谷川流>>>越えられない壁>>>山田風太郎at BOOK
谷川流>>>越えられない壁>>>山田風太郎 - 暇つぶし2ch108:吾輩は名無しである
06/08/27 10:37:06
394 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2006/05/05(金) 12:24:17 ID:780XsChB
>疾走。停止。一撃。
>キャスターの神言を全て弾き返し、誰にも対抗する隙を
>与えず、セイバーは勝負を決した。
>踏み込む速度、大地に落とした足捌き、横一文字に振り抜いた剣に是非はない。
>彼女の視えない剣は敵マスターを一閃した。
>最高の機を窺っての奇襲である。
>斬撃は大木を断つほどの会心さで、仕損じる事なく葛木宗一郎を二つに分ける。
>いや――分ける、筈だった。
>「な――――」
>当惑で息が漏れる。
>一体どうなっているのか、と。
>剣を振るった姿勢のまま、彼女(セイバー)は呆然と目の前の敵を見た。
>「――――ばか、な」
>彼女でさえ事態が掴めていない。
>横一線になぎ払った必殺の一撃。
>それが止まっている。
>敵の胴体を薙ぎ払う直前に、何かに刀身を挟まれて停止している。
>「――足と、腕?」
>そんな奇跡が起こりえるのか。
>彼女の剣は、敵である葛木宗一郎によって止められていた。
>膝と肘。                        
>高速で切り払われるソレを、男は片方の膝と肘で、挟み
>込むように止めていたのだ。


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