「人間失格」だけをとことん語るスレat BOOK
「人間失格」だけをとことん語るスレ - 暇つぶし2ch2:チンコ有害説
07/02/16 19:30:07
 ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕が建てたスレを応援して下さいね(^^)
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎―◎                           チンコ有害説

スレリンク(k1板)

3:吾輩は名無しである
07/02/16 20:45:17
これは臭い小説だよ
人間を堕落させる

4:吾輩は名無しである
07/02/16 20:50:41
人間失格は愚痴が多すぎる。
斜陽みたいな良い作品もあるのに。


5:吾輩は名無しである
07/02/16 20:55:10
おっしゃるとおりの意見に賛成
そう、真の意味で堕落する
人生を白眼視する悟り屋の誕生だ、しかも自分で考えてそこまで来たならまだしも、
人の考えなのに自分はすべてをバカにできる位置にいると思いこんでしまう。

6:吾輩は名無しである
07/02/16 21:04:06
太宰は背高いよね

7:吾輩は名無しである
07/02/16 21:12:25
178cm

8:吾輩は名無しである
07/02/16 21:58:54
ワザワザとシシマイ。
この四文字で笑える。

9:吾輩は名無しである
07/02/16 23:58:54
何故主人公はヨシ子の不倫を知って黙って見ていることしかできなかったのか。

10:金原文則 ◆jG/Re6aTC.
07/02/17 00:17:52
みんなは「人間失格」どこの?
オレは集英社文庫。良いのは岩波と新潮なんだけど。

11:吾輩は名無しである
07/02/17 00:24:07
>>10
青空文庫だな。

12:吾輩は名無しである
07/02/17 02:25:40
読んだあと世界がぐおんぐおん音を立てて回りながら崩れていった。
高校一年の頃じゃけえど、あのような読書体験はあの時一度きりじゃけん


13:吾輩は名無しである
07/02/17 06:40:11



太宰なんぞ、究極の甘えん坊で、死ぬ時にでさえ女を道ずれにしか死ねなかった糞。
こんな糞の作品に共鳴するなんぞ、それ時点で、そいつも糞だという証明だ。
こいつは真性キチガイ。
なにが太宰治だ、笑わせるな。
生まれてきてすみません?なら、周りを巻き込まずにひとりで死ね!!!
糞が!!!甘えを後世に書き残すな、キチガイナルシストが!!!

こいつの残した物はすべて便所の紙だ!!!死ね!!!糞が!!!







14:吾輩は名無しである
07/02/17 06:47:18
なぜ文学が不人気なのか
寛大な人が減少したからだよ

作家と作品をわけて考えない
アメリカ心理学主義が流行しているからだよ

15:吾輩は名無しである
07/02/17 17:45:24
今読んでる真っ最中です。
世界に対する、主人公の常人外れした視点が興味深く感ぜられます。
しかしあの文体が苦手です、ミシマじゃないですが嫌悪すら感じます。
句読点が多すぎです。

しかしダザイさんはどうしたらあんなにつまらなそうなかおをできるのでしょう。

16:吾輩は名無しである
07/02/17 17:47:06
>>13
まぁ、その通りだw

17:吾輩は名無しである
07/02/17 18:15:28
>>13
しかし、情死未遂するといつも女は死んで太宰は助かってるんだよな。
最後も太宰は死ぬ気はなくて土手にはいあがろうともがいた跡があったらしい
が遂に死んだ。女たちの恨みに引きづりこまれたんだろうか。
もしかして太宰って一見弱くてやさしそうに見せながら実は女を殺すことに快感
覚えるサディストだったんじゃないか、と小一時間。

18:吾輩は名無しである
07/02/17 19:16:21
なにはともあれ、初めて俺に読書の奥深さ、面白さを教えてくれた本である→人間失格。
そのおかげで、幸か不幸か太宰は俺の人格形成に多大なる影響を与えてくれやがった。
そういえば俺が厨房の頃、太宰ばっかり読んでいたら、かあちゃんがひどく心配したもんだよ。

>>17情死未遂は最初の行きずりのカフェーの女が死んでそのあと前妻の初代ともやったが初代は生き残った。
しかもその心中も相手ともども本当に死ぬ気があったのか疑問。
猪瀬直樹の「ピカレスク」にその辺の事書いてあったような。
俺が思うのは太宰自身がサドというよりもその手の痛い女子に「惚れられ」やすく、
お互いのマイナス相乗効果によってズブズブと深みにはまるせいかと、と小一時間。

19:吾輩は名無しである
07/02/17 20:23:59
田辺あつみは太宰に殺されたとの説もあるが。
URLリンク(kyotaro.web.infoseek.co.jp)

20:吾輩は名無しである
07/02/18 04:26:13
太宰を子供向けの青春文学と片付ける椰子も多いらしいが…
漏れは寧ろ影響受けやすい思春期に読ませるのは危険だとオモ

21:吾輩は名無しである
07/02/18 07:08:27
斜陽ってそんなにおもろいか?

22:吾輩は名無しである
07/02/18 10:44:41
左様

23:吾輩は名無しである
07/02/18 10:52:43
斜陽は昼ドラみたいだなぁって思ったよ


24:金原文則 ◆jG/Re6aTC.
07/02/18 11:06:33
「人間失格」は日本文学の人材発掘に貢献しただろう、と思う。

25:吾輩は名無しである
07/02/18 12:47:27
10代の頃これを読んだとき、この気弱な主人公につくづく同情したもんだが、
20代の時あらためて読み返してみると主人公が
自分可愛さのあまり周囲の人々の痛みがわからないエゴイストの権化のように思えたよ。
三島の言葉を借りれば、「弱いものの強いものいじめ」とでもいおうか・・・。
おなじ小説なのに読むときの年齢や経験値でこうも印象が違うなんて、
改めて読書って面白いなとオモタヨ。


26:吾輩は名無しである
07/02/18 23:44:18
太宰は文章はすばらしい。同じ内容でも他の作家が書いたら
クズ小説になってただろう。

27:吾輩は名無しである
07/02/18 23:47:44
高校時代の描写で道化が通用しなかったことを白岩玄が現代風にアレンジして野ブタを書いたって感じか?
桐原修治ってとこでよ

28:吾輩は名無しである
07/02/20 04:27:29
とんだソラマメだ

29:吾輩は名無しである
07/02/20 07:13:55
>>28その台詞を吐いた男のモデルは井伏鱒二だと何かで読んだ。
太宰は師の井伏を感謝しつつも、色々恨んでもいたそうだ。

30:吾輩は名無しである
07/02/20 15:17:46

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31:はるか高み
07/02/20 15:25:38
708 名前:はるか高み :2007/02/20(火) 14:19:08
>>702
約束通り、日本語を本邦初公開する。
日本語の一文字、解き難き「む」を教えよう。
「む」とは、「けいいちろう」なんだよ。


32:15
07/02/20 18:53:08
よみおわりますた。

葉蔵青年のもつ弱さ「道化性」「離人感」といったものは、
万人が少なからず持ち合わせているものだと感じました。

弱さを受け入れて生きる人と、蹴っ飛ばして生きる人、
前者であればこの書はこの上なき座右の書となるでしょうが、
後者であれば引き裂いて踏みにじってうんこぶっ掛けてもまだ足りない書なのかもしれません。

個人的には最後に葉蔵が「うふふ」と笑うシーンで魂が凍りつきました。
そして、読み終わったあとに頬杖をついてみたところ、ダザイさんそっくりの顔になれました。
文体は最後のほうにはさほど気にならなくなっていました。

彼は、敏感で、純粋で、頭がよく、そして神様みたいな、ダメ人間だったんですね。

33:吾輩は名無しである
07/02/20 20:52:13
地方の大地主の息子の倨傲と自己陶酔。

34:吾輩は名無しである
07/02/20 23:32:55
ヒラメちゃん萌え。

35:吾輩は名無しである
07/02/21 11:32:20
岸田秀の『ものぐさ精神分析』という本のなかで『人間失格』の主人公がめったぎりにされてる。


36:吾輩は名無しである
07/02/22 08:58:41
人間失格←先ずこのタイトルが上手いよなw

37:吾輩は名無しである
07/02/22 10:03:48
「金の切れめが縁の切れめ、ってのはね、あれはね、解釈が逆なんだ。
金が無くなると女にふられるって意味、じゃあ無いんだ。男に金が無くなると、
男は、ただおのずから意気銷沈(しょうちん)して、ダメになり、笑う声にも力が無く、
そうして、妙にひがんだりなんかしてね、ついには破れかぶれになり、
男のほうから女を振る、半狂乱になって振って振って振り抜くという意味なんだね、
金沢大辞林という本に依ればね、可哀そうに。僕にも、その気持わかるがね」

38:吾輩は名無しである
07/02/22 16:20:06
>>37どっちにしろ所詮金次第ってことだろ?

39:吾輩は名無しである
07/02/22 20:25:22
新潮版の解説に、「『第三の手記』は、この主人公が、自己にあくまで真実で
ありながら、人間に対し愛と信頼を求めようとし、そのため人間社会から葬られ、
敗北して行く過程を描いている。・・・堀木やヒラメという生涯の敵である、善人の、
世間人の皮を被った悪人の本質がはっきりと読者の目にも見えてくる。」
とあるが、どこがそうなのか、さっぱりわからん。

ただ、文章の上手い、滑稽味のある作品としか、読めない。

40:吾輩は名無しである
07/02/22 21:26:07
>>39
三十代になって、借金も作って酒乱になって結婚生活にも行き詰って女にもふられたら、また見方変るよ。

41:処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2
07/02/23 23:42:16
ヤケクソ気味に書き捨てたブラック・ユーモア小説だな・・・。

42:吾輩は名無しである
07/02/24 02:24:24
ちょwwwこれ、ヘノモチンwwww

43:吾輩は名無しである
07/02/24 13:57:44
野見さんです

44:吾輩は名無しである
07/02/24 15:06:40
恥の多い人生を送ってきました。age

45:吾輩は名無しである
07/02/24 15:19:02
処女と結婚して一回強姦されてる所を見ただけで気が狂うとかどんだけ身勝手なんだろう。

46:吾輩は名無しである
07/02/24 15:41:55
>>45
お前が強姦されてるところを見たら家族や恋人は発狂すると思うよ。

47:吾輩は名無しである
07/02/24 15:46:01
>>46
しないだろ?
ってか、女の所を散々渡り歩いときながら、その態度だぞ?
身勝手過ぎるだろ。

48:(o^v^o) ◆m0yPyqc5MQ
07/02/24 15:55:30
そうさくぶんげ板でね、

めっちゃ人間しっかくのまねうまいひといたよw
びびった
どっかの大学生だと思うけど、
バスにのって好きな子にはなしかけられなくてうじうじ書いてた


あれ読みなみんな
じぶんで探して
めんどいw
ふぁん必見

49:吾輩は名無しである
07/02/24 16:18:51
今の自分ばっかり語りたがりちゃん作家
自分はどうしたらいいんだおろおろちゃん作家が溢れる中
「自分を語らなかった」太宰がどれだけ特殊なのかが分かる

50:(o^v^o) ◆m0yPyqc5MQ
07/02/24 16:23:29
いちばん語りまくってたじゃん


つーか太宰からだろww私しょーせつ
 漱石・芥川がなかなか語らなかったっていうんならわかるけど。
いっちゃわるいけど、どしろーとだな。あやわし

反自然主義だったもん、漱石一門

ダザイはまともに結婚生活した一、二年だけね。ちゃんとしたおおやけな小説かけたのは

51:吾輩は名無しである
07/02/24 16:38:12
根本的に違うぞww
私小説は日本古来からのものだよ~ん
太宰ってあれ、私小説っぽいけど全然私小説じゃないじゃ~ん
その後に続く作家を、間違った太宰の味方向に促した罪は太宰おおきいね~
自分の考えていることを語ることと、自分を語るということは、正反対だよ~
今のボンクラ甘ちゃん若手作家は、考えてることだけを必死に語っちゃうんだな~

52:吾輩は名無しである
07/02/24 16:40:42
m0yPyqc5MQ って馬鹿だな。

高校生?

少なくとも大学は行ってないだろ。
文学の基本的知識がない。

53:吾輩は名無しである
07/02/24 16:44:14
>>51
太宰や安吾って、何気無い他人の生活を面白おかしく書いてた感じかな。
でも、一つ一つのエピソードって自分自身の感じた事だしね。
太宰の芥川への憧れっぷりってすごいよね。
人間失格って正に芥川の発想を太宰的に書いた感じでしょ?
その後のグッド・バイとかでの俗物っぷりに笑ってしまった。
グッド・バイを未完にして欲しくなかったな。

54:吾輩は名無しである
07/02/24 16:44:18
>>52
違う違う かまって欲しいちゃんだから
分かってやってんだよ 
だから適当~に相手してやればいいんだよ
それで満足するからw

55:(o^v^o) ◆m0yPyqc5MQ
07/02/24 16:46:57
えー
ちがうよ

私しょーせつぜんぜん古来じゃないし
むらさきシキブとか竹取り好きのひくそんの物語だったから嘘つきだいすきだったもん。


かろうじて日記文学はあったけど飽くまで日記文学だったからな。
一人称の語りだから。


るそーの告白とかおーがいあたりが紹介したとき日本じんが勝手に島国根性に翻訳したんだよ。
そのときからはじまったから、どっちかというと外来のものだよ。
かたいの布団からダザイへ、って感じだよ。

56:吾輩は名無しである
07/02/24 16:48:21
芥川賞をとれなかったこそ太宰には今がある
世間に利用されなくて良かったね、太宰!

