10/06/13 07:34:49.70 0
日本振興銀行(東京都千代田区)をめぐる検査妨害事件で、金融庁から違法性が指摘された
商工ローン大手「SFCG」(破産手続き中)からの債権買い取り業務は、同行の取締役会の
承認を経て実行されていたことが同行関係者への取材でわかった。取締役会には木村剛前会長(48)
=5月に辞任=も出席しており、警視庁捜査2課は、木村前会長も取引の違法性を認識していた
可能性があるとみて捜査している。
関係者によると、SFCGからの債権買い取りは、貸金業者に有利なグレーゾーン金利の撤廃
などで同社の業績が悪化した08年ごろに始まり、09年2月に同社が経営破綻(はたん)するまで
総額1250億円に上った。買い取った債権が不良債権化するリスクがあるため、木村前会長ら
4、5人の役員が出席して週1回程度行われる取締役会の承認が必要だったという。
SFCGとの取引は、同行が同社から手数料を取って債権を買い取り、一定期間後に買い戻させる
契約になっており、事実上の融資になっていた。手数料は金利に換算すると45.7%で、出資法が
定める上限金利(29.2%)をはるかに上回る違法性の高いものだった。同行関係者は「金融に
携わる者なら誰でも出資法違反と分かる取引だった」と話す。
債権買い取り業務の担当役員は専務だった。専務を含めた数人の社員は、金融庁が09年6月~
今年3月に立ち入り検査をした際、SFCGとの取引などを記した数百通の電子メールをサーバー
から削除した銀行法違反(検査忌避)の疑いが持たれている。
木村前会長の事件への関与について、西野達也社長は11日に「関与はない」としていたが、
12日に行った会見で、社外取締役で作家の江上剛氏は「捜査中なので差し控えたい」と話した。
▽毎日新聞
URLリンク(www.mainichi.jp)
▽元ニュース
日本振興銀行を捜索 検査忌避容疑で警視庁
URLリンク(www.47news.jp)