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アンケートの自由記述では、「相談に素早く反応してくれない」(19人)、
「警察署や担当課、警察官によって対応がばらばら」(13人)などの不満や、
「全警察官にDV研修を義務付けてほしい」(14人)との要望もあった。
警察庁のまとめでは、DVの認知件数は05年で1万6888件で、前年より2478件増加。
加害者に接近禁止や退去を命じる保護命令も05年に初めて2000件を超えた。内閣府の調査では、
被害経験がある女性は33・2%に上っている。
同ネットワークの近藤恵子さんは「110番通報するのは切迫した状況であり、
安全確保をしてもらえなかったのは大問題だ。DVが犯罪と認知されていないことが背景にある」と
指摘している。
DV問題に詳しい沼崎一郎・東北大教授(文化人類学)の話:
警察での不十分であいまいな対応は、加害者を「この程度だったら大丈夫」と増長させ、
被害者をより困難な状況に追い込む。110番通報は氷山の一角で、被害者と接する警察官に
DV問題の教育を徹底することが急務だ。