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リベンジは１日で果たした。１９日の試合でブランコに決勝３ランを浴びたクルーンが、３点リードの９回に登板。
「メンタル的につらいところだったが、マウンドに上がったら自分の仕事に集中したよ」と無失点で締め、５日の日本ハム戦（東京Ｄ）以来となる１１セーブ目を挙げた。
同僚に感謝だ。この日は２死を取ってから森野に中前安打を許した。前日も２死から右翼線二塁打され、炎上の口火となった相手。
またもヒットを打たれて「自分に対して怒りを感じた」という。そのとき小笠原と阿部がスーッとマウンドに来て気持ちを静めてくれた。
「自分のイライラを察知して、２人が落ち着かせてくれた。雰囲気を変えてくれたよ」。最後は和田をカウント２―０と冷静に追い込んで、左飛に片付けた。
そんなクルーンは当然、日本びいきだ。
１４日は都内のスポーツバーで、サッカーＷ杯の日本・カメルーン戦を観戦。
今季初黒星を喫した１９日は自宅でオランダ戦を見て日本を熱烈応援した。
「大好きな日本のみんなが応援してると、自分も応援したくなるよ」と、岡田ジャパンの健闘を祈っている。
藤井、久保、クルーンとつないで逃げ切った。７、８回を３者凡退に打ち取った久保の好投も光っていた。原監督は「藤井もリリーフ陣も、いいものが出ていた。
久保は球種、制球すべてにおいて自分の投球をやり切っているね」と、投打かみ合ってのカード勝ち越しに満足そうにうなずいていた。