57:(o^v^o) ◆m0yPyqc5MQ
07/02/24 16:51:51
だざいめっちゃむかついてさんざん川端のもんく言ったけどねw

ぼくダザイってきらい
弱音ばっか吐いてうざいんだもん
女ったらしだから女と自殺したじゃん

なんなんだろ
へんなの
死ぬならしぬでひとりでしねばいいのにね
迷惑

58:吾輩は名無しである
07/02/24 16:51:54
川端康成に感謝しろよ

59:吾輩は名無しである
07/02/24 16:53:44
>>57
そりゃあ、オッチョコチョイで死んだだけだからな。

60:吾輩は名無しである
07/02/24 16:54:21
(o^v^o) ◆m0yPyqc5MQは相手にしない方がいいらしいゾ。

61:吾輩は名無しである
07/02/24 16:54:22
>>57
お前と心中してくれる女はいないだろなwww

62:吾輩は名無しである
07/02/24 16:54:40
ちがうよ~ 外来じゃないよ~
それは分類上の形態だけのことだよ~

日本人は自分を主人公にして自分の事を語るのが好きなんだよ~

太宰は最もそれをしなかった人なんだよ~

今の若手ボンクラ作家ちゃんは一人残らず太宰と対極にいるよ~



63:吾輩は名無しである
07/02/24 16:57:37
人間失格なんて自分を語ってない最たるものだと思うけどな~

64:(o^v^o) ◆m0yPyqc5MQ
07/02/24 17:02:24
なんでむらさきシキブが光るげんじを自分を主人公にしてんのwww
いみわかんない

平けものがたりもいっぱいひと出てくるからびわほーしとも関係ないよ作者ふしょうおおし

自分がたりしたのダザイとかだけじゃないの
しかも三人称で
ich romanの訳語なのに三人称で私しょーせつwwなぞ


人間しっかくってなにがいいの
自殺しゃの回顧日記じゃん
なにが楽しいんだか

65:吾輩は名無しである
07/02/24 17:04:28
>>61
(o^v^o) ◆m0yPyqc5MQは
女のように見せかけた男、のようにみせかている「女」だから

66:吾輩は名無しである
07/02/24 17:06:59
>>64
人間失格は、少なくとも三回くらい時期を変えて読まないとな。
前段階として、芥川龍之介を読んでおくべきだ。

67:(o^v^o) ◆m0yPyqc5MQ
07/02/24 17:12:17
 ぼくこーこう二ねんか一年かくらいのとき読んだはず

けっこうつまんなかった
はず

なんか「うわっやられた、なんかなすりつけられた」と思ったけどね
べつにーって思った
だってべつにーだもん

たぶんこの自殺するひとの責任みたいなものをなすりつけられたと感じて
いやー勝手になさいな、知らんでぼく
と思ったんだと思う

そもそも女としぬというのがぜんぜん美しくない。
まだ三島のほうがいさぎよくてよい。
死ぬなら死ぬで最後のいっしゅんまで勇敢に戦ってしなな。
バガボンドの18~19かんよめ


ダザイはしょせん百姓のむすこw
道徳あさし

68:吾輩は名無しである
07/02/24 17:16:03
>>67
>まだ三島のほうがいさぎよくてよい。
>死ぬなら死ぬで最後のいっしゅんまで勇敢に戦ってしなな。
>バガボンドの18~19かんよめ

三島の自殺の方が、遥に迷惑で日本人全体に責任をなすりつけてると思うけどね。
バカボンドって吉川英二の原作を採ってるんだろ?
宮本武蔵を忠実に表現できたのは、吉川英二じゃないと思うけどね。
むしろ、安吾の青春論の方が、的を射てると思う。

69:吾輩は名無しである
07/02/24 17:16:15
誰も源氏物語のことはいってないよ~勝手に決めないでね~
君のは揚げ足とりなんだな~
言ってないことを事実のように捉えるんだよね~
かまって欲しくて堪らないんだね~
ま、2ちゃんに居る人なんて多かれ少なかれそうだけどさ~

私小説という定義はどうでもいいけど~
日記小説にしろ短歌にしろ
あれらは自分がこうしたどうした、あれしたいこれしたい
という自分語りの決定版なのね~

日本人は他人に絡むのが上手くないから、そういう媒体でウサをはらしたり
気持ちを吐露したりするわけね~
太宰もトロトロしたことには違いないけど、しか~し、不思議なことに
自意識というものが全くないのよね~


70:吾輩は名無しである
07/02/24 17:18:10
そしてみんな(o^v^o) ◆m0yPyqc5MQに吊られすぎww
こいつこんな書き方してるけど、欲求不満の若手ボンクラ作家の一人だよ~ん

71:(o^v^o) ◆m0yPyqc5MQ
07/02/24 17:18:21
ぼくいちばんきらいなのタバコやのおねーちゃんに甘えるところw
きもい

みっちゃんまた呑んじゃったごめんね
ウソウソウソよ、約束したもんそんなはずないじゃない。

そしてわたしはすぐに同棲しました


みたいな
きしょwダザイくさ
いちばんうざいタイプ

こういうのに限って借りた金かえさん
付き合ってらんない
女と死ぬ、くされ男子めが


ぼくなら一滴も飲まぬ。
そしてその金でタバコやのおねーちゃんにきれいなおはな買ってあげる。

72:吾輩は名無しである
07/02/24 17:25:33
分かった事は作家になったからって、真実が見えてる人と見えてない人がいるってことねっ
苦労しないで10代でパッと出てきた作家は、能書きを垂れること以外に道は残されて無いんだね
かわいそうだね
太宰をここまで批判するのは、苦労してやっと認められた太宰が
若いだけではダメだ、と言ったから、自分を否定されたようで腹が立っているのね

でもね、かわいこちゃんはかわいこちゃんで終わっときな
人生を棒に振るようでなきゃ、作家は生きられないんだよ

73:吾輩は名無しである
07/02/24 17:30:50
太宰になりたいのに、なれないから
太宰をないものにしたいんだね~

それは未来の人たちがやることだからね~

74:吾輩は名無しである
07/02/24 17:54:56
うそくさいなんかの真似ばかりのチンタラした作家が横行する昨今にあって
太宰みたいな死をもって証明するタイプの作家を望むことは無理なのかな
ポーズだけじゃなくてな
出てこないかな~、そんな新しい奴

75:吾輩は名無しである
07/02/24 17:57:44
>>74
デカダン派は、今だったら確実に社会から抹殺されるよね。

76:吾輩は名無しである
07/02/24 18:06:28
変なのが湧いてきたな

77:吾輩は名無しである
07/02/24 18:06:58
>>75
いんや
世界中どこみても今も昔も芸術と呼ばれるものにつきものは「これ」
(デカダンという言い方というか決め付けの概念は古いが)
抹殺されるどころか歓迎される

逆に今の日本のボンクラ作家現状を世界にさらす方が、俺は抵抗を感じる
外人がどんな反応をするか、見なくても見える

とりあえず74は、他人の意見を借りて、自分の意見を肯定するような
すりかえは、およし


78:吾輩は名無しである
07/02/24 18:07:53
>>77
74じゃなくて75な

79:吾輩は名無しである
07/02/24 18:10:50
ここみたいに、ひとつの作品について語るスレを待っていたんだ。



80:吾輩は名無しである
07/02/24 18:32:48
しかし過剰評価って罪なもんだな
残された道がないわけだから

それに比べ太宰はよかったな
過小評価から始まってw


81:吾輩は名無しである
07/02/25 14:25:01
太宰より森進一こそ人間失格。





by川内康範

82:吾輩は名無しである
07/03/05 20:23:07
生まれてすみません。名前はまだない。

83:吾輩は名無しである
07/03/13 15:07:20
仙遊館の娘が、葉蔵の部屋に上がりこんで手紙を書くシーンが好きだ。
「早くこの人帰らねぇかなぁ。どうせへへののもへじでも書いているに違いないのです」
死んでも見たくない思いで「見せてよ」

あと、左翼運動の先輩の女
「私のことを本当の姉だと思ってくれていいわ」マジワロスんだけどwww

84:吾輩は名無しである
07/03/22 21:55:49
ほれ、ここにシシマイと書いてある。
これは葉蔵のいたずらですよ。
葉蔵を早くここへ呼びなさい。

85:吾輩は名無しである
07/03/30 23:34:32
太宰ってのはナルシストもいいとこだな

86:吾輩は名無しである
07/04/07 22:20:51
>>85
今頃気づいたのか?おれは小学校2年の夏に気づき、それでも遅かったと後悔したほどだが・・・

87:吾輩は名無しである
07/04/08 00:07:14
>>86
夏休みの読書感想文で太宰とはなかなか粋な学校ですね。

88:吾輩は名無しである
07/04/08 13:59:34
田部シメ子
山崎富栄

89:吾輩は名無しである
07/04/08 14:00:14
>>88
太宰に殺された人たちか…。

90:88
07/04/08 17:56:02
太宰治の写真を見ていると、福田和子を思い出す

91:吾輩は名無しである
07/04/08 17:58:10
>>90
それは酷い。
『人間失格』のスレだから、関係無いけど『グッド・バイ』に出てくる女にはモデルがいたのかね?
あの途中からのドMっぷりは好きだ。

92:88
07/04/08 18:10:47
>>91

というよりも「桜桃」読んでからそうなっていったような・・・
桜桃に出てくる「涙の谷」や「乳房(ちぶさ)」が
福田和子を思い出させる・・・


93:吾輩は名無しである
07/04/27 06:47:08
葉蔵と堀木ってフツウは堀木に共感するもんだよね?

94:吾輩は名無しである
07/04/28 11:56:47
ついさっき青空文庫でダウンロードしたのを読み終わった。
子供時代の話は面白かったけど、後半は悲惨過ぎてそれ以外は何も感じ取れなかった。

読書量が浅い新参には読めないかな?これ。

95:吾輩は名無しである
07/04/30 01:31:16
生まれてきてすいませんって何の作品で出てくるの?
人間失格だと思ってたのになかったよ。

96:吾輩は名無しである
07/06/10 11:21:44
>>95
二十世紀旗手
URLリンク(www.aozora.gr.jp)

他スレにあったのですが
人間失格が漫画になってるそうです
URLリンク(www.mangadedokuha.com)
純文学を漫画にすることに多少疑問がありますが
一応読んでみたい


97:吾輩は名無しである
07/07/01 18:05:11
太宰が自殺したとき、日本一の作家が死んだと言われたそうだ


なんか似合わないけど、
震えた

98:金原文則 ◆jG/Re6aTC.
07/07/09 11:51:09
>>96
漫画で読むとイラストのせいで固定概念が植え付けられてイマジネーションがとぼしくなるそうだけど、買うべきかしらん。

99:吾輩は名無しである
07/07/09 13:08:17
>>95
斜陽じゃなかったっけ?

100:吾輩は名無しである
07/07/11 10:08:54
太宰は嫌いだが、人間失格は大傑作だな。

101:吾輩は名無しである
07/07/16 23:01:47
内容:
三鷹市芸術文化センターで太宰治作品をモチーフにした演劇、第4回「人間失格」を観た。
激しく失望しそして激しく怒り狂った。岸田國士戯曲賞を受賞した今最も注目を集める
作家集団である三浦大輔(劇団ポツドール)作・演出の舞台だと言う事で期待していたのだが
全くの駄作の駄作、こんな酷い舞台は観たことがないという代物だった。
自分は小劇団を含め週1は芝居を観ているが我が人生で観た芝居で最低の最低、ドン尻の作品だった。
3600円と2時間の時間を返せ、と言いたい!

102:吾輩は名無しである
07/07/17 00:39:25
観たんだろ?
3600円は観る代金だから民事に持ち込んでもまず返金不可能だし、最終的に赤字間違い無いよ。
時間を返すということが可能だとでも思っているなんて、ちょっと狂ってるとしか思えない。

103:吾輩は名無しである
07/07/17 19:12:32
>>96
漫画はどうなんだろうな、作者の浅い解釈をしてたら
押し付けられそう。
読んでみるまで、文句はいえないが、こいつーさいてーみたいな解釈でかかれてたらいやだな

104:吾輩は名無しである
07/07/24 16:52:08
【時間を返すということが可能だとでも思っているなんて、ちょっと狂ってるとしか思えない。】

そのくらい怒っていると言うことだろ
そのくらいつまらなかったってことだろ

比喩だよ、比喩。

105:吾輩は名無しである
07/07/31 03:42:20
ファンの非難を覚悟で述べるが
集英社文庫の小畑健の表紙
あの人物は『金閣寺』の柏木に見える

106:吾輩は名無しである
07/07/31 05:03:26
女が郵便屋さんだったかとヤッて空豆食うシーンは本気で鬱になった

107:吾輩は名無しである
07/07/31 05:44:13
中一の時に読了後、号泣した。あの時の自分は、本当に心が病んでいたとしか思えてならない、傑作と評価される作品なのだろうか。

108:吾輩は名無しである
07/08/04 19:37:37
人間失格を初めて読んだのは自殺未遂後数ヵ月の19歳。
内容を知らずタイトルで読んでみた。
文学とか縁遠かった自分が夢中になって読んじゃった。
非常に濃厚な感情を抱くのにそれを説明できない

最近漫画版を買ってみたが堀木の容貌がめちゃくちゃイメージ通りで笑えたw

109:吾輩は名無しである
07/08/13 02:46:07
葉ちゃんすきだ

110:吾輩は名無しである
07/08/18 19:50:10
「人間失格」というタイトルでデスノートの作者による表紙
知らない少年少女は絶対に内容と「人間失格」の意味を勘違いすると思う
そういう俺もリア厨の頃タイトルと序章(三葉の写真二枚目)だけ読んだ時点で
彼らがしているであろう勘違いと同じ勘違いをしていた
読み終えて実際は極悪人の話じゃなくてダメ人間の話だとわかってがっかりしたw

111:吾輩は名無しである
07/08/18 19:58:26
どうせその手のオタ受け狙いをやるなら10年前のエヴァンゲリオンブームの頃に
貞本義行(エヴァのキャラデザ、漫画版エヴァの作者)に表紙を描かせた文庫版を
出していた方がよほど内容を的確に伝える事が出来たと思う

112:吾輩は名無しである
07/08/18 20:48:39
表紙絵の内容に対する的確さなんてどーでもいい
読ませることが重要

113:吾輩は名無しである
07/08/18 21:53:33
>>105
ワラタ

114:吾輩は名無しである
07/09/17 19:54:16
名作劇場の竹一がイメージ通り過ぎて吹いた

115:吾輩は名無しである
07/09/17 20:40:13
装丁を軽視しちゃいけないよ。

116:吾輩は名無しである
07/09/26 16:24:07
特番でウエンツがやった人間失格って
何で処女の嫁さんもらって喜んでいたら
間男に寝取られて、落胆するくだりが無いの?

