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吉田修一さんの小説を原作にした映画「悪人」(9月11日全国公開)の完成報告会見が東京都内で行われ、
出演した妻夫木聡、深津絵里、樹木希林らが出席した。
映画の舞台は九州。土木作業員の祐一(妻夫木)は、偶然出会った光代(深津)と恋に落ちる。
祐一から殺人事件の犯人だと打ち明けられた光代は、それでも一緒に逃避行に出る。
原作を読んで祐一役を志願した妻夫木は、「感無量ですね。李相日監督の鬼のような演出に耐えられたのは、
深津さんと一緒だったからかなと思ったりしています」と話し、2人のきずなを感じさせた。
司会者の「悪人だったとき」との質問に、祐一の祖母役の樹木は「私の存在そのものが悪人」と、ベテランらしく貫禄十分。
サッカーのW杯の話題になると「(ヘディングで)頭が悪くならないかなと思って、孫には『やらない方がいい』と言っています」と笑いを誘った。
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