10/06/23 09:10:46
韓国が念願だった「自国開催以外でのサッカー・ワールドカップ（W杯）決勝トーナメント進出」を、
2010年南アフリカ大会で成し遂げた。1954年のスイス大会で初出場して以来、実に56年目のことだ。
韓国は23日未明（韓国時間）、B組最終戦でナイジェリアと対戦し、2－2で引き分けた。
韓国はこの結果、1勝1敗1分けのB組2位で決勝トーナメント進出を決めた。
韓国のW杯挑戦史は栄光と恥辱の歴史だった。2002年の韓日大会は除けば、前大会まで1勝11敗5分けだった。
初出場したスイス大会は2戦全敗。得点はなく、失点は16点だった。
当時、飛行機で開幕当日にようやくスイスに到着した韓国代表は、初戦でハンガリーと対戦し、0－9という衝撃的な敗北を喫した。
その後は本大会に出場できず、32年後の1986年にメキシコ大会でようやく本大会進出を果たした。
車範根（チャ・ボムグン）、崔淳鎬（チェ・スンホ）、許丁茂（ホ・ジョンム）らを擁する韓国は、アジア最強との評価で本大会に出場した。
しかし対戦運が最悪だった。
韓国はマラドーナ擁するアルゼンチン、ディフェンディングチャンピオンのイタリア、東欧の強豪ブルガリアと同じグループに属することになった。
結果は2敗1分け。主将・朴昌善（パク・チャンソン）は、アルゼンチン戦で韓国W杯史上初のゴールを決め、感激の涙を流した。
1990年のイタリア大会では、3戦全敗という恥ずかしい成績でグループリーグで敗退した。
スペイン戦で皇甫官（ファンボ・グァン）がミドルシュートを決めたのがせめてもの慰めだった。
「ドーハの奇跡」で日本を制して本大会出場を果たした1994 年の米国大会では、1敗2分けと歴代最高の成績を記録した。
特に前半に3ゴールを許し、後半に2ゴールを挙げたドイツ戦は、韓国W杯史上の名勝負といわれている。
1998年のフランス大会では、車範根監督の下、決勝トーナメント進出に挑戦。
初戦のメキシコ戦で河錫舟（ハ・ソッチュ）のフリーキックで先制し、1勝の夢が実現すると思われたが、
その後、河錫舟が後方からのタックルで一発退場となり、1－3で逆転負けした。
第2戦のオランダ戦では0－5で大敗し、グループリーグで敗退した。
2002年の韓日大会は、言うまでもなく韓国サッカー史の神話となった。
韓国は、ポルトガル、イタリア、スペインといった欧州の強豪を撃破してベスト4に進出し、W杯史上アジアチーム最高の成績を収めた。
ただし、「ホームアドバンテージ」というケチが付いた。
2006年のドイツ大会は、さまざまな意味で悔いの残る大会だった。
韓国は初戦でトーゴに2－1で勝利し、第2戦でフランスに1－1で引き分け、
海外開催大会での決勝トーナメント進出を成し遂げるかに思えたが、最終戦でスイスに0－2で敗れ、グループリーグで敗退した。
スイスの2点目の得点は、オフサイドの疑いがあったが、審判の釈然としない判定で得点が認められたのが、悔いの残るところだ。
キム・ドンヒョン記者
ソース 朝鮮日報 記事入力 : 2010/06/23 09:04:54
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