10/06/09 08:11:41.81 mLJLoiLS0
「最小不幸社会」は社会学者の宮台真司が最初に提唱した言葉だ。
要するに、幸福の数を増やすことを目指すんではなく、不幸の数を減らすことを目指そう
という概念。
幸福というのは、既に幸福な人にとってはそれ以上幸福が増えても効果が薄く(限界効用逓減)、
幸福に着目するより、不幸に着目するほうが社会政策として効果が高い、という概念だ。
また、幸福は人によって価値観が違い、どのような手当てをすれば幸福を増やすことが出来るのか
決めるのは難しいが、不幸は病気や自殺や貧困などほとんどの人にとって不幸な事であるので
対策の効率が高い。
このような事をわかっていれば、「最小不幸社会」は共感できるが、菅のように借りてきた概念を
自分で咀嚼して自分の物にせず、ベラベラ喋っているだけでは、聞く方には何のことやら伝わってこない。
普通に聞くだけでは「最小不幸」とか言われても、ネガティブな物にしか感じない。