10/06/24 20:06:17
ウルグアイは、「サッカーの国」だ。1930年の第1回ワールドカップ大会を開催したウルグアイは、
決勝戦でアルゼンチンを4対2で破り、優勝した。地球村最大のサッカーイベントといわれる
ワールドカップで、「最初の優勝国」となった名誉は、永遠に記憶されるに値する。
南米大国ブラジルとアルゼンチンとの間に位置しているウルグアイは、人口340万人の小国だ。
しかし、サッカーにおいて、決して小さな国ではない。ウルグアイは20世紀初頭、イングランドと共に
世界のサッカーを牛耳る伝統的な強豪だった。ワールドカップ大会開催前までは、
最大の国家対抗戦だったオリンピックサッカーで、1924年と1928年は2回連続し、金メダルを獲得した。
1950年のブラジルワールドカップ大会の時も、優勝カップを手にした。
世界に君臨したウルグアイのサッカーは1960年代以降、経済危機と共に実力も急激に落ちた。
1954年と1970年のワールドカップ大会ではベスト4入りを果たした後、優勝候補から遠ざかり、
衰退の道を歩んできた。02年の韓日ワールドカップ共催では、予選リーグ落ち、
06年のドイツ大会は、本大会への出場すらできなかった。
南アフリカ大会の南米地域予選では5位を記録し、プレーオフでコスタリカを破り、
何とか本大会への出場を決めた。
ウルグアイは、今大会で、サッカー大国への復活を狙っている。スタートは順調だ。
A組トップで20年ぶりに本大会への出場を果たした。特に、攻撃力は強力だ。
ワールドカップ地域予選の20試合で、30ゴールを決めた。南米ではブラジル(33ゴール)や
チリ(32ゴール)に次ぐ、3番目に多いゴールだ。攻撃の柱はディエゴ・フォルラン。
08~09シーズンに33試合に出場し、なんと32得点を決め、プレミアリーガー得点王や
「欧州ゴールドンシュー」を受賞した世界的なストライカーだ。
対フランス戦で沈黙していた彼は、南アフリカとの第2戦で2点を決めた。
フォルランと両輪をなしているルイス・スアレスも同様、
昨シーズン、オランダリーグで、35点を挙げた「恐るべき得点マシーン」だ。
ウルグアイは、地域予選では守備が不安だという評価もあったが、
本大会予選リーグの3試合では1点も許さないほど、しっかりした守備力をみせている。
韓国は、ウルグアイとの歴代成績は、4戦全敗だった。1990年のイタリア大会の時は、
組別リーグの最後の試合で会った。その前に2敗を喫していた韓国は、ウルグアイを相手に頑張ったものの、
後半の最後のところで、ダニエル・フォンセカに決勝ゴールを決められ、0-1で負けた。
当時、ウルグアイはこの試合の勝利で、決勝トーナメントへの出場権を獲得した。
当時のウルグアイ監督は、現在の司令塔であるオスカル・タバレスだ。
タバレスは1990年大会が終わった後、代表チームから離れたが、06年3月から、再び復帰した。
ソース 東亜日報 JUNE 24, 2010 03:03
URLリンク(japan.donga.com)