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口蹄疫の感染拡大を止めるための発生動向調査
(鹿児島大学農学部教授 岡本嘉六(獣医公衆衛生学)2010年6月10日)
URLリンク(okamoto.agri.kagoshima-u.ac.jp)
> 燃え盛る火事現場に獣医師を集めた結果、火の粉が周辺地域の何処まで飛んでいるのかを
> 調べる獣医師による発生動向調査が疎かにされてしまった。専門職員をどのように配置するか
> を間違えた知事の責任であり、都城への途中に飛び火地点が数箇所あるのか、
> それとも車両や人間が直接運んだのか皆目判らない。ヒトの伝染病が発生した際に
> 医師を葬儀場に集めるような愚挙を止めなければ、口蹄疫の広がりは止められない。
> 火消し役は、獣医師でなくてもできる。
> 川南地区では大量のウイルスが放出されるままで数週間経過しており、韓国の忠清南道とは
> 比較にならない大火事である。ワクチン接種の効果が奏して天日発表される擬似患畜事例が
> 減ってきたことに対してのせめての警戒要請であったが、間に合わなかった。
> テレビで映し出された映像は、都城の発生現場に向かう防護服姿の獣医師集団であり、
> 「またか? 行き先が違う!」と絶句した。一旦殺処分に従事すると、口蹄疫ウイルスが
> 上部気道に付着し、その一部は増殖して風邪症状を呈するため、当分の間、
> 清浄地域の発生動向調査に携わることができなくなる。これでは、発生農場周囲の
> 立入り調査活動を誰がするのか?
> 都城の事例では、大臣が直接速やかな殺処分を指示した。本来は県の対策本部長である
> 知事が出すべき指示なのだが(家畜伝染病予防法)、それでは再び混乱と遅延を
> 引起すために止む無くそうしたのであろう。しかし、地方自治のタテマエからすると
> 好ましいことではない。大臣は首相によって辞めさせることができるが、
> 知事を辞めさせるのは容易でないことが、
> 法の精神を踏みにじるトップが現れた時の難題である。