07/10/09 20:53:05 k0ni9nY+
( ^ω^)今日も学校疲れたお・・・
( ^ω^)でもやっと帰れるお!
( ^ω^)さ、早く帰ってブーン系小説でもあさるおww
グサっ
( ^ω^)・・・
( ^ω^)画鋲・・・かお?
鋭い足の裏への痛み。
まさか、これがいじめと言うものなのだろうか。
恐怖、不安にまみれながらブーンは靴の中身を確認する。
しかしそこにあったのは画鋲ではなかった。
それは・・・。
14:たまこ
07/10/09 20:57:12 i4WI/BQn
URLリンク(poppoland.com)
荒らせるヤツはカムひぁ~だよ~~(:┛´∀`)┛
15:名無しさん@├\├\廾□`/
07/10/09 21:04:00 k0ni9nY+
( ^ω^)・・・ドリル?
そこに会ったのは金色のドリルだった。
血のにじんだ自らの足を確認するが、どうやら怪我の原因はやはりそのドリルらしい。
そのほかに何か入ってはいないか良く確認したが、その心配はなさそうだ。
不振に思うが回りを見渡しても人はいない。
もちろん犯人が残っているほうがおかしいのだが。
( ^ω^)まぁ・・・たまたま入っちゃったのかもしれないお。
( ^ω^)早く帰るお!!
捨てるに捨てられなかったドリルを胸ポケットに入れ、ブーンは今度こそ本当に靴を履き、家路についた。
16:名無しさん@├\├\廾□`/
07/10/09 21:25:48 k0ni9nY+
( ^ω^)ただいまおーww
( ^ω^)・・・まぁだれもいないんだおww
( ^ω^)早く早く~PCセットオン~ww
だれもいない家で1人ばたばたと階段を上っていくブーン。
代わり映えのしない光景である。
ガチャ。
( ^ω^)アルバm・・・ピッ
( -^ω^)・・・ペロ・・・これは血!!
ξ゚⊿゚)私の大切な髪を盗んだのはあなたかしら??
これはどういうことだろうか。
長年親しむ相棒の上にいるのは小さな・・・人?
というか今彼女の髪が飛んでいたような・・・僕の頬の切り傷の原因は、まさしくその髪のような・・・。
17:名無しさん@├\├\廾□`/
07/10/09 21:40:51 k0ni9nY+
ξ゚⊿゚)さあ返してもらおうかしら。早くしないと次こそ本当に首が飛ぶわよ。
( ^ω^)ちょwwなんのことだおww
自分はいつ人の髪の毛を勝手に盗んでしまったのだろうか。
というか髪を盗むということは可能なのか。
しかし現に目の前にいる彼女の髪は不釣合いに片方だけ金色の長い髪がなびいている。
・・・金色?
自分はその色を、どこかで見たのではなかったか・・・?
( ^ω^)ktkr!!
目の前の少女の髪が急速回転しだしたことでブーンは今日の帰り靴を履いたときのことを思い出した。
とっさに胸ポケットから金色のドリルを取り出し目の前に突き出す。
ギュルル・・・と言う音はおさまり、手の中のドリルが小刻みに震えたかと思うといきなり指から飛び出し、あっという間に目の前の少女が均整のとれたツインテールになっていた。
18:名無しさん@├\├\廾□`/
07/10/09 22:01:03 k0ni9nY+
ξ゚⊿゚)ξやっぱりバランスは大切よね。
満足げに首を回す少女を見ながら僕は考えていた。
もしかしてお父様が僕にこの子をアリスにするためによこしてくれたのだろうか。
でもまだ自分はまいてないはず・・・。
( ^ω^)でもそんなこと関係ないお・・・僕がミーディa・・・
ξ゚⊿゚)ξじゃぁ死んでもらおうかしら。
( ^ω^)!?
これは幻聴か。
いや違う、現実から目をそらせ!いや、目をそらすなブーン!
今確かに彼女は死んでもらうといった。
19:名無しさん@├\├\廾□`/
07/10/09 22:17:54 k0ni9nY+
( ^ω^)ドリ・・・髪は返したはずだお!!
