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全7校PTAが共同宣言 「夜9時以降の携帯は禁止」 日田・玖珠の高校
2010年6月9日 00:50 カテゴリー:九州 > 大分
高校生の携帯電話の利用に歯止めをかけようと、日田玖珠地区の高校全7校のPTAは、
子どもたちに「午後9時以降は携帯電話を使わせない」などの内容を盛り込んだ
「脱ケータイ宣言」を決議した。学校を通じて全生徒約3600人の家庭に周知する。
自宅での携帯電話の利用制限に時間を明示するのは、県内初の試みという。
■県内初、自宅での時間制限 各家庭に呼び掛け
教育現場では、携帯電話の長時間利用のほか、インターネット上の書き込みがいじめに転じたり、
出会い系サイトから犯罪に巻き込まれたりと問題点が指摘されている。学校での指導には限界があるため、
日田三隈高PTA(伊藤哲司会長)が「学校に頼らず、家庭でも気を付けてほしい」と、
ほか6校のPTAに呼び掛け、実現した。
宣言の内容は、原則として、午後9時から午前7時まで利用させない▽インターネット上の
有害情報の閲覧を制限する「フィルタリング」の加入率を100%にする▽利用料金の上限を
各家庭で協議し、厳守する‐の3カ条。家庭での注意喚起が目的で義務化はしない。
4-5月に各PTAの総会で決議した。
日田玖珠地区の県立高5校で行ったアンケートでは、校内での利用や持ち込みは禁止されているが、
9割以上の生徒が携帯電話を所有。通話やメール、サイトを合わせた平均利用時間は1日2時間半程度で、
「高校生にとって欠かせない存在になっている」という。
保護者へのアンケートでは、49%がフィルタリングを未設定で、「勉強に集中できなくなる」
「子どもの交友関係が把握できなくなる」などの不安の声があったという。
伊藤PTA会長(50)は「どこかで歯止めをかける必要があり、踏み込んだ内容の宣言になった。
保護者には、子どもの携帯電話利用の実態をきちんと把握してほしい」と呼び掛けている。
=2010/06/09付 西日本新聞朝刊=
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