06/08/20 12:21:34
山田風太郎の甲賀忍法帖は巷での評価が非常に高く好評で、
映画と同時に新たに出版され手軽に揃えやすかったので購入したのだけど、
結論から申し上げるならば全く期待外れも良い所の駄作でした。
まずストーリーが捻りの欠片も無い、単純単調極まり無い1本道シナリオであり、
伊賀、甲賀と10人づつチームを組んで、巻物を巡ってひたすら忍法を駆使し相争うと言うもので、それが本当に馬鹿みたいに最終話まで延々バトルとして続き、
しかも何の戦略性も無い力押しの戦いであるので、個人的には1回読んだだけで飽きが来て再読する気も起きませんでした。
ストーリー面に於いて少年誌の同ジャンルと比較して、勝っているのはほとんど性描写のみと言う情けなさでした。
正直これではハルヒには遠く及びませんね。