117:吾輩は名無しである
07/09/26 16:26:11
人間失格って悲惨なのは、幼児期に召使いに辱められたところだけで
後はくだらない気がする。斜陽のほうがよっぽど面白かった。
坂口安吾じゃないけど、ヨッパラッテ書いたんじゃないの?

118:吾輩は名無しである
07/10/07 00:53:26
>>117
同意。
萌えしか見所無かった。

寝取られ、処女、<姉と思ってくれていいわ>、ウェイトレス、姉妹、、、
どこのエロゲーかと

半ニートが脳内麻薬の欠乏で身を持ち崩して、
田舎に帰って静かに暮らしましたってだけじゃん。

ストリーも間のギャグっぽいのもエロゲー臭さがぷんぷんした。

文章がめっちゃ上手いエロゲーと感じた。
Fateが文学っていうのと変わんないと思う

感動したって人はマジで何に感動したか教えて
ネタじゃない。マジでエロゲーとしか思えなかった。

119:吾輩は名無しである
07/10/07 15:46:34
ウエンツがやってた奴みたけど耳掻きシーンがきもかった

120:吾輩は名無しである
07/10/07 17:38:26
女同士で耳掻きしてると脳内変換するんだ!(;´Д`)ハァハァ

121:吾輩は名無しである
07/10/22 17:17:31
>>118
まあ葉蔵の人間性とか性格の面白さが一番の見所か?
俺的には感動したってよりもとりあえず「面白かった」って感じ。
良かったとか悪かったとかはなんか言いにくい、っつか表現しにくい

122:吾輩は名無しである
07/11/01 22:18:17
>>118
これ読んで萌えとかおめでたい頭してるな。
高校の頃、現代文で舞姫読んで勃起したクチだろ?

123:吾輩は名無しである
07/11/02 12:51:30
もともと文学作品に「内容の面白さ」ってあんまり要求されてないんじゃないかな…
言葉と文法の操り方が尋常じゃなく上手ければそれでいいのでは。
逆に下手に内容が面白いと文章の洗練性に読み手が気付き難くなったりするし。
文学だけに限った事じゃないけど学問に創作的な面白さは不必要だよ

124:吾輩は名無しである
07/11/02 17:04:45
太宰にしては力みすぎてて
あんま好きじゃないな
てか想像力的相互作用に乏しい

125:吾輩は名無しである
07/11/03 11:55:43
幼少時に辱められたって、性的いたずらされたみたいな意味?


126:吾輩は名無しである
07/11/07 12:29:25
この小説は、要するに、ホンネとタテマエの使い分けができなかった人間の悲劇ってことかな?
いや、一応主人公も「道化」でそれをやってはいるが、たまらない苦痛を感じている。
なんの苦痛も感じずホンネとタテマエの使い分けをする周囲の人々のことが、とうとう最後まで理解できなかった。

ということは、この小説は、ホンネとタテマエの使い分けを非難する小説なのだろうか?
しかし作者の太宰自身は、たぶんホンネとタテマエの使い分けを普通にやっていただろう。
(したがって、やはり私小説とは言えないと思う)
そんな自分自身をも、非難しているのだろうか?
「あとがき」を読むと、なんだかそんな気もする。


127:吾輩は名無しである
07/11/07 18:36:17
「人間失格」といえば、ヘノモチンだろ!

128:吾輩は名無しである
07/11/07 21:19:13
ヘタクソすぎて苦痛なだけの読み物だな。
「千代女」でも読んどきゃ十分だろ。
それとて2ちゃんの1レス小話にも及ばないが。

129:吾輩は名無しである
07/11/10 19:58:52
最初読んだ時は特に面白いものとは思わなくて、ただ太宰は頭の良い人なんだなーって思っただけだった。
でも今宙ぶらりん状態の浪人生で、とにかくなんにもしたくない時はこれを読んでる。まさに「ただ一切は過ぎていく」「不幸も幸福もない」そんな感じだからさ…。


ちなみにツネ子の場面が一番好き。最後のゆたんぽのやつも好きだけど。太宰って普段は明るくて身体も丈夫な人だったらしいね。

130:吾輩は名無しである
07/11/10 20:02:30
>>128
 はいはい、2ちゃんは沢山の素晴らしい文章家に恵まれて前途洋々ですね

131:吾輩は名無しである
07/11/10 20:56:49
中二の時これ読んで「まさに俺じゃないか!」と激しく同感したものだ。
その夜は恐慌状態におちいってねむれなかった。
太宰に影響されて自殺も試みたぐらいだ。
それぐらい人の絶望を汲み取ってくれる作品だと思う。
ある程度二十歳を超えてから読んでみたらあまり共感できなくなっていて
がっかりしたのを覚えてる。

でも今の自分の性格を位置づけた大切な本がこれだ。

132:吾輩は名無しである
07/11/27 14:06:28
おチンポで不覚にも

133:吾輩は名無しである
07/11/27 17:40:14
最近「人間失格」を初めて読んだけど、単純に面白かったよ。
自分と重なる点が多かった。俺も終わってるからかな・・・。

でもまぁ、学生(特に中学)時代に読むよりは、多少人生経験を
積んだ20代後半以降に読んだほうが楽しめそうな作品じゃないかな。

134:吾輩は名無しである
07/11/30 22:05:01
葉「この野郎。キスしてやるぞ」
よしちゃん「してよ」
ちっとも悪びれず下唇を突き出すのです。

萌え死んだ

135:吾輩は名無しである
07/12/27 02:28:39
てst

136:吾輩は名無しである
07/12/28 03:16:34
これ皆さんはどう思います?
私は結構その解釈に納得(共感?)できるのですが…
スレリンク(book板)l50x
>>38です

>人間失格という題名の解釈を皆さんはどう思いますか?
>世間一般では人間失格は葉蔵が人間として失格になって行く過程の小説という捉え方が多いと思います。
>ただ、僕は葉蔵を含めこの世の全ての人間(ひらめは堀木など)が人として失格ということが伝えたかったのではと思うのですがどう思われますか?
>実際、ヒラメなどはだいぶ酷く描かれていたように思います。


137:吾輩は名無しである
07/12/28 05:32:20
この世の全ての人間が人として失格なら、本当の人間は存在しないことになるね
人間合格者は神かね

138:吾輩は名無しである
08/01/03 21:08:40
人間的な、余りに人間的な

139:吾輩は名無しである
08/02/03 21:49:10
人間失格読むと「まさに俺」って思う人と「こいつ嫌い」って思う人に二分されるよな

140:吾輩は名無しである
08/02/10 22:33:47
俺は他人事《ひとごと》と思うがな。

141:吾輩は名無しである
08/02/11 09:12:10
中学生のある日、
クラスメートからこの本がまわってきて、
読んでみた。
衝撃的で1週間位、ブルーになった。
悪いものもらった気がした。

142:吾輩は名無しである
08/03/05 19:15:35
文学が苦手な高校生なんだが、なんか読んだ方がいいと思って、
漫画のDEATH NOTEの作者が描いた表紙の人間失格を買ったら、
最初の空腹の話あたりでいつの間にか寝てて自分でもびっくりだぜ…
でも最後まで読むわ

143:吾輩は名無しである
08/03/07 06:07:51
チラシの裏に書いてね

144:吾輩は名無しである
08/03/11 09:42:45
z

145:吾輩は名無しである
08/03/11 10:50:21
>>137
失格したものが地上に落とされて人間になっているんだよ

146:吾輩は名無しである
08/03/11 22:47:02
「人間革命」

147:吾輩は名無しである
08/03/17 21:17:10
>>27
なーるほど

148:吾輩は名無しである
08/03/18 01:20:47
>>140
君は幸福なんだね。

149:吾輩は名無しである
08/03/18 01:53:57
太宰文学を恥ずかしいなどとしたり顔でのたまう輩の魂の遍歴

中学、高校時代・・・どっぷりハマる。『人間失格』の主人公を自分の生き写しと錯覚。
            口癖はギロチンギロチンシュルシュルシュ。
            人生のテーマはデカダン。芸者さんに憧れる。

大学時代・・・大学教授から小難しい文学理論を教えられ一転して学術的(時に、いや、
        その多くが衒学的)著作しか受け付けなくなる。
        サルトルなどフランス文学を専攻する理論家肌の彼女ができる。

        若き日の三島君「あなたの文学、好きじゃありません!(昔は大好き
        でしたがそんな自分を羞恥し、心底呪っております!)」

社会人時代・・・太宰文学を自分の人生から完全に消去する。というより文学や学問自体、興味の対象外となる。
         ゴルフ最高!仕事帰りの飲み屋最高!職場の同僚と結婚。

老年時代・・・仕事も定年退職し、年金暮らしが始まる。膨大な時間をもてあましているところへ偶然通りか
        かった近所の古本屋の店先で擦り切れたカバーの『斜陽』を発見。誰もいないことを確認し徐
        にページを捲る。1ページ、2ページ、10ページ、30ページ・・・。開いたページに突然、雨粒が
        ぽつぽつと降り出す。空を見上げる。が、何故かぼやけた夕晴れの空があるばかり・・・。

        年老いた三島君「(絶叫)なんてことだっ!わたしが間違っていましたっ!わたしがっ!」

        千円札を古本屋のオヤジに手渡すとおつりも貰わず店を飛び出す。薄汚れた『斜陽』を
        小脇に抱えながら自由になった囚人のように妻の待つ自宅へ帰っていく・・・。

150:吾輩は名無しである
08/03/18 12:08:05
京都産業大学に高山ってアホ教授いるだろ。
あれ絶対変態だと思う。
異様な負のオーラを発散している。
それが太宰の本出してるよ。

151:吾輩は名無しである
08/03/18 12:12:40
>>149
オモロイヤンケ

152:吾輩は名無しである
08/03/18 16:25:38
女中や下男に犯されるという残酷な犯罪って第一の手記に書いてあるけどこれって
性的虐待の事なの?

153:吾輩は名無しである
08/03/18 23:35:53
>>152
直接的な虐待じゃなく、性的知識を吹き込まれたんだと俺は解釈してた

はっきりと真意は解らないけど、性的虐待と捕えるのが妥当かもしれないな

154:吾輩は名無しである
08/03/19 00:29:16
そんな若くに、女はおろか男までも・・・。   女中や下男は人間失格じゃ?

155:吾輩は名無しである
08/03/19 00:50:09
性的虐待ととるのが一般的

156:吾輩は名無しである
08/03/19 04:20:54
1盗2婢3娼

堕罪は盗みはやってないんだよな
盗まれはしたけどさ

157:吾輩は名無しである
08/03/19 18:48:49
太宰治が愛した女って一言で言うとスイーツ(笑)じゃね?

158:吾輩は名無しである
08/03/20 07:36:05
俺もずっと>>153と同じ解釈をしてたが、この間ウエンツが出演してたバラエティ番組で、人間失格の主人公が幼児期に性的虐待云々と語られて仰天した。
因に葉蔵役をウエンツがやってたが意外とハマってたw


159:吾輩は名無しである
08/03/20 10:01:06
>>158
> 因に葉蔵役をウエンツがやってたが意外とハマってたw

うん。ハマってた。

犯されるって、精神的な物かと思ってた。噂とか悪口とか下ネタ吹き込まれるみたいな。

160:吾輩は名無しである
08/03/20 13:52:42
太宰自身は幼少時代に性的虐待受けてた?

161:吾輩は名無しである
08/03/20 13:54:58
>>149
ツマラネェ妄想。

162:吾輩は名無しである
08/03/23 16:01:54
「人権擁護法案の危険性 」-ドラクエの作曲者ーすぎやまこういち氏に聞く
URLリンク(jp.youtube.com)
URLリンク(jp.youtube.com)
URLリンク(jp.youtube.com)

163:吾輩は名無しである
08/04/02 06:09:40
人生をネタにしたギャグ小説じゃないのこれ?

