エミリー・ブロンテ  『嵐ヶ丘』at BOOK
エミリー・ブロンテ  『嵐ヶ丘』 - 暇つぶし2ch757:吾輩は名無しである
07/05/13 16:19:32
「嵐が丘」の最後の文章の読解に自信がないので質問なのですが、

A:そして、こんな静かな大地の下に休む人の眠りが安らかでないかもしれないなどと、誰が考えつくだろう、と思うのだった。
  (岩波文庫 河島弘美訳)

B:そして、思うのだった。こんな静かな大地に休らう人々が静かに眠れぬわけがあるだろうか。
  (新潮文庫 鴻巣友季子訳)

A:安らかではない。
B:安らかである。

という読解は当たっているでしょうか?Aも読みようによっては「安らかである」と読めないこともないかなと思ったもので...
そこで原文はどうなっているのかなと思いましたが英語にも自信がないので再び質問なのですが、

and wondered how anyone could ever imagine unquiet slumbers for the sleepers in that quiet earth.
(wodsworth classic)

これを読むとAの方が意味としてあっているのではないかと思うのですがどうでしょう?
「誰も想像しないだろうがunquiet slumbersなのだ」といっているように読めるのですが、Bのように読める気もします。
「unquiet slumbersだと誰か思う人がいるだろうか?いや、いやしない」とも読めるような気もします。
Bの方がきれいな終わり方だなとは思うのですが、この少し前の場面でヒースとキャサリンとの幽霊が出るという噂が広まって
いるところから考えると、やはりAなのではないか?と思うのですが、一方、そういう噂が出ているにもかかわらず、
「この大地の静けさを見ると安らかだとしか思えない」とも読めますし...
それとも、この文章は故意に両方の意味に取れるように書かれているのでしょうか?


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