10/06/09 03:20:36.13 oXryK6Yw0
>>310
憲法が問題になる問題って、
まず行政が解釈を決めうちして、それに従って具体的な行為があって(「処分」とか)、
それに対して、たとえば被処分者が「それは憲法解釈がおかしい」って主張して提訴ってことになり、
裁判所が真に憲法解釈を示す必要があると思う問題であれば、司法権の憲法解釈が開陳されるってパターンがもっともメジャーだろ。
だから、行政、司法、当事者の憲法解釈が違うなんてことはよくあること。
もっといえば、わが国は付随的審査制だから、裁判所が憲法判断を示すのは、憲法問題が具体的な紛争として裁判書に係属することが大前提になる。
それでも、当然、行政は行政各部を動かさなくてはいけないから、
司法権による判断が出る前に、憲法解釈をいろいろ決め打ちして動く。
それ自体は、まったくおかしなことではないし、それこそが制度設計にかなうこと。
職権濫用なんて言い草はもってのほか。