164:吾輩は名無しである
08/04/02 23:50:48
ギャグというか諧謔でもって自己告白を異化した命がけの人間/社会批判だよ。

165:吾輩は名無しである
08/04/05 18:27:32
>>140私も読んだ後、それしか思わなかったわ

166:吾輩は名無しである
08/04/05 19:19:25
      /::::::::::::::::::::::::::::::; :;:::"' 
     /:::::;;:::::::::::::::::::::::::;;;ノ ヽ;:::\
    /::::::::ノ""'''''‐‐-‐'''"    ヽ:;::|
   . |::::::::::|             |ミ|
   . |:::::::::/             |ミ|
    |::::::::|    ,,,,,,, ノ ヽ,,,,,   |ミ|
     |彡|.  '''"""    """'' .|/ 
    /⌒|  -=・=‐,   =・=-  |
    | (    "''''"   | "''''"  |    
     ヽ,,         ヽ    .|   /
       |       ^-^     |   | 糞スレ立てんな。
   ._/|     -====-   |  < 
./''":::::/:; (⌒)    "'''''''"    ./   | 死ね!!氏ねじゃなくて死ね。
:::::::::_/-r┤~.l \_____,,,./i、__\
  ( f | | ヾ.  \__/ |:::::::|::::::::
  l.ヽ人八_ ,, ̄)/□\  |:::::::|::::::::::




167:吾輩は名無しである
08/04/13 23:07:43
主人公が他人に対して抱く考えに共感してしまった。
駄目人間の話なのに。


葉蔵は今で言う対人恐怖症だったのかな?
「人間を恐れ、避け、ごまかしている」主人公だけど、ごまかせるだけの器用さがうらやましい。

皆そうなのかな?いや、このスレでは少数派っぽいかな

とにかく、人間失格って言葉が頭に焼き付いちゃったよ。

168:吾輩は名無しである
08/04/13 23:12:08
葉っぱ隊のほうがまだ適当

169:吾輩は名無しである
08/04/14 00:08:19
>>168
すまない、素直に意味が解らないんだが(^ω^;)?

170:吾輩は名無しである
08/04/14 05:33:23
人間失格とは誤魔化しの性格じゃなくて最後の落ちぶれ方なんじゃないかな。
本心を隠しつつ周りと合わせる能力って才能だと思うよ。ほとんど悟られてなかったしね。
葉蔵の場合、誤魔化しが悪いんじゃなくて他人の心を理解出来ない事が悲劇だった。
今で言うと境界性人格障害やアスペルガー症候群のようなもの。

171:吾輩は名無しである
08/04/15 12:45:09
>>170
人のことを理解するのと、それを行動へ反映させるのとは別だと思うけどな。
だって理解した上で、行動の結果どうなるか考えて、その上で可能な限り自分の判断に沿ったように行動して、
失敗したらまたその失敗が何を生んだか考えて、さらにそれからの行動をそこで修正しなきゃいけない。
理解してもこんなにやることがあるじゃない。

172:吾輩は名無しである
08/04/15 22:43:29
人間失格は太宰の経験を元にしてるって言うけど、小中学校の頃の軽薄な自分を、実は全部計算でしたって後付してるだけじゃないか?
そんな冷静な目で世の中を馬鹿にしてるような人間に見えないぜ。URLリンク(kajipon.sakura.ne.jp)
もともとひょうきんな性格だったけど、ハメを外し過ぎてうつ病発症・・・ってパターンだと思う。俺がそうだった。
つまりこれは真実の吐露などではない。本当の人間失格はこんなに自分を美化した罪への懺悔が描かれるべき。

173:吾輩は名無しである
08/04/17 04:17:48
自分がそうだから、太宰もそうに違いない、ですか・・・
春だなあ

174:吾輩は名無しである
08/04/17 09:00:18
>>173
だって本人が「文学なんて女子供を騙せたらそれでいい」と言ってるんだよ。
太宰について勉強もしないで盲目的に信じ込んでる方が馬鹿だわ。自殺未遂といい、確信犯だろ。

175:吾輩は名無しである
08/04/17 09:32:09
>>174 
じゃあ勉強した結果をもうちょっと説得的に書いて見て。
自分がそうだから、は置いといて。脈絡のある形で。

176:吾輩は名無しである
08/04/17 10:04:30
>>175
太宰治の「小説の面白さ」というコラムを読めば分かる。
>小説を読んで、襟(えり)を正しただの、頭を下げただのと云っている人は、それが冗談ならばまた面白い話柄でもありましょうが、
>事実そのような振舞いを致したならば、それは狂人の仕草と申さなければなりますまい。
>(省略)小説と云うものは、そのように情無いもので、実は、婦女子をだませばそれで大成功。
>その婦女子をだます手も、色々ありまして、或(ある)いは謹厳を装い、或いは美貌をほのめかし、
>あるいは名門の出だと偽り、或いはろくでもない学識を総ざらいにひけらかし、或いは我が家の不幸を恥も外聞も無く発表し、
>以て婦人のシンパシーを買わんとする意図明々白々なるにかかわらず(以下略)
この言葉の意味する所はとどのつまり、「小説家なんて嘘つきの商売なんだよ」ってこと。
100%フィクションでないとしても、太宰はそのような高尚な精神の持ち主なんだな、と思っている時点で騙されてるんだよ。
自分がカルモチンに耐性のあることを知っておきながら、致死量以下のカルモチンで心中するフリをして生き残り、
また別の愛人と手首を紐で結び、玉川上水に飛び込んだ時には、結果こそ入水自殺になったが、逃れようとした形跡がハッキリと残っていた。
これだけの醜態を晒しておきながら、太宰は静かに死と向かい合っていたなんて可笑しいよ。ただの心中マニアの人格障害者だろ。
付け加えておきたいのは俺はそんな太宰が嫌いではないということ。むしろ、ヘタレな部分こそが太宰の真骨頂だと思っている。

177:吾輩は名無しである
08/04/17 10:20:02
それで何で172みたいな書き方になるの?結局自己論駁してるじゃん。
うそつき呼ばわりしてたのは自分なのに。あほくさ。

178:吾輩は名無しである
08/04/17 10:39:01
え?
だから最初から嘘だと言っているだろ。
何に対して怒ってるのかまるで分からないんだが。

179:吾輩は名無しである
08/04/17 10:58:09
そもそもの間違いは>>172のレスが何に対して怒ってるのか不明瞭だったことだな。
脈絡も無しに突然あの書き方だと、太宰本人を批判してるようにしか受け取れない。

後になって、本当は太宰の小説を無批判にありがたがっている人を批判したいことが172当人にも分かったらしく、
>付け加えておきたいのは俺はそんな太宰が嫌いではないということ。
なんてエクスキューズが出てくるのでガクッと来ると。



180:吾輩は名無しである
08/04/17 11:10:55
>>179
「怒ってる」っとは何だ。どうしてそう単純な話にレベルを下げるんだ。
太宰本人の批判には違いないわけだし、弁解もするつもりもないんだが、結局あなたは何をを勘違いしていたわけ?
太宰を妄信している人を批判することが当初の目的ではなかったわけだが、それは貴方という反論者が登場したからで、
話の方向を指示したくせに後付け呼ばわりとは、理不尽にも程があるんじゃないか。ガクッときたのはこっちだよ。

181:吾輩は名無しである
08/04/17 11:27:15
えーーー何か調子狂うなあ。最初は結構な煽り口調だったのに、
言い返されると急に真面目になって正当性を主張するの?
勉強しないで信じ込んでるのが馬鹿だの何だのいうなら、
勉強したら何が分かるのか書くのが筋じゃないの?
後付呼ばわりは確かにちょっと強引だったけど、誤解の元は書いたとおりだよね。

>太宰を妄信している人を批判することが当初の目的ではなかった
だとするとやっぱり分からなくなるな。太宰は結局あんな書きかたすべきじゃなかったと言いたいの?

182:吾輩は名無しである
08/04/17 11:44:25
いや、誤解の元が分からないからこそ質問しているのだが・・・
筋が無いと言うが、>>174>>176の主張の概略的な部分は明記してるんだよね。
これを指して説明不足というのは、些か強引ではないのか。

>太宰は結局あんな書きかたすべきじゃなかったと言いたいの?
そうでもあるし、そうでもないと言える。
太宰の半生を綴った完璧なノンフィクション小説、というのは読んでみたい。
しかしあのやたらとプライドの高い人間失格という小説、そしてそれを書いた太宰という作家も俺は好きなんだ。
好きの反対は嫌いじゃない、無関心だろ。この微妙な心の動きが分からないかな。
つまり感受性。文学を読むうえで、一番必要な能力だと思うんだが。

183:吾輩は名無しである
08/04/17 12:06:12
つまり全体的な主張としては、
太宰は、小説は女子供を騙すようなものだと言ってるような作家である。
したがって、人間失格もそういう欺瞞的な小説じゃないとは言えない、ということなのかな?
そうだとしたら、誤解もなしにストレートに受け取れと言う方が無理だよ。

「文学なんて女子供を騙せたらそれでいい」のエッセイも、皮肉と逆説の塊で、
太宰の素直な文学観だとはとても思えない。文学に対するある種の潔癖さがあるように感じられるけどね。

第一太宰の姿勢は全然批判されるべきでないと思うな。私小説と称してる訳じゃないし。
小説が作り話なのはいまさら取り立てて言うことではない。
あれがノンフィクションだと信じてる人がいるとは思えないけど、いたら変だと思うよ。

184:吾輩は名無しである
08/04/17 12:08:50
続き
人間失格が異常な自尊心と虚栄心を描いてるのは確かだけど、
それによって破滅する人間を描いてるわけでしょ?それが何で太宰本人を美化することになるの?

185:吾輩は名無しである
08/04/17 12:31:20
>太宰の素直な文学観だとはとても思えない。
じゃあ太宰の真意とは何なの?
または、出版社が太宰の意見を捏造したとでも?

>小説が作り話なのはいまさら取り立てて言うことではない。
>あれがノンフィクションだと信じてる人がいるとは思えないけど、いたら変だと思うよ。
そりゃフィクションと言えばフィクションなんだけど、その人(作者)に息衝く人生観みたいなものは汲み取れると思うんだよな。
太宰の随筆にしたって、フィクションだと割り切ってるならわざわざ「騙してる」なんて書いたりしないよ。

>人間失格が異常な自尊心と虚栄心を描いてるのは確かだけど、
>それによって破滅する人間を描いてるわけでしょ?それが何で太宰本人を美化することになるの?
どうも僕も言ってることが伝わってないらしい。
ここまでの書き込みを見れば分かる筈なんだけどなあ。
人間失格だけでなく、太宰作品全般に見られる虚栄、虚飾。作者の愛人遍歴。発言。
これらを総合すれば何を言いたいのか分かると思うんだけど。無理だろうなあ。

186:吾輩は名無しである
08/04/17 13:07:04
太宰の真意はわからないけど、このエッセイが虚栄虚飾に染まってるのは君の持論からしても、
ありそうなことでしょ。実際文面からそういう印象を受けない?
批評家や他の作家からの評価に嫌気が差して、みもふたも無いことを冗談半分に書いてるように見える。
このエッセイは論拠としては信憑性が薄いんじゃないかな。

小説が作者の人生を素材とするのは当然だけど、
私小説じゃない以上、かなりの部分脚色するのも当然のことじゃない?
普段言ってる人生観と、小説の中の人生観が違うじゃないかと言われたら、
ほとんどの作家は困ると思うんだけど。

> どうも僕も言ってることが伝わってないらしい。
> ここまでの書き込みを見れば分かる筈なんだけどなあ。
> 人間失格だけでなく、太宰作品全般に見られる虚栄、虚飾。作者の愛人遍歴。発言。
> これらを総合すれば何を言いたいのか分かると思うんだけど。無理だろうなあ。

それらを総合するのは君の役割じゃないの。察してくれと丸投げされても困るよ。

187:吾輩は名無しである
08/04/17 13:53:53
>>185












188:吾輩は名無しである
08/04/17 14:33:31
>>186
キミはもうダメだ。俺の言い分は半分が憶測だがキミの言い分は全てが憶測だ。
相手にならないし、したくもない。そんなに俺は暇じゃない。以上。

189:吾輩は名無しである
08/04/17 15:07:51
心配しなくても、誰も君の相手なんかしたくないと思うよ
頭が可哀想な子、と哀れに思ってみんなレスしてくれただけで・・・

190:186
08/04/17 18:26:03
>>188
いや、君が言い出した論点について、コメントしてる状況なんだよ。
証明責任は君にある状況なんだよ。こちらの意見が憶測だなんて言う権利は無いのよ。
君の意見が混乱に満ちていたのがすべての原因なんだよ。
君の方が一方的に議論を放棄して逃げるのは不当だよ。
暇じゃないのは君だけじゃないし、言い訳にならないよ。

>>189
ま、レスしたのは俺だけなんだけどね。
必ずしも無意味な意見だとは俺は思わなかったけど、本人が投げちゃったらしょうがない。


191:吾輩は名無しである
08/04/17 20:16:02
人間失格という小説は、かなりの部分太宰の生き方を重ね合わせて作られているとは思う。
ただ彼は小説家だから、自分の表現したいテーマのエッセンスを凝縮して、誇張して一つの物語にしている。
いわばテーマを効果的に際立たせるための創作であって、女子供を騙せれば、なんてレベルの話ではない。
自身の人生のありのままを告白することは作家のモラルでも何でもないし、太宰もそんなこと考えてないだろう。
人間失格は作家太宰を研究する資料でもあるが、それ以前にひとつの完結した小説だということを忘れちゃいかん。

192:吾輩は名無しである
08/04/18 00:13:54
>>190
俺の皮肉が理解出来なかったみたいだから説明するよ。
混乱も何も、>>173の勘違いについては>>174で反論してる。僅か一レスでね。
というより、これ以上証明の仕様が無いのだが、一から十まで教えないと解らないくらいに想像力が無いのかな。
この際小説はフィクションだとかいうことは関係ないんだよ。小説はいくらフィクションだと言っても、騙される者は騙されるんだから仕方ない。
太宰自身が身をもって経験したことだからね。その辺が、例のコラムに現れてる。これを冗談だと言われたらまったく話にならないわけだが(作家の発言に一番潔癖な人だぞ)・・・。
ここまでは普通に予想出来る範囲だけど、>>172の3行目については憶測を認める。それを含めて、半分が憶測だと言った。
一方キミは本人が書いた文章すら「信憑性が無い」ときてる。自分は具体性を求めたくせに、自分から具体性を否定だよ。フザけてる。議論のレベルに達してないんで相手になれない。
論証終わり。

193:吾輩は名無しである
08/04/21 04:53:23
初めて読んだの随分前だけど、衝撃受けたなぁ
頭がよすぎて人格的に弱い場合、こうなるのね、みたいな・・
昔から今まで、時代は違えど多くの人が自分と同じように衝撃を受けた・・ってことは
素直に凄いことだと思う
フランス人が読んでもピンと来るのかなぁ?ってとこも凄い


194:吾輩は名無しである
08/04/21 09:02:44
時々、カミュの異邦人と絡めて語られるよね

195:吾輩は名無しである
08/04/21 18:02:04
日本の国民病みたいなもんだからな、建前と本音のギャップって。
人間失格は翻訳されてるのかな?

