04/08/02 13:22
374 名前:Mr.名無しさん[] 投稿日:04/08/02 02:49
ある日、じーちゃんの最後が唐突にやってきた。
末期の癌だった。
手の施しようがなかった。
医者にさえ、「何も出来ない」と見放された。
それでもじーちゃんは元気にご飯を食べていた。
身体中に転移した癌を抱えていながら、いつものように口うるさかった。
「お前がしっかりしないと!」
最後まで激を飛ばされた。
375 名前:Mr.名無しさん[] 投稿日:04/08/02 02:53
「家の事は心配しないで治療に専念してくれ」
そのたった一言が言えなかった。
「俺はいい孫だった?」
それだけのことが聞けなかった。
しばらくするとじーちゃんは意識不明になった。
2度と話が出来ない状態になった。
376 名前:Mr.名無しさん[] 投稿日:04/08/02 02:55
>>374>>375
激ウケルwwwwwww
377 名前:Mr.名無しさん[] 投稿日:04/08/02 02:56
俺は毎晩徹夜でじーちゃんを見ていた。
目を見開き、口を開けたままなのに何も言わないじーちゃんを一晩中
見ていた。
意識はないが、「生きている」という状態だった。
「そんなにがんばらなくていいから」
俺は何度もじーちゃんにそう言った。
378 名前:Mr.名無しさん[] 投稿日:04/08/02 02:57
>>376
氏ね