エミリー・ブロンテ  『嵐ヶ丘』at BOOK
エミリー・ブロンテ  『嵐ヶ丘』 - 暇つぶし2ch738:吾輩は名無しである
07/03/29 08:53:14
>737
> 当時としては子リントンは田舎ではいい育ちをさせてもらった
> のだと思いますが、それを、「あんな育てられかたをしたら・・」と現在の人たち
> が受け取るというのは、とても興味深いです。

いや、その解釈は想像力の欠如の問題ではないと思う。
子リントンは確かに上辺では紳士階級の子息としての十分な教育と待遇は受けていたけれど、
終生、父親からの愛情は一片も与えられないどころか、あからさまに憎悪と軽蔑を示され続け、健全な自尊心を奪い尽くされた。
周囲にも、下男や家政婦など物質的な世話は焼いても、本気でリントンに対して親身になって助言や叱責をする人間は全くいなかった。
元々捻くれた要素は有ったとしても、その悪い部分をさらに積極的に助長させ、最悪の人格に育ててしまったのはヒースクリフの意志。


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