10/06/25 07:07:17
(>>1の続き)
◆北の指導者は交代せよ
北朝鮮の金日成・金正日政権は同族殺戮(さつりく)の戦争だった朝鮮戦争について、
いまだ「反省」も「謝罪」もしていない。
60年前、南北武力統一を狙って韓国に侵攻した北朝鮮は、今も軍事優先の「先軍政治」を叫んでいる。
最高指導者を「将軍さま」と呼ばせ、「国防委員会」を国家最高機関にするなど、極端な軍事独裁体制を続けている。
金日成は、1948年の建国以来、国の目標は「国民にコメのご飯と肉のスープを食べさせること」と言い続けた。
しかし半世紀近くかかっても、それができないまま世を去った。後継者の息子・金正日総書記もまた飢餓を生みだし、
国民を十分食べさせられずにいる。
親子2代、60年以上にわたる独裁体制の国家経営で、国民はいまなお飢えているのだ。
こんな国はこの地域では北朝鮮だけである。明らかに何かが間違っている。
いや、「ウリシク(われわれ式)社会主義」という独善的な政策と、それにこだわる指導者が間違っていたのだ。
軍事優先の「先軍政治」ではなく、国民生活優先の「先民政治」にするには、
指導者の交代あるいは路線の転換しかない。その変化がない限り、国民はいつまでも救われない。
それにしても、互いに戦争の廃虚から60年を経て、今や南北の格差ははなはだしい。
韓国は発展したのに北朝鮮はなぜ沈滞、疲弊したのだろう。
この格差には日本との協力関係も大いにかかわっている。
日本を敵視し受け入れなかった北朝鮮は落後するしかなかったのだ。