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農林水産省や宮崎県、地元農家らが一番恐れていた口蹄(こうてい)疫の“飛び火感染”が
10日、宮崎県都城(みやこのじよう)市で確認された。発生が多発していた地域から
50キロ以上離れている。宮崎市と日向市でも初めて、感染疑いの家畜がみつかった。
沈静化の兆しがあったのに、封じ込め対策はなぜほころびたのか。専門家は防疫体制の
再確認を呼びかけた。
「新たな感染例が減少する中で、関係者に安(あん)堵(ど)が生まれ、防疫体制に
ゆるみが出たのかもしれない」。酪農学園大の桐沢力雄教授(獣医ウイルス学)はそう話し、
「ワクチンは口蹄疫の発症は抑えられても感染を防ぐことはできない。引き続き警戒が
必要だ」と語った。
鹿児島大の岡本嘉六教授(獣医衛生学)も「今回の(口蹄疫感染)はあまりに大きな火事で、
周りに火の粉が飛ばない訳がない。ウイルスがどの辺りまで飛んでいるかわからず、
今後あちこちで火の手が上がる可能性がある」と指摘する。
なぜウイルスは“飛び火”したのか。
感染経路はまだ分かっていないが、東京大大学院の明石博臣教授(動物ウイルス学)は
「牛が発症するのは感染から1週間後。6月初めごろに、両地域間を移動した車がウイルスを
運んだ可能性が高い」とみる。「50キロという距離から考えられるルートは車のほかに
鳥や風。だが、鳥や風の場合はもっと多頻度で広範囲に感染が及ぶ」という。
*+*+ 産経ニュース 2010/06/10[22:54:10] +*+*
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