なかったんだろう。
相当この小説が好きなんだろうな。
520:吾輩は名無しである
08/10/16 07:44:48
だから「羊をめぐる冒険」は本作のパクリだと…
521:吾輩は名無しである
08/10/18 16:07:53
The Long Goodbyeの意味
↓
~さよならするのはつらいけど~(ドリフ風)
522:吾輩は名無しである
08/11/17 19:57:50
>>373
The tragedy of life, is not that the beautiful things die young,
but that they grow old and mean.
45章にあるアイリーンの手紙の文章の一部ですね。
【清水訳】
人生の悲劇は美しいものが若く消え失せてしまうことではなく、年を重ねてみ
にくくなることです
【村上訳】
人生でもっとも切ないのは、美しいものが若いうちに命脈を断たれることでは
なく、年老いて穢がれていくことなのです
【中間訳】
人生の悲劇というのは、美しいものが若くして絶ち消えることではなく、
年を経ていく中でそれが汚れていってしまうことです
The long Good bye というのは、大戦当時に引き裂かれた恋人同士のその後の
人生に対する暗喩をこめているわけで、この小説は反戦小説ともいえるのでは。
少なくても単に男同士の表面の出会いと別れなんかをチャンドラーは書きたかった
んじゃないでしょ。それも伏線に相違ないが、あくまでも恋愛がなければ
人生は意味がない。そして、マーロウは否定していても、それに限りない憧憬がある。
でも、マーロウの恋愛感は限りなくニヒリスティックなわけで、その部分が
春樹にはうまく訳せていない。同時に戦後の米国を体感できていないことも
ハンデになっていて、それを誤魔化そうとわざといきがっている。
清水の訳も結構はしょってるし、思い切り過ぎる意訳もあるけど、やはり
全体からしたら清水の訳がはるかにまさっていると思いますよ。
とにかく原書を読むことが一番面白い。
523:吾輩は名無しである
08/11/17 21:21:49
ま、いいじゃんどうでも。
524:吾輩は名無しである
08/11/18 06:44:07
>>523
キミのようにどうでもいいじゃんなんて言う輩は、ここに来る必要必然性ないじゃん?
525:吾輩は名無しである
08/11/18 07:41:19
あらあら、必死に長い駄文さらした能なし君が怒っちゃったよw
526:吾輩は名無しである
08/11/24 01:33:12
DSレイモンドチャンドラーはさすがにやりすぎだと思います
527:吾輩は名無しである
08/11/25 19:35:45
「長いお別れ」チャンドラーは名作として知ってはいましたが、未読でした。
村上春樹訳で本屋で平積みされてたこともあり、手に取り、読了しました。
難しいことはわかりませんが、とても魅力的な小説でした。
ハードボイルドというジャンルを作り出す(拡張する)だけの作品であると思いました。
そしてすぐに、清水訳を買いましたが、まだ読んではいません。
>>373
の比較を見る限りでは清水訳のほうが好きですね。
村上春樹訳のほうは、一語一語から春樹っぽさが出て過ぎているように感じるので。
それにしても、村上春樹はなぜこんなに大衆に受け入れられるのでしょうか。
6つ上の姉が、ほとんど本を読まないのに春樹大好きなので、いつも疑問に思います。
528:吾輩は名無しである
08/11/27 01:10:48
ヤバい、ラストにめちゃくちゃ感動してしまった…
529:吾輩は名無しである
08/12/01 18:20:46
矢作俊彦はなんて言ってんだ、春樹訳を?
何も言ってない?
530:522
08/12/29 20:28:00
>>525
長い駄文とはどれを指しているんですか。あと、524と522は別の人ですよ。村上を全否定するつもり
はないし、清水もかなりいい加減だけど、全体のイメージは清水のほうがうまく雰囲気をとらえている
と思います。村上は自分の文体に酔ってるだけの感が強い。
531:吾輩は名無しである
08/12/29 20:45:09
ポケミスの縮れたカバーで指を切り
532:吾輩は名無しである
08/12/29 21:37:42
春樹の文章ってあざといんだよな。
素人受けするいやらしさを持っている。
いつかはノーベル賞取るかもしれんが、こいつが決定的に日本の文学をダメにした。
533:吾輩は名無しである
08/12/29 23:00:17
あーあ、たった一人の力で決定的にダメにされちゃうんだ日本の文学て
ダメになって良かったね
534:吾輩は名無しである
08/12/30 05:56:42
村上のは一種の雰囲気小説だよな
あれが翻訳で伝わるのかね
大江のよさも翻訳するときえちゃうと思うし
ロブ・グリエなんてあんなもの日本語でわかったらキチガイだよ
ノーベル文学賞ってのは結局平和賞と同じなんだな。アホクサ
それとも選考委員は原典で読んでるのかしら
535:吾輩は名無しである
09/01/08 18:21:17
age
536:吾輩は名無しである
09/01/31 03:10:46
長いお別れ
537:吾輩は名無しである
09/01/31 04:00:36
読み終わった
面白かった
春樹がずいぶん影響受けてることも再確認できた
538:吾輩は名無しである
09/03/01 04:05:09
ロンググッドバイも良かったが
イスラエルの講演録UPしたヤシのおかげで全文読めた。
話がまじ杉かもだけど、興味深かった。新作に期待。
>4 名前:吾輩は名無しである :2009/02/28(土) 19:49:08
>1
>【英語全文】村上春樹さん「イスラエル賞」授賞式講演全文
>URLリンク(www.47news.jp)
>
>村上春樹さん講演全文(日本語訳文です)
>URLリンク(www.47news.jp)
539:吾輩は名無しである
09/03/11 00:59:46
やっと新書サイズの出たね
デザインガラッと変わったな~
あんだけの量だから厚さは変わらないが(笑)
540:吾輩は名無しである
09/03/12 17:54:06
4月25日刊
レイモンド・チャンドラー 『さよなら、愛しい人』
消えた恋人を捜してLAの街を彷徨う前科者ムース・マロイ。彼と出会ったことで
私立探偵のマーロウは奇妙な事件の渦中へと。男女の哀切な愛を描いたハード
ボイルドの傑作が村上春樹の新訳で甦る。
(早川書房 予価各1785円) [amazon] [bk1]
URLリンク(www.green.dti.ne.jp)
541:吾輩は名無しである
09/03/12 18:50:27
渋谷警察署の留置場にあったな。この本。
542:吾輩は名無しである
09/03/13 12:13:19
>>532
ようするに大衆小説なんだよ。 だからドサ芸っていわれる。誰でも読めて残らないというね
昔のトレンディドラマ、というのより浅いものを皆で持ち上げないといけないんだからたまらないよな
543:吾輩は名無しである
09/03/17 12:04:20
新書サイズの方が表紙かっこいいじゃないか。こっちを買いたかった。悔しいぞ。
544:吾輩は名無しである
09/03/18 21:57:43
全柔連会長に村上春樹氏が就任「柔道の発展に尽くしたい」
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
545:吾輩は名無しである
09/04/01 11:28:56
たしかに、新書版の表紙が数十倍かっこいいね。
ハードカバー版の表紙は、最悪だった。あれにはセンチメンタリズムってものが感じられない。
手元にずっと置いておくなら新書版の方だね。ハードカバー版は売り払うことにするよ。
546:吾輩は名無しである
09/04/01 16:31:00
『さよなら、愛しい人』
次はこんなデザインなのか
URLリンク(www.hayakawa-online.co.jp)
547:吾輩は名無しである
09/04/03 04:39:39
やるなら今のうちだよねW はるき
548:吾輩は名無しである
09/04/04 00:44:54
ペーパーバックで残り50pまで来たが、甚だしく不満だ。
展開には無駄が多いばかりで、意外性はほとんどなく、
あわせて主人公もムダ口ばっかり。
その人格はあまりに非現実的で非肉体的で、まったく共振できない。
文体のリズムも、ユーモアも、しかるべきセンチメントも感じ取れない。
今のところ、何を騒ぐほどのことがある小説なのかまったく分からん・・
結末の50pに期待してはいるが。
(‘The Big Sleep'はスピーディーでタイトですごく面白かったんだけどね。)
549:吾輩は名無しである
09/04/04 01:33:41
おもしろかった。
550:吾輩は名無しである
09/04/04 08:28:54
先に清水訳を読んだほうがいいのかなと思いつつも相当な意訳が
あるようで、どうしようか迷っちゃうなー
551:吾輩は名無しである
09/04/04 13:38:30
>>546のデザインはあまり好みではないなあ。たばこ苦手なんだもの。
お酒のグラスの方がよかった。
552:吾輩は名無しである
09/04/04 14:01:26
>>548
Vintage Crime版ですか?
現行のあのシリーズのしびれるくらいにお洒落なジャケットデザインに比べて、
日本のときたら・・・
553:吾輩は名無しである
09/04/07 22:44:02
日曜に読み終わったけど・・・What am i missing ??
なんだ、このしょぼくて後味の悪い結末は?
ライトモチーフたるべき主人公(探偵or/and犯人)のセンチメントには
とても400ページ近くを支えるほどの芯がなく、
飽かずに読みきらせるほどのプロットの鮮やかさも、
会話の妙も、もちろんない。
会話文の切れ味も含めて、あらゆる点で
The Big Sleepの方が勝っているんじゃないの?
(主要な英語圏ジャーナリズムのベスト小説ランキングに
まったく名前が挙がらないのもむべなるかな・・)
>>552
フィルムノワールな雰囲気のダークで地味な装丁の
あんまり魅力的ではない古いVintage版です。
554:吾輩は名無しである
09/04/08 01:00:45
訳者としてはどうしようもないレベルかと
555:吾輩は名無しである
09/04/08 04:40:54
読者もどうしようもないレベルかと
556:吾輩は名無しである
09/04/08 04:49:31
うんこだね
557:吾輩は名無しである
09/04/08 05:55:45
嫉妬レスがひどすぎる。
何もできずに一般人として凡庸に暮らしていると、こういう風に嫉妬のかたまりになる人がいる。
それで結局、無名のまま、他人を僻むことしかできないまま終っていくんだよね。