196:吾輩は名無しである
08/06/27 20:18:21
太宰先生・・小説は命がけですよ。「女子供を騙せれば・・」
などと言うのは本人の自虐。まじの自虐。
そもそも最初の田部あつみとの入水自殺もなかった。二人で睡眠薬を飲んで
海岸の岩舞台で寝ていたら田部のほうが嘔吐物をのどに詰まらせての
窒息死。なのに太宰先生は「我は園をこの手で水に沈めた・・」とかの
入水自殺で殺したみたいな自虐の小説を書いた・・・

もう倫理意識が過剰で死にたくてたまらないのだ。生きていたくないという
人の文章。何もかも自分が悪い、自分が悪人・・でいいだろ?死にたい。
はやく消えたい・・ということですね。

この人は子供のころからずっとそうなんですよ。

197:吾輩は名無しである
08/06/27 20:25:29
人間失格は本当にそう思っているんですよ。

死にたくてたまらない、生きていたくない太宰先生の本音。

でなきゃその後本当に入水なんてしませんよ。人生に興味がないのだ。
苦痛しか感じないのだ。

わるかったねそんな私こそ人間失格。とっととさようならしますね。

198:吾輩は名無しである
08/07/01 02:21:20
この小説は何故太宰がこれを書いたかっていうところにばかり焦点をあてられているな。

純粋に物語の主人公の葉蔵について語るやつはいないのか。


199:吾輩は名無しである
08/07/20 10:16:16
どんなに暗い話なんだろ、と思って読み始めたら
のっけから葉蔵ちゃんちの家族がみんな笑い上戸の上、
とっても楽しい家族描写が続いていて思わず笑ってしまった
自分的には「まことちゃん」のノリに近いと思ってしまった


200:吾輩は名無しである
08/07/20 18:33:59
楽しそうw

201:吾輩は名無しである
08/07/20 19:04:33
トコトントン

202:吾輩は名無しである
08/07/20 20:55:41
老女中のばあさんに睡眠薬かなにか買ってこさせたら
名前が微妙に違ってる下痢薬渡されたところも
コントみたいで大笑いした
小説より、解説のおっさんの文章のほうが暗くて重く、
なんだか本末転倒みたいな感じがした

203:吾輩は名無しである
08/07/21 05:49:36
自意識過剰のお坊ちゃま小説

204:吾輩は名無しである
08/07/21 16:04:23
>>203
それって理解力のない人間の上から目線の典型的な感想だね。


205:吾輩は名無しである
08/07/21 17:06:27
その意見を客観的に受け取れずに上から目線と感じる君は、もう自意識過剰だよ
人間失格をけなされること=自分を傷つけられた、と勘違いしてるんだから

206:吾輩は名無しである
08/07/21 19:10:26
人間失格の対義語は?

人間合格には人間不合格という対義語があるけど、
失格の対義語ってなんだろう?

207:吾輩は名無しである
08/07/21 19:32:08
及第

208:吾輩は名無しである
08/07/25 22:25:35
ミルクをしぼって飲むって主人公がいったら
宿舎のお嬢さんが「あらうれしい」っていってますけどこのやりとりはどういう意味ですか?
ミルク・・・?
っていうか宿屋のお嬢さんは存在意味あるんだろうか

209:吾輩は名無しである
08/07/25 23:46:13
告白手記って売れるジャンルだからね

210:吾輩は名無しである
08/07/28 04:01:58
>196
交通事故で自分だけ生き残った人の話、きいたことあるけど
なんていうのかな、すっごい大変みたいよ、いつまでも。心が。

そしたら神戸大震災のときに神戸の大学にいたけど助かって
いそいで故里に帰った人も、なんか心がすごいって。重い?
生き残ったのが申し訳ないみたくなるんだって。

そんな目にあったらそうかも。一生わすれらんないよ。

211:吾輩は名無しである
08/08/01 00:27:22
これの漫画化したの今、読み終えたわ。
基本的には上手く書いたなと思うが
ラスト(あとがき)の『 神様みたいないい子でした』の〆の部分全部カット。
堀木の『もう、おれは二度とここへは来ないよ。まるで、地獄だ』もカット。

物足りない。

212:吾輩は名無しである
08/08/10 20:06:43
夏休みシーズンになると思い出すねえ、人間失格
超有名な作品と気楽に高一の読書感想文用に手を出したのが運のつき
読後アレだけ呆然とした作品は後にも先にもないは、ボロボロの白髪の狂人のイメージが夢にまで出てきてエライ目にあった
人間失格は18歳以下及び童貞には禁止にしなさいw
まあ社会人になり読み返して文章の驚愕するほどの上手さ、完璧な構成に感嘆する事ができたが

213:吾輩は名無しである
08/08/11 13:02:26
教科書にあったよね。
今読んでるけど、
思春期の子供に
読ませていいものか?


214:吾輩は名無しである
08/08/13 06:41:24
子供に自殺未遂おしえるようなものだからなw

215:吾輩は名無しである
08/08/13 15:54:36
URLリンク(www004.upp.so-net.ne.jp)

宅間守の人間失格度に比べれば、葉ちゃんの失格などどうってことないわ

216:吾輩は名無しである
08/08/13 16:52:52
宅間はその辺の殺人犯が霞んで見えるほどぶっ飛んでたな
まさに現実は小説より奇なり
ある意味どんな哲学者よりも哲学的な生き方をしてたと思う

217:吾輩は名無しである
08/08/13 22:00:22
そうか?
他者に全てをなすりつけた、情けないだけの犬男だろ宅間は。
太宰のように自問自答して自分を責めに責めた強者とはむしろ対極。
哲学なんてそんな崇高なもんじゃない。
最期が情けなさ過ぎる。自分じゃ死ねなくて、死刑を望んだ。(笑)
結局最期は拒絶したはずの社会の手を借りて、ほんと情けない低能だ。

218:吾輩は名無しである
08/08/13 22:47:23
宅間の場合は例えば東大にでも入っていれば(別に早稲田でもいい)
そこら辺のリーマン同様に同僚や業者を踏み台にして
のし上がるような凡庸な人間の挫折
太宰の場合は社交的で育ちも頭も良い人間が他人はもちろん
自己の内なる悪意に気づいたがゆえの葛藤だからな
全然、比べ物にならんよ

219:吾輩は名無しである
08/08/14 10:35:00
宅間は死刑に処されて、開放感を感じたことだろうが
太宰は日常から死まで常に絶望を傍らに置いていたわけで
死の瞬間まで地獄だったろうに。
宅間なんぞのチンカスと太宰を比べる時点で頭が弱いと思うけれど。

220:吾輩は名無しである
08/08/14 19:40:39
お前に太宰の何が分かるんだよw

221:吾輩は名無しである
08/08/14 19:53:56
お前には何が分かると言うのだ

222:吾輩は名無しである
08/08/23 14:42:06
宿の娘の牛乳を飲むとかいったら
娘が喜んだってどういう意味ですか?

223:吾輩は名無しである
08/08/26 00:37:35
太宰イケメンすぎ
抱かれたい

224:syu
08/08/26 22:16:57
この作品の朗読テープ手打つ手いるの

225:吾輩は名無しである
08/08/27 13:06:07
太宰ってなんであんなにモテるんだ?
羨ましい

226:吾輩は名無しである
08/08/27 19:37:22
イケメンであることがいい文筆家の条件

227:吾輩は名無しである
08/08/27 23:51:55
この作品は悲劇の形を取った喜劇と考えていいのかな?

228:吾輩は名無しである
08/08/28 00:02:16
ここは、太宰に嫉妬する、大江の諜報員が集うスレですか。

太宰の、万人を受けれてしまうような、廃屋なカビくささが
大江のような人間をつけあがらせて、嫉妬させちゃうんだろうな。

三島が嫉妬したのは、同時代だからでしょ、単純に。

229:吾輩は名無しである
08/08/28 04:17:53
モテるのにーーー
自殺するーーーーー

そして自意識過剰(ここだけは共感できる)

230:吾輩は名無しである
08/08/28 16:24:44
この作品って著作権切れてるんだっけ
100円ショップに売ってるんだが

231:吾輩は名無しである
08/08/28 21:56:45
とっくに切れて青空文庫でも公開されてる

232:吾輩は名無しである
08/08/30 02:41:32
この小説、太宰さんはネタで書いてるのかマジで書いてるのか微妙なんだよな
おそらく結構マジで書いてるんだと思うけど
そういうのを読み手に悟られたら格好悪いんでネタで書いてるっぽく巧みに工作しているような印象を受けた

その工作のへたくそっぷりを見抜かれて笑われることをどこかで覚悟しつつ、
読み手に対して自分の本心を隠蔽することにもかなりのレベルで成功しているとも思って書いてたんじゃないかな
緻密に書いているようでわざと拙く書いてるようで。。。
とことん道化体質なんだろうな太宰さんは

233:吾輩は名無しである
08/08/30 03:05:37
>>232
それ俺もおもた
それに気づくって事は232もどういう体質なんだろうなw俺もだけどw

234:吾輩は名無しである
08/08/30 18:10:08
微妙なとこに気づく繊細な俺ってかっこいいですね

235:吾輩は名無しである
08/08/30 18:24:16
232と233はきっと天才だね!

236:吾輩は名無しである
08/08/30 22:49:38
そんなこと言わないでくれよ
斜に構えたような小説は斜に構えて読まなきゃ身が持たないんだよ

237:吾輩は名無しである
08/09/02 22:44:30
この小説
たまに思い出して無性に読みたくなる時と
全然記憶から忘れ去られて読まない時がある

238:吾輩は名無しである
08/09/10 02:58:52
自伝的な要素を含ませて自虐しまくってるわりに、モテるって設定はつけとくところに、ニヤニヤした。

239:吾輩は名無しである
08/09/18 17:02:16
ツネ子のとの出会いから心中の場面をいくら読み返しても、ツネコから好意をもったとは考えにくいんだけど。
心中の提案したのも葉蔵だろ。
ツネ子を殺した責任逃れとしか考えられない。

240:吾輩は名無しである
08/09/18 18:13:31
太宰なりなんなりにしても文章がとても主観的に作られている。
主人公の心情が中心的。
それに周りがこうこうこういう状況で私はこう思う・・・、あ~だ、こうだと批判的にとらえて、
最終的に自分もその周りとそう変わりないことを自覚して、自分も堕落しているのだ、
なんて結論に至るものが多いような気がする。

間違っていたら俺の読解力がしょぼいだけ。


241:吾輩は名無しである
08/09/18 19:03:04
心境小説

242:吾輩は名無しである
08/09/23 18:26:38
「人間失格」はコメ?それともトラ?

243:吾輩は名無しである
08/10/18 00:18:48
竹一に「ワザ、ワザ」って言われて戦慄する場面っておかしくない?
笑ってる人もわざと転んだって分かってるだろ。

244:弧高の鬼才 ◆W7.CkkM01U
08/10/18 00:27:06
主観的ってあたりまえだろ。手記ってドキュメント形式なんだから。

245:吾輩は名無しである
08/10/23 17:27:08
読んだ。
これが自伝的小説だとしたら太宰治って最低な人間だな。
みんなに自分と重なる部分があるだろうけど。
道化の部分なんてみんな持ってると思う。

246:吾輩は名無しである
08/10/23 19:34:04
ワザワザ

247:吾輩は名無しである
08/10/23 20:23:12
アンダープロモーションぐらいがちょうどいいよ

248:吾輩は名無しである
08/10/24 01:29:57
とことん語れと言ったところで、ただのつまらない小説といったところだろ。
きわめて通俗的な人間を書いただけで、それが芥川のように「人間存在失格」
にまで至れないところが、まさに太宰の作家失格というところだろ。読後感
としては、ほんとにくだらねえことに気を病んで死んだ、幸せな男だなと思
うだけだな。

249:吾輩は名無しである
08/10/24 03:06:14
>>248
かわいそうなやつだな。

250:吾輩は名無しである
08/11/02 13:26:03
モテてるだけ いいじゃんなぁ

251:吾輩は名無しである
08/11/02 15:14:00
斜陽の方が数倍よくできてる

252:吾輩は名無しである
08/11/03 04:38:35
今読み終えた。
衝撃だった。
太宰の他作品も文学的教養も知らない自分からすると、純粋に読み物として傑作だと思った。
読者は登場人物として数えられないけど、自称人間失格の本音を
たくさんの人間が理解しようとしてる図も面白いな、なんて。



253:吾輩は名無しである
08/11/20 07:44:00
大宰はカートコバーンと同じ人間。
カートの日記ばっか載せた本(名前分からん)読んで大宰とオモタ。
もし奴があと50年遅れて生まれてたらパンクバンドとかやってたんじゃねーの?

