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サッカー、Ｊリーグ１部（Ｊ１）に復帰を果たしたベガルタ仙台の集客が伸びない状況に、
サポーターも気をもんでいる。５日、ヤマザキナビスコ・カップ１次リーグの名古屋戦が
行われたユアテックスタジアム仙台（仙台市泉区）で男女１０人に意見を聞いた。
伸び悩みの原因を「今季のチケット値上げ」とする声は多い。塩釜市の会社員庄子貴之さん（４２）
は「新規客の足が遠のく理由になっているのではないか」と懸念する。
２００５年からプロ野球、東北楽天ゴールデンイーグルス、男子プロバスケットボール、
ｂｊリーグの仙台８９ＥＲＳと競合し、旧来のファンにとっても「スポーツ観戦の選択肢が広がった」（庄子さん）。
０２、０３年当時とベガルタ仙台を取り巻く状況が大きく変わる中、従来と同じ方法では、集客増は望めない。
◇ ◇ ◇
クラブも新たな対応を模索しているが、結果的に「東北楽天に比べＰＲが足りない」と
感じられているようだ。泉区の会社員佐々木誓子さん（３９）が「ベガルタの選手も、
多くの人が集まる場所でトークショーをするなど露出度を上げてほしい」と求めるのは
その表れだろう。
イベント開催を求める声は少なくない。泉区の会社員屋敷明彦さん（４４）は
「試合前にバンド演奏があれば、コンサート目当てに新たなお客さんが来る」と提案。
青葉区の主婦赤間和江さんは、将来のサポーター獲得に向け、「親子対象のイベントが
できないか」と話す。新しい観客獲得のためには、あの手この手の企画力が求められる
ということか。
◇ ◇ ◇
前回Ｊ１時代の０２、０３年時代の熱気が戻ることを望むサポーターは多い。
「せっかくＪ１に上がったので、まず満員になってほしい。１度見ればはまるはず」と
泉区の男性会社員（６１）は期待を込めて話す。
（>>2以降に続く）
ソース：河北新報（06/23）
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