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愛「ねえ～、お母様、学校でお母様のことを『仮病の税金泥棒』っていう子がいるんだよ」
雅「まあ～、そんなヒドイことを言う子がいるの？」
愛「ねえ～、『仮病』ってどうういう意味？『税金泥棒』ってどういう意味？」
雅「『仮病』はね、どこも悪くないのに、病気のふりをしていることを言うのよ。
それと、『税金泥棒』はね、何もしないで国民が納めた税金を使って遊んで暮らして
いる人のことを言うのよ。わかる？」
愛「よく分かんないけど、お母様病気なの？何かお仕事しているの？」
雅「お母様はね、『心の病気』なの。ここにいるだけで疲れちゃうの。だからね、お休みする
のがお仕事なの。」
愛「ふ～ん、じゃあ、ここから出て行けばいいのに・・・」
雅「駄目よ、ここから出てしまったらお仕事しないと食べていけないでしょ！」
愛「でも、お外に出たら病気が治るんでしょ？」
雅「ほらから、でもここに居れば病気でもお外に食事も行けるし、遊びにも行けるでしょ。
だから、ここに居たほうがいいのよ。」
愛「学校の子が言ってたこと、本当なのかな～？？」
雅「キエ～、今度からアテクシも一緒に学校に行きますからね！！学校に行ったら、アテクシ
の事を『仮病の税金泥棒』と言ったクソガキのところに連れて行きなさい。目玉くりぬいて
屋上から叩き落として、下駄箱にぶつけて頭かち割って、給食室で熱湯をかけて、ジャン
グルジムに吊るしてやるわ。」
こうして雅と愛の同伴登校がスタートしたのではないか？