254:吾輩は名無しである
08/11/29 19:34:32
すみません、ちょっと質問なんですけれども、

「その頃、既に自分は、女中や下男から、哀(かな)しい事を教えられ、犯されていました。
 幼少の者に対して、そのような事を行うのは、人間の行い得る犯罪の中で最も醜悪で下等で、残酷な犯罪だと、自分はいまでは思っています。
 しかし、自分は、忍びました。
 これでまた一つ、人間の特質を見たというような気持さえして、そうして、力無く笑っていました。」

と本文中にありますが、この「犯されていました。」というのは字面通りの意味で受け取っていいのでしょうか?
最初読んだ時は特に気にせず読み進めていたんですけれども、読み直してみるとここで「ん?」ってなりました。
もしそうだとしたら、太宰(もとい、葉蔵)って結構ハードな幼年期を送ってたんですね・・・。

255:吾輩は名無しである
08/11/29 19:40:40
ほんとだな。
チャイルドアビューズやん。

256:吾輩は名無しである
08/11/29 19:57:39
自分は好きじゃないけどファンがいるの分かる、という本はあるけど
この本は、どこがそんなにいいのか本当にもうさっぱり分からない。
もしかして、自分にこの主人公と同じ部分がたくさんあるから腹が立つのだろうか。

257:吾輩は名無しである
08/11/29 23:17:21
心中願望と処女信仰が無いなら面白く無い話。

258:吾輩は名無しである
08/11/29 23:19:14
坂口安吾が酷評した「人間失格」

259:吾輩は名無しである
08/11/29 23:59:43
URLリンク(www.aozora.gr.jp)
 芥川にしても、太宰にしても、彼らの小説は、心理通、人間通の作品で、思想性は殆どない。
 虚無というものは、思想ではないのである。人間そのものに附属した生理的な精神内容で、
思想というものは、もっとバカな、オッチョコチョイなものだ。キリストは、思想でなく、人間そのものである。
 人間性(虚無は人間性の附属品だ)は永遠不変のものであり、人間一般のものであるが、
個人というものは、五十年しか生きられない人間で、その点で、唯一の特別な人間であり、
人間一般と違う。思想とは、この個人に属するもので、だから、生き、又、亡びるものである。
だから、元来、オッチョコチョイなのである。
 思想とは、個人が、ともかく、自分の一生を大切に、より良く生きようとして、工夫を
こらし、必死にあみだした策であるが、それだから、又、人間、死んでしまえば、それまでさ、
アクセクするな、と言ってしまえば、それまでだ。
 太宰は悟りすまして、そう云いきることも出来なかった。そのくせ、よりよく生きる工夫を
ほどこし、青くさい思想を怖れず、バカになることは、尚、できなかった。然し、そう悟り
すまして、冷然、人生を白眼視しても、ちッとも救われもせず、偉くもない。それを太宰は、
イヤというほど、知っていた筈だ。
 太宰のこういう「救われざる悲しさ」は、太宰ファンなどゝいうものには分らない。
太宰ファンは、太宰が冷然、白眼視、青くさい思想や人間どもの悪アガキを冷笑して、
フツカヨイ的な自虐作用を見せるたびに、カッサイしていたのである。

260:259
08/11/30 00:01:44
 太宰はフツカヨイ的では、ありたくないと思い、もっともそれを咒っていた筈だ。
どんなに青くさくても構わない、幼稚でもいゝ、よりよく生きるために、世間的な
善行でもなんでも、必死に工夫して、よい人間になりたかった筈だ。
 それをさせなかったものは、もろもろの彼の虚弱だ。そして彼は現世のファンに迎合し、
歴史の中のM・Cにならずに、ファンだけのためのM・Cになった。
「人間失格」「グッドバイ」「十三」なんて、いやらしい、ゲッ。
他人がそれをやれば、太宰は必ず、そう言う筈ではないか。
 太宰が死にそこなって、生きかえったら、いずれはフツカヨイ的に赤面逆上、大混乱、苦悶のアゲク、
「人間失格」「グッドバイ」自殺、イヤらしい、ゲッ、そういうものを書いたにきまっている。

          ★

 太宰は、時々、ホンモノのM・Cになり、光りかゞやくような作品をかいている。
「魚服記」、「斜陽」、その他、昔のものにも、いくつとなくあるが、近年のものでも、
「男女同権」とか、「親友交驩」のような軽いものでも、立派なものだ。堂々、見あげた
M・Cであり、歴史の中のM・Cぶりである。
 けれども、それが持続ができず、どうしてもフツカヨイのM・Cになってしまう。そこから
持ち直して、ホンモノのM・Cに、もどる。又、フツカヨイのM・Cにもどる。それを繰りかえしていたようだ。
 然し、そのたびに、語り方が巧くなり、よい語り手になっている。文学の内容は変っていない。
それは彼が人間通の文学で、人間性の原本的な問題のみ取り扱っているから、
思想的な生成変化が見られないのである。

261:260
08/11/30 00:02:35
(中略)
 太宰のような人間通、色々知りぬいた人間でも、こんな俗なことを思いあやまる。ムリはないよ。
酒は、魔術なのだから。俗でも、浅薄でも、敵が魔術だから、知っていても、人智は及ばぬ。ローレライです。
 太宰は、悲し。ローレライに、してやられました。
 情死だなんて、大ウソだよ。魔術使いは、酒の中で、女にほれるばかり。酒の中にいるのは、
当人でなくて、別の人間だ。別の人間が惚れたって、当人は、知らないよ。
 第一、ほんとに惚れて、死ぬなんて、ナンセンスさ。惚れたら、生きることです。
 太宰の遺書は、体をなしていない。メチャメチャに酔っ払っていたようだ。十三日に死ぬことは、
あるいは、内々考えていたかも知れぬ。ともかく、人間失格、グッドバイ、それで自殺、
まア、それとなく筋は立てゝおいたのだろう。内々筋は立てゝあっても、必ず死なねばならぬ
筈でもない。必ず死なねばならぬ、そのような絶体絶命の思想とか、絶体絶命の場という
ものが、実在するものではないのである。
 彼のフツカヨイ的衰弱が、内々の筋を、次第にノッピキならないものにしたのだろう。

262:吾輩は名無しである
08/11/30 00:03:32
>>259-261

263:川俣軍司 ◆kapwcKvnKE
08/11/30 00:19:31
あー、今読んでたよ「不良少年とキリスト」。安吾には愛があるよね。

264:川俣軍司 ◆kapwcKvnKE
08/11/30 00:44:48
馴れ馴れしくてすいません。

265:吾輩は名無しである
08/12/06 15:27:52
>彼は、四十になっても、まだ不良少年で、不良青年にも、不良老年にもなれない男であった。

人間失格好きは尾崎豊なんかも好きそう。

266:吾輩は名無しである
08/12/13 14:27:24
『人間失格』の良さに気がつけない人に、魅力的な人がいるとは思えません。

267:吾輩は名無しである
08/12/13 14:47:48
最高の小説だと思うが、不思議なことは太宰、何でこの作品への反応を
見届けずにいっちゃったんだろうね。世間(文壇という意味ね)の評価
なんかもうどうでもよかったんだろうか。普通、これほどの作品を発表
した場合、批評家の声が気になると思うし、仲間内の反応も知りたくなる
はず。それが小説家と言う人種だと思うんだが。内面の亀裂がそこまで
進行していたのか。小説家の本能を上回る自己破壊衝動って何?これが
恐るべき傑作であると言う自覚すら持てないほど客観性を失っていたのか。
血文字で書かれたようなしかし、病的に乾いた傑作だよ。

268:吾輩は名無しである
08/12/13 14:56:30
↑最後の行は奥野健男風すぎたな。きっと頭のどこかに残ってたんだな。
パクルつもりはなかった。カキコしてから気がついた。

269:吾輩は名無しである
08/12/13 16:21:41
>>259
そうかそうか、太宰はオッチョコチョイ向けの文学か。
これは納得。

270:吾輩は名無しである
08/12/13 16:23:58
もう、入水決意してたから、あらゆる肩の荷が降りたんじゃないかな。
文壇や家族、世間の風評‥彼にとっては、もう何一つ自分を満たす物は無かった、とかさ。


271:吾輩は名無しである
08/12/13 17:13:20
だろうね。それ以外考えられんわ。

272:吾輩は名無しである
08/12/14 04:40:49
『人間失格』の良さに気がつけない人に、魅力的な人がいるとは思えません。←同感、また同感です。
「人気あるしいいじゃない」とかでその死を簡単に否定しちゃうなんて…

273:川俣軍司 ◆kapwcKvnKE
08/12/14 04:45:56
ちなみに何がいいんですか?

274:吾輩は名無しである
08/12/14 05:06:59
まぁ一番に目に付くのはやっぱ頭の良さだよねどうしたって。
天才なんて形容とは対極にあるような頭抜けて高い分析力。
―とそれと、一方での、内なる詩ごころとのストラグル。
その捻くれ具合がときに芸ともなる様が。ヘンタイなところ。

275:川俣軍司 ◆kapwcKvnKE
08/12/14 07:22:58
人間失格、キライだなぁ。これが太宰の代表作ってどうなの?

276:吾輩は名無しである
08/12/14 07:40:47
メロスや社用が代表作扱いされるよりは全然納得できる

277:川俣軍司 ◆kapwcKvnKE
08/12/14 07:47:04
斜陽のほうがいいですよ。

278:川俣軍司 ◆kapwcKvnKE
08/12/14 07:50:10
それより太宰ってさあ、人殺しなんでしょ?

279:吾輩は名無しである
08/12/14 09:14:10
 人間失格は、ベストセラーなわけで、これは世間で多数の皆様方が葉蔵の気持ちに共感した、という事でしょうか?

逆に考えると、葉蔵的な思考がまったくない、理解できない、という人は日本人の何%ぐらいいるのか、興味があります。

280:川俣軍司 ◆kapwcKvnKE
08/12/14 09:31:15
全くない奴なんているわけないじゃん。
そういうものを書く太宰が嫌なんだよ。

281:吾輩は名無しである
08/12/14 21:40:09
太宰、本気で死ぬ気だったのかねえ
『死んだら死んだで構わないけど、また生き延びたら
それをネタに小説を書こう、「一人助かってしまった身の苦悩」をまた書こう
とか思ってたんじゃないかねぇ。

282:吾輩は名無しである
08/12/14 23:32:23
文庫の表紙がイケてるw
芥川とかも。

283:吾輩は名無しである
08/12/15 01:26:56
毎日少しずつ読もうとおもってたが一気に読んでしまった...
やはり名作とだけあって何かのめり込んでしまう要素があるんだろうね
人間だれでも、人間恐怖症みたいな少なからず葉一みたいな自虐的な感情があって、それの極論?
みたいな感じがした。反面教師?のように感じたよ 太宰の生き方なのかな?



284:吾輩は名無しである
09/01/11 01:27:08
太宰みたいに裏表使い分けて人間関係から逃げ回ってるばかりの人には
衝撃的な作品だろう

本人は裏の自分、演じてる自分がバレてないつもりなんだろうけど、
まともな社会人ならそんなの簡単に見抜けるしw

裏の自分、演じてる自分がバレるのがそんなに怖いのなら、
裏表のある性格やめれば良いのにw
演じるのやめれば良いのにw

そりゃ人間関係で演技しなかったら、
傷つくことも多いし、傷つけることも多いだろうけど、
演技するのやめたら気が楽だぜ。
案外人間って本音をストレートにぶつけてもまともな奴なら平気だし、
関係ぶっ壊す事になるかもしれないけど、そもそもどちらかが演じなきゃぶっ壊れるような関係は、壊れた方が健全だ。
逆に、壊す事によって強固になる関係もある。
失敗するのが怖いから。傷つくのが怖いから、本音がバレたら他人に引かれるような本音を心に抱いてるから、
だから演技をするのだと思うけど、そうしたら、ますます人格の乖離が大きくなっていくのにいい加減気づけよ
って奴が多いよね。

結局太宰治は表と裏を使い分けてる演技性人格障害ってやつだろ?
どんどん本音と建前が乖離していって、その距離が離れすぎて、
「もう建前メンドクセw要するにちょっとの演技で操りやすいような人間に寄生して生きてりゃ、あとは好き勝手やってりゃいいんじゃね?」
ってなったんだよね?
まーぶっちゃけ社会性は無いけど、社会の脆弱性に寄生してただけでしょ?

現代では演技して、上手く立ち回って寄生してるような奴は、組織からはぐれるか万年ヒラ社員独身でしょ?
要するに特権階級のぐうたらが人の承認欲求を利用して人に寄生して好き勝手に生きてみようとしたけど、別にやる事も無くて、自分の人格の矛盾になやんで
酒と麻薬に逃げたって話でおk?
大体風俗嬢をまともな女性の基準としてる時点で相当痛い小説だよな。

285:吾輩は名無しである
09/01/11 03:08:06
そんな事みんな分って読んでるよww

286:吾輩は名無しである
09/01/11 07:50:14
>>285
ははは。
俺なんて以前は、太宰は神だと思ってたからな。
「ここには人間の真実がある」とマジで思っていた。
上のレス見ててもそんな風に思ってる奴結構居るだろ?

