10/06/14 12:23:39.69 eu+t8/sQ0
>遺伝性疾患が男性側からが原因が多いと言うのは、単に形質の表現でそうみえるだけじゃね?
遺伝性疾患の起源は男性側に起因することが多い(精子の産生時に多い)、と言っている。
これは伴性遺伝(原因遺伝子がX染色体上にあるため、表現型が男性で出やすい)の概念とは異なる。
一旦、ある家系にその変異が固定された場合、それが次世代に伝達される確率は、一般的には男女間で差がない。
但し、その遺伝子がミトコンドリア上にあるか、その遺伝子由来の産物が卵にある場合は、母親からの影響が大きいが、このような遺伝が成体の高次機能に与えている例は聞いたこと無い。もし、そう言う例があったら、原著論文のリンクを張って欲しい。
>母細胞から減数分裂するだけじゃなくて、母細胞自体が増えるのか?
細胞分裂のたびに、DNAが複製されるから、その時にある確率でエラーが起こる。
もちろんDNA修復系が働いて、修正されるが、修正されずに残る変異もある。
なので、余分に細胞分裂をすることは、それだけ先天性変異(生殖細胞の場合)やガンのリスクが高まることを意味する。
例えば40歳までに、男性が産生する精子と女性が産生する卵子(実際には女の子が産まれた時には産生が終わっている)の数を考えれば自明じゃないか。