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★団塊ジュニアを見送れば日本は再生不能 駒村康平・慶大教授
なかなか止まらない少子化。慶大の駒村康平教授は「団塊ジュニア世代をこのまま40歳になるまで見送れば、
日本社会は再生不能になる」と警鐘を鳴らす。
--少子化問題についての考え方は
「そもそも『少子化は問題か』という人がいる。例えば『少子化が進んでも社会保障を変えればいい』といわれるのだが、
現実問題としてそれはあり得ない。つまり、世代間の仕送り方式(賦課方式)で医療も介護も年金もやっているわけだから、
それをすべて民営化といった形にすることは机上の空論に近い」
--机上の空論?
「仮に社会保障の財源を若い現役時代から積み立てる積立方式に移行したとしても、人口が減少して労働力が減り、
貯蓄率が下がる縮小均衡の中、積立金の金利はほとんど付かないだろう。だから、人口が減少し、成長率が低下すれば、
民営化しても乗り越えることはできない」
--少子化問題は「手遅れ」という人もいる
「1970年代後半からこれだけ長い間ずっと出生率が2・0を切っているわけだから、人口減少は続くことになる。
ただし、年金みたいな制度は100年後まで見通して考えているので、今、子供が生まれれば20年後には労働者に
なるわけだし、合計特殊出生率が1・3の場合と1・6の場合ではかなり組める制度に差が出てくる。100年という
スパンで考えている年金のような制度では手遅れでも何でもない。あきらめるには早すぎる」
--現在の出生率をどうみるか
「これも決して日本人が望んだ姿ではなくて、やはり本当はもっともっと子供を持ちたい人は多い。女性の社会進出との
関係をみれば、70年代から80年代前半くらいまでは女性の社会進出と大学進学率は出生率の低下要因になっていたが、
多くの先進国では80年代から90年代を境に、仕事と進学と子育ての両立が事実としてできている」>>2-3へ続く
6月5日11時33分配信 産経新聞 URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
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