07/03/22 20:30:17 XDOl7VJw0
ウィンドウピリオドが短い順に、NAT<第四世代のEIA法<PA法<IC法となります。WB法のウィンドウピリオドも
長いようです。IC法は、15分で結果の出るスピーディーな検査法ですが、感度はあまり良くないので十分に期間
を開けてから検査を受けるべきでしょう。(EIA法・PA法・IC法等の)スクリーニング検査では、偽陽性が出やすく
「陽性」の場合には、WB法を使って確認検査をします。多くの保健所が3ヶ月経ってから検査を受けるように言って
いる理由ですがWB法のウィンドウピリオドが長いためと私は見ています。(本当は、陽性なのに、確認検査の結果
は陰性(or偽陽性)でしたと通知するようなヘマはしたくないとの思い。)2ヶ月位でも、血液中に十分な抗体が
産生されていれば陰性の場合には割りと正しく検査できるのかも知れません。ところが判定が「陽性」だった場合
にはWB法を使って同一検体から確認検査しますが、2ヶ月ではWB法にとっては短すぎるかも知れません。
ただ一方で、抗体が出来るまでに2~4ヶ月かかるとの説もあり、もうそうだとしたら、どの検査法でも2ヶ月だと
ギリギリ過ぎるとも思えます。
2ヶ月位でもかなり正確に判定するには、抗原をも同時に調べる第四世代のEIA法やNATが適しているのでしょう。
但し、NATは、IC法以上に偽陽性が出やすく万が一、「陽性」の判定が出た場合、3ヶ月位の間、WB法や他の抗体検査
が十分可能となるまで悶々として待たねばならないでしょう。確実な結果を出すためには、検査を繰り返すのでしょう
から数ヶ月間身悶えしなければならない筈です。(NATが普及しない理由)
第四世代のEIA法も2型のHIVに付いては、抗体しか調べられないので3ヶ月以降の受診が望ましいと言えます。