287:吾輩は名無しである
09/01/18 08:45:23
別に生き方を論じなくともいいのでは?
作品として優れていればオーケーなんで、人間としての太宰は、また、別問題。
ユトリロはアルコール中毒だったかも知れないがその絵を好きな人は好きなんだ。
「人間失格」と言う作品で太宰は自分を肯定しようとしているのか?どうだろうね。
渾然一体となっているのでそこは曖昧だね。読者に丸投げだね。太宰ずるいね。
そこがこの作品の奥深い所なんだ。単なる自己弁護や自己否定ではない。主観を装った
客観性と客観を装った主観が混在し、フィクションでありながら自伝以上のリアリティーを
作品に体現させている。いい小説の見本だよ。「私小説作家」には決して書けない作品だと思う。


288:吾輩は名無しである
09/02/02 02:43:09
>279
同意。
俺の家、家族四人(父・母・姉・俺)なんだけど、
家族三人共、自分の意思が無いというか、世間の意思にのっとられているような感じを受ける。
もちろんそんなこと言えないけど、正直家族が恐い。目も合わせる気にならない。

289:吾輩は名無しである
09/02/08 12:48:18
17くらいの時に初めて読んで
「なにこの主人公wうぜえwうだうだいじけてないでしっかりしろやwww周りの人間テラ迷惑wwwwww」とか思っていた

あれから7年
葉蔵みたいな生き方をしつつある自分がいる

290:吾輩は名無しである
09/02/12 00:40:55
『人間失格』が好きである、という人に尋ねたいんだが、
心からこの小説を読むのを楽しめたかい?
楽しめたとしたなたら、どの辺が楽しかった?

俺は通過儀礼的に読んでしまったんだが、読んでいる最中は苦痛だったし、
読後はプチ鬱になった……。長編じゃなくて本当に助かったよ。

ただ一つ思ったのは、
精神病院に入るのを人間失格と呼ぶのは可愛らしいもんだな、
ということ。キチガイ認定された上で自分の居場所を貰えるなら、悪くない気もする。

291:290
09/02/12 00:43:09
×したなたら → ○したなら

292:吾輩は名無しである
09/02/12 02:04:37
>>291は当時の精神病院事情を知ると感想が変わるに5ペソ

293:290
09/02/12 20:35:29
>>292

酷かったの~?

294:吾輩は名無しである
09/02/14 00:41:39
人間失格読み終わったんで語らせてください。
葉蔵は、人間の汚さ・便利さの追求を苦悩する、いわば純粋さと子供っぽさを持った人間
なのかと思った。父の側近の陰口、ヒラメの皮肉的な会話、女中や兄弟に犯される事に対して
嫌悪感を抱くような描写、それから駅の階段(?)がまるでめずらしい遊戯装置的なものだと思ったら違ったこと、
枕とかも実は実用的であることを追求した結果であることを知って落ち込むあたりからそう思うんだよね。

だからこそ、自分が嫌悪感を抱く事に満ち溢れている「人間社会」でサクセスした人生を送りたくないと思った葉蔵は、
道化を演じることで、人間社会に「葉蔵」を住まわせず、人間社会に存在するそれとは一線を引いた、
自分の感性を絶対とする芸術の世界に進出することを望んだ。

しかし、「人間」に生まれた葉蔵が、「人間社会に進出すること」を「絶対」と思うことを拒んだことが彼を不幸追いやった。
それを「絶対」と思った人間は父の側近やヒラメや兄弟のように、「汚さ」を当たり前にできると思う。なぜなら、それは
葉蔵も私も「人間社会」に確かに存在するものだと思っているから。
(強さ(噛み砕いて言うなら、自分を突き通せる力)を持てば、葉蔵は不幸にならなかったのではないかと、個人的に考えている。)

結果、避けられない人間社会との接触、女性、その接触から逃れるための酒と煙草が
2度に及ぶ自殺未遂という結果を招き、葉蔵に
『「人間社会」は絶対だ、避けられない、そして「廃人」という刻印をつけられた。
最早自分は人間失格、「人間」らしくは生きられない、ただ死人のように(年を間違えられるのは
彼が死人同然だから)幸福も不幸も無く過ごすのみ』という真理を与えた。

・・・という風に解釈したんだけど、どうみても馬鹿の一つ覚えみたいに「人間社会」っていう言葉
が使われてるねorz 他の人の解釈も聞いてみたいな。

295:吾輩は名無しである
09/02/21 22:36:29
人間失格を読んで15年ぐらい経つけど
最初は読むたびに鬱小説だったけど
最近やっとバッカだなこいつと思って笑って読めるようになったよ

296:吾輩は名無しである
09/03/19 00:39:01
受験終わって暇だったから読んだが、読んでみて本当によかった。暗い内容だが淡々とした文体で深くて、何度も読みなおした。
無意識に自分にも、考えや行動によって自分から不幸になろうとしてるときってあるなと思う。

297:吾輩は名無しである
09/03/28 15:39:32
ようぞうの妄想では

298:吾輩は名無しである
09/03/28 23:04:11
結局葉臓って人間のこと好きだったんじゃないか?
違ったなら別に道化などわざわざしてごまかさなくても良いだろう。
最低限、しゃべればいい。
でも葉臓がそうしなかったのは、人間に嫌われたくなかったから。
何故人間が怒るのが怖いかというと、自分は人間が好きだから。それ以外、考えられないだろう?
結局みんな、葉臓の道化に気付いてたんだと思う。だから、「真面目な顔で冗談言うから」とかなる。
その証拠に見ろ、こいつ完全に他人主義だ。
通常人を好きでなければ他人を頼りにしない。では、こいつは?
人に怒られたくないのは、他人に嫌われたくない為。そして一番恐怖したのが、彼の、父だった。
愛する故に、恐怖した。恐怖とともに、愛した。
そんな作品じゃないかと思う。

299:吾輩は名無しである
09/03/31 08:56:02
末っ子性格で人との衝突が嫌だったんだろ

人間関係っていうのは、自己と他が衝突して喧嘩してはじめて
お互いがお互いを認識してはじめてお互いの関係が出来て行くのに
葉蔵は衝突する前に相手のニーズを先読みして自分を押し殺して相手の希望に自分を合わせることで
相手を満足させて関係を構築しようとした。そうすれば一切衝突することなく相手と関係ができる。
元々器用だったからそういった調子で人生送って来たんだけど
そういう性格は根本に自己否定があるからそのうちボロがでてくるのは自明の理。
「自分は世界を欺いている」それがバレる瞬間が一番の恐怖。
それで欺きやすい風俗嬢とか頭のよくない女とかに寄生して生活を送る楽さに気づいてしまって
でもその生活は一見楽なんだけど、心の中では戦々恐々としていて。。。
よく考えたら堀木みたいに何も考えてない奴の方が人生楽しそうじゃ無いか!というのに気づいてしまって。。
自分の恐怖して必死に迎合していた世間っていうのは、実は「言ったもん勝ち」の世界じゃないw
なんて歪んだ思想に取り付かれて、多少わがままになってみたけど
それは単に「自己否定」を取り去った、子供のわがままだったわけで、
他人の事を一切考えない「自己肯定」だったわけで、そんなものは世間に受け入れられるはずも無く、
結局は周囲の圧力に負けて「自己否定」に戻らざるを得ない

そうなると、誰でも「内弁慶」的生活に帰結しなければならないのは自明ww

葉蔵も人と衝突することが大事なのは分かってるけど、
衝突したって、世の中の人は皆「絶対に負けない、自分が傷つかず相手を打ち負かす術(例えそれが正論を曲げても)」を皆身につけていて、それがいわゆる葉蔵には「それってイデオロギーじゃないw」って見え透いていて、
でも、その相手の矛盾突くと劣化のごとく怒られて自分が集団から疎外されるということは分かっているので、
突く事はできないし、相手を言い負かすテクニックも持っていない。

結局はみんな自分の事しか考えてなく、相手を打ち負かすテクニックを磨く事が世間一般の社会人になることじゃない
なんて事を考え始めて、世間に絶望しちゃったよwみたいな小説だと思ったよ

300:( ̄ω ̄)獲る狸 ◆ycr5A7VfSw
09/03/31 13:36:09
武陽に対するアイロニーですか(笑)おやはや(笑)

301:吾輩は名無しである
09/04/02 12:23:43
小6のときに読んだがその後高校で1回、大学に入ってパラっと1回読んだが、小6で読んだときが一番面白かったし
葉ちゃんに共感できた。

302:吾輩は名無しである
09/04/02 13:23:31
斜陽の方大分良いのに。

303:吾輩は名無しである
09/04/15 14:52:19
斜陽の方が良いってのは言わずもがなですよ


304:吾輩は名無しである
09/04/15 15:07:12
>>301
小六で人間失格理解できるとかすごいな
俺なんか小六のときは鼻糞食ってたぞ

305:吾輩は名無しである
09/04/16 05:15:01
理解できんでも表層拾って楽しむことはできるだろ。
おれも吾輩は猫である読んで笑ってたぞ。
鼻クソも食ってたけど。

306:吾輩は名無しである
09/04/16 08:53:51
最新文庫の表紙がDEATH NOTEの俳優になってるんだがw表紙だけ欲しいぞw

307:吾輩は名無しである
09/04/28 01:15:50
       / ̄丶
      │  レ/!!!!!!!!!!!\
  フ──ノ┘!!!!!!!!  !!!  \
/!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!Y_y
 !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!_!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ゝ─
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!/  \!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!       │
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!/     \!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!    /
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!┘       ─ト\!!!!!!!!!!!!!!  / ヽ__
!!!!!!!!!!!!!!!!│            \!!!!!│   _   _
┐!!!!!!!!!!!/             │!!!!/   │┤ ├│
ijl ┐!!!/    _          │!┌   │  _  │
しヲ│ノ    <エエ\ヘ       /!!│    │ ├┤ │
nノ ∪│    ─攵片ュヲ  __┤/         ̄
┤  \ヽ  -└'⌒j ┐/アキ=Mゝ        /─
-/│  ソ  ' / / H┤ヲ刀ゝ         ─┼─
!││\ ソ l l ーッ ││ノ │           /\
!!!!ヌl ヽ│ ソ-- l ヽヽ│ //          /   \
!!!!!ヌ ノ     ヽ⊿\ィ」//
!!!!!\ j ヽ ヽ-ャエ_ / /ム           ┼  ─┐
!!!!!!!! \丶ァーヽ__ ゝ  /!!!!!!! ̄\       /│丶/ \
!!!!!!!!!!!_ウ─ィ/  / /!!!!!!!!!!!!!!!!\     / │ヘ/┌┐\
!!!!!!!!├/      ッッ┘ゝ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!\   │ │\└┘
!!!!!│∥    </!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!\
!!!!!!!!│    ム!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!│     リ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

308:吾輩は名無しである
09/05/12 21:03:39
424 :現代の太宰,百獣の王,早計帝王 ◆BQQIKtw562 :2009/05/11(月) 12:59:10 ID:kVijj97G
>>420 帝王の緊急コラム エロ写真について想う。          
 ところで、エロ写真についてだが、荷風の昔からカメラは元祖オタク趣味とでも言うべき、
マニアックな世界であって、マニアの人は自分で写真を焼ける、つまり現像設備を持つことが
ステイタスであった。そして、その秘密めいた雰囲気が秘かに流通するエロ写真の淫靡さとも
繋がっていたのである。
しかるに、現代はエロ写真というメディアが、あまりにもお手軽になりすぎた。そうだろ?
携帯を被写体にかざして、ボタンを押すだけで露出も絞りも考える必要がなく、しかし昔の
銀塩カメラよりはるかに鮮明な画像が撮れる。
エロだって、性器ドアップだろうが、結合部モロ見えだろうが、相手さえ良ければ何でもあり、、
あの、シャッターは切ってみたものも、焼き上がるまでは分からない。ひょっとしたら真っ黒
な画面かも知れないという緊張感が、エロ写真の興趣をいや増していると思うのは私だけだろうか?
便利さの上に、私たちが喪って来たものは、少なくないと思われるのであった。

309:фёдор К ◆Ub9VeEbp1k
09/05/13 21:54:13
最近の角川文庫(たぶん)の表紙は酷すぎる
まるでラノベだ、ゆとり丸出し…90年代に出ていた新潮文庫の表紙が最高だった

310:吾輩は名無しである
09/05/14 00:37:30
日本人ってやっぱ相手によって自分を演じる傾向があるよね。そういった事にうんざりするのはたびたびある。あまり好きじゃないけど、そこに共感できたわ。

311:吾輩は名無しである
09/05/23 21:54:29


312:吾輩は名無しである
09/06/07 13:22:32
読み終わった

313:吾輩は名無しである
09/07/26 11:38:42
葉ちゃんの父って、結局葉ちゃんになにしたの?
愛さなかったことが悪かったの?
なんで、最後バーのババァは父が悪い、て言ったの?

結局、葉ちゃんは自分のことを人間の皮をかぶった何かだと考えていたみたいだったけど、葉ちゃんは本人が思ってたよりも人間らしい人だった、ということでおk?

というか、あの本文は葉ちゃんの告白日記みたいな感じなんだよな?
大きな嘘はないにしろ、葉ちゃんが自分が感じたように登場人物のことを塗り替えたりしてるのか?

