10/06/21 10:48:05 0
E組最強のオランダに0-1。これは決して悪い結果ではない。
デンマークに引き分ければ、グループリーグ突破は叶うわけで、その確率は30%~40%ぐらいに
上がったと、僕は思う。
だが、心の底から喜ばしい気持ちは湧いてこない。満たされた気持ちにはなれない。
試合そのものが少しも面白くなかったから。そして、その原因が日本の戦いぶりにあることが、
明白だからである。
試合のエンターテインメント性は、ゴールに向かうお互いの意欲が等しくないと高まらない。
どちらかの意識が極端に守備的だと、噛み合わせは悪くなるが、オランダに対した岡田ジャパン
のサッカーがまさにそれになる。
相撲で言えば、立ち会いの変化技。正攻法な相撲を避け、相手のエネルギーを意図的にそぐ
作戦だ。前の3人(松井、大久保、本田)以外は、後方に待機。専守防衛に徹した。
守りを固める日本の周りで、ボールをぐるぐる回すオランダ。スコアは0-0にもかかわらず、前半
のボール支配率は31%(日本)対69%(オランダ)。これこそが、噛み合わせの悪さ、エンターテインメント
性の低さを象徴するデータになる。
後半に入るとオランダは、これではいかんとリスクを冒しながらテンポアップ。すると8分に、スナイ
デルがあっさり先制点をゲットした。このまま試合が終われば、オランダの勝ち点は6。ベスト16入り
がほぼ決まる。オランダといえば攻撃サッカーの国だが、この試合では必要以上にファイトを燃や
そうとしなかった。現実路線を選択した。ほどなくすると、テンポを前半の状態に戻したのだ。言って
みれば、受けて立ってしまった。
一方、攻めなければいけないはずの日本も、相変わらず後方待機を決め込んだまま。試合は再び
噛み合わせの悪い、「戦いになっていない状態」に陥った。
岡田監督は、試合後の記者会見でこう述べた。
(続く)
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