ξ゚⊿゚)ξ私の存在は絶対に秘密。よって私を見たものは全て削除するの。
そういいながら、彼女の両方のドリルがゆるゆると回転を始める。
一瞬にして天国から地獄だ。
いや、今日の帰りの靴の中でドリルに足を刺された時点で地獄行きが決定していたのだろうか。
ξ゚⊿゚)ξ元はといえば盗みを働いたあなたが悪いのよ。
( ;^ω^)ぼ、僕は盗んではないんだお!帰りに靴をはいたらそのドリルが・・・!
ξ゚⊿゚)ξだまらっしゃい。言い訳したって結果は変わらないの!
20:名無しさん@├\├\廾□`/
07/10/09 22:19:54 k0ni9nY+
ドリルの照準が自分に合ってきている。
これは本当に死亡フラグだ。
今日は娘の誕生日なのに・・・。
ξ゚⊿゚)ξ大丈夫、一瞬だから痛くないし、死体はこちらで綺麗に片付けてあげるから。
なんというサービス精神、これなら死後も安心だ、家族へも心配をかけなくてすむ。
・・・もとより心配してくれる家族などいはしないだろうが。
( ^ω^)(靴をはいたばかりに数時間のあいだで僕の人生バッドエンドだお・・・。)
( ^ω^)(まぁ毎日ただ繰り返すだけの日常だったから、むしろいいのかも知れないお。)
( ^ω^)(死を目前にすれば懐かしい思い出が浮かんでくるって言うけど・・・一つもろくなものがないお。)
( ^ω^)(所詮、僕の人生なんてろくでもないものだったんだお。)
見つめる先で、少女のドリルが放たれた。
死ぬときにこんな美少女に殺されるなら、それもいいかもしれない。
普通の最後じゃきっとよぼよぼになってだれにも見取られずミイラ化していくだけだ。
変な妄想で僕は無意識に微笑んでいた。
21:名無しさん@├\├\廾□`/
07/10/09 22:22:15 k0ni9nY+
目の前が金色の光で一杯になる。
目をそらそうとしてもそらせない。
なぜなら光源は目の前にあったのだ。
ξ゚⊿゚)ξあなた、笑うのね。
本当は妄想でニヤニヤしていたなんて言えなかった。
だからとりあえず不適に笑ってみた。
( ^ω^)フヒヒ・・・人生を知るものにとって死とは終わりじゃないんだおww
明らかにゲームのやりすぎ、アニメの見すぎ。
ξ゚⊿゚)ξキメェ
22:名無しさん@├\├\廾□`/
07/10/09 22:24:18 k0ni9nY+
当然ながらかっこよくは決まらなかった。
しかし視界は再び広くなる。
ξ゚⊿゚)ξあんたみたいのって殺しにくいわ。だから殺さないでおいてあげる。
( ^ω^)mjd?
なんとも偶然が重なり、延命できたようだった。
妄想というスキルも伊達じゃない。
それどころかこの不思議な美少女の心を捉えてしまったのでは・・・。
ξ゚⊿゚)ξ勘違いしないでよね、アンタは組織に連れ帰ってそこで殺すわ。
( ;^ω^)ちょww
23:名無しさん@├\├\廾□`/
07/10/09 22:34:09 k0ni9nY+
PCの上からジャンプし、僕のちょうど目の前でふよふよと浮いた少女は人差し指を僕につきたて言う。
ξ゚⊿゚)ξと言うわけだから、私の入るくらいのかばんを用意して、組織に向かうわよ。
( ^ω^)徒歩かお!?
ξ゚⊿゚)ξ逃げようとしたらとりあえず少しずつアンタの体削っていくから。
ぎゅるんぎゅるんと音をたてるドリルにちびりそうになりつつ、僕はかばんを用意する。
なぜ死ぬためにわざわざ歩いていかなければならないのか。
しかし行かなければ行かないで普通に死ぬより恐ろしい体験をしてしまいそうだった。
( ^ω^)(やっぱりろくなもんじゃないお・・・。)
そしてブーンは靴をはく。
死刑台へ向かうために。
24:名無しさん@├\├\廾□`/
07/10/09 22:46:10 k0ni9nY+
こういうのってのっとりっていうの?
やっぱだめ?
25:名無しさん@├\├\廾□`/
07/10/09 23:10:20 k0ni9nY+
んと、違う板でスレ立てます。
お目汚し失礼いたしました。
26:名無しさん@├\├\廾□`/
07/10/10 00:10:19 0X3FnZRK
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