314:吾輩は名無しである
09/07/27 01:02:59
人間失格は「思い出」とか「道化の華」とか
太宰治の自伝に近い話を読んでからじゃないと、ちょっと解りにくいかもしれない

315:吾輩は名無しである
09/07/27 20:28:44
>>301
俺が読んだのは中学2年のころだったな。
妙に共感したが、今では笑い飛ばせるようになったな。
今の生き方が幸せなのかもしれないな。
小学6年か…俺も鼻k(ry

316:吾輩は名無しである
09/08/05 23:47:27
この時代から女は甘いものをやってれば機嫌が直るスイーツ(笑)というのは定説だったのか

317:吾輩は名無しである
09/08/08 08:21:15
人との衝突を嫌がる
だから衝突する前に先読みして要求を満たせてやればいい
一見衝突は避けられたようで逃げられていない
傷つく事の無い自己
傷つく事が無いから成長も無い

成長には傷が必要だ 衝突が必要だ
それをこいつは理解していない
心理学的には明らかなエディプスコンプレックス
幼少期に父親に無視されていた、父親と衝突することが許されなかった
だから取った行動は意図の先読みと道化
そうする事でしか父親に認められないと思い込んでしまった

エディプスコンプレックスを抱える者は容易に共産党思想に行き着く
彼はそいつらを馬鹿にしているつもりですっかり馴染んでいる
たしかに主人公は頭がいいが何かが欠けている それは自分でも自覚している
ナイーブで緻密な文章 随所に仕組まれた工作 計算し尽くされているようでその計算さえも読まれるそれも承知だ
人間恐怖と言いながら人間に対して激しい優越感を持っている
ただ現実の自分はDQNの堀木に一喝されただけでおびえる程デリケート
本気で他人と喧嘩をしたことがなかったのじゃないかしら?

空洞の自分、偽善を憎むというが、そもそも善悪の概念さえも理解できていない 幼稚
隠し通して隠し通して生きて来たが どんどんぼろがでる 破綻して行く人生
女性は簡単に騙せるというが 騙せたのは風俗嬢や低俗な女だけじゃないか 狭い世界だけで人生を悟った気になる
ヘタに成功した為に変に肯定されてしまった歪んだ自己 ていうか人間失格ってネタ?マジ?俺的にはネタっぽく感じる
が後で自殺したのがマジっぽいんだよな~
こんな小説ぐらいでビビるなよお前ら レベルのそこそこ高い人間ならマジで爆笑小説ですからw
うそうそ でも流れるような文章は本当癖になるね おもしろい人だよ。彼は。


318:吾輩は名無しである
09/08/14 15:08:04
>>312
ばっか、女って生き物は大抵そんなもん。

319:吾輩は名無しである
09/08/14 15:08:53
レス番号間違えたよ失敬。
>>316

320:吾輩は名無しである
09/08/16 22:33:59
これと比べるとライ麦畑とか安っぽく感じるな

321:吾輩は名無しである
09/08/16 23:58:35
石原さとみがあぶない!

322:吾輩は名無しである
09/08/17 21:54:48
最初読んだ時、俺は堀木やヒラメこそ自分だ、と思ったな。

というか、『人間失格』というタイトルは、そのまんま受け取ってる奴も随分いるけど、自分は人間合格(作中の堀木やヒラメなど)の連中に対する皮肉だと思った。



323:吾輩は名無しである
09/08/24 16:28:21
主人公は不幸な自分に酔ってるとしか思えない
不幸な自分大好きのかまってちゃん

324:吾輩は名無しである
09/08/27 05:53:21
浅いね。きみ。

325:吾輩は名無しである
09/08/29 23:20:43
あまり変な人にわざわざ理解を示さないのも一つの生き方だし
浅いとかは別問題だと思うよ

326:吾輩は名無しである
09/09/17 00:22:39
主人公より失格なんですが
俺自殺しそうなんでしょうか

327:lane ◆Oz/piFw.Ok
09/12/18 23:15:46
恥の多い人生を、送ってきました
…だっけ?

328:吾輩は名無しである
09/12/19 00:37:52
>>323
メンヘル板のかまってちゃん女性達と中身は同じですよね
この人は文才あって多くの人に認めてもらえて良かったね

329:吾輩は名無しである
09/12/20 03:05:38
主人公に、本音を語れる友達が一人でもおれば、あそこまで脱落していくことはなかったと思われる。

石川達三『青春の砂鉄』三島由紀夫『金閣寺』など、悲劇の主人公たちにはいずれも本音を語れる友人のいなかったのを鑑みれば、〈友人〉のいない人間の寂しさを芯から感じずにはおれない。

330:lane ◆Oz/piFw.Ok
09/12/21 03:59:32
>>329
基本姿勢が周りを見下す事で成り立っているので、本音を語れる友人はできないと思われます

331:吾輩は名無しである
10/01/07 07:12:47
文学少女を気取って、中学生のときに名作を早くにいろいろ読みすぎた。
男女の機微も、周囲の期待を裏切る悲しさも挫折感も貧乏も
何にもわからないくせに難しい顔して読んでた気がする。
昨日読んで大笑い。
ペシミズムのコミック小説だったんじゃない!
めちゃめちゃ面白い。
文章うまさとかも当時はわかっていたかどうか、怪しいものだ。

332:吾輩は名無しである
10/01/07 20:58:30
この作品好きな人にお勧めの小説ってある?
精神的に廃人になり堕落した人間が生きるさまを描いた
小説が読みたい。

333:吾輩は名無しである
10/01/07 21:09:56
>>332
業苦

334:吾輩は名無しである
10/01/08 16:13:13
テスト

335:吾輩は名無しである
10/01/08 16:20:51
初めて読んだ。
昔なら この主人公の繊細さに共感したり
特異さが輝いたかもしれない。
ところが、葉蔵モドキが多い現在では、共感出来る部分はあっても
決して負のヒーローには成りえないと思う。
だから、ひきこまれることなく、これと言った衝撃もなく読めた。
面白い作品ではあった。


336:吾輩は名無しである
10/01/10 04:34:51
さっき読み終わった。
主人公の道化やら何やらが自分にそっくりで鬱になったわ

てかここで太宰治が結構叩かれてるのに驚いた。

337:吾輩は名無しである
10/01/10 06:15:43
この作品に共感するって人が多いことに驚嘆しかないわ
笑える箇所はいっぱいあるけどね

小悪魔ドクショはテレビには珍しく正確にこの本を紹介してたな

338:吾輩は名無しである
10/01/10 07:00:58
モテモテな部分以外は共感できるねえ
モテモテじゃなかったらもっと評価できるのに
なんであんなモテモテなんだか

339:吾輩は名無しである
10/01/10 20:05:15
「男は男らしく。」 と言われていた時代と、今読むのでは、やはり感じ方は大きく違うだろうね。
葉蔵モドキは本当に多い。
「クラスにひとりふたりはこんな奴いたな。」 どころじゃない。
今や、小学生を見ても整形したかのような個性の無い整った顔立ちで
男も女も親友がいるのうな子供は珍しくも無い。
そんな子供達は、中学にもなれば、簡単に女を狂わせる程惚れられる。
高校にもなれば、草食系 ナルシスト君 ギャル男 等、その他様々の葉蔵モドキへと分類されていく。
あくまでモドキはモドキだから、葉蔵程弱くは無い。

この前 親友と思っていた女と寝てしまって 「俺は人間失格だ。」 と
落ち込んでいたクラスの男がいたが
こんなのばかりの時代に読む 人間失格 はちょっと違う。 
 



340:吾輩は名無しである
10/01/19 23:43:54
たばこやの娘と緑の滝を見に行こうと結婚したそのときの気持ちがすきだなあ

341:吾輩は名無しである
10/01/19 23:46:18
>>332

光匂い充ちてよ
が現代版人間失格だとおもったな

342:吾輩は名無しである
10/01/19 23:56:39
治は文章がところどころ詩に似てる。それ以外のところも文章に無駄がない
とても上手だよね
井伏鱒二に添削で教わったんだよ

343:吾輩は名無しである
10/01/20 00:04:57
バーのママと客が写真みて客が日記借りて読み始めたことから話が始まって、
最後は再びその二人が会って困った子だね、悪い子じゃないんだけどで終わってるでしょ
社会の正しい評価は、日記の主人公は頭が子供で、
不思議にわけのわからないことで悩んでいる困ったちゃんというものでしょ
困ったちゃんにも困ったちゃんの事情はあるわけで
その人の次元にまで読者を引きずり下ろそうと太宰がするから
読者は衝撃を受けるんだろうよ


344:吾輩は名無しである
10/01/20 00:13:49
「どこまでも」のメタへと向かう、更には自身のそんなをも弄ぶ…風を
演じて見せている様な、いやそんな中にも、いや、いや、いや……、
てな感じの「おれスゲエ、ちょーあたまいい』の演出と、地と。

345:吾輩は名無しである
10/01/20 00:18:11
困ったちゃんが日記を書いたわけだが、結局他人に読んでくれと言って日記を託したし、
文章に凝ってるわけだから、小説家にでもなりたかったんだろう
題材は自分の経験
日記を充実させるために実生活に様々なイベントを持たせていたとも考えられる
日記を読む場合は、つまり本の読者はこの日記は文学作品として認められるの判断を求められてもいると思うんだよね
で、ただ自分自身の生活を書いただけで読者のことを十分考えてないから売れそうにない作品、ボツに必ずなる原稿といえるんだよね
その日記を読む客が太宰治という仕掛けになっている
太宰は私小説はくだらないと自嘲気味に言いたかったんだろう

346:吾輩は名無しである
10/01/20 00:19:43
それをまるでね、なにかこう、「これが真実だ!」なんてな
読みかたをしか出来ないからこそ厨房はやっぱり厨房な訳で、これはまー
しかし若年の内に太宰にふれた大抵の人間においての、ありがちな(苦笑

347:吾輩は名無しである
10/01/20 00:44:18
あれを「ああメンヘルのw」と、けれども片付けてしまう前にやらなきゃ
(出来なきゃ)いけない幾つかのことをはしかし、それなりの読書経験を
積んだ大人においてしかかなわない。

安岡と遠藤まではたぶんガチ、…がどっちがどっちだったかはどうにも
今では思い出せないんだがww相手の書斎にあった太宰全集を目にした一方は、
そこで歎息と、ある種の感慨を。大人が読む太宰。―そうではあれ
ひきずりながら、つまりは読み手として未発達のまま読み続けるひとと、
そうではない者と。もったいないよね太宰は読めるのに。

348:吾輩は名無しである
10/03/15 01:52:32
映画の出来が良かったと思ったよ
現代的に堀木=DQNみたいな構図に作り直されてて分かりやすかった

349:吾輩は名無しである
10/03/21 02:19:19
映画は原作とは根本的に完全に違うモノでした。
どうせなら中身だけじゃなく題名も違うモノにしてほしかった。

350:吾輩は名無しである
10/03/29 19:19:11
>>349
その表現は正しくない。
映画の表面は非常に原作に忠実だ。

しかし、確かに根本的な別物に仕上がっている謎。

351:吾輩は名無しである
10/04/01 16:44:07
人格障害やアダルトチルドレンなど様々な著書が
出版されている今日なら太宰もまだ救われただろうに。
でも「道化」を演じるとか「断れない者の不幸でした」という
言葉の端々から深い自己探索を重ねてきたんだろうなと思う。


352:吾輩は名無しである
10/04/07 13:15:03
読みました。太宰を読むのは中学か高校の国語の教科書で「走れメロス」を
読まされて以来だな。あれから数十年、別に太宰生誕百年とかに踊らされて
買ったわけでもなく、なんとなく時間を持て余していて何か文庫本があれば
と思い、なんとなくブックオフで見つけた本だけど、どうわけだか太宰づい
てる。思えば去年も五所川原や弘前のネブタを観に行ったけど、たしかに
東北では太宰百周年で盛り上がっていたけど実家の金谷が五所川原の
すぐ近くにあったなんて知ったのは、ネブタを観終わった後で、結局
翌日は函館に行ってしまい斜陽館は行かずじまい。今、考えたら
行っておけば、よかったと後悔してる。今も映画が公開中で、もうすぐ
終わるから行っておこうか、、、

353:吾輩は名無しである
10/04/07 23:41:37
映画は監督がアホだからあんなものだろう
あの監督は女がシナ作ってワーワー泣いたりするのが何より好きらしい。ああキモイ男だ
昭和テイストプロモーションビデオみたいな軽薄な映画だった
しかしじゃあ誰があの小説をきちんと映画化できるかという問題がある
葉蔵は美形だが決してジャニアイドルみたいなタイプではないんであって
ロイド眼鏡をかけたハロルド・ロイドタイプの美形なんだから秀才タイプの顔立ちなわけだ
上品な顔立ちの秀才タイプがいかに堕ちていくかがみどころなのに
あのジャニの兄ちゃんは最初っからとても秀才タイプに見えないしただの甘ったれがせいぜいできる範囲の演技だろう
端役で酒屋の配達員役でもしたら似合ったかもしれないタイプだ

354:吾輩は名無しである
10/04/08 04:42:34
太宰もここまで要蔵を卑劣な人間二書くつもりはなかったんじゃないかね。
でも何かの理由で途中からテッテ的に汚い男にしてやろうと
決心した感じだね
結果的に卑劣漢の造形には成功してるね

355:吾輩は名無しである
10/04/08 09:49:16
卑劣漢というか、卑劣感?みたいなものは安吾、織田作、石川淳に共
通した感覚だったと思う。
日頃から主人公である卑劣漢にセックスを持ちかける不器量で愚かな
場末の飲み屋の女を内心、「私」は馬鹿にし、汚いものと思っている
が、ひとたび落ちぶれるか、窮地に陥った「私」が女に迫ると今度は
女に拒否されるという時の感覚を「卑劣感」と俺が定義してのことな
んだが。他人である異性を軽蔑するということが自分に跳ね返ってき
て自分の中でエコーしてる感覚とも言えるだろう。この文学者らは全
員もてまくりの人生だから、そういうエコーが新鮮だったんだろうな。
現代ではそれは何でもないことなんだが。

356:吾輩は名無しである
10/04/20 21:35:12
文章の読みやすさと共感させる力はすごいな。
しかし読後にドストを読んだら…本作の内容はクソだと思った。
ドストは文章